天上の葦のメモ


天上の葦のメモ

序章
 正光秀夫が右腕を蒼穹の一転を指さして心疾患で亡くなる。

一章 10月14日午後3時、
修二・鑓水の元に、服部がやってくる。正光秀夫が最後に何を指さしたか調べて欲しいという依頼。期限は2週間。
相馬の元に公安の前島から山波を探して欲しいと依頼。家族は母親の千代子のみ。10月10月の朝、羽田発午前6時20分福岡行きの飛行機に乗り、午前8時10分に福岡空港に着き、地下鉄に乗り博多駅に行き、地下鉄地下街をぶらつき博多発午前9時4分にのぞみ16号に乗って東京に帰ってくる。同日、午後6時38分、山波は村田法律事務所の村田充弁護士に、認知症の母の後見をよろしくと電話している。10月10日の夕方、無断欠勤した翌日行方知れず。警察庁警備局長・城之内昌平の城之内派と、警視庁公安部長・関清隆の関派の派閥構想から内密に依頼。
記事を読む、修二・鑓水。正光秀夫が一昨年の2月10日に心臓を患い介護施設に入所。
相馬、千駄ヶ谷の山波のマンションに向かう。昨年の秋、金沢大学で開かれた講師立住哲史の紙片を発見。「トランスナショナル社会とメディア」。捜査2課の忙しい北村と会う。2課にいた頃の山波のことを聞き出す。付き合いが悪いとしか分からない。山波の口座の銀行に向かう。9月末から口座に手を付けていない。相馬、村田弁護士を訪ねる。10年前の父の葬儀の時に会ったきり、会っていない。山波、警察官なりたて。村田に電話中に救急車のサイレンが聞こえてきた。相馬は山波のマンションに戻る。よく早朝、マンションの住人に尋ねまくる。学生時代の友人、所轄の同僚、上司、父親の元同僚のに電話しまくる。山波のいとこ谷岡康浩に相馬会う。山波、10月2日、谷岡を訪ねてくる。新興宗教団体「ネオコモンズ」の記事を書いていた人を紹介してくれと。同年6月、ネオコモンズ捜査一課と公安合同で強制捜査踏み切った。子供に対する犯行によって。9月末、教祖・奥野泰三、懲役20年。47ページ、男が監禁されているような。孔雀か鳴いている。高台砲台が見えるところ。
二章 孔雀の羽根 10月15日。
鑓水、正光秀夫が入所していた爽秋苑を訪ねる。担当の広瀬佳織と会う。早朝起きて、午前中は新聞読んで、お昼までラジオを聞いて、昼食後は談話室で読書、夜はラジオ。金庫を開けると、孔雀の栞が入っていた。二百万無くなっていた。20万財布に入っていたから180万無くなっていた。二ヶ月前に脱水で病院に入院して退院の時に銀行で下ろして、金庫に入れていたという。広瀬が疑われる。10日7時40分、黙って苑を抜け出した。亡くなる前の晩、正光はラジオを聴くのを忘れる。正宗はオーダーメイドのスーツで遺影を撮っていた。ダンボールにギボンのローマ帝国滅亡史が入っていた。花を送った人がいた。関根朝子。
鑓水と修二。修二に関根朝子と会うように言う。平成ポートレートの記事に、1960年に正光産科医院を開業し、終戦後に苦学して医者になった。書いた人は倉田徹、戦時中のことは書かなかった。凄い辛い体験したから話したがらない。NNXテレビ代表取締役の剛力崇の名刺が正光秀夫の最後に来ていたスーツに入っていた。
鑓水、探偵事務所をやる時にはめられた。本田直吉に委任された銀行から下ろしてきたお金を盗まれて、探偵事務所は畳むピンチに。鑓水、正光産科医院に行く。

