入れ墨と彫り物の違いは?
入れ墨と彫り物、現在では同じ意味として使われているが、そのルーツを探れば、全くの異質の言葉である事がわかる。
昔の時代劇を見ていると島流しになった罪人の腕に二本の青い線があるのが見受けられる。
これが入れ墨で、罪人と一般の市民とを区別する為の目印だった。
この風習は、中国で流人の額や頬に目印として入れ墨をしたのが日本に伝わったもの。
したがって、「唐獅子牡丹」や「昇り龍」というのは、本当は入れ墨ではなく、彫り物という事になる。
つまり、遠山の金さんは入れ墨奉公ではなく、正確には彫り物奉公になる。
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