競 馬 用 語
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行・わ行
『あおる』
レースのスタート時に最初の後ろ脚の蹴りが強すぎて、立ち上がり気味にスタートする事
『上がり(あがり)』
レース終盤のこと。普通、3ハロン(600m)。「上がり35.8」と言えば、最後の600mを35秒8で走った事になる
『上がり馬(あがりうま)』
短期間に力をつけて、条件戦を立て続けに勝ち抜いて、したのクラスから、のし上がってきた馬
『脚色(あしいろ)』
馬の走りっぷり
『アテ馬(あてうま)』
種付けの時に、繁殖牝馬を発情させる役目の馬
『併せ馬(あわせうま)』
2頭以上の馬で並んで走り、馬の闘争本能を促す様な調教方法
『鞍上(あんじょう)』
馬に乗っている騎手
『息を入れる(いきをいれる)』
レース中にペースをゆるめ、馬の呼吸を整えさせる事
『行った、行った(いった、いった)』
レースで逃げ馬と2番手の馬が、そのままゴールしてしまう事
『一杯(いっぱい)』
馬の全力を引き出すように、手綱をしごき、ムチを入れて目一杯に追う調教方法。馬への負担は大きいが、レース前に気合いを入れたり、しっかり鍛えたい時に有効。また、レース中に言う「一杯』は、余力が無くなった場合。ズルズルと後ろの馬に抜かされていく
『一本かぶり(いっぽんかぶり)』
レースで一頭の馬に、人気が集中してしまう事
『移動柵(いどうさく)』
仮柵とも言う。芝コースの内側から数メートルの位置に設けられた仮の柵で、通常は柵の内側の芝を踏まないようにしてある。春や秋のシーズンのピークに状態のい芝レースが出来るようにする為に、保護している
『入れこむ(いれこむ)』
レース前のパドツクなどで、馬が興奮してブルブルと首を振ったり、チャカチャカ歩いている様子。このような様子になつたら、馬券の対象には外した方が良い。スタート前に体力わ使い果たし、実力が発揮できない
『ウィナーズサークル』
レースに勝った馬の関係者を表彰する場所
『WINS(ウィンズ)』
場外馬券場。馬券は競馬場に行かなくても、ここで買える。
『ウッドチップコース』
表面に木片を敷き詰めたところを走らせる調教方法。馬の脚への負担が少なく、故障も少ない
『馬なり(うまなり)』
調教の際にもちいられることが多く、騎手が指示命令を出すことなく、馬の自由意志にまかせてはしらせること。手綱をしごくなどして軽くおう場合は「強め」、ムチをいれるなどして全力ではしらせる場合は「一杯」という
『馬主(うまぬし)』
競馬会の登録を受けた競走馬の持ち主の事。オーナーとも言う。この馬主として登録するには、懲役一年以上の刑に処せられていない事、禁治者、破産者てない事、競馬法・地方競馬法に違反して罰金以上の刑に処せられていない事(競馬法第13条により)、そして、資産状況や人格に問題がないとされれば馬主になる資格か得られる。有名人にも馬主が多く、北島三郎、萩本欽一がお馴染みてある
『遠征(えんせい)』
関東の所属馬が関西やローカルの開催に、また関西の所属馬が関東やローカルの開催に出走する事。海外への遠征は『海外遠征』と言う
『追い切り(おいきり)』
最終調教。週末に出走予定の馬は、水曜日か木曜日に追い切りが行われる
『追う(おう)』
馬の実力を発揮させる為に、騎手がムチを入れたり手綱をガンガンにしごく事
『大駆け(おおがけ)』
レースで、全力を出し、あるいは実力以上の走りをみせ、好走する事。大穴馬券になる
『大外(おおそと)』
レースで他馬の一番外側を回り、時には外ラチ沿いのコースを取り走る事
『オケラ街道(おけらかいどう)』
中山競馬馬から西船橋駅までの住宅街を抜けていく道の俗称。競馬に負けて、一銭も無くトボトボと歩いて行く道
『オッズ』
配当率。これで、当たった時の配当金が決まる
『オッズ板(おっずばん)』
