ウンコはなぜ黄色い


ウンコはなぜ黄色い

食べた物や飲んだ薬等のためにウンコの色は一時的に変わる事がある。
それでもウンコの色と言えば、黄色〜茶色系。
これは、なぜかと言えばヘモグロビンという血液の成分のなせるわざ。
赤血球の中にはヘモグロビンというものがある。
このヘモグロビンは、血色素とも言われるように血の色をしており、血の成分そのもの。
ところで、赤血球も古くなって役に立たなくなると肝臓で壊されるわけだが、その際に、ヘモグロビンも形を変えて肝臓から運び出される。
変質したヘモグロビンは黄色っぽい色をしており、胆汁の中に入り込む。
この胆汁という液は、肝臓から一日一リットル分泌されて十二指腸へと流れてゆく。
この時、摂取されて胃腸で消化された食べ物のカス等も、この胆汁の色に染まりながら大腸へと運ばれ、やがて黄色っぽいウンコとして体外に排出されるというわけ。
食物が口から入って肛門から出るまでの旅は、距離的には約9メートル。
時間的には12時間ほど。
また、着色した小さなガラス玉を飲ませる実験によると、70%が72時間以内に出てくる。全部を回収するには1週間かかるらしい。



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