巨人(2014年ジャイアンツ)


読売巨人軍は永遠に不滅です

2014年ジャイアンツ

セリーグクライマックスシリーズ

巨人日本S進出ならず


CSシリーズ相手勝敗場面
1戦目阪神1勝1敗阪神タイガースを東京ドームに迎えての「2014 アットホーム クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ」1回戦。先発の内海は初回に3点を失う苦しい立ち上がり。一方、打線は阪神先発の藤浪を打ちあぐね、中盤まで無得点を続けた。巨人は七回、阿部のソロホームランで1点を返すと、さらに3連打を浴びせて無死満塁までチャンスを広げたが、決定打を欠いて追加点を奪えなかった。巨人は1対4で阪神に敗れ、クライマックスシリーズは黒星スタート。対戦成績はアドバンテージを含め、巨人、阪神1勝ずつで並んだ。  初回、内海は立ち上がりを攻められる。一死二塁の場面で鳥谷にタイムリー二塁打を浴び、試合開始早々に1点を先制された。続くゴメスには2ランホームランを許し、巨人は3点ビハインドの苦しい展開となった。  その裏、打線は一死から橋本が四球を選ぶと、すかさず二盗を決めて得点圏に進む。だが、後続が凡退し、得点はあげられなかった。  三回、内海は無死一、二塁からゴメスにタイムリーヒットを許し、0対4とさらにリードを広げられる。内海はなおもヒットを浴びて無死満塁とされたが、ここから粘りを発揮。福留を内野フライ、鶴岡を併殺打に打ち取り、追加点は許さなかった。  一方、巨人打線は、藤浪攻略の端緒をつかめない。六回の攻撃を終えて、ヒットはわずか2本。三塁に進むこともできなかった。  内海は中盤以降は立ち直り、四回から六回までは無失点。粘りの投球を見せて、七回途中でマウンドを降りた。  その裏、巨人打線にようやく火がつく。先頭の阿部が右翼スタンドに飛び込むソロホームラン。主将の一発で1点を返すと、アンダーソン、村田、亀井が三連打を放って無死満塁、一打逆転のチャンスを迎えた。ここで原監督は代打・セペダを送ったが、セペダは強い打球の一塁ゴロ。これが本塁併殺打となって得点できず。続く代打・井端は一塁フライに倒れ、点差を縮めることはできなかった。  終盤、巨人のリリーフ陣は好投を見せる。七回途中からは江柄子、八回は高木京、九回は久保が無失点で切り抜け、打線の奮起を待った。  そして九回裏。阪神4番手の呉昇桓に対し、巨人は一死から村田が死球で出塁。しかし、後続の亀井、代打のロペスが倒れ、1対4で試合終了。巨人はCS初戦を落とし、アドバンテージを含め、阪神と1勝同士のタイとなった。
2戦目阪神1勝2敗対戦成績を(アドバンテージ含む)1勝1敗のタイで迎えた、阪神タイガースとの「2014 アットホーム クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ」2回戦。先発の澤村は三回、連続タイムリーを許し2点の先制を許す。さらに五回には危険球で退場となると、2番手で登板した久保は2本のタイムリーを浴び、0対5と点差を広げられてしまう。一方の打線は阪神先発・岩田を打ち崩せず、ホームが遠い展開が続く。七回、井端に2ランが飛び出し3点差に詰め寄るが、その後は継投でかわされ、2対5で敗戦。CS2連敗を喫した。  先発の澤村は順調な立ち上がり。一、二回を投げて許したのは1四球と、相手打線にチャンスを与えない。  一方、打線は阪神先発・岩田を打ちあぐね、二回まで走者を出すことができなかった。  三回、澤村が突如乱れる。岩田への四球と内野安打で一死一、二塁と、この日初めて得点圏に走者を背負う。ここで上本にタイムリーヒットを浴び、1点を先制された。なおも一死二、三塁の場面で、鳥谷にもタイムリーヒットを運ばれ、さらに1失点。後続は断ったが、阪神に2点のリードを許した。  しかしその裏、巨人打線もすかさず反撃をしかける。先頭の井端がチーム初ヒットで出塁すると、一死後、澤村の送りバントを岩田が一塁へ悪送球し、一死二、三塁とチャンスを広げる。さらに長野も四球で歩き一死満塁とするが、橋本は二塁併殺打に倒れた。四回も、二死から連打が生まれ一、三塁に走者を置くが、井端は二塁ゴロに打ち取られ、無得点に終わった。  五回、澤村は先頭打者を四球で歩かせると、続く上本に頭部死球を与え、危険球退場となる。この無死一、二塁の場面で久保が急遽マウンドに登るが、鳥谷にタイムリーを浴び1点を失う。その後一死二、三塁からマートンにも2点タイムリーを許し、0対5とリードを広げられた。  七回、巨人打線に一発が生まれる。先頭の村田がヒットで出塁すると、続く井端に左翼ポール際への2ランホームランが飛び出す。2対5と、3点差に詰め寄った。  直後の八回、巨人は4番手として青木が登板するが、2本のヒットを許し二死一、二塁のピンチを招く。巨人ベンチはここで5番手・西村をマウンドへ送る。西村は一塁走者をけん制でタッチアウト、この場面を切り抜けた。西村は九回も続投。二塁打と四球などで二死一、三塁のピンチを招くが、後続を断ち、反撃に託す。  その裏、巨人は一死から村田がこの日3本目のヒットを放つも、井端、ロペスと相次いで凡退し、試合終了。試合をひっくり返すことはできず、2対5で敗れた。巨人はCS2連敗となり、対戦成績はアドバンテージを含め1勝2敗となった。
3戦目阪神1勝3敗東京ドームで行われた阪神タイガースとの「2014 アットホーム クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ」3回戦。巨人は初回に阿部のタイムリーで先制、三回にも亀井のソロで追加点を挙げる。先発の杉内は五回まで好投を続けたが、六回にタイムリーを浴び、後をリリーフに譲った。その後同点とされると、七回に山口が2点タイムリーを許してこれが決勝点に。終盤、打線はランナーを出すも得点にはつなげられず2対4で阪神に敗戦。アドバンテージを含めた対戦成績は1勝3敗となり、阪神が日本シリーズへ王手をかけた。  先発の杉内は、初回を三者凡退に抑える完璧な立ち上がりを見せる。  その裏、巨人は先頭の長野が四球を選ぶと、亀井が送りバントを決めて得点圏にランナーを進める。二死後、阿部が中堅へタイムリーヒットを放ち1点を先制。巨人がCS初の先制点を挙げ、試合の主導権を握る。  打線は三回、二死から亀井が、右翼スタンド上段まで運ぶ特大アーチを放ち1点を追加。巨人が2対0とリードを広げる。  杉内は序盤を無安打に抑える好投を見せたが、四回にピンチを迎える。2本のヒットと死球を与え一死満塁。しかし新井良から空振り三振を奪うと、続く藤井の左中間を破るかという打球を中堅の長野がダイビングキャッチ。杉内は味方の好守に助けられ、この回も阪神の得点を許さなかった。  六回、ここまで無失点に抑えた杉内だが、ヒットと盗塁で一死二塁とされる。ここでゴメスのタイムリーで1点を失い、続く打者にもヒットを許したところで原監督は交代を決断。なおも一死一、二塁のピンチで西村を送る。だが西村もこのピンチを断ち切れず、代打・福留にタイムリー二塁打を浴び2対2と試合を振り出しに戻される。  反撃したい打線は六回裏、アンダーソン、ロペスにヒットが飛び出し二死一、二塁の好機を作ったが、後続が倒れ追加点とはならなかった。  七回は3番手の山口が登板したが、2本の長短打で一死二、三塁の逆転のピンチを背負う。この場面でゴメスに前の打席に続く2点タイムリーヒットを浴び、ついに巨人が逆転を許し2点を追う展開となる。  何とか1点を返したい巨人は八回、二死から村田が死球で出塁すると、ロペスがヒットで続き二死一、二塁。ホームランが出れば逆転のチャンスに代打・セペダを起用したが、強い打球は左翼手正面へ。得点につなげることができなかった。  九回裏、巨人は阪神の5番手・呉昇桓に3人で打ち取られ2対4で試合終了。阪神との対戦成績は1勝3敗となり、阪神が日本シリーズへ王手をかけた。
4戦目阪神1勝4敗野球観戦。東京ドームで行われた阪神タイガースとの「2014 アットホーム クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ」4回戦。1勝3敗と後がない巨人は先発を小山に託すが、初回に2本のアーチ、二回にも一発を浴び6点を失ったところで降板してしまう。その後は継投で阪神打線を抑えるが、七回に久保がつかまり2点を追加されてしまう。打線は二回に亀井のソロホームラン、三回に村田の犠牲フライで2点を返すと、九回には代打・セペダと坂本の2者連続ホームランで4点差に詰め寄る。しかし後続が倒れ、逆転にはいたらず。4対8で敗れてCS敗退が決定、巨人の今シーズンが終了した。  先発の小山は初回、2本のヒットで二死一、二塁のピンチを背負うと、5番・マートンに左中間への3ランホームランを打たれ先制を許してしまう。さらに続く福留にもソロホームランを浴び、巨人は序盤から4点を追う苦しい展開となった。  4点を追う打線は初回、先頭・坂本の四球とアンダーソンのヒットで二死一、三塁とするが、後続が倒れ得点はならなかった。  小山は二回、四球と送りバントで一死二塁とすると、西岡に右翼スタンドに飛び込む2ランホームランを浴びてしまう。小山は3本のアーチを浴び6点を失ったところで降板。2番手としてマウンドに上がった笠原が二死を取り、この回を切り抜けた。  打線が反撃に出たのは直後の二回、先頭の亀井が2夜連続となるソロホームランを右翼に放ち1点を返す。その後、長野の二塁打と代打・矢野のヒットで一死一、三塁のチャンスを作るが、坂本が併殺に倒れ追加点はならなかった。  続く三回、先頭の井端、アンダーソンが連打で出塁すると、阿部の内野ゴロの間に進塁し一死二、三塁にチャンスを広げる。そして村田が右翼に犠牲フライを放ち1点を追加した。  二回以降から継投に入った巨人は三回に3番手として高木京が登板。高木京は三、四回をともに三者凡退に抑え阪神打線に追加点を許さない。  五回から登板した4番手・江柄子は打たせて取る投球で五、六回を無失点で切り抜ける。    四回は先頭の長野と代打・大田が連打でつくったチャンスを生かせず。五回は村田がヒットを放つも後続が倒れ無得点。三回以降、阪神先発・能見から追加点を奪うことができない。  六回一死、大田が2番手・安藤から二塁打を放つも、後続から後一本が出ず4点差のまま終盤戦に突入する。  七回、この回から登板した久保が阪神打線につかまる。2本のヒットと四球で一死満塁のピンチを背負うと4番・ゴメスに2点タイムリーヒットを打たれ2対8とされてしまう。  八回には6番手の西村が2本のヒットと四球で二死満塁としてしまうが、後続を打ち取り無失点で切り抜けた。  再び6点差を追う終盤の打線は七、八回ともにヒットで走者を出せず。点差を詰められないまま九回を迎える。  九回はマシソンが登板。マシソンは阪神クリーンアップを三者凡退に抑え、2対8のまま裏の攻撃につなげる。  逆転勝利を狙う打線は九回裏、先頭の代打・セペダが右中間にソロホームランを放つと、続く坂本も左翼にソロホームランを放ち4点差に詰め寄る。しかしその後、一死からアンダーソンがヒットで出塁するが、後続が倒れ試合終了。  阪神に4連敗を喫した巨人は1勝4敗でCSファイナル敗退、3年連続の日本シリーズ進出とはならなかった。

巨人リーグ優勝おめでとうございます


144試合82勝利61敗1引き分け.573 優勝
最優秀防御率:菅野智之2.33��
月日相手勝敗場面
10.6広島○今季のレギュラーシーズン最終戦となった、広島東洋カープとの24回戦。巨人先発の宮國は7回を5安打1失点に抑える好投を見せ、先発としての役割を十分に果たす。すると打線も八回、それまでボークによる1点のみに抑えこまれていた広島のエース前田からアンダーソンが右中間に2点タイムリー二塁打を放って勝ち越しに成功する。九回にも1点を加えて逃げ切り、4対1で巨人が勝利。今季最終戦を白星で飾り、CSにむけて弾みをつけた。先発の宮國は今季初勝利。  広島の先発投手は前田。打線は初回、二回いずれも2本のヒットで得点圏に走者を進めたが、いずれも前田からあと1本が出ず、先制点が奪えなかった。  巨人先発の宮國は初回を三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せる。しかし、二回に2本のヒットと死球で一死満塁のピンチを招くと会沢にきっちり犠牲フライを打たれて先制を許してしまった。  続く三回にも菊池のヒットと四球で一死一、二塁とされるがここは後続を抑えて無失点で切り抜けた。  反撃したい打線は四回、先頭の阿部のヒットなどで二死二塁のチャンスを作るが、またも前田から1本が出ず得点することができなかった。  宮國は三回以降、ランナーを出しながらも粘りの投球を見せ、五回まで追加点を許さない。  この投球に打線が応える。六回、一死から坂本のヒットと盗塁などで二死ながら三塁に走者を置く。この場面で相手投手の前田がまさかのボーク。思わぬ形で巨人が同点に追いついた。  援護を受けた宮國は七回まで投げきり、5安打1失点の好投。エースとの投げあいで堂々のピッチングを見せた。  宮國に勝ち星をつけたい打線は八回、二死から坂本がこの試合3本目となる右翼前ヒットで出塁する。さらに続く阿部がストレートの四球を選び一、二塁とチャンスを広げる。ここでアンダーソンが初球を叩き、右中間を真っ二つに破る2点タイムリー二塁打を放った。巨人は3対1と勝ち越しに成功し、この試合初めてリードを奪った。  このまま逃げ切りたい巨人は八回のマウンドに高木京を送る。高木京はクリーンアップを三人で抑える完璧なリリーフを見せた。  直後の九回、巨人は先頭の村田が安打で出塁し、小林が送って一死二塁のチャンスを迎える。ここでロペスが中堅の頭を越えるタイムリー二塁打を放ってダメ押しの追加点をあげた。  最終回は西村がマウンドへ。こちらも三人でしっかり締めて試合終了。今季の広島との対戦成績を13勝10敗1分とした巨人は82勝61敗1分でレギュラーシーズンを終えた。
10.4DeNA○東京ドームでのレギュラーシーズン最終戦となった、横浜DeNAベイスターズとの24回戦。巨人先発の小山はDeNA打線を5回まで2安打に抑える好投を見せる。しかし打線もDeNA先発・高崎を打ちあぐね、得点を奪えない展開が続く。試合が動いたのは六回。巨人が大田のタイムリー二塁打と村田の3ランホームランで4点の先制に成功する。このリードを2番手・澤村が守り抜き、4対0で巨人が勝利、本拠地最終戦を白星で飾った。  初回、小山は先頭の関根にヒットを許す。その後内野ゴロで二塁まで進まれるが、後続を打ち取り先制点は与えなかった。  巨人打線が最初の見せ場を作ったのは二回。先頭のアンダーソンがヒットで出塁すると、内野ゴロと外野フライでそれぞれ進塁し二死三塁の場面を迎える。さらにロペスが四球で歩き二死一、三塁とするが、小山は空振り三振に倒れ得点とはならなかった。  初回こそ得点圏に走者を背負った小山だったが、二回から五回までの4イニングはヒット1本に抑える好投で試合をつくっていく。  三、四回と走者を出せなかった巨人打線は五回、先頭の村田がヒットで出塁。しかし後が続かず、この回も無得点に終わる。  巨人ベンチは六回から2番手として澤村を投入。澤村は2三振を奪うなど、相手打線を三者凡退に抑えた。  その裏、ついに巨人打線がつながる。先頭の橋本がヒットを放つと、その後阿部にもヒットが生まれ、一死一、二塁。アンダーソンは三振に倒れたが、続く大田が左中間へタイムリー二塁打を運び、巨人が1点を先制した。さらに、続く村田は右中間に3ランホームランを放つ。巨人はこの回一気に4点を奪った。  八回、巨人は二死から小林が左中間への二塁打を放つ。さらに2つの四球で二死満塁とチャンスを迎えたが、代打・矢野は空振り三振に倒れ、追加点とはならなかった。  七、八回を完璧に抑えた澤村は、九回のマウンドにも上がる。二死からヒットを浴びるが、その後の反撃は許すことなく試合終了。巨人は4対0で快勝し、DeNAとの今季の対戦を11勝13敗で終えた。
10.3DeNA●横浜DeNAベイスターズとの23回戦。巨人は三回に坂本の犠牲フライで先制に成功。さらに五回にアンダーソンのソロ、ロペスのタイムリー二塁打で2点の追加点を挙げ、DeNAを突き放す。しかし六回、巨人先発・内海が突如崩れる。下園にタイムリーヒットを浴び、1点を失うと、続く筒香に逆転3ランホームランを許し、3対4に。反撃したい打線はDeNAのリリーフ陣から走者は出すものの、あと一本が出ない。逆に九回に追加点を許し、3対6で敗戦した。東京ドームでの最終カードとなるこの日、試合後にリーグ優勝表彰式が行われた。集まったファンの前で原監督は「一人一人が苦しみの中から優勝を勝ち取った」と報告、優勝トロフィーを受け取った。その後、リーグ優勝ペナントを持ち、監督・コーチ・選手全員が場内を一周した
10.2ヤクルト○神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの今季最終戦となる24回戦。初回、巨人は坂本の3ランホームランで幸先良く先制する。13勝目を狙った先発の菅野だが、二回に腰に違和感を感じ緊急降板。不測の事態にもリリーフ陣が奮闘すると、六回に橋本の3ラン、七回には井端の2点タイムリーなどで打線が計9得点を奪い、試合を決定付ける。6人の投手リレーで1失点に抑えた巨人が、9対1でヤクルトに圧勝。2イニングをパーフェクトに抑えた笠原が2勝目を挙げた。  巨人打線はヤクルト先発・八木の立ち上がりを攻め立てる。先頭の片岡が左翼線への二塁打で出塁、続く亀井は四球を選び無死一、二塁とする。このチャンスで坂本は初球を左翼スタンドに叩き込み、3ランホームランで巨人は先制に成功する。  3点の援護をもらった菅野は、ランナーを背負いながらも2イニングを無失点に抑えるピッチング。しかし腰に違和感を感じ、二回終了後、無念の緊急降板となった。  三回からは菅野に替わりリリーフ陣が登板。三回は2番手の高木京は三者凡退に抑える好投、四回、五回は笠原も三者凡退に仕留め反撃を許さない。  追加点が欲しい打線は六回、阿部、井端が四球を選び一死一、二塁の好機を作る。代走の二塁走者・鈴木尚が三盗を失敗し、流れを断ち切られたかに見えたが、ロペスが左翼へ二塁打を放ち、二死ながら二、三塁のチャンスを作る。この場面で橋本に第4号3ランホームランが飛び出し、6対0とリードを広げる。  その裏、4番手の福田は二死二塁から畠山にタイムリーヒットを許し、1点を返される。  七回も打線は攻撃の手を緩めない。無死から坂本のヒット、鈴木尚の四球で無死一、二塁。続く松本哲は三塁線に絶妙なバントヒットを決めると、三塁手の悪送球を誘い、その間に7点目。なおも無死二、三塁のチャンスから井端は2点タイムリーヒットを放ち、9対1とダメ押しの追加点を挙げた。  九回裏、八回途中からマウンドに上がった阿南は、ヒット1本を許したが相手の反撃を許さず9対1で試合終了。15安打、9得点で大勝した巨人は、今季80勝目。ヤクルト戦の成績も13勝11敗と勝ち越した。
10.1ヤクルト●神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの23回戦。先発の今村は四回、ヒット3本を集中されて1点を先制されたが、テンポの良い投球で5回をこの1失点のみに抑えた。打線は五回、井端のソロホームランで同点としたが、それ以外はなかなか好機を作ることができない。六回、リリーフの田原誠が犠牲フライで1点を失うと、その後は最後まで点差を埋めることができず、巨人は1対2で敗れた
9.28DeNA●横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズとの22回戦。三回に橋本のタイムリーヒットで巨人が1点を先制するも、その後は打線がつながらず追加点が入らない。先発の澤村は好投するも、五回、内野ゴロの間にDeNAに同点に追いつかれると、六回にはソロホームランを許し1対2と逆転されてしまう。八回にも1点を失い、2点ビハインドで迎えた九回、アンダーソンが2ランホームランを放ち同点に追いついた。延長突入後はリリーフ陣が再三のピンチを招くも粘りを見せる。しかし最後は延長十一回に青木がタイムリーヒットを許し、3対4でサヨナラ負けを喫した
9.27DeNA●4番・大田のタイムリーで詰め寄るも、DeNAに敗戦。優勝から一夜明けて迎えた、横浜DeNAベイスターズとの21回戦。初回に1点を先制された巨人は直後の二回、ロペスの2ランで逆転に成功する。しかし先発の小山は二、三回と立て続けに失点し、2対4と勝ち越しを許してしまう。さらに後を受けたリリーフ陣も相次いで失点する一方で、打線は中盤以降チャンスが遠い展開が続く。八回、2本のタイムリーで3点を奪い5対7と詰め寄るが、反撃もここまで。5対7でDeNAに敗れた
9.26DeNA○横浜スタジアムに野球観戦。マジック2で迎えた横浜DeNAベイスターズとの20回戦。巨人は四回、亀井のタイムリーヒットなどで3点を先制することに成功する。直後に1点を返されるも、六回にアンダーソンの2ラン、村田のソロでDeNAを突き放した。巨人先発・内海はピンチを背負いながらも、大量点は許さない粘りの投球。八回途中3失点でリリーフにバトンを渡す。巨人は西村、山口、最後はマシソンと繋ぎ、6対3で試合終了。2位広島が敗れたため、巨人が3年連続36度目のリーグ優勝を決めた。  DeNA先発は井納。  初回、内海は先頭打者を失策で出塁を許してしまう。続く打者に送りバントを決められ、いきなり得点圏に走者を許すが、グリエルの遊撃への鋭い打球を坂本が好守。続く後藤を歩かせ、二死一、二塁とされるも、筒香を三振に斬って取り、ピンチを脱した。    打線は二回、一死からアンダーソンが中堅へチーム初ヒットを記録。しかし、亀井が併殺打に倒れ、チャンスを広げることはできなかった。  内海は初回のピンチを乗り切り、波に乗った。二回、三回とDeNA打線を三者凡退に抑え、打線の援護を待つ。  四回、打線が井納を捉える。先頭の橋本が四球で出塁すると、井納の暴投と送りバントで一死三塁と先制のチャンスを迎える。二死後、アンダーソンが四球を選ぶと、続く亀井が右翼へとはじき返し、先制の走者をホームへ迎え入れる。さらに死球で一死満塁とすると、片岡が井納の直球をセンター前へ運び、アンダーソンと亀井の二者が生還。巨人が3点を先制した。  その裏、内海は先頭のグリエルに二塁打を打たれる。後藤を右翼フライに打ち取るも、筒香にタイムリーヒットを許し、1点を返される。続くバルディリスを歩かし、一死一、二塁とされるが、井手を併殺打に打ち取り、最少失点に抑えた。  六回、打線が再び火を噴く。先頭の阿部がヒットを放つと、続くアンダーソンが低めの球を完璧に捉えた。右翼への2ランホームランとなり、巨人は貴重な追加点を挙げた。続く亀井の打席で井納に代わってソトがマウンドに上がると、村田が左中間スタンドへソロホームランを叩き込み、さらに1点を追加した。  八回、内海は一死からグリエルに三塁線を破られ、一死二塁とされる。二死後、筒香に左中間へのタイムリー二塁打を打たれたところで、原監督は西村への交代を決断。内海は八回途中138球の力投を見せた。西村はバルディリスを遊撃ゴロに打ち取り、DeNA打線の反撃を断ち切った。  九回は、山口がマウンドへ。山口が石川を二塁ゴロ、梶谷を右翼フライに打ち取ったところで、原監督が立ち上がる。最後のマウンドにはマシソン。マシソンは下園にヒットを許したものの、最後は桑原を空振り三振に仕留め、試合終了。直前に2位・広島が敗れたため、巨人のリーグ優勝が決定。原監督が昨年と同じ8度、宙に舞った。また、これでDeNAとの対戦成績を10勝10敗のタイとし、セリーグ全チーム勝ち越しを視野に入れた。 『巨人が終盤に三つ巴の混戦を抜け出し、3年連続のリーグ優勝を果たした。投打とも盤石とは言い難い戦力ながら、巧みに勝ちを拾った原采配をデータで振り返る。  ★2度目の3連覇 巨人が3年連続セ・リーグ36度目、1リーグ時代から通算45度目の優勝を決めた。原監督は3年連続7度目の優勝。巨人では川上監督11度、水原監督8度に次ぎ藤本監督と並ぶ回数で歴代でも三原監督の6度を抜き単独7位に浮上した。また、原監督は07〜09年も3連覇を経験。2度の3連覇以上を達成した監督は水原(3、4連覇)、鶴岡(3連覇2度)、森(3、5連覇)に次いで4人目だ。  今季は6月8日に単独首位に立ってから一度もその座を譲らず。途中、勝敗次第で首位陥落のピンチが5度あったが全て勝利。8月末に2位広島と1ゲーム差だったが、9月に16勝6敗と一気にスパートし突き放した。12年5月からは21カ月連続で勝率5割以上を継続中。大崩れしない戦いぶりで底力を見せつけた。  ★総力野球 12年に3人、13年に4人いた打率10傑入りの打者はここまで0。そのためチーム打率は.256で6位。リーグ最低打率で優勝だと61年巨人、82年西武、87年西武、11年中日に次いで5度目の貧打記録になる。それでも得点圏打率はリーグ1位の.291。個人ランクでは3位長野.358、5位片岡.342、9位坂本.319と3人が10傑入り。チャンスに強い打撃は今季も健在だった。  活性化のため、原監督は打順の入れ替えを頻繁に行った。最近3年間の先発打順別試合数では、今季最も多く同じ打順で先発したのは2番・片岡の73試合。12年は70試合以上が4人、13年も3人いたのに比べ、流動的に選手を起用した。3連覇中のチーム打率を規定打席以上と以下の打者に分けると12年.300―.221、13年.291―.231、14年.265―.247。年を追うごとに格差が縮小。選手層の底上げが、自在なオーダー構成を可能にしたともいえる。  ★チーム防御率1位も 今季巨人のチーム防御率は3.62でリーグ1位。06年から続いているチーム防御率Aクラスは9年連続に伸びそうだ。先発は昨年新人で13勝の菅野が12勝を挙げ、防御率も2.36で1位と健闘。10勝の杉内はチームで唯一ローテーションを守り、得点圏での被打率が.184でリーグ2位。同じく菅野が.203で3位とピンチで踏ん張った。巨人の左腕と右腕が得点圏被打率リーグ3位以内に2人は76年に加藤が.201で2位、新浦が.227で3位となって以来38年ぶりだ。  半面、救援投手の防御率は2年連続リーグ1位から4位の4.08にダウン。そのため巨人のセーブは12年48S、13年48Sから今季は40Sに減少。ホールドも12年106H、13年108Hから今季は92Hと減らした。ただし救援投手の防御率は7月の5.40から8月3.70、9月2.67と上り調子。クライマックスシリーズに向け整備されつつある。』
9.25中日●優勝へのマジック「2」で迎えた中日ドラゴンズとの24回戦。巨人は初回、坂本のタイムリーヒットと亀井の犠牲フライで2点を先制する。しかし先発のセドンは制球が安定せず、平田に3ランホームランを浴びるなどし三回途中4失点で降板。中日に逆転を許してしまう。2対5で迎えた八回、大田の2点タイムリー二塁打で1点差まで詰め寄ったが反撃もここまで。4対5で中日に敗れた。2位・広島が勝利したため、巨人の優勝へのマジックは「2」のままで足踏みとなった
9.24中日○ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの23回戦。先発の菅野は初回こそピンチを招くも、その後は無失点の好投を続ける。打線は中日先発・大野に苦戦を強いられたが、五回に相手のミスで得点、さらに菅野がスクイズを決めて2点を先制する。七回に山口が無死満塁のピンチを背負ったが、最少失点で切り抜けると、八回に途中出場のロペスのタイムリーで貴重な追加点を挙げる。その後はリリーフ陣が相手の反撃を許さず、4対1で試合終了。試合後、2位・広島が敗れたため優勝へのマジックは2となった。  菅野は立ち上がりを攻められる。一死から四球でランナーを出すと、大島にヒットを許し一死一、三塁。先制のピンチを招いたが、続く森野を併殺打に打ち取り得点を与えなかった。  巨人打線は中日先発・大野に苦戦。初回から四回までヒット1本、二塁すら踏めずに得点の好機を作ることができない。  一方、菅野は二回以降は立ち直り、ランナーを出しながらも要所で併殺を奪って四回まで無得点の投球を続ける。  菅野を援護したい打線は五回、無死から村田、亀井に連打が飛び出し無死一、三塁とする。この好機で好調の大田は空振り三振に倒れたが、亀井が二盗に成功すると送球を二塁手がエラー。ボールが転々とする間に三塁走者の村田が生還し、巨人は思わぬ形で先制に成功した。小林が四球で再び一死一、三塁のチャンスを作ると、菅野が絶妙なスクイズを決めて1点を追加。巨人は機動力を生かし、2点のリードを得て試合を進めていく。  菅野は6イニング無失点の好投でマウンドを降り、七回は山口がマウンドへ。山口は連打と四球で無死満塁の逆転のピンチを背負う。続く高橋周から空振り三振を奪ったが、続く代打・ルナの打席で暴投。自らのミスで1点を失った。その後、ルナを右翼フライに打ち取ると、三塁走者はタッチアップで本塁を狙う。しかし、ライト・橋本が好返球を見せ、帰塁しようとした三塁走者が戻れずタッチアウト。山口は無死満塁の大ピンチを最少失点で切り抜けた。  八回、巨人は橋本、片岡の連打で一死一、二塁の好機を作る。打線はつながり二死二、三塁までチャンスを広げると、途中出場のロペスが左翼へのタイムリーヒットで1点を追加。さらに左翼手がボールを後逸する間に二塁走者・片岡も本塁を踏み、終盤に2点の貴重な追加点を挙げて4対1とした。  九回裏、4番手のマシソンが登板。危なげなく三者凡退に抑える好投で、4対1で逃げ切り試合終了。坂本は1000試合出場、山口は500試合登板を達成。優勝へのマジックは2となった
9.23中日○中日ドラゴンズとの22回戦。巨人は四回、二死から中日に先制点を奪われる。打線の反撃は五回、大田のタイムリー二塁打、長野の2点タイムリーヒットで逆転に成功すると、七回に打線が大爆発。大田の2点本塁打を含む打者16人、6安打で計10得点を挙げる。さらに八回には村田、アンダーソンの連続本塁打が飛び出し、今季最多タイの15得点を記録。六回以降はリリーフ陣が無失点に抑え、巨人が15対1で勝利した。優勝へのマジックナンバーは4となった。杉内は3年連続二桁勝利となる10勝目。  中日先発は山本昌。  打線は初回、山本昌を攻め立てる。先頭の長野が四球で出塁すると、片岡がヒットで繋ぐ。続く坂本が送りバントを決め、一死二、三塁と先制のチャンスを迎える。しかし阿部が内野ゴロに倒れると、村田の打席で一塁走者・阿部が二盗失敗。先制点を奪うことはできなかった。  一方の巨人先発・杉内は安定した立ち上がりを見せる。大島、荒木、藤井と並ぶ中日打線を三者凡退に斬って取った。  三回、先頭の大田が右翼へのヒットを放つ。杉内がきっちりと送りバントを決め、得点圏に走者を進める。しかし、長野、片岡が倒れ、またも先制とはいかない。  その裏、杉内は二死から大島にヒットで出塁を許す。次の荒木の打席で大島に二盗を決められると、荒木に中堅へ運ばれ、欲しかった先制点を逆に奪われてしまう。  巨人打線の反撃は五回。アンダーソンが振り逃げで出塁を果たすと、亀井が右翼へはじき返し、無死一、三塁のチャンスを作る。ここで大田が左翼線へタイムリー二塁打を放ち、まずは同点に。杉内は三振に倒れたものの、長野の左翼への2点タイムリーヒットで巨人が勝ち越しに成功する。  逆転してもらった杉内。しかし代打・福田、荒木にヒットを許し、二死一、二塁のピンチ。さらに自らのけん制悪送球で走者をそれぞれ進め、藤井には四球を与え、二死満塁とさらにピンチを広げてしまう。森野にフルカウントまで粘られるが、最後は左翼フライに打ち取り、このピンチを脱した。  すると巨人打線が七回に猛攻を見せる。先頭の亀井が四球を選ぶと、続く大田の打球はバックスクリーン左に飛び込む2ランホームランに。続いて2者連続で四球を選び、走者をためると、片岡のタイムリーヒットで1点を追加する。さらに四球と失策で無死満塁とすると、村田の犠牲フライ、アンダーソンの2点タイムリー二塁打で10点目を奪う。その後、小林、再び片岡にタイムリーヒットが飛び出し、巨人はこの回10点と大量リードを奪う。  七回からは青木がマウンドへ。一死から連打を許すも、後続を打ち取り、大量得点後の難しいイニングを無失点に抑える。  巨人は攻撃の手を緩めない。この回からマウンドへ上ったルーキー鈴木翔から村田が左翼スタンドへ21試合ぶりの一発を放つ。アンダーソンも続く。右翼スタンドへ叩き込み、さらに2点を積み重ねた。  八回は江柄子、九回は高木京がマウンドへ。中日に反撃を許さず試合終了。15対1で巨人が大勝。優勝へのマジックナンバーは一つ減って、4となった
