2022年 サザエさん日記


本命竜馬が選んだ面白かった場面を書いてみました。

2022年

12月25日
『磯野家、伝統の技』
障子の張り替えで、サザエが古い障子を破っているのを見て、マスオとカツオも障子を破るが、それは張り替えたばかりの新しい障子だった。おわびとして、磯野家男性陣で障子の張り替えをすることになるが、波平(伊佐坂先生と将棋)とカツオ(かおりちゃんたちもバトミントン)は、遊びの誘いが来ると、ウキウキと出かけてしまい、結局、マスオが1人で障子張りをする羽目になる。波平、伊佐坂先生の障子貼りを手伝うことに。マスオも道案内でいなくなり、さらに裏のおじいちゃんの障子貼り。結局、みんなで障子貼りしたら、サザエは夕飯を忘れる。伊佐坂先生が、お寿司を頼んでくれた。

『マスオは待つ男』
波平とフネが外出する日、せっかちな波平はフネの支度を待たず、1人でバス停まで行ってしまう。その後、フネが家を出ると「母さんはまだか!」とすれ違いで波平が戻って来てしまう。そんな2人を見ながらサザエは「マスオさんは父さんと違って、いつまでも待ってくれるから助かるわ」と思う。マスオが留守番。マスオが留守番だと、みんな遅くなっても安心。

『大人たちのクリスマス』
クリスマスが近づき、タラはサザエに、プレゼントに何を貰いたいかと聞く。するとサザエが「大人は貰えないのよ」と答え、タラはかわいそうだと言う。そのやりとりを見ていたカツオは、今年は家族でパーティーを開き、プレゼント交換会をしようと提案する。その話に家族は大賛成し、みんなで張り切って準備を始める。


12月18日
『ママの赤ちゃん時代』
赤ん坊を背負った老人に、サザエは「おじいさん荷物を持ちましょう。かわいい坊やですね」と声をかける。しかし赤ん坊は女の子で、老人はお婆さんだった。その話を家ですると、カツオが「姉さんも昔、男の子に間違われたでしょ」とからかう。サザエは否定するが、カツオは信じず、サザエの赤ちゃん時代の写真を探そうとする。タラも女の子に間違えられていた。物置で見つけるが、サザエに見つけられてしまい、結局、別の場所に隠されてしまう。早川さん、かおりちゃん、髪が薄かったようだ。カツオ、サザエは冷蔵庫の上にあると推理する。夜中にこっそりアルバムをも見ることにしたが、バレてしまう。アルバムのサザエの小さい頃の写真は、波平が高いカメラで写し、ピンぼけなど、上手くとれてない写真がほとんどだった。恥ずかしかったらしい。フネさんはこの写真を見ると自分達の頭の中には当時のサザエの姿がうつると話すのだった。

『ウサギを探せ』
サザエと一緒に商店街へ出かけたタラは、いろいろな店にうさぎの飾り付けがあることに気が付く。家に帰ったタラが家族に理由を聞くと「干支の動物が1年ごとに変わり、来年の干支はうさぎだから」と説明される。一家は干支の話で盛り上がり、そろそろ年賀状を書かなくてはと思い始める。カツオ、芋版を作ったのにサザエに、うっかり焼き芋にされてしまった。カツオ、大泣き。ワカメ、学校の飼育小屋にいる本物のうさぎを見ようとしたが、動くので上手くスケッチできない。タラのアイデアで商店街のうさぎの絵をモデルにするのだった。オチは、サザエ、年賀状で、あけましておめでとうと文章を書いていたので、お客さんがきて、うっかりあけましておめでとうと言ってしまう。

『ボクは要領のいい男』
映画に行くため、サザエの支度を待つマスオに、カツオはビールを振る舞う。すっかり酔ってしまったマスオに代わり、カツオはちゃっかり映画に行く。学校でその話をすると、女の子たちから「磯野君は要領がいい」と言われ、カツオは上機嫌。しかし学校帰りに会ったノリスケから「それはずる賢いって意味だよ」と言われショックを受ける。カツオ、要領が悪くなりたい。ワカメ、それは要領がよければ勉強もできて良い点がとれてると。テストの点数が悪ければ要領が悪いと、早川さん達に思ってもらえると思ったが、そんな時に限って70点をとるカツオ。しかし後から謝罪にきたノリスケ。ノリスケ、伊佐坂先生に話したら早川さん達が言ったのはほめ言葉だと言われたかららしい。とにかく点数の良さを波平にほめられるカツオなのであった。


12月11日
『穴子さん預かります』
サザエは門前で、中年の紳士・大倉にわざと水を掛ける。前にサザエが誤って水を掛けてしまった日、大倉は競馬の大穴を当てたと言う。験(げん)を担いで、競馬の大一番の前に水を掛けて欲しいと頼んだのだ。しかし今回サザエが大倉に掛けたのはお湯だった。寒い日に水ではかわいそうだと思ったのだ。大倉はその心遣いに感激する。 その後、荷物が届いた。入っていたのはアナゴの衣類。アナゴは奥さんとケンカして出ていった。しばらく磯野家に泊めてもらう。ごちそうになるアナゴ。ノリスケも来て、マスオ達と麻雀で盛り上がる。夜、タラが一緒に寝たいというので寝る事に。後日、奥さんが近くをうろついており、何も知らないカツオは麻雀をしていた事を話すと、ますます怒ってしまい、アナゴを連れ戻そうとするが、タラはすっかり懐いてしまいお別れを嫌がる。アナゴ、タラと過ごしたからか、考え方が変わったようで、休日に奥さんをアニメ映画につれていった。

『流行の伝道師』
サザエは、裏地がステキなコートを購入する。裏地を見せるため、カツオにコートの裾をめくって持たせ、街中を闊歩する。翌日またカツオに裾を持たせようとするが、逃げられる。仕方なくピンでとめ、裏地を見せ近所を歩いていると「そんな着方があるのね」「素敵!」と主婦たちに感心される。主婦達に流行ってしまう。カツオ達はサザエが買い物からなかなか帰らないので心配して隣町まで探しに行く。サザエは見せるために歩いていただけだった。

『頼りになるひと』
波平がカツオに「至急、ハガキを買って来てくれ」と頼む。するとカツオはワカメにそれを頼み、ワカメはサザエに頼む。しかしサザエは「ハミガキ」粉を買って来てしまい、波平は「わが家はみんな頼りにならん」と憤慨する。後日、波平が忘年会の幹事を頼まれたと聞くと、フネは「お父さんは、それだけ頼りにされている」と言う。タラがフネさんの手伝いをして褒められ、カツオはちょっとの手伝いであれだけ褒められるなんてと羨ましく思う。


12月4日
『私のぬかちゃん』
近所のおばあさんが「明日から旅行へ行くのに、預かってもらうあてが無くて」と困っている。サザエが「ウチで預かりましょう!犬ですか?猫ですか?」と訊くと、それは「ぬか床」だった。おばあさんは、そのぬか床を「ぬかちゃん」と呼んで、とても大事にしていたのだった。サザエ、ぬか床を作ることに。分けてもらった。サザエは本屋の本を参考にしようと立ち読みしていたが、店員のおじさんもぬかが好きなので、変わり種のプチトマトやチーズも薦められる。サザエ、トマトやチーズでもぬかを作り、カツオは早起きして、ゆっくり食べようと目覚ましまでセットしたが、夜にマスオが同僚をつれてやってきて、つまみが足りなかったので、ぬか床を全部食べてしまう。学校から帰るとおやつにだされたのはぬか床の漬け物。食べたら美味しかったので満足するのだった。

『ささやかな幸せ』
休日の朝、ふと目覚めたマスオは寝床の中で「今日はタラちゃんを公園に連れて行こう」と思う。「わが子の成長を観察しながら一緒に遊ぶなんて、幸せだなあ」と妄想しながら、再び寝てしまう。起きると茶の間には誰もおらず、1人で朝ご飯を食べる事になる。タラはすでに波平と一緒に公園へ出掛けたらしく、マスオはがっかりする。公園に行くが、タラちゃん達は、どこかに行ってしまった後だった。空き地で遊ぶワカメ達に二重跳びを教えてほしいと言われるが、できる自信がない。そんな時、サブローさんがきたのでタラちゃんを見かけなかったか聞く。夜はシャム猫が遊びに来て、ちくわも玉子焼きも食べない。マスオは玉子焼きを美味しいと食べるので幸せな人だと思われるのがオチ。

『かいがいしい夫婦』
タラに「パパのお腹プニプニです」と言われたマスオは、腹が出てきた事を気にする。サザエはそんなマスオを気遣い、翌日から野菜たっぷりの弁当を作って持たせたり、夕飯も別メニューで、ヘルシーなおかずを作る。サザエのかいがいしい働きもあって、マスオの腹は引きしまる。マスオはサザエにお礼のプレゼントを贈りたいと言う。サザエが欲しがっていたストールを買おうとしたが、結局買ってこなかった。何日も経ち、サザエはお礼を忘れてしまったんだとガッカリする。ストールをプレゼントされて、買おうとした店で売り切れていたので毎日さがして隣町のデパートで見つけたと説明されて喜ぶサザエだった。


11月27日
『父さん魔法の靴』
老化を防ぐために波平はカツオをお供に上半身裸でジョギングを始めるが、1日だけで止めてしまう。ノリスケは「道具に問題があるんですよ。高いシューズを買えば、もったいなくて1日で止めたりしません。僕がプレゼントします」と言い出す。そして数日後、ノリスケは高級ブランドのイタリアの有名ジョギングシューズを持って、磯野家にやって来る。分割にしたようだ。残金は波平が払うと。軽くて履いていない感じがする。カツオと波平は一緒に走る。波平、10年若返った。凄い速く走れるように。昼が丘まで走った。靴擦れを起こし、カツオに代わりの靴(ゲタ)を持ってきてもらう。帰りにうなぎをご馳走になった。゜

『気が利くオトコ』
学校で、花子が消しゴムを忘れたと言うので、カツオはたまたま余分に持っていたものを貸す。花子から「気が利くのね」と感謝され、後からキャンディのお礼まで貰う。家族から「気が利く人はモテる」と言われたカツオは「もっと気が利く人になるぞ!」と決心する。カツオ、サッカーの試合で、早く来てベンチの掃除をしたり、石拾いしていた。試合は、負けて、良いところは見せられなかった。カツオ、ガックリしたていたけど、花沢さんに、石拾いなどを見ていたので、格好良かったと褒められる。

『甘い柿になるまでは』
磯野家で、食後のデザートに柿が出る。しかし、カツオとワカメは口に入れた瞬間、顔をしかめる。どうやら渋柿が混じっていたらしい。「どうして誰も食べられないのに、渋柿って存在するの?」と不満を言う2人。波平とフネは「渋柿も手間を掛けて干し柿にすれば、おいしく食べられるよ」と教える。頑固オヤジの家の柿にどろぼうが。小学生を疑ったが、柿泥棒は家出したミュージシャン志望の息子だった。結局、オヤジと息子は仲直りした。


11月20日
『五年生のおみやげ』
カツオが気持ち良さそうにうたた寝しているので、サザエは起こさず、タラやワカメたちと縁日へ行く。目覚めたカツオはそれを聞き「そんな思いやりヒドイ」と怒る。サザエたちがお土産として緑の風船を渡すと、カツオは「五年生が風船で喜ぶと思う?」とふてくされる。するとその言葉にタラが泣き出してしまう。風船はタラが選んだ。翌日、花沢さん達にその事がバレる。タラちゃんが皆から可哀想と大ブーイングを受けるカツオ。学校が帰って、タラに謝るが、タラは怒っていない。イクラちゃんにあげたと言う。そのイクラ、風船をベランダで手を離してしまい、今度はイクラに悲しまれる。カツオ、風船を手に入れることに。ところが花沢さんの所に行くが、商店街で風船を配っているところはないと言われる。タラがお願いして、裏のおじいさんからもらった凧をプレゼントされるカツオ。五が丸で囲まれた模様で五年生の印だそう。カツオは喜び、風船よりも良いだろうとイクラにも凧揚げを披露。しかし、サザエが成績もこれぐらいあがってほしいというと凧の調子が悪くなり、丸は零点の0と皮肉を言われてしまう。

『めざせ買い物上手』
サザエは、新聞のチラシで3軒のスーパーの特売を知り「全部回らなきゃ」と考える。さらにデパートのセールのチラシを見つけると、会社へ行こうとするマスオを引き留めて「昼休みに買い物に付き合って」と頼む。昼休みマスオは、サザエの指定したデパートの待ち合わせ場所へ行く。そこは貴金属売り場の目の前だった。地下の食品売り場。マスオ、みかん詰め放題の場所。サザエこの為に、マスオを呼んだ。サザエ、リュックまで買っていた。それに入れようとしていた。

『父さんのありがとう』
お客さんの声が聞こえて、波平は急いで風呂出ると、フネがお客さんの声を真似ただけだった。その事で夫婦げんかをしてしまう波平とフネ。しかしけんか中でもフネは、突然の雨に備え、波平のかばんに折り畳み傘を忍ばせる。そんなフネの心遣いを、出社後に知った波平は「今朝は大人げなかったな」と反省する。と同時に、今までフネに対して「ありがとう」ときちんと言葉で伝えた事が無いと気付く。波平は感謝の気持ちとしてケーキをお土産に買う。カツオ達は、お土産だと勘違い。波平、フネ達が出掛けている間に床の間をピカピカに磨いたが全く気づかれず。さらにマスオを見習ってちょっとした事で褒めてみるが、新しく買った髪飾りをおしゃれと言えば前から持っていたと言われてしまう。夜にフネが眠ったと思い込み、素直にありがとうというと、実は起きていて無事感謝が伝わった。


11月13日
『あこがれの兄妹ゲンカ』
一家でワカメの結婚の話題になった時、ワカメが「お兄ちゃんは花沢さんのオムコさんになるのよね」とからかい、怒ったカツオとけんかになる。翌日、カツオが学校に行くと、教科書の間から『ごめんね』と書かれたワカメのメモが見つかる。そのメモを見た花子が、兄妹ゲンカの原因を聞くが、カツオは「ワカメのおかずをボクが取った」と誤魔化す。放課後、帰宅してワカメに怒るカツオであったが、口を聞いてくれないからメモにしたとワカメ。花沢さん達が来て仲直りしてほしいというのでしかたなく仲直りする。しかしそんなカツオに兄弟ゲンカができる事を羨ましがる花沢さん達、かおりちゃん達は皆一人っ子だからだ。その後、早川さんはお母さんと兄弟と間違われて複雑に思うが、さらにその後、二人はケンカをしてある意味憧れの兄弟ゲンカができたのではと花沢さん達。早川さんも納得して、お母さんに謝罪するという。一方で花沢さんは兄弟ゲンカよりも夫婦ゲンカに興味があるというのでカツオはヒックリ。

『タラちゃんオトナの階段』
朝、マスオは目覚ましの音で目を覚ます。見ると、タラがすでに起きていて「起きるです」と言う。前夜、マスオは目覚ましをセットしていなかったので、誰がセットしたのかと聞くと、カツオがタラに頼まれてセットしたと言う。今日、タラはなぜか早起きしていて、通勤、通学に出る家族と同じように出かける支度をする。朝早くタラと公園に行っても母友がいないのでつまらないサザエ。そこへ伊佐坂先生がハチの散歩に来て、タラも散歩に。しかし途中で疲れて眠ってしまい、伊佐坂先生に家まで送ってもらう。お昼を食べないままカツオも帰宅。その後、リカちゃんに招かれて朝早く起きたか、起きても眠ったのではないかと聞いてくる。タラが突然大人の真似をしたがったのはリカちゃんが自分は幼稚園児だから大人と同じで早く起きている事を自慢されて悔しかったからだった。その後も休日なのに早く起こされたりとまいってしまう波平達だったが、三日坊主で波平に似て良かったと思うカツオだった。