パドックの前にある電光掲示板。オッズや出走馬の馬体重、前レースの払い戻し金などが表示される
『お手馬(おてうま)』
ある騎手が、その馬が出走するたびに、毎回騎乗する馬
『オーナーブリーダー』
馬主(オーナー)と生産者(ブリーダー)を兼ねている個人、団体。自分で牧場を持ち、そこで生産した馬の馬主となってレースに出走させる者
『オールマイティー』
距離適性の幅が広く、どの距離からでも走る事が出来る万能型
『折り合い(おりあい)』
騎手と馬との呼吸の調和状態。呼吸が合えば「折り合いがつく」と言う
『飼葉(かいば)』
馬のエサ。エン麦などの穀類や草類を組み合わせる。イツモニンジンだけではない
『返し馬(かえしうま)』
本馬場入場をすませた馬がゲート入りの時間までコースを流して走るウォーミングアップの事
『かかる』
スタートしてゆっくり行こうとする騎手に対して、馬の行きたい気持ちが先行して速く走ってしまう状態。最後にスタミナを消耗して失速してしまう
『格上挑戦(かくうえちょうせん)』
自己条件より上のクラスのレースに出走する事。普通は自己条件のレースに出走するものだが、出走すれば格上でも充分勝負になると判断した場合なとに、こういうケースがある
『勝ち時計(かちどけい)』
レースに一番になった馬のタイム
『空馬(からうま)』
レース中に騎手が落馬して、騎手の乗っていない馬の事。珍事として、空馬が一着になった事もあるが、この時は騎手が乗っていないので失格となる
『ガれる(がれる)』
疲労などで馬体が細くなり、貧弱になった状態
『冠称(かんしょう)』
馬主が自分の馬に名前をつける時の名字のようなもの。冠名とも言う
『カンパイ』
スタートのやりなおし。珍事である
『脚質(きゃくしつ)』
馬の得意な走り方。馬群の先頭を走る「逃げ」、先頭から3.4番手に位置取る「先行」、中団からスパートのタイミングをうかがう「差し」、後方に位置取り直線勝負にかける「追い込み」の4種類がある。どれでもOKなのが「自在」である
『休養明け(きゅうようあけ)』
放牧や治療などの休養から明けての最初のレース。休み明けとも言う
『競走除外(きょうそうじょがい)』
装鞍所集合時間からゲートイン集合合図前までに出走を取り消す事。その馬の関係馬券は払い戻される
『競走中止(きょうそうちゅうし)』
レースのスタート後に事故や落馬などで、それ以上走られなくなった状態。その馬の関係馬券は払い戻しさない
『銀行馬券(ぎんこうばけん)』
勝っても銀行に預けるぐらいの配当しかないげ、絶対の自信があって買う馬券
『斤量(きんりょう)』
馬がレースで背負って走る負担重量。この重さはレースによって決められている。騎手は自分の体重の他、勝負服、ゼツケン、蔵、ヘルメット、鞭以外の合計重量をレースの斤量に合わせて調整する。その調整は、ダイエットしたり、おもりを使ったりする
『口取り式(くちとりしき)』
レースに勝った馬の区の両端に紐をつけて、関係者がそれを持って記念撮影をする事
『屈腱炎(くっけんえん)』
競走馬にとって不治の病と言われる。多くの名馬が引退に追いやられる
『クラッシックレース』
イギリスのレース体系にならって作られた4歳だけの伝統あるレース。皐月賞、日本ダービー、菊花賞、桜花賞、オークスの5レースの事
『毛色(けいろ)』
馬の体を覆う毛の事。代表的な色は、栗色、栃栗色、鹿色、黒鹿色、青鹿色、青色、芦毛の7種類
『ゲート』
発馬場。レースのスタート時に馬が入る金属製のオリのようなもの
『血量(けつりょう)』
ある種牡馬の血をどれだけうけついでいるかという割合。子が50%、孫は25%と代を重ねるごとに半減していく。18.75%の血量をとくに「奇跡の血量」といい、名馬を輩出することで知られる。父方の3代前と母方の4代前(もしくはその反対に父方の4代前、母方の3代前)に同一の種牡馬がいる場合にこの血量となる。またアラブ種の血をどれだけひいているかを、たんに血量もしくはアラブ血量ということもある