9.21ヤクルト●東京ドームで行われた東京ヤクルトスワローズとの22回戦。阿部の通算300本目となる二塁打で巨人が先制すると、アンダーソンのタイムリーヒットと亀井のホームランで追加点を挙げ、序盤に3点のリードを奪った。しかし先発の澤村が四回に連打を浴びて同点に追いつかれてしまう。巨人は五回に坂本の2ランホームランで勝ち越しに成功するも、九回にマシソンが打たれて再び同点に。5対5で迎えた延長十回、ヤクルトに勝ち越しを許すも直後に巨人は大田のタイムリーで同点に追いつき6対6と譲らない。しかし最後は延長十一回に江柄子がホームランを浴び、6対7で敗れた。この結果、この日、広島が勝ったため、巨人の優勝マジックは「5」のままとなった
9.20ヤクルト○野球観戦にドームに行く。東京ドームで行われた東京ヤクルトスワローズとの21回戦。巨人は初回、アンダーソンの3ランで先制し、早々と試合の主導権を握った。先発の小山はストレートで押す投球でヤクルト打線を圧倒し、中盤まで得点を許さない。六回、二死から連打を浴びて1点を失ったものの、小山は8回を投げ切り、最少失点に抑えた。打線は八回、阿部がソロホームランを放って待望の追加点を挙げる。九回、リリーフ陣がヤクルト打線の反撃を受けながらもリードを守り抜き、巨人が4対2で勝利。連勝を「4」に伸ばした。優勝マジックは「5」となった。試合後、DeNAが敗れ、巨人のクライマックスシリーズ出場が確定した。  ヤクルト先発は石山。  初回、巨人打線が鮮やかな攻撃を見せる。先頭の長野、橋本が連続ヒットで出塁すると、3番の坂本が送りバントを決めて一死二、三塁のチャンス。ここで阿部は空振り三振に倒れたが、続くアンダーソンが右翼に3ランホームランを叩き込み、巨人が一気に3点のリードを奪った。  早々に援護をもらった先発の小山は、四回まで一人の走者も許さない完璧な投球を見せる。  一方、打線は二回以降は石山を打ちあぐね、追加点を奪えない。四回、二死から亀井が二塁打を放ち、片岡も四球で歩いて二死一、二塁とするが、後続が倒れ、得点はできなかった。  小山は五回、先頭のバレンティンに内野安打を許すと、続く雄平にもヒットを浴びて無死一、三塁のピンチを背負う。続く畠山には右方向に痛烈な打球を打たれたが、一塁手のアンダーソンがキャッチしてすかさず塁を踏み、飛び出した走者の雄平もアウトにして二死を奪った。その後、飯原に四球を与えたが、中村を打ち取り、このピンチを無失点で切り抜けた。  その裏、巨人は二死から坂本がヒットで出塁。さらに二盗を決めて得点圏に進むが、続く阿部は一塁ゴロに倒れた。  直後の六回、小山は二死から森岡に二塁打を浴びる。続く川端には中堅にタイムリーヒットを運ばれ、1点を失った。  小山は八回にもヒットと盗塁で二死二塁のピンチを背負うが、ここは森岡を左翼フライに仕留め、得点は許さなかった。小山は8回を投げ切って1失点。先発の役割を果たして、マウンドをリリーフ陣に託した。  八回、打線がようやく追加点を挙げる。ヤクルト4番手の中澤から、阿部が左翼ポール際にソロホームラン。巨人が終盤で4対1とリードを広げた。  九回、巨人は2番手・山口をマウンドに送る。しかし先頭の川端にヒットを打たれたところで、原監督はマシソンを起用した。マシソンは暴投などもあって一死三塁のピンチを迎え、内野ゴロの間に1点を失った。マシソンは後続にも2本のヒットを許すなどして、二死二、三塁と一打同点の場面を招いたが、最後は中村をキャッチャーファウルフライに打ち取り、試合終了。  巨人は4対2でヤクルトを下して4連勝。優勝マジックを「5」とした。試合後、巨人のクライマックスシリーズ出場が確定した
9.19ヤクルト○ヤクルトスワローズとの20回戦。序盤は両チームとも決め手を欠き、得点を奪うことができない。先制は巨人。四回、加藤のタイムリーヒット、内海のスクイズが決まり、2点を奪う。さらに五回には阿部の特大2ランホームランが飛び出し、巨人が試合を優位に進める。巨人先発・内海は六回に1点を失うも、粘り強い投球を見せ八回途中2失点で6勝目。打線は六回、七回にも得点を挙げ、6対3で勝利。2位の広島が敗れたため、マジックは6に減った。  ヤクルト先発は石川。  巨人の先発は内海。初回、二回と先頭打者に出塁を許してしまう。しかし、いずれも次の打者を併殺打に仕留め、無難な立ち上がりを見せる。  一方の打線も、二回、三回と得点圏に走者を進めるも、いずれもあと一本が出ない。試合は両先発が踏ん張り、無得点のまま前半を終える。  四回、内海は先頭の山田にヒットで出塁を許す。送りバントで二塁に進まれ、この試合初めて得点圏に走者を背負う。しかし、内海はここから飯原、雄平を打ち取り、先制を許さなかった。  その裏、巨人打線が待望の先制点を奪う。先頭の村田が左翼へヒットを放つと、亀井が右翼への二塁打で続き、無死二、三塁のチャンスを作る。ここで加藤が今季初のタイムリーとなるレフト前ヒット放ち、巨人がほしかった先制点を奪った。さらに続く内海が一塁へスクイズを成功させ、片岡が生還。2点目を奪った。  さらに五回、先頭の坂本が苦手な石川から左翼線へ二塁打を放つ。すると阿部が特大の2ランホームランを右翼スタンドへ叩き込み、巨人はさらに2点を追加した。  六回、内海は先頭打者にヒットで出塁を許す。内野ゴロの間に二塁に進まれると、飯原にタイムリーヒットを打たれ、1点を失う。しかし、次のバレンティンを遊撃ゴロに抑え、さらなる追加点は許さなかった。  七回、一死から片岡がヤクルト3番手・山本哲から三塁打を放つ。さらに四球と失策で二死満塁とすると、代打のアンダーソンの左翼へのタイムリーヒットが飛び出し、貴重な追加点を奪った。  八回、内海が突如崩れる。一死からこの試合初めての連打を浴びる。さらに川端に四球を与え、一死満塁に。内海は飯原に犠飛を許し、1点を失ったところで交代。西村が2番手としてマウンドへ上った。西村はバレンティンを抑え、窮地を脱した。  最終回、西村が続投。しかし西村は一死から畠山に左中間への一発を浴びる。さらに中村を歩かせ、代打・ユウイチにヒットを許したところで、原監督は西村の交代を決断。守護神・マシソンがマウンドへ。マシソンは続く二者を凡打に抑え、試合終了。6対3で巨人が勝利。2位広島が敗れたため、優勝へのマジックナンバーは2つ減り6となった。
9.17広島○マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの23回戦。巨人先発の澤村は、初回に3連続タイムリーを浴びるなどして4点を失う。しかし直後の二回、巨人も2本のタイムリーなどで4点を奪い、試合は振り出しに。その後も広島がリードし巨人が追い付く展開となるが、巨人は6対7と1点を追う八回、代打・大田が逆転2ランを放つ。この試合初めてリードを奪いさらに加点、継投で守り切って、9対7で広島に勝利した。巨人は今季の広島戦の勝ち越しを決め、優勝へのマジックを一桁台の「8」に減らした。  初回、先発の澤村は立ち上がりを攻められる。一死から二つの四球とバッテリーエラーで一死一、三塁のピンチ。ここからエルドレッド、松山、ロサリオに3連続タイムリーを浴び、3点を奪われる。さらに、二死一、三塁から石原にもタイムリーを浴び、4点を失い、この回でマウンドを降りた。  しかし直後の二回、巨人打線が反撃を開始する。一死から村田が二塁打で出塁すると、続く亀井、片岡が四球を選び一死満塁のチャンス。続く小林は右中間に2点タイムリー二塁打を放ち、巨人が2点差とする。さらに暴投で、3対4と1点差に迫り、なお一死三塁で代打のアンダーソンが中堅にタイムリーヒット、試合を振り出しに戻した。  その裏、巨人は高木京が2番手で登板する。二死から連打を浴び一、二塁に走者を背負うが、続く松山の打球が一塁走者に当たって守備妨害となり、この回は無失点。しかし三回、一死から田中に右中間へのソロホームランを打たれ、4対5と1点を勝ち越されてしまった。  1点を追い掛ける巨人は六回、二死から亀井が四球で出塁し、代打・矢野が左中間にタイムリー二塁打を放ち、5対5の同点に追い付いた。  しかしその裏、3番手で登板した久保がピンチを招く。先頭の石原に二塁打を浴びると、続く代打・天谷にもヒットを打たれ無死一、三塁。ここで木村の内野ゴロが二塁手の野選となり、また1点の勝ち越しを許す。  直後の七回、巨人は二死から橋本、坂本に連打が生まれ二死一、三塁の好機を迎える。すると阿部は右翼にタイムリーヒットを放ち、巨人が6対6、この試合三度目の同点劇となった。  だが、その裏、続投の久保が、先頭の松山に右翼にソロホームランを浴び6対7、またしても広島にリードを許してしまう。  粘る巨人打線は八回、広島3番手・中田を攻める。先頭の亀井がヒットで出ると、代打・大田が2ランホームランをレフトスタンドへ。8対7と、ついに巨人が逆転に成功、この試合初めてリードを奪う。さらに小林のヒットと長野の二塁打などで一死二、三塁としたところで、中田が暴投。9対7と、リードを2点に広げる。  巨人は八回に山口、九回にマシソンを投入。両投手とも攻撃を3人で終え、試合終了。巨人が9対7で勝利し、今季ペナントレースでの広島戦の勝ち越しを決め、優勝へのマジックナンバーを8とした。
9.16広島○マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの22回戦。巨人先発の菅野は初回に1点を先制されたが、二回以降は相手に付け入る隙を与えない見事な投球を見せた。打線は広島先発・野村の前に沈黙を続けたが、六回、坂本のタイムリー二塁打で同点とし、さらに村田が2点タイムリーを放って一気に勝ち越し。終盤も長野のソロなどで小刻みに加点し、リードを広げた。菅野は八回途中で降板。後を受けたリリーフ陣が無失点でつなぎ、巨人が7対1の大差で2位・広島を下した。優勝へのマジックは「10」となった。  菅野は立ち上がりを攻められる。初回、先頭の木村にヒットを許すと、送りバントを決められ一死二塁。その後、二死まで追い込んだが、ロサリオにタイムリーヒットを浴び、巨人は昨日に続いて先制点を奪われた。  打線は広島・野村に苦戦。二回まではノーヒット、三回には菅野がチーム初ヒットを放つも、後続が併殺打に倒れ、チャンスを作れない。四回は2つの四球で二死一、三塁の好機を作ったが、村田が中堅フライに倒れ、無得点に終わった。  一方、菅野は二回以降は立ち直り、三回から六回まで一人の走者も許さない見事な投球を見せる。  打線は五回まで無得点を続けたが、六回、再び好機を迎える。無死から長野が右翼フェンス直撃の二塁打で出塁し、続く橋本の中堅フライの間に三塁へ進む。ここで坂本が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、巨人は1対1の同点に追いついた。なおも一死二塁の場面で広島は2番手・戸田を起用。打線は食い下がり、二死二、三塁までチャンスを広げると、村田に2点タイムリーヒットが飛び出し、巨人が3対1と勝ち越しに成功した。  続く七回には、広島3番手の中田から長野が右翼スタンドに飛び込む第13号ソロを放ち、リードをさらに広げる。  八回も巨人打線は攻撃の手を緩めず、先頭の坂本の内野安打をきっかけに二死二塁のチャンスを作ると、村田がこの試合2本目となるタイムリーヒットを放ち、巨人が5点目を挙げた。  その裏、二回以降は無失点ピッチングを続けていた菅野がピンチを迎える。2本のヒットを浴びて、二死二、三塁。ここで原監督は交代を決断。マウンドに上がった2番手の山口は、丸をたった一球で遊撃ゴロに仕留めて切り抜けた。  打線の勢いは九回になっても衰えない。無死から寺内がヒットで出塁し、続く長野が送りバントを決めて一死二塁とする。さらに2つの四球で一死満塁にチャンスを広げると、阿部が2点タイムリーヒットを放って7点目。巨人は7対1と大きくリードを広げ、試合を決定付けた。  九回裏、3番手の西村がマウンドへ。2本のヒットとバッテリーエラーで一死二、三塁のピンチを背負うが、広島の田中、鈴木誠を連続三振に斬って取りゲームセット。巨人は7対1の大差で2位・広島に快勝。ゲーム差を「5」に広げ、優勝へのマジックを「10」とした。
9.15広島●マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの21回戦。先発の杉内は二回にホームランとタイムリーなどで3点を先制されると、五回にも痛打を浴び1点を追加されてしまう。その後はリリーフ陣が広島打線を零封するも、打線が3安打無得点に抑え込まれ0対4で敗れた。これで2位広島とのゲーム差は4、広島との対戦成績は10勝10敗1分のタイに戻った
9.14DeNA●東京ドームで行われた横浜DeNAベイスターズとの19回戦。巨人打線はDeNA先発の井納からチャンスを作るも決定打を欠き、得点を奪えない展開が続く。一方、巨人先発の江柄子も4回途中まで相手打線を0点に抑えると、高木京ら、後を受けた投手陣も無失点リレーをつないでいく。しかし九回、5番手のマシソンがグリエルにホームランを浴びるなどして3点を失ってしまう。巨人はその裏の攻撃で点差を詰めることができず、0対3で敗戦。連勝は5でストップした。なお広島が敗れたため、優勝へのマジックナンバーは12となった
9.13DeNA○4連勝で迎えた、横浜DeNAベイスターズとの18回戦。先発の小山は要所を締める投球で七回を無失点に抑える。しかし打線もDeNA先発・モスコーソを捉えることができず、試合は息詰まる投手戦となった。均衡が破れたのは八回、二死から片岡の二塁打などでチャンスを作ると、長野のタイムリー二塁打で2点を挙げた。最後はマシソンが三者凡退で締め、2対0で巨人が勝利し5連勝。DeNAとの対戦成績は9勝9敗の五分に戻した。優勝へのマジックナンバーは13となった。  先発は巨人が小山、DeNAがモスコーソ。  6勝目を目指す小山は初回、一死から自らの失策でランナーを出したものの、続くグリエル、筒香を左翼フライに打ち取り、立ち上がりを無失点に抑えた。  巨人は三回、この日スタメン起用となった矢野がチーム初ヒットを放ち出塁する。小山の送りバントで二死二塁とチャンスを広げたが、長野は遊撃ゴロに倒れ、先制はならなかった。  続く四回、先頭の橋本がヒットで出塁する。しかし坂本が送りバントに失敗すると、続く阿部の打席で、けん制に誘い出された橋本が一、二塁間に挟まれてしまいタッチアウトに。チャンスを広げることができなかった。  五回、小山は先頭の白崎に内野安打を許すと、送りバントと内野ゴロでそれぞれ進塁され二死三塁のピンチを背負う。続く梶谷には四球を与えると、二盗を決められ二死二、三塁とさらにピンチを広げてしまう。しかし最後は石川を空振り三振に仕留め、この回も無失点で切り抜けた。  0対0のまま迎えた七回、小山はまたも白崎に内野安打で出塁されると、この回も送りバントと盗塁などで二死二、三塁とされ、石川を迎えた。しかしここも石川をしっかりと打ち取りDeNAに得点を許さない。小山は七回を投げきり、勝ち負けはつかなかったが、無失点の好投を見せた。  八回、巨人の2番手は西村。二死からブランコに二塁打を打たれたものの、後続を断ち切り無失点に抑えた。  その裏、ここまでモスコーソに2安打に封じられていた巨人は、二死から片岡の二塁打でチャンスを作ると、西村の代打・井端が四球を選び二死一、二塁。この場面で長野が中堅へ先制のタイムリー二塁打を放ちランナー二人が生還。2対0と、ワンチャンスをものにした巨人がついにリードを手にした。  九回はマシソンが2つの三振を含む三者凡退で締めて試合終了。DeNAとの対戦成績を9勝9敗とした。巨人は5連勝。
9.12DeNA○本拠地・東京ドームに戻って迎えた、横浜DeNAベイスターズとの17回戦。巨人は初回に阿部のタイムリーで1点を先制すると、四回にも片岡の2ランなどで3点を追加し、試合を優位に進める。投げては先発の内海が相手打線に付け入る隙を与えず、9回4安打で完封。巨人は4対0でDeNAを下し、4連勝。内海は今季5勝目を挙げた。試合後、広島が敗れたため、巨人の優勝マジックは14となった。  一回、巨人は先頭の長野がヒットで出塁し、送りバントで二塁へ。このチャンスに坂本は一塁フライに倒れたが、阿部が右翼にタイムリーヒットを放つ。巨人が早くも1点を先制した。  巨人先発の内海は、一、二回とヒットを1本ずつ許すが、後続を抑え得点は与えない。  四回、巨人打線が再びつながる。先頭の村田にヒットが生まれると、続く片岡は左翼に2ランホームランを放ち、リードを3点に広げる。さらに加藤のヒットと送りバントで一死二塁としたところで、長野は中堅にタイムリーを運び、4対0に。鮮やかな集中攻撃で、試合の主導権を握る。  内海は三回から六回の4イニングを連続で三者凡退とし、危なげない投球で試合を作る。  さらなる得点で突き放したい巨人打線だったが、六回以降はDeNAリリーフ陣の前に走者を出すことができない。  七、八回も完璧に抑えた内海は、九回のマウンドにも上がる。先頭の黒羽根にヒットを許すと、二死となった後、代打・柳田にもヒットを浴びて二死一、二塁。この試合初めて得点圏に走者を背負う。しかしグリエルを遊撃ゴロに打ち取り、試合終了。内海の完封で3連戦の初戦を勝ち取った。
9.11阪神○甲子園球場で行われた阪神タイガースとの今季最終戦となる24回戦。巨人は初回、亀井、村田の連続タイムリーで4点を先制。投げては先発・澤村がヒットを許しながらも要所を締め、試合を優位に進める。六回には橋本が2点タイムリー二塁打を放ってリードを広げ、大量の援護をもらった澤村は七回2失点の好投でマウンドを降りた。終盤は、リリーフ陣が阪神打線の反撃を許さず、6対2で試合終了。巨人は敵地での3連戦を全勝で終えた。澤村は今季4勝目を手にした。試合後、広島が敗れ、巨人の優勝マジック「16」が点灯した。  初回、巨人打線は阪神先発・能見の立ち上がりを攻め立てる。一死から橋本、坂本、阿部の3連続四死球で満塁のチャンスを作ると、続く亀井は右翼へタイムリーヒットを放ち、巨人が試合開始早々に2点を先制。さらに一死二、三塁から、村田にも2点タイムリーヒットが飛び出し、初回に4点の大量リードを奪った。  援護をもらってマウンドに上がった澤村は、二回までを無安打に抑える完璧な立ち上がりを見せる。三回は二死二、三塁のピンチを背負ったが、鳥谷を一塁ゴロに抑えて得点を許さなかった。  打線は四回、五回と連続でランナーを得点圏に進めたが、追加点を奪うことはできなかった。しかし六回、阪神2番手の金田を攻め、長野の内野安打などで二死二、三塁のチャンスを作る。ここで橋本が左翼越の2点タイムリー二塁打を放ち、6対0と、試合をほぼ決定付けた。  一方、無失点の好投を続けていた澤村は、七回にピンチを迎える。無死から2本の長短打などで満塁とされると、続く上本には2点タイムリーヒットを浴び、22イニング連続無失点の記録はここで途絶えた。なおも無死一、二塁とピンチが続いたが、澤村は迎えた鳥谷を凡打、ゴメス、新井貴を連続三振に斬って取り、追加点を許さず。7回2失点の好投でマウンドを降りた。  八回は青木が登板。阪神の代打攻勢をものともせず、三者凡退に片付けた。  4点のリードのまま迎えた九回、3番手・西村がマウンドへ。西村はヒットと四球で一死一、二塁にランナーを背負ったが、鳥谷を遊撃併殺打に打ち取り、6対2で試合終了。巨人は今季ペナントレースでの阪神との対戦をすべて終え、13勝11敗と勝ち越した。  試合後、広島が敗れたため、巨人に優勝マジック「16」が点灯した。
9.10阪神○甲子園球場で行われた阪神タイガースとの23回戦。巨人先発の菅野は初回に1点を失ってしまう。打線は得点機をつくるが1点が遠い展開に。しかし、七回、井端のソロホームランで同点に追い付くと、八回に坂本のタイムリーヒット勝ち越しに成功。さらに、九回にも矢野の犠牲フライで得点を加え、試合の終盤に主導権を奪い返した。菅野の後を受けたリリーフ陣が八、九回とリードを守り抜き、巨人が3対1で勝利。菅野は7月16日以来の勝利で10勝目、2年連続の二桁勝利を挙げた。  巨人の先発はケガからの復帰登板となる菅野。その菅野は初回、先頭のマートンのヒットと送りバントで一死二塁とされる。すると鳥谷に右中間を破られるタイムリー二塁打を放たれ、いきなり先制を許した。  一方の打線は、阪神先発の岩田の前につながりを欠く。初回から四回まで毎回ヒットでランナーを出すも、あと一本が出ず得点を奪えない。  菅野は三回、阪神打線をテンポ良く三者凡退に抑える。直後の四回には四球とヒット2本を浴びて二死満塁のピンチを背負う。しかし、最後は梅野を打ち取り、追加点は与えなかった。  逆転したい打線は五回、先頭のロペス、井端が四球を選ぶと、菅野が送りバントを決め一死二、三塁のチャンスをつくる。しかし、得点機に後続が凡退し、この回も0点で終えた。  0対1のまま迎えた七回、二死から井端が左翼スタンドに飛び込む2号ソロホームランを放つ。巨人がついに同点に追い付いた。  巨人は8回、先頭の長野がヒットで出塁すると、代走に鈴木尚を送り勝負に出る。橋本の送りバントで一死二塁とすると、続く坂本は遊撃強襲のヒットを放つ。その間に、鈴木尚が一気にホームまで走り切り、巨人は2対1と勝ち越しに成功した。  7回7安打1失点と好投した菅野に代え、八回から巨人は継投策に。八回は山口が登板し、1つ四球を与えたものの後続を難なく抑えた。  九回の攻撃は、先頭のロペスが左中間への二塁打で出塁。続く井端が送りバントを決めると、代打の矢野がきっちりと犠牲フライを放ち、ダメ押しの3点目を獲得した。  その裏のマウンドには3番手のマシソン。三者凡退で試合を締め、巨人が3対1で勝利。阪神との対戦成績を12勝11敗と勝ち越した。
9.9阪神○甲子園球場で行われた阪神タイガースとの22回戦。打線は、初回に坂本がメッセンジャーから先制の2ランホームランを放つと、4回には村田、ロペス、長野のタイムリーを含む打者10人、6安打の猛攻で6点を挙げ試合の主導権を握る。先発の杉内は7回2失点の好投を見せると、八、九回をリリーフ陣が零封。8対2で快勝した。巨人は阪神との対戦成績を11勝11敗のタイに戻した。メッセンジャーとは今季8度目の対戦で、初めて黒星をつけた。  打線は初回、先頭の長野の四球と橋本の送りバントで一死二塁のチャンスをつくると、3番・坂本が初球をとらえ左中間に先制の2ランホームランを放った。  先発の杉内は完璧な立ち上がりを見せる。三回まで一人の走者も出さず、序盤の阪神打線を沈黙させた。  打線は二、三回はともに三者凡退に終わるが、四回には再び阪神先発・メッセンジャーをとらえる。2本のヒットと四球で無死満塁とすると、村田とロペスの連続タイムリーヒットで3点を追加。さらに杉内の内野ゴロの間に1点、長野のタイムリー二塁打で2点を追加し、この回計6点を挙げるビッグイニングとなった。  四回、杉内が阪神打線の反撃を受ける。先頭の上本にヒットを許すと、大和に死球、一死後に連続タイムリーを浴び2点をかえされてしまう。  しかし、それ以降は立ち直り、七回までを無失点に抑え降板。7回2失点と先発の役目を果たした。  打線は五回に先頭の阿部がヒットを放って以降、走者を出せず。六回以降、阪神リリーフ陣の前に4回連続で三者凡退に終わる。  八回からはリリーフとして西村がマウンドに登る。八回を三者凡退に抑えると、九回は3番手の江柄子が登板し三者凡退に抑え試合終了。8対2で快勝し、阪神との対戦成績を11勝11敗のタイに戻した。杉内は菅野、大竹と並んでチームトップタイの9勝目。
9.7ヤクルト●神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの19回戦。先発の久保は本調子を欠き、3回途中5失点で降板。その後、リリーフ陣もヤクルト打線の勢いを止められず、失点を重ねた。打線はヤクルト先発・小川に対し、二回にロペスの犠牲フライで1点、六回には坂本、亀井のタイムリーで2点を返したが、反撃はここまで。巨人は3対10で敗れ、このカードを負け越した
9.6ヤクルト○神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの18回戦。巨人は四回と五回に1点ずつを失い、追いかける展開に。なかなか得点を奪うことができなかったが、試合が動いたのは七回。井端のタイムリーヒットでまず1点を返すと、続く長野が逆転満塁ホームランを叩き込んだ。一気に逆転に成功し試合の主導権を握った巨人は、終盤を継投で逃げ切り5対2で勝利を収めた。  大竹は初回、丁寧な投球でヤクルト打線を三者凡退に打ち取り、上々のスタート。  二回は連打で、三回は2つの四球で大竹は二死一、二塁とそれぞれ得点圏にランナーを背負う。しかし、後続を何とか抑えて先制を許さなかった。  一方の打線は三回まで毎回ヒットを放つが、ヤクルト先発の石山の前につながりを欠く。四回には初めて三者凡退に仕留められるなど、流れを引き寄せられない。  その裏、大竹が先頭の雄平にヒットを浴びる。続く飯原の二塁打の間に雄平がホームを狙ったが、巨人守備陣の好返球でタッチアウト。このピンチはしのいだものの、大竹は中村に四球を与えたところで降板。しかし2番手の香月も流れを断ち切れず、一死一、二塁から谷内にタイムリーを放たれ、ヤクルトに先制を許してしまった。  五回のマウンドには3番手の青木。一死から死球とヒットで一死一、二塁とされると、続く畠山に左翼前に落ちるタイムリーヒットを打たれてしまう。0対2とリードを広げられた。  突破口を見出したい打線は六回、先頭の長野が四球で出塁。一死後、坂本のヒットで一死一、三塁とチャンスを広げた。続く阿部は左翼へのフライに倒れる。三塁走者の長野はタッチアップでホームを狙ったが、惜しくも届かずこの回も無得点に終わった。  0対2のまま迎えた七回、巨人は石山をついにとらえる。一死から村田と片岡が連打、小林が四球を選び一死満塁と絶好の得点機を迎えた。ここで原監督は代打に井端を送る。井端はしっかりと中堅に弾き返して1点を返した。さらに続く打席には長野。長野がその初球を叩くと、左中間スタンドへと一直線に伸びていく逆転満塁ホームランに。これまでの雰囲気を一気に変える長野のグランドスラムで、5対2と巨人が3点のリードを奪った。  その裏のマウンドには5番手の山口。危なげなく3人で抑え、巨人がペースを握る。八回の山口は四球とヒットなどで二死一、二塁の場面で、バレンティンを打席に迎えた。ここを山口は空振り三振に仕留め、一発で同点のピンチをしのいだ。  九回はマシソンが登板。三者凡退で試合を締め、巨人は5対2でヤクルトに勝利。ヤクルトとの対戦成績を10勝8敗とした。
9.5ヤクルト● 神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの17回戦。巨人先発は自身2連勝中の内海、ヤクルトは七條。巨人は二回に犠牲フライで先制されると、四回にも中村のタイムリーヒットで1点を追加される。巨人は五回に1点を返し、反撃したいところだったが、六回に2ランホームランを浴び、逆に点差を広げられてしまう。この場面で内海は降板。その後、8回まで2番手の笠原が無失点の好投を見せるも、打線は最後まで七條をつかまえられず、そのまま試合終了となった
9.4広島○宇都宮で行われた広島東洋カープとの20回戦。巨人が地元・栃木県出身の澤村ら投手陣の活躍で広島に1対0で勝利し、このカード3連勝を飾った。先発の澤村は再三、走者を背負いながらも決定打を許さず、7回を無失点。打線は広島先発・福井に苦戦したが、5回、内野ゴロの間に1点を先制し、これを投手陣が守り抜いた。試合後、DeNAが阪神に敗れ、巨人に優勝マジック「22」が点灯した。  澤村は序盤、不安定な立ち上がり。初回を3人で片付けたものの、二回、三回はそれぞれ2安打を浴び、走者を三塁まで進められた。しかし、要所を締めるピッチングで二回は石原を遊撃ゴロ、三回は四番のロサリオを空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。  一方、打線は福井を攻めあぐね、三回までは橋本のヒット1本のみ。四回、2つの四球などで二死二、三塁のチャンスを作ったが、後続が倒れた。  続く五回、澤村がまたもピンチを背負う。一死後、福井に二塁打を浴び、後続の2人に四球を与えるなどして二死満塁。ここで澤村は、ロサリオを3打席連続の空振り三振に切って取った。  その裏、巨人打線が福井を攻めたてる。先頭の片岡がヒットで出塁、小林の送りバントで二塁に進む。澤村が内野安打で続き、一死一、三塁のチャンス。ここで長野は二塁ゴロに倒れたが、その間に三塁から片岡が生還。巨人が1点を先制した。  リードをもらった澤村は六回、七回を三人で片付け、7回5安打無失点の好投でマウンドを降りた。  打線は福井を攻略しきれず、六回に2つの四死球などで二死満塁のチャンスを作ったが、後続が倒れ、追加点を挙げられない。  終盤は両軍ともにリリーフ陣を投入。巨人は八回、2番手の西村が先頭の菊池に二塁打を浴びたが、続く丸の二塁ライナーで併殺に。しかし、西村は続くロサリオにも二塁打を許し二死二塁。原監督は3番手・山口を起用し、山口は代打・小窪を外野フライに打ち取ってピンチをしのいだ。  そして九回。山口が一死を取ると、4番手・マシソンがマウンドへ。マシソンは連打を浴びて一死一、二塁のピンチを背負い、広島は代打攻勢で1点を奪いにかかった。しかし、マシソンは後続を力でねじふせ、巨人が1対0で完封勝利を飾った。澤村は今季3勝目をマークした。  巨人はこのカード3連勝で広島を4ゲーム差に退け、対戦成績を10勝9敗1分けとした。  試合後、DeNAが阪神に敗れ、巨人に優勝マジック「22」が点灯した。
9.3広島○断続的な雨の中、前橋で行われた広島東洋カープとの19回戦。巨人は四回、先発・小山がソロホームランを浴びて、広島に先制を許した。しかし五回、代打・井端が広島先発の前田から2点タイムリーを放って逆転すると、長野にも2ランが飛び出し、この回だけで一挙4得点。試合の主導権を奪い返した。終盤はリリーフ陣が毎回のようにピンチを背負ったが、決定打を許さず、巨人が4対2で勝利。広島とのゲーム差を「3」に広げた。  小山は初回、四球とヒットで二死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を打ち取り、まずまずの立ち上がりを見せた。その後は得点圏にランナーを進ませず、序盤の3イニングを無失点に抑えた。  一方、巨人打線は、広島・前田に三回まで1安打に抑えられて無得点。  試合の均衡が破れたのは四回。小山がロサリオにソロホームランを浴び、1点を先制された。  しかし、グラウンドに強い雨が降り始めた五回、好投の前田を巨人打線がとらえる。ロペスのヒット、村田の二塁打で無死二、三塁のチャンスを作ると、一死後、小山の打席で原監督は代打・井端を送ることを決断。井端は一、二塁間を緩いゴロで抜ける絶妙な2点タイムリーヒットを放ち、巨人が逆転に成功した。さらに一死一塁の場面で、長野が左翼に2ランホームラン。この回一挙4得点を挙げ、巨人が一気に優位に立った。  リードを奪った巨人は、六回からリリーフ陣を投入。六回は香月、七回は山口が登板し、それぞれ得点圏にランナーを背負ったが、要所を締める投球で得点を許さなかった。  八回は4番手・西村がマウンドへ。先頭のロサリオに四球を与えると、連打を浴びて無死満塁のピンチを背負う。しかし、代打・岩本を併殺打に仕留め、この間に1点を失ったものの、後続を断って逆転のピンチをしのいだ。  九回はマシソンが登板。連打と送りバントで一死二、三塁のピンチを背負ったが、広島の4番・丸を空振り三振に斬って取り、二死まで追い込む。続くロサリオには四球を与えて二死満塁となったが、松山を二塁ゴロに打ち取り、4対2でゲームセット。巨人が五回の集中打で奪ったリードを守り切って広島に連勝。ゲーム差を「3」に広げた。