『マスオさんの長い夜』
最近、マスオは飲んで遅く帰ることが多い。「せっかくの秋の夜長なんだから有意義に過ごさないと」とサザエに窘められ、マスオも何か趣味に打ち込もうとする。波平が俳句を詠んでいるのを見て、マスオも真似するが、なかなか句が浮かばない。サザエの寝言を聞いて、翌朝『秋の夜の静けさ破る、妻の寝言』と句を詠むと、サザエが怒る。コンクールにだす小説を考える。剣豪が主人公の小説を書いたのにテーマは恋愛と気づいて挫折。その後、フネさんが手紙を読んでいたのでマスオは絵手紙を書く事にしてどんどん出来上がっていく、思いの外返事がたくさん届いてまた返事を書き始め、嬉しい悲鳴をあげるが、息抜きにどうかと、サザエがお酒をだして、やっぱりこういう夜の過ごし方が良いと思うマスオ。


11月6日
『目指せカツオ内閣』
カツオが珍しく、熱心に新聞を読んでいる。聞けば、総理大臣になるための勉強をしているという。突然のことに家族は驚くが、カツオは本気で目指しているらしい。サザエとフネから「総理大臣になるには、まず政治家にならないと」と言われれ、カツオは政治家になるために、周りに困っている人がいたら助けることにする。カツオの頭の回転の速さは政治家向きだとマスオ。選挙の時は、花沢さんがウズクス嬢をやるとか。選挙公約は、給食のお代わり自由化。夏・冬・春の休みの延長と秋休みの親切。宿題の完全撤廃。カツオ、空き巣犯を見つけ出す。

『二人はオシドリ』
タラが「パパとママがけんかしている」と、カツオとワカメに言いに来る。カツオが若夫婦の部屋をのぞくと、確かに2人は険悪な雰囲気だった。カツオは鳥類図鑑をタラに渡し「これ何ていう鳥だかママたちに教えてもらいなよ」と言う。それは夫婦仲が良いと言われるオシドリのページで、これを見せて仲直りさせようと思ったのだ。仲直り成功。波平に、カツオの仲裁を褒めた。マスオが部屋にサザエの写真を飾ってから、サザエが機嫌が良い。遅くなっても機嫌が良い。アナゴは、チェーンを掛けていた。物騒だからと。だから早く帰ってきてと。サザエ・マスオ、二人で夜、二人の時間を楽しんだ。

『ワカメの女優魂』
学芸会で、ワカメのクラスは劇をすることになる。3人のお姫様が登場するので、ワカメは、みゆき、スズコとお姫様役を目指し、一生懸命稽古をする。しかし役決めのくじ引きで、ワカメだけセリフのないコウモリ役になってしまう。ワカメはガッカリするが、心配するみゆきとスズコの手前、元気を装い、稽古を続けようと提案する。みゆきはお姫様で、スズコは魔女。サザエ、ピンクの生地でコウモリの衣装を作ろうとしたけど、セリフのないので、目立ったら恥ずかしい。そんなワカメ、人気女優が元々は台詞のない役だったが一生懸命演じたという話を聞き、コウモリ役に熱が入る。さらにフネの作る煮物が美味しいとワカメがいうと、メインの肉だけでなく脇役の野菜達も頑張っていると話す。動物たちにもセリフをつける先生。「そうだ、そうだ」と皆で言うセリフ。何と、堀川君が王子。


10月23日
『わが家の司会者』
結婚式に参列した波平とフネは、司会者(新婦の同僚)が上手だったと家族に話す。そしてカツオもおしゃべりだから、司会者に向いていると、皆が言う。学校でその話をすると、かおりや早川から「結婚式の司会を頼む」と言われ、カツオは喜ぶ。しかし家に帰って話を聞いたサザエは「司会を頼むってことはお婿さんにする気はないのよ」と言う。カツオ、食欲が無い。中島の結婚式の事を一晩考えた。カツオに、司会者を頼みたいと。早川さん、結婚しないかもと。別々の暮らした人が一緒になることで、難しいと。カツオも結婚しないと。カツオの司会者になった。

『通勤悲喜こもごも』
朝の満員電車の中で、波平とマスオはお喋りしていたが、乗って来た通勤客の波に押され離れ離れになってしまう。波平とマスオは人波に流されながら「続きは帰ってから話そう」と言い合う。一方カツオは通学時、走って学校に向かう担任の先生を見かける。先生は満員電車の中で降り損ね、次の駅まで行ってしまったらしい。先生、走って学校に。校門でヘトヘトに。

『磯野家、よーいドン!』
ワカメは下校途中、花子が父親と二人三脚の練習をしているのを見かける。町内運動会の親子二人三脚に参加するらしく、ワカメも波平と一緒にやりたくなる。夕飯時、町内運動会の話題になり、ワカメは波平を誘おうとするが、その前に波平から「仕事で疲れているから運動会は応援だけにする」と言われ、誘えなくなってしまう。伊佐坂先生もウキエさんと参加するようだ。ワカメ、波平を誘うと、疲れも吹き飛んだと。波平とワカメと練習。当日の朝、波平、果物や野菜のジュースでお腹を悪くして寝込む。ワカメ、走れなくなった。マスオが借り物競争でサザエに3000円と言って、ちゃかりお金をもらおうとしたら、すぐにサザエ見破る。本当はヤカンだった。波平、レース前に復活して、学校に。ワカメと二人三脚参加すると、1位にはなれなかったけど、ワカメ一緒に波平と走れて満足そう。ワカメが楽しそうだったので、波平は来年に備えてワカメと練習をはじめてしまう。


10月16日
『中島くんに絶交宣言』
学校の授業で『親友』について問われた中島は「心から信頼できる友達のこと」と答え、自分にとってはカツオだと言う。それを聞いてカツオは喜ぶが、中島はさらに「磯野は勉強はできないけど、人間的に信用できる」と続け、クラス中が大爆笑になる。恥をかかされたカツオは激怒し、中島に絶交を宣言する。早川さんとかおりちゃんと勉強をすることに。さらに、花沢さんも。雨が降ってきたので、花沢さんと相合い傘。電話番号を消した中島とカツオ、でも指は覚えていた。

『いたずら家族』
夜、布団に入ったマスオは、読書しながらウトウトする。サザエが入って来て目を覚まし、再び読書をするが、サザエに「もうムリじゃない?」と言われる。実はサザエはマスオがウトウトしている間に、いたずらで本を10ページ戻していたのだ。「また寝たらさらに10ページ戻すわよ」と言われ、マスオは観念して布団に潜る。フネが秋用の着物をおねだりしようとしたら、波平狸寝入り。

『イエスとノーのはざまで』
デパートの屋上で2週間限定のぬいぐるみショーがあり、マスオは次の日曜日にタラと行く約束をする。しかしその前日、地方に住む旧友から「東京に行くから会わないか」との電話があり、タラとの約束が延期になる。マスオは次の日曜こそタラとの約束を果たそうと意気込むが、会社に行くと、なぜか週末の誘いをいろいろと受けてしまう。


10月9日
『どっちが上手?』
カツオは「買い物がたくさんあるから、カツオを連れて行く」とサザエが言っているのを聞くや否や、急いで波平の部屋へ行く。サザエが手伝いを頼もうとすると、カツオは波平の腰を指圧している最中だった。「先手を打たれたか…」とサザエは1人で買い物に出かけていく。カツオは波平に散歩に行くからと、読みかけの本の続き読みたいからと部屋をでていく。本とは漫画だった。たくさんの買い物をしたサザエ。そして遊びに行こうとしたが、サザエから電話がかかった。ドキリとするカツオだが、フネあてだった…サザエ、フネにカツオに荷物持ちを頼む。フネから頼まれて、断れなくなったカツオだった。カツオ、買い物に付き合う。カツオ、公園でマスオとタラが遊んでいたのを目撃して、タラと遊ぶ代わりに、マスオに荷物を任せてしまう。一進一退だな・・・リカちゃんも遊ばせてあげて、ついでに家でケーキをごちそうになる。だから、家でのオヤツは、クッキーになった。ワカメは同じケーキ。サザエは花沢さんに会い、花沢さんから言った方がきくと言うので、野球で遊んでいるカツオに、宿題をやった方が良いと言わせてしぶしぶ宿題をやる事に。帰宅すると、サザエはタラと一眠り。一緒に眠っていたので、いたずらでサザエの髪の毛とタンスを紐でつなげてしまう。そこへお客さんが来て、サザエは起きたが動けず、しかたなく、紐でつながれたタンスの一段をまるごともって玄関に向かう。お客さんビックリ。カツオはこっそり部屋を抜け出そうとするが、サザエは外でカツオの先生と会話していたので出ようにも出られない、それはサザエのウソだった。

『わが家の防犯術』
近所の家に、泥棒が入ったと聞く磯野家の面々。「うちも気を付けないと」と、貴重品を金庫にしまうことを思い付くが、金庫の場所を誰も覚えていない。波平は「とにかく戸締りはしっかりしよう」と皆に言い聞かせるが、ノリスケがいつの間にか横にいる。ノリスケに「玄関の戸が開いたままでしたよ」と言われ、バツの悪い思いをする。物騒だからと暗号を決めて『開けゴマ』と決めたが、波平が言うと、ちょうど通りかかったおじさんがビックリ。カツオは中島、橋本と防犯パトロールする事に。お手柄を立てると、新聞社から取材が来て、女の子からキャーキャー言われることを期待するカツオ。中島ご褒美のグローブ、橋本はお寿司のご馳走を期待。泥棒が外出中の家に入ろうとしたが、サザエが家の前で主婦と会話をはじめたので諦める。泥棒が狙っている家の前でことごとくお喋りを始めるサザエ。防犯に役立っている。カツオ達、歩き疲れて、防犯パトロール辞めてしまう。泥棒、お金持ちの家に入ろうとして、財布を落としてしまったことに気づく。マスオとタラが探そうとしてくれたが、交番に行こうというので、泥棒は用事を思いだしたと逃げてしまう。カツオ、財布拾ろう。ちょうど財布を探していた泥棒に渡しせた。中島、泥棒に拾われなくて良かったというので、ドキッとする泥棒。磯野家は駅前のラーメンを食べに行くので、磯野家に泥棒が侵入しようとするが、磯野家は何度も忘れ物をとりにいったりするので、諦める。

『走っちゃイヤよ』
ワカメは、みゆきたちと歩いている時、サザエがカツオをすごい速さで追いかけているのに遭遇する。そして別の日にも、友達と一緒の時に、サザエが焼き芋屋さんを猛スピードで追いかける姿を目撃してしまう。ワカメは「とっても恥ずかしかった」とサザエを非難する。波平は「サザエはむやみに走るのは禁止だ」と言い渡す。翌日、マスオが家をでてからサザエが書類を忘れた事に気づく。会議で使うらしい。走ってはいけないと言われていたので、しかたなく早歩き、さらにタクシーで追いかける。そのうえ書類は明日、使うものだった。ワカメが習字を忘れてサザエは大急ぎで学校に駆けつけ、ワカメー!と大きな声で呼んで無事届けられた。みゆきちゃん、すずこちゃんは良いお姉さんだと褒めるので、ワカメは恥ずかしいなんて言ってごめんなさいと、謝罪した。。


10月2日
『ワカメのタクアン』
カツオはサザエにサッカーの試合の弁当で、サッカーボールのおにぎりとタクアンを持たされる。うらやむ中島に、カツオはタクアンだけあげる。しかしそれはちゃんと切られておらず、全部つながっていた。中島は「これだけついているって事は、試合もツイてるってことだよ!」と喜んで食べる。そしてこの試合で中島は、決勝点に繋がるゴールを決める。タクワン切ったのは、ワカメだった。中島に白状。繋がったタクワンは勝利の女神。初めて決勝のコールを決めた。ワカメ、複雑な気持。中島、一睡も眠れず、翌日、授業中に初めて寝てしまう。

『嗚呼、ドタバタ訪問』
フネの元に、タラがよそ行きの着替えを持ち「お着換えさせてください」とやって来る。フネはてっきりサザエがタラを連れて外出するのかと思い、着替えを手伝う。実はサザエがこっそり1人で出掛けようとしているのを、タラが勘付いたのだ。それをサザエがフネに説明をしている間に、タラの姿が見えなくなる。いくら探してもタラはいいない。カツオ、ワカメ、サザエがいないと話していると、タラが出てくる。カツオとワカメは諦める。サザエは、お出かけした。波平は自販機でジュースを買って公園のベンチで飲むように言う。マスオは公園の水。その点、サザエは、喉が渇いたというと、喫茶店でクリームソーダーを飲ましてくれる、だから、サザエが出掛けるときは一緒に出掛けるとか。

『カツオ、着目の秋』
カツオは、秋は「秋休み」もないので、楽しみが何もないと言い出す。波平たちは「秋には秋の良さがある」と言い『食欲の秋』や『スポーツの秋』を例に出す。だがカツオの心には響かない。翌日、河原でカツオが思わず「いつもより空が高く感じる」と言うと、たまたま通りかかった伊佐坂に「良い所に着目したね」と褒められる。カツオ、色んな変化に気づく着目の秋にすると。オヤツの焼き芋を食べすぎで、夕飯の松茸ご飯が食べられない。サザエ、オシャレの秋、カツオは着目の秋とか言っていたが、食欲の秋だった。


9月25日
『マスオさん、怒る』
フグ田マスオは、ピストル型のライターを露店で入手。会社の常務の葉巻に火を付けようとしたところ、カツオのいたずらで水鉄砲にすり変わっており、水を浴びせる失態を犯してしまう。カツオの仕業だと気付いたマスオは、帰宅すると「いたずらのつもりだろうけど、やっていいことと悪いことがある!」とカツオにガチギレ。カツオはお詫びのしるしに、マスオの革靴を磨こうとするが、磨き布代わりに使われた古いネクタイは、実はマスオにとっての思い出の品。マスオは再びカツオにカミナリを落としてしまう。あのネクタイは大阪のお母さんが就職したときにブレゼントされたネクタイだった。

『ひとり時間の愉しみ』
休日に、フネが子供たちを連れて出かける。留守番のサザエは「ホントはひとり時間を愉しみたいけど…」と諦めつつ、在宅の波平とマスオを見る。察したマスオは「サザエを一人にしてあげましょう」と言って、波平とゴルフの練習に外出する。一人になったサザエは、早速張り切って、好きなお菓子(あられ)と未読の推理小説を用意する。オカルさん、フネと話しするために、磯野家に。フネはいなかったので、サザエが相手する。推理小説の犯人が気になる。

『ボクの寿司道』
カツオは、中島が祖父と寿司屋へ行くと聞き、寿司が食べたくなる。フネに寿司の出前をねだるが「特別な時じゃないとね」と断られる。翌日カツオは寿司屋の前を通ると、中から若い職人が出前に行くのを見かける。寿司職人になれば、毎日寿司が食べ放題かも…と思ったカツオは「寿司職人になる!」とサザエ達に宣言する。サザエとカツオ、チラシ寿司を作った。花柄の海苔巻きを作ったけど、作りすぎたカツオ、ずっと、その海苔巻き。遠足の日、花柄の海苔巻きよりも、フネのかんぴょう巻きの方が女の子からは人気があった。


9月18日
『テントウ虫になりたい』
波平は、ちゃぶ台の上にテントウ虫を見つけ「子供たちに見つかるなよ」と、そっと庭の樹木に移してやる。しかし、それはワカメが大事にしていたブローチであった。大騒ぎで探したワカメに波平は謝る。テントウ虫に意外な優しさをみせる波平を見て、カツオは「僕もテントウ虫に生まれたかったよ」とため息をつく。サザエ、カツオをテントウムシにさせてあげると。一週間、静かな生活を送れると、カツオ喜ぶ。5枚で100点。さらに盆栽の枝を折ったことを告白。テントウムシなので怒られない。波平、ついにテントウムシを辞めて、バカモン。カツオ、ずっとテントウムシだったことがある。公園で寝ていても、迎えに行っていた。

『やっぱり和菓子!』
カツオが雲を見て「カレーパンに見える」と言うので、サザエも同意する。が、本当はオハギに見えたのだ。サザエは、買い物で洋菓子店の前を通っても「今日は和菓子の気分なのよね」と素通りする。そしてオハギを買って帰ると、テーブルの上にはオハギの折り詰めが2箱置いてある。マスオと波平が買って帰って来たのだった。ノリスケのところにオハギを持っていったら、タイコさんも作っていた。持って帰る事に。カツオ、中島達に食べさせる。

