冬眠中のヒグマは穴の中で何をしている


冬眠中のヒグマは穴の中で何をしている

ヒグマは初冬の頃、冬眠の準備に掛かる。
気候が寒くなり、食べ物が見つからなくなると、自然と体の変化が起こる。
冬眠の初期はまだ腸が動いているので、シダなどをかじっている。
そうして胃で消化されない堅い植物が腸に入ると、それが栓のようになって腸が働かなくなる。
半月ぐらいは半睡眠状態なので、時々、目覚めてオシッコをする。
やがて、腎臓も腸も動きを停止し、呼吸や心臓もゆっくりとした動きになり、完全に眠ってしまう。

ヒグマの雌は二年に一度、この冬眠中に、平均、二匹の小グマを出産する。
子グマは約400g。
母グマは半分、眠ったまま授乳をし、子グマの体をなめたりして愛情をそそぐ。
暖かくなるまで、母グマはこうして子育てをしているのだ。


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