9.2広島○8月は亀井、長野、アンダーソン、セペダ、高橋由も故障で離脱。外野手不足が、同月13勝13敗1分けと停滞した要因の1つにもなった。亀井、長野が戻ってくるようだ。

1ゲーム差の首位攻防戦となった長野オリンピックスタジアムでの広島カープ18回戦。試合は序盤から激しい点の取り合いとなった。初回に坂本が逆転3ランホームランを放つと二回に長野のタイムリーヒット、四回に亀井のソロホームラン、五回に阿部のタイムリーヒットと五回までに6得点を挙げる。巨人先発・杉内は初回に先頭打者ホームランを浴びるも5回2失点の好投を見せた。その後リリーフ陣が2点を失うも、七回に橋本のタイムリーヒット、八回に鈴木尚のタイムリーヒットなどで再び引き離し9対4で勝利した。打撃戦となった首位攻防カードの初戦を勝利した巨人は連敗を2で止めた。  先発の杉内は初回から広島打線にとらえられる。先頭打者のロサリオにホームランを浴び先制を許してしまう。  1点を追う打線はその裏、長野と橋本の連打で無死一、三塁のチャンスをつくると、坂本が左中間に3ランホームランを放ちすぐさま逆転に成功した。  初回に先制ホームランを浴びた杉内は二回、一死からヒットと送りバントで二死二塁のピンチを背負うと再びロサリオにフェンス直撃のタイムリー三塁打を浴び1点差に迫られる。  直後の二回、打線は一死から四球と送りバントで二死二塁とすると、長野が左翼にタイムリーヒットを放ち再び点差を2に戻した。  一、二回に失点した杉内は三、四、五回いずれも二塁に走者を背負うも後続を打ち取り無失点でリードを守る。  三回を三者凡退で終えた打線は中盤の四回、先頭の亀井が右翼にソロホームランを放ち追加点を挙げる。続く五回には橋本と坂本の連打でチャンスをつくると阿部がタイムリーヒットを放ち点差を4に広げた。  六回から2番手としてマウンドに登ったのは江柄子。江柄子は一死から4連打を浴び2点を失ってしまう。江柄子が一死一、二塁としたところで降板すると、後続を青木と香月が一人ずつ打ち取った。  七回、再び巨人が引き離しに掛かる。先頭の長野がヒットで出塁すると、続く橋本が右翼線にタイムリー二塁打を放ち1点を追加、二死後には村田のゴロがタイムリー失策を誘い8対4とする。  八回には先頭のロペスのヒット、片岡の送りバントで得点圏に走者を進めると二死後に鈴木尚がダメ押しのタイムリーを放ち5点差をつけた。  終盤の七回は回をまたいで香月、八回は山口が登板。ともに先頭打者にヒットで出塁を許すも、後続を三人で抑え追撃を阻んだ。  最終回のマウンドには西村が登る。西村は連打で無死一、二塁とされるが後続を併殺、内野ゴロに仕留め試合終了。両チームあわせて28安打の打撃戦を制し9対4で快勝した。首位攻防戦の初戦を制した巨人は2位・広島とのゲーム差を2とした。
8.31DeNA●横浜DeNAベイスターズとの16回戦。巨人は初回、ブランコの2ランホームランで先制を許す。巨人先発・久保はその後もピンチを背負うも粘りの投球を見せる。五回に打線が久保を援護。ロペスの2ランホームランが飛び出し同点とすると、六回に阿部の勝ち越しタイムリーでリードを奪う。しかし七回、後藤のタイムリー二塁打で同点とされると、松本に勝ち越し2点タイムリーを許し、3対5で敗戦した。2位広島とのゲーム差は1.0に縮まった
8.30DeNA●横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズとの15回戦。巨人先発の大竹は初回に集中打を浴び3点の先制を許してしまう。打線は七回に村田とロペスの連続タイムリーで1点差に詰め寄ると八回には阿部の犠牲フライと村田の三塁走者をかえす内野ゴロで勝ち越しに成功する。終盤に逆転した巨人だったが、八回に香月がソロホームランを浴びて同点とされ、延長戦へ。4対4で迎えた延長十回、マシソンがタイムリーを許し、4対5でサヨナラ負けを喫した
8.29DeNA○横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズとの14回戦。巨人は四回に阿部、村田の二者連続ソロホームランで2点を先制すると、六回にはロペスにもソロホームランが飛び出し試合を優位に進める。先発の内海は10個の三振を奪う圧巻のピッチングをみせ、5安打無四球で完封勝利。内海の2年ぶりとなる完封と一発攻勢で連勝を飾った。  先発は巨人が内海、DeNAは尚成の左腕対決となった。  打線は初回、先頭の橋本のヒットと阿部の四球で二死一、二塁のチャンスをつくるも、後続にあと一本が出ず先制とはならなかった。二回にはヒットと四球で無死一、二塁のチャンスをつくるも、併殺も絡み無得点に終わると、三回には三者凡退。序盤は好機をものにできずなかなか先制点を奪うことができない。  内海は上々の立ち上がりを見せる。初回、二塁打を浴びるも2奪三振で抑えると、二、三回はともに三者凡退に抑え、序盤のDeNA打線を零封した。  先制点を手にしたのは四回、先頭の阿部が左翼スタンドにソロホームランを叩き込み1点を先制する。そして続く村田も左翼にソロホームランを放ち1点追加。二者連続のソロホームランで2点を先制する。  援護をもらった内海は四回を三人に抑える。五回にはこの試合初めて三塁に走者を背負うが、後続を三振に切って取り追撃を許さない。六回は三者凡退で抑え、中盤まで無失点の快調なピッチング。  打線は五回に三者凡退に終わるが、六回には二死からロペスが左翼にソロホームランを放ち点差を3に広げた。  打線は終盤の七、八、九回はいずれもDeNAリリーフ陣の前に三者凡退に終わり追加点を奪えず。  内海は七回を併殺などで三人で終わらせると、八回はこの試合4度目となる三者凡退でねじ伏せ、八回まで10個の三振を奪う圧巻のピッチングを見せた。  九回のマウンドにも2年ぶりの完封を狙う内海が上がった。内海は二死からヒットを許すも、後続を断ち3対0で試合終了。内海は無四球完封勝利を挙げ、巨人は二夜連続の完封で連勝を飾った。これで対DeNA戦の連敗を3で止め、対戦成績も7勝7敗の五分に戻した。
8.28阪神○東京ドームで行われた阪神タイガースとの21回戦。初回、この日1番で起用となった橋本の先頭打者ホームランで先制する。二回には、澤村のタイムリーで追加点を挙げると、その後も集中打を浴びせ、序盤で4点のリードを奪った。先発の澤村は阪神打線をわずか2安打に抑える好投で完封勝利。7月6日以来となる白星で2勝目を挙げ、首位攻防となったこのカードを2勝1敗で勝ち越した。橋本は3安打猛打賞。  初回の澤村は、二死から鳥谷にヒットを許すも、続くゴメスを空振り三振に抑え、まずまずの立ち上がり。  その裏の巨人の攻撃は、この日1番で起用された橋本がいきなり東京ドームを沸かせる。阪神先発・藤浪の3球目をたたくと、打球は右翼スタンドへと飛び込む先頭打者ホームランに。1対0と、巨人が早くも先制に成功した。  さらに二回、一死から隠善が内野安打で出塁する。続く小林は見逃し三振に倒れたが、澤村が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち2点目を挙げた。その後も巨人打線の勢いは止まらず、橋本、片岡、坂本の三者連続ヒットでさらに2点を追加。藤浪から早くも4点を奪い、澤村を援護する。  その澤村は三回、四回と先頭打者に出塁を許しながらも粘りの投球で無失点に抑えた。  四回、二死から橋本がこの日3安打目となるヒットを放ち猛打賞を達成した。橋本はその後二盗を決めてチャンスを広げたが、続く片岡が見逃し三振に倒れ、得点はならなかった。  澤村は五回に福留、伊藤隼、梅野から三者連続三振を奪うなど好投する。しかし巨人打線も、藤浪の後を受けた阪神の救援陣からチャンスを作ることができず、4対0のまま試合は終盤へ。  九回のマウンドにも澤村が向かう。上本を右翼フライ、今成を遊撃ゴロに打ち取ると、最後は鳥谷を見逃し三振に仕留めて試合終了。阪神に三塁を踏ませることなく、わずか2安打に抑えて完封勝利。7月6日以来となる白星で今季2勝目を挙げた。阪神との首位攻防3連戦を勝ち越しで終えた。
8.27阪神●阪神タイガースとの20回戦。巨人は初回に村田の通算1500安打となる3ランホームランで先制に成功する。その後は両軍ともに決め手を欠く攻撃が続く。六回、ここまで好投を続けてきた巨人先発・小山がつかまる。3本のヒットを浴び、阪神に1点を返される。さらに八回、4番手の山口が制球を乱し走者をためると、鳥谷のタイムリー二塁打、マートンの併殺打の間に同点とされる。試合が決まったのは延長十回、守護神マシソンがゴメスに痛恨の2ランホームランを浴びる。その裏、阿部の一発で1点を返すも、その後が続かず、4対5で敗戦した
8.26阪神○首位攻防3連戦の初戦となった東京ドームでの対阪神タイガース19回戦。先発・杉内は、五回までに2本のホームランを浴びるなどして3失点。一方、打線は阪神先発・メッセンジャーの前に沈黙を続け、5回まで1安打無得点。しかし六回、阿部が2ランホームランを放って反撃開始すると、1点差で迎えた九回、村田の犠牲フライで同点に。さらに、二死二塁の場面でロペスがセンター前にタイムリーを放ち、巨人が4対3で鮮やかな逆転サヨナラ勝利を飾った。2位・阪神を2.5ゲーム差に突き放し、このカードでの首位堅持を確定した。  杉内は初回を三者凡退に抑える完璧な立ち上がり。二回、三回は安打を浴びながらも無失点で切り抜けた。しかし、四回にゴメスにソロホームランを浴びて先制点を許した。  続く五回、杉内は先頭の新井良に左翼スタンドへ運ばれ1点を失う。その後、連続三振を奪って立ち直るかに見えたが、二死二塁から大和にタイムリーヒットを許し、この回、計2失点。リードを3点に広げられる。  一方、打線はメッセンジャーの前に、五回まで村田の内野安打1本と3四死球と苦戦を続ける。しかし、六回、先頭の片岡がチーム2本目のヒットで出塁すると、橋本の内野ゴロの間に二塁進塁。二死後、阿部が左中間スタンドに飛び込む2ランホームランを放ち、巨人は2対3と、1点差まで詰め寄った。  杉内は六回以降は追加点を許さず、7回12奪三振の力投でマウンドを西村に譲った。西村は八回、九回の2イニングを無失点に抑えて、打線の反撃を待った。  九回裏、阪神は投手をメッセンジャーから2番手の呉昇桓に交代。巨人は先頭の阿部が二塁打を放ち、いきなり同点のチャンスを迎える。ここで原監督は代走・鈴木尚を起用。打席には村田。鈴木尚は呉の暴投の間に三塁へ進み、無死三塁。村田は右翼に犠牲フライを打ち上げ、巨人は土壇場で3対3の同点に追いついた。  続く矢野は四球を選び一死一塁とサヨナラのチャンス。原監督がここで代走・大田を起用。大田は呉の2つ目の暴投の間に二塁へ進む。二死後、ロペスがセンター前にはじき返し、二塁から大田が生還。巨人が4対3で逆転サヨナラ勝利を飾った。2位阪神とのゲーム差を2.5に引き離し、今季の対戦成績を9勝10敗とした
8.24中日●東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの21回戦。先発のセドンは初回に犠牲フライで先制されると、二回にもタイムリー二塁打などで追加点を許し、四回途中を3失点で先発の責任を果たせず降板した。打線は六回に阿部、高橋由のタイムリーで1点差に迫ったが、七回に久保が3者連続の押し出し四球を与え再びリードを広げられる。直後の七回裏に小林の第2号ソロで1点を返したが、投手陣の失点が響き3対7で中日に敗戦。巨人の連勝は3でストップ
8.23中日○東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの20回戦。巨人は初回に中日に先制を許すも、直後に坂本の25打席ぶりの安打となる2ランホームランで逆転する。その後は二回に大竹のタイムリーヒット、六回に高橋由のホームランで追加点を挙げ、4対1とリードを広げた。先発の大竹は、味方の堅い守備にも助けられ、中日打線を3安打、初回のホームランの1失点のみに抑え、移籍後初の完投勝利でチームトップタイの9勝目を手にした。チームは3連勝で、今季60勝に到達した。  先発は巨人が大竹、中日が山井。  大竹は初回、大島を空振り三振、谷を遊撃ゴロに抑えて二死とするも、ルナにソロホームランを浴びて先制を許してしまう。  その裏、巨人がすぐさま反撃に出る。先頭の片岡がヒットで出塁すると、すかさず二盗を決め、無死二塁のチャンスを作る。橋本は遊撃ゴロに倒れたが、続く坂本が25打席ぶりの安打となる2ランホームランを左翼スタンドに叩き込み、巨人が2対1と逆転に成功した。  追加点の欲しい巨人は二回、村田が四球を選ぶと、隠善の内野ゴロで進塁し二死二塁とした。ここで大竹が中堅へタイムリーヒットを放ち、村田が生還。大竹が自らのバットで貴重な追加点をたたき出し、3対1と点差を広げた。  2点のリードを手にした大竹は四回、五回、六回と中日打線を三者凡退に抑える見事な投球。  好投の大竹を援護したい打線は六回、先頭の高橋由が中堅へソロホームランを放ち、4点目を挙げた。なおも村田の四球と、隠善の2年ぶりとなるヒットで追加点のチャンスを作ったが、後続が倒れさらなる追加点はならなかった。  七回、大竹は一死から森野に四球を与える。続く藤井は投ゴロに打ち取ったが、エルナンデスにヒットを許し二死一、二塁と得点圏に走者を背負う。しかしここは代打・高橋周を遊撃ゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けた。  九回のマウンドにも大竹が向かう。中日はクリーンアップからの攻撃だったが、ルナ、平田を三塁ゴロに打ち取ると、最後は森野を空振り三振に仕留めて試合終了。27アウトのうち18アウトを内野ゴロで挙げ、移籍後初となる完投勝利で、菅野と並びチームトップの9勝目を挙げた。中日に連勝で、巨人は今季60勝目。
8.22中日○東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの19回戦。先発の内海が初回にタイムリーを浴びて1点を失ったが、二回に阿部のソロホームランで同点に追い付く。四回にはセペダのタイムリーなどで2点を勝ち越したが、五回に再び同点に追いつかれる。それ以降は、両チームのリリーフ陣による投手戦が続いた。試合は互いに譲らない展開となったが、延長十二回にロペスが犠牲フライを放ち、4対3と巨人がサヨナラ勝ちを収めた。  初回、内海は先頭の大島に初球を叩かれ二塁打を許す。さらに送りバントなどで二死三塁とされたところで、平田にタイムリーヒットを打たれて先制を許した。  打線は二回、先頭の阿部が大野の速球を振り抜くと、打球は一直線に飛んでいき、右翼ポールに直撃。阿部の14号ソロで試合を振り出しに戻した。  四回、内海は一死から森野に二塁打を打たれると、2つの四球を与えるなどして二死満塁のピンチを背負う。しかし、最後は大野を空振り三振に仕留め、何とか無失点で切り抜けた。  勝ち越したい打線はその裏、先頭の橋本がヒットで出塁。一死後、阿部、村田の連続四球などで一死満塁と得点機をつくった。ここで打席に入ったセペダは中堅に弾き返すタイムリーを放つ。さらに一死満塁の場面で、続くロペスが死球を受けて押し出しで1点を追加。3対1とし、この試合初めてリードを奪った。  援護を得た内海は五回、一死から荒木、ルナに連打を浴びて一死一、二塁。さらに平田、森野に連続タイムリーを許し、この回2失点。すぐに中日に同点に追い付かれてしまう。  その裏、再び打線が大野を攻め立てる。内海、片岡の連打で無死一、二塁とすると、橋本は送りバント、坂本が死球を選び一死満塁とした。しかし、後続が打ち取られこのチャンスを逃した。  同点のまま迎えた七回。ここから巨人は継投策に入る。2番手の西村は先頭のルナにヒットを許すも、阿部の盗塁阻止もあり、中日に得点を許さない。  一方の打線は、中日のリリーフ陣の前につながりを欠く。六回には2つの四球で二死一、二塁まで走者を進めたが、後が続かない。七回以降もヒットが出ず、勝ち越しへの糸口を見出せない。  九回に登板した山口は中日打線を三者凡退に仕留めた。しかし、巨人も中日4番手の福谷を打ち崩せず、試合は延長戦へ突入した。  延長十回はマシソンが力強い投球で中日に得点を与えない。その裏、巨人は二死から村田が四球で出塁。さらに代打・高橋由が右翼線を破る二塁打で二死二、三塁と一打サヨナラのチャンスを作る。続くロペスは鋭い打球を放ったが、相手遊撃手の好守に阻まれた。  延長十一回からは久保が登板。ピンチを迎えながらも、粘り強く投げ抜き2回を無失点で抑えた。その裏、先頭の坂本が四球、一死後、村田がヒット、代打・寺内の死球で一死満塁。再びのサヨナラのチャンスで打席に立ったロペスは、右翼へしっかりとフライを放った。1000試合出場を果たした三塁走者の鈴木尚がタッチアップしてホームを踏み、4対3で巨人が劇的なサヨナラ勝利を収めた。
8.21ヤクルト○神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの16回戦。初回にヤクルトに1点を先制されるも、三回に長野と村田のホームランで逆転する。先発の澤村は五回までヤクルト打線をわずか1安打に抑えたが、六回にホームランを許し降板すると、2番手の田原誠もホームランを浴びて再びヤクルトにリードを許す展開に。4対5で迎えた八回、ロペスのソロホームランで同点に追いつき試合は延長戦へ。延長十一回、最後は片岡のソロホームランで試合を決め、6対5で勝利した。シーソーゲームを制し、首位の座を守った。  先発は巨人が澤村、ヤクルトが石川。  初回、巨人は二死から坂本が四球で出塁する。続く阿部のヒットで二死一、二塁と先制のチャンスを迎えたが、村田は見逃し三振に倒れ、無得点に終わった。  その裏、澤村は一死から上田に四球を与える。その上田に二盗を決められると、實松の悪送球の間にさらに進塁を許し、一死三塁とされた。続く川端は井端の好守で二塁ライナーに抑えたが、バレンティンに四球を与えた後、雄平にタイムリー二塁打を放たれ1点を先制されてしまう。なおも二死二、三塁とピンチが続いたが、畠山を三塁ファウルフライに打ち取り、追加点は許さなかった。  1点を追う巨人は三回、先頭の長野が右翼へのソロホームランを放ち、試合を振り出しに戻す。さらに二死から阿部がヒットで出塁すると、村田が勝ち越しとなる2ランホームランをバックスクリーンに叩き込み、3対1とこの回一気に逆転に成功した。  追加点の欲しい巨人は四回、五回とチャンスを作るも、あと一打が出ず無得点に終わる。澤村は二回以降立ち直り、ヤクルト打線を五回まで三者凡退に抑える見事な投球を見せた。  六回、ヤクルトの2番手・松岡から長野が二塁打を放つと、続く橋本のタイムリーヒットで生還。4点目を挙げ、リードを3点に広げた。  好投を続ける澤村だったが六回、先頭の山田にヒットで出塁を許す。上田、川端は外野フライに打ち取り二死としたが、バレンティンに2ランホームランを浴び、4対3と詰め寄られてしまう。さらに雄平にもヒットを打たれたところで澤村はマウンドを降りた。2番手には田原誠が登板したが、ヤクルト打線の勢いを止められず、畠山に逆転の2ランホームランを許してしまった。  4対5で迎えた八回、實松の代打・ロペスが左翼にソロホームランを放ち、5対5の同点に追いついた。  八回、4番手で山口が登板するも、バレンティン、雄平に連打を浴びるなどし無死満塁のピンチを迎えてしまう。しかし飯原を一塁ゴロに打ち取ると、中村を右翼フライ、谷内を一塁ゴロに抑えて得点は許さなかった。山口は九回も続投。二死一、三塁の場面も、無失点で切り抜けた。  延長十一回、途中出場の片岡がヤクルトの6番手・江村から放った打球は、レフトスタンドに飛び込む勝ち越しのソロホームランに。6対5と勝ち越しに成功すると、その裏はマシソンが三者凡退に締めて試合終了。巨人が4時間29分に及ぶ熱戦を制し、首位を守りきった。
8.20ヤクルト●神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの15回戦。巨人先発の小山は序盤、走者を出しながらも要所で粘りの投球を見せる。しかし四回に1点を先制されると、五回にも集中打を浴びて2点を失い、5回途中で無念の降板。後を受けたリリーフ陣は無失点リレーをつないでいく。一方の打線は、ヤクルト先発のナーブソンを打ちあぐね、七回まで無安打に抑えられる。八回、片岡のチーム初ヒットをきっかけにチャンスを迎え、長野のタイムリーで1点を返すも、反撃はここまで。1対2でヤクルトに黒星を喫した。
8.19ヤクルト○神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの14回戦。巨人は二回、村田のソロホームランで先制するが、その裏、すぐに追い付かれ、均衡が続く。七回には長野と橋本の連続タイムリーで2点を勝ち越したが、その裏、逆転3ランを浴びて試合をひっくり返されてしまう。しかし、巨人は粘りを見せ、九回二死から長野のタイムリーヒットで同点に追い付き、試合は延長戦に突入。そして延長十一回、二死二塁の場面で阿部が左翼に勝ち越しの2ラン。これが決勝点となり、巨人は6対4でヤクルトとの総力戦を制した。  ヤクルト先発は村中。  二回、巨人打線が試合を動かす。先頭の村田の打球がバックスクリーン横へ飛び込むソロホームランとなり、巨人が1点を先制した。  しかしその裏、杉内がバレンティンにソロホームランを浴び、試合は振り出しに戻る。  反撃したい巨人打線は五回、二死から長野が右中間への二塁打でチャンスを作る。しかし、橋本は左翼フライに倒れ、走者をかえすことはできなかった。  一方の杉内も、三回から六回まで、ヤクルト打線に許したのはヒット1本のみ。つけ入る隙を見せず、試合の流れを渡さない。  均衡が破れたのは七回。この回から登板のヤクルト2番手・松岡から、巨人は先頭の代打・セペダが四球を選び出塁。代走・鈴木尚が送りバントと内野ゴロで三塁まで進む。ここで長野が中堅にタイムリーを放ち、巨人が1点を勝ち越し。続く橋本にも中堅へのタイムリーが飛び出し、巨人は3対1とリードを2点に広げた。  だが、その裏、杉内は川端とバレンティンに連打を浴びるなどして、一死一、三塁となったところで降板。2番手として久保がマウンドに上がるが、畠山に3ランホームランを喫し、3対4と逆転を許してしまう。  1点差を追う九回、巨人打線が粘りを見せる。一死から代打・ロペスがヒットで出塁すると、二死後、長野が左翼線にタイムリー二塁打を放ち、土壇場で4対4の同点に追い付いた。さらに橋本もヒットと盗塁を決め二死二、三塁とチャンスは続くが、坂本は空振り三振に倒れ、勝ち越しはならなかった。  その裏、4番手で登板したのはマシソン。二死からヒット1本を許すが、後続を断ち、試合は延長戦に突入した。  延長十回、巨人は阿部がヒットで出塁。二死後、片岡にもヒットが生まれ、大田も四球で続き二死満塁のチャンス。しかし、高橋由は二塁ゴロに倒れた。  マシソンは十回も好投。ヤクルトにチャンスを与えない。   4対4のまま迎えた延長十一回、巨人がまたも好機を作る。ヤクルト7番手の久古から、先頭の長野がヒットを放って出塁。送りバントで二塁に進む。代打・寺内は凡退するが、続く阿部は左翼に2ランホームラン。6対4と、巨人がついに勝ち越しに成功した。  原監督はその裏、5番手の山口をマウンドへ。ヒット1本を浴びたものの、後続を抑えてゲームセット。延長十一回、4時間5分の熱戦は、巨人が6対4で勝利し、ヤクルトとの対戦成績を8勝6敗とした。
8.17広島●コメント
8.16広島●マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの16回戦。巨人先発の大竹は、毎回のように走者を背負う苦しいピッチング。二回に1点を先制され、長野のソロホームランで同点としたものの、五回に連続タイムリーを浴びて勝ち越された。それでも大竹は粘りの投球で追加点を許さず、試合は6回を終えて2対3の接戦に。しかし、終盤は巨人のリリーフ陣が打ち込まれて大量失点。打線も反撃できず、巨人は2対12の大差で広島に敗れた。
8.15広島○マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの15回戦。雨の中始まったゲームは、初回に坂本のソロホームランで巨人が先制、二回にも高橋由のソロで追加点を挙げる。三回は橋本、高橋由のタイムリーで4点を奪い、この回で広島のエース前田をマウンドから引きずり下ろした。雨天のため試合は一時中断をしたが、先発の内海は12安打を浴びながら要所を抑え、8イニングを2失点に抑える粘りの投球を見せた。打では、3、4、5番にホームランが出るなど、投打がかみ合った巨人は7対2で広島に快勝。内海は今季3勝目、巨人は後半戦初の3連勝となった。  初回、巨人は二死から坂本のソロホームランで幸先良く1点を先制する。  続く二回も、先頭の高橋由が右翼スタンドへ第5号ソロを放ち1点を追加。巨人はホームラン攻勢で、広島先発の前田から2点のリードを奪う。  その裏、今季3勝目を狙う内海はヒットと2つの四死球で二死満塁のピンチを背負った。しかし菊池を三塁ゴロに仕留め、得点は許さなかった。  直後の三回、巨人打線が猛攻を見せる。無死から内海の四球、続く長野の二塁打で無死二、三塁の好機を迎えた。ここで橋本に2点タイムリーヒットが飛び出し、巨人は4点目を挙げる。さらに坂本のヒット、阿部の四球と打線がつながり、無死満塁のチャンスを作った。この場面で高橋由が中堅にタイムリーを放ち、2点を追加。巨人が序盤から6対0と広島を大きく引き離す展開となった。  要所を締め無失点に抑えていた内海だが、三回に一死三塁から小窪に犠牲フライを許し1点を返される。  五回、巨人は一死から阿部のソロホームランで7対1とリードを広げる。この後、雨脚が強くなり試合は48分間の中断を挟んだ。  試合再開後も内海は集中力を切らさない。五回、六回は得点圏にランナーを進められたが、あと1本を許さない。八回に田中のタイムリー三塁打で2点目を失ったが、雨天の厳しいコンディションの中、141球、8回2失点の好投で先発の責任を果たした。  九回は2番手の田原誠がマウンドへ。死球でランナーを一人出したが、広島打線中軸を無失点に抑え7対2で試合終了。不振に苦しむエース内海が今季3勝目を手にした。
8.14阪神○東京ドームで行われた阪神タイガースとの18回戦。巨人は初回に坂本のタイムリー二塁打で1点を先制するが、直後の二回、同点に追い付かれてしまう。しかし四回に井端の犠牲フライで1点を勝ち越すと、投手陣が相手打線の反撃を許さないまま、試合は終盤へ。すると八回、巨人は暴投と村田のタイムリーで2点を奪い、阪神を突き放した。巨人は4対1で勝利し、首位攻防の3連戦の勝ち越しに成功。2位・阪神とのゲーム差を2・5に広げた。  巨人打線は初回、先頭の長野が二塁打で出塁すると、送りバントで三塁に進み得点のチャンスを迎える。ここで坂本が左中間へフェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、巨人が1点を先制した。  しかし直後の二回、セドンは先頭のゴメスにソロホームランを浴び、1対1の同点に追い付かれてしまう。さらにその後、連続四球を与え一死一、二塁のピンチを背負ったが、梅野を三塁併殺打に仕留め、さらなる点は与えなかった。  勝ち越したい巨人打線だったが、二、三回の攻撃は三者凡退に終わってしまう。一方のセドンも、三、四回の2イニングをヒット1本に抑え、試合の流れを渡さない。  四回、巨人打線が再び試合を動かす。先頭の坂本が四球で塁に出ると、一死後、高橋由にヒットが生まれ一死一、三塁とする。さらに村田も死球で続き、一死満塁のチャンス。ここで井端は中堅に犠牲フライを運び、巨人が1点を勝ち越した。  六回、セドンは阪神の上位打線から二死を奪うが、鳥谷に二塁打を打たれたところでマウンドを降りる。代わった2番手の田原誠は1球でゴメスを打ち取り、この場面を切り抜けた。  六回は三者凡退に倒れた巨人打線だったが、七回にチャンスを迎える。先頭の井端が四球を選び、送りバントで二塁へ。続く代打・セペダの中堅フライで三塁まで進むが、長野は投フライに打ち取られ、得点はならなかった。  直後の八回、巨人は3番手の久保をマウンドに送り込む。久保は相手打線を三者凡退に抑え、投手リレーをつないだ。  その裏、巨人打線がつながりを見せる。先頭の橋本、坂本に連打が生まれると、その後盗塁も絡めて一死二、三塁とする。ここで代わった阪神3番手・筒井から高橋由が四球を選んだ場面で、筒井が暴投、橋本の代走・鈴木尚が三塁から生還。3点目を奪った。なおも一死一、三塁の場面で、村田は左翼にタイムリーヒットを運び、1点を追加。4対1と、点差をさらに広げた。  九回、巨人はマシソンが登板する。二死からゴメスに内野安打を許し、さらに暴投で二死二塁と得点圏に走者を背負うが、最後はマートンを二塁ゴロに打ち取り、試合終了。巨人が4対1で勝利し、2位・阪神とのゲーム差を2・5に広げた。
8.13阪神○0.5ゲーム差の首位攻防戦となった東京ドームでの対阪神タイガース17回戦。巨人は初回、長野の先頭打者ホームランで先制すると、さらに阿部の二塁打などで走者をため、村田の内野ゴロの間に2点目を挙げた。続く二回には橋本のタイムリーなどで2点を追加。序盤で4点差を付けて試合の主導権を握った。投げては先発・小山が五回まで阪神打線を無得点に抑える好投。六回に1点を失い、七回途中でマウンドを降りたが、リリーフ陣の力投で追加点を許さなかった。七回には代打・セペダが特大のソロホームランを放ち、試合を決定付けた。終始、試合を優位に進めた巨人が5対1で阪神を破り、首位の座を堅持。阪神とのゲーム差を再び1.5に広げた。    阪神先発は岩田。  小山が初回を三者凡退に抑えると、その裏、打線が即座に援護する。先頭の長野が第6号となるソロホームランを右翼に叩き込んで先制すると、続く橋本がヒットで出塁。一死後、阿部が左中間に二塁打を放って一死二、三塁のチャンス。ここで村田は三塁ゴロに倒れたが、その間に橋本が生還。初回で2点のリードを奪った。  打線は二回も岩田を攻め立てる。井端の右中間を破る二塁打で得点圏に走者を置くと、二死後、長野が四球を選んで二死一、二塁。ここで橋本がタイムリーヒットを放って3点目を挙げた。さらに坂本の打席で橋本が二盗。これを刺そうとした捕手の送球が悪送球となる間に長野が生還。4対0と阪神を突き放した。  一方、小山は三回、初めてのピンチを迎える。先頭の伊藤隼をヒットで塁に出すと、二死後、上本の打席で暴投し、この試合初めて得点圏に走者を背負った。しかし、上本を凡打に打ち取り、この回も阪神に得点を許さなかった。  小山は五回にもピンチを背負う。福留、伊藤隼に二者連続のヒットを浴びて一死一、三塁。だが、ここも意地のピッチングで梅野を併殺打に打ち取り、無失点で切り抜けた。  4対0のまま迎えた六回、小山は一死から上本にこの試合初めての四球を与える。続く今成の内野ゴロで二死二塁とされ、鳥谷にタイムリー二塁打を浴びて1点を返された。しかし、ゴメスを空振り三振に打ち取り、最少失点でしのいだ。  小山は七回もマウンドに上がったが、先頭のマートンにヒットを打たれたところで原監督が交代を告げた。2番手の青木は、福留を一塁併殺打に打ち取ると、伊藤隼も二塁ゴロに抑え、阪神の反撃を許さなかった。  その裏、三回以降は沈黙していた打線が再び火を吹く。先頭の代打・セペダが右翼スタンド最上部を直撃する6号ソロホームランを放ち、5点目を追加。リードを再び4点とし、試合をほぼ決定付けた。  八回は久保、九回は山口が登板。ともに1イニングを三者凡退に仕留め、5対1で試合終了。巨人が2位阪神との直接対決を制し、首位を守ってゲーム差を1.5に広げた。阪神との対戦成績は巨人の7勝10敗となった。