『波平はおじいちゃん?』
タラに「敬老の日におじいちゃんをお祝いする」と言われた波平。若い気でいたが、敬老の日を祝われる年齢になったか…と複雑な気持ちになる。翌日バスに走って飛び乗るが、息切れがなかなか治まらず、席を譲られる。また、会社のOL達が好きなアイドルグループのメンバーの顔が皆同じに見え、自分の老いをハッキリと感じてしまう。公園の柵を跳び越えようとしたら、膝を打ってしまう。


9月11日
『マスオと中島くん』
マスオは、電車内でラジオを大音量で聞いていた強面の男を注意し、止めさせる。それを中島の祖父が目撃しており、翌日学校で中島が皆に伝える。カツオが「そんな話聞いてない」と言うと「家族にも黙っているなんて、さすがマスオさんは人格者だ」と皆はべた褒め。中島は「そんな人格者がお兄さんだなんて羨ましいよ」と言う。中島のお兄さんに、中島はオカズを取られるらしい。中島、マスオの名刺をもらいに来た。そして、中島が会社に電話した。喫茶店で会うことに。人生論を語ろうとしていた。中島、コチコチ。中島が喫茶店代を払おうとしたら、中島がトイレに行っている間に、マスオは支払いは済ませていた。中島、オレンジジュースを半分以上残していた。中島・カツオが三人の中学生に絡まれた。そこに、中島のお兄さん。「鬼ダルマは元気か。ブラックタイガーが宜しく言っていたと伝えておいてくれ」と言ったら、三人の中学生は退散。鬼ダルマは中学校の風紀員の先生で、ブラックタイガーは口からでまかせ、強そうに思えるからだって。

『カッコイイ、好き嫌い』
タラが夕食時、いつもは食べているピーマンを残す。リカに「好き嫌いがある方がカッコイイのよ」と言われたらしい。ピーマンが嫌いなリカは、強がって思わず言ったのだ。家族に「嫌いなものが無い方が断然格好いいよ」と言われたタラは、残さず食べる。サザエはふと思い付き、ピーマンの鉢植えをリカにプレゼントする。タケオもピーマン嫌い。波平、釣れずに魚屋から低利用魚をもらってきた、家で食べると、凄い美味しかったようで。フネのおかげで、磯野家は好き嫌いがない、フネがワカメが得意じゃない野菜ができたら、細かく切って料理に混ぜたり、かわいく星形に切って、あまく煮たりもした。リカちゃん、ピーマンを持ってきたので、サザエが肉詰めピーマンを作ってあげる。リカちゃん、イヤイヤながらも食べたら美味しくペロリ。

『ちらつくイエローカード』
休みの前日、波平とマスオが泥酔状態で帰宅する。翌朝、二日酔いで起き上がれない波平に、ワカメやカツオは「映画に行く約束だったのに!」と激怒する。カツオ達は、波平とマスオに手製のイエローカードを渡す。そして今度酔って迷惑を掛けたら、3枚目のイエローカードを渡すと説明。「そしたら禁酒だからね」と言い出す。ノリスケが来て、波平とマスオがまた飲み出そうとすると、カツオ達、イエローカードをチラつかせ、波平の飲酒を減らそうとする。深酒しなくなってから、波平、顔色が良くなった。マスオも目覚めが良くなった。そう言っていたた矢先に、波平、ヘベレケで帰ってくる。カツオがレッドカードを出そうとすると、裏のおじいちゃん・おばあちゃんが来て、おばちあちゃんの果実酒を飲んでいたようだ、おじいちやん・おばあちゃん二人では中々、減らないから、美味しい美味しいと沢山、飲んでいたようだ、


9月4日
『ノリスケ出入り禁止』
フネが庭にいると、隣のお軽が血相を変えて飛んでくる。波平が急病で病院に運ばれたというのだ。フネが慌てて波平の会社に電話すると、波平はピンピンしていた。実はノリスケが会社を休む口実に「伯父が急病」とうそをつき、それが伊佐坂先生に伝わってしまったらしい。波平は激怒し、ノリスケに「当分、磯野家出入り禁止」を言い渡す。辞書で当分と調べて見るが、載っていない。伊佐坂先生の家の辞書でも分からない。ワカメが当分が早く来ないかな〜と。ノリスケは当分は10日か2週間。

『ぬいぐるみは大人気』
庭に綺麗な鳥・オウロギが飛んできて、サザエはタラに見せてあげようと呼ぶが、タラが来る前に鳥は飛んで行ってしまう。タラがガッカリしているので、サザエは使わなくなった靴下で鳥のぬいぐるみを作ってあげる。それがとても好評で、気を良くしたサザエは、着なくなった古着や靴下で、ぬいぐるみを作るのにハマってしまう。サザエ、公園で幼稚園の先生に会ったら、ヌイグルミを作るのを教えてあげる。ところが、何度も失敗して、布がない。カツオ達、要らない布を近所から集めてくる。サザエは子供たちのためにぬいぐるみを大量生産することに。りんごのぬいぐるみに波平の顔が描かれていたため波平が園児に大人気になってしまう。

『愛と青春の床屋さん』
散髪が面倒なカツオは、家族に「髪を伸ばしてる」とうそをつき、伸びた髪を放置する。カツオが中島と歩いていると、後ろから女性が尾行していることに気づく。サザエかと思って曲がり角で待ち受けると、綺麗な若い女性・美砂子だった。美砂子は新米の理容師で、坊主頭の子を散髪したことがないので、カツオに練習台になってほしいと頼む。サザエ、駅の向こう側の美容院いることがわかる。実家が床屋で修行のために来ているそうだ。中島が指名で髪を切ることに。本当は毎日、行きたいのに、髪が伸びるのはまだ先。中島。カツオ、シャンプーしてもらうことを教えてもらい、行くが、美砂子さん、実家に戻ったようだ。お手紙をカツオ達に置いて行っていた。


8月28日
『タラちゃん就活中』
テレビで船の進水式を見たタラは、将来、船乗りになると宣言する。タラはリカと「将来何になるか」と話した時、何も考えてなくてバカにされたらしく、将来の仕事を探していたのだ。リカちゃんはお花屋さん。しかし船乗りは泳げないといけないと知ると、まだ泳げないタラは諦めてしまう。タラは将来何になろうかと、食事も手に付かない程、悩んでしまう。タラ、電車に乗りたいから、外の仕事をしたいと言ったり、三河屋さんになりたいとか・・・ サザエ、タラと買い物に。魚屋さん、パン屋、おまわりさんとか見ていて、決まらないと。タラ、波平が、食べるという仕事があると言ったら、モリモリと食べるように。

『男たちの論戦』
飲み屋で話していたマスオとノリスケは、まだ話し足りないと、磯野家で飲み直す。2人の論戦は夜遅くまで続き、サザエたちが迷惑していると、起きて来たカツオが「自分の意見を言うだけじゃ、話は平行線のままで解決しないよ」と忠告して、2人を黙らせる。早川さんのホームルームの受け売り。これで静かになったと思いきや、波平が帰って来てまた騒がしくなる。

『なにができるか』
夏休みの宿題の工作で、カツオはキャラメル箱で適当に作ったロボットを提出しようとする。しかし中島や同級生たちが、すごい大作(おでんの屋台)を作っているのを知り、自分もアッと驚く物を作りたくなる。他の宿題もまだ沢山残っているのに、カツオは工作で何を作ろうかと悩み続け、家族は気が気ではない。牛乳パックのお城を作ろうとして、波平・マスオに酒の代わりに、牛乳を飲ます。色々な人から牛乳パックを寄付してもらうが、結局断念。粘土細工で何かをつくるが、犬を作ったつもりが、ブタに見えてしまう。カツオ、今日までなのに、夏休みの宿題は何も終わっていない。5kg終わっていない。バカモーン怒られながら、波平マスオに手伝ったもらった。


8月21日
『おじいちゃんの音』
外出先からサザエが戻ると、玄関でタラが波平の下駄を雑巾で拭いていた。波平の下駄の音が好きだから、綺麗にしているらしい。数日後、カツオが遊びから戻ると、またタラが波平の下駄を拭いていた。カツオは「下駄は履くだけの物じゃないよ」と、下駄を足で振り上げて、落ちた向きで天気を占う遊びを、タラに教えてあげる。天気予報では雨、タラは本当に雨になって感心する。タラが下駄を脚で振り上げたら、壊れてしまう。カツオは直してあげた、波平、音が悪い悪いし、気ずかれた波平がタラの下駄まで買った。

『震え上がった話』
近所で生まれたばかりの子犬を抱こうとしたサザエは、親犬に牙をむかれる。家に戻ると、遊びから帰ったワカメが「怖かった」と言う。ワカメも子犬を見に行き、触ろうとして、親犬に噛まれそうになったらしい。「大人でも、子犬に触ろうとして親犬に噛まれそうになった人がいる」とうわさになっているらしく、サザエは「自分の事だ」と焦る。カツオは、サザエを疑う。スーパーで近所の人に話しているのをカツオは聞いて、バレてしまう。

『ワカメ、花火独り占め』
ある日、ワカメが同級生のみゆきとスズコと花火大会の話題になったときのこと。みゆきから「大きな花火っていいわよね。まるで花火を独り占めしているみたいで素敵だった」と聞いたワカメは、自分も花火を真下から見てみたいとうらやましく思う。そこでワカメは、今度近所で行われる花火大会を打ち上げ会場まで見に行きたいと家族にお願い。しかし、人混みをいやがった波平たちは渋い表情を浮かべるばかりだ。そんななか、カツオの同級生・花沢さんが、ツテで招待席をゲット。カツオからワカメの話を聞き、ワカメを招待することに。花火を真下から見られることになったワカメは、かなり大喜びの様子だ。当日、ワカメ以外の家族は、夕飯がてら庭にテーブルを出して花火大会に備える。するとワカメは突然、「みんなと一緒に花火が見たいんだもん」と、招待席をキャンセルし家族と過ごすことを決心。サザエから後悔はないか尋ねられると、「うん! みんなでごはんを食べながら(花火を)見るほうが楽しいから」と笑顔で答え、マスオも「こうしてみんなでワイワイやりながら見るのがいいんだよね〜」とワカメの気持ちに共感。そうして過ごしているうち、ついに打ち上げ花火があがり、磯野家は口々に「たーまやー!」と口にするなど、家族水入らずの夏のひとときを満喫するのだった。


8月14日
『母さんココデネター』
フネは波平と行ったデパートの呉服コーナーで、中年男性の箱崎から反物の相談をされ、アドバイスする。数日後、波平はビアホールで、偶然箱崎と再会する。箱崎は「これも何かの縁」と、フネにまた反物のアドバイスをして欲しいと頼む。前にフネが選んだ反物が、家族にとても好評だったらしい。20代の娘の着物を選んで欲しいと。箱崎は隣町の箱崎電気の社長らしい。カツオ、フネは有名人になると。フネを今回限りということで引き受けた。箱崎は7人家族で、社長以外は全て女性。衣装代でハンするかもと笑っていた。

『ワカメのおねだり計画』
友人がかわいいブレスレットをしているのを見たワカメは自分も欲しくなり、フネにおだりして買ってもらう。その夜、サザエは片付け中に、学生時代におねだりして買ってもらった腕時計を発見。もう一度使えそうだと、バンドと電池を交換するとすっかり新品同様になり、それを見たワカメは「お姉ちゃんの時計、かわいかったなぁ。あたしもああいうの着けて歩きたいなぁ」とうらやましく思う。しかし、ブレスレットを買ってもらった手前、「もうおねだりなんか出来ないわ」となくなく諦めることに。 この悩みを知ったカツオは「ダメもとで行ってみればいいじゃないか」と提案した上で、ワカメの気を紛らわせようと、折り紙で腕時計を作ってあげることに。「本物は買ってやれないけど、まずはこれで我慢しとけ」と優しい心遣いを見せると、ワカメも「ありがとう。お兄ちゃん!」と大喜びの様子だ。しかし後日、公園で遊んでいる最中に、この腕時計を紛失。落ち込むワカメを見かねたサザエは「ワカメが大事にしてくれるならあげるわ」と自身の腕時計をプレゼントしようとするが、ワカメは「今はやめておくわ。私にはまだ早いから。高校生になったらちょうだい。それまでお姉ちゃん、預かってて」とお願いするのだった。

『知りすぎた男』
マスオが会社に行くと、アナゴが頭を抱え悩んでいた。聞けば、妻のヘソクリを見つけてしまったらしい。何を言われるか分からないので、妻には知らぬふりをしてるが、ヘソクリのことが頭から離れないという。マスオは「サザエはそんなことはないよな」と思うが、気になって家のタンスを探ってみると、サザエのヘソクリを見つけてしまう。一万円札が何枚も。アナゴ、ヘソクリは離婚のためにお金を貯めていると。波平に相談すると、マスオのスーツだと。でも、スーツは次のボーナスらしい。サザエ、ヘソクリは、別に決めていない。サザエ、皆で外食しようと言い出す。波平は、それは、せっかくサザエが貯めたのなら、マスオとサザエの外食に使いなさいと。皆の外食は波平が出すと言うと、フネが・・・ フネのヘソクリで皆で外食に。アナゴ、奥さんのヘソクリで温泉旅行に行ってきたようだ。そのためのヘソクリだった。


8月7日
『美酒の理由』
ある帰り道、波平は交番の前に掲示してある交通事故数の死者と負傷者がともに「0」であることに安心する。帰宅後「よかったよかった」と言いながらお祝いの気持ちで晩酌を始めだし、フネから「なんでも飲む材料になるのね」と呆れ笑いされる。翌日、マスオがノリスケと飲んでいることを聞きつけた波平は帰宅したばかりなのにかけつけようとするが、フネから止められ、仕方なく自宅で一人飲みを開始。「1人だと味気ないんだよなぁ」とボヤきつつも、次第に酔っ払ってきたようで、しまいには箸でコップを叩いたりちゃぶ台をゆらしたりして“地下鉄の通勤ラッシュ”らしき音を奏でて遊ぶ始末だ。また、フネやサザエの代わりに家族の食事を作ることになった際には、一通り調味料を手にしながら「サラダ油に、こしょう、砂糖、…酒!」と料理酒に大興奮。なかなか食事ができないことを心配して見に来た家族が目の当たりにした光景は、着ていたかっぽうぎを脱ぎ、片膝を立てて料理酒を豪快にあおる波平の姿だった…。酔っ払って寝てしまう。波平、知人に会ったので、飲みに行く。最初は知人と飲んでいたけど、それが、知らない人と飲み、一緒に帰ってきて、磯野家で寝てしまう。朝、波平、名刺交換して、フネにあきられるオチ。

『気分上々のスイッチ』
フネが朝食の準備をしていると、サザエが元気なく起きて来る。いつもだったら大声であいさつしてくるのにとフネが心配すると、サザエは「体調は悪くないんだけど、今一つスイッチが入らない」と言う。波平はそれを聞いて「飯を食えば元気が出るぞ」とアドバイスする。しかし、朝食を食べてもサザエの元気のスイッチは入らない。サザエ、気合いを入れるために、体操するが、疲れるだけ。サザエ、布団を干すときに、静かなので、裏のおばあちゃやオカルさんは、フネかと思ってしまう。いつも、歌を歌って元気に乾しているので。伊佐坂先生も元気がないので、気分転換の為に、散歩に出で、知った人と会いお喋りをして、戻ってくると元気に。サザエもマネして、買い物に。いつもの事だと分かり、カツオ達の野球に混ぜてもらう。ところが珍しく空振り三振。守備ではエラー。サザエ、知らない通りすがりの人に「知的な美人」と言われ元気に。しかも、水を掛けられても起らない、すっかり元気に。