三章 監視対象舎 10月15日「ネオコモンズ」を書いた記者は、橋本譲。10月7日午後7時に山波と六本木ヒルズで会おうとしていた。どころが、来たなと思った瞬間、山波が引き返し、会えず。相馬、ネオコモンズについて聞く。奥野泰三啓示を受けて、瞑想の会からスタート。レストサークルを二年前、共同生活を始める。元ネタになるUSBメモリをもらう。相馬、山城のマンションに戻る。USBメモリから、レストハウスの深部を読む。盗聴器を発見する。受信をする部屋を探す。大友等の名義。10月4日から借りていた。山波が姿を消す一週間前。大友は建設業なのに色白だった。前島と会った相馬は、大友は公安の刑事、山波と同じ資料係の半田芳弘だった。山波がなんらかの犯罪に手をそめて半田が気づいたのか。翌日、相馬は爽秋苑に行く。10月9日は、山城と訪ねてきた記録が分かる。マスクをしていた山波は初めて会った正光秀夫と何かを話しこんだ。庭の東屋に1時間ぐらい話していた。それから正光の部屋を訪ねて、茶封筒を持って山波が出て行く。
四章 白衣の記憶 10月16日午前。
修二、関根朝子に会う。姉の真紀子は花のお稽古に行く。関根朝子は正光の医院の婦長をしていた。22歳の時から50年働いていた。正光、おむすびが上手に握れるほど、料理上手い。医師になる前に、どこがで調理の勉強をしていたんじゃ。新聞に正光の記事が載ったときに葉書が届いた。正光の孔雀の栞を関根朝子に見せる。2年前の10月頃、発作で倒れる一月前に、正光が外で買い物してきたという。関根朝子、正光がクラッシックを聴いたり、ラジオ聴いたりしていたというと不思議に思ったようだ。
鑓水、株式会社ニュースワーク第一制作部 堀和樹として、NNXテレビ受付の斉藤彩と接触。斉藤彩はNNX報道部の花形プロデューサー兵頭克己が気に入っている。今のところ、社長秘書と兵頭克己と仲が良さそう。剛力崇は見ず知らずの正光秀夫と会ったのは「お父上とタンゲンで一緒だと伝えてください」の一言だった。タンゲンとは何なんだ。
五章 ねじれた血痕 10月16日。
相馬、修二、鑓水の事務所。
相馬、前島に連絡。半田と連絡が付かない。半田のあかね荘に向かう。
修二、朝子の家、グレーのセダンはいなかった。嘘がバレる。ニセ警察がおしえた。朝子、自分の首にナイフで脅す。ニセ警察も、正光が、死ぬ直前の渋谷のスクランブル交差点の理由を知りたがっている。
相馬、あかね荘にて、半田が急いで書いたチラシの文字A3Y6-33を発見。そこの住所に行ってみると、血痕があった。7日、山波はヒルズで半田の尾行に気がつく。山波はその空家に、半田を呼び出す。何らかの格闘があって、9日、山波は無断欠勤。半田はこの空家に全ての荷物を置いたまま消えた。山波は爽秋苑にマスクとニット帽で顔を隠して着替えて訪れる。半田は生きていないと予測する。
鑓水の事務所。大型のスピーカーとオーディオカセット。スピーカーを温めるために百時間鳴らす。隣の家、占い師。修二、返ってきて、朝子さんから、信用を得て、依頼人と同じ事を調べてくれて言われる。ニセ警察、渋谷の一件から動いていた。葉書には、宛先白狐、住所なし、消印 岡山市。二漬けは二年前の2月15日。「君の心は遠くにいてもよわかる。慕わしくもその面影を見るようで、目の前にいるようにさえ思われる」タンゲンの謎が解ける。短期現役海軍主計科士官。(エリート中のエリート)。正式には二年現役士官と呼ばれ、大日本帝国海軍海軍士官の不足を補うため。正光と剛力元治は、海軍経理学校で同期。2人は太平洋戦争が始まった1941年、東大法学部を三が月繰り上げ卒業した後、海軍経理学校に入学。絆は恐ろしく固い。元首相も。謎は正光は、なぜ経歴を隠したのか、捨てたはずの過去を使ってまで、あの日、剛力崇に会いにいったか?
相馬、山波のマンションで、誰かが部屋に入ってくる。

六章 旧友 10月17日
鑓水、元海軍大尉の時枝省司に会う。帝大に入った夏休みに取った写真(1939年7月太平洋戦争開戦2年前)を見せてもらう。母、次男の孝雄、三男の博雄。1931年満州事変 正光が12歳。1938年国家総動員法。1939年9月 第二次世界大戦。1941年、二人は海軍2年現役士官に応募。7月アメリカは日本の在米資産を凍結。8月、石油の対日全面禁輸。その年の暮れに受かり、日米は開戦(12月8日)。1942年、1月の終わり、二人とも築地の海軍経理学校に4ヶ月。白狐はいない。時枝は陽炎型第一駆逐艦、正光は秋月型駆逐艦に。1942年8月、ガダルカナル諸島に米軍が上陸。1942年の秋、トラック諸島で二人は会う。11月に第三次ソロモン海戦。11月12日、比叡、霧島敵の攻撃を受ける。その時、ガ島飛行場射撃隊、二人は別々の艦に乗って、戦闘を見て記録する。全滅。時枝、写真を見ると、正光の父のベートーベンのシンフォニーを思い出す。正光の母の本家が秋吉台に。1945年、決戦教育措置要領により、学徒勤労総動員で学生・生徒は軍事工場で働く。正光の家族、終戦の年の5月、横浜の空襲で家族全員亡くなる(お父さんの知っていた金融界の人間から聞いた)。時枝、鑓水が正体不明の男と知っても写真を渡す。鑓水、戦後、会場慰霊会にいらしたときに会った正光の艦で軍医のメモを手に入れる。
山波のマンションにきたのは、「ネオコモンズ」の記者・橋本譲だった。相馬は橋本からお好み焼き屋の遠藤を教えてもらう。そこで相馬は店に行ってみると、店には立住哲史のサインがある。4月にも来ていた。立住哲史、東京出身。英明学院大学文学部新聞学科卒。東邦新聞社会部記者。コロンビア大学院ジャーナリズムスクールで修士号。ワシントンポスト記者。同ヨーロッパ特派員を経て、2000年に帰国。日本関連の記事を海外の新聞に寄稿する傍ら、英明学院大学社会部情報メディア学科客員教授として教鞭をとる。フリージャーナリスト。妻と大学生の娘、中学生の息子と東京郊外の一戸建てで四人暮らし。
鑓水、病院のベットの堂本孝吉と会う。軍医長だった。機関長は高城。戦死していた。堂本孝吉から、正光秀夫駆逐艦が撃沈してから、異動になる。海軍省の軍務局第四課、大木栄海軍報道部に。