8.12阪神●本拠地・東京ドームで行われた、2位・阪神との首位攻防第1戦。巨人は幸先よく初回に四番・阿部のタイムリーで先制するも、俊介のホームランで追いつかれる。先発・杉内は五回に鳥谷の犠牲フライで1点、六回にはメッセンジャーのタイムリーで2点を失い六回途中4失点。一方打線は、高橋由のタイムリーで1点を返すと、八回には村田の14号ソロで1点差に迫る。しかし反撃及ばず3対4で試合終了。メッセンジャーに今季4敗目を喫し、阪神とのゲーム差は0.5となった
8.10中日○東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの18回戦。巨人は三回に坂本と阿部の連続タイムリーで2点を先制する。先発の大竹は6回2/3を1失点に抑える好投を見せると、リリーフ陣が1点差を守りきり2対1で勝利。オールスター後、初のカード勝ち越しとなった。この勝利で首位を守った巨人は12日から2位阪神との首位攻防戦を迎える。  先発の大竹は序盤、完璧な立ち上がりを見せる。三回まで走者を一人も出さず、中日打線を封じ込めた。  打線は初回、中日先発・雄太の前に三者凡退に倒れる。二回には一死一、二塁のチャンスをつくるが、後続が併殺に打ち取られ先制とはならなかった。  先制したのは三回、先頭の小林の三塁への打球がイレギュラーバウンドし二塁打となると、二死後に橋本がヒットを放ち二死一、三塁にチャンスを広げる。続く坂本、阿部が連続タイムリーヒットを放ち2点を先制した。  大竹は中盤の四回、先頭の大島に初ヒットを許すも、後続を断ち得点圏に走者を進ませず。五回にも一死から安打で出塁を許すも要所を抑える投球で中日打線にチャンスを与えない。六回には三者凡退に抑え中盤までは中日打線をほぼ完璧に抑え込んだ。  打線は四、五回ともにヒットを出すもチャンスに結びつかず。六回は三者凡退に終わり、中盤に追加点を入れることはできなかった。  終盤の七回、大竹は先頭の小笠原にヒットを許すと、二死後に四球を出し一、二塁。そして藤井にタイムリーヒットを浴び1点を失ってしまう。大竹はここで降板し、2番手の久保が二死一、三塁のピンチでマウンドに登る。久保は後続を1球で凡打にしとめ、一打同点の窮地を切り抜けた。八回には3番手の山口が三者凡退で1点差を守る。  1点差に詰め寄られた打線は、七、八回ともに三者凡退に倒れ点差を広げることができず。2対1と1点差のまま九回を迎える。  九回のマウンドは八回に引き続き山口が登板。先頭の小笠原を凡打に打ち取ると、4番手のマシソンにマウンドを託す。マシソンは内野フライと三振で試合を締め勝利。2対1で僅差のゲームを制した。巨人はこの勝利で後半戦初となるカード勝ち越し。単独首位を守った巨人は12日から2位阪神との首位攻防戦を迎える。
8.9中日●東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの17回戦。巨人は二回に犠牲フライで先制を許してしまう。その後は粘投を続けた巨人先発の内海だったが、六回に2ランを浴びてしまい、リードを広げられた。一方の打線は中日先発の山井を打ち崩せず、六回まで無得点。七回に小林のタイムリー二塁打で1点を返したが、反撃はこれのみ。九回には3番手の田原誠も一発を打たれてしまい、巨人は中日に1対4で敗れた
8.8中日○東京ドームでの中日ドラゴンズとの16回戦。巨人は二回に村田の左翼へのソロホームランで先制。さらに坂本が三回にタイムリーヒット、五回に3ランホームランを放つなど、効果的に得点を重ねた。投げては巨人先発・セドンが6回途中まで1失点の好投を見せ、4月以来の3勝目をマーク。終盤中日に追い上げられたものの、6対3で巨人が勝利。巨人は連敗を4で止めた。  中日先発は大野。  5月18日以来、久しぶりの登板となった先発のセドン。二死からエルナンデスにヒットを許すも、好調ルナから空振り三振を奪い、上場の立ち上がりを見せた。  打線もすぐにセドンを援護する。二回、一死から村田が6試合ぶりの一発となるソロホームランを左翼スタンドへ叩き込んだ。巨人が4試合ぶりの先制に成功。さらに二死から井端が中前に弾き返すも、後続は続かなかった。  三回、打線は一死から長野がヒットで出塁する。橋本の内野ゴロで得点圏に進むと、続く坂本が中堅へタイムリーヒットを放ち、追加点を奪った。さらに阿部が右翼へのヒットで続き、二死一、三塁とするも、村田は倒れた。  セドンは二回に走者を三塁まで進められるも、その後は奮投を見せる。四回、五回と中日打線を三者凡退に抑えた。  すると打線がセドンに更なる援護点をプレゼントする。五回、一死から長野のヒット、橋本の四球で走者をためると、続く坂本の打球は左中間スタンドへ。中押しとなる3ランホームランで、巨人がリードを5点に広げた。  しかし、セドンが突如乱れる。直後の六回、先頭の大島に右翼へのソロホームランを浴びる。さらに荒木にストレートの四球を許し、自らの暴投で走者を二塁に進めてしまう。ここで直後のエルナンデスの大飛球を高橋由が好守。セドンはここで交代となったが、2番手として登板した久保が後続を抑え、失点を最小限に留めた。  1点を失った巨人だったが、六回、先頭の高橋由が右翼へソロホームランを放ち、再びリードを5点とした。  七回は田原誠、八回は江柄子がマウンドへ。江柄子は2本のヒットと四球で二死満塁のピンチを背負う。ここで山口にスイッチ。山口は代打・小笠原を一塁ゴロに打ち取り、反撃を断った。  九回は土田が登板。しかし土田も先頭打者にヒットを許すと、続く平田に2ランホームランを浴びてしまう。原監督は守護神・マシソンをマウンドへ送った。マシソンは後続を危なげなく3人で打ち取り、6対3で試合終了。巨人は9カードぶりに3連戦の初戦をものにした。
8.7DeNA●横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズとの13回戦。巨人先発の宮國は初回に1点を先制される苦しい立ち上がり。二回、三回にも失点し、巨人は序盤で0対5と大量リードを奪われた。打線は、DeNA先発の三浦を攻めあぐね、再三チャンスを作りながらも決定打を放つことができない。終盤はリリーフした西村がDeNA打線につかまり、八回終了時点で10点差を付けられた。九回、阿部が右翼スタンドに第11号ソロを叩き込んで三浦の完封を阻止したが、反撃はこの一発のみ。巨人はDeNAに1対10で敗れ、同一カード3連敗を喫した
8.6DeNA●横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズとの12回戦。巨人は先発の杉内が二回に2ランとタイムリーを浴びて3点を失い、序盤から追いかける展開となった。一方の巨人打線はDeNA先発・山口を打ち崩せない。四回に相手のバッテリーエラーで1点を返すが、六回、投手陣が2本のタイムリーを許し、1対6と点差を広げられてしまう。巨人は九回にロペスの投ゴロで1点を追加したが、反撃及ばず。2対6でDeNAに敗れた
8.5DeNA●新潟で行われた横浜DeNAベイスターズとの11回戦。先発の小山は初回に梶谷のタイムリー二塁打で先制を許すと、ブランコにも2ランを浴びる。二回にも連続タイムリーを許し、序盤から巨人は5点を追いかける苦しい展開となった。打線は終盤の八回に小林のタイムリー二塁打を皮切りに、巨人打線が反撃を見せる。九回は二死からの猛攻で、高橋由のタイムリー、セペダの押し出し四球で最大5点差あったゲームを振り出しに戻した。試合は延長戦に突入すると、十一回に坂本のソロで勝ち越すが、その裏再び同点とされる。十二回、西村がサヨナラヒットを許し、6対7で惜敗を喫した
8.3広島●東京ドームで行われた広島東洋カープとの14回戦。二回にロペスが2ランホームランを放ち先制に成功、巨人先発の大竹も五回までヒットを1本しか許さない完璧なピッチングを見せた。このまま点差を守りきるかと思われたが六回、試合が動く。堂林のホームランを含む6安打を許し、一挙に6失点、逆転を許した。反撃したい巨人だったが、出塁しても後続が併殺で倒れる展開が続き、詰め寄ることができない。九回にはボークでさらに1失点してしまう。九回に阿部の二塁打などで一死満塁のチャンスを得たがここも後続が倒れ、2対7で敗戦。広島との対戦成績は6勝7敗1分となった
8.2広島○野球観戦。東京ドームで行われた広島東洋カープとの13回戦。序盤は巨人・内海、広島・大瀬良の両先発による白熱した投手戦となった。内海は五回、犠牲フライで1点を失い、広島に先制を許したが、六回に打線が猛反撃。坂本のソロホームランで同点に追いつくと、阿部にも2ランが飛び出し、一気に試合をひっくり返した。終盤は救援陣がリードを守りきり、巨人が3対1で勝利。内海は5月29日以来の2勝目を飾った。  打線は初回、大瀬良の立ち上がりを攻め立てる。先頭の坂本のヒットと相手の失策で無死一、二塁とし、さらに亀井が送りバントを決めて一死二、三塁と先制のチャンス。しかし、後続が倒れ、得点はできなかった。  一方、内海は毎回走者を出しながらも、要所を締めるピッチング。四回には、連打を浴びるなどして二死一、三塁のピンチを背負ったが、会沢を遊撃ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。  打線は二回以降、大瀬良の前につながりを欠く。四回には一死から阿部のヒットなどで一死二塁と得点圏に走者を進めたが、ここでも後が続かず得点を奪えない。  0対0で迎えた五回、内海は先頭の大瀬良に右翼フェンス直撃の三塁打を浴びると、続く堂林には中堅への犠牲フライを打たれ、1点を先制された。  リードを許した内海は、続く六回もピンチを背負う。二死まで簡単に打ち取ったものの、その後連打と四球で二死満塁。しかし、ここは大瀬良を空振り三振に抑えて追加点を許さず、味方の反撃を待った。  その裏の攻撃を前に、ここまで2安打に抑え込まれてきた巨人打線が円陣を組む。直後、この回の先頭で打席に立った坂本が、同点の8号ソロを左翼スタンドに叩き込んだ。さらに一死後、亀井が右中間フェンス最上段を直撃する二塁打を放って一死二塁。続く阿部は、低めの球をすくい上げて左中間スタンドに運び、これが勝ち越しの10号2ランとなった。巨人はこの回、3本の長打を集中し、3対1と試合をひっくり返した。  七回、内海はいったんマウンドに向かったが、投球せずに降板。ここから巨人は継投策に入る。七回は西村、八回は田原誠と山口が登板。それぞれ一人のランナーも許さない完璧な投球を披露した。一方、打線も広島2番手の永川勝をとらえられず、試合は3対1のまま最終回に。  九回、巨人のマウンドには5番手のマシソン。二死から木村にヒットを許したものの、後続を断って試合終了。巨人は3対1で広島に逆転勝ちし、対戦成績を6勝6敗1分の五分に戻した。  内海は6回で7安打を浴びながらも1失点。5月29日の楽天戦以来となる2勝目を挙げた。決勝2ランの阿部は、新人から14年連続となる2桁本塁打をマークした。
8.1広島△東京ドームで行われた広島東洋カープとの12回戦。先発の菅野が初回にソロホームランを浴びて1点を失ったが、三回に自らのタイムリーヒットで同点に追いついた。五回には村田の通算300号となるソロホームランで1点を勝ち越したが、六回に再び同点に追いつかれてしまう。その後は、広島のエース・前田や巨人のリリーフ陣による投手戦が続き、試合は2対2のまま延長十二回引き分けとなった
7.30DeNA○京セラドームで行われた横浜DeNAベイスターズとの10回戦。巨人は初回に坂本の先頭打者ホームランで先制する。二回に一時同点に追いつかれたものの、三回に高橋由のタイムリーヒットで再びリードを奪う。先発の杉内は八回を3安打1失点11奪三振と好投したが、九回に後を受けたマシソンが失策も絡んで同点とされ、白星はつかなかった。試合は延長十一回、亀井が右翼へソロホームランを放ち、3対2で巨人がサヨナラ勝ちを収めた。  先発は巨人が杉内、DeNAが山口。  初回、杉内は先頭の荒波から空振り三振を奪うと、柳田を中堅フライ、梶谷を空振り三振に抑える見事な立ち上がり。  その裏の巨人の攻撃は、先頭の坂本が左翼へソロホームランを放ち先制した。  早くも援護をもらった杉内だったが二回、二死からバルディリスに同点のソロホームランを浴び、試合を振り出しに戻されてしまった。  再びリードを奪いたい巨人は三回、二死から亀井がヒットで出塁すると、続く長野が四球を選んで一、二塁のチャンスを迎えた。ここで前日から4番に座る高橋由が、右翼へのタイムリーヒットを放ち、2対1と勝ち越しに成功した。  杉内は二回にバルディリスにホームランを浴びたものの、その後は一人の走者も出さない完璧な投球で、六回までわずか1安打に抑えた。七回に梶谷にヒットを許したが、続くブランコを二塁併殺打に仕留め、DeNA打線を寄せ付けない。  八回、杉内がピンチを迎える。一死からバルディリスに死球を与えると、続く多村にヒットを打たれ一死一、三塁とされる。しかし、杉内はここから黒羽根を空振り三振、代打・後藤を二塁フライに打ち取り、リードを守った。  九回はマシソンが登板。しかし代打の金城に二塁打を打たれると、梶谷には四球を与えて一死一、二塁のピンチを迎える。続くブランコは遊撃ゴロに打ち取ったものの、併殺を狙った二塁手の片岡が一塁に悪送球し、その間に二塁走者が生還。2対2の同点に追いつかれてしまった。  九回、先頭の長野がヒットで出塁すると、松本哲が送りバントを決め一死二塁のチャンスを作った。続くアンダーソンは敬遠で一死一、二塁の場面となったが、村田が遊撃併殺打に倒れ、試合は延長戦へ突入した。  2対2のまま迎えた延長十一回、先頭の亀井がDeNA5番手・萬谷から放った右翼への打球は、自身5年ぶりとなるサヨナラホームランに。3対2で巨人が勝利を収め、今シーズン50勝目を劇的な勝利で飾った。
7.29DeNA●京セラドームで行われた横浜DeNAベイスターズとの9回戦。巨人先発の澤村はDeNA打線につかまり、毎回のように失点する苦しいピッチングに。5回途中12安打を浴びて降板すると、後を受けた2番手の青木も粘りきれず7点差を付けられる。一方の打線も六回までDeNA先発の久保を打ちあぐね、無得点が続く。七回に途中出場の長野がソロホームランを放って1点を返したものの、反撃もこれのみ。終盤にも失点を重ねた巨人は1対9の大差でDeNAに敗れた
7.27中日○ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの15回戦。序盤は息詰る投手戦が続いた。試合が動いたのは五回、巨人が坂本のタイムリーで先制に成功する。しかし直後の五回裏、大島の犠牲フライで試合を振り出しに戻される。同点のまま試合は終盤に進む。八回に亀井の犠牲フライで巨人が勝ち越しに成功。リリーフ陣も1点のリードを守りきり、2対1で接戦をものにした。  先発は巨人が右腕・大竹、中日が左腕・雄太。  巨人は今季初めて、サードのスタメンを村田から井端に替え試合に臨んだ。  先発の大竹は、先頭の大島にヒットで出塁を許すと、送りバントを決められ一死二塁とされる。続くエルナンデスのゴロをショートの坂本が悪送球。ボールが逸れる間に二塁走者が本塁を狙ったが、ロペスの落ちついた送球で先制点は許さなかった。大竹はその後も連続で四球を与え二死満塁のピンチを背負ったが、藤井を空振り三振に仕留め、初回を無失点で抑えた。  巨人打線は、中日の先発・雄太の低目をつく投球に、内野ゴロを打たされる苦しい展開。一方、大竹も中日打線を二回から四回まで三者凡退に打ち取り、序盤は投手戦となった。  試合が動いたのは五回。巨人は二死から小林、大竹の連打が飛び出し、一、二塁にランナーを置いた。この場面で坂本は中堅にタイムリーヒットを放ち、三連打で巨人が1点を先制する。  その裏、援護をもらった大竹だが、ヒットと二塁打で無死二、三塁のピンチを背負う。一死後、大島の犠牲フライで同点に追いつかれたが、後続は断ち切り最小失点で切り抜けた。  その後、両投手陣が踏ん張り試合は再び膠着状態に入った。  しかし八回表、巨人は中日2番手の福谷を攻め立てる。先頭の坂本が二塁打で出塁すると、続く片岡は送りバント決めて一死三塁の好機を作る。ここで好調の亀井が左翼への犠牲フライを放ち、2対1。勝ち越しに成功する。  巨人は八回から好投の大竹に替わってリリーフ陣が登板。八回は山口が三者凡退に抑える好投。さらに九回はマシソンも三者凡退に抑えて逃げ切り、2対1で試合終了。巨人はこのカードを1勝2敗で終えた
7.26中日●ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの14回戦。試合は互いに点を取り合う展開となった。2対2の同点で迎えた四回、巨人はアンダーソンのソロ本塁打で勝ち越すと、五回には亀井がこの試合2本目のタイムリーを放ち、リードを広げた。巨人が主導権を握ったかに見えたが、先発の内海がマウンドを降りた直後の六回に救援陣がつかまり、一挙5点を失い逆転を許した。打線は九回二死から坂本のタイムリーで1点を返したが、反撃及ばず試合終了。巨人は中日に5対7で敗れ、2連敗を喫した
7.25中日●ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの13回戦。巨人先発の菅野は初回に3ランを浴びるなどして4点を失うと、五回にも再び3ランを打たれ、5回途中8失点で降板してしまう。さらに代わった2番手の今村も2ランを許し、中日に10点の大量リードを許す展開となった。一方の打線は中日先発・大野を打ちあぐねる。終盤は走者を出すことができず、巨人は最後まで意地を見せられないまま、0対10で完封負けを喫した
7.23阪神○甲子園で行われた阪神タイガースとの15回戦。巨人は初回にゴメスに2ランホームランを許すも、三回にロペスのソロホームラン、橋本のタイムリーヒットで同点に追いつく。試合は3試合連続で投手戦に。三回以降は両軍ともに決め手を欠き、九回へ。巨人は二死満塁と相手先発・能見を追い詰めると、能見の暴投で鈴木尚が決勝のホームを踏む。巨人は3対2で接戦を制し、後半戦初勝利。阪神との1、2位直接対決を1勝2敗で終えた。  初回、先発の小山は上本、大和から簡単に二死を奪うも、鳥谷にヒットを許し走者を背負う。すると続くゴメスに左翼スタンドまで運ばれ、2点を先制される。  一方の巨人打線は初回、二回と能見にタイミングが合わず、走者を出すことができない。  打線の反撃は三回。先頭のロペスが外角の球を引っ張り、左翼スタンドへ飛び込むソロホームランを放ち1点を返す。さらに続く井端も右翼へ技ありのヒットを放つ。次の小山が1球で送りバントを決め、同点の走者が得点圏へ。坂本は凡退し二死となるが、橋本が右翼へ同点タイムリーヒットを放ち、試合を振り出しに戻した。  追いついてもらった小山だったが、その裏2本のヒットで二死一、三塁のピンチを背負う。しかし、前の打席でホームランを許したゴメスを今度は変化球で空振り三振に仕留めた。  ここから試合は膠着状態へ。打線は四、五回と走者を出すことができなかった。  六回、巨人は一死から橋本がヒットを放つ。二死後、長野が四球を選び、二死一、二塁で村田を迎える。しかし村田は一塁ファウルフライに倒れた。  その裏、小山はヒットと四球で二死一、二塁とされるも、福留を打ち取り、勝ち越しは許さない。  七回からは2番手として香月がマウンドへ。香月は一死から死球で走者を許すも、後続を打ち取った。  試合は同点のまま九回へ。巨人は先頭の亀井がヒットで出塁に成功する。ここで原監督は鈴木尚を代走に送る。一死後、鈴木尚は村田の打席で二盗に成功、さらに能見の暴投で三塁まで進む。村田は四球を選び、後続につなげる。阿部は凡退したものの、続くロペスが四球を選び二死満塁の好機を作る。代打・矢野の打席で再び能見が暴投、三塁走者の鈴木尚が生還し、巨人は思わぬ形で勝ち越しに成功した。  最終回のマウンドには山口が上った。山口は阪神の代打攻勢に付け入る隙を与えず、簡単に二死を奪う。ここで原監督は前日救援に失敗したマシソンをマウンドへ送る。マシソンも期待に応え、梅野から空振り三振を奪い試合終了。巨人が3対2で勝利、阪神とのゲーム差は再び2.5に広がった
7.22阪神●甲子園で行われた阪神タイガースとの14回戦。巨人は初回に亀井のソロホームランで先制に成功すると、先発の杉内は五回まで相手打線を無安打に抑え込む快投を見せる。しかし六回、杉内は連打を浴び、1対2と逆転を許してしまう。反撃したい巨人打線だったが、二回以降は阪神先発・メッセンジャーを打ち崩せない。だが九回、代打・高橋由が同点のソロホームランを放ち、試合は延長戦へ突入。互いに走者を出しながら得点できない展開が続いたが、延長十二回、マシソンが二死から福留にサヨナラのソロホームランを浴びてしまう。巨人は2対3で敗れ、2位阪神とのゲーム差は1・5に縮まった
7.21阪神●甲子園で行われた阪神タイガースとの13回戦。巨人は二回、先発の澤村は無死満塁のピンチを背負うと、2点タイムリーヒットで先制を許す。打線は3年ぶりに長野が4番に座るなど、大幅に組み替えたが、阪神先発・岩田の動く速球に苦しみ得点を挙げることができない。一方、澤村は二回の失点以降は立ち直り、8イニングを3失点完投の粘投を見せたが、最後まで打線は澤村を援護することができなかった。巨人は0対3で敗れ、2位阪神とのゲーム差は2・5となった
7.16ヤクルト○野球観戦。東京ドームで行われた東京ヤクルトスワローズとの13回戦。巨人は初回、長野の内野ゴロの間に1点を先制、四回にはロペス、村田に連続タイムリーが飛び出し試合を優位に進める。先発の菅野は粘りの投球で要所を抑え、中盤まで無失点の好投を続ける。六回には村田のこの日2本目となるタイムリーで5点目を挙げたが、菅野は八回にソロホームランを浴びる。九回にもリリーフ陣が捕まり1点を失ったが、5対2でヤクルトに勝利。先発の菅野は6月14日以来1か月ぶりの勝ち星で、セ・リーグトップタイの9勝目を挙げた。  先発の菅野は初回、2本のヒットで二死一、二塁のピンチを招いたが、飯原を中堅フライに仕留め、無失点で切り抜けた。  その裏、先頭の坂本、続く橋本の連打で無死一、三塁のチャンスを作る。この場面で長野の三塁ゴロの間に三塁ランナーが生還。巨人が1点を先制した。  四回裏、巨人は一死から阿部が四球を選ぶと、アンダーソンは投ゴロでランナーを得点圏へ進める。二死二塁の好機から、ロペスに左翼へのタイムリーヒットが飛び出し1点を追加。続く村田も中堅へタイムリーヒットを放ち、この回2点を奪ってリードを3点に広げた。  さらに五回裏、一死から坂本がヒットで出塁すると、すかさず二盗を決めて一死二塁。二死後、長野が左翼線へタイムリー二塁打を放ち巨人は4点目を挙げた。  援護をもらった菅野は、粘りの投球でヤクルト打線を抑える。六回は内野安打と四球で二死一、二塁のピンチを背負ったが、森岡を二塁ゴロに打ち取り中盤も無失点のまま切り抜ける  六回裏、巨人打線は攻撃の手を緩めない。一死からアンダーソンがヒットで出塁。代走で替わった松本哲が二盗を決めて二死二塁のチャンスを作ると、村田のタイムリーヒットで5点目。村田はこのヒットで猛打賞、2打点の活躍を見せた。  八回表、ここまで無失点の好投を続けた菅野だが、先頭の山田に左中間スタンドに運ばれついに初失点。その後も連打で無死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を打ち取り、最少失点で食い止めた。  九回は山口がマウンドへ。2本のヒットを浴び一死一、二塁とされたところで、原監督は3番手のマシソンを送る。代打の荒木を見逃し三振に仕留めたが、山田にタイムリー二塁打を浴びて2点目を失った。しかし、相手の反撃を断ち切り5対2で試合終了。菅野はセ・リーグトップタイの9勝目を挙げ、前半戦最後の試合を勝利で締めくくった。
7.15ヤクルト○東京ドームで行われた東京ヤクルトスワローズとの12回戦。巨人先発の小山は3回と5回にソロホームランを浴びるなどして3点を失い、試合を優位に進められてしまう。一方の打線は、ヤクルト先発・石山に7回まで2安打と抑え込まれる。しかし8回、長野の犠牲フライと高橋由の2点タイムリー二塁打で3対3の同点に追い付くと、そのまま試合は延長戦に突入。延長十二回、巨人は二死二塁の場面を迎えると、橋本が右翼にサヨナラタイムリーを放つ。中盤までの劣勢をはねかえし、4対3で巨人が劇的な勝利を飾った。  巨人打線は初回に好機を迎える。一死から橋本が左翼フライ失策で二塁に進むと、長野のヒット、阿部の四球と続き、一死満塁。しかし後続が倒れ、先制することはできなかった。  巨人先発の小山は初回を無失点に抑えるが、二回、先頭の飯原に二塁打を浴びピンチを背負う。その後一死を奪うも、中村にタイムリーヒットを打たれ1点を失った。さらに三回、二死から雄平にソロホームランを許し、0対2と点差を広げられた。  反撃を開始したい巨人だったが、二回から四回までの3イニングをヒット1本に抑えられ、得点機をつくることができない。  五回、小山は先頭の山田にソロホームランを浴び、0対3とされる。さらにその後、ヒット2本と四球で一死満塁のピンチを招いたところで、小山は降板。2番手としてマウンドに上がった香月は、森岡を投併殺打にしとめ、さらなる点は与えなかった。  巨人は、六回から西村をマウンドに送る。西村は走者を出しながらも要所を抑え、2イニングを無失点とした。八回には山口が登板。1安打を許すも後続を打ち取り、無失点リレーをつなぐ。  五回から七回まで走者を出せずにいた巨人だったが、八回、一気に攻勢をかける。一死から四死球とヒットで満塁の好機を作ると、長野が犠牲フライを放ち、1点を返す。さらに、阿部も四球を選び二死満塁の場面で、打席には代打・高橋由。ヤクルト3番手・カーペンターの球をとらえて右翼線に2点タイムリー二塁打を運び、巨人が3対3の同点に追い付いた。  九回の攻撃は両チームともに三者凡退で終わり、試合は延長戦に突入した。  延長十二回、巨人は7番手の青木がマウンドに登る。ヒットとその後の暴投で、二死二塁と得点圏に走者を置くが、飯原を投ゴロに打ち取り、勝ち越しは許さなかった。  その裏、巨人は一死から井端が内野安打で出塁する。その後、二死二塁とし一打サヨナラのチャンス。迎えた橋本の打球は右翼に抜け、代走・鈴木尚が二塁から一気に生還、巧みなスライディングでホームイン、4対3で巨人が劇的なサヨナラ勝利を手にした。巨人は対ヤクルトの対戦成績を6勝6敗の五分に戻した。
7.14ヤクルト●東京ドームで行われた東京ヤクルトスワローズとの11回戦。巨人は二回に橋本の犠牲フライで先制に成功するも、内海が直後の三回にソロ本塁打を浴び同点にされる。その後は巨人の投手陣がヤクルト打線を抑えられず、次々に失点を重ねていく。一方の打線もヤクルト先発の石川を打ち崩せず、得点を挙げることができない。4投手が計19安打を浴びて、12失点。投打がかみ合わずに大敗を喫した
7.13阪神●東京ドームで行われた阪神タイガースとの12回戦。巨人は二回のロペスの先制ソロ、四回のアンダーソンのソロなどで中盤まで試合を優位に進める。先発の澤村は六回まで1失点の好投を見せるが、七回、関本に代打逆転満塁ホームランを浴びてしまう。逆転された巨人は七回に1点を返すも、九回に再び突き放され4対6で敗れた。阪神とのゲーム差は再び3・5となった
7.12阪神○東京ドームで行われた阪神タイガースとの11回戦。先発・杉内が、前日16安打を放った阪神打線を沈黙させた。六回には通算2000奪三振の大記録を達成。最後まで付け入る隙を見せなかった。打線は初回に長野のタイムリー二塁打で先制すると、六回には阿部のタイムリー二塁打、八回には亀井の2ランなどで効果的に追加点を奪い、杉内を援護した。投打が見事にかみ合った巨人が5対0で完勝。杉内は2安打完封で、阪神の連勝に終止符を打った。    阪神先発は能見。    序盤、杉内はほぼ完璧な立ち上がり。初回を三者凡退に抑えると、続く二回にはヒットを許すも、けん制で走者を仕留めた。三回は先頭打者をヒットで出したが、後続を併殺打に打ち取った。     一方、打線は初回から阪神・能見に襲い掛かる。先頭の坂本が二塁打で出塁すると、一死後、長野が右中間にタイムリー二塁打を放ち、幸先良く1点を先制した。    中盤、阪神打線が杉内に食い下がる。四回、杉内は先頭打者を四球で歩かせると、後続の内野ゴロ2本で三塁まで進められて二死三塁。この試合初のピンチを迎える。しかし、ここは四番のゴメスを一塁フライに打ち取り、得点を許さない。    ピンチを切り抜けた杉内は、さらに調子を上げていく。六回、杉内は一死から二者連続で空振り三振を奪い、通算2000奪三振の大記録を達成。スタンドのファンから大歓声を浴びる。    その裏、打線が再び能見を攻め立てる。一死から長野、村田の連打で一死一、三塁のチャンスをつくると、阿部が右翼線にタイムリー二塁打を放ち1点を追加。2対0と阪神を突き放した。さらにロペスが四球を選びチャンスを広げたが、後続が倒れた。    杉内は終盤も阪神打線を寄せ付けない。七、八回はともに三者凡退に抑え、五回から4イニング連続で一人の走者も許さない圧巻のピッチングを見せる。    この熱投に打線がこたえる。八回、阪神2番手の金田から先頭の長野が四球を選んで出塁すると、一死後、阿部が3番手・榎田からヒットを放って一、三塁。ロペスの代打・高橋由の打席で阪神にバッテリーエラーがあり、1点を追加。なおも二死二塁の場面で、代打・亀井が阪神4番手・鶴から右翼ポール直撃の2ランを放ち、この回一挙3得点。試合を決定付けた。    そして九回。マウンドにはここまで無失点の杉内が登る。杉内は代打攻勢の阪神打線に一死から四球で走者を許すも、後続を併殺に打ち取り試合終了。巨人が5対0で阪神を下し、ゲーム差を再び4.5に広げた。杉内は2安打2四球の見事な完封勝利。巨人は阪神戦の対戦成績を5勝6敗とした。
7.11阪神●東京ドームで行われた阪神タイガースとの10回戦。巨人先発・大竹は初回に先制を許すも、初回に村田のタイムリー、二回に阿部のソロで勝ち越しに成功する。しかし直後の三回に同点とされると、六回には集中打を浴び4点勝ち越されてしまう。終盤の七回に長野のソロ、八回のロペスのソロで反撃に乗り出すが、阪神打線の一発攻勢で突き放されてしまい、5対12で大敗を喫した
7.9DeNA●沖縄セルラースタジアム那覇で行われた横浜DeNAベイスターズとの8回戦。巨人は初回、後藤の3ランホームランで先制を許す。打線はDeNA先発の久保に苦しみ、得点を挙げることはできない。巨人先発・菅野は初回以外はDeNA打線を無失点に抑え、試合を作ったものの、打線が最後までDeNA投手陣を打ち崩すことができなかった。巨人は0対3で敗戦。連勝は3でストップ
7.6中日○中日ドラゴンズとの第12回戦。打線は四回、井端の左翼スタンドへの一発で先制に成功する。先発・澤村は力強い投球を見せるも、七回に相手先発・浜田に同点タイムリーヒットを浴びてしまう。試合を決めたのは八回の巨人、井端の代打・高橋由が2点タイムリーヒットを放ち、巨人が投手戦に決着をつけた。巨人は3対1で勝利。中日相手に同一カード3連勝を飾った。  今季初登板の澤村は初回、先頭の大島にフルカウントまで粘られるも、空振り三振を奪う。これで落ち着いたのか、続く二者を内野ゴロに打ち取り、三者凡退と上々の立ち上がりを見せる。  二回、二死から澤村は四球とヒットを許し、二死一、二塁のピンチを背負う。しかし、松井雅を内野ゴロに仕留め、先制点は許さなかった。  一方の打線は、相手先発・浜田をなかなか打ち崩すことができない。三回まで一人の走者も出すことができなかった。  四回、澤村は中日の4番・ルナから三者連続で三振を奪い、守備からリズムを作る。  その裏、井端の一発が試合の均衡を破る。一死から高めのボールを引っ張った打球は左翼スタンドへ。この試合のチーム初ヒットが、井端にとっては巨人移籍後初ホームラン。貴重な先制点をたたき出した。  五回、援護をもらった澤村。一死から松井雅に中前ヒットを浴びる。しかし、浜田に送りバントをさせず、大島を二塁ゴロに抑える。  六回、二死から坂本がチーム二本目のヒットで出塁する。しかし、続く井端は空振り三振に倒れた。  七回、澤村は先頭の和田にヒットを許す。さらに送りバントと内野ゴロで三塁まで進まれ、同点のピンチ。ここで投手の浜田に痛恨の同点タイムリーヒットを浴び、試合を振り出しに戻してしまった。  八回、巨人は先頭の長野が左翼線への二塁打を放つ。小林の死球、内野ゴロなどで二死二、三塁とし、浜田をノックアウト。坂本が四球を選んで満塁となる。ここで原監督は代打に前日、逆転3ラン本塁打を放った高橋由を送る。高橋由は中日2番手・田島の直球を中堅へはじき返し、勝ち越し2点タイムリーヒットに。巨人が終盤のチャンスをものにした。  最終回のマウンドには、マシソンが登板。マシソンは前日適時打を浴びた森野を打ち取ると、危なげない投球で三者凡退に抑える。巨人は3対1で勝利。中日に3連勝を飾った。右肩痛で出遅れていた澤村が8回1失点、今季初登板を初勝利で飾った。