『夢のスイカ』
波平が買ってきたスイカを、皆でおいしく食べる磯野家の面々。あっという間に食べ終わったカツオは「一度でいいからスイカを丸ごと独り占めしたい」と言い出す。そして庭にスイカの種を蒔き「これで食べ放題だ!」と喜ぶ。が、サザエに「ちゃんとした畑に植えないと実らないわよ」と笑われる。サザエもスイカをお腹いっぱいに食べたいと同じ事をしていた。カツオ、丸ごとスイカを食べるために、お使いをしたりしておこづかいを貯める。そして、果物屋に行くが、1500円が2500円に上がっていた。前はサービスだったようで。店主、前の1500円で売ってくれた。そして、半分、カツオは食べて、あとの半分は皆でと。サザエは、それにフルーツを混ぜて、皆で食べた。


7月31日
『愛のゴメンネ弁当』
波平のワイシャツに口紅の跡が付いており、フネが激怒する。波平は全く覚えがないのにと怒り、けんかになってしまう。実はサザエの口紅をこっそり塗ったワカメが、シャツで拭った事が原因だった。誤解を知り、波平に謝るフネ。が、サザエはそれでは足りないと言う。「父さんに、愛妻弁当を作るのよ」と提案する。アナゴと奥さんが喧嘩したときに、アナゴの奥さんがゴメンネ弁当を作った。そのアイデァをもらって、磯野家でも。フネはハンセイシテマカスと書かれていたけど、波平のはハートの弁当。マスオと波平、間違えたのだ。

『僕の副業』
マスオと穴子さんは、同僚が妻の肩たたきをしてお小遣いをもらうサイドビジネスを始めたことを聞く。そこで穴子さんは妻と交渉し、“皿洗い1回100円”という契約を結ぶことに成功。「朝と夜で200円。30日やれば6000円か」と納得し、終業後は毎日のように早く帰宅するようになる。早速マスオもサザエに相談し、「(皿洗いのほかに)ないかなぁ、僕に出来る仕事…。掃除、洗濯…」と悩んでいると、偶然この会話を聞いてしまったカツオは“マスオが転職をする”と勘違いし、一家は大騒ぎに。お手伝いの仕事や、寮の管理人などマスオの転職先についてあれこれ妄想する波平たちだが、「サザエたちから話があるまで黙っておいた方がいい」という結論に至る。翌朝、マスオは早速玄関先の掃除をこなすが、事情を知らない家族や近所の人から「サザエとケンカしたのでは?」と心配そうな目で見られてしまう。なにか家のなかで出来る仕事はないか探そうとする一方で、「周りの目を気にしていたら副業なんて出来ないよな」とも。しかしその後、カツオが酒屋のサブちゃんに事情を話したことで状況は一変。サブちゃんが御用聞きで近所の客先を回る際、マスオのことを説明してくるようになったおかげで、マスオは働きやすい環境を手に入れるのだった。

『ふたりの夏祭り計画』
カツオや中島たちは神社の掃除を行ったお礼に、神主から夏祭りに使用できる金券を三百円分貰う。帰宅するとさらにサザエから同額の券を貰い、大喜びのカツオ。夏祭りを楽しむために、金券を有効に使おうと計画を立て始めるが、行き詰る。中島に打ち明けると、一緒に計画しようと提案される。カツオ、射的に使い過ぎて、チョコバナナを品切れで食べられなかった。サザエが中島と食べるように、たこ焼きを渡した。中島もたこ焼きを買っていた。、


7月24日
『中島くんのエスカルゴ』
花沢さんは家族と訪れたフレンチレストランで、1人で食事をしている同級生・中島くんに遭遇する。中島くんが食べている見慣れない料理を指して「なにこれ?」と尋ねると、「食用のカタツムリ」との返答が。初耳だった花沢さんは、「カタツムリってでんでんむしのこと!?」と仰天する。翌日、学校では中島くんのエスカルゴの話題で持ち切り。中島くんに負けたくないカツオは、「エスカルゴね、昨日も食べたよ。うちで。姉さんが買ってきたんだ」とうそをつくが、「ケーキ屋さんでね」と墓穴を掘って、友人たちからは笑われてしまう。 そこでカツオはノリスケに頼みこみ、例のレストランに連れて行ってもらうことに。しかし、いざ実食してみると「おいしいような、そうでないような…」と複雑そう。そんな様子にノリスケは「子どもにはまだ早いってことだ!」とワインを片手に豪快に笑う。後日、今度は磯野家で再度例のレストランを訪れてエスカルゴを注文するも、カツオは「見てるだけで十分です」と苦笑いするのだった。

『マスオ、濡れ衣体質』
マスオが出勤し「おはよう」とあいさつすると、同僚たちが妙によそよそしい態度をとる。穴子もそれを感じ、総務のスギタを捕まえて理由を尋ねる。すると課長から「フグ田くんが昨夜、若い女の子とデートしているのを目撃した」と聞いたのだと言う。マスオは「冗談じゃない!ボクは昨夜ずっと穴子君と一緒だったぞ!」と否定する。課長に誤解が解ける。買い物に帰ってきたら、サザエの機嫌が悪い。何か、言われたのか。サブローさんから、マスオが公園に腕を組んで歩いていたと言う。知らないおばあちゃんが後ろ姿を見たという。でも、おじいちゃんは、マスオではなく、もっと背が高く、ハンサムだったと。

『いたずらの代償』
サザエは買い物に出かける前、カツオに「顔にホコリが付いてる」と言われ、取ってもらう。商店街に行くと、皆サザエの顔を見てニヤニヤ笑う。鼻の下に靴墨のヒゲが付いていたのだ。カツオのいたずらと気付き、サザエは怒る。「いたずらをやる暇があるなら、家の手伝いをいつもの3倍やりなさい!」とカツオに言い放つ。カツオのいたずらで、サザエがねんざを。カツオが床の掃除をしたり、皿荒いをしたりする。罪滅ぼし。ところが、サザエはねんざがよくなったのに、カツオを騙す。今度はサザエがカツオの良いなり。


7月17日
『雨宿りの季節』
梅雨が明け、夕立がよく降る季節。磯野家では「いつ降るかもわからないのに、傘を持ち歩くのはわずらわしい」「遊びの邪魔にもなるし」などと傘を持ち歩くことに抵抗感を覚える人が続出する。ある日、夕立に降られたマスオは、近所の中華屋の軒下で雨宿りをすることに。店主の親切で傘を貸してもらい、帰宅する。翌日、マスオの代わりにサザエが返却しに行くと、おいしそうな匂いに誘われラーメンを食べることに。しかし、食べている途中でまたもや夕立が降り、雨宿りがてらの客が次々と来店。いきなり大忙しになった店主を見かねたサザエは、「雨宿りのついでですから」とホール業務を申し出て、注文をとったり水を注いだりとお手伝い。しまいには出前までするようになり、その様子を偶然見かけたカツオは目を丸くする。このエピソードを聞いたマスオは「雨宿りついでにお手伝いしちゃうなんてサザエらしいや」と笑い。波平も「人助けになったんだからいいじゃないか」とサザエを称賛する。そうこう話しているうちに、突然玄関から「毎度〜!」との威勢のいい声が。なんと店主が磯野家のためにラーメンや餃子、チャーハンを「今日のお礼に」と出前しに来てくれたのだ。そのおいしさに、あれだけ雨をイヤがっていたカツオも「突然の雨も悪くないね」と笑顔がこぼれるのだった。

『夏だ、海だ、磯野家だ!(前編)』
海水浴場へ行く磯野家の面々。サザエ、いとうのおしざんと思って声を掛けたら、女性だった。砂浜で甲羅干しをするサザエとマスオ。ワカメやタラは、砂山作りに熱中する。そしてカツオは古式水泳法の一つである「抜き手」を波平から習い、それぞれが海を満喫する。途中、ビールを買いに行った波平が、30分過ぎても戻ってこない。迷子になったのかも…と心配したカツオは波平を探しに行く。波平、ジンロクさんがいたので、探しに行っていた。波平、釣をしている人を見かけたので、ずっと見ていると、ビールを冷やしている人だった。ジンロクさんはいなかった。今度はサザエがいない。カツオはサザエを探しているときに、ジンロクさんを見つけてしまう。

『夏だ、海だ、磯野家だ!(後編)』
「海はいいなァ〜」と海辺を散歩するサザエ。すると、漁網を修繕している漁師たちに出会う。サザエはそこで、修繕の手伝いを意気揚々と始める。機嫌よく大声で歌いながら修繕をしていると、タラとマスオが迎えに来る。なかなか帰ってこないサザエが迷子になったのかと思って、探しにやってきたのだ。ジンロクさん、海が見たくなって、予備校に行かずに海に。カツオ、ジンロクさんが泳ぎに行く。そんな時に、呼び出しがエキエだった。デレビで見ていたら、ジンロクさんが映っていた〜、心配できたようた。ウキエ、水着を持ってきていた。監視員のバイトをしていた、りょうすけさんが船で行くビーチに。そのお父さんがサザエが会った漁師だった。海辺で、バーベキューした。ジンロクさん、元気が出た。最後は、海辺のゴミ拾いする。ジンロクさん、海に来た理由は失恋。好きなアイドルが結婚するってニュースで予備校に行く原器がなくなったようだ。


7月10日
『真夜中のごちそう』
波平とマスオは酒を飲み、深夜に帰宅する。翌朝、昨夜の記憶がない波平たちだが、サザエが不機嫌なのを見て、何かやらかしたのだと察する。波平、逆立ちして、転んで障子を破ってしまった。そして家族から、深夜に騒ぎ、迷惑をかけられたと聞かされる。反省した2人は当面飲みに行かないようにするが、波平は会社で、後輩が仕事の失敗を落ち込むのを見て、つい飲みに誘ってしまう。フネは理解してくれた。フネの見たい芝居があり、サザエと一緒に行くことに。マスオ、アナゴのおごりの誘いを断る。波平・マスオ、家事で奮闘。煮物をこがしてしまう。サザエ・フネが遅い。波平達は心配する。サザエが激賞に忘れ物をして、取りに行ったようだ。それで、遅くなる。

『母さんが頼りです』
休日、波平がフネを探すが、家にいない。どうやら近所まで出かけたらしい。サザエが何か用かと聞くが、波平は「サザエじゃわからん」と言って去ってしまう。そんななか、それぞれの家族たちが出かける際にフネに「出かけてくる」と伝えてから家を出ることから、サザエは「みんな、どうして私に言わないのよ」と不満な様子。「姉さんじゃあてにならない」「(サザエは)ずっと家にいないでしょ」と指摘され、みんないつも家に常駐してくれているフネを頼りにしていることが顕在化する。そのためこの日、波平はフネの代役として、フネが帰宅するまで散歩に行くことを我慢することに。しかしサザエから「行かないんじゃなくて、“行けない”んじゃないの?」と図星をさされる。実は波平はいつもフネに散歩にでかける際の服装を選んでもらっていたのだ。そこで今回はサザエがフネの代わりに服を選び、波平は意気揚々と散歩へ。散歩の道すがら、帰宅中のフネにばったり遭遇すると、フネは目を丸くし「先週と同じ格好ですけど…」と指摘。ともに帰宅し、改めてフネに服を選んでもらう波平の様子に、サザエは「母さんに頼りっきりだから、何を着たのかも覚えてないのね」と苦笑いを浮かべるのだった。

『誰か、ボクを止めて』
髪型を派手に変えた婦人客が磯野家に来て、似合っているかと聞く。するとカツオは自分の膝をつねりながら「笑いを堪えているから大丈夫」と答えてしまう。夕飯時、カツオはいつも一言多いと、家族に非難される。ただでさえ怒られることの多いカツオは、小言の種を増やさないために、これ以上、余計なことを言わないようにする。


7月3日
『ボクのテンテン氷』
タラが裏のおじいさんの家から、ビニール袋に入った氷を貰って来る。それは天然で作られた綺麗な氷で、タラは大切に冷凍庫に保管する。タラはワカメやカツオが家に帰るたびに、冷凍庫から氷を取り出して自慢するが、食べさせない。裏のおじいさんから水割りに入れるとおいしいと聞いて、波平とマスオにあげようと、取っているのだ。早川さんが天然氷で作ったかき氷を1時間並んで食べたようだ。カツオも食べたくなる。結局は、タラの天然氷を食べられた。

『老婆心ですが…』
夕飯時、マスオがぼんやりしていて、家族が心配する。仕事の事を考えていただけとマスオは言うが、夕食をあまり食べておらず、フネは気になる。後でサザエが聞くと、マスオは「実は結婚式のスピーチを頼まれて、その緊張で食欲がなかっただけ」と告白する。本当の事を知らないフネは、翌日、マスオのために夏バテ解消のお弁当を作る。フネ心配性。カツオ、雨が降るからと傘を持たされるが、雨は降らなかった。傘が無駄に。でも、帰るときには、女性帽子を飛ばされて、カツオは傘で帽子をとってあげて、ごきげんに。

『七夕の願いごと』
七夕が近づき、子供たちは短冊に願い事を書く。それは「〇〇が欲しい」など、おねだりするものばかりだ。しかし波平が「昔から七夕は何か上達したい事を願うものだ」と教えると、さっそくワカメは「習字の上達」を願い事にする。しかしカツオは願い事を書かない。下手に「成績が上がるように」と書くと、勉強しないといけないからだ。カツオ、野球の試合が近づく。対戦相手は、ピッチヤーは、5試合連続無失点、4番バッターも凄い、チーム平均打率は5割。そういうチームと当たる。波兵いつもの野球をするようにと。他の仲間もそういう気持ちになっていた。チームが8対0で負けるが、カツオ達、自分たちの野球が出来たと喜ぶ。対戦チームは不思議がるが・・・ 。


6月26日
『猛犬注意の家』
タラがサザエと道を歩いていると、門に「猛犬注意」と書かれた家を見かける。サザエが「怖い犬がいるという意味よ」と説明すると、タラは「優しいワンちゃんかもしれないのに、かわいそうです」と言う。家でその話題になると、その猛犬注意の家の犬を、誰も見たことがないと分かる。タラはその家の犬の事が気になり始める。 大貫さんの家。タラ、調べて見る。奥さんがタラを家に上げ、主人がご飯を食べている。奥さん「近寄ったらダメ、かみつくから」と。ダラは怖がって走って帰って行く。近くには、本物の犬(ダックスフード)・大吉が小判を食べていた。タラ、家に帰ると、言いふらす。大貫さんの奥さん、散歩かえ帰ってくる。メス犬に大吉は可哀想と、カツオと早川さん。大吉は「猛犬注意」の札が大好き。大貫さんは剣道・柔道をやっていた。そんな所に。サザエが「猛犬注意」と「大吉の名前」の事で文句を言いに行く。「猛犬注意」は海外に留学中の娘さんが小学生の時に作ったよう。大吉は娘さんの事を思いだして時々、泣くみたい。大吉も、おみくじのことで、演技を担いでいる。昨日、娘から電話があり、はず陽に頼まれて、それで、取ってしまった。娘さんはとっくに外していた。 」br>
『豪快なヒト』
会社帰りに、マスオとノリスケはビヤホールに行く。たまにはケチケチしないでパーッと行こうと盛り上がるが、少しだけ残ったエダマメの皿を店員に下げられそうになると、ノリスケは慌てて止める。一方、家で一人晩酌していた波平は、マスオとノリスケがビアホールで飲んでいると聞き、自分も参加したかったと残念がる。マスオの職場の山田君が結婚する事に。同期が記念品を贈ることに。アナゴ、同期達に奢って飲みに行くことに。オナゴ、朝、懐が寂しいと言っていたのに。マスオも付き合うことに。アナゴはサザエに、マスオはアナゴの奥さんに電話して、飲みに行く。終電を逃したら、懐が寂しいから、走って駅に、アナゴ・マスオは帰る。

