彼岸花


彼岸花

彼岸花は秋の彼岸の頃に咲くので、この名がつけられた。あぜ道や川べりに群れ刺激的な赤い花が咲くさまは遠目にみてもドキッとするほどのインパクト。
別名は、「曼珠沙華(まんじゅしゃけ)」「死人花(しにびとばな)」「幽霊花」「天涯花」などと言われている。
日本各地に自生し、繁殖旺盛な多年草。
もとは中国から渡来したと思われるが、実は帰化植物の一つらしい。
昔から彼岸花は毒だから、触ってはいけないと言い伝えられていた。
彼岸花の悪印象は、墓に植えられたりしたためのイメージと、毒を持つゆえのという事も大きいかも。
事実、球根にはアルカロイド毒があり、そのまま食べると危険。
しかし、水にさらすと毒が溶けるので、でん粉質が豊富な栄養野菜として食べる事が出来る。
昔の人は飢餓に備えて、この花を植えていた。
彼岸花は十年経っても、ほんの少ししか繁殖しない。
それで不慮の災害の時まで、むやみに採らないようにしていた。


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