七章 聖者の行進 10月17日夜
兵頭は斉藤彩から、正光秀夫がここに来たことを堀から聞いたと聞く。
相馬は、前島から、空き地の血痕の鑑定結果、半田のものだと教えてもらう。それをお店で鑓水から聞く。相馬、前島が鑑定をしていないのを知る。血痕は山波のかも。山波が襲われたのは、警告。お好み焼き屋の遠藤の女将の孫、篤はネオコモンズに類似した瞑想に傾倒していた。
プライムサタデーのプロデューサーに昇格していた松井から、懇親会のメンバーに前島がいるという情報を知る。
鑓水の事務所に昨日の夜盗聴器が仕掛けられている。正光の動機は・・・ 正光と山波の共通点は報道。鑓水は前島の尾行をかいくぐり、立住哲史に会おうと考える。
前島、NNXテレビ社長室で、兵頭と会う。内閣官房副長官の饗庭好文は剛力は、同じ大学の後輩。前島は兵頭に「あの老人の言ったことはたわごとではなく、全て真実ではないか」と言いたいのでは。堀の正体が鑓水だとバレる。
鑓水、警察に追われる。
修二も追われる。睡魔に襲われ、孔雀が自分を見ている。

八章 国益 ナショナルインタレスツ 10月18日
相馬は正光を最後にタクシー渋谷に送った運転手と会う。最初は、東京駅に行きたがったようだ。相馬に尾行があるのを知り、嫌な予感がして、鑓水の事務所に行くが、荒らされていた。浴室の天井裏から鑓水は逃げたのを知る。相馬は天井裏から外に出で、尾行を巻く。鑓水は村田弁護士の電話の一件から前島のウソを見抜いていた。
前島は、山波と半田が収穫した情報を突き合わせて計画を練り上げた。準備して、実行に移そうとしたとき、山波は逃亡した。警告したあげく、山波は半田を引っ張り回したあげく、忽然と姿を消した。三日後、山波から封書が届く。消印は10月10日。飛行機で福岡に向かう羽田空港で投函。山波は前島の計画を証明する証拠を握っていると。あんな物一つで世間をひっくり返す事は出来ない。逃亡してから山波は気づいたのかもしれない。あるいは何か考えがあってか、時を待っているのか。姿を消してから8日、山波は鳴りを消している。
立住哲史の長男・遙史が喧嘩したというので、立住哲史を学校に呼びだす鑓水。その間、立住哲史の事務所に行く。そこで、国益 ナショナルインタレスツのコンセプトがまとめられた文書を盗む。立住哲史と会う鑓水。鑓水が学校に呼び出したウソを見向く。公安に見張られていると鑓水はウソを言う。ネオコモンズと立住哲史は関係ないと、立住哲史と言う。公安に捕まりそうになったとき、相馬がセダンで助ける。
相馬、鑓水、修二は、山波が証拠を握っていると知る。国益 ナショナルインタレスツはどんな内容かは、業界の者さえ知らない。原稿の最後に『9.17』と書いてある。前島が介入した時点で、別の内容に変わった。9月17日の段階で出来上がった記者会見用の原稿が発表されなかった。立住哲史が最初に目指したコンセプト。立住哲史はメディアは本来危険なモノと言っていた。前島は立住哲史を使って何かを企んでいる。修二が正光が東京駅から向かうところを気づく。曳舟島だと。田島商店がある。白狐も岡山市の消印があった。フリーの記者橋本のつてで、岡山に向かう車を手配する。
磯部、鑓水に逮捕状が出るのを知る。磯部、内閣官房副長官の饗庭好文、好きなようにさせない。
あの年寄りを信じたばっかりに・・・ 監禁されている人が思う。八日目から旅行用ブラシ、湯を張ったタライと手ぬぐい、浴衣まで。快適になった。あの計画がどうなったか、気がかり。