『波平、思惑ハズレ』
ある休日、カツオを誘って釣りに出掛けた波平。だが、電車がとても混んでいて「家でのんびりしてれば良かった…」と後悔する。さらにその夜、カツオが明日提出の宿題を終えていないことが判明、釣りに誘った波平にも責任があるとして眠たい目をこすりながら手伝わされる羽目になる。翌朝、寝不足のまま出勤し、「昨日は思惑がハズレっぱなしだったわい」とまっすぐ帰宅することを心に誓う波平。しかし出勤途中に乗るはずだったバスを逃した上、雨に降られるという、踏んだり蹴ったり状態。せめてスタミナのつくものを食べようと、昼食にとんかつ屋に入ろうとするが、タイミング悪く上司に声をかけられ蕎麦屋に連れていかれてしまう。その頃、サザエとフネは、おいしい夕飯で元気を出してもらおうと波平の好物を用意。しかしその夜、波平の残業が決定し「早く帰って夕飯が食べたかったのに…」と落ち込んでしまう。残業後、波平は駅で偶然再会したノリスケから「ごちそうしますよ」と誘いを受け、焼き鳥屋に入るが、すでに焼き鳥が売り切れ。泣く泣く帰宅することになるが、今日1日のことを思い返してみれば、家族たちから気遣いを受けたりノリスケが珍しくごちそうしてくれようとしたりと、思惑通りにいかなかったからこそ起きた良いことに気が付き、「今日は案外いい1日だったかもしれんなぁ…」としみじみ。後日、またも電車を乗り損ねた波平だったが、なんとそこで幼馴染のマー坊と再会。そのまま居酒屋でプチ同窓会が開かれ、もはや万々歳な波平なのだった。


6月19日
『ジャンケン母さん』
おやつの時、好きなケーキを選ぶため、子どもたちとサザエとフネでジャンケンをすることになった。しかしその時、フネは後出しをしてわざと負け、子どもたちに好きなケーキを選ばせる。ワカメはこうしたフネの優しさに気が付く一方で、カツオは「ワカメは考えすぎだよ」と信じない。ワカメは、何でも自分の事を後回しにするフネのことが心配になる。翌日、ワカメは波平に対し、「いつも最後なんてかわいそうだわ」とフネに一番風呂に入ってほしいと提案すると、波平は「よろしい。今度の休みに全員が一番風呂に入るというのはどうだ」と銭湯に行こうと誘う。するとフネは「みんなで行ってくるといいよ。私はお留守番をしてますよ」とやんわりと拒否。しかし、ワカメから「だめ。お母さんも行かないと」と念を押され、実際に次の休みには家族みんなで銭湯を訪れる。銭湯の帰りに訪れたかき氷屋で、子どもたちが各々好きな味を頼むなか、フネは「私はタラちゃんの残りでいいよ」とまたも控え目。そんなフネに、価格が高めな宇治金時を勧める波平。フネの性格を理解し、支え合う両親の姿を見たワカメは「お母さんには強い味方がいることが分かった」と嬉しく思うのだった。

『かわいい、早とちり』
公園にいるカップルに、写真を撮って欲しいと頼まれたワカメは、自分が撮られるのかと早とちりする。また、家でホールケーキを食べる時、席をトイレで外していたワカメは、自分の分がなくなると早とちりして、慌てて茶の間に駆けつける。そんなワカメを見て、カツオは「早とちりが多い」とからかうが、カツオも変わらないとサザエに言われる。人相の悪い人が言えに入っていったと、サザエが新婚の主婦に教えたら、旦那さんだった。主婦は怒ってサザエを無視。アナゴ、早とちりして間違えて買った馬券が大当たり。マスオに鰻丼を奢ろうとしたら、いつものざるそば。店員が早とちりしてしまった。好きなだけ、ブランコに乗りたいワカメ、公園では、いつもブランコの行列が出来ていた。カツオ、前に、野球のボールで窓ガラスを割ったのを早とちりされて、家のおじさん犯人にされそうになったけど、ワカメが空き地でキャッチボールしていのを見ていた。ワカメが状況を話し、カツオは犯人じゃなくなった。後でボールの持ち主は謝りにきた。そのおじさん、ブランコを持っており、ワカメに好きなだけ乗りなさいと。

『父の日のゆくえ』
ノリスケと飲んでいた波平は、ノリスケから「デパートの近くでカツオとワカメを見かけた」と聞かされる。細長い包みを持っていたので、父の日のプレゼントはネクタイだと断言される。ノリスケから父の日のプレゼントのネタバラシをされてしまった波平だが、今年も父の日のお祝いをしてもらえるのかと思うと、嬉しくなる。 そんな中、カツオ・ワカメの内緒話しを聞いてしまう。それでも、サザエとフネの話し「父の日は何もしなくて良い」と聞いてしまい、ノリスケの言葉を疑う。伊佐坂先生、一日規約、外食でお祝い。前の日に、釣で魚を大量に釣った知り合いと飲む。当日、波平、お昼まで二日酔いで寝てしまう。タラに起こされ、食卓に行くと、お祝いが。そして、カツオ・ワカメから、ネクタイがプレゼントされる。


6月12日br> 『二人うっかり』
休日にノリスケがケーキを持って磯野家を訪れる。実はサザエとマスオに頼みごとがあるらしい。ノリスケが担当する新人作家が、夫婦愛をテーマにした小説を書くので、サザエたちのデートの様子をこっそり取材させて欲しいというのだ。戸惑いながらも了承するサザエたちだが、デート当日、どこかで取材されていると思うと落ち着かない。マスオが行きたかった寄席行く。移動するバスで、寄席のスリッパを履いていることに気づく。サザエ達、隣の人に笑われる。。デパートで買い物。マスオ、バックと間違えて、おばさんのワンピースの服のチャックを開けてしまう。二人、行こうとしていたレストラン、お互いが予約していものと思っていたのに、予約していない。デパートから、波平達は後をつけていた。結局、皆で、ラーメン屋でラーメンを食べるのが夕飯。波平、コショウを掛けすぎてしまい、家族でクシャミ。店内にいる人、皆から笑われてしまう。ドタバタ一家のホームコメディになってしまった。

『ノリスケ育児奮闘記』
タイコが出かけるため、イクラと留守番することになったノリスケ。心配そうに家を出ていくタイコに対し、「ぼくはイクラの父親だぞ」と心配はいらないと伝えるノリスケだが、タイコを送りだした直後、イクラに添い寝するうちに自身も眠りこけてしまう。その後、目を覚ましたイクラは家中を走り回りながらタイコを捜索。気を紛らわせるために、ノリスケはお馬さんごっこで遊ぶが、イクラの気はおさまらず、ノリスケは「タラちゃんに会いたくないかい? タラちゃんちに行こう!」と磯野家に助けを求めに行く。しかし逆に、サザエからタラちゃんを連れて公園に行ってほしいとお願いされることとなり、2人の子守を任されることに。体力の限り、2人のアクティブな遊びに付き合うノリスケだが、ついに疲れが限界に。2人が砂遊びをしている間、ベンチに横たわり、いびきをかくほど熟睡してしまう。その後、偶然通りがかった波平に起こされ、めいっぱい砂遊びを楽しむことに。帰宅するころには、3人とも泥だらけになっており、「僕が一番楽しんじゃいまして…」と苦笑いを浮かべるのだった。

『お見合い大作戦』
近所の男性(山田さんの息子)がお見合い結婚したと聞き、磯野家ではお見合いの話で盛り上がる。数日後、サザエは近所の主婦に「お見合い相手を探している人がいる」と相談される。サザエがその家に伺うと、相談主が独り暮らしのおじいさんだったので、おじいさんのお見合い相手を探すのかと思いきや、飼い猫の相手を探して欲しいと言われる。花沢さんのところで、マンションを紹介した人が猫の相手を探している人がいた。その猫は血統書付きの猫だった。サザエ、相手探しにに苦戦。神社で神頼み。神社にいるときに、おじいちゃんがやってきて「うちから出たことがないのに、猫がいなくなった」と。おじいちゃんの猫、、牝猫と仲良くなっていた。おしいちゃんも、飼い主のおばあちゃんと話し相手がお互い欲しかったようだ。


6月5日
『顔に書いてある人』
タラはこっそりドーナツを食べたことを、サザエに気づかれる。「食べました、って顔に書いてあるわよ」とサザエに言われたタラオは、驚いて顔を洗う。顔に文字が書いてあると思い込み、消そうとしたのだ。しかしカツオに「姉さんに叱られた、って顔に書いてあるよ」と言われてしまい「まだ消えてないですか」と途方に暮れる。ノリスケは顔に出ない。ノリスケは態度に出る。やましいことがあると、イクラのお守りしたり、お風呂にしたり。早川さんに、タラをダシに早川さんの家に遊びに行くと、魂胆はすぐにバレる。平気でウソをつくより、好きだと言われる・

『パーティーに連れてって』
マスオは部長から、取引先のパーティーに夫婦同伴で出席してくれと頼まれる。マスオが引き受けたと聞いた穴子は「あのパーティーは、お堅くって気疲れするってうわさだぞ」と同情。一方のサザエは、マスオからパーティーに誘われ、飛び上がって喜ぶが。迎えたパーティー当日。お堅い挨拶周りも早々に、バイキングのごちそうを前にウキウキするサザエ。偶然、学生時代の同級生に再会し、ともにおすすめのメニューを教え合い楽しんで食事をすることになった。すると、その様子を見たマダムたちも、好きなように料理を取り、そのおいしさに大盛り宴もたけなわのなか、同級生が突然「そうだ、サザエ、アレやってよ」とネタを振り、マダムたちも「ぜひ拝見したいですわ」と同調すると、サザエは渋々ゴリラのモノマネを披露。「オッ オーッ オーッ… オウッ ガウガウ…」と威勢よくドラミングする様に、会場全体が大盛り上がりし、マダムたちも「すごいすごい」「まあなんてかわいい」と拍手して喜ぶ。こうしたサザエの暴走に、マスオは愕然とするが、お堅いお偉いさんから「すてきな奥様ですなぁ。いつもこのパーティーは堅苦しくなってしまうんですが、今日は奥様のおかげで楽しいものになりました」とサザエの明るさを絶賛するのだった。

『姉さんここにあり』
カツオは新築中の玄関前アプローチに、人と猫の足跡があるのに気づく。その横では何とサザエが、大工の棟りょうに叱られている。猫に魚を取られて追いかけて、まだ乾いていないコンクリートを、うっかり踏んでしまったらしい。カツオから話を聞いたマスオは「サザエらしい痕跡を残したんだねえ」と苦笑する。ワカメ、フネの皿を見て痕跡を残したという。家族で、魚を綺麗に食べられるのはフネだけ。脚を怪我している人の荷物を持つみことに。脚を怪我とた人は、見習いだった。棟りょうは、あの足跡を残して怒られた棟りょう。それで、見習いの代わりに大工の手伝うことに。ちやんと完成した。


5月29日
『名探偵ワカメ』
ワカメがとっておきのアイスを冷凍庫から取り出そうとする時、ちょうど友人から電話がかかってくる。長電話の後、冷凍庫を開くと、そこにアイスはなかった。タラは疑っていない。タラは、台の上に登っても冷凍庫まで届かない。真っ先にカツオを疑うと、カツオは「ワカメが電話してるのに、その前を通って部屋を抜け出すことなんか出来ないよ」と否定する。ワカメは探偵気分で推理を始める。サザエは胃薬のもうとしていたので、ワカメはサザエを疑う。実はクッキーを食べ好きだようだ。マスオが帰ってくると、マスオを疑う。バニラアイスを知っていから。昨日の夜中に氷を取ろうと冷凍庫を開けていたから。本屋に行った事を証明出来ますかと、ワカメの追求は続く。買ってきた間をみせろと言われ、いやいや見せる。買った本は「妻にバレないへそくり術」。おかげで、サザエにへそくりができるなら、おこづかいなしになってしまう。波平に物置閉じ込められてしまった。タマでもない。泥棒とまで疑う。実は、フネだった。配達に来たサブローさんが暑くて大変そうだったから、ワカメのバニラをあげて、フネはそのアイスを回に行っていたようだ。

『サザエ美容レッスン』
サザエと近所の主婦たちは、美容に詳しい老婦人に、肌のケアについて木戸越しに教わる。そして身を乗り出して聞いているうちに、老婦人の家の木戸を壊してしまう。サザエは、木戸の修理がてら、さらに美容に効果のある食事やストレッチの方法を教えてもらう。老婦人は歯にまで気を遣っており、固いおかきも食べられるという。美容体操する老婦人、身体が柔らかい。サザエは美容体操のレッスンで腰を傷めてしまった。サザエ、公園には10人以上ぐらいいた。その人達に教えていた。

『あまい隠し事』
スオは「残業続きで夜食を食べたりして、急な出費が増えたから」とサザエに小遣いの無心をする。サザエは「今回は特別ね」と承知するが、その時マスオの背広のポケットからバーのマッチを発見してしまい、「本当は飲み歩いてたんじゃないの! んもう、どうして隠すのよ。ちゃんと言えばいいじゃない」と激怒。小遣いを増やすことを拒否し、マスオはどうしたらサザエの機嫌が直るのかと頭を悩ませる。お金をかけずに、サザエに喜んでもらう方法…。休みの日、マスオはでかけてくると言い残し、一人で外出。サザエはマスオがフネからエプロンと三角巾を借りたことを聞き、「マスオさんったらまたなにか隠してるんだわ」とショックを受ける。そんなサザエに対し、カツオは「どこかの美人な奥さんの家で手料理を振舞ってるとか」と余計な一言を言い、サザエは「そんなことあるわけないでしょ!」と否定するも「探してくる」と不安げな表情を浮かべながら外に出る。実はマスオは近所の和菓子屋で開かれている無料体験レッスンを受講し、出来た和菓子をサザエにプレゼントする予定だった。生地で餡をつつむ途中、餡の量が多いことを先生から指摘されると「すみません、妻が大きな餡が好きなもんで」と苦笑い。その後2人は和解し、デートへ。笑顔で帰宅すると、家族たちも「心配して損した」「仲良く帰ってきてよかったな」と安心したようだった。


5月22日
『カツオの七輪』
ツオは裏の家に住むおじいちゃんから七輪で焼いた干物をごちそうになり、そのおいしさに「干物を見直しました。別の食べ物みたい」と感動。家族にも振舞うべく、おじいちゃんから七輪を借りることにする。早速サザエやマスオに焼き立ての干物を食べてもらうと、家族たちも称賛。また、波平はお店で夕飯を済ませてから帰宅したが、カツオや家族たちのお願いでカツオの焼いた干物を食し、「この干物は100点だ」と大絶賛する。その後、学校でも七輪が話題になり、カツオは今度土鍋ごはんに挑戦することを決意。すっかり七輪に魅せられてしまったカツオなのであった。そして後日、台所には前掛けと三角巾を被ったマスオの姿が。「今日は僕の料理だ。干物より豪華だぞ」と威勢よく言うと、溶き卵のような黄色い液体を熱したフライパンに流し込む。見守るカツオとワカメは小声で「悪いけど期待できないね」「私もそう思う」とひそひそ話しているなか、なんとマスオがフライパンを持って中身をひっくり返すと同時に、自身も“バク宙”! 見事中身を落とすことなくフライパンで受け止めると、子どもたちからは歓声があがり、タラちゃんは「すごいですパパ〜!」と大喜びの様子だった。

『楽〜に生きまショ!!』
カツオは宿題をやりかけのまま、家族と一緒にテレビをみようとすると、皆から「早く終わらせなさい」と注意される。「ボクだって宿題もしない気楽な生き方をしたい」と愚痴ると「宿題を終わらせたら、明日から休みの2日間は、気楽な生き方をしていい」と波平に言われる。カツオはそれを聞き、張り切って宿題を終わらせる。楽に生きるのも、楽じゃないとカツオは気づく。 『謎のほほえみ美人』
マスオは、ワカメとタラと一緒に散歩中、前から歩いてきた若い女性に、笑顔で会釈をされる。マスオも思わず会釈を返すが、誰なのか思い出せない。帰宅し、家族にその事を話しながらも、全く思い出せない。波平に「それだけ考えても思い当たらないなら、ただの人違いだよ」と言われる。波平も通りすがりのおじさんを知らなかった。マスオの知らない人は、バスの運転手だった。優しい運転をしていたので、お礼を言っていたから、覚えられていた。波平の知らない人は、その女性運転手の父親だった。しかも親子だった。しかも、波平は「安全運転をありがとう」と男の運転手に言っていた。娘は私も言われたいと思って、運転手になりたいと思ったようだ。娘さんも明日から違う路線の運転になったようだ。




