「OK牧場」の誕生秘話
ガッツ石松というと、WBC世界ライト級チャンピオン5度防衛したチャンピオン。引退してからは、コメンテイターや政治家として活躍している。
ガッツ石松が、時々「OK牧場」と言う時がある。随分前から、気になっていた。調べてみると・・・
『OK牧場 !! って何だ !? とギモンに思っておられるガッツファンの方も多いようなので、誕生秘話といこうか。
だれにでもヒーローは心中にあり、いるだろう。子供の頃、俺のヒーローはアメリカの人気西部劇「ララミー牧場」の主人公ジェスであった。そしてこのジェスに扮するロバート・フラーと俺はいつの日か握手するのが夢であった。
その俺が、平成2年、「本物が作る、本格的ボクシング映画」と称して、映画「カンバック」を作ったんだ。
原作・安部譲二、シナリオ原案・倉本聡、音楽・久石譲…超一流スタッフである。そして制作総指揮・監督・主演はガッツ石松。出演者も豪華オールキャスト。栗原小巻、若山富三郎、菅原文太、宍戸錠、渡瀬恒彦、竜雷太…
個人で作った映画としては、空前絶後、前代未聞の豪華さと自負していたが、何か一つ物足りない思いがあった。海外ロケも敢行するのに、大物ハリウッドスターがいない!
ガッツ石松が一世一代の映画を作るんだ、是が非でも世界規模の映画でなければならない。
ロバート・デ・ニーロ、マーロン・ブランド、アル・パチーノ…等々の名前がスタッフから挙がっていたが、俺は迷わずロバート・フラー!と叫んでいた。あの憧れのヒーロー、ララミー牧場の主役、ロバート・フラーしかいないのだ。
夢が叶った !! 出演を承諾してくれた。
水戸の大洗ロケ現場でクライマックスシーンを撮影していた。監督ガッツ石松としてロバート・フラーの最高の演技を引き出した瞬間、役者・スタッフに「OK !! 」とカットを告げる場面であったが、目の前にいたのはララミー牧場のジェスだった。
OK !! とララミー牧場の牧場で 俺は思わず「OK牧場 !! 」と叫んでしまったのだ。
それ以来である。何かいいことがあると俺は「OK牧場 !! 」と言うようになった次第である。
西部映画の名作に「OK牧場の決闘」があり、往年の映画ファンの中には、その関連の言葉だと思う人もいるかもしれない。
この「OK牧場 !! 」は俺の特別な思いが込められた言葉なんだ。
OK牧場 !! by GUTS.』
長々と、ガッツ石松の言葉を引用してしました。
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