九章 砲台の島 10月19日
相馬、鑓水、修二、曳舟島に。田丸商店に行く。食堂で美佐江がいた。女将の亭主が孔雀の羽根を売っていた。勝利と話す。鑓水たちを泊まらせたくないようだ。勝利、白狐って名前は聞いたことがないけど、伝言の内容は知りたがる。海岸線をほぼ並行に走る通りがメインストリート。田丸商店のある四つ角に向かえば桟橋、北に向かえば参道から石段を登って山の上にある録岸寺、東側には釣船屋。西にはスーパーや学校、簡易郵便局があり、その先には録岸寺へと上がる九十九織のサイクリングロードがある。相馬、曳舟島小学校 中学校に行く。
修二、釣船 豊治に行く。豊治に宿泊を断られる。豊治の息子、漁師の一豊から、正光が渋谷で絶命したその夜半に、島の人が寝静まった時刻11時、誰かが寺に向かっていたことを教えてもらう。島の者は9時には寝る。
相馬、学校は2001年3月に廃校になっているのを知る。簡易郵便局に向かう。入船という家では最近、誰かが亡くなっている。簡易郵便局、20代の娘、入船真穂がいた。白狐は知らない。島の人皆が鑓水たちのことを知れ渡っている。90代の人は14人、白狐候補がいる。15日に、祖父の兄が亡くなった。2年前2月以降亡くなったのは、4人、女性が3人で男性は祖父の兄、入船征一。山波が白狐を頼って11の日曜日に島に来たとして、その四日後に白狐が死んだことになる。勝利は入船征一の弟。
録岸寺で、鑓水、孔雀を見る、裏山に続く竹林の柵を乗り越えようとしたら、住職の松林に、孔雀の好物毒蛇がいると言われ、止められる。青年の広斗に麦茶を飲ませてもらう。鑓水の身内、祖父が海軍士官だった。祖母の葬儀の時に母親から聞いた。祖母は祖父のことを一言も話さず、写真もない。サイクリングロードで借りた自転車で、九十九折りをくだる。
相馬、修二、鑓水、田丸商店の食堂。豊治、学校のことは禁句のようだ。「あいつらは余計なことしかせん」と。松林の商会で、喜重先生の離れに泊まれようになる。
喜重巌先生、小中の校長先生だった。左足首が義足。夕方、車で夜具、食器が運ばれる。広斗が、白いレガシイセダンで運んでくれた。17、18年前、自転車がきたから、ガードレールでこすった。
離れに泊まる三人。露天風呂に行く。お礼に夕飯をご馳走すると喜重に約束。スーパーさがらは主は不在。10日の夜は7時前には山波は東京にいた。なぜ、泊まれるようになったかは、正光の伝言が聞いているようだ。風呂に入っている間、衣服を調べられている。相馬の警察手帳も。
スーパーさがらの主、相楽富子から、喜重が終戦後には足を失っていたと聞く。富子も島外の人。以前は岡山市で飲み屋の女将していた。20年ほど前にこの主の後妻に入った。その主がなくなり今は一人で、スーパーさがらをやっている。島では鍵をかけない。車は四台しかない。スーパーさがらと、住職、釣船の豊治、郵便局の勝利の4台。入船征一は、大阪の会社に勤めており、奥さん亡くされて帰ってきた。野菜作りの名人。一年前から征一は認知症。死ぬ前の日まで畑にいた。死因は脳溢血。認知症の症状が出ていた征一が、白狐だったら、10日の昼のニュースを見たとしても、正光の伝言は白狐には届いていない。島にいた山波にとって想定外の影響。10日の土曜日の夜、豊治、一豊は夜釣に出ていた。富子は寺に入っていない。広斗は寝ていた。松林は免許を返却。誰も嘘をついていないなら、10日のヘッドライトは入船勝利の車。
喜重、兄の元、弟の誠、末の靖男(少年の面影)の遺影。三人は戦死した。三人とも兵隊服。同じ家から出征した喜重も一兵隊なら、喜重は白狐ではない。喜重は、小学校五年の時、島を出て養子に。喜重は子供の頃、昭和恐慌。これで、士官かも。戦争のことは話さない。戦後、6年して島に戻ってきた。父は戦争中に病死して、母しか残っていなかった。まもなく、母も亡くなる。喜重も正光も妻はいない。定年後は非常勤。豊治の言っていた、あいつらとは、お上のことでは。小さな島に大きな港ができた。それよりは学校を残して欲しかった。北側の市集落には誰も住んでいない。喜重が卒業した大阪商科大学高等商科部は当時の学制で旧制専門学校にあたり、その卒業生も正光ら旧制大学卒業舎と同じように短期現役の補修学生として海軍経理学校に進んだ者が少なくない。喜重と正光は同期だけど、短現の同期には白狐はいない。しかし、同じ年でも、正光より卒業は2年早い。相馬は70年前政重が海軍士官の軍服を着ていたとは思えなかった。