5月15日
『三人の母親たち』
カツオは、お遣い物を持ち、1人で波平の知人宅へ行く事になる。心配したフネは、カツオがバスに乗るまで再三注意を促す。バス停でそれを見ていた男性は、カツオに「うちの母親も心配性だよ。尾行されたこともある」と言う。カツオは下車した後、マスクとサングラスを付けた中年女性に尾行されているのに気が付く。中年女性を追いかけるが、追いつけなかった。メロンを持って行く。中年女性を付ける事に。中年女性は、五十嵐さんのお客さんだった。中年女性はメロンを買っていた。中年女性は、五十嵐さんの奥さんだった。カツオに食べて欲しいからとメロンを買ったようだ。

『説得力のある話術』
カツオが空き地で遊んでいると、買い物帰りのサザエが通りかかる。荷物を持って帰るのを手伝ってほしいと頼まれると予想したカツオは「僕いやだよ、持ってくの」と断るが、サザエは「誰も頼んでいないわ。カツオが元気に遊んでいるのを見て、私も元気でいないとダメねって見てたのよ」と主張。続けて、「私が元気でいられるのはみんなが協力してくれてるおかげだと思うわ」と感謝をしてカツオの罪悪感を刺激すると、カツオはサザエの説得力ある話術にハマり、大荷物を持って帰宅することになる。その後、サザエは伊佐坂先生の原稿を受け取りに来たノリスケと偶然会い、「ノリスケさんの仕事ぶりを一度拝見したいのよ」と喫茶店に誘う。席につくと、ノリスケがインタビュアー役としてさまざまなことをサザエに質問。その聞き上手っぷりに、サザエは「さすがプロ。堂に入ってるじゃないの」と感心し、「取材された側が払ったんじゃおかしいですもんね」とノリスケにごちそうまでしてもらった。あのケチなノリスケがと驚くカツオは「すごいじゃないか!」と称賛し、フネも「本当にノリスケさんが奢りますよって言ったのかい?」と信じられない様子。サザエの話術に対し、タラちゃんまでもが「すごいです!」と笑うのだった。

『うちのモノマネ名人』
磯野家近所の老人が飼っている九官鳥が、突然いなくなったらしい。サザエは庭で、その九官鳥を見つける。それが縁で、老人の留守中、磯野家で九官鳥を預かることになる。芸達者な九官鳥は、飼い主の老人の声やクシャミのまねをする。面白いと喜ぶサザエたちであったが、突然、九官鳥は、波平の声まねをし始める。 将棋の波平の「待った」もマネしていた。かおりちゃん、早川さん、花沢さんも九官鳥を見に来る。「福田サザエはおっちょこちょい」とか、モノマネして、カツオは恥を掻いた。もともと、カツオが覚えさせていた。九官鳥の前で、ウカツな事が言えない。波平・マスオ、外に飲みに行き、ベロンベロンで帰ってくる。九官鳥、「よーし飲み直すぞ!」 「良いですね、お父さん」と、 あの晩の騒ぎを覚えたようだ。老人は、大家族と一緒に住んでいるようで、喜んでいる。今度は一人暮らしのおばさんが磯野家に、オウムに言葉を覚えさせようと、お客さんが来たのがオチ


5月8日
『タラちゃん本の虫』
道で出会ったリカが図書館に行くと聞き、タラはついて行きたがるが、タラは字が読めないからダメだと言われる。家に帰ってからも、タラは図書館に行きたいと駄々をこねるが、本が読めないし、図書館は喋ってはいけないので、難しいと家族に言われる。するとタラは、家で無言を貫き、連れて行ってもらえるようにアピールする。タラ、図書館に行くために、食事中に黙っている。タラは本の虫になる。あさひが丘図書館に。サザエ、タラと。中島とお兄さんが図書館に行くと美人と会ったけど、中々、会えない。実は、会っていた。メカネを掛けていた。司書のワカスギさん、メガネを取ると美人。別の図書館に異動することになった。

『望みを叶えたい母の日』
カツオが学校へ行くと、同級生たちが母の日のプレゼントの話で盛り上がっていた。「せっかくだからお母さんが1番欲しいものをあげたい」というカオリちゃんの意見に納得したカツオは、今年は母・フネが1番欲しいものをプレゼントしようと決心。いつもより注意深くフネの様子を観察しいてみるが、なかなか良い案が思いつかない。するとマスオから、アンケート形式で回答を得てみてはどうかとの提案が。早速、「今一番してほしいことはなんですか」との質問を書いた紙をフネ渡す。しかしフネの回答は「家族が幸せに過ごせること」という抽象的なもの。困ったカツオらは「もっとじっくり考えて」と書き直しを求めると、さすがにフネも察したのか「みんなでおいしいものが食べたい」と記入。これを受けて、カツオらは手作りの夕飯を作ることにする。母の日当日。波平がフネを外に連れ出すと、ほかのみんなで準備を開始。不慣れな手つきながらもハンバーグを作り、帰宅したフネに「お母さん、いつもありがとう」と感謝の気持ちを込めたカーネーションを渡す。気になる味は、「うん! とっても美味しい」「こんなに美味しいハンバーグが食べられてとっても嬉しいよ」と笑顔。本人にバレバレな母の日であったものの、結果的にフネの最初のアンケート回答である“家族が幸せに過ごす1日”になったのだった。

『止まらない磯野家』
買い物帰りのサザエが立ち話に夢中になり、そのせいで夕飯が遅くなる。「姉さんはつい止まらなくなることが多すぎる」とカツオが文句を言い、波平にも注意される。翌日、サザエはタイコとのお喋りで「つい止まらなくなることって多いわよね」と盛り上がる。その時食べていた甘栗も止まらなくなり、一袋食べ切ってしまう。


4月24日
『鏡のなかのタマ』
ある日、カツオはタマを見ながら「タマは一度も鏡を見たことがないから、自分の顔を知らないと思う」「自分が猫だって知らないかも」という考えに至り、先日の雨で庭にできた水たまりに連れて行く。しかしながら、タマは水たまりを怖がって逃亡してしまう。後日、カツオはクラスメイトにも“水たまり鏡”を紹介しようと、花沢さんを誘う。だが、花沢さんからは「鏡には不自由してないわ」と断られた上、「それより磯野くん。今日鏡見た?」との質問が。カツオが「今週はまだ…」と苦笑いを浮かべながら答えると、すかさず「今週って、今日はもう金曜日よ」とツッコミが入る。放課後、この話を聞いたフネは、「うちで一番鏡を見ないのはカツオだね」と笑い。そこに訪ねてきた花沢さんは、カツオに母のお古のコンパクトミラーをプレゼントしつつ、「家を出る前に顔を映して、チェックしたほうがいいわよ」とアドバイスをするのだった。

『休みの醍醐味(だいごみ)』
休みの朝、目覚めたマスオが隣を見ると、サザエの布団が片付けられていた。子供部屋にカツオとワカメもいなく、起きているはずなのに家が静かだ。実は老夫婦の部屋で、カツオとワカメは波平の布団で一緒に寝ていた。そして客間ではフネとサザエが寝ていた。一旦起きたサザエたちだが、休日だから皆で好きなだけ寝ることにしたらしい。マスオ、また寝ようとしたら、伊佐坂先生から電話が。静かだったので、何かあったのかと心配したようだ。サザエ、マスオに、裏のおじいちゃんも心配しているから、説明すると。裏のおじいちゃん、まだ寝ていてくださいと。炊き込みご飯をするので、お握りにして、届けると言う。サザエ、一緒に食べよう。伊佐坂先生とかも含めて、皆で、食べることに。

『マスオは園芸家』
サザエは「じゃんけんで負けたほうが庭の草むしりをしましょう」とマスオに提案し、まんまと負けたマスオは草むしりをする。サザエはマスオがじゃんけんに弱い事を知っているのだ。いつもマスオは最初にパーを出すようだ。波平や子供たちは草むしりしているマスオを褒めるが、手伝わずに出かけてしまう。しかしフネだけは、ビールを用意して労ってくれて、マスオは感激する。マスオ、庭に花壇を作ろうとして、花の種を買いに行く。その途中で、カツオ達が、野球のボールが飛んでボールが他の家に。取りに行こうとしたら、花壇作りが終わるまで待ってて欲しいという、おじさん。マスオが取りに行くと、やっと、花壇造りが終わって、カツオ達を呼んで、花の種を植えさせる。自分で植えた花なら、ボールは飛ばせさせないだろうと。マスオも、皆で植えれば、大事に育てると思い、皆で作ろうとする。。


4月17日
『金運駅が呼んでいる』
お小遣い稼ぎに一生懸命なカツオは、ある日友人の中島くんから「おじいちゃんの荷物を持ってあげたらお駄賃が貰えた」という話を聞き、あることをひらめく。それは、駅から帰ってくる知り合いの荷物を代わりに家まで運んであげるというもの。後日、カツオが駅へ向かうと、駅前のカフェに繋がれているハチの姿を発見。店内で急遽編集者と打ち合わせしていた伊佐坂先生は、カツオに「すまないが、ハチを連れて帰ってくれないか?」とお願いし、カツオは二つ返事で快諾する。すると、その道すがら偶然中島くんと会い、そのまま遊ぶことに。気が付くと、ハチの姿はなく、繋いでおいたロープだけが残されている…。慌ててみんなで探すが、ついに夜になっても帰って来ず、家族から責められるカツオ。翌朝の食事も喉を通らず、ふさぎ込むなか、堀川くんが突然「犬小屋ってどこで売ってますか?」と訪ねてくる。なんとハチは堀川くんが保護しており、「すみれ」と名前をつけて可愛がっていたよう。事なきを得て、カツオは安堵する一方、堀川くんは出会ったばかりのすみれとのお別れに涙。ハチという本当の名前を知った上で、「すみれ」と呼び続け、ハチから怪訝な表情を浮かべられてしまうのだった。

『お母さんの交換日記』
ワカメはスズコと交換日記を始める。何か書くことはないかと、庭に出てキョロキョロしていると、立ち話をしているフネとお軽に遭遇する。お軽はワカメの交換日記を見て「懐かしいわね」とフネに言う。2人も学生時代に交換日記をしていたらしい。するとお軽はフネに、久しぶりにまた交換日記をしないかと提案する。フネはトカゲのシッポに驚いたことを書いたから、オカルさんがイチゴ大福の事が書かれていたので、フネは買ってくることに。フネの交換日記をカツオ・ワカメ読んでしまい、お手伝いをするように。波平、お軽さんが「お酒の飲み過ぎには注意してください」と言われたことに納得。伊までは、交換日記はオススメのレピシ交換になった。

『マスオの隠れた才能』
マスオの高校時代の同級生が、若き経営者として新聞に紹介されていた。昔は地味で目立たなかったが経営の才能があったようだ。その話をマスオが電車ですると、同乗していたノリスケが、マスオにも隠れた才能があると言う。その才能は何なのかマスオは聞くが、ノリスケは乗り換え駅に着いたからと、慌てて降りて行ってしまう。アナゴに聞くと、オナゴの奥さんの怒りを静める才能と言う。サザエ、何でも美味しいと食べてくれていると。絵も歌も上手くない。ノリスケはいない。伊佐坂先生に聞くと、小説のネタよりも難しいと。ノリスケ、仙台から帰ってくる。ノリスケ、人を不愉快にさせない才能があると言いたかったようだ。磯野家、それは隠れた才能ではないと。


4月10日
『あこがれの外食』
カツオは、早川が家族と出掛けるところに出会う。これからみんなで外食するのだと聞き、うらやましくなる。「ウチもたまには外食しようよ」と家族に提案するが、サザエたちに「家の食事に不満でもあるの?」と言い返される。しかし翌日、サザエがタイコと新しく出来たカフェで外食すると聞いたカツオは「姉さんだけ不公平だ」と不満を募らす。ワカメ、スズコちゃん、ママゴトをフランス料理でやると、公園の人はビックリ。

『姉さんはプロ監視員』
サザエが庭で洗濯ものを干していると、1匹の野良猫が登場。その姿に、サザエは「あっ!」と声をあげる。というのも実は以前、庭に出て七輪で魚を焼いていた際、その猫が魚を横取りして走り去ってしまったからだ。猫を追いかけている途中、野球帰りのカツオに遭遇したサザエは、カツオからボールを借りると、猫の方向に投球。驚いた猫は魚を置いて逃げて行き、一件落着となった。しかしながら、猫にボールが当たらなかったことについて、カツオは「コントロール悪いなぁ」と呆れる。一方でサザエは「わざと外したのよ。ドラ猫でもケガさせたらかわいそうでしょ?」と気遣いの気持ちを明かす。 そうして思い出しているうち、庭にいたドラ猫は隣家の伊佐坂先生宅へ侵入したようで、「猫がお魚を〜!」との叫び声が。堂々と魚をくわえて出てきたドラ猫だが、サザエと目が合うと、瞬時に怖気づき、魚を放置して逃亡。以降ご近所では、魚盗難防止のためにサザエの似顔絵が配布されるのだった。

『春を探して』
サザエが、廊下でカツオの置きっぱなしの帽子を拾うと、中からカエルが飛び出してきた。いたずらだと思ったサザエはカツオを叱るが「スケッチのモデルを逃がした」と逆に怒られる。『春』を見つけて描く、宿題が出ているのだと言う。庭の花や虫を描いたらと家族が提案すると、カツオは「どうせならスケールの大きなものがいい」と言う。カツオの春の絵を描くために、河原に行くことに。弁当を持って、波平・マスオはビールを。カツオはカップルの絵を描こうとしたら、フネはイケませんと。


4月3日
『タラちゃんのほんの気持ち』
タラは、磯野家に来たお客さんに、お茶を出すお手伝いをする。喜んだお客さんから「これはお礼だよ」とポチ袋を貰う。サザエから袋に『ほんの気持ち』と書かれていると教わるタラ。「ほんの気持ちで〜す」と言いながら、お金が入ったままのポチ袋をワカメに渡してしまう。いつも遊んでもらっているお礼だと言うのだ。花沢さんもお客さんから、ほんの気持ちをもらった。それをお母さんにあげたけど、花沢さんは、カツオに。中身は5円だった。そんな時、波平がポチ袋を必要だったので、カツオは100円で売ってしまう。でも、そのポチ袋、花沢さんが相合い傘を書いてしまっていた。波平は会社に行っているので、カツオはバイクで走るサブちゃんに、サザエに波平の会社に電話するようにと伝言する。波平、相合い傘に気づき、事なきを得る。カツオ、タラにほんの気持ちを渡す。中身は、カツオとタラの相合い傘を書いた紙だった。

『クイズ三昧の日々』
ある日、カツオは本屋でクロスワードの本を見つける。最近、友人の中島が初級編を解いており、カツオはあえて上級編を購入。クラスメイトから褒められるのを期待して、早速解いていく。しかし、案の定難しい問題ばかりで1ページ目であえなく挫折。波平は呆れ笑いをしつつ、今度は自分が解いてみようと奮闘するうちにどんどんハマっていく。その後、通勤の電車内でも入浴中にも問題とにらめっこする波平。その熱中っぷりは、家族も心配するほどだ。ある休みの日、公園で例のごとくクロスワードを解く波平の元に、ノリスケが通りかかる。本を見たノリスケは、「あっ! その本、僕もやりましたよ。難しいですよね」と声をかけ、波平は「そうなんだ。これがなかなか」と笑い。するとノリスケは続けて、「伊佐坂先生の原稿を待ってる間になんとか終わらせましたよ。3時間くらいかかったかな」とものの3時間で解き終わってしまったことを告白。何日もかけてまだ終わっていない波平はショックを受け、それを聞いたサザエは「ノリスケさんはあれでいて仕事柄結構物知りなんだから」とフォローするのだった。

