喪服が黒と決められたのはいつ?
今では喪服といえば黒というのが常識。
これが定着したのは、第二次世界大戦の事だった。
それ以前は、男女ともに白が正式な喪服だったのだ。
江戸時代には、男性が白の上下(かみしも)、女性は白無垢の小袖に白帯。
明治になってから男性は黒紋服に袴姿になった。
女性は相変わらず白ずくめだった。
大正・昭和に入り、女性は依然として白無垢を用いていたが、戦争中に戦死者の告別式が多くなり、衣料不足の折から汚れやすい白の替わりに、貸衣装屋が黒の喪服を作った。
これがきっかけで、女性の喪服も黒に変わった。
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