7.5中日○東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの11回戦。先発の杉内は四回に和田のタイムリーで2点の先制を許すと、六回には和田のソロホームランで追加点を奪われてしまう。打線は中日先発・山井の前に六回まで無得点に抑えられるも、七回に村田のソロ、高橋由の逆転3ランの二発で試合をひっくり返した。八回に中日に追いつかれるも、その裏に長野のタイムリー二塁打で2点の勝ち越しに成功する。2点リードで九回を迎えるが、森野のタイムリーで再び同点に。同点で迎えた十回、長野がタイムリーを放ちサヨナラ勝ち。2日連続で接戦を制し、連勝を飾った。  先発の杉内は初回、先頭打者に四球を与えると二盗と送りバントを許し一死三塁のピンチを招く。しかし後続を断ちピンチを切り抜けた。  二回は一死から三塁打を許すも、得点は与えない。三回には二塁を踏ませず無失点で序盤を抑えた。  打線は初回、二死から亀井がヒットで出塁するも先制につながらず。二回は三者凡退に終わり、三回には二死から坂本が二塁打を放つも後続がかえせない。中日先発・山井の前に序盤は無得点に終わる。  中盤の四回、ここまで無失点の杉内がつかまる。失策と四球で一死一、二塁となると、和田にタイムリー二塁打で2点の先制を許してしまう。  追いつきたい打線は中盤の四、五、六回ヒットが出ず、中日に詰め寄ることができない。  五回を無失点で切り抜けた杉内だったが、六回、和田にソロホームランを打たれ、0対3と点差を広げられてしまう。杉内は終盤の七回を無失点に抑え、7回3失点でマウンドを降りた。  反撃に出たのは終盤の七回。先頭の村田が山井からバックスクリーンへと飛び込むソロホームランを放ち1点を返す。反撃は終わらず、一死後には長野と阿部の連打で山井をマウンドから引きずりおろした。そして二死二、三塁の場面で代打・高橋由が2番手の浅尾から逆転3ランホームランを放ち、試合をひっくり返した。  逆転に成功した八回のマウンドは山口。山口は先頭から連打を浴び、無死二、三塁のピンチを迎えてしまう。そして内野ゴロの間に三塁走者の生還を許し同点とすると、次打者に死球を与え、一死一、三塁。勝ち越しも危ぶまれたが、次打者のスクイズを阻止。その後ヒットを打たれるも、右翼手・亀井の好返球で本塁刺殺、最小失点でこの回を切り抜けた。  同点に追いつかれた八回、一死から村田がヒットで出塁すると、アンダーソンが右翼フェンス直撃のヒットで続き一死一、三塁。その後二盗もあり一死二、三塁の一打勝ち越しの場面で長野がタイムリー二塁打を放ち、2点を勝ち越した。  最終回のマウンドには3番手の右腕・マシソン。2本のヒットと四球で二死満塁のピンチを招くと、森野に同点タイムリーを許し再び追いつかれてしまう。  巨人打線は九回、1番・坂本からの好打順だったが三者凡退。試合は延長戦に突入した。  十回のマウンドは香月。香月は内野ゴロで中日打線をこの試合初の三者凡退に抑える。  打線は十回、代走で途中出場の鈴木尚が四球で出塁すると、犠打で一死二塁。そして長野が左中間を割るサヨナラタイムリーを放ち試合終了。4時間近いシーソーゲームを制し、巨人は連勝した。
7.4中日○東京ドームに見に行く。東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの10回戦。巨人が中日の追撃を振り切り、接戦をものにした。巨人は二回、坂本のタイムリーヒットで2点を先制。先発の大竹が六回、ソロホームランを浴びて1点を失ったが、その裏、阿部のソロホームランと坂本の2本目のタイムリーで2点を奪い、リードを広げた。終盤、リリーフ陣が中日打線の反撃にあい、1点差まで詰め寄られたが、8回途中から登板のマシソンが追加点を許さず、巨人が4対3で勝利した。大竹は5月9日以来、約2か月ぶりの白星を手にした。  中日の先発は左腕・大野。  大竹は初回、一死から谷に二塁打を打たれたが、続くエルナンデスとルナを内野ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。  その裏、巨人は一死から片岡が四球で出塁。続く亀井のヒットで一死一、二塁としたが、後続が倒れ、先制はならなかった。  続く二回、巨人は先頭の長野が四球を選ぶと、一死後、ロペスが左翼線への二塁打を放ち一死二、三塁のチャンス。続く大竹は空振り三振に倒れたが、坂本が左翼フェンス直撃のヒットを放ち、二人が生還。巨人が2点を先制した。  六回、好投を続けていた大竹が、先頭の大島にソロホームランを浴び、1点を失う。その後もエルナンデスに二塁打を打たれてピンチが続いたが、ルナを右翼フライ、森野を遊撃フライに打ち取り、最小失点にとどめた。  その裏、打線が再び大竹を援護する。阿部が右中間に第8号のソロホームランを放ち、再び2点差をつけると、その後もロペスのヒットと大竹の送りバントで一死二塁のチャンスを作る。ここで坂本がこの日2本目のタイムリーヒットを左翼に放ち、さらに1点を追加。4対1とリードを3点に広げ、中日を突き放した。  七回、大竹は一死から藤井に二塁打を打たれると、続く谷繁に四球を与えたところでマウンドを降りた。2番手で登板の山口は、松井佑を見逃し三振、続く大島も二塁ゴロに打ち取り、反撃を許さない。  八回、巨人リリーフ陣がつかまる。3番手の香月が先頭の谷に四球を与え、エルナンデスにヒットを許し無死一、二塁。ここでルナにタイムリーヒットを浴びて1点を失った。なおも無死一、三塁の場面で巨人は4番手・青木をマウンドに送り、一死を取ったが、5番手の久保は和田にタイムリーを浴びてさらに1点を奪われ、中日に1点差まで詰め寄られた。ピンチはなおも続き、二死満塁となったが、ここで6番手・マシソンが登板。堂上直を右翼フライに抑えて、リードを守った。  九回、イニングをまたいで登板のマシソンは大島を空振り三振、谷を中堅フライに仕留めて二死とする。エルナンデスにはヒットを許したが、最後はルナを空振り三振に仕留めて試合終了。巨人が中日の反撃を振り切り、4対3で勝利を収めた。巨人は中日との対戦成績を7勝3敗とした。
7.2広島●マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの11回戦は昨日に続き接戦となる。先発の小山は初回に先頭打者ホームランを浴びたが、二回から五回を三者凡退に抑える好投を見せる。打線は六回、長野のタイムリー二塁打で逆転に成功、一度は味方のエラーで広島に勝ち越されたが、八回に長野がきょう2本目のタイムリーヒットで同点とした。しかし八回裏、リリーフ陣が踏ん張りきれずピンチを招くと、小窪に犠牲フライを許し、この得点が決勝点に。終盤の攻防を制することができず、3対4の接戦で惜敗した
7.1広島○首位攻防3連戦の初戦となった広島東洋カープとの10回戦。巨人は初回、村田の2ランホームランで先制する。四回に同点に追いつかれるものの、五回に片岡、亀井の連続タイムリーヒットで勝ち越しに成功。しかし先発・菅野が七回に捕まり、逆転を許す。試合を決めたのは八回、坂本が左中間へこの日2本目の本塁打を放ち巨人が逆転。粘る広島を守護神・マシソンが守りきり、巨人が8対7で勝利した。  初回、打線は広島先発・大瀬良の立ち上がりを攻める。先頭の坂本が左翼へ二塁打を放つと、二死から村田が左翼スタンドへ先制の2ランホームランを叩き込み幸先良く先制した。  一方の菅野は、初回を三者凡退に抑える安定した立ち上がりを見せた。しかし二回、エルドレッドにソロホームランを浴びる。続くロサリオにも二塁打を打たれ、同点のピンチ。ここは後続を打ち取り最少失点にとどめた。  直後の三回、一死から坂本の左翼への一発が飛び出し、再びリードを2点に戻す。  しかし四回、菅野が広島打線に捕らえられる。2本のヒットと失策で無死満塁とされると、ロサリオに三塁手の頭上を越える2点タイムリーヒットを浴び、同点に追いつかれてしまう。さらに無死一、二塁とピンチは続くも、田中、木村を打ち取り二死に。ここで四球を与え、二死満塁とされるものの、大瀬良から三振を奪い、勝ち越しは許さなかった。  五回、先頭のアンダーソンが右翼への二塁打で出塁。さらにロペスがヒットで続き、無死一、三塁のチャンスを作る。菅野、坂本は凡退するも、片岡が中堅へタイムリーヒットを放つ。さらに亀井にもタイムリーヒットが生まれ、巨人が2点を勝ち越した。  しかし、巨人は広島の粘りに苦しめられる。七回、天谷を二塁に置き、丸に右翼越えの同点2ランホームランを許す。さらにロサリオにヒットを浴び、田中を歩かせたところで、原監督は菅野の交代を決断。山口をマウンドへ送る。しかし、山口は小窪に勝ち越し打を打たれ、この試合初めてリードを許す。  直後の八回、先頭のアンダーソンがヒットで出塁する。セペダは凡退するも、松本が一二塁間を破るヒットで続き、打席には坂本を迎える。坂本が真ん中の直球を捉え、左翼スタンドへ飛び込む逆転3ランホームランを放った。  広島も粘る。その裏、丸のタイムリーヒットでリードは1点差に。九回にも一死から走者を出すも、最後は守護神・マシソンが二者連続三振に斬って取り、追いすがる広島を振り切った。巨人は8対7で勝利。今季の広島との対戦成績を五分に戻した
6.28ヤクルト○秋田で行われた東京ヤクルトスワローズとの10回戦。巨人が投打に圧倒的な力を見せて完勝した。打線は初回、阿部、長野の連続タイムリーで2点を先取すると、三回には長野の2ランなどで3点を追加。続く四回、アンダーソンのソロ本塁打を起点に打者一巡の猛攻を見せて4点を奪い、早々に試合を決定付けた。投げては先発・杉内が7回無失点。後を受けたリリーフ陣も反撃の隙を与えず、完封リレーを達成。巨人がリーグ戦の再開初戦を9対0で勝利し、セ・リーグ首位独走へ弾みを付けた。  ヤクルト先発はナーブソン。  初回、巨人打線がいきなりつながる。二死から亀井が四球、村田がヒットで二死一、二塁。続く阿部は右翼フェンス直撃のタイムリーで巨人が1点を先制。さらに二死一、三塁の場面で長野がピッチャー強襲のタイムリー内野安打を放ち、リードを2点に広げた。  その裏、杉内はヤクルト打線を三者凡退に抑え、上々の立ち上がりを見せた。  巨人打線は三回にも二死からつながりを見せる。村田が四球で出塁すると、続く阿部の打席でナーブソンが暴投し二死二塁。阿部の打球は内野手正面へのゴロとなったが、野手が捕球できず(記録はエラー)、村田が一気にホームイン。さらに長野は右翼ポール際への5号2ランホームランを放ち、5対0と点差を広げた。  好調の打線は4回にも火を吹く。先頭のアンダーソンが右翼にソロホームランを運び1点を追加。一死後、坂本の四球、片岡のヒットで一死一、二塁とし、続く亀井は左翼前にタイムリーを放ち7点目。ナーブソンをノックアウトした。打線は2番手・松岡にも襲い掛かる。村田が内野安打で続くと、阿部にも2本目のタイムリーが飛び出し8点目。長野は二塁ゴロに倒れたが、その間にも加点。巨人はこの回、打者一巡の猛攻で5安打を浴びせて4得点。9対0と決定的な差をつけた。  一方、杉内はその裏、ヒットと四球で無死一、二塁とされ、この試合初めて得点圏にランナーを置く。ここで杉内は、まず川端を空振り三振にし仕留める。続く雄平を右翼フライに打ち取ると、捕球した亀井が素早い返球で一塁走者を刺してダブルプレー。味方の好守もあり、初のピンチを杉内は無失点で切り抜けた。  杉内は五回から七回まで、毎回走者を許したが、要所を抑え、7回を5安打無失点で投げきった。  八回から巨人は継投に入る。八回は土田、九回は久保が登板。両投手とも走者を出したが、後続を断って無失点。試合は9対0で巨人が完勝。杉内は6勝目をマークした。
6.22ソフトバンク○交流戦の優勝決定戦となった福岡ソフトバンクホークスとの4回戦。巨人が序盤に大量リードを奪い、試合を決定付けた。初回、相手のミスに乗じるなどして2点を先取すると、続く二回には片岡、亀井のタイムリーと村田の2ランで一挙5得点。7対0と大差を付けた。先発・小山は6回を投げて3失点。後を受けたリリーフ陣は終盤に失点したが、打線がさらに追加点を奪い、ソフトバンクの追撃を許さなかった。巨人は10対5で直接対決を制し、2年ぶり2度目の交流戦優勝を果たした。  ソフトバンク先発は飯田。  小山は初回、ソフトバンク打線を三者凡退に抑え、完璧な立ち上がりを見せる。  その裏、早くも巨人打線がつながる。先頭の坂本がヒットで出塁し、片岡の二塁打、亀井の四球で無死満塁。続く村田は三塁ゴロに倒れたが、その間に坂本が生還し、巨人が1点を先制した。さらに一死一、三塁の場面で村田が二盗。これを刺そうとした相手捕手の悪送球に乗じて、片岡が生還。巨人がリードを2点に広げた。  続く二回、巨人打線の勢いが増す。二つの四球で二死一、二塁の場面で、片岡の詰まったフライが右翼線に落ちて二塁打となり、2人が生還。亀井にもタイムリーが出てさらに1点を追加し、飯田をノックアウトした。猛攻はなおも続き、代わったソフトバンク2番手の森から、村田が左翼に2ランホームラン。巨人はこの回5点を奪い、7対0と大差を付けた。  三回までソフトバンク打線を1安打に抑えていた小山は、四回に一発を浴びる。二死一塁の場面で長谷川に2ランを許し、7対2と巨人のリードは5点となった。  五回、巨人打線が再び火を吹く。先頭の亀井が二塁打で出塁すると、村田も中堅の頭上を超えるタイムリー二塁打を放って8点目を奪う。さらに阿部もタイムリーで続き、9対2として再び7点差を付けた。  直後の六回、小山は一死から四球とヒットで一死一、三塁のピンチを招くと、長谷川に犠牲フライを許し1点を失う。さらに四球を与えて二死一、二塁のピンチ。ここは吉村を右翼フライにしとめ、追加点は許さなかった。小山はこの回でマウンドを降り、後をリリーフ陣に託した。  七回、巨人は2番手の山口がマウンドに登る。2本のヒットで一死一、三塁のピンチを迎えると、今宮の三塁ゴロの間に1点を失い、9対4に。  一方、巨人打線は終盤も攻撃の手を緩めず、八回一死からセペダが二塁打で出塁。長野にもタイムリー二塁打が飛び出して1点を追加。10対4と得点を2桁の大台に乗せた。  九回、巨人は4番手・マシソンを送る。柳田にタイムリーを浴びて1点を失い、さらに二死二塁と得点圏に走者を背負うが、最後は4番の李大浩を空振り三振にきって取り、試合終了。巨人が10対5でソフトバンクを下し、2年ぶり2度目の交流戦優勝を果たした。ソフトバンクとの対戦成績は1勝3敗。パ・リーグ6球団との対戦を16勝8敗で終えた
6.21ソフトバンク●交流戦優勝に王手をかけて臨んだ福岡ソフトバンクホークスとの3回戦。巨人は4回に李大浩のホームランなどで2点の先制を許す。打線はその裏、阿部の右中間へのタイムリー二塁打ですぐに1点を返す。巨人先発・菅野は4回以降は走者を許すも、要所を締める投球を披露。しかし八回、自らの暴投で痛恨の1点を許す。打線は相手の好守備もあり、ソフトバンク先発・帆足を打ち崩すことができず、1対3で敗れた
6.18オリックス●東京ドームで行われたオリックスバファローズとの4回戦。交流戦首位と2位の一戦は、巨人が先行を許す展開となったが、三回に坂本が同点ソロホームラン、五回に亀井が同点タイムリー二塁打、六回には代打・セペダが同点3ランを放ち、試合を何度も振り出しに戻した。しかし七回、押し出しの死球で1点を失うと、終盤はオリックスの救援陣をとらえきれず、5対6で敗れた。巨人の連勝は「7」でストップした
6.17オリックス○交流戦首位攻防戦となったオリックスバファローズとの3回戦。巨人は先発・杉内が三回に危険球退場で降板するも、四回に長野の2点タイムリー三塁打で先制に成功する。さらに五回に阿部の3ラン本塁打が飛び出し、相手先発・西をノックアウト。投手陣は杉内のあとを笠原、久保、青木、土田と継投し、零封リレーを見せた。巨人は8対0で勝利。交流戦優勝に向け、また一歩前進となった。  杉内は初回、一死から安達にヒットを許すと、直後に二盗を決められ得点圏に走者を背負う。しかしここから中軸のヘルマン、糸井を連続三振に斬って取った。  一方の打線もその裏、二死から亀井が右中間を破る二塁打を放つも、村田が遊撃ゴロに倒れ、先制とはならなかった。  三回、一死から杉内が平野恵への頭部の死球で危険球退場。急きょ二番手として笠原がマウンドに上がるも、安達に安打を打たれ、一死一、二塁のピンチを迎える。笠原はここから踏ん張り、ヘルマンを併殺打に打ち取り、ピンチを切り抜けた。  四回、巨人は長野の一振りで先制に成功する。先頭の村田が左翼へヒットで出塁すると、続く阿部の打球は野手の間に落ちるヒットとなり、無死一、二塁とチャンスを作る。ここでアンダーソンが右翼へヒットを放つものの、相手の好返球で二塁走者・村田は生還できない。しかし二死後、長野が外角の直球を右翼フェンスまで運び、先制の2点タイムリー三塁打となり巨人が先制。さらに続くロペスにもタイムリーヒットが生まれ、巨人が3点を奪った。  さらに五回、先頭の亀井が左翼線への二塁打を放つ。続く村田が自らも生きるバントヒットを決めて無死一、三塁とすると、打席には阿部が入る。阿部は変化球を完璧に捕らえ、右翼へ特大の3ランホームラン。この一発で西をノックアウトしたが、巨人打線の勢いは止まらない。代わった中山から四球とヒットで一死一、二塁とすると、坂本が左翼前へ運び、さらに1点を追加した。  原監督の早めの継投は今日も成功する。六回からは久保、青木、土田と投手リレーを展開。青木、土田はオリックス打線を三者凡退に抑え、つけいる隙を与えなかった。  八回には、ヒットと死球で二死一、二塁とすると、村田が中堅へタイムリーヒットをはじき返し、ダメ押しの1点を追加した。  八回に続き土田が最終回のマウンドへ。土田はクリーンアップを三者凡退に抑え、試合終了。巨人が8対0で勝利。笠原は今期初勝利を挙げた。
6.15楽天○コボスタ宮城で行われた東北楽天ゴールデンイーグルスとの4回戦。巨人先発の小山は、毎回ランナーを出しながらも五回途中まで無失点と、粘りの投球を見せた。0対0のまま迎えた八回、楽天のボウカーにソロホームランを許し均衡が破れる。しかし九回、ここまでわずか1安打に抑えられていた楽天先発・則本から集中打で3点を奪い、このリードを守りきった巨人が3対2で勝利した。チームは今季初の6連勝。リリーフで登板した土田はプロ初勝利となった。  先発は巨人が小山、楽天が則本。  巨人先発の小山は二回、先頭のジョーンズにヒットで出塁を許すと、暴投や四球などで二死満塁のピンチを背負ってしまう。しかし則本を中堅フライに抑え、先制点は与えなかった。  三回、一死から長野がチーム初安打で出塁する。続く小山が送りバントを決めて二死二塁としたが、坂本は三塁ゴロに倒れ、得点はならなかった。  その裏、小山は二死から後藤、ジョーンズに連続安打を浴びて二死一、三塁とされる。しかし松井稼を空振り三振に仕留め、このピンチを脱した。  小山は毎回ランナーを出しながらも、粘りの投球で四回まで楽天打線を無失点に抑える。しかし五回、二死から後藤、ジョーンズにヒットを打たれると、続く松井稼に四球を与え、満塁とされてしまう。ここで小山はマウントを降り、2番手には久保が登板。嶋を遊撃ゴロに打ち取り、この回も無失点に抑えた。  六回からは今村が3番手でマウンドへ。六回は三者凡退に抑えたが、七回にピンチを迎える。一死から藤田、後藤に連打を浴びると、ジョーンズに四球を与えて一死満塁とされてしまう。しかし、続く松井稼を遊撃ゴロ、嶋を二塁ゴロに抑えて切り抜けた。  0対0のまま迎えた八回、この回も今村がマウンドへ。しかし先頭のボウカーにソロホームランを浴び、1点を失ってしまう。  九回、巨人はここまでヒット1本に抑えられていた則本をとらえる。先頭の長野がヒットを放つと、代打・高橋由もヒットで続く。高橋由の代走・鈴木尚が二盗を決め、無死二、三塁と一打逆転のチャンスを作った。ここで坂本が中堅にタイムリーヒットを放ち、走者2人が生還。2対1と逆転に成功した。その後も片岡と村田のヒットで3点目を挙げ、この回一気にリードを奪った。  九回のマウンドにはマシソンが登板。一死からジョーンズにソロホームランを許し1点差に追い上げられたが、しっかりと後続を断ち、3対2で試合終了。巨人は今季初の6連勝。土田はプロ初勝利を挙げた
6.14楽天○コボスタ宮城で行われた東北楽天ゴールデンイーグルスとの3回戦。巨人・菅野、楽天・美馬の両先発が投げ合い、七回まで両軍ともに無得点。八回、巨人は亀井のタイムリーと相手の失策で3点を先制し、継投策で逃げ切りを図った。九回、楽天に反撃されて1点を失い、なお満塁のピンチを背負ったが、最後は香月が後続を断ち、3対1で試合終了。巨人は連勝を「5」に伸ばした。菅野はハーラー単独トップの8勝目をマークした。  菅野は、初回を三者凡退に抑える完璧な立ち上がり。二回、二死二塁のピンチでボウカーにヒットを浴びたが、本塁突入を狙った走者を亀井が好返球で刺し、楽天に先手を許さない。   一方、打線は初回、二回ともに安打を放つも、楽天・美馬の前に打線がつながらず。三回は三者凡退し、序盤は無得点に終わった。   中盤を迎えても菅野の好投は続く。四回を三者凡退、五回には二死から失策で走者を許すも、後続を抑え無失点。六回も三者凡退に斬ってとり、楽天打線にチャンスを与えない。   打線はチャンスを作るが、あと一本が出ない。四、五回はともに二死から得点圏に走者を置くも、後続が還せず無得点。六回は無安打に抑えられ、美馬の前に本塁が遠い展開が続く。   両軍無得点で迎えた七回、巨人は長野の四球などで二死二塁のチャンスをつくるが後続が倒れ、ここでも先制点を奪えない。   その裏、好投の菅野がピンチを背負う。嶋の内野安打と味方の失策で二死二塁とされ、続くボウカーには四球を与え二死一、二塁。この試合で初めての複数の走者を背負ったが、聖沢を投ゴロに打ち取り、流れを断ち切った。  そして八回。ついに巨人が試合の均衡を破る。ここまで無失点の美馬から、先頭の片岡が中越えの二塁打を放つと、続くアンダーソンの打席で三盗を決め、一死三塁。村田を敬遠し、美馬はここでマウンドを下りた。楽天リリーフ陣は阿部に四球を与え一死満塁。二死後、亀井が右翼に先制タイムリーヒットを放った。この打球を野手が後逸。走者一掃となり、一気に3点を先制した。  その裏、菅野が一死を取ったところで、原監督は山口をマウンドに送る。二死後、安打で走者を出すも、無失点で切り抜けた。  九回はマシソンが登板。しかし、先頭打者に四球を与えると、一死後、2者連続の四球で一死満塁となった。ここで青木が救援で登板するも、タイムリーを許し2点差に詰め寄られる。なおも一死満塁のピンチで、原監督は香月をマウンドへ。香月は後続を浅い外野フライと内野ゴロに打ち取り、無失点に抑えて試合終了。巨人が3対1で楽天を下し、対戦成績を2勝1敗とした。先発の菅野はハーラー単独トップの8勝目を上げ、巨人は5連勝を飾った。
6.12日本ハム○札幌ドームで行われた北海道日本ハムファイターズとの4回戦。試合は三、四回に点の取り合いとなり、主導権を握れない。しかし五回以降は巨人打線が小刻みに得点し、リードを広げていく一方、リリーフ陣が日本ハム打線を抑え込んでいく。6対2で迎えた八回、巨人は3本のタイムリーで4点、9回にも1点を追加し、日本ハムを突き放した。この試合、巨人は16安打の猛攻で、11対2で勝利。連勝を4にのばした。  巨人は初回、先頭の坂本が左中間を破る二塁打を放ち、早くも先制の好機を作る。しかし後続が相次いで打ち取られ、このチャンスをものにすることはできなかった。  巨人先発の笠原は、一、二回とヒットを1本ずつ打たれるが、要所を抑え得点は許さない。  三回、巨人は先頭の長野が内野安打で出塁する。一死となった後、打席には坂本。とらえた打球は第1打席と同じ左中間へのタイムリー二塁打となり、巨人が1点を先制した。  その裏、笠原が四球と送りバントで一死二塁の場面を招いたところで、巨人は2番手の青木をマウンドに送る。青木は西川にタイムリーヒットを浴び、1対1の同点に追い付かれてしまった。  しかし直後の四回、巨人打線が再び日本ハム先発・浦野を攻める。一死から阿部、セペダに連打が生まれ一死一、二塁。ここで亀井が右翼フェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、巨人が1点を勝ち越した。さらに一死二、三塁の場面で、長野の遊撃ゴロの間に1点を追加。3対1とした。  その裏、巨人は3番手の今村が登板するが、先頭の近藤に二塁打を浴び、ゴロで三塁に進まれる。ここでミランダの二塁ゴロの間に1点を失い、3対2と1点差に詰め寄られる。  直後の五回、巨人は一死から片岡が左翼にソロホームランを運び、4対2とした。さらに六回にも巨人打線が見せ場をつくる。阿部の四球と亀井のヒットで一死ニ、三塁とすると、迎えた長野の打球は三塁手の失策を誘い、1点を奪う。その後二死一、三塁の場面で、一塁走者の長野が飛び出し、一二塁間で挟まれる間に1点を追加。6対2とリードを広げた。  六回、巨人は4番手の久保が登板。二塁打と四球で無死一、二塁とされるが、後続を打ち取った。久保は七回も無失点とし、日本ハムの反撃を許さない。  巨人打線は終盤も攻撃の手を緩めない。八回、村田が二塁打で出塁すると、一死後、ロペスもタイムリー二塁打を放ち1点を追加。さらに二死一、二塁の場面で、代打・中井の2点タイムリー三塁打で9点目を奪う。続く坂本もタイムリーを放ち、10対2とした。  九回、松本哲と村田の連打で無死一、二塁とすると、阿部のタイムリーヒットで1点を追加。11対2とした。  巨人は八回、香月が登板。三者凡退に抑え、投手リレーをつないだ。九回には土田がマウンドに登る。日本ハム打線を3人できって取り、試合終了。11対2で巨人が勝利し、連勝を4にのばした
6.11日本ハム○札幌ドームで行われた北海道日本ハムファイターズとの3回戦。巨人は二回に亀井のタイムリー三塁打で1点を先制するが、その後は日本ハム先発・大谷の160キロ近い速球を打ちあぐね追加点を奪えない。一方、巨人先発の大竹は丁寧にコーナーを投げ分ける投球で、六回まで2安打と好投を見せる。しかし七回にソロホームランで同点とされ、1対1のまま試合は延長戦に突入。延長十回、巨人は片岡のタイムリーで1点を勝ち越すと、その裏、細かい継投で逃げ切り、2対1で勝利。連勝を3にのばした。香月が移籍後初セーブをマークした。  巨人先発は大竹、日本ハムは大谷。  巨人打線は初回を三者凡退に抑えられたが、二回、大谷をとらえる。一死から阿部がヒットで出塁すると、続く亀井が右中間にタイムリー三塁打を放つ。1対0と、巨人が先制に成功した。  一方、巨人先発の大竹は、三回まで一人の走者も出さない完璧な立ち上がりを見せる。  四回、巨人は先頭の阿部がヒット、一死後、長野が四球を選んで一死一、二塁とし、追加点のチャンスを迎える。しかしロペス、大竹は空振り三振に倒れ、得点できなかった。  その裏、大竹は先頭の西川にヒットを打たれ、この試合初の走者を許す。さらに送りバントで一死二塁とされるが、続く近藤、中田を打ち取り無失点。  リードを広げたい巨人だったが、五、六回は大谷から走者を出すことができない。  危なげない投球を続けていた大竹だったが、六回にピンチを招く。先頭打者に四球を与えると、送りバントで二塁に進まれ、さらに内野安打と盗塁を許し、一死二、三塁。しかし、続く大引、近藤を内野ゴロにしとめて切り抜けた。  七回、巨人の攻撃途中で大谷が負傷交代し、A・カーターが2番手で登板する。巨人打線はこの回もチャンスをつくることはできなかった。  その裏、大竹は一死からミランダにソロホームランを浴び、試合を振り出しに戻されてしまう。さらに北へ四球を与えたところで、大竹は降板。2番手としてマウンドに登った青木は後続を抑え、勝ち越しは許さなかった。  なんとかリードしたい巨人だが、日本ハムリリーフ陣の前に八、九回と走者を出せずに終わってしまう。  九回、巨人はマシソンが登板。マシソンは相手打線を三者凡退で抑え込み、試合は延長戦に突入した。  延長十回、巨人は日本ハム5番手・増井を攻める。一死からロペスのヒットと代打・セペダの四球で一、二塁に走者を置くと、坂本の内野ゴロで二死一、三塁。ここで片岡は左翼にタイムリーを放ち、2対1と巨人が勝ち越しに成功した。  巨人はその裏、山口をマウンドに送る。山口が二死一塁とされたところで、巨人は5番手・香月を投入。代打・鵜久森を遊撃フライにしとめ、試合を締めくくった。巨人が2対1で勝利し、連勝を3にのばした。香月は4年ぶりのセーブを記録した
6.9ロッテ○東京ドームで行われた千葉ロッテマリーンズとの4回戦。巨人は三回、4番に復帰した村田の先制タイムリーなどで3点を奪い、続く四回にも亀井のソロで追加点を挙げた。先発の今村は六回途中を1失点の好投でマウンドを降りる。六回には今日2本目となる村田のタイムリーで5点目を挙げたが、七回にリリーフ陣がピンチを招き点差を縮められる。しかし、その後は無失点に抑え、巨人は昨日に続き5対3でロッテに連勝した。  先発は今季2勝目を狙う今村。初回、ヒットと四球で二死一、二塁のピンチを背負うが、今江を遊撃ゴロに打ち取り先制を許さなかった。  その裏、巨人は二死からアンダーソンがヒットで出塁。続く村田は四球を選び二死一、二塁の好機を作ったが、阿部は中堅フライに倒れ無得点に終わった。  三回裏、好投を続ける今村に打線が応える。一死から片岡、アンダーソンの連打で一、二塁にランナーを置くと、4番に復帰した村田のタイムリーヒットで先制に成功。二死後、セペダが四球でチャンスを満塁に広げると、続く長野のゴロを三塁手が痛恨のエラー。思わぬ形で2点目を挙げた。なおも満塁のチャンスは続き、ロペスが右翼へのタイムリーヒットを放ちさらに1点を追加。序盤に3点のリードを奪った巨人は、試合を優位に進めていく。  巨人は四回、先頭の亀井がバックスクリーンへ第3号ソロホームランを放ち4点目を挙げる。  五回、今村は代打の吉田にソロホームランを浴びて1点を返される。六回のマウンドにも上がった今村だが、一死から死球、続く打者にも四球を与えたところで原監督は交代を決断。2番手の香月は一死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を断ち切り無失点で切り抜けた。  その裏、先頭の片岡が左翼越えの二塁打で出塁。続くアンダーソンのファウルフライで、片岡は俊足を生かして三塁へ進む。この場面で好調の村田が今日2本目のタイムリーヒットを放ち、巨人は追加点を挙げ5対1とした。  しかし七回、3番手の久保がピンチを迎える。先頭打者を四球、さらにヒットで一死一、二塁とされると、代打の根元に三塁線を破られるタイムリーを打たれる。ピンチが続くなか4番手の山口がマウンドへ。井口に犠牲フライを浴び1点を失うと、二死一、二塁から自らのボークでピンチを広げてしまう。さらに四球で満塁とされたが、今江を右翼フライに仕留め山口は最少失点で切り抜けた。  八回は山口が三者凡退の好投。九回はマシソンがしっかりと3人で締めて5対3で試合終了。今カード2連勝を収め、今年の交流戦のロッテ戦の成績を2勝2敗の五分とした。
