タコの雄とメス、どっちが美味しいか?


タコの雄とメス、どっちが美味しいか?

昔からタコはお腹が空くと「自分の足を食べる」と言われているが、これは俗説のようです。
それでは、人間が食べて美味しいのはタコの雄か雌かと言えば、雄は一年中、身が固く美味しくない。
では、どのようにして、タコの雄雌を区別するかと言うと、吸盤の不揃いなのが雄、順序良く並んでいるのが雌。
タコの雄は雌に精子を送り届けるための交接腕と呼ばれる生殖器を持っており、これがある無しで見分けられる。
八本の腕の中の一本が、この交接腕になっており、他の腕とは形態が少し変っている。
普通の腕では先端まで吸盤が規則正しく並んでいるが、この交接腕は途中まで吸盤があって、その先は吸盤がなく、先端部がヘラ状や筒状あるいは紐状に変形していている。
タコの腕をよく見て、ちょっと長めに感じられて、先に吸盤の無い腕を持ったタコが雄である。
タコは伊勢エビが好物で、吸盤でエビの口を塞いで窒息させ、うまく甲殻を外して食べる。
この時、一、二本の足をエビに切られる事があるが、約一ヶ月あれば、元通りになる。
美味しいエビのためならば、足の一本や二本、惜しくはないとタコが思っているかどうかは疑問だが。


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