『悩む門には福来る』
サザエはカツオに「姉さんは悩みが無くて、幸せそうでいいねえ」と嫌味を言われる。サザエは「私だって悩みの一つや二つくらいあるわよ」と考えてはみるものの、何も思い浮かばない。翌日サザエは、浮かない顔の町内会長と出会う。深いため息をつく町内会長に「何かお悩みでも?」と声を掛ける。次の町内会長を探しているけど、いないようだ。サザエが立候補しようとする。でも、どんな事をすれば良いのか、分からないというと、家族全員、ええ〜〜っと。町内会長が探していたのは、交通安全のボランティアを探していたようだ。


3月27日
『わが家の人間国宝』
「清元」を熱心に練習する波平。清元の世界には、人間国宝に選ばれる人が多数いると聞いたカツオは「3人の子どもを立派に育てている、お父さんこそ人間国宝じゃないか」と言い出す。しかしワカメは「わが家の人間国宝はお母さんよ」と言い、サザエは「人間国宝とは違うけど、タラちゃんが私の宝」と言う。サザエは、タラちゃんが人間国宝だと。ジンロクさん、ボーレング大会でトロフィーをもらったので、カツオに。それを波平に渡す。マスオとカツオがお金を出し合って。バレてしまう。トロフィーはジンロクさんに返すことに。そして、伊佐坂先生に、息抜きのためだったと話すと。人間国宝は、カツオだと。いずれ、磯野家を背負っていくからと。

『ボクは一人前』
カメは、ある客人への対応についてフネやサザエから「一人前だね」と褒められる。「一人前」という単語が「大人になった」という意味を持つことを初めて知ったタラちゃんは、強く憧れを持つように…。後日、早速自分なりに大人のマネをするが空回り。サザエから「タラちゃんはまだ子どもだから、一人前じゃなくてもいいのよ」と慰められ、タラちゃんは自身が出来る範囲のことに挑戦しようとはりきる。  翌朝、早く起床したタラちゃんは、「みんなを起こしてくるです!」とやる気満々。寝不足になったマスオは、お昼休憩中に大あくびをし、同僚のアナゴさんに「すっかり一人前に凝っちゃってね…」と愚痴を吐く。そんなマスオさんの様子に、穴子さんは「フグ田くん。たまにはうなぎを食べて元気をつけないか?」と提案。店前のおしながきを見ると、「うな重 並み 3000円」と書いてあり、マスオさんは「ん? 無理だ!」と仰天。「僕の予算じゃ半分も出せないよ」とし、穴子さんも「右に同じく…」と同意。「僕たちはまだまだ半人前だなぁ…」と2人してショックを受けるのだった。

『予期せぬご厚意』
波平は、飲んで遅く帰宅すると「父さんにお刺身を用意してたのに無駄になった」とサザエに言われる。翌日、サザエが波平に弁当を作るが、偶然会食の予定が入っており、それも無駄にしてしまう。さらに、せっかくワカメが磨いてくれた靴にも気づかず、別の靴で出掛けてしまう。波平は「皆の厚意を無下にしてしまった」と反省する。波平が釣に行く予定が相手に急用が出来て、ガックリ。ワカメが元気づけようと、クッキーを作ったが、波平は帰ってこない。波平の着物を子供が汚して、染みを取ろうと、した男の人が待っている間に、お酒を勧めたので、波平酔っ払って帰ってきた。、


3月20日
『磯野家の遠野物語〜妖怪とグルメの東北旅〜』
1969年に放送を開始し、2019年にはアニメ50周年を迎えた国民的アニメ『サザエさん』の年に一度の1時間スペシャル。『遠野物語』(柳田国男・著)で有名な岩手県遠野市を訪れる。サザエさん一家が岩手の三大麺の盛岡冷麺、わんこそば、じゃじゃ麺などの地元グルメや、地酒を堪能する他、地域の人たちとの触れ合いを描いている。そんな地域の魅力あるキャラクターたちの役で豪華ゲスト声優陣が参加。サザエさんたちが宿泊する旅館の女の子・ぼっこちゃん役を『約束のネバーランド』エマ役や『アイカツ!』星宮いちご役など人気作品のキャラクターを多く演じている諸星。女将さん役を岩手県出身で『犬夜叉』の珊瑚役、『機動戦士ガンダムSEED』のナタル・バジシール役などに出演している桑島。祖母さん役を同じく岩手県出身で人気作品の主要キャストを数多く務める一城。旅館の主人役を『呪術廻戦』夏油傑役、『鬼滅の刃』冨岡義勇役など数々の話題作に出演している櫻井が演じる。
カツオたちは「春休みに旅行に連れてって」とせがむが、波平は渋る。そんな時、三郎が「岩手・遠野の地ビール」クラフトビールを持ってくる。ビールの美味しさに喜ぶ波平らに、カツオは「現地で、地元の料理を食べながら飲んだ方が、もっと美味しいんじゃない?」と提案する。波平は家族に「思い切って遠野旅行に出かけるか!」と言い出す。サザエが一番、喜んでいた。盛岡駅に着いた。サザエ、わんこそば、じゃじゃ麺、盛岡冷麺の3大麺を食べたいから、感じのサザエは盛岡に来た。サザエばタクシーの運転手に相談したら、二人の運転手が口論に。通りすがりの人が盛岡冷麺といったので、盛岡冷麺に。通りすがりの人は、店の店員だった。サービスで大盛りに。まだ、サザエは食べたかったけど、遠野に。遠野に行けば、妖怪に会えるかもと言うと、ワカメは怖がる。昔はワカメは妖怪に会いたがっていた。遠野荘という旅館に。トイレに行ったら、部屋が分からなくなる。ここだと思うところを開けると、少女が正座していた。座敷荒らしだった。冗談だった。牛の乳絞れ体験をする、カツオ。釣をする波平・マスオ、魚が釣れる。露天風呂に入るワカメとぼっこちゃん。本当は朋子というけど、座敷ぼっこと呼ばれるようになった。ぼっこちゃんのおばあちゃん、遠野物語の語り部らしい。マスオ達、大量の魚を持って帰ってくる。店主、どぶろくを持ってくる。マスオ・波平は喜ぶ。鍋は、遠野の名物ひっつみを食べる。翌日、ぼっこちゃんに連れられていくワカメ。ぼっこちゃんいなくなる。カッパが出で来る。夢だった。カツオをカッパと見間違える。怖がるカツオ、ワカメにトイレに付き合ってもらう。波平・マスオ、朝からビール、バケツジンギスカンを食べている。ししとうみたいな野菜は、アドロンがビールと合う。カツオ達は、カッパを探しに。守り人(まぶりっと)のカッパおじさんが見ている中、カツオ達子供達は、川にキュウリを付けて、カッパわ釣ろうとする。遠野ふるさと村に行く。サザエ、フネ、子供達。乗込長屋で、ぼっこちゃんから、オシラサマの話しを聞く。お昼は、わんこそばを食べる。サトコおばさんは、わんこそば大会でチャンピオン。サザエ100杯食べても負けた。波平・マスオはワインワイナリーでワインを飲む。ぼっこちゃん、遠野が見えるところを案内する。ぼっこちゃんは、おばあちゃん見たいな語り部になりたいと。

『ワカメのスタイリスト』
ワカメは登校時に着ていく服を、サザエとフネに選んでもらうが、気に入らなくて文句ばかり言う。そのために「今度から自分で選んで」とサザエに言われてしまう。困惑するワカメを見かねたカツオは、ファッションに詳しいかおりに相談する。かおりはワカメに、小3の時に着ていた服を数点貸す。かおりちゃんには似合うけど、ワカメには・・・ 早川さんを紹介する。通学服、ワカメ自身で選ぶけど、フネかサザエが選ぶ。早川さん、ワカメの事をよーく見ているから似合っていると。花沢さん、私に相談しなかったのを怒りにやってくる。不動産屋の娘ではなかったら、スタイリストになっていると。サザエもスタイリストになりたいと言っていた。

『商売人の知恵』
ある日、サブちゃんは重い荷物を持って困っている年配女性を発見。代わりに自宅まで届けてあげると、女性は感謝の気持ちから三河屋のお得意さんになる。それを聞いたサザエは、「親切が結果に繋がったのよ」とサブちゃんの行いを称賛。波平やマスオも「サービス精神が旺盛」「商売人の適正を持っている」と口々に褒める。翌日、いつものようにサブちゃんに注文するサザエだが、サブちゃんから「ほかになにか必要なもの買ってきましょうか」と尋ねられ、驚く。聞くところによると、サザエ宅の裏に住む老夫妻からすでに買い物を頼まれており、その「ついでですから」という。どうやら昨日の女性を見て「お年寄りの方は買い物するの大変だな」と感じたようで、「俺がちょっとでも力になれればいいかな」と困っている人の助けになりたいと明かす。こうした代行サービスに、ワカメは「サービスのしすぎなんじゃない?」と心配する一方で、「タダで買い物してくれたんじゃ悪い思うもんね」と無料の代行サービスを受けた人が三河屋で注文し、結果的に売り上げがあがる仕組みに納得。また、三河屋の旦那も大喜びのようで、当のサブちゃんは「売上を伸ばすつもりで始めたわけじゃなんいですけどね」と苦笑いするのだった。

『ボクの子孫へ』
カツオは友人から、桐の箱に入ったご先祖様の刀を見せてもらう。ご先祖様は侍だったらしく、「かっこいいなあ」とカツオは羨む。波平に、自分の家のご先祖様の話を尋ねると「ぼたもちを38個食べて、殿様から褒美をもらった」と聞かされる。「そんなのカッコ悪いよ…」とカツオはがっかりする。カツオ、子孫に残そうと、家族写真を撮ろうとする。カツオ、気合い入り過ぎていた。波平、目を閉じていた。


3月13日
『波平、迷い道』
波平は、知人が中学生の息子から「英明くん」と名前で呼ばれているのを知り「親の威厳もあったもんじゃない」と憤慨する。「わしはああはならん」と固く決意した波平は、食事中おしゃべりしているカツオたちに「静かにせんか!」と威厳たっぷりに注意する。マンガを読んでいるカツオ、サザエにも厳しい。オカジマさん、一ヶ月口を聞いてくれないと悩んでいる。それを見た波平、カツオ・ワカメに優しく口を聞く。波平、食事は楽しくと言うように。波平、カツオのマンガを読む。波平、頼りになる父親像をを見せようとする。重い荷物を押し入れに上げて、腰を痛めてしまう。波平、料理を作ることに。ところが、手を怪我してしまう。かなり、迷っている。波平、父親像に悩む。酔っ払って、ワカメと踊ってしまう。それがいつもの父親だと。

『タラちゃんを探せ』
イクラは、朝目覚めてすぐに、家中タラを探し回る。「タラちゃんの夢をみたのね」と察したタイコは「ウチを探したっていないわよ」とイクラをたしなめる。が、聞き入れずに探し続けるので、タイコはイクラを磯野家に連れて行く。しかし、タラはおらず、サザエと一緒に公園に行ったと聞かされる。タイコ、イクラは公園に。イクラは、リカちゃんとリカちゆんの家に。そして、お母さん、急な買い物で三人でお出かけ。イクラ、タラと会いたい。カツオ、タラとイクラ探しに。カツオ、タラをおんぶして探す。結局、会えて、二人とも遊び疲れてしまう。、

『尻に敷かれる人生』
サザエがマスオに大量の荷物を持たせている光景や、深夜に酔っ払って帰宅した波平がフネに平身低頭で謝罪する姿を見てしまったカツオ。そんな情けない2人を見て、「なんでもっと自分の思うことをハッキリ言わないんだろう」と疑問に思い、「ボクは絶対、尻に敷かれる人生なんてまっぴらだよ」と将来の心配をする。 明くる日、波平とマスオと家の留守番をすることになったカツオ。好きなだけ漫画を読み、お菓子を食べて自由に過ごすが、一方の波平は庭の草むしりを、マスオは「家にいるときくらいはやらないとね」とお風呂掃除に精を出している。カツオは「2人ともどうかしているよ」「きっと尻に敷かれすぎて自分の時間を忘れちゃってるんだ」と苛立ってしまい、昼食は豪勢にいこうとウナギの出前をとろうと提案。しかし、波平からフネが用意したスパゲッティがあるからと諫められてしまい、とうとう怒りが爆発する。カツオの言い分を聞いたマスオは「尻に敷かれているつもりはなかったんだけどねぇ」と苦笑いを浮かべるが、波平は「(夫婦で)お互い尊重し合っているから大丈夫だ」と笑い。「大人になればわかるよ」と流され、いまだ理解していないカツオ。しかしその夜、サザエとフネから夕食にすき焼きを用意されると、機嫌を一転。「お父さんたちの気持ちがよーくわかるよ」と、どこまでも単純なカツオなのであった。


3月6日
『カツオのスカート』
ある日、ご近所に住む母親から子ども用のスカートの仕立てを請け負ったサザエ。子どもは姉妹のようで、サザエは同じ柄の布地からサイズ違いのスカートを作る。その出来を確認するため、背格好が近いカツオに試着してもらうが、そのタイミングでカツオの友人の中島くんが遊びにやって来てしまう。そこでカツオは、中島くんを驚かせるべく、スカートをはいたままで迎えることに。しかし、中島くんの隣には花沢さんが。さらにその奥にはカオリちゃんと早川さんの姿が見え、カツオはカオリちゃんと早川さんにも見られてしまったのではないかと気になってしかたがない。翌日、学校で早川さんに話しかけるも、よそよそしい態度を取られてしまい、「あ〜… おしまいだぁ」と落ち込むカツオ。スカート姿を見られたか見られていないか、本人に直接聞く以外確認しようがないと家族からアドバイスされるが、そんなことはできないと頭を悩ませる。数日後、カオリちゃんと早川さんが磯野家を訪ねてくる。どうやら、サザエが招待したようで、2人はサザエの仕立てたスカートを試着。すると、早川さんのスカート姿の感想を求められたカツオが「ぼくより似合ってる」と口を滑らせてしまう。失態を犯して大慌てするカツオに対し、早川さんは「(カツオも)似合ってたわ。スカートをはいたって別にいいのよ」と、カツオのスカート姿を見てしまったことを明かしつつフォロー。さらには「今度はみんなでおそろいのスカートをはきましょうよ!」と愉快そうに言い出し、これにサザエも「私が作ってあげましょう」とノリノリで答えるのだった。

『テレビとおつき合い』
夕方6時のテレビ番組見たさに、カツオとワカメは「6時より断水」と偽の貼り紙を作り、サザエたちに早く夕飯を作らせる。そのことがバレて波平に「テレビに振り回されるんじゃない」と叱られる。しかし当の波平も、テレビの教育番組に影響されて、カツオに小言を言ったりと、テレビに振り回されている。

『読心術のススメ』
会社の昼休み、マスオは本屋で読心術の本を買い、熱心に読み始める。帰りの電車では読心術で乗客の心理を推理するのに熱中し、乗り過ごしてしまう。家でも家族を観察して、その心理を読もうとする。そんなマスオの様子がおかしいことに家族が気づき、マスオを問い詰める。「観察されていたのは自分の方だった!」とマスオは驚く。取引会社の担当者がつかみ所の無い人で、読心術で契約を取ろうとした。商談は成功。マスオの人柄が気に入ったようだ。


2月27日
『階段の王子さま』
ある日カツオは、歩道橋の階段で大きな荷物を運ぶおばあさんと出会い、手助けをする。後日、そのおばあさんは新聞社に「階段王子」と称して投稿した上、カツオの通う学校に連絡を入れたため、カツオは諸先生方から褒められる。また、おばあさんは「6、7年前に“階段王子”と呼ばれた青年がいましてね…」とし、いつも階段の下にいて、階段を上るのに苦労する老人やベビーカー連れの母親を手助けしていた青年の存在が明らかに。2代目階段王子であるカツオは、初代のことが気になってしまう。フネによると、初代はなかなか有名だったよう。「背が高くて、運動の選手みたいだった」との情報がもたらされた上、カツオの同級生である花沢さんや早川さんも世話になったことがあることが発覚。花沢さんに至っては、泥酔した花沢さんの父を自宅までおんぶして送ってくれたとのこと。初代の優しさはもちろん、その筋にも驚くばかりだ。その後、サザエも学生時代に初代の世話になったことを告白。歩道橋近くで足をねんざした際、自宅まで送り届けてもらったことがあると話す。そんなサザエとカツオがある施設を訪れると、そこにはエスカレーターの点検をしている初代の姿が。初代もサザエのことを覚えていたようで、喜びの再会となる。この様子にカツオは、「階段王子は、エスカレーターの王様になってたね」とうまいことを言ってしめるのだった。