6.8ロッテ○東京ドームで行われた千葉ロッテマリーンズとの3回戦。巨人は初回、坂本の先制タイムリーと村田の3ランで4得点を挙げ、苦手のロッテ先発・成瀬をノックアウト。さらに終盤の七回に村田の2点タイムリーと長野のタイムリー、八回にセペダのソロホームランで追加点をあげ突き放す。20試合ぶりの二桁安打でロッテを8対1で下し、巨人はセ・リーグ単独首位に浮上した。先発・小山は要所を抑えるピッチングでロッテ打線を寄せ付けず9回1失点でプロ初完投勝利を挙げた。   巨人先発の小山は初回、一死から2本の長短打で一死一、三塁のピンチを背負うも、後続を併殺に打ち取る。  先制を狙う打線は初回、先頭・中井の放ったフェンス直撃の打球が二塁打と判定されると、片岡がヒットでチャンスを広げ無死一、三塁。そして坂本が中堅にタイムリーを放ち1点を先制する。さらに一死一、三塁の場面で村田が左中間へ3ランを放ち4対0。初回はヒット6本4得点の猛攻で成瀬をマウンドからひきずりおろした。  小山は二、三回、打たせて取る投球でロッテ打線に二塁を踏ませず、序盤を無失点に抑えた。  突き放したい打線は三回に二死一、三塁のチャンスをつくるが、ロッテ2番手・大谷に阻まれ追加点を挙げることができない。  四回、小山は2本のヒットとひとつの四球で二死満塁のピンチを背負うも、代打の加藤を、三振でねじ伏せ、ピンチを切り抜けた。小山は五回の二死二塁のピンチも三振で断つと、六回、七回ともに三者凡退でロッテ打線に主導権を渡さない。  中盤の打線は、大谷を打ちあぐね追加点を奪えず。   4対0で迎えた終盤の七回、先頭の中井が、3番手の木村からこの試合チーム10本目となるヒットを放ち出塁する。2つの盗塁と四球で二死二、三塁とし、村田が2点タイムリーヒットを中堅に放つ。さらに、二死一、二塁から長野がタイムリーを打ち、この回3点を追加。7対0とロッテを大きく突き放した。 八回にはスタメンを外れたセペダが代打でダメ押しとなるソロホームランを放ち、点差を8に広げた。  小山は八回、2本の単打で二死一、二塁とされるも後続を抑える。初完封のかかった最終回、小山は先頭打者に内野安打を許すと、ハフマンに左中間のタイムリー二塁打を打たれ、完封は逃す。しかし後続を打ち取り8対1で試合終了。小山は9回1失点でプロ初完投勝利を挙げた。  巨人は20試合ぶりとなる二桁安打で大勝を飾り、4月10日以来のセ・リーグ単独首位に浮上した。
6.7西武○東京ドームで行われた千葉ロッテマリーンズとの3回戦。巨人は初回、坂本の先制タイムリーと村田の3ランで4得点を挙げ、苦手のロッテ先発・成瀬をノックアウト。さらに終盤の七回に村田の2点タイムリーと長野のタイムリー、八回にセペダのソロホームランで追加点をあげ突き放す。20試合ぶりの二桁安打でロッテを8対1で下し、巨人はセ・リーグ単独首位に浮上した。先発・小山は要所を抑えるピッチングでロッテ打線を寄せ付けず9回1失点でプロ初完投勝利を挙げた。   巨人先発の小山は初回、一死から2本の長短打で一死一、三塁のピンチを背負うも、後続を併殺に打ち取る。  先制を狙う打線は初回、先頭・中井の放ったフェンス直撃の打球が二塁打と判定されると、片岡がヒットでチャンスを広げ無死一、三塁。そして坂本が中堅にタイムリーを放ち1点を先制する。さらに一死一、三塁の場面で村田が左中間へ3ランを放ち4対0。初回はヒット6本4得点の猛攻で成瀬をマウンドからひきずりおろした。  小山は二、三回、打たせて取る投球でロッテ打線に二塁を踏ませず、序盤を無失点に抑えた。  突き放したい打線は三回に二死一、三塁のチャンスをつくるが、ロッテ2番手・大谷に阻まれ追加点を挙げることができない。  四回、小山は2本のヒットとひとつの四球で二死満塁のピンチを背負うも、代打の加藤を、三振でねじ伏せ、ピンチを切り抜けた。小山は五回の二死二塁のピンチも三振で断つと、六回、七回ともに三者凡退でロッテ打線に主導権を渡さない。  中盤の打線は、大谷を打ちあぐね追加点を奪えず。   4対0で迎えた終盤の七回、先頭の中井が、3番手の木村からこの試合チーム10本目となるヒットを放ち出塁する。2つの盗塁と四球で二死二、三塁とし、村田が2点タイムリーヒットを中堅に放つ。さらに、二死一、二塁から長野がタイムリーを打ち、この回3点を追加。7対0とロッテを大きく突き放した。 八回にはスタメンを外れたセペダが代打でダメ押しとなるソロホームランを放ち、点差を8に広げた。  小山は八回、2本の単打で二死一、二塁とされるも後続を抑える。初完封のかかった最終回、小山は先頭打者に内野安打を許すと、ハフマンに左中間のタイムリー二塁打を打たれ、完封は逃す。しかし後続を打ち取り8対1で試合終了。小山は9回1失点でプロ初完投勝利を挙げた。  巨人は20試合ぶりとなる二桁安打で大勝を飾り、4月10日以来のセ・リーグ単独首位に浮上した
6.6西武○東京ドームで行われた埼玉西武ライオンズとの3回戦。五回、先発の菅野が先に2点を失ったが、その裏、ロペスが3ランを放って巨人が逆転。しかし、菅野は七回にも1点を失い、試合は振り出しに戻った。巨人は終盤、毎回のようにチャンスを作るが決定打を欠き、試合は延長戦に突入。十回、巨人は長野、阿部の連打などで無死一、三塁のチャンスを作り、代打・横川が左翼にサヨナラタイムリーヒット。巨人が4対3で西武を下した。この試合で山口がプロ野球史上初の通算200ホールドを達成。劇的な勝利に花を添えた。  西武先発は菊池。序盤は両投手が好投し、両軍ともに無得点が続いた。  均衡が破れたのは五回。菅野は脇谷のヒットなどで一死二塁のピンチを背負うと、続く金子侑に右翼へのタイムリー二塁打を浴び、1点を先制された。二死後、渡辺にもタイムリーを浴び、さらに1点を失った。  その裏、巨人打線が菊池をとらえる。先頭の亀井がヒットで出塁し、一死から阿部が四球を選んで一死一、二塁。ここで打席に立ったのは9番打者のロペス。ロペスは菊池の高めの球をとらえ、左中間スタンドに逆転3ランホームランを叩き込んだ。ロペスの一振りで巨人は3対2と、1点のリードを奪った。  七回、菅野がピンチを迎える。先頭の星に二塁打を浴びるなどして一死二、三塁。ここで菅野は渡辺を空振り三振に仕留めたが、続く栗山には中堅へのタイムリーを浴び、同点に追いつかれた。さらに二死一、三塁とピンチは続いたが、中村を三塁ゴロに打ち取り、勝ち越しは許さなかった。  その裏、巨人は西武2番手の藤原を攻め立て、ロペスのヒットを足がかりに二死満塁のチャンスを作ったが、村田は右翼フライに倒れた。  続く八回も打線が好機をつくる。西武3番手・増田に対し、先頭の亀井が相手の失策で出塁。阿部の四球などで二死二、三塁までチャンスを広げた。ここで原監督は松本哲の代打・高橋由を送ったが、増田に見逃し三振に抑えられ、この回も得点を奪えなかった。  菅野は8回を投げ切ってマウンドを降り、九回は2番手の山口が登板。西武打線を危なげなく三者凡退に仕留めた。  巨人はその裏、一死から坂本、セペダが四球を選んで得点圏に走者を進めたが、後続が倒れ、試合は延長戦に突入した。  十回、一死から3番手のマシソンが登板。二死から二塁打を打たれたが、後続を断った。  その裏、巨人打線が西武5番手・豊田に襲い掛かる。先頭の長野がヒットで出塁し、すかさず盗塁を決めると、阿部もヒットで続いて無死一、三塁。ここで原監督は鈴木尚に代えて代打・横川を起用。横川は初球を叩いて左翼にタイムリーヒットを放った。長野がサヨナラのホームを踏み、巨人が4対3で劇的な勝利を飾った。9回から登板し、西武打線を無安打に抑えた山口が、プロ野球史上初となる200ホールドを達成。巨人は交流戦で西武に3連勝。ペナントレースでも首位・広島に0・5ゲーム差まで迫った。
6.4ソフトバンク●ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクホークスとの2回戦。巨人は、先発予定のエース内海が左肩の不安感を訴え、連投の阿南が急遽、先発登板した。初回に2ランホームランを浴びて先制されるものの、直後の二回に横川の3点タイムリー二塁打で逆転する。しかし、その後は投手陣が次々とソフトバンク打線につかまり、6投手が計17安打を浴び、5対13で大敗を喫した
6.3ソフトバンク●交流戦・ヤフオクドームでの福岡ソフトバンクホークスとの1回戦。巨人は初回からセペダ、村田のタイムリーヒットで2点を先制するも、二回にバッテリーエラーなどでソフトバンクにすぐに追いつかれる。その後は膠着状態が続くが、六回、松田のタイムリーヒットを手始めにソフトバンク打線が爆発。打者一巡の猛攻で6点を失った。追いつきたい巨人打線だが、打線はソフトバンクのリリーフ陣に抑え込まれる。九回に1点を返すも、3対8で敗戦。巨人の連勝は3でストップした
6.1オリックス○京セラドームで行われたオリックスバファローズとの2回戦。試合は序盤、前夜に続く投手戦、巨人先発・杉内とオリックス先発・ディクソンによる投げ合いで、両軍無得点で迎えた五回、巨人は亀井と杉内がタイムリーを放ち2点を先制する。六回に押し出し四球で1点を失うが、継投で逃げ切り、2対1で3連勝。交流戦単独首位に浮上した。  巨人先発の杉内は初回からピンチを背負う。先頭打者にヒットを許すと送りバントと暴投で三塁に進まれてしまう。さらに四球で二死一、三塁とされるが、後続を打ち取りピンチをしのいだ。三回にも一死から長打を打たれるも後続を抑え、無失点で切り抜けた。  一方の打線は初回、オリックス先発・ディクソンの前に三者凡退と先手を取れず。二回には一死から阿部がヒットで出塁するも、後続が併殺に倒れる。三回も三者凡退に倒れ、序盤は主導権を手にすることができなかった。  四回、先頭の片岡がヒットで出塁すると送りバントと四球で一死一、二塁とこの試合初めてのチャンスを作る。しかし、4番・セペダが併殺打に倒れ先制とはならなかった。  先手を取ったのは五回、先頭の阿部が二塁打で出塁すると、村田が内野安打で続き無死一、三塁のチャンスをつくる。そして昨夜、決勝ホームランを放った亀井が右翼にタイムリー二塁打を放ち先制に成功する。さらに追加点を狙う打線は一死二、三塁で杉内がスクイズを試みるも失敗。二死三塁となり、チャンスも途絶えたかに見えたが、杉内が叩きつけた打球がタイムリー内野安打となり1点を追加、この回2点を先制する。  杉内は四、五回をヒット1本で切り抜けるが、六回に安打と四球2つで満塁としたところで降板。二死満塁で2番手の福田に託すが、福田は押し出し四球を与え1点差に詰め寄られてしまう。この一打逆転の場面で青木がマウンドへ。青木は後続を内野ゴロに打ち取り、火消し役を果たした。  終盤の七回、オリックスを突き放したい打線は、先頭の亀井が失策で出塁。二塁まで進むも後続が倒れ追加点を奪うことはできず。八回も2死から松本哲がヒットを放つも無得点に終わり点差を広げることができない。  1点差で迎えた終盤、七回は山口が、八回は久保が登板、松本哲のファインプレーもあり、オリックス打線を零封。試合は2対1のまま最終回に突入する。  最終回、ダメ押し点を狙う打線だったが、三者凡退に終わり1点リードで最終回の守備を迎える。  最終回のマウンドを任されたのはマシソン。マシソンは二死からヒットで同点の走者を許すも後続を三振に斬って取り試合終了。2日連続で接戦を制し3連勝を飾った巨人は、交流戦単独首位に浮上した。
5.31オリックス○京セラドームで行われたオリックスバファローズとの1回戦。巨人打線はオリックス先発・金子の前にヒットが生まれない展開が続く。一方、巨人先発の菅野も、走者を背負いながらも粘りの投球で得点を与えない。菅野の後を受けたリリーフ陣も無失点を続け、試合は0対0のまま延長戦に突入した。延長十二回、二死から今季初出場の亀井がソロホームランを放ち、巨人がついに均衡を破る。この1点が決勝点となり、巨人が1対0で勝利した。  巨人打線は二回までの攻撃を三者凡退で終え、好機を演出することはできなかった。  一方、菅野は一、二回とも得点圏に走者を背負うものの、後続を打ち取り得点は許さない。  ここまで抑えられてきた巨人打線は三回、四球と相手失策で無死一、二塁のチャンスをつくる。さらに菅野が送りバントを決め、一死二、三塁。しかし中井、片岡が倒れ、得点に結びつけることはできなかった。  四回、菅野は一死から2本のヒットを許し、一死一、二塁と再びピンチを迎える。しかし続く打者を抑え、この回も無失点とした。  六回、巨人打線は、先頭の菅野が四球で出塁。その後得点圏に進み二死二塁としたが、坂本は空振り三振に倒れてしまう。走者をかえす一打は生まれなかった。  その裏、菅野はヒットと四球で一死一、二塁の場面を招く。さらにその後、故意四球で二死満塁とし、打席には金子。菅野は金子を遊撃ゴロに仕留め、得点を与えなかった。菅野は七回を三者凡退に抑え、7回無失点でマウンドを降りた。  九回、巨人打線は一死から坂本が四球で出塁し、送りバントで二塁へ進む。迎えた阿部の打球は、相手の好守に阻まれ遊撃ライナーに。この回も金子からヒットを放つことはできなかった。  その裏、巨人は3番手の香月をマウンドに送るが、一死一、二塁となったところで、4番手・マシソンにスイッチ。二死満塁と一打サヨナラのピンチを迎えたが、ヘルマンを打ち取り延長戦に持ち込んだ。  延長十一回、巨人打線はオリックス3番手・佐藤達から好機をつくる。先頭の鈴木尚が四球を選ぶと、送りバントで二塁へ。ここで迎えた片岡は、チーム初ヒットを右翼に放った。さらに片岡の二盗で一死二、三塁と好機を広げるが、坂本、代打・高橋由が倒れ、この好機をものにすることはできなかった。  その裏、巨人は4番手・福田がヒットと死球で一死一、二塁のピンチを招くと、5番手・高木京もヒットを浴びて一死満塁。このピンチでマウンドに上がった6番手・久保は、後続を抑え相手のサヨナラを阻止した。  直後の延長十二回、巨人打線はオリックス4番手・馬原の前に二死を取られる。しかし、ここで迎えた亀井の打球は、左中間に吸い込まれるソロホームランとなる。土壇場で巨人が均衡を破った。  その裏、引き続きマウンドを任された久保はオリックス打線を三者凡退に抑え、試合終了。巨人が最終回の1点を守りきり、5時間を超える接戦を制した
5.28楽天○東京ドームで行われた東北楽天ゴールデンイーグルスとの2回戦。巨人は二回に村田のソロ本塁打で先制すると、五回にも井端のタイムリー二塁打で追加点を挙げ、主導権を握った。今季初勝利を目指す巨人先発の内海は、落ち着いた投球で7回無失点の好投。さらに七回裏にはセペダが満塁弾を放ち、試合を決定付けた。終盤はこのリードをリリーフ陣が守り切り、6対0で巨人が勝利。開幕から10試合目の登板で、内海が初白星を挙げた。  初回、内海は楽天打線を三者凡退に抑える上々の立ち上がり。その裏に先頭の中井がヒットで出塁し、二死後に盗塁を決めて二死二塁のチャンスをつくった。しかしセペダが空振り三振に倒れ得点にはつながらない。  二回、二死から村田が楽天の先発・辛島の甘い球をとらえて左翼へのソロホームラン。1対0と巨人は先制に成功した。  追加点を狙う打線は五回、井端のヒット、長野の四球などで一死一、二塁とする。しかし、松本哲、中井が凡退し無得点に終わった。  五回まで被安打が1本のみの内海は六回、二死から岡島、ジョーンズに連打を浴び、二死一、二塁とされる。初めて得点圏にランナーを背負ったが、嶋を二塁ゴロに仕留め得点を与えなかった。  リードを広げたい打線はその裏、一死から坂本のヒットとセペダの四球で一死一、二塁と追加点のチャンスを得る。阿部は二塁ゴロに倒れたが、続く井端が左翼にタイムリー二塁打を放ち、1点を加えた。なおも二死二、三塁の好機が続いたが、村田は投ゴロに倒れた。  待望の援護をもらった内海は七回、正念場を迎える。先頭の松井稼に左翼フライ失策で出塁を許すと、ボウカーにもヒットを打たれ無死一、二塁とされた。続く牧田は送りバントを試みたが、内海が素早いフィールディングで三塁封殺。続く西田を遊撃併殺打に打ち取り、このピンチを切り抜けた。  その裏、一死から松本哲、中井の連打などで一死二、三塁とする。片岡は中堅フライに抑えられたが、坂本が敬遠で歩かされて二死満塁。ここで打席に入ったセペダは左中間スタンドぎりぎりに飛び込む満塁弾を放つ。巨人は一挙4得点で6対0とした。  八回からは巨人は継投に入る。八回は山口が三者凡退に仕留めた。九回はマシソンが二死からランナーを背負ったが、後続を断ち試合終了。投打が噛み合い、前日の借りを返す零封勝利で内海の今シーズン初白星を飾った
5.28楽天●東京ドームで行われた東北楽天ゴールデンイーグルスとの1回戦。巨人先発の大竹は四回にタイムリーで先制されると、五回に2ランを浴びるなど、6回を投げて計4点を失ってしまう。大竹を援護したい打線だったが、五回までノーヒットに抑えられる。六回に中井がチーム初ヒットを放つも後続が続かない。九回、この試合、初めて得点圏にランナーを進めたがチャンスを生かせず3安打無得点に終わり、0対4で敗れた
5.26日本ハム○東京ドームで行われた北海道日本ハムファイターズとの2回戦。巨人は三回、高橋由の今季第1号の2ランホームランなどで3点を先取したが、六回に先発の杉内がつかまり、3対3の同点に追いつかれる。打線は終盤、チャンスを作るものの、あと一本が出ない。同点で迎えた九回、巨人は鈴木尚の内野安打などで一死二塁のチャンスを作ると、中井が左翼線を破るタイムリー二塁打を放ち、4対3でサヨナラ勝ちした。中井のサヨナラ打はプロ入り後初めて。  日本ハム先発は新垣。  5勝目を狙う杉内は初回、一死から杉谷に内野安打で出塁を許すと、陽岱鋼にヒットを打たれ、一死一、三塁のピンチを背負う。しかし、四番の中田を遊撃併殺打に打ち取り、先制は許さない。  一方、打線は三回、先頭の村田がヒットで出塁。ここで高橋由が今季第1号となる2ランホームランを右中間スタンドに叩き込み、2点を先制した。その後も中井の四球と片岡の二塁打で一死二、三塁のチャンスを作って新垣をマウンドから退けると、2番手の谷元から坂本が犠牲フライを放ち、さらに1点を追加。3対0とリードを広げた。  序盤に援護をもらった杉内だが、四回、先頭の陽岱鋼にソロホームランを浴び、1点を返されてしまう。  さらに六回、杉内は先頭の西川に三塁打を打たれ、無死三塁のピンチを迎える。一死後、前の打席でホームランの陽岱鋼にタイムリーヒットを許し、2点目を失う。その後も連続四球などで二死満塁とされ、迎えた近藤にはピッチャー強襲のタイムリーヒットを打たれ、3対3の同点に追いつかれる。この打球が杉内の足を直撃。6回途中で無念の降板となった。なおも二死満塁のピンチで2番手・福田が登板。北を内野ゴロに打ち取り、追加点は許さなかった。  再びリードを奪いたい巨人だが、チャンスで「あと一本」が出ない。六回は、阿部のヒットなどで二死一、三塁としたが、村田が二塁ゴロに倒れて無得点。七回は、高橋由がヒットで出塁。代走の鈴木尚が二盗を決めて無死二塁のチャンスを作ったが、後続を断たれた。八回は、ヒットで出塁した坂本が三塁まで進むものの、村田が凡退し、勝ち越しはならなかった。  投手陣は福田の後、3番手の香月、4番手の山口が無失点でつなぎ、打線の援護を待った。  3対3の同点で迎えた九回、打線がまたもチャンスを作る。日本ハム6番手の増井に対し、先頭の鈴木尚が内野安打で出塁。長野の代打・松本哲が送りバントを決めて一死二塁に。ここで中井が左翼線へのタイムリー二塁打を放ち、鈴木尚が生還。中井のプロ初となるサヨナラ打で巨人が4対3で勝利を収めた。巨人は日本ハムに2連勝し、交流戦成績を4勝2敗とした。
5.25日本ハム○東京ドームで行われた北海道日本ハムファイターズとの1回戦。巨人のホームゲームでは初の指名打者が採用された試合だったが、今季初登板の巨人先発の小山と、日本ハムのメンドーサの息詰まる投手戦となった。巨人は四回に阿部のタイムリー二塁打で先制すると、八回にも1点を追加。小山が八回途中まで2安打無失点と素晴らしい投球を見せ、山口、マシソンとつなぐ完封リレーで逃げ切った。小山は2年ぶりの白星を挙げた。  先発は巨人が小山、日本ハムがメンドーサ。  初回、今季初スタメンの中井が左翼にヒットを放つと、続く片岡が送りバントを決めて、一死二塁のチャンスを作った。しかし坂本、セペダは凡退し、先制はならなかった。  二回、二死から村田、横川が連続安打で二死一、二塁のチャンスも後続はなかった。  巨人先発の小山は、三回まで1本のヒットも許さない見事な投球を見せる。四回に死球と送りバントなどで二死三塁のピンチを背負ったが、中田を三塁ゴロに打ち取り、このピンチをしのいだ。  四回、巨人は一死からロペスが右中間への二塁打で出塁すると、阿部が左中間にタイムリー二塁打を放ち、1点を先制した。なおも横川の四球で二死一、二塁の好機が続いたが、長野は中堅フライに倒れ、追加点はならなかった。  五回、中井の四球と片岡の送りバントで一死二塁のチャンスを迎える。坂本がヒットで続き一死一、三塁としたが、セペダが併殺打に打ち取られ、無得点に終わった。 1点の援護を背に、小山は七回まで1安打無失点と好投を続ける。七回には日本ハムのクリーンアップを三者三振に仕留めるなど、付け入る隙を与えなかった。八回、先頭の大引にこの日2本目の安打を許し、送りバントで一死二塁とされたところで、マウンドを2番手の山口に託す。山口は、後続を連続三振にねじ伏せ、このピンチを脱した。  八回、巨人は坂本の四球とセペダのヒットで無死一、二塁とすると、ロペスが送りバントを決め、一死二、三塁と追加点のチャンスを作った。阿部が四球を選び満塁とすると、村田の代打・高橋由が放った内野ゴロの間に好スタート切った坂本が生還し、貴重な2点目を挙げた。  2対0で迎えた九回は、マシソンが三者凡退で締めて試合終了。小山は2年ぶりの白星を手にし、巨人は交流戦を3勝2敗とした
5.24ロッテ●QVCマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズとの2回戦。巨人先発の菅野は三回まで一人の走者も出さない好投を見せるが、四回に乱れ3点を失う。さらに五回にも1点を奪われ、菅野は5回4失点でマウンドを降りた。巨人打線はロッテ先発・石川の前に三塁を踏むことができない一方、巨人リリーフ陣は七回に2失点し、差を広げられた。巨人は八回に横川のソロホームラン、九回にセペダのタイムリーで1点ずつ返すが、反撃はここまで。2対6で敗れ、ロッテに2連敗を喫した
5.23ロッテ●千葉ロッテマリーンズとの対戦は、ともに交流戦2連勝と好スタートを切ったチーム同士の対戦となった。巨人・内海、ロッテ・成瀬の球界を代表する技巧派左腕同士の投げ合いで、中盤までは投手戦が続いた。しかし、巨人は七回に勝ち越しを許すと、2番手の久保が2連続ホームランを浴びるなど、リリーフ陣がつかまり、終盤は一方的な展開となった。打線も三回に長野のタイムリー2塁打で先制したが、2度の無死二、三塁のチャンスを生かすことができなかった。巨人は交流戦初黒星、内海は七回途中2失点と好投したが、またもや初勝利はならなかった
5.21西武○交流戦2戦目の埼玉西武ライオンズとの2回戦。巨人は2点差を追う九回、二死満塁の場面で村田がライト前に3点タイムリーヒットを放ち、一挙に逆転。4対3で西武を下し、交流戦の開幕カードを連勝で飾った。8回1イニングを無失点で抑えた久保が今季初勝利を挙げた。  巨人先発は大竹。西武は菊池。  巨人は初回、菊池の立ち上がりを攻める。二死から坂本がヒットで出塁すると、セペダは四球を選んで二死一、二塁。続くロペスは変化球をしぶとく右前に打ち返した。二塁走者・坂本は捕手のタッチをかいくぐる好スライディングで生還。巨人が1点を先制した。  その裏、大竹は先頭の秋山をヒットで出塁させると、送りバントなどで三塁まで進められ、メヒアにはタイムリーヒットを許し、1対1の同点に追いつかれる。なおも二死一、三塁のピンチを背負ったが、浅村を見逃し三振に斬って取り、勝ち越しは許さなかった。  打線は三回、先頭の片岡がヒットで出塁。一死後、セペダが四球を選び、一死一、二塁の勝ち越しのチャンスを迎える。しかし、ロペス、阿部が倒れ、得点は奪えない。  その裏、大竹は先頭の秋山を四球で歩かせると、送りバントで二塁に進められ、栗山には右翼へのタイムリーヒットを浴びて勝ち越しを許す。さらに、浅村にも左中間へのタイムリー二塁打を浴びて1点を失った。大竹は三回途中3失点でマウンドを下りた。2番手でマウンドに上がった高木京が後続を断った。  反撃したい打線は、制球難の菊池を攻め、五回まで毎回走者を出すが、あと一本が出ない。五回は二つの四球と村田のヒットで一死満塁のチャンスを作り、代打攻勢を仕掛けたが、矢野、井端が連続三振に倒れた。菊池はこの回でマウンドを下りた。  先に継投策を取った巨人リリーフ陣は、西武打線をほぼ完璧に抑え込む。四回以降、高木京、香月、福田、久保が八回までを投げ、許したのは2安打1四球。打線の奮起を待った。  そして九回。西武は2点リードで5番手・増田をマウンドに送る。巨人は一死から坂本が左翼へのヒットで出塁。さらにセペダ、阿部が四球を選んで二死満塁に。ここで打席に立った村田はすくい上げるようなスイングで打球を二塁手と中堅手、右翼手の間に運ぶ。これがヒットとなり、走者3人が生還。巨人がゲームセット寸前に逆転に成功し、4対3と1点のリードを奪った。  その裏、マウンドにはマシソンが上がり、先頭打者をヒットで出塁させたものの、後続を打ち取り、4対3で試合終了。巨人は西武に連勝し、交流戦開幕2連勝と絶好のスタートを切った。
5.20西武○セ・パ交流戦の開幕戦となった埼玉西武ライオンズとの1回戦。一回にセペダの犠牲フライで先制すると、三回には片岡と阿部にそれぞれ2点タイムリーが飛び出し、序盤から大きくリードを奪う。先発の杉内は七回に1点を失ったが、西武打線に的を絞らせず先発投手としての役割を果たした。八回にはセペダのソロホームランなどで3点を追加し、九回にも小林のダメ押しのタイムリーヒットで突き放す。リリーフ陣も大量リードを守り抜き大勝。杉内は4勝目を挙げ、自身の持つ交流戦最多勝利を25に更新した。  試合は初回からいきなり動く。一死から片岡が四球で出ると、坂本が通算1000本目となるメモリアルヒットで続き、一死一、三塁のチャンスを作る。続くセペダが中堅に犠牲フライを放って幸先良く先制に成功した。  巨人先発の杉内は走者を出しながらも要所を締めるピッチングを展開する。二回、炭谷が中堅に放った飛球を松本哲がフェンスにぶつかりながらキャッチ。守備陣のファインプレーもあり無失点での投球を続けた。  三回に打線が爆発する。先頭の杉内、長野が連打で無死一、二塁とし、片岡が古巣相手に左中間を深々とやぶるタイムリー三塁打で2点を追加。さらに、坂本の四球と盗塁で無死二、三塁とすると、阿部も右中間に2点タイムリー二塁打を放ち、この回4点目。試合の主導権を握った。  その裏、杉内は熊代、秋山の連打で無死一、二塁とされる。この試合初めて得点圏にランナーを背負ったが、後続を打ち取り得点を与えない。  中盤は白熱した投手戦になる。四回から六回まで、杉内は西武打線を三者凡退に仕留める素晴らしいピッチングを披露。一方巨人打線も、西武のリリーフ陣を打ち崩せず追加点を挙げられなかった。  再び試合が動いたのは七回。杉内は先頭の中村に失策が絡んで二塁まで進まれる。二死まで打ち取ったが、木村にタイムリーを打たれて失点。5対1となりこの回でマウンドを降りた。  打線は八回、先頭のセペダが右翼スタンドに第2号のソロホームランを放つ。さらに2つの四死球と阿部のヒットで無死満塁とした。松本哲は中堅フライに倒れたが、高橋由が押し出しの四球を選ぶ。井端も押し出しの四球で追加点を挙げ、リードが7点に広がった。  九回も攻撃の手を緩めない。一死から、鈴木尚が失策で出塁して一気に二塁へ進んだ。続く小林が左翼にタイムリーを放ち9点目。試合を決定付けた。  リリーフ陣は終盤を無失点で切り抜ける。八回は久保、九回は福田がマウンドに上がった。それぞれランナーを出したが得点は許さず試合終了。巨人は9対1で大勝し、交流戦を白星でスタートした。
5.18広島●交流戦前最後の試合となった広島東洋カープとの9回戦。巨人は先発のセドンが初回に菊池の2点ホームランを浴び、先制を許す。投手陣はエルドレッドの2本のホームランを含む計12安打10得点の猛攻を受ける。打線は広島先発・バリントンの前に六回までは無得点。七回にロペスのソロホームラン、八回には途中出場の小林が2点二塁打を放つも、反撃もここまで。巨人は3対10で敗戦。20日からの交流戦に挑むことになった
5.17広島○東京ドームで行われた広島東洋カープとの8回戦。巨人は初回に1点を先制すると、三回にはセペダの来日第1号の2ランホームランが飛び出し、リードを3点に広げた。先発の菅野は、走者を背負いながらも粘りのピッチングを見せ、7回を投げて1失点。巨人は終盤も打線が追加点を奪う一方、リリーフ陣は反撃を許さず、5対1で広島に勝利。菅野は7勝目をマーク。チームは連敗を5で止めた。  巨人は初回、広島先発・前田の立ち上がりを攻める。先頭の長野が中堅フェンス直撃の二塁打を放つと、続く片岡の打席でバッテリーエラーに乗じて無死三塁の好機を得る。ここで片岡は中堅にタイムリーを放ち、巨人が1点を先制した。  一方、先発の菅野は初回を三者凡退に抑えたが、二回、一死から四球とヒットで一、二塁に走者を背負う。しかし、木村を二塁併殺打にしとめ、得点は許さなかった。  三回、巨人は二死一塁の場面で打席に四番・セペダが入る。セペダはボール3から前田の速球をフルスイング。打球は右中間スタンドに吸い込まれ、来日第1号の2ランホームランとなった。巨人は3対0と、点差を広げた。  菅野は五回までに4四死球と苦しみながらも、粘りの投球で無失点を続ける。しかし六回、ヒットと四球などで一死二、三塁のピンチを招くと、キラの打席で暴投し、1点を与えてしまう。  続く七回、菅野は自らのエラーから二死二塁のピンチを招いたが、梵を空振り三振に抑え、追加点を許さない。菅野はリードを保ったまま、この回でマウンドを降りた。  その裏、巨人は松本哲が四球で出塁すると、菅野の代打・横川は中堅へのヒットで一死一、二塁のチャンス。ここで長野がタイムリーヒットを打ち、巨人が1点を追加。再びリードを3点に広げた。さらに八回、二死から阿部が二塁打を放つと、ロペスにタイムリーが生まれ、5対1とした。  終盤、巨人はリリーフ陣を投入。八回、2番手の山口はエルドレッドにヒットを浴びるも、後続を断った。九回はマシソンがマウンドに上がり、内野安打と暴投で得点圏に走者を置いたが、最後は田中を空振り三振にきって取り、試合終了。巨人が5対1で広島を下し、連敗を5でストップ。広島との対戦成績を4勝4敗の五分とした。
5.16広島●東京ドームで行われた広島東洋カープとの7回戦。巨人先発・内海は立ち上がりを攻められ初回に3点を失う。一方の打線は広島先発・大瀬良を打ちあぐね、詰め寄れない。五回、六回にロペスと坂本のソロホームランで追い上げを図るも、逆に広島に突き放され2対7で敗れた。内海は4敗。巨人は今季初の5連敗となった
5.15ヤクルト●東京ドームで行われた東京ヤクルトスワローズとの9回戦。試合は、巨人先発の大竹が6回途中5失点とヤクルト打線につかまり、主導権を握られてしまう。巨人は三回にセペダの来日初安打となるタイムリーヒット、五回には阿部の二塁ゴロの間に1点ずつ加えた。しかしそれ以降はヤクルト投手陣の前にチャンスをつくれず、得点を奪えない。大竹の後を受けたリリーフ陣も踏ん張れず、失点を重ねてしまう。九回に大田のタイムリーと松本哲の二塁ゴロで2点を加える意地を見せた。しかし連夜の2ケタ失点響き、2対11で敗れた巨人は4連敗となった
5.14ヤクルト●ひたちなか市民球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの8回戦。初回、巨人は片岡のソロホームランで先制に成功した。しかし、先発の今村は三回に犠牲フライで勝ち越されると、四回には満塁ホームランを浴びて四回途中を6失点で降板。リリーフ陣も踏ん張りきれず失点を重ねたが、終盤の八回に實松、九回には松本哲にタイムリーが飛び出し反撃を見せた。しかし大量失点が響いた巨人は3対10で敗れ、3連敗となった
5.13ヤクルト●福島県いわき市で行われたヤクルトスワローズとの7回戦。前半は投手戦、後半は点の取り合いとなった。五回、巨人は田中浩の2点タイムリー二塁打で先制を許すも、その裏すぐに松本哲と阿部の適時打で同点に追いつく。さらに七回までに2点を勝ち越されるも、ロペスのソロホームランと阿部の2本目の適時打が飛び出し、再び同点に。しかし、九回に久保が崩れ、2点を失い、4対6で敗戦を喫した
