なぜ死後硬直は起きるのか?


なぜ死後硬直は起きるのか?

人間の体は死ぬと硬くなる。それを死後硬直と言う。
死後硬直が始まるのは死後1時間ほどたってから、まず首やアゴのあたりから硬直してゆく。
そして硬直は17〜18時間後には全身に及ぶ。
なぜ死ぬと硬直するのだろうか?
簡単にいえば、筋肉が変化するからなんだが、では死ぬと筋肉はどのような変化を起こすのだろうか?
まず、筋肉というものは筋線維という細胞がたくさん集まっ出来ている。
また、その筋線維1本の中には何千もの筋原線維というものが詰まっており、さらに筋原線維には収縮を引き起こす2種類のタンパク質、アクチンとミオシンが詰まっている。
筋肉が収縮したり伸びたりするのは、それら2種類のタンパク質の作用によるもので、つまりアクチンとミオシンが結合したり離れたりすることで、筋肉は収縮したり伸びたりして体を動かすことができる。
ところが、死んでしまうとこのアクチンとミオシンが結合したままの状態(筋肉が収縮したままの状態)になって、いわゆる死後硬直が起こるというわけなのだ。


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