『顕彰馬(けんしょうば)』
中央競馬に対して多大な功績、偉大な記録を残した馬で、競馬博物館にその肖像、名が残される馬。殿堂入りした馬
『公営競馬(こうえいけいば)』
地方競馬の事
『降着(こうちゃく)』
レース中に他馬を妨害した馬に対する制裁措置。被害を受けた馬が、妨害をした馬より常に先着するように、着順を修正する
『ゴーグル』
騎手が風や泥をよけるためにつけるメガネ
『コズミ』
急激な運動によって筋肉がかたく緊張した状態。痛みをともなうこともある。コズミのある馬は筋肉がゴツゴツしてみえたり、脚の運びが円滑さを欠く
『骨折(こっせつ)』
骨がおれたり、ひびが入ったりすること。剥離骨折など骨の先端が欠けた場合や単純骨折だと手術やギプス、温泉療法などで治療できるが、複雑骨折は馬にとって致命傷となる。たとえ1本でも脚を骨折するとほかの脚への血液循環がさまたげられて蹄からくさってきたり、血液中に細菌が入る敗血症を併発しやすい。そのため、ほとんどの場合は回復困難とみなされ、予後不良として薬殺処分となる。1998年の秋の天皇賞で骨折して競走を中止したサイレンススズカの場合も、治療しても回復の見込みがなく、馬をくるしめるだけと判断され、薬殺処分となった
『古馬(こば)』
5歳以上のベテランの馬たちの事
『差し(さし)』
レース中盤まで馬群の後方に位置し、最後の4コーナー辺りで上位にあがり、さらにゴール前で先行する馬をおいぬくこと。これを得意とする馬を「差し馬(さしうま)」ともいう
『サラブレッドの三大始祖』
現在の世界中で走っているサラブレッドの父系をたどっていくと、必ず三頭の馬に到達する。ダーレー・アラビアン、バイアリー・ターク、ゴルドフィン・アラビアンの三頭だ。中でもダーレー・アラビアン系図は、もっとも隆盛を誇っていて、特に祖の中のノーザンダンサー系は多くの湯宗名種牡馬を輩出している
『三冠馬(さんかんば)』
皐月賞、日本ダービー、菊花賞、距離もコースも季節も違うレースを制した馬を三冠馬と言う。この偉業を達成した馬は、今のところ、セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアンのわずか五頭
『三連複(さんれんぷく)』
順不同で1着から3着までの馬番を当てる馬券で、2002年7月13日より発売
『仕掛ける(しかける)』
レース中、勝負どころで騎手が馬に気合いをいれて全力疾走させること。どのタイミングで仕掛けるかは勝敗に直結する重要な判断である
『斜行(しゃこう)』
まっすぐにはしれず、進路が左右いずれかにブレること。左右にクネクネとまがる場合は蛇行。他馬の走路を妨害するばかりでなく、事故にもつながるため、程度がはなはだしい場合は失格となる場合もある
『シャドーロール』
馬の鼻の上につけるモール状の装具。レース中に自分の脚もとの影などを気にするのを防いで、レースに集中させるもの。三冠馬のナリタブライアンは、シャドーロールがトレードマークだった
『種牡馬(しゅぼば)』
種つけする馬。競走成績や血統が優れたエリート馬がなる
『ジリ脚(じりあし)』
一瞬の切れこそないものの、ずっと同じスピードで走り続けるような脚質。周囲の馬が余力をなくしたころにジリジリと順位をあげてくることが多い
『シンガリ負け(しんがりまけ)』
最下位で負ける事
『審議(しんぎ)』
レース中にアクシデントが起きた時、着順掲示板に『審』の文字と青ランプが点灯する。場合によっては、着順が変わるので、当たり馬券を持っており、その馬券が審議の対象の馬だったら、確定の赤ランプがつくまでヒヤヒヤする
『末脚(すえあし)』
ゴール前での伸び脚の事。鋭く伸びれば「末脚が切れる」、伸びが一息ならば「末脚が甘い」と言う
『ステイヤー』