十章 水神様 10月20日
鑓水、寝ていた。修二、郵便局に行く。真穂から、勝利、月に一度、本土に血圧の薬をもらいに行く。広斗、真穂の事が好き。広斗、スマートフォンを持っている。真穂、黒電話と手紙がツール。豊治、瀬丸の佐伯船長は携帯を持っている。寺に行くと、松林に会う。山波の写真をみて「どこで撮られた」と。ヘッドライトの事を聞く。勝利、8時過ぎに家を出て、11時前に帰ったが、寺に財布を忘れて取りに戻った。広斗は、風呂に入っていた。勝利は、本堂に行かず、松林の部屋に来ていた。8時からの3時間、次の土日年の一度の祭りの世話係の段取りの相談していた。修二、海で泳いでいたら、おぼれる。島の老婆が修二が海に入るのを見て、佐伯船長に連絡し、豊治は無銭で知って、助けに行って、助ける。佐伯、鱶に足をやられたという。喜重が漁師だった佐伯を船長にした。豊治、相馬が北の集落に行ったと知ると、顔がこばわる。
相馬、北の集落に。何者かに取り囲まれている奇妙な感じに。地図にはない社。自然石の後ろに木の小箱。オルゴール式の上に蓋が開く箱。箱の中身に赤さび。箱の中のものを持ち去った。高射砲台に上る道は土砂崩れで道がふさがれていると、勝利は言っていたが。
鑓水、女の社交場、スーパーさからに行く。婦人会長の浜崎がボス。広斗は御神木と呼ばれている。三年前の祭りの翌朝、土左衛門が揚がったと思ったが、松林が人工呼吸で息を吹き返した。広斗は土曜日か休みで、朝、松林を麓に送った後は、自由に過ごして良い。松林、土曜日は、島の一人暮らしの年寄りの家を訪ねている。昼になったら田丸食堂で昼食を食べて、午後は、喜重と囲碁をしている。喜重は養子に出て、京都の土産物屋にいた。貧乏な漁師の家、川合の名。喜重が憲兵になるには、陸軍入営後に、陸軍憲兵学校に入らないといけない。20歳で、専門学校を卒業した喜重が徴兵検査を受け、仮にそのまま陸軍に入営したとしても、大阪商科大学高等商業部卒の学歴があれば、徴兵検査の際に経理部の幹部候補に志願し、入営後にも幹部候補生試験を受けて将校になる事が出来る。あえて、一兵卒から憲兵を目指す理由がない。喜重が憲兵であったのは限りなくゼロに近い。スミは、かたくなに喜重を憲兵と思っている。スミの父親の安輝は、一人だけ陸軍に行かされ。絶対死ぬような戦地に送られた。
相馬、陽が傾いてきたので、高射砲台に行けなかった。修二、写真を島の人に見てもらったが、山波を知っている人はいなかった。松林の本名は、柚木和馬だった。戦争中に、島から大学か専門学校に行ったのは、松林、喜重、入船征一。喜重、10日の午後、正午のニュースを田丸食堂をみているから、喜重が白狐なら、宝くじのの話しで美佐江と浜崎さんをかつぐ気にならない。征一さんが白狐だったら、認知症になる前に弟の正光の事を話していたら、山波がきた段階で、勝利が代わりに事に当たった。松林、ヘッドライトの憲は嘘をついている可能性が。なせウソをついていたか? 喜重がやってきて、初七日のお手伝いを頼まれる。入船勝利さんからの相談で。相馬に勝利の車で送迎、修二にお寺の車の運転。鑓水は料理担当。
鑓水、服部に電話して調べもらう。。1943年から終戦の間、正光が海軍報道部に在籍していた間に、三人の将校が海軍報道部にいたかどうか。柚木和馬、入船征一、喜重巌または川合巌。服部に電話しているときに、誰かがみていた。
前島、警察庁警備局長・城ノ内昌平から電話がある。内閣官房副長官の饗庭好文の政治資金パーティーに。三ヶ月前にも呼び出され、饗庭好文に会わされた。三人は山波を行方を追っている。鑓水が逃亡したことで、依頼人の特定が困難に。三人が逃亡した直後、前島は相馬を推薦した深大署署長・沢井慶四郎に連絡を取り、相馬は逮捕されると教えてやると、面白がっていた。所轄の署長を飼い犬同然、働かせる人物が背後にいる。10月10日、土曜日の午後遅くNNXテレビ社長・剛力崇から正光の一件を聞かされたとき、半田に山波の身柄を拘束させるべきだった。前島、城ノ内と会う。城ノ内は30代後半、警視庁から外務省に出向し、在シンガポール大使館に一等書記官して勤務していた。饗庭好文は大学卒業後、外務省に入省し、20代で在シンガポール日本大使館に勤務していた。つまり、城ノ内は饗庭好文が政治家になる前の付き合い。前島、岡山県警の高岡に仕事を頼む。

十一章 初七日 10月21日
入船家での初七日。富子が鑓水に教える。島のお祭り、ふしめ祭り。節目が由来、目を伏せるので伏し目。征一、亡くなる数日前(土曜日)、人が大勢お寺に上がっていたので(普通の車で3人と3人)、今日は祭りの日かと。土蔵に、クラシックのSP盤。正光と征一、若い頃、クラシックが共通の趣味。
松林もクラシックが好き。鑓水の祖父、海軍士官と相馬が知る。