5.11阪神●甲子園球場で行われた阪神タイガースとの9回戦。巨人先発の菅野は二回に1点を先制されたものの、三回以降は阪神打線をしっかりと抑え、7回1失点と好投した。菅野を援護したい打線だったが、阪神先発・メッセンジャーの前に散発4安打に抑えられ、0対1で完封負けを喫した。菅野は今季初黒星となった
5.10阪神○甲子園球場で行われた阪神タイガースとの8回戦。巨人は三回、片岡のタイムリーヒットで先制。しかし巨人先発・内海は四回に連続タイムリーヒットを浴び、逆転を許す。反撃したい打線は八回、再び片岡のタイムリーヒットで1点差に詰め寄ると、村田がタイムリー二塁打を放ち、ついに同点に追いつき、そのまま延長戦へ。試合が決まったのは十回。アンダーソンが右翼スタンドへ3ランホームランを放ち、巨人が6対3で勝利した。  阪神先発は榎田。  初回、二死から好調のアンダーソンが左翼線へ二塁打を放つ。しかし、続く阿部が空振り三振に倒れ、先制はならなかった。  巨人は三回、先制に成功する。この回先頭の大田が四球を選び出塁する。続く内海がスリーバント失敗、坂本が凡退するも、片岡の打席で大田が二盗に成功。得点圏に走者が進む。ここで片岡がしぶとく中堅へはじき返し、先制点をもぎ取った。  先発・内海は三回までは走者を許すも、要所を締める投球を見せる。  しかし四回、内海が阪神打線に捕まる。一死からゴメスに左翼越えの二塁打を浴びる。さらにマートンを歩かせ、一死一、二塁のピンチを背負う。新井良からは三振を奪うも、続く鶴岡、柴田に連続タイムリーヒットを浴び、逆転を許した。  さらに五回、内海は先頭の大和に二塁打を許す。一死後、ゴメスの内野ゴロの間にさらに一点を失ってしまう。  追加点を許した内海だったが、六回、七回と阪神打線を0点に抑え、味方の反撃を待つ。  力投する内海に応えたい打線は八回、一死から坂本が左翼線への二塁打を放つ。ここで片岡にこの試合2本目のタイムリーヒットが飛び出し、点差を1点に縮める。さらに片岡は次のアンダーソンの打席で二盗を決め、同点の走者が二塁へ。アンダーソンは三振を喫するも、阿部が四球を選びさらに好機を広げ、打席には村田が入る。村田は左翼線へ値千金のタイムリー二塁打を放ち、巨人がついに同点に追いついた。しかし、ロペスは凡退し、この回代打を送られた内海にはまたしても勝ち星がつくことはなかった。  九回、山口が3番手としてマウンドへ。山口は2本の安打と四球で二死満塁とされるが、ゴメスをボール球で空振り三振に斬って取り、サヨナラのピンチを切り抜けた。  試合は延長戦へ。十回、先頭の坂本が左翼へのヒットで出塁する。さらに片岡が遊撃への内野安打で続くと、アンダーソンが打席へ。アンダーソンは高めの直球を右翼スタンドへ叩き込み、巨人が3点を勝ち越した。  十回裏のマウンドはマシソン。マシソンは阪神打線を三者凡退に抑え、6対3で試合終了。巨人は阪神相手に連勝を飾り、首位広島を追う。
5.9阪神○甲子園球場で行われた阪神タイガースとの7回戦。巨人先発の大竹は四回にソロホームランを浴び先制を許すものの、6回を投げ1失点と粘りを見せた。巨人打線は、序盤こそヒットが出ずに苦しんだものの、中盤の集中打で4点を奪い逆転に成功した。最後はリリーフ陣が踏ん張り、4対2で勝利を収めた。  先発は巨人が大竹、阪神が能見。  二回、大竹は一死一塁の場面から二盗を決められ得点圏にランナーを背負う。鶴岡を三塁ゴロに打ち取り二死とするも、続く柴田に四球を与えてしまい、二死一、二塁のピンチを迎えた。しかし、能見を左翼フライに抑え、先制は許さなかった。  三回は阪神打線を三者凡退に抑えた大竹だったが、四回、先頭のゴメスにソロホームランを浴び、1点を先制されてしまう。  反撃したい巨人だが、阪神先発・能見の前に、五回までヒット一本に抑えられてしまう。しかし六回、二死から坂本がヒットで出塁すると、すかさず二盗を決め二死二塁のチャンスを作る。続く片岡は左翼にタイムリーヒットを打ち、坂本が生還。1対1の同点に追いついた。  七回、先頭の阿部が四球を選ぶと、一死後、ロペスの二塁打で一死二、三塁のチャンスを迎える。ここで長野がタイムリーヒットを放ち、2対1と勝ち越しに成功した。その後も井端のタイムリーヒットと坂本の犠牲フライで追加点を挙げ、4対1にリードを広げた。  しかしその裏、巨人の2番手・西村が、一死からヒットと四球で一、二塁のピンチを迎えると、続く新井貴にタイムリーヒットを許し、1点を返されてしまった。なおも一死一、二塁のピンチが続いたが、3番手で登板した久保が、大和、鳥谷を連続三振に仕留め、このピンチを切り抜けた。  2点リードで迎えた終盤、八回はマシソン、九回は山口がきっちりと抑えて試合終了。4対2で勝利し、大竹は今季5勝目を挙げた。
5.8DeNA●東京ドームで行われた横浜DeNAベイスターズとの7回戦。巨人先発・今村は三回までに3本塁打を浴びて5点を失ったが、打線がすぐに反撃。二回にロペスの犠牲フライ、三回には阿部の3ランで1点差に迫った。五回には、阿部がこの試合5打点目となる2点タイムリーを放って逆転に成功した。しかし、巨人はリリーフ陣が粘れず、六回に同点に追いつかれると、八回にはタイムリーヒットで1点を勝ち越された。この1点が重く、巨人は6対7で敗れた
5.7DeNA●東京ドームで行われた横浜DeNAベイスターズとの6回戦。巨人は先制を許したが、得意のホームラン攻勢でたたみかける。二回、村田のソロホームランを皮切りに、井端の勝ち越し打でリードを奪うと、六回にはアンダーソンの満塁弾が飛び出し試合を決定付ける。七回には村田がこの試合2本目、小林はプロ初となる本塁打を記録。計5ホーマーを放った巨人が10対2で圧勝した。要所を締めた杉内は6回2失点で3勝目を挙げた。  巨人先発の杉内は初回は三者連続三振を奪い、素晴らしい立ち上がりを見せた。 しかし二回、先頭の後藤にソロホームランを打たれ先制を許した。その後も二死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を断ち切り最小失点で抑えた。  その裏、巨人は先頭の村田が右翼スタンドへのソロホームランで同点に追いつく。さらに一死から小林が相手エラーで出塁すると、杉内の送りバントで得点圏にランナーを進めた。坂本が四球を選びチャンスを広げると、3試合ぶりにスタメン出場の井端が左翼へのタイムリーヒット。この回2点を挙げ、あっさり勝ち越しに成功した。  三回にはロペスが今季10号目となるソロホームランを右翼スタンドへ放ち、リードを2点に広げる。二死後、橋本が右翼へのヒットで出塁、すかさず二盗を決めて得点の好機を作った。小林は四球でつないだが、杉内は一塁ライナーに倒れ追加点はならなかった。  四回、杉内は先頭のバルディリスにソロホームランを浴び、3対2と1点差に詰め寄られる。その後は立ち直った杉内は五回、六回を三者凡退に抑え、6イニング2失点でマウンドを降りた。  六回裏、打線は二死から坂本が四球、井端がヒットで続くと、長野は敵失で出塁し二死満塁のチャンス。続くアンダーソンの打球は、左中間スタンドに飛び込む満塁ホームランとなり一挙4得点。7対2と大量リードを奪った巨人は、この試合を決定付けた。  勢いに乗った巨人打線は、さらに攻撃の手を緩めない。七回裏、先頭の村田がこの試合2本目のソロホームランを放ち8点目を挙げる。橋本は四球を選び出塁すると、続く小林の打球は左翼スタンド最前列へ。小林に待望のプロ初ホームランとなる2ランが飛び出し、巨人は大量10点を挙げ相手を圧倒する。  リリーフ陣は終盤を無失点リレー。七回から西村、笠原、高木京が1イニングずつ登板。それぞれランナーを背負ったが、得点は許さず巨人は10対2の圧勝を飾った。阪神が敗れたため2位に浮上、首位・広島にも1ゲーム差に迫った。
5.6DeNA●東京ドームで行われた横浜DeNAベイスターズとの5回戦。巨人先発のセドンは序盤に精彩を欠き2点を失う。巨人は二回に満塁のチャンスを迎えたが、橋本の押し出しの四球で1点を返すだけにとどまった。セドンは、三回以降は粘りの投球で追加点を与えなかったが、打線もDeNA投手陣の前にあと一本が出なかった。最後まで1点が遠く、1対2で敗れた
5.5中日○ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの9回戦。巨人は先発・菅野が初回、二回に1点ずつ奪われ、追いかける展開となったが、三回に坂本のタイムリー二塁打などで、すかさず同点とした。五回には相手のエラーに乗じて1点を追加。三回以降は立ち直った菅野とリリーフ陣がこの1点を守り抜き、3対2で接戦をものにした。  中日先発は朝倉。巨人は原監督が戦列を離れ、川相ヘッドコーチが代行として指揮を執った。  初回、菅野は立ち上がりを攻められる。先頭の大島に二塁打を許すと、送りバントで一死三塁とされ、続くルナの遊撃ゴロの間に三塁ランナーが生還。1点を先制された。  続く二回には連打を浴びて無死二、三塁のピンチを背負う。ここで堂上直を遊撃ゴロに仕留めたかに見えたが、坂本の本塁送球は悪送球となり、この回も1点を失った。  2点差を追う三回、打線がチャンスを迎える。先頭の橋本が四球で出塁し、菅野が送りバントを決めて一死二塁。ここで坂本が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、1点を返した。さらに、片岡が内野安打で続いて一死一、三塁にチャンスを広げると、長野は右翼に犠牲フライ。巨人が序盤のうちに試合を振り出しに戻した。  2対2の同点で迎えた五回、巨人は二死から坂本、片岡が連打を放って一、二塁に走者を置く。続く長野が放ったゴロは遊撃手にキャッチされたが、二塁への送球が悪送球となり、この間に坂本が一気にホームを駆け抜けた。巨人が相手の守備の乱れに乗じて、1点を勝ち越した。  菅野は三回以降、安定した投球を続けていたが七回にピンチを迎える。一死から2本のヒットなどで二死一、三塁とされた。しかし、荒木を二塁ゴロに仕留めて得点を許さなかった。菅野は7回2失点でマウンドを下り、後をリリーフ陣に託した。  八回は西村がマウンドへ。ヒットと四球で一死一、二塁のピンチを背負ったが、和田を三塁ファウルフライに打ち取ったところで、3番手の山口に交代。山口もしっかり後続を抑え、無失点で切り抜けた。  九回はマシソンが登板。味方のエラーで一死一塁とされ、迎えた大島には痛烈なライナーを浴びた。しかし、この打球を遊撃の坂本がダイビングキャッチ。飛び出した一塁走者もアウトにし、ダブルプレーで試合終了。巨人が3対2で接戦を制し、このカードを2勝1敗と勝ち越した。菅野は無敗で6勝目をマーク。ファインプレーでチームを救った坂本は今日4試合ぶりにスタメン復帰。打でも猛打賞の活躍を見せ、復調を印象付けた
5.4中日●ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの8回戦。巨人先発の内海は四回までに3点を失い、苦しい展開を強いられる。打線は二回に一死満塁から押し出し四球で先制するも、その後追加点が上げられず。終盤は内海とリリーフの久保が好投を見せたが、打撃では5併殺打と拙攻が目立ち1対3で敗れた
5.3中日○ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの7回戦。巨人は一回に阿部の2点タイムリーなどで先制すると、打者一巡の攻撃で6点をあげるが、その裏、中日に5点を奪われ1点差に詰め寄られる。しかし巨人は二回から四回まで1点ずつ追加し、点差を広げていく。巨人先発の大竹は二回以降立ち直り、中日打線を封じると、リリーフ陣も相手の反撃を許さなかった。9対5で巨人が勝利し、9連戦の初戦を白星で飾った。  先発は巨人が大竹、中日が岡田。  一回、巨人は二死となるも、ここから打者一巡の猛攻を見せる。2本のヒットと四球で二死満塁とすると、阿部が左翼線にタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。さらに再び満塁のチャンスをつくると、橋本、大竹の連続タイムリーで3点を追加した。続けて二死一、三塁の場面で、片岡も右翼にタイムリーを運び、6点目を奪う。試合序盤に、巨人が大きなリードを手にした。  6点差でマウンドに立った大竹だったが、一回の投球は安定感を欠く。連打で無死一、三塁とされると、ルナに犠牲フライを打たれ1点を失う。さらにその後、二つの四球で二死満塁のピンチを招くと、堂上直、谷繁に連続でタイムリーを浴び4点を奪われる。この回5点を失い、1点差に詰め寄られてしまった。  二回、巨人は先頭の長野が右翼にソロホームランを放ち、1点を追加する。さらに三回にも、二死二、三塁の場面から井端のタイムリーで1点をあげ、8対5とした。  大竹は二、三回を三者凡退に仕留め、試合を立て直していく。  巨人は四回も攻撃の手を緩めない。村田が中日2番手・浜田から中堅へのソロホームランを放ち、9対5と点差をさらに広げた。  五回、大竹は四球とヒットで二死一、三塁のピンチを生むが、森野を二塁ゴロに打ち取り、得点は与えない。大竹は七回を投げ終えたところでマウンドを降りた。  試合前半で打線が爆発した巨人だが、五回以降はつながりを欠く。六、七回は二塁に走者を進めたものの、後続が倒れ得点には至らなかった。  八回、巨人は2番手の久保がマウンドに登り、三者凡退で中日打線を抑える。九回には3番手・香月が登板。危なげなく中日打線をシャットアウトし、試合を締めくくった。9対5で巨人が勝利し、大竹は今季4勝目を挙げた。
5.1ヤクルト○東京ドームで行われた東京ヤクルトスワローズとの6回戦。巨人打線は二回、相手のエラーで先制に成功すると、三回にも長野のタイムリー二塁打で追加点を挙げる。先発の杉内は粘りの投球を見せていたが、六回につかまり、一旦は試合を振り出しに戻された。しかしその裏、代打の高橋由が決勝の2点タイムリー、勝ち越しに成功すると、そのリードをリリーフ陣が守りきり4対2で逃げ切った。  巨人は今季初めて、ショートのスタメンを坂本から井端に替え試合に臨んだ。  巨人先発の杉内は、初回を三者凡退に仕留める上々の立ち上がりを見せる。二回も、四球とヒットで無死一、三塁のピンチを背負ったが、2つの三振を奪うなど後続を打ち取り、無失点で切り抜けた。  その裏、巨人はこの試合を首位打者として迎えた好調のアンダーソンがヒットで出塁。一死から阿部が四球を選び一、二塁にランナーを置くと、二死後、橋本は二塁へライナーを放った。しかしこの打球を二塁手が後逸し、二塁走者のアンダーソンが一気に生還。(記録は失策)ラッキーな形で巨人は先制点を挙げた。  さらに三回、先頭の片岡が四球を選び出塁すると、すかさず二盗を決めて無死二塁。続く井端は進塁打でランナーを三塁に進める。このチャンスで長野が右翼フェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、巨人は序盤から2点のリードを得て試合を進める。  五回にも巨人打線は得点の好機を迎える。一死から井端がヒットで出塁し、途中出場の松本哲もヒットを放ち二死一、二塁としたが、後続が倒れ追加点とはならなかった。  先発の杉内は粘りの投球で五回まで無失点の好投を続けたが、六回に連打と四球で一死満塁のピンチを招いた。この場面で畠山に2点タイムリーヒットを許し、同点に追いつかれる展開となった。  直後の六回裏、反撃したい打線は先頭の阿部が左翼越えの二塁打で無死二塁とする。続くロペスの投ゴロで、二塁走者の阿部が飛び出しタッチアウト。流れを断ち切られたように見えたが、橋本が左翼へのヒット、ロペスと橋本の好走塁で一死二、三塁のチャンスを作る。ここで原監督は代打に高橋由を送ることを決断。高橋由は期待に応え、左翼への2点タイムリーヒットが飛び出し4点目を挙げる。頼れるベテランの力で巨人は勝ち越しに成功した。  投手陣は七回に西村が三者凡退に抑える好投。八回は山口がランナーを一人出しながらも無失点でしのいだ。  九回はマシソンがマウンドへ。三者凡退の危なげない投球で試合を締めた。4対2で勝利した巨人は、このカード2勝1敗で勝ち越しとなった
4.30ヤクルト●東京ドームで行われた東京ヤクルトスワローズとの5回戦。巨人・先発セドンは初回に先制を許すなど不安定な立ち上がり。三回には山田のタイムリー二塁打などで5点を奪われ、三回途中で早くもマウンドを降りた。一方、打線は五回に橋本のタイムリーで1点を返したのにとどまる苦しい展開。ヤクルト投手陣に5安打に抑えられ、1対9で敗れた
4.29ヤクルト○東京ドームで行われた東京ヤクルトスワローズとの4回戦。巨人は初回に片岡のソロホームランと村田のタイムリーヒットで2点を先制すると、八回にロペスのソロホームランで追加点を挙げた。先発の菅野は八回までヤクルト打線を1失点に抑える見事な投球を見せたが、九回、畠山に3ランホームランを浴び一時逆転を許してしまう。しかしその裏、アンダーソンと村田のタイムリーヒットで、サヨナラ勝ちを収めた。菅野は2試合連続の完投勝利で今季5勝目。また、鈴木尚が通算200盗塁を達成した。  先発は巨人が菅野、ヤクルトが八木。  今季5勝目を狙う菅野は初回、先頭の山田を三球三振に仕留めると、続く上田からも三振を奪うなど、この回を見事に三者凡退に抑えた。  初回の巨人の攻撃は、一死から片岡の左翼へのソロホームランで早くも先制に成功する。その後も長野とアンダーソンの連続安打で一死一、三塁とすると、続く村田が遊撃にタイムリー内野安打を放ち、さらに1点を追加した。  2点の援護をもらった菅野は、二回から四回まで毎回ランナーを出しながらも、後続をしっかりと断ち切り無失点。味方打線のさらなる援護を待った。  追加点の欲しい巨人は四回、先頭の阿部が四球で出塁する。その後、橋本のヒットと坂本の死球で二死満塁のチャンスを迎えた。続く打者はきょうホームランを放った片岡だったが、ここは二塁フライに倒れ、得点はならなかった。  五回、二死から村田がヒットで出塁すると、阿部も右中間への二塁打で続き、二死二、三塁のチャンスを作る。ここでロペスが痛烈な当たりを放ったが、惜しくも三塁手の正面への打球となり、この回も追加点を挙げることはできなかった。  すると六回、菅野は先頭の今浪に二塁打を打たれ、無死二塁のピンチを背負う。後続が放った二つの内野ゴロの間にそれぞれ進塁を許し、1点を返されてしまった。  八回、巨人が待望の追加点を挙げる。ヤクルトの3番手・秋吉からロペスが放った打球は、左中間スタンドに飛び込むソロホームランに。貴重な1点を奪い、3対1とリードを広げた。  九回のマウンドにも菅野が向かう。しかし一死から川端にヒットで出塁され、一打同点の場面でバレンティンを迎えた。ここは菅野が空振り三振を奪ったが、続く雄平にヒットを許し二死一、二塁とピンチが続く。この場面で畠山に3ランホームランを浴び、3対4と一気に逆転されてしまった。  九回裏、1点を追う巨人の攻撃は、一死から片岡が左中間を破る二塁打で出塁する。長野が四球を選びチャンスを広げると、アンダーソンがこの日4安打目となるタイムリーヒットを放ち同点に追いついた。さらにアンダーソンの代走・鈴木尚が通算200盗塁目となるスチールを決めて一死二、三塁とすると、村田が左翼フェンス直撃のタイムリーヒットを放って試合を決めた。5対4で劇的なサヨナラ勝ち。菅野は2試合連続の完投勝利で今季負けなしの5勝目を挙げた
4.27広島●マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの6回戦。巨人先発の内海は七回無失点の好投を見せるも、広島先発の前田も譲らず、試合は息詰まる投手戦となった。両軍無得点のまま迎えた延長十一回、最後は山口がサヨナラホームランを浴び、0対3で敗れた
4.26広島○マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの5回戦。巨人は初回に1点を先制すると、二回の大竹のタイムリー、四回のロペスと村田のソロホームランなどで広島を6点差まで突き放す。巨人先発の大竹は五回まで1失点の好投を演じたが、六回に5連打を浴びて7対4まで詰め寄られる。しかし終盤七回にアンダーソンの2ラン、橋本のタイムリーなどで再び突き放すと、リリーフ陣がしっかりと締めて試合終了。先発全員安打の18安打で11対5と大勝を飾った。  一回、巨人は一死から片岡と長野の連打で二、三塁のチャンスを作る。そして初めて4番にすわったアンダーソンの一塁ゴロの間に片岡が生還し、先制点を広島先発・九里から奪った。二回には、二死から橋本が左中間を破る二塁打を放つと、大竹が左中間にタイムリー二塁打を放ち点差を2に広げた。  巨人先発の大竹は古巣を相手に、初回を三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せる。二回には先頭打者のエルドレッドにソロホームランを浴びるが、すぐさま立て直し追加点を許さない。  2対1で迎えた四回、先頭打者のロペスが左翼にソロホームランを放つと、一死後には村田も左中間にソロホームランを放ちこの回2点。2本のソロホームランで4対1と、点差を3とした。  大竹は三、四回共に二死から得点圏に走者を置くも、後続を断ち得点を与えない。勝利投手の権利がかかる五回は三者凡退に抑えた。  打線は五回、先頭打者の坂本が失策で二塁まで進むと片岡の送りバントで三進。そしてアンダーソンが二塁にタイムリー内野安打を放ち1点を追加する。六回には、阿部の四球と橋本の二塁打で一死二、三塁のチャンスを作ると、坂本が左翼に走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、7対1と広島を大きく突き放した。  六回、ここまで1失点の好投をみせてきた大竹が広島打線につかまる。先頭打者から5者連続で単打を浴び3失点したところで降板する。無死一、二塁の場面で2番手としてマウンドに登ったのは西村。四球を出して満塁にするも、併殺打で広島の勢いを絶った。  7対4で終盤戦に突入した七回、巨人が再び突き放しにかかる。先頭の長野が二塁打で出塁し三塁まで進むと、アンダーソンが右翼に2ランを叩き込み点差を広げる。さらに阿部と村田の連打で一死一、三塁のチャンスを作ると、橋本が左翼にタイムリーを放ち10対4とした。  七回からは久保が登板し、三者凡退に抑える。八回には一死から3本の長短打を浴びて1点を失うが、後続をしっかり抑えて最少失点でマウンドを降りた。  打線は九回一死から村田が二塁打で出塁する。代走の藤村が暴投の間に三塁へ進むと、代打の高橋由がダメ押しとなるタイムリーヒットを左翼に放ち11対5とした。  最終回は4番手の香月が三者凡退で締めて試合終了。先発全員安打となる18安打11得点の猛攻で大勝した
4.25広島●マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの4回戦。広島に先制を許すも、三回に片岡、アンダーソンのタイムリーなどで逆転する。しかし巨人先発の杉内が三回に同点に追いつかれると、五回と六回にも失点し、再び広島を追いかける展開に。その後は広島の投手陣を打ち崩すことができず、3対7で敗戦。首位攻防戦の初戦を落とした
4.23DeNA○九州シリーズ第2戦は、鹿児島県立鴨池野球場で行われた横浜DeNAベイスターズとの4回戦。先発のセドンは三回にタイムリーを浴び先制を許したが、粘りの投球で7回を1失点で抑える。打線は四回、ロペスのソロホームランで試合を振り出しに戻すと、七回に坂本の2点タイムリーなどでこの回3点を追加。このリードをリリーフ陣が守りきり、九州シリーズを連勝で終えた。  先発のセドンは二回、四球で先頭打者を塁に出すと、連打を浴び無死満塁のピンチを背負う。しかし鶴岡を中堅フライ、尚成をダブルプレーに仕留め、このピンチを無失点で切り抜けた。  その裏、打線はチャンスを迎える。二死からロペスが二塁打を放つと、橋本は四球を選び二死一、二塁。続くセドンは来日初となるヒットを記録し、二死ながら満塁にチャンスを広げる。だが坂本は遊撃フライに倒れ、先制点とはならなかった。  三回、セドンはまたも先頭打者を四球で歩かせると、送りバントと四球で一死一、二塁とランナーを得点圏に進められる。続く中村のタイムリーヒットで1点を失ったが、後続を断ち切り最小失点にとどめた。  四回、巨人は一死からロペスが左翼へソロホームランを叩き込み、1対1の同点。試合を振り出しに戻した。  セドンは四回以降も粘りのピッチングを続ける。被安打こそ7本許したが、7イニングを1失点に抑える投球でマウンドをリリーフ陣に託した。  四回の得点以降、DeNA先発・尚成に抑えられた巨人打線。しかし七回、相手リリーフ陣を攻め立てる。先頭のロペスが今日3本目となるヒットで出塁。続く橋本はヒットエンドランを決めて、無死一、三塁と勝ち越しのチャンスを迎える。橋本が二盗を決めてチャンスを広げると一死後、坂本が左翼へ2点タイムリーヒットを放つ。この得点が決勝点になった巨人は、3点目を挙げ勝ち越しに成功。さらに坂本が2つ目の盗塁を決めて、二死二塁と得点の好機は続く。アンダーソンが右翼へタイムリー2塁打を放ち、さらに1点を追加。この回3点を挙げ、巨人は試合を決定付けた。  八回に登板した山口は一死一、三塁にランナーを背負ったが、バルディリスの打席で併殺打に仕留め、無失点で切り抜ける。  その裏、打線は失策と四球で無死一、二塁。橋本は併殺打に倒れたが、二死三塁にランナーを進める。このチャンスで代打の切り札・矢野を送るも、空振り三振に倒れ追加点を挙げることはできなかった。  九回にはマシソンがマウンドへ。先頭の多村に二塁打を浴び、一死後、四球で一、二塁にランナーを置くピンチを招いた。しかし白崎を二塁併殺打に仕留め、4対1で試合終了。DeNAとの九州シリーズを連勝で終え、巨人は3連勝となった
4.22DeNA○九州シリーズの第1戦として宮崎サンマリンスタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズとの3回戦。巨人は先発・菅野が四回に先制を許したが、五回にアンダーソンが満塁ホームランを放ち、試合をひっくり返した。菅野は五回以降の5イニングをわずか1安打に抑え、巨人が4対1で快勝。菅野は今季チーム初の完投勝利で、無傷の4勝目を挙げた。  DeNA先発は久保。序盤は両先発投手の投げ合いとなった。   菅野は初回、二回とDeNA打線を三者凡退に抑える上々の立ち上がり。  一方、巨人打線は初回、二回と四球で走者を出したが、後続が倒れ、先制点を奪えない。  三回には、一死から菅野が失策で出塁。坂本、アンダーソンが四球を選び、二死満塁のチャンスを作る。しかし、続く村田は左翼フライに倒れた。  菅野は四回、先頭の梶谷をヒットで塁に出すと、二盗を許し、得点圏に走者を進められる。続く中村には速球を左翼に運ばれ、DeNAに1点を先制された。二死後、さらに連打を浴びて一、二塁とされたが、後続を打ち取り、失点を最少にとどめた。  五回、ここまでノーヒットの巨人打線が大きなチャンスを迎える。先頭の橋本がチーム初ヒットを放ち、菅野の送りバントで二塁に進むと、坂本がヒット、片岡は四球で続いて一死満塁。ここで打席に立ったアンダーソンは、初球の甘い変化球をフルスイング。打球は右翼スタンドに飛び込む満塁ホームランとなり、巨人が逆転に成功した。  援護をもらった菅野は本来のピッチングを取り戻し、五回から七回までは一人の走者も許さない完璧な投球を見せた。  巨人打線は七回、一死から好調の坂本が左翼線に二塁打。アンダーソンの振り逃げと、代走・鈴木尚の通算199個目の盗塁で二、三塁まで走者を進めたが、あと一本が出ず、追加点を挙げることはできなかった。  菅野は八回、九回と走者を許したが、決定打は許さず、最後は白崎を空振り三振に仕留めて試合終了。巨人は菅野の142球の熱投で、4対1で勝利を挙げた。菅野は今季チーム初の完投勝利でハーラー単独トップの4勝目をマーク。巨人は対DeNA戦の連勝を「3」に伸ばした
4.20中日○東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの6回戦。初回、巨人は中日に先制を許したが、その裏、長野の2点タイムリー二塁打などで逆転に成功、4点を挙げる。三回にも橋本の2ランホームランで追加点入れて試合をリードしたが、中日打線に、五、七、八回に1点ずつ返され、詰め寄られる展開となる。しかし、最後は九回に登板のマシソンが中日打線を抑え、試合終了。6対4で勝利を収めた。先発の大竹は移籍後、2勝目。  試合は初回から動く。巨人先発・大竹は2本の内野安打と四球で一死満塁のピンチを招く。小笠原は二塁フライで抑えたが、続く野本に四球を与え、押し出しで先制点を許してしまう。  その裏、マウンドに立った中日先発のカブレラだが、制球が定まらず、連続四死球で無死満塁。ここで長野が右中間に2点タイムリー二塁打を放ち、一気に逆転に成功する。その後もロペスの犠牲フライ、橋本のタイムリー二塁打など打者一巡の猛攻で、巨人はさらに2点を追加する。  大竹は中日打線を二回は三者凡退、三回は1安打に抑え、次第に投球リズムを取り戻す。  巨人打線は三回、先頭打者の阿部が四球で出塁すると、一死から橋本が中堅スタンドに2ランホームランを叩き込み、6対1とさらにリードを広げる。  五回、大竹はルナに右翼へのタイムリーヒットを放たれ、1点を返される。  七回、大竹はルナに中堅へのソロホームランを放たれ、3点差に詰め寄られる。さらに平田にもヒットを許してピンチを広げたが、この回から守備に入った井端が小笠原の痛烈な二塁ライナーに飛びついてアウトにし、大竹を助ける。この後の2番手・山口も後続を抑え、最小限の失点でこの回を終えた。  八回、山口は連打の後、犠牲フライで1点を返され、2点差まで迫られたが、3番手の久保が後続を抑える。九回からは4番手のマシソンが1安打で試合を締めくくり、試合終了。6対4で勝利を収め、このカードの勝ち越しを決めた。大竹は移籍後、2勝目
4.19中日●東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの5回戦。巨人は初回に村田のタイムリー二塁打で先制すると、六回にも村田がタイムリーヒットを放ち2点をリードした。巨人先発の内海は好投を続けるも、七回に同点ホームランを浴びてしまい、今季初勝利とはならなかった。2対2のまま迎えた延長十一回、リリーフ陣の西村、高木京が中日打線に捕まり5失点。2対7で敗れた
4.18中日○東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの4回戦は、今季初の橙魂デー。二回に小林のプロ初打点となるタイムリーヒットで巨人が先制。三回には、アンダーソンのタイムリーヒットと長野の3ラン本塁打が飛び出し、試合を優位に進めた。先発の杉内は要所を締める投球で7回2失点の好投。試合は巨人が5対3で勝利した。杉内は今季初勝利。巨人は3連勝で首位・広島を追う。  先発は巨人が杉内、中日が岡田。  杉内は二回、ヒットと四球で得点圏に走者を背負うも、堂上直、谷繁を打ち取り、先制点を許さなかった。  打線はその裏、村田が四球で出塁すると、ロペス、長野に連打が飛び出し、無死満塁と先制のチャンスを迎える。続く橋本は三振に倒れるも、阿部に代わってスタメンマスクの小林がプロ初打点となるタイムリーヒットを放ち、先制点をもぎ取った。なおも一死満塁と追加点のチャンスだったが、ここは杉内、坂本が倒れ、追加点を挙げることはできなかった。  三回、先頭の片岡がヒットで出塁し、すぐに二盗を決め、得点圏に走者を進める。ここでアンダーソンが中堅へはじき返し、追加点を挙げた。さらに村田が失策で出塁すると、長野が左翼へ3ランホームランを叩き込み、この回4点を挙げ、試合の流れを掴む。  追加点を取ってもらった杉内だったが、四回、二死から森野に二塁打を許すと、和田にタイムリーヒットを浴びた。  杉内は五回、六回と中日打線を三者凡退に抑え、立ち直りの兆しを見せる。  六回、長野のヒットと小林の死球で一死一、二塁とする。杉内は送りバント失敗するも、悪送球の間に小林が好走塁を見せ、二死一、三塁となり、打席には坂本を迎える。しかし、坂本は一塁ファウルフライに倒れた。  七回、杉内は先頭の森野に右翼へソロホームランを許す。さらに和田に四球を与えるが、後続を抑え、杉内は7回を2失点と試合を作った。  八回からは西村が登板。しかし、先頭打者にヒットを許すと、ルナに四球を許す苦しい投球に。西村はここで踏ん張り、平田、森野を打ち取った。  九回、代打・小笠原のヒットなどで1点を失い、なお二死一、二塁のピンチを迎えるが、荒木を遊撃ゴロに打ち取り、なんとか逃げ切った。巨人は5対3で勝利。杉内は今季初勝利を挙げた