スタミナ豊富で、長距離レースが得意な馬の事。普通、2400m以上の距離に強い馬を言う。血統的に長距離が得意な馬がいる
『スプリンター』
短距離が得意な馬。普通、1600m未満の距離に強い馬。
『ズブい』
エンジンのかかりの遅い馬がレースの道中、騎手が追いつづけないと追走に苦労する様子。そんな馬は、ペースの速い短距離は不向き。古馬になるにつれてスブさが出てくる馬もいる
『先行(せんこう)』
つねに2、3番手に位置し、最後の4コーナーをまわった辺りからスピードをあげて先頭にたちゴールすること。こうした脚質の馬を「先行馬」ともいう
『せん馬(せんば)』
去勢された馬。競走能力があるはずなのに、気性が悪く、反抗的で成績が上がらない牡馬が去勢する。去勢すると性質も従順になり、成績が上がる。もちろん、種牡馬にはなれない
『ソエ』
前脚の膝から下にかけての骨膜炎のことでトレーニングによっておきる。若い馬に多く、ソエのあるうちは全力を発揮できない。炎症がおさまることを「ソエがかたまる」といい、一人前の競走馬となった証拠である
『ソラをつかう』
レース中や調教中、突然競走心をなくしてスピードを落としたり、歩き出したりすること。完全に止まってしまう事すらある。「気の悪さを出す」ともいう
『父内国産馬(ちちないこくさんば)』
父親が内国産種牡馬である馬。たとえ外国で生まれた馬でも、ジャパンカップなどの招待レースを除き、現役中に国内レース出走経験があれば内国産種牡馬として扱われる。国産の馬産奨励のため、父内国産馬しか出場できないレースもある
『中央競馬(ちゅうおうけいば)』
JRA日本中央競馬会の主催する競馬は毎週土日に行われる。競馬にはこの他に各自治体が主催する地方競馬があり、最近では交流競走もある
『調整ルーム(ちょうせいるーむ)』
競馬の公正確保と騎手の心身調整のため、騎乗予定全員が競馬開催前日から入室しなければならない宿泊施設。各競馬場と、美浦、栗東のトレーニングセンターに設けられている。勿論、外部との連絡ができなくなっている
『出遅れ(でおくれ)』
スタートで他馬に遅れをとる事。ゲートの扉がいっせいに開いた時にスタートになるので、そのタイミングが合わないと出遅れてしまう
『鉄砲(てっぽう)』
長期の休養明けのでレースに出る事。「鉄砲がけする馬」と言えば、休養明けのレースで好走する馬の事
『手前(てまえ)』
馬が走る時に、左右の前脚のうち、右前脚をつねに前方に着地させるのを右手前という。逆なら左手前
『テン』
最初という意味。レースの走り出しの部分を言う。レースの途中は『道中』、ゴール前は『上がり』『終(しま)い』。テンが速いと言うと、レースの前半、特にスタート直後の位置取り争いをするあたりの時計が速い事。
『展開(てんかい)』
レースの流れ、ペースの事。出走メンバーの脚質やレースの道中の位置取りでかわるもの。これを読む事により、当たり馬券の的中につながる。例えば、逃げ馬がいなければ、スローペースになり、先行馬の有利な展開になると考えられる。逆に逃げ馬が多く、互いに競り合うハイペースになれば、逃げ馬がバテて、差し馬や追い込み馬が有利になってくる
『当歳(とうさい)』
馬は生まれた歳の1歳を当歳と数え、次の1月1日で2歳になる。3歳からレースに出られる
『特配(とくはい)』
的中者がいなかった場合、勝馬投票額の75%が返還される
『トラックマン』
競馬関係紙の記者で、レースの予想や記事を書くため、トレニングセンターや競馬場で、朝早くから調教を観察したり、調教タイムをとったり、きゅう舎関係舎に馬の調子を取材する人
『トレーニングセンター』
牧場で生産・育成された競走馬の卵たちは、馬主に購入されて、レースに出るために調教師の管理のもと、きゅう舎のあるトレーニングセンターに入る。ここでコンディションを整え、トレーニングを積み、デビューをめざす。巨大な敷地内には、色々な種類の調教馬場や馬のプール、診療所などの最新設備が整っている