十二章 二つの過去 同日 深夜
山波が現れたときに白狐は恐くて、山波をかくまったのでは。鑓水の過去。鑓水の祖母は伊豆で旅館していた。祖父は進駐軍の海軍将校。16、17で進駐軍の子供を産む。父親が日本人ではないので、母は石を投げられる。鑓水が中学校の頃、旅館は分譲マンションになっている。
白狐、1944年8月6日の一年前、東京帝国大学で音楽会でクラシックを聞く。海軍の白い服をきた正光がいた。正光、「音楽を聴かないようにする」と。
十三章 新事実 10月22日〜23日
服部から鑓水に電話がある。征一、松林、喜重、大本営報道部にいなかった。正光、1943年から敗戦まで、海軍報道部にいた。
修二、真穂にペンダントを見せてもらう。広斗からもらったと。10日の土曜日、お寺の用事で高野山の本山に行ったとき、買った。真穂が本土のホームゼンターに行っとって、帰るときに広斗と本土の港で会う。2時45分。午後3時に本土の港に着いて、和歌山に高野山の本山まで行き、デパートが開いているうちに買い物して帰るのは不可能。翌日のお昼頃戻ってきた。松林も嘘をついていた。広斗はどこに行ったのか。
相馬、ヘッドライトを目撃された場所に行く。相馬、大ムカデに噛まれる。広斗が車で通りががり、寺まで連れて行く。松林に手当てされる。広斗、茸を採っていた。広斗、土曜日の午前中、毎週の学校の掃除をして、正午の正光のニュースを見て、急遽、東京に向かうことになった。真穂と広斗が本土側の港で会い、午後2時45分ついて、岡山空港までタクシーを使えば、4時半発の羽田行きに間に合う。羽田からタクジーで高速を飛ばせば、池袋に6時45分には到着できる。ふくろ祭りで山波と会い、レンターカーで乗せて帰ってきた。勝利が潮丸から下船した拾う。土曜日のヘッドライトは松林と勝利が隠れ屋の準備していたのでは。相馬、不動明王の御在所に行くと、誰かがいた。でも、松林から止められる。豊治、金歯、福耳の老人から連行される。
離れにいた鑓水、スクーターの男(喜重を訪ねてきた)郵便配達員の戸田と会う。白狐の葉書の存在を知っていた。10年近く鬼舟島を担当。ポストは郵便局の前と船着き場の2つしかない。葉書は毛質で書かれていた。筆を使うのは、入船の勝利、喜重、征一。松林は書痙。葉書を書いたのは松林ではない。
修二が広斗に聞く。自殺した理由。面倒くさくなって。広斗は、母親の再婚相手とソリが合わず、中学卒業と同時に上京し、派遣の組立工として働いていた。ところが、人員整理のクビに量を追い出され、次ぎに入った寮付き建設会社では数年で身体を壊し働けなくなって、ホームレスになった。岡山の家に帰ろうと、深夜バスに乗った。港でフラフラとしたら、島に向かう人がいて、泳げないから死ねると思い、生き返った。松林が免許を取らせてもらい、給料をもらい郵便局に貯金している。露天風呂の相馬の警察手帳を見たのは広斗。ウソをついている。「あんたら何もわかっておらん」と、修二に。
片足を失ってた佐伯を船長にした。松林、勝利、喜重、この三人は山波の件で結託している。正光に葉書を書いたのは松林ではない。聞き込む。


