迷信 | 根拠 | |
写真を三人並んで撮ると、真ん中の人は早死にする | 科学的根拠は無い。明治維新前後、写真に対して、魂を抜かれると思われていた。三人で写真を撮ると、ピントは真ん中に合い、一番真ん中の人が、魂を取られるように思われたらしい。また、写真を撮る場合は、真ん中が上座だから、自然と目上の人が真ん中にくる。それが、早死にすると言われたのかもしれない | |
福耳 | 耳たぶが大きいと、金持ちになれるのか。仏像からのイメージで、恵比寿、大黒、弁天などの七福神、ふくよかな耳たぶの方が福を招いてくれそうだから。 | |
酢を飲むと身体が軟らかくなる | サーカスをやる人は皆、酢を飲んでいると言われていたが。しかし、酢の成分は、酢酸が主で、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸などで、どこにも、骨を軟らかくする成分は入っていない。酢に長時間漬けておいた魚が、骨まで軟らかくなったのを見て、人間の身体も同じだと考えたようだ。 | |
毛を剃ると濃くなる | ヒゲを剃った後は濃く見える。毛は根元の方が太いから、当然の事で、時間が立てば元通りになる。 | |
ナマズが騒ぐと地震が起きる | 茨城県鹿島町の鹿島神宮の要石からきている。大地をナマズが支えている説があり、このナマズを押さえ込む為に、要石がナマズの頭を押さえていると言う。ナマズが暴れると地震が起きるという科学的根拠は無い。ただ、実験で地震が起こる前に、約3回に1回は、暴れるという報告がされている。 | |
丑三つ時に幽霊が出る | 丑三つ時というのは、現在の午前一時から三時の間。今と違い、街灯やネオンもなく、真夜中の二時となれば、まさに草木も眠ってしまい四方八方真っ暗。人目を忍んで出てくる幽霊にとっては好都合。また、丑三つ時は「鬼門」の方向にもかけられている。方角から、時刻から言っても幽霊の出やすいから。 | |
畳の縁を踏んではいけない | 武家礼法の名残り。武士の家の床下に、よく忍者が潜入した。畳の縁を踏むと、そこが標的になって、下から刀や槍を突き上げてくる危険性があるからという | |
夏風邪を引くのはバカだけ | 気温の高い時に風邪を引く人は極端に減少する。こんな時に、風邪を引くほどバカげた事はないと昔の人は考えたから | |
ガンは遺伝する | ガンは死亡原因の第一位だから、たまたま | |
北枕は縁起が悪い | 人が死ぬと遺体は北を枕にして安置される事からきている。死んだ人の真似をしてはいけないという事から。しかし、北枕の方が、良いという人達もいる。地磁気は、北から南に向いており、その方向に身体を合わせた方が血行が良くなるという。また、頭寒足熱で、日当たりの関係で北の方角は冷たく、南は温かい。ならば、頭を北にした方が、頭の動きが良くなると | |
夜に爪を切ると、親の死に目にあえない | 昔は今のように照明が発展しておらず夜は暗く、夜に爪を切ると深爪して、怪我しやすいから。また、「夜爪」を「世詰め」で、寿命を縮めるという事から、早死にし、親の死に目にあえないとなった |