美浦トレーニングセンター
所在地:茨城県稲敷郡美浦村大字美駒2500−2
競走馬収容頭数:2304頭
G1レースなどの調教を見学できる「調教公開」が実施されている。その他、土・日曜日には「施設見学」や乗馬体験ができる「馬と親しむ日」もある
問い合わせ:0298-85-2111
栗東トレーニングセンター
所在地:滋賀県栗太郡栗東町御園1028
競走馬収容頭数:2158頭
関西で行われるG1レースなどの調教を見学できる「調教公開」や、その他のレースの調教を見学する「水曜早朝調教公開」を実施している
問い合わせ:077-558-0101
『内国産馬(ないこくさんば)』
日本で生まれた馬の事。母の胎内にいて、輸入された場合でも、日本で生まれれば内国産馬。逆に外国生まれの馬を、外国産馬と言う
『逃げ(にげ)』
スタートでダッシュし、その後もつねに先頭でレースをすすめること。またこうしたレース運びを得意とする馬を「逃げ馬」、先頭のままゴールして1着となることを「逃げ切る」などともいう
『二の脚(にのあし)』
逃げ・先行馬はスタートダッシュで一度、速い脚を使っているが、ゴール前で追われるとさらに一伸びする事。「二の脚を使う」と言う
『のど鳴り(のどなり)』
人間でいう喘息にあたる気管支障害のこと。うまく呼吸できないため長い距離が走れず、スピードも落ちる
『ノミ行為(のみこうい)』
競馬会の正規の窓口以外で馬券を売買する行為。競馬法で禁止されている。ノミ行為をはかる人をノミ屋と言う。手数料を取って投票者の代わりに馬券を買うことになっているが、実際には馬券は買わずに、着服する事が多いようだ
『年度代表馬(ねんどだいひょうば)』
一年を通して優秀な成績を残したその年の代表する馬
『馬券(ばけん)』
正式名称は勝馬投票券。中央競馬では、単勝式(一着になる馬を当てる)、複勝式(三着までに入る馬を当てる。当たる確率は増えるが、配当が低くなる)、枠番連勝式(一枠から八枠までの枠の番号で買う馬券。一・二着あるいは二・一着の枠番の組み合わせを当てる。一つの枠に三頭入っている場合でも、そのうちの一頭が絡めば、その枠が該当となる)、馬番連勝式(馬の番号の組み合わせで一・二着あるいは二・一着を当てる。最高出頭数18頭の場合153通りの組み合わせがあり、それだけ当たる確率が低くなるが、配当は高くなる)、ワイド(2頭を馬を選び、一着から三着までにくれば、当たりとなる)の種類がある。未成年・学生の購入は法律て禁止されている
『ハナ』
ハナ(端)とは先頭を意味する。「ハナを切る」と言えば、スタートから先頭を切って逃げる事。「ハナに立つ」なら先頭に立って走る事。「ハナを奪う」とは、先頭の位置取り争いをする事
『馬場状態(ばばじょうたい)』
馬場は雨で水分を含むにつれて、芝ではタイムがかかり力がいるようになり、逆にダートでは脚抜きがよくなりタイムが速くなる。馬場状態は、『良』『やや重』『重』『不良』の4段階で表示される
『ひっかかる』
騎手と馬との呼吸が合わない為、騎手が手綱をしぼっているにもかかわらず、馬がそれに反抗して突っ走ってしまうこと
『ビギナーズラック』
競馬を始めたばっかりの人が幸運にも馬券を的中させる事。無欲で買った場合に意外と大当たりする時がある
『牝馬(ひんば)』
女の馬
『ふくれる』
コーナーをうまく回りきれず、外へ外へと進路をとった結果、大回りをしてしまう事
『フケ』
牝馬が発情した状態の事。牝馬の発情期は通常春から初夏にかけて、1週間ほど発情したのち1度おさまり、約3週間後に次の発情を向かえる。一般に発情期には実力を発揮できないと言われる
『踏み込み(ふみこみ)』
パドックなどで馬が歩いている場合の後脚の動作。前脚が踏んだ跡よりも後脚の蹄がさらに前に着地する場合を「踏み込みがいい」といい、状態もいいと判断されることが多い
『ブリンカー』