聞き込みからメモを作成
9時頃 学校。広斗が清掃に来る。普段と変わりのない様子で床拭きを手伝ってくれた。(キヨノ)
11時40介頃 田丸商店の食堂。喜重が来店。いつもこの時刻。しばらくして松林が来店。食堂は常連に加え、サイクリング客が多く混雑していた。(金歯)
11時55分頃 勝利が車で征一の野菜を運んでくる。人出が足りず、勝利が土産コーナーの接客を手伝う(金歯)
正午 正光の姿がニュースの冒頭で流れる。
0時5分頃 食堂。喜重が学校の清掃の様子を見に店を出る。
松林は残って食事。 (金歯)
0時10分頃 食堂。店が混んでいたので、勝利が美佐江に頼まれて0時15分着の潮丸の舫いをしに店を出る。(金歯)
0時15分頃 学校。キヨノが2階の教室を掃除していると、喜重が校庭をやってくるのが見えた。しばらくして、1階に下りると、喜重が立ち眩みで 下に座り込んでおり、広斗が介抱していた。広斗が校門に停めてあった寺の車で喜重を家に送っていく。(キヨノ)
0時20分頃 食堂。福耳の老人が来店。入れ違いに勝利と松林が連れ立って出で行く。
美佐江が野菜の代金を渡し忘れ、勝利を追って店を出る
美佐江は1分ほどで戻った。 (福耳)
0時半頃 学校。キヨノが昇降口で掃除道具を片付けていると、勝利と松林が喜重を探しに来る。校門に勝利の車が見えたから、二人が車で来たのだと分かった。
キヨノは喜重は立ちくらみがして広斗が寺の車で家まで送っていったと伝える。 勝利と松林は喜重の家に向かった(キヨノ)
1時半過ぎ 食堂。喜重が勝利の車で来て「浜崎さんが宝くじに当たって慌てているので、すぐに行ってあげてくれんか」と言った。その時の喜重は普段どおり元気そうだった。 美佐江は1時45分着の潮丸の舫いを勝利に頼んで浜崎の家へ急ぐ。(浜崎が美佐江から聞いた話し)
2時少し前 浜崎宅。美佐江が「宝くじが当たったんやって」と駆け込んでくる。喜重に担がれたと解って2人で1時間ほど茶飲み話をする。(浜崎)
2時頃 喜重宅。戸田が郵便を配達に来るが家は無人。戸田は、窖重と松林の恒例の囲碁の対局を観戦できず落胆。室内に囲碁盤は出ていなかった。戸田は時間を潰すべく富子のスーパへと向かう。(戸田)
2時5分頃 入船家。隣家のキヨノが菜園の征一に饅頭を持っていく。征一が座敷で茶を淹れてくれる際、勝利に挨拶をしようとしたが、この時は不在だった。(キヨノ)
2時半頃 桟橋。戸田が本土に戻るために潮丸に乗船。エンジンの点検で出航が少し運れるというので甲板に座って待つ。(戸田)
2時40分頃 桟橋。勝利の車で広斗が駆けつけて潮丸に乗船。広斗の乗船と同時に潮丸は10分遅れで出航。広斗は船の中で何度も腕時計を見て時間を気にしていた。(戸田)
3時少し前 本土の港。船を待っていた真穂が、島から来た広斗に会う。広斗は寺の用事で高野山へ行くと言った。(真穂)
3時半頃 北の集落。豊治と一豊父子が廃墟を観たいという釣り客を北の集落へ案内する途上、集落から戻ってくる勝利の車と擦れ違う。助手席に喜重が乗っていた。普段は誰も 北の集落には行かないので驚いた。(一豊)
7時頃 入船宅。勝利が車で帰宅。勝利がどこへ行っていたか真穂は聞いていない。真穂と征一はすでに夕食を終えており、勝利はひとりで夕食。(真徳)
8時過ぎ 入船宅。勝利が寺に用事があると車で家を出る。(真穂)
11時過ぎ 夜釣りの客を連れて海に出ていた一豊が寺に向かうヘッドライトを見る。広斗が島にいなかったため、この車は勝利の車だと思われる。
スーパーさがらにはその日、松林、勝利、喜重、広斗は米店しなかった。(富子)


正午のニュースの時に三人とも食堂にいた。喜重が白狐なら、正光を見た後で学校の清掃の事を考えるか。松林の姿が、囲碁の対局しない時から消えている。勝利の車がやたら動き回っている。昼前に食堂に野菜を運んできて以来、喜重を追って学校に現れ、喜重の家に向かい、喜重を乗せて食堂に引き返し、さらに広斗を桟橋まて送っていった後、北の集落へ行き、深夜にはまた寺に向かう。
突然、訪ねてきた真穂の話しを聞く鑓水。睡眠薬のことを鑓水の事を喋り、真穂は祖父に怒られた。何かを決断し祖父たち。

