切腹の介錯人の心得とは


切腹の介錯人の心得とは

介錯人とは、切腹する時に首をはねる人の事だが、その際の心得などをいくつか…
まず第一に大切な事は、首の骨と骨の間を切るという事。
骨自体はとても刀で切れたものではなく、刀をはじき返すほどの強度を持っている。
次に大切なのは、首の皮を一枚残して切る事。
すると切られた首が飛んでいってしまわずに、前に掘ってある穴の中にうまく転がり込む事になるというわけ。
介錯人とは、あくまでお手伝いする人だから、本来は本人が真一文字に腹かっさばいてから首を切るのが当然。
しかし江戸時代も長く続くと、腹を切れるほどの根性のある人は少なくなり、お腹に刃を突き立てた瞬間に首を切るのが普通になった。
中にはそれさえもできなくて、竹光を腹に当てる格好だけする場合もあったとか。


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