4.17ヤクルト○神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの3回戦。巨人先発の今村はバレンティンに2本の本塁打を浴びるも、7回を3失点と試合をつくった。一方の打線は、一回にアンダーソンのタイムリーで先制すると、四、五回に阿部の2打席連続弾が飛び出す。九回にも村田がタイムリーを放ち、5対3で勝利。巨人は2位に浮上した。  一回、巨人はヤクルト先発の古野の立ち上がりを攻める。一死から片岡が中堅にヒットを放つと、エラーの間に二塁へ進む。続くアンダーソンがタイムリーを放ち、1点を先制した。  その裏を3人で抑えた今村だったが、二回にバレンティンにソロホームランを浴びて試合を振り出しに戻された。  四回、先頭の阿部がとらえた打球は右翼スタンドへのソロホームランに。主将の一発で勝ち越しに成功した巨人は、なおも攻撃の手を緩めない。一死から長野の二塁打、橋本の四球、坂本のヒットなどで二死満塁とすると、片岡が押し出し四球を選び追加点を挙げる。3対1とリードを広げた。  五回、一死から阿部が2打席連続の4号ソロホームランで4点目を挙げた。  今村は三回以降、安定した投球を見せる。四、五回は先頭打者に出塁を許したが、しっかりと後続を断った。  しかし六回、今村は一死から川端にヒットを打たれると、バレンティンにこの日2本目のホームランを浴びて4対3。1点差に詰め寄られる。  追加点を挙げたい打線は七回、アンダーソンと村田の連打で一死一、二塁の好機をつくったが、阿部が併殺打に倒れて追加点は奪えない。  その裏も今村がマウンドに上がる。見事三者凡退に仕留め、7回3失点と先発の仕事を十分果たしてリリーフ陣に後を託した。  八回は山口が登板。阿部の盗塁阻止もあり、無失点切り抜けて、攻撃のリズムをつくる。  九回、無死から片岡が左翼線への二塁打で出塁。松本哲が送りバントを決めてチャンスを広げる。ここで村田が左中間にタイムリー二塁打を放ち、貴重な追加点を挙げた。  その裏には3番手のマシソンが登板。前日にホームランを浴びた先頭のバレンティンから三振を奪い、二死後、畠山に二塁打を放たれたが、最後は相川を三塁ライナーに打ち取り試合終了。巨人がこのカードを勝ち越した。
4.16ヤクルト○静岡から神宮球場に舞台を移した東京ヤクルトスワローズとの2回戦。先発の菅野は先頭打者ホームランで先制されたが、二回に片岡のタイムリーなどですかさず逆転。その後ヤクルトにリードを許したが、五回に阿部、長野のホームランで再逆転に成功。しかしリリーフ陣がリードを守りきれず八回に4点を失ったが、直後の九回に片岡のタイムリーで3度目の逆転。その裏、同点に追いつかれるが、延長十回、阿部が2本目となる決勝弾を放ち、連敗を4で止めた。  巨人先発の菅野は山田に初回先頭打者ホームランを許し、早くも1点を失った。  直後の二回、巨人は先頭のロペス、長野が連続で四球を選び無死一、二塁のチャンスを作った。一死一、三塁にランナーを進め、菅野は二塁手の前に転がす絶妙なバントヒットを決めて、すぐさま同点に追いついた。さらに二死後、片岡がセンター前へタイムリーヒットを放ち、2点目を挙げ勝ち越しに成功した。  しかしその裏、アクシデントが菅野を襲う。二死から相川、続く今浪が放った内野安打の打球が相次いで菅野の右手を直撃。治療後、続投した菅野だったが八木に左翼越えのタイムリー二塁打を打たれ、2対3と逆転を許した。  五回、巨人打線は一発攻勢で再び逆転。二死から阿部が、今シーズン初となるライトへの1号ソロホームランで同点。さらにロペスが四球で出塁すると、長野が左中間へ2ランホームランを叩き込んだ。巨人は5点目を挙げて、再びリードを奪う。  徐々にペースを取り戻した菅野は、二回の失点以降、好投を続ける。四回は三者凡退に抑えるなど、三回から七回まで無失点に抑えマウンドをリリーフ陣に託した。  八回裏リリーフ陣がヤクルト打線に捕まる。2番手の左腕・山口がヒットと四球で無死一、二塁のピンチを招くと、バレンティンにタイムリーを浴び1点を返される。一死後、3番手の西村が登板したが、このピンチを抑えることができない。畠山のタイムリーヒットで試合を振り出しに戻されると、その後も連打を浴び、犠牲フライもあり2失点。リリーフ陣がリードを守りきれず、5対7と終盤に再び逆転されてしまう。  九回、再び追いつきたい巨人は先頭のロペスが左翼線の二塁打、長野もヒットで続いた。長野が二盗すると、橋本は四球で逆転のランナーを置く無死満塁のチャンスを作った。この場面で原監督は高橋由を代打で送る。高橋由は押し出しの四球を選び6点目を挙げると、坂本が同点打となる犠牲フライを放った。さらに一死一、三塁から片岡が左翼へタイムリーヒットを放ち、ついに逆転に成功。8点目を挙げ、さらにチャンスは続いたが後続は断たれた。  九回はマシソンがマウンドへ。二死とし勝利目前と迫った巨人だが、バレンティンに左翼へ特大の同点弾を運ばれ、試合は延長戦へ。  十回。先頭の阿部がこの日2本目となるソロホームランを右翼スタンドへ叩きこみ、この試合4度目のリードを奪う。  その裏、巨人は5番手の笠原が登板。二死から、二塁打と死球で一、二塁にランナーを置いたが、飯原を二塁ゴロに仕留め、9対8で試合終了。4時間15分、終盤の乱戦を制した巨人は、連敗を4で止めた。笠原はプロ初セーブを記録
4.15ヤクルト●静岡・草薙球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの今季初対戦。巨人は先発のセドンが初回に2点を失い、追いかける展開となった。四回にロペスのタイムリーなどで同点とし、六回にはロペスのソロ本塁打で勝ち越した。しかし、七回に追いつかれると、八回にはリリーフ陣がつかまり一挙5失点。九回の代打攻勢で1点を返したものの及ばず、4対8で敗れた
4.13阪神●連敗で迎えた阪神タイガースとの6回戦。序盤の白熱した投手戦から、巨人は五回、阪神に均衡を破られ1点を先制される。しかし六回に片岡のタイムリー二塁打で同点に追いつく。先発・大竹は追加点を許さず、7回1失点でマウンドを降りる。終盤、両チームともリリーフ陣が得点を許さず試合は延長戦へ突入する。そして延長十回、巨人・3番手の山口が二死満塁から関本にサヨナラヒットを浴び敗戦。このカードを3連敗で終えた
4.12阪神●甲子園で行われた阪神タイガースとの5回戦。試合は巨人・阪神両先発の投げ合いで始まったが、二回、巨人先発・内海は新井良にソロホームランで先制を許す。何とか立ち直りたい内海だったが、六回、マートンに3ランホームランを浴びてしまう。中継ぎ陣もさらに追加点を許し、0対9で敗れた。前日に続く連敗となり、このカードは負け越しとなった
4.11阪神●今季初めて甲子園で行われた阪神タイガースとの4回戦。試合は巨人・杉内、阪神・メッセンジャーの投げ合いで始まり、中盤までは一歩も譲らぬ投手戦となった。杉内は五回まで阪神打線をノーヒットに抑えたが、六回にマートンの3ランを浴びて先制を許した。打線は七回まで無得点。八回、アンダーソンのタイムリーヒットで1点を返して反撃した。しかし、その裏、リリーフ陣が連打を浴びて追加点を許し、1対5で敗れた。
4.10広島○同率首位同士の直接対決となった広島東洋カープとの3回戦。三回にアンダーソンの適時打で巨人が先制。さらに四回に菅野が適時打を放ち点差を広げるも、中盤、広島打線の2本の本塁打で同点とされる。しかし、六回に坂本の左翼へのソロホームランで勝ち越しに成功。八回には、阿部の犠牲フライで追加点を挙げ、巨人が4対2で勝利した。巨人は単独首位に浮上、菅野は開幕から3連勝となった。  先発は巨人が菅野、広島が篠田。  菅野は三回まで広島打線を無失点に抑える。東京ドーム初スタメンマスクの捕手・小林も三回までに二度の盗塁阻止を見せ、菅野を盛り立てた。  打線は三回、無死から小林がヒットで出塁。送りバントと四球で二死一、二塁とすると、アンダーソンが中堅へ適時打を放ち、巨人が先制に成功する。  四回、菅野はヒットと送りバントで一死二塁とこの試合初めて得点圏に走者を背負う。しかし、広島中軸のキラ、エルドレッドを打ち取り、得点を許さなかった。  その裏、先頭のロペスが内野安打で出塁すると、二死から小林がヒットで続き、二死一、二塁の好機を迎える。ここで菅野が初球を右翼へ運び、2点目となる適時打を放った。  しかし、菅野がこのリードを守りきることができない。五回に松山に、六回には丸にそれぞれソロホームランを浴び、同点とされてしまう。  六回、巨人は坂本の一発で勝ち越しに成功する。一死から坂本が左翼へ2階席に飛び込むソロホームランを叩き込む。さらに橋本がヒットで続くと、小林がこの日猛打賞となる左中間への二塁打を放つ。橋本が一塁から一気に本塁を狙うも、惜しくもタッチアウト。追加点とはいかなかった。  七回、一死から片岡がヒットで出塁。次のアンダーソンの打席で二盗を決め、得点圏に走者を進める。しかし、ここは後続が続かなかった。  八回、菅野は二死から中東に不運な内野安打を許す。ここで原監督は山口をマウンドへ、捕手を阿部に交代。山口は盗塁で二死二塁とされるも、丸を空振り三振にしとめ、監督の期待に応えた。  巨人打線はその裏、坂本の四球と失策で一死一、三塁とすると、阿部が中堅へ犠飛を放ち、貴重な追加点を奪った。  九回のマウンドは守護神・西村。西村は一死一塁から二塁打を浴び、一打同点のピンチを迎える。しかし、松山、梵を連続三振に斬って取り、巨人は4対2で勝利。広島との首位攻防3連戦を2勝1敗で乗り切り、単独首位に浮上した
4.9広島○東京ドームで行われた広島東洋カープとの2回戦。巨人は先発のセドンが序盤から、三振のヤマを築く。打線は二回、ロペスの左翼スタンドへの2ランホームランで先制すると、終盤にも七回に橋本の第1号ソロ、八回にはアンダーソン、村田に連続ホームランが飛び出す。4ホーマー5得点を挙げ、先発のセドンは15奪三振を奪い、9回途中1失点の好投。投打がかみ合った巨人は1日で同率首位に返り咲いた。  巨人の先発は公式戦初登板となったセドン、対する広島はルーキーの大瀬良。  セドンは初回、二回を三者凡退に抑え、完璧な立ち上がりを見せた。  二回、巨人は大瀬良を攻め立てる。 先頭の村田がヒットで出塁し無死一塁。続くロペスは左翼スタンド中段へ2ランホームランを叩き込み、巨人は先制に成功する。さらに坂本が左翼へのヒット、一死から實松がセンター前へのヒットで一死一、二塁と好機を作る。セドンが送りバントを決めて二、三塁へランナーを進めチャンスを広げたが、長野は二塁ゴロに倒れ、追加点を挙げることはできなかった。  先発のセドンは三回以降も5者連続三振を奪うなど、好投を続ける。六回は二死から菊池、キラの連続安打で一、三塁にランナーを背負ったが、続くエルドレッドは空振り三振に仕留めた。このピンチを抑え中盤も無失点で切り抜けた。  二回の得点後、大瀬良に抑えられた巨人打線だったが七回。先頭の橋本が右翼スタンドへ東京ドーム初となる1号ソロホームランで3点目を挙げた。  その後も巨人はホームラン攻勢で効果的に得点を重ねていく。 八回、一死からアンダーソンが右翼へのソロホームランで4対0と広島を突き放す。さらに続く村田もレフトスタンドへ天井直撃のホームランを放ち5点目を挙げた。アンダーソン、村田にアベックホームランが飛び出し、巨人はこの試合を決定付けた。  セドンは巨人の外国人投手初となる初登板完封勝利をかけて、九回のマウンドへあがる。 先頭の菊池にヒットを許すも、キラ、エルドレッドと広島打線中軸から空振り三振を奪い、この日15個目の奪三振を記録。完封勝利目前と迫ったセドンだったが、ヒットで二死一、三塁とされると広瀬にタイムリーヒットを浴び、ついに初失点を許してしまった。ここで原監督はマウンドへ二番手の西村を送ることを決断。西村は後続をしっかりと抑え、5対1で試合終了。巨人は再び広島と同率首位に返り咲いた
4.8広島●首位攻防戦となった、東京ドームでの対広島東洋カープ1回戦。先発の内海は二回に失点すると、三回に危険球で退場するアクシデントを起こしてしまう。その回に1点を追加されて2点を追う展開になった巨人は、五回に橋本のタイムリー二塁打で1点を返した。しかし、それ以降は打線がつながりを欠き得点できない。9回にはマシソンが堂林にダメ押しの2ランを浴びて1対4に。広島に敗れた巨人は2位に転落した
4.6中日●ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの3回戦。巨人は三回、藤村のタイムリーで先制したが、四回に先発・大竹が逆転2ランを浴び、続く五回にも2点を失った。打線は終盤に猛反撃。7回、長野がソロホームラン。9回には矢野がタイムリー二塁打を放って1点差まで詰め寄った。なおも一打逆転の場面で、村田が左翼フェンス際に大飛球を放ったが、惜しくもキャッチされ、3対4で試合終了。巨人の連勝は「5」でストップした
4.5中日○ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの2回戦は、互いに1点を奪い合う接戦となった。巨人が一回に1点を先制するも、三回に同点に追い付かれ、試合は振り出しに。さらに両軍とも八回までに2点ずつ追加し、3対3の同点で試合は延長戦に突入する。延長十回、巨人は片岡のタイムリーなどで2点を追加し、5対3としたところで勝負あり。追いすがる中日を最後に振り払い、巨人が熱戦を制した。  一回、巨人打線が中日先発・大野を攻め立てる。先頭の長野が二塁打を放つと、井端が四球を選び無死一、二塁とする。さらに今季初スタメンの高橋由もバントヒットで続き、無死満塁のチャンス。ここで村田は遊撃併殺打に倒れるが、その間に長野が生還し、巨人が1点を先制した。  巨人先発・杉内は一回、ヒットと送りバントで得点圏に走者を背負うものの、後続を抑え得点を許さない。  二回、巨人は阿部の四球と橋本のヒットなどで二死二、三塁とし、再び得点のチャンスを迎える。しかし長野は遊撃ゴロに打ち取られ、追加点とはならなかった。  二回を三者凡退とした杉内は、続く三回も2者連続三振を奪い、順調にアウトを積み重ねる。しかし、ここから中日打線につかまってしまう。連打で二死一、三塁とされたところでルナにタイムリー二塁打を打たれ、試合を振り出しに戻された。  勝ち越し点を奪いたい巨人は、直後の四回、坂本の四球と橋本のヒットなどで二死二、三塁の得点機をつくる。だがこの場面でもあと1本は出ず、走者をかえすことはできなかった。  杉内は四、五回をヒット1本に抑える好投で試合をつくり、打線の援護を待つ。  すると六回、またも巨人が塁上をにぎわせる。ロペス、阿部の連続ヒットと送りバントで一死二、三塁としたところで、橋本が右翼にタイムリーヒット。待望の勝ち越し点を奪い、2対1と再び巨人がリードする。  しかしその裏、再び中日打線に粘りを見せられる。先頭の平田にヒットを許すと、続く森野にはタイムリー二塁打を浴び、1点を失う。勝ち越し点は防いだものの、2対2の同点に追い付かれてしまった。  直後の七回、巨人は中日2番手・福谷を攻める。井端の内野安打を手始めに三塁まで走者を進めると、村田が詰まりながらも左翼にタイムリーを運ぶ。3対2と、巨人が2度目の勝ち越しに成功した。さらに福谷の暴投と四球で二死一、二塁とチャンスが続いたが、坂本は右翼フライに倒れ、追加点は奪えなかった。  巨人は七回に高木京が登板し、三者凡退で投手リレーをつなぐ。しかし、続く八回に登板したマシソンは、ヒットと四球などで二死一、三塁の場面を招くと、谷繁にタイムリーヒットを打たれて同点とされた。  九回は両チームとも点が入らず、試合は延長に突入。延長十回、巨人は中日5番手・田島から二死二、三塁の場面をつくる。ここで片岡が右翼にタイムリーヒットを打ち、4対3と巨人がリードを奪う。さらに長野の三塁ゴロの間にも1点を追加して5対3とし、2点差をつけて勝負を決めた。  その裏は、九回からマウンドに立つ西村が続投。味方の失策で走者を出すも得点は許さず、巨人が5対3で延長戦を制した。
4.4中日○ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの今季初対戦。巨人先発の菅野が八回無失点の好投で、中日打線に的を絞らせない。一方の打線は、試合序盤にヒットを積み重ねていく。三回に橋本、五回にアンダーソンにタイムリーが飛び出し、2点を獲得。最後は西村が締めてこのリードを守り切った。菅野は2勝目。  一回、中日先発の川上の制球が定まらず、3四死球で二死満塁の好機を得る。しかし、阿部が打ち取られて先制とはならなかった。続く二回も二死から菅野、長野の連打で得点圏にランナーを進めたが、後続が倒れて無得点に終わる。  対する菅野は、安定したピッチングを披露。二回裏に四球でランナーを出したが、後続をしっかり抑え快調な立ち上がりを見せる。  四回、打線が菅野の好投に応える。一死から坂本が四球を選んで出塁。続く橋本が放った打球は右翼線へのタイムリー二塁打となり、1対0と先制に成功した。  その裏、菅野は四球とヒットなどで二死一、三塁と、この試合初めて得点圏に走者を背負う。しかし、和田を空振り三振に仕留めてこのピンチを脱した。  打線は五回、先頭の長野がヒットを打つと、長野はすかさず二盗を決める。続く片岡も送りバントを成功させ、一死三塁のチャンスを作った。ここで打席に入ったアンダーソンは左翼へとタイムリーを放ちリードを2点に広げた。  四回から七回まで、毎回ヒットを許した菅野だったが、要所を抑える投球で中日に得点を与えない。六回には先頭の荒木にヒットを打たれるなどして、二死三塁としたが森野を遊撃ゴロに打ち取った。  一方、追加点を奪いたい打線だが、七、八回はともに三者凡退に抑えられて無得点。中日リリーフ陣の前にヒットが出ず、2対0のまま試合は終盤へと突入する。  菅野は八回裏、中日打線を三者凡退に仕留める。八回無失点、6奪三振と先発の役割を十分に果たし、この回でマウンドを降りた。  九回は2番手の西村が登板。危なげない投球を見せ、しっかり試合を締めた。巨人は阪神戦から続く連勝を4に伸ばした。また、この勝利で原監督は史上15人目となる通算800勝を達成した
4.2DeNA○横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズとの2回戦。試合は巨人先発の宮國が三回までに5点を失い、追いかける展開になる。しかし、六回にアンダーソン、村田、ロペスの三者連続ソロホームランで追撃を開始すると、8回には打者14人を送る猛攻で一挙10点を奪い、逆転に成功。9回にも追加点を挙げ、試合を決めた。計21安打の猛攻を見せた巨人が、15対9でDeNAに大勝した。  DeNA先発は尚成。  初回、一死から井端がヒットで出塁すると、続くアンダーソンが右翼線に二塁打を放つ。井端は一気に本塁を狙ったが、DeNA守備陣の返球に阻まれ、先制とはならなかった。  その裏、巨人先発の宮國は立ち上がりを攻められる。ヒットと送りバントで一死二塁とされると、梶谷には右翼スタンドへの2ランを浴び、巨人が先制を許した。  二回を抑えた宮國だったが、三回に再びピンチを招く。先頭の石川にソロホームランを打たれると、さらに3連打を許し、この回計3失点。0対5とリードを広げられた。  打線が火を噴いたのは六回。巨人のクリーンアップがパワーを見せ付けた。アンダーソンが右翼に、村田とロペスが左翼にそれぞれソロホームラン。三者連続のアーチで2点差に詰め寄り、尚成をマウンドから引きずり下ろす。さらに3つの四死球で無死満塁のチャンスを迎えたが、ここはDeNAの継投策に交わされ、追加点は奪えなかった。  追い上げたい巨人だが、六回のマウンドに上がった笠原が多村、山崎にタイムリーを浴びるなどして3失点。再び点差を広げられた。  3対8で迎えた八回、巨人がビッグイニングを作る。ロペスの死球を起点に無死一、三塁とし、坂本が犠牲フライを放って1点を返した。なおも攻撃の手を緩めず、橋本、矢野の連打で一死満塁。続く長野は2点タイムリーヒット、藤村は内野安打、アンダーソンは2点タイムリーヒット。5連続安打の猛攻で同点に追いついた。さらにヒットと四球などで二死満塁とチャンスを広げ、阿部が押し出しの四球を選び、ついに勝ち越しに成功。その後も橋本が走者一掃のタイムリー三塁打を放った。巨人はこの回1イニングで8安打を集中し、一挙10得点。一気に試合の主導権を握った。  巨人はその裏に1点を失ったものの、九回に藤村と鈴木尚の連続ヒットでチャンスを作ると、続く村田のタイムリーとロペスの犠牲フライで2点を追加。試合を決定付けた。  その裏は6番手・青木が無安打に抑え試合終了。今季最多となる15点を挙げた巨人が、DeNAに連勝した。七回、4番手で登板した香月は移籍後初白星を飾った。
4.1DeNA○横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズとの1回戦は、延長戦となった。巨人は一回に1点を先制するも、その後は追加点を奪えない展開が続く。巨人先発の内海は、六回まで1安打無失点と相手を寄せ付けなかったが、七回に1点を失い、試合は1対1のまま延長戦へ。十回、巨人はロペスのソロホームランで勝ち越すと、これが決勝点に。2対1で接戦をものにし、敵地での初戦を白星で飾った。  一回、巨人打線はDeNA先発・久保の立ち上がりを攻める。先頭の長野がヒットで出塁し、送りバントで二塁へ。ここでアンダーソンが右翼へタイムリーヒットを運び、巨人が1点を先制した。  一方、巨人先発の内海は一、二回を三者凡退に抑え、完璧な滑り出しを見せる。  三回、巨人は一死から今季初スタメンの井端がヒットで出塁する。さらに村田の内野安打で二死一、二塁のチャンス。しかしロペスは空振り三振に倒れ、追加点を奪うことはできなかった。  その裏、内海は一死から黒羽根に二塁打を浴びる。しかし久保、石川を連続三振に仕留め、この場面を切り抜けた。  五回、巨人は内海のヒットと長野の四球で無死一、二塁の好機をつくる。しかし井端、アンダーソンが倒れ、走者をかえすことができない。  四、五回を三者凡退に抑えた内海だったが、六回、先頭の黒羽根に四球を与える。さらに送りバントと内野ゴロで二死三塁のピンチを迎えるも、山崎を二塁ゴロに打ち取り、無失点とした。  直後の七回、巨人は先頭の橋本が相手失策で塁に出る。二死後、井端が左翼へ二塁打を放ち、二死二、三塁と得点圏に走者を置く。しかしアンダーソンは一塁フライに倒れ、この回も追加点とはならなかった。  その裏、再び試合が動く。内海は一死からブランコ、筒香の連打で一死一、三塁のピンチを招くと、バルディリスにタイムリーヒットを浴びて同点に。さらに黒羽根の内野安打で二死満塁とされるも、後続を抑え、勝ち越し点は許さなかった。  なんとか勝ち越したい巨人は九回、DeNA3番手のソーサを攻める。二死から石井、長野に連打が生まれ、二死一、二塁のチャンス。しかしここでも「あと1本」が出ず、得点を奪うことはできなかった。  その裏、巨人は2番手のマシソンが登板。DeNA打線を三者凡退に抑え、試合は延長戦に突入した。  十回、巨人はDeNA4番手・長田の前に二死となるものの、続くロペスが左翼へソロホームランを放つ。2対1と、巨人が勝ち越しに成功した。  その裏は、3番手の西村がマウンドに登る。2本のヒットで二死一、三塁のピンチを招くも、山崎を空振り三振にきって取り、試合終了。巨人が2対1で延長戦を制し、敵地での初戦を勝利で飾った
3.30阪神○東京ドームで行われた阪神タイガースとの3回戦。巨人は二回に坂本の先制タイムリーなどで4点を挙げ、序盤から試合を優位に進めた。先発・大竹は7回途中2失点と好投すると、打線は大竹自身が3安打など、計17安打を放ち、終始、主導権を渡さなかった。最終的に12対3で勝利し、大竹は移籍後初登板、初勝利を挙げた。巨人は開幕カードを2勝1敗で終え、勝ち越しに成功した。  先発は巨人が移籍後初登板の大竹、阪神が榎田。  この日、巨人は3番にアンダーソン、6番に阿部、7番に坂本を据えるなど、打線を組み替えて試合に臨んだ。  大竹は、初回を三者凡退に切って取ると、二回は二死満塁のピンチを無失点で切り抜けた。  二回、巨人打線はビックイニングを迎える。村田の二塁打、ロペスの内野ゴロなどで二死三塁とすると、坂本が右翼に先制のタイムリーヒットを運んだ。さらに後続の橋本もヒットで続くと、大竹が右翼に2点タイムリーヒット、長野が左翼にタイムリーヒットを放ち、さらに3点を挙げた。巨人はこの回、打者一巡の猛攻で4点を奪った。  4点の援護を得た大竹は、四回に味方の失策も絡んで1点を失ったものの、それ以外は安定した投球を続け、六回までを1失点に抑えた。  一方の打線は、中盤以降も阪神投手陣を攻め、三回に一死満塁、四回には二死満塁のチャンスを作ったが、決め手を欠き、得点を奪うことはできなかった。   しかし六回、巨人が4イニング振りに得点を奪う。大竹、長野、片岡の3連打で無死満塁とすると、アンダーソンが中堅に2点タイムリーヒットを放った。さらにその後、一死一、二塁となったところで、ロペスにもタイムリーヒットが飛び出し、この回3点目。7対1とし、リードを6点に広げた。  七回もマウンドに上がった大竹は、先頭の新井貴にソロホームランを打たれて1点を失った。大竹は二死を取ったところで降板し、2番手でマシソンがマウンドへ。そのマシソンは四球でランナーを出したが、後続を抑えた。  打線は七回、橋本、藤村のヒットなどで一死一、三塁とすると、代打・高橋由が犠牲フライを放ち、1点を追加した。さらに、その後も四球などで二死満塁とすると、ロペスが左翼スタンドに満塁ホームランを叩き込み、12対2と試合を決定付けた。  八回は3番手・西村が三者凡退に抑えると、九回は4番手・青木が先頭の上本にソロホームランを浴びたものの、後続を抑えて試合終了。12対3の大差で勝利し、巨人は開幕カードを勝ち越した。
3.29阪神●東京ドームで行われた阪神タイガースとの開幕カード2戦目。試合は白熱のシーソーゲームとなった。巨人は先発・杉内が初回に失点し、追いかける展開となったが、七回にロペスのタイムリー二塁打で勝ち越しに成功した。しかし、直後の八回に追いつかれると、九回には再びリードを許し、僅差で敗れた
3.28阪神○球春到来。球団創設80周年の開幕戦となる阪神タイガースとの1回戦。巨人は三回、菅野が3本のタイムリー二塁打を打たれて4点を先制されるも、その裏のロペスのタイムリー二塁打、四回の坂本の通算100号ソロ本塁打で同点とする。さらに五回、橋本の2点タイムリー二塁打で勝ち越しに成功する。六回には試合を決定づけるロペス、アンダーソンの2者連続本塁打が飛び出し、点差を8点とした。巨人は12対4で阪神に大勝し、幸先の良いスタートを切った。 開幕投手は巨人が菅野。阪神が能見。 一回、二死から長野、村田が連続四球を選び二死一、二塁とする。しかし、阿部が空振り三振に倒れて先制はならなかった。 二回、新外国人のアンダーソンが左翼へ今季チーム初ヒットを放つ。 三回に菅野が阪神打線に捕まる。ロペスの失策から二死三塁とされると、大和にタイムリー二塁打を打たれて先制を許す。さらに、続く西岡を四球で歩かすと、ゴメス、マートンに連続タイムリー二塁打を打たれ、巨人は序盤から4点のビハインドを追うこととなった。 その裏、巨人打線もすぐに反撃する。二死から長野、村田の連続安打が飛び出し、二死一、二塁の好機を迎える。続く阿部が内野安打で二死満塁とすると、ロペスが先ほどの失策を挽回する走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、点差を1点に縮めた。 さらに四回、二死から坂本がバックスクリーン左に同点ソロホームランを放つ。坂本はこのホームランが通算100号本塁打となった。 五回、菅野はヒットと送りバントで得点圏に走者を進められるも、西岡、ゴメスを打ち取り、勝ち越しを許さなかった。 その裏、初の開幕スタメン出場の橋本が期待に応えた。2つの四死球で二死一、二塁とすると、橋本が右中間へ2点タイムリー二塁打を放ち勝ち越しに成功。さらに菅野がヒットで続くと、坂本が中堅へはじき返し、さらに1点を追加した。続く片岡には移籍後初ヒットとなる3ランホームランが飛び出した。この回一挙に6点を奪い、能見をノックアウトした。 さらに六回、二死からロペス、アンダーソンに2者連続ホームランが飛び出し、点差を8点に広げた。 菅野は毎回のように走者を出す苦しい投球も三回以降は要所を締め、七回を4失点と開幕投手の役割を果たした。 八回は笠原、九回は高木京がマウンドへ。阪神打線に得点を許さず、12対4で試合終了。半年にわたる長いペナントレースの初戦を大勝で飾った。1番(6)坂本 2番(4)片岡 3番(9)長野 4番(5)村田 5番(2)阿部 6番(3)ロペス 7番(7)アンダーソン 8番(8)橋本 9番(1)菅野



2013年ジャイアンツ ドラフト指名

プロ野球のドラフト会議が10月24日に都内のホテルで行われ、今年の目玉として注目された“神奈川のドクターK”桐光学園の松井裕樹投手、“アマNo.1スラッガー”大阪桐蔭の森友哉捕手、“大学No.1投手”九州共立大・大瀬良大地投手、“社会人No.1投手”JR東日本の吉田一将投手らの指名が行われた。松井投手は5球団競合の末に楽天が、大瀬良投手は3球団競合の末に広島が交渉権を獲得。森捕手は西武、吉田投手はオリックスがそれぞれ単独指名となった。巨人は石川歩をロッテとの抽選ではずし。外れ1位で小林誠司(こばやし・せいじ)=日本生命=捕手を単独指名
方法指名プロフィールコメント
1巡目小林誠司捕手 日本生命
178センチ、72キロ
右投右打
大学時代から上位候補として注目を集める強肩捕手。二塁送球1.8秒台で、4月の巨人2軍とのプロアマ交流戦では巨人・原沢敦GMが高評価した
2巡目和田恋内野手 高知
178センチ、78キロ
右投右打
1年夏からレギュラーとして出場。昨秋の神宮大会では4打数4安打と大当たり、今春センバツでも勝負強い打撃でチームを4強に導き、スカウトの注目を集めたスラッガー。相手チームに圧力を与える存在感も魅力。三塁守備は安定感抜群
3巡目田口麗斗投手 広島新庄
170センチ、69キロ
左投左打
最速147キロ左腕。広島大会決勝で山岡泰輔(瀬戸内高)と、引き分け再試合の歴史的投手戦を演じる。甲子園未経験ながら、18U日本代表に選出され、3試合に登板した
4巡目奥村展征内野手 日大山形
177センチ、72キロ
右投左打
山形を代表するショートストップとして注目される。今夏の甲子園では初戦の日大三高戦で先制2ランを放つなど4番打打者として、4強進出に貢献。18U日本代表でも勝負強い打撃で主力を務めた
5巡目平良拳太郎投手 北山
180センチ、70キロ
右投右打
8強に進んだ今春の九州大会で、センバツ出場の創成館を相手に16奪三振の2安打完封勝ち。最速144キロ直球とスライダーのコンビネーションでサイドに投げ分ける
育成1巡目青山誠外野手 日大
185センチ、81キロ
右投右打
大学4年秋は3割を超える打率を記録するなどパンチ力を兼ね備えた巧打者として活躍
育成2巡目長江翔太投手 大経大
190センチ、88キロ
右投左打
大学時代に大きな実績はないものの、長身から投げ下ろす140キロ台のストレートが魅力
育成3巡目北之園隆生投手 秀岳館
180センチ、82キロ
右投左打
野手でも長打力はある




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