馬の眼の外側を覆って前方しか見えないようにするための装具。他の馬を気にしたり、何かに驚いたりしての能力を発揮できないタイプの馬に装着する。新聞などで『B』の表示がつく
『フロック』
まぐれ
『放馬(ほうば)』
調教中やレース前に馬があばれて騎手を投げ出し、そのまま走り出してしまう事
『牡馬(ぼば)』
男の馬
『ボロ』
馬糞の事
『巻き上がる(まきあがる)』
馬を横からみると、通常、腹部から腰にかけてはふっくらしたカーブを描いている。このカーブが腰に向かって急に切れこんでいる状態の事。つかれていたり、いれこみのきつい馬にみられる
『万馬券(まんばけん)』
配当金が10000円(100倍)を越えるもの
『無印(むじるし)』
競馬予想していて、連下にこないと判断した馬
『ムラ馬(むらうま)』
好走したと思ったら、次のレースでは大敗したりと、いつ走るがわからない馬
『もたれる』
斜行する事
『持ち込み馬(もちこみば)』
外国で受胎し、そのまま国内に輸入された馬。みごもった繁殖用牝馬を輸入した場合や日本産の牝馬を海外で種付けして国内で出産した場合、その子が持ち込み馬となる。マルゼンスキーのように、かつては出走できるレースに制限があったが、現在ではとりはらわれている
『持ったまま(もったまま)』
手綱をしごいたり、ムチを入れたりし追わずに、ただ手綱をしぼった状態。持ったままで勝てば、余裕たっぷりの楽勝
『予後不良(よごふりょう)』
馬が故障して、あまりにも状態が悪く、再起不能と判断され、安楽死処分される
『予想の印(よそうのしるし)』
◎は本命、一着になる確率が高いと予想される。○は対抗、◎が実力を発揮できなければ一着になる確率が高いと予想される。▲は単穴、◎○をまとめて負かせる力を持っているが、今回力を発揮できるかわからない。△は連下、勝つまではいかなくても、連勝の下、つまり二着ならありえるという印
『ラチ』
馬場の周囲にめぐらした柵のこと。正確には「埒」と書き、ラチにそって走らなければ斜行してしまう場合は「ラチをたよる」という
『良血(りょうけつ)』
血統の良い馬のことで、優秀な成績をのこした牝馬の子、もしくは同じ牝馬から生まれた兄弟姉妹が優秀であるときに良血馬という。ちなみに馬では、母親が同じ場合のみ兄弟姉妹といい、父親が同じだけでは兄弟姉妹とは言わない。例えば弟では、父と母ともに同じときに全弟(ぜんてい)、母親だけ同じで父親がことなる場合は半弟(はんてい)ともいう
『裂蹄(れってい)』
蹄壁(ていへき)がわれる病気。重症になると脚をひきずる。予防や治療には人間がつかうクリームにあたる蹄油(ていゆ)を使用する
『レコード』
走破タイムの最高記録。レコードタイムが出た場合、着順表示板の走破タイムの側に赤い文字で『レコード』と表示される
『レースクラス』
レースはG1レースを頂点として、馬の年齢と収得賞金の額によってクラスごとに分かれている。基本的には、一つ勝つごとに上のクラスへステップアップしていくシステムである。新馬戦でデビューし、勝ち上がった馬は500万以下のクラスに進み、同じように新馬戦を勝ち上がった馬たちと上をめざして戦う。そして勝つごとに、900万以下、1600万以下のクラスへとピラミッド状のように上がっていくのだ。1600万以下までを条件クラスと言い、条件クラスを卒業すれば、その上のオープンクラスに進む。オープンでは、オープン特別、G3、G2、そして全ての頂点G1とある。G1でも、獲得賞金やファン投票で選ばれないと出走が出来ないレースもある
『連騰(れんとう)』
2週間連続でレースを出走する事
『枠入り(わくいり)』
レース発走前に馬がゲートに入る事
『輪乗り(わのり)』
レースの発走時に、待機所やゲート付近で、馬の気持ちを落ち着かせる為に馬をゆっくりと円上に歩かせる事
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