キツツキはなぜ木を突くのか
激しく木をつつく鳥、キツツキ。
実はキツツキという名の鳥はいなく、キツツキ科キツツキ類に属する200種類以上の鳥の総称なのだ。
キツツキが鋭いくちばしで木の幹や枝を突くのは、いくつかの理由がある。
まず第一に、キツツキはせせこましい木を突いて音を出す事で、異性に合図を送っている。
つまり、デートの為のラブコールというわけ。
第二には、巣を作る為。
開けた穴に木の切れ端を置いてクッションにし、そこに卵を大事に乗せるのだ。
しかし、最大の目的はエサを探す為。
穴が出来たら、そこに舌を突っ込んで、虫を捕らえるのだ。
キツツキの長い舌は粘っこい唾液で湿っており、「鳥モチ」まがいの役割を果たしている。
ちなみに、日本のキツツキ類では、クマゲラ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラが代表的。
クマゲラは、北海道、青森県、秋田県のみに生息し、全長45.5cmとカラスほどもある大きさで全身が黒く、頭頂だけが赤い。
広くユーラシアの温帯から寒帯にかけて分布し、深い森にすむ。
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