十四章 10月10日の真相 10月24日
相馬、不動明王さんの御座所を確認する。誰かいた気配。祭りに戻ってくる北の集落の人みな寺に泊まる。山波は祭りの前に寺から移されると思った。テレビでは国益ナショナルインタレスツのコンセプトが流れていた。9.17と日付が記された幻の原稿。前島が介入した時点で、内容が変わったはずではないか。
修二、一豊に祠の中野小さな箱になんか神事に使う物がはいっていたと聞く。臨時のフェリーが到着した。
15名の捜査員を引き連れて高岡良成が島に来る。広沢キヨノが三人は喜重の所にいると教える。
鑓水、真穂から警察が三人を捜していると教えてもらう。高射砲台跡はどう行けば良いかメインストリートで聞きまくる鑓水。
捕らわれた男、日があっていれば、事は動き出しいる。一刻も早くここから脱出して、遣るべき事を実行しなければ。
修二、食堂で、美佐江の旦那に会う。極楽とんぼの道雄。2年前の2月、半世紀以上前も経て白狐から一枚の葉書を受け取り、その年の秋、デパートに行き、正光が瀬戸内海物産展で栞を買った。その時に道雄から、白狐の消息を聞かれた。島内アナウンスでから二人に鑓水からの伝言が流れる。
相馬、携帯を入れて鑓水と連絡をとりあい、露天風呂の脱水場に向かう。
高岡、高射砲台跡に向かう。もう一グループ、別の峰、人の声のする方向にも向かう。
喜重が白狐と分かる。ニュースを見て、喜重は松林を置いて一人学校に向かう。広斗に会いに行く喜重。スマホで確認してもらう。学校でショックを受けた喜重が広斗に車で送ってもらい家に帰る。その後、勝利と松林を探し来る。0時半、キヨノに話しを聞いた二人は勝利の車で喜重の家に向かう。喜重の家に、2台の車(勝利、寺の車)、四人の人間が揃う。松林、勝利、喜重、広斗の四人。喜重の体調が優れないので、囲碁の対局はとりやめ。松林の姿は目撃されていない。広斗の車で、寺に帰ったと考える。1時間後、喜重は勝利の車に乗って食堂に現れて、美佐江を宝くじに当たって浜崎さんが慌てていると担ぐ。人払いだった。勝利の車が桟橋を出るとき、車内は三人の人間が乗っていた。喜重、勝利、1時45分に乗ってきた人物。車は喜重の家ではないのが確か。征一の言葉「三人と三人」で、三人づつ2台の車で寺に上がっていたという事。寺の車と勝利の車。勝利の車には勝利、喜重、1時45分に乗ってきた人物。喜重の家から寺に戻った車には、松林、広斗、誰だか分からない人物x。山波は東京には戻っていない。池袋から公衆電話を掛けたのは、山波の声を録音した広斗だった。半田が随時、前島にメールしていたのも、半田の携帯を使って広斗だった。1時45分に乗ってきた人物は、山波ではなくて山波を追いかけて来た半田。美佐江は、松林を乗せて小学校に向かう車の中で山波を見た。山波を連れて喜重の家に行った。そこには喜重を送って来た廣友いた。全員が山波から事の詳細を聞く。喜重、佐伯船長の携帯に連絡する。半田が1時45分に来ていた。船長から聞く。喜重は、山波を桟橋に連れて行き半田に引き渡すか、もう一つは山波を匿い、山波が島にやってくる半田に何とか対処する。現役の警察官半田を睡眠薬で盛った。半田は山のどこかに監禁している。広斗が三度の飯を運んだ。寺の流しに飯茶碗が4つあった。島の人は山波を守るために犯罪している。何十年も島で真面目に生きてきて、山波が島に着いて半田が追ってくるまでの1時間で覚悟を決めた。何が、彼らを迷い無く、そうさせたか。山波、昨日まで御座所にいた。鑓水、消去法で場所は知っているかのよう。
喜重の所に昔の教え子が。学級委員長の涼ちゃん、学級会で赤鬼熱演したノブ。
喜重、ニュースを見て正光が指さしている物が分かった。学校に行き、広斗のスマホで確認する。喜重の所に山波が来る。かなり具合が悪い。山波、詳細を皆に話す。
相馬たち、山波と会う。
山波、立往の傷を見つける捜査していた。立往、9月になって、大学生遠藤篤に目がとまる。そこで、前島はネオコモンズで押収した証拠品のDVDを使うことにした。立往をはめる道具に。このような策略は警察官ではないと阻止しようとする。そこで、いとこの編集者を通じて橋本と会うつもりでいたが、六本ヒルズに向かう途中で半田の姿が目にとまる。ショクダーバックに発信器がしくまれている。前島の企てを証明する物証をつかむために、今は気がつかないふりをする。前島から電話があり、空家に向かうが、そこで、襲われる。怪我をする山波。爽秋苑に向かう山波、母と会ったときに、正光に会う。前島の電話を聞いていた。しかも録音していたの見られていた。お互いの名前、立往に対して企てられている具体的な計画、新番組のタイトル、遠藤篤はネオコモンズの信者はなく、信者名簿が改ざんされたこと、この会話が体育の日よりも前に交わされたことなど録音されていた。正光、立往一人取りをはめて、報道に関わる人間に自己検閲の核となる恐怖を植え付ける。一罰百戒。お金を渡す正光。正光は立往の新番組国益ナショナルインタレスツの放映するNNXの社長に事の次第を話すことにする。前島と行動と共にしたする剛力は山波が全てをはなしたことを前島は知る。山波は半田を振り切って、曳舟島にたどり着く必要がある。「闘えるのは火が小さなうち」
発信器はのそみに置いてきた。その間、曳舟島に行く山波。だが、半田も曳舟島に向かっていた。半田を牢屋に入れる。広斗、東京に行き、時間稼ぎ。
高岡、半田を見つける
勝利がスミちゃんの父親の安岡さんのことを憲兵に告げた。松島、最後の任務はビアク島。喜重は新聞記者。
十五章 巨大な火
喜重の記事を読んだ白狐が話しかけたのがきっかけ。
200
十六章 未明の霧 10月24日 夜

十七章 声を繋つなぐ 10月25日〜26日

十八章 鑓水の賭け 同日夜から

終章 正光が指さしたもの