『文系ワカメ』
ワカメは夜、タラに添い寝しながらお話しするのに凝る。しかしタラに、持っている絵本の内容は全部知っていると言われ、図書館に新しい本を探しに行く。一方カツオは、サザエにお使いを頼まれると、お釣りを小遣いにしていいかと交渉する。そんな様子を見たマスオは、数字にこだわるサザエとカツオは理系で、ワカメは文系だと思う。カツオ、花沢さんのところに行き。新聞のチラシを見て、スーパーに。遠いスーパーに行く、カツオ。

『ついてないカツオ』
カツオの悪い点の答案が、風に飛ばされ、カオリに見られてしまう。夕飯時、カツオは「最近ついてない」と落ち込む。しかしワカメやマスオから「元気出して」と、唐揚げを1個ずつ貰うと、途端に元気になる。だが、うっかりテストが返ってきた事を喋ってしまい、波平から見せるようにと言われると「やっぱりついてない」と落ち込む。庭で素振りしていたカツオ、バットが飛び、ふすまを破り、波平の高級ウイスキーを割ってしまう。カツオ、波平に怒られ、たんこぶが。アナゴ、初歩的なミスで上司に怒られてしまう。でも、アナゴの奥さんが宝くじで3000円当たり、ご機嫌だから、OKと。


2月20日
『ひみつのツーショット』
散歩中、波平とフネは、年配の夫婦がツーショット写真を撮っているのを見かける。最近、2人で写真を撮っていない波平たちは、自分たちも撮ってみたくなる。しかしサザエたちに話すと必要以上に騒がれそうなので、コッソリ撮ることに。写真を誰に撮ってもらうかと話していると、後ろで偶然話を聞いていた堀川が立候補する。シャッターを押すのが得意。フネ・波平に口止めされたので、ワカメ、カツオに内緒に。波平・フネの写真を撮るつもりが、裏のおじいちゃん・おばあちゃんの写真を撮るはめに。堀川君、寝坊して、写真を撮れなかったので、坊主になるつもりでいたが、カツオが止めた。磯野家の写真を堀川君が撮ることになり、一件落着が、堀川君まで写真に入り、それがオチ。

『風流人はつらいよ』
波平の来客がお土産を持ってくる。立派な箱に入っているので、子供たちはお菓子を期待するが、中身は梅干だった。夕食時、お土産の梅干に大人たちは舌鼓を打つが、子供たちは不満そう。しかしサザエから、その梅干の1粒が、漫画本1冊と同じくらいの値段だと聞くと、カツオはその梅干の種を庭に埋めて、育てようとする。波平が怒られてしまう。波平は梅の木を見るときは、枝振りを見ているという。

『姉さんのイメチェン』
マスオに美容室に行ったことを気が付いてもらえず、ショックを受けるサザエ。カツオから「美容室に行っても、見た目がかわらない姉さんが悪いんだよ」と指摘された上、「マスオ兄さんは、姉さんのこと見飽きちゃったんじゃないの」「マンネリは禁物だと思うよ」と見た目を大胆に変えることをすすめられる。これにサザエは一理あると納得。後日、赤い三角形の眼鏡を買って着けてみると、タラちゃんからは「カッコいいです!」と好評を得るが、ワカメからは「そのメガネだと厳しそうな人に見えるわ」と難色を示されてしまう。その後、マスオが会社から帰宅すると、玄関先まで出迎えたサザエの髪が茶髪のボブヘアーに。家を間違えたと思ったマスオは咄嗟に「あっ! 間違えました〜!」と外に出るが、冷静になり再び帰宅。サザエから「もうマスオさん、あたしよ。あたし」と声をかけられると、「まるっきり別人でびっくりした」驚きつつ「とっても似合ってるよ」と褒める。しかし、数日が経ち、茶髪ボブへの反応が薄くなってきたことを悩みだすサザエ。考えた挙句、アイドルが衣装で着るような派手なピンク色のミニ丈ワンピースを着用しえ過ごすようになり、家族からは酷評の嵐。実は、サザエもイメチェンのバリエーションがなくなってきた頃合いだったため、翌日には「いつもの格好が楽ね」と元の姿に戻るのだった。


2月13日
『いい間違いにご注意』
サザエが、外でカツオとワカメを探す時、豆腐屋の「豆腐にガンモドキ」の呼び声に影響され「カツオにガンモドキ」と呼び続けてしまう。磯野家ではサザエを始め、いい間違いが多いという話になり、波平は気をつけるようにと注意する。カツオは「お父さんだっていい間違いをするんじゃないの」と言うが、波平は自分はしないと言い切る。波平、財布を忘れて、喫茶店に入ってしまった。サザエが届けるよとする。波平、電話では、マドレーヌだと言ったが・・・ 波平が入ったのは、モンブランだった。フネが見つけてくれて、助かった。

『ぼくたち電車小僧』
カツオとワカメはお使い帰りの電車で、1駅乗り過ごしてしまう。話を聞いたサザエたちは、2人が再び電車に乗って戻って来たと思っていた。しかし偶然目撃した三郎によると、カツオたちは乗り過ごした駅で降りて、歩いて帰って来たらしい。どうやらカツオは隣駅の途中にある、電車の模型ショップに立ち寄ったようだ。

『目指せ当選!』
サザエは年賀状用のはがきが余ったからと、懸賞に応募することに。「どうせ当たらない」と取り合わないカツオだが、景品が高級和牛だとわかると態度を一変。はがき書きに協力するようになる。後日、郵便配達が届くと、飛びつくように反応したサザエ。しかし届いたのはワカメ宛てで、中身はキャラクターが描かれたポーチ。どうやらワカメは、漫画に付いている応募者が全員もらえる懸賞に応募したようで、当たるかわからないよりも「私は絶対もらえるほうが嬉しいもん」と堅実な性格を見せる。その夜、磯野家の食卓にはオムライスに目玉焼き、卵焼きと茶碗蒸しと卵料理がズラリ。というのも、卵についているシールを集めて応募すると旅行が当たる懸賞を見つけたそうで、波平は「しばらく卵料理が続きそうだな」と苦笑いを浮かべる。そして、大量のはがきで応募すれば当たると期待し、家族総出ではがきを書くことに。ワカメは景品のぬいぐるみのイラストを書いたり、フネは番組の感想を書いたりと工夫するなか、マスオは「無欲の勝利を狙って、タラちゃんの名前で応募してみるよ」と言い、サザエは自身の年齢を「18歳」と偽り「このほうが当たるかと思って」とお茶目に笑う。後日、郵便屋さんから待ちに待った小包が到着。中を開けてみると、まさかの“ドックフード”。実はサザエ、なんでもいいから当てたいとむやみに応募し、必要のないドックフードが当たる懸賞にまで手を出していたのだ。これには家族も驚きの声をあげ、ドックフードは隣家に住む伊佐坂先生の愛犬・ハチにプレゼントされたのだった。


2月6日
『かあさんの新聞』
フネが「新聞の読みたいページが抜けている」と探している。カツオは「僕にまかせて」と、同じ新聞を取っている早川に借りに行く。ちょうど花子が来ており「お母さんの読みたいのはこれよ」と言って新聞を差し出す。それは「悩み相談」の記事で、勉強嫌いの小学生に悩む母親の投書だった。花子はこれはフネが書いたに違いないと言う。新聞は、持って帰らない。サザエは裏のおじいちゃんから新聞を借りてくる。フネじゃなようだ。フネは、波平・マスオに相談すると。投書じゃないとすると、新聞小説だと。裏のおばあちゃんもファンらしい。あの投書は、花沢さんのお母さんだった。大喧嘩したようだ。そのまま書くとバレるので、カツオの家庭を想定して相談したようだ。

『頼れる相方』
ある日、買い物にでかけたサザエ。例のごとくお財布を置き忘れてしまい、カツオが急いで後を追う。すると、途中で帰宅途中のマスオに遭遇。カツオはマスオに「マスオ兄さんが届けてくれない? 姉さんはマスオ兄さんの奥さんなんだから」と財布を託すと、マスオも「確かに。妻のミスは夫の僕が負わないと」と納得し、サザエがいるであろうスーパーに向かった。スーパーでサザエを発見したマスオは、なぜかサザエに気づかれないよう尾行を開始。「まだ財布を忘れたことに気が付いてないよ。のんきだなぁ…」と呆れつつ、「気が付くまで黙っていよう」と様子を伺う。その後、レジで代金を支払う際にようやく気が付いたサザエ。するとそこにマスオが登場し、ドヤ顔で財布を差し出す。しかしその財布は、サザエのではなく自分のものだった。間違いに気が付くものの、今さら引き返せなくなったマスオは、スーパーの代金はもちろん、休憩で寄ったカフェ代や、お土産のケーキ代までおごらされる始末。「一体いくら使ったんだ…」と絶望したものの、その後返してもらった財布には元よりも多い金額が入っており、マスオはサザエの優しい気遣いに感動するのだった。ラストシーンでは、雨の日に傘を忘れたマスオのため、サザエが傘を持って迎えに行き、相合傘をする一幕も。

『磯野家、スキーツアー』
マスオが「スキー場の優待券」を貰ってくると、サザエ・カツオ・ワカメは「スキーに行ってみたい!」と大騒ぎする。しかし、波平一人、浮かない顔でいる。運動神経に自信のない波平は「滑って転んでもしたら…」と気が重い。しかし、スキー場にはソリもあると聞いた波平は、タラにも懇願されて「行くか!」と決心する。カツオ、スノボデビュー。しかも、綺麗なお姉さんに逆ナンされる。


1月23日
『カツオお灸に挑戦』
タラがマッチを見たことが無いというので、カツオはフネに協力してもらい、小さめのホールケーキを買ってくる。サービスで、ロウソクとマッチが付いてくるのを狙ったのだと言うが「ケーキが目的じゃないの」とサザエはあきれる。それを聞き、波平は「マッチの使い道は他にもある」と言い出す。それは「お灸」だと言う。波平、もぐさを買ってくる。カツオ、ドキドキする。カツオ、勉強し始める。花沢さんのお父さんから、お灸の体験談を聞き、カツオ、お灸に興味が出てくる。頭がスッキリしてくるようで。波平、もぐさではなく、のど飴を買っていた。カツオ、お灸をして、成績を上げようとしたようだ。波平、子供の頃に、お灸をされたことがあり、子供にはお灸をしないと決めたようだ。

『ボクの価値観』
カツオは学校で中島と、目玉焼きに何をかけるかで大喧嘩をしたらしい。話を聞いた磯野家の面々は「そんなくだらない事で」とあきれる。しかしカツオは「重要な問題だよ。これは価値観の違いなんだ。これだけ価値観が違うなんて、中島は本当の友達じゃないのかも」と言い出す。カオリちゃんに、カツオの宝物と言って、蛇の抜け殻を見せるが、嫌がられる。早川さんの読んでいる本を、カツオは読むが難しい。マスオは、高校生の時に読んだようだ。結局、価値観が合ったのは、花沢さんだった。

『冬の巣ごもり』
1年のなかで最も寒い時期である大寒波。ある日、天気予報で「明日はこの冬一番の寒波が襲来するでしょう」と言っていたことから、カツオは「冬の間だけ、熊になって冬眠したい」と嘆く。それを聞いたサザエは「カツオの気持ちもわかるわ」と共感し、「(明日は)みんなで巣ごもりしない?」と、外に一歩も出ない日にしようと提案。これに賛成した一家は、それぞれ買い物などを今日中に済ませておくなど、明日の準備を始めた。翌日、朝になっても布団から出ず、漫画本を読みふけるカツオとワカメ。また、波平とマスオは昼間からお酒を飲めると期待していたが、サザエからストップがかかり、甘酒でお預けをくらう。その後、雪で遊ぶ子どもたちを見ながら、お手製足湯でまったりし、一家でトランプゲーム「ババ抜き」で遊び大盛り上がりするなど大盛り上がり。夕飯には鍋を囲み、「冬には冬にしなかい楽しみがたくさんある」と巣ごもりを積極的に楽しんでいるようだった。


1月16日
『カツオハンコづくし』
ある日カツオは、同級生の花沢さんの父親から「カツオ」と刻印された、ネームスタンプを作ってもらう。嬉しくてあちこちにこのハンコを押すカツオは、タラちゃんの手の甲にまで押し、サザエに「タラちゃんの手をおもちゃにして!」と憤慨されてしまうが、当のタラちゃんは「消さないです」と否定。どうやら、先ほど公園で遊んでいたときに、友人のタケオからイタズラされそうになった際、「水戸黄門」の名シーン「この印籠が目に入らぬか」と言わんばかりにタケオに手の甲を見せたところ、タケオが気味悪がって逃げて行ったとのこと。その後、巷で「カツオのハンコ」の効力が知名度を上げたようで、ある朝、堀川くんがハンコを押してほしいとお願いしにやってきた。「今日テストがあるんです」と明かす堀川くんに対し、「テストのときに、磯野くんのハンコなんて押したら良い点取れないわよ」とツッコミを入れる花沢さん。これに堀川くんは、「体育のテストなんです」と言い、カツオも納得したように「あぁ、それなら自信があるよ」と快くハンコを押してあげる。すると後日、堀川くんが体育のテストでうまく跳び箱を跳べたようで、それを聞いたカツオは「本人の実力だよ」と謙遜しつつもまんざらでない様子だった。

『ミス日本の実力』
カツオが着物姿のサザエを見て「結婚してなきゃミス日本だ」と言う。サザエは喜んでカツオにキスする。しかし直後に「しょっちゅう失敗ばかりしてるからミス日本だ」と言われて怒る。ある日、サザエが門前を掃いている時、初老の男性から横沢さんの家の道を尋ねられる。サザエは親切に教えるが、所々間違えて教えてしまう。しかも、横沢さんの家を教えてしまう。幸い、同級生だったので、三人で同窓会をすることに。

『すきま風注意報』
寒い朝、マスオはなかなか起きる事が出来ず、サザエに迷惑を掛けて悪いなと思う。そこで大きなベルの付いた目覚まし時計を購入し、自力で起きようとする。しかし大音量で目覚ましが鳴っても起きられず、結局サザエが怒りながらベルを止める。「そのせいで夫婦間にすき間風が吹いたよ」とマスオは穴子に思わず愚痴る。


1月9日
『中島くんの裏メニュー』
休日に蕎麦(そば)の出前を取った磯野家。皆、天麩羅蕎麦を。翌日の学校でカツオがその話をすると、中島も祖父と蕎麦屋に行ったと言う。しかも中島の祖父は「天抜き」という、メニューにない裏メニューを頼んだらしい。カツオは「天抜き」が何なのか分からなかったが、その場で知ったかぶりをする。家に帰ってフネやサザエに聞いても知らないと言われる。サザエ、カツオが蕎麦屋に行き、試しに食べに行く。天ぷら蕎麦(天ぷらを載せたかけそば)から蕎麦を抜いたものだった。しかも、1本付けますかと言われて、1ぽん付けたら、お酒が出てきた。サザエ、、お酒を飲んで酔っ払ってしまう。

『?カメ隠します』
ある日の学校帰り、ワカメは元気のない友人を見かけ、声をかける。友人曰く、テストの点が悪く、お母さんに見せられないとのこと。落ち込んでいる姿を見たワカメは、とっさに「テスト、私が預かってあげようか?」と提案。いざ家にテストを持ち帰ったものの、家族に見つからないような、いい隠し場所はないか困ってしまう。そこで思い切って、カツオに相談。すると、「そういうとことなら、隠しモノのプロに任せなさい」と頼もしい返答をされ、ワカメはアドバイス通り壁掛けカレンダーの裏に例のテスト用紙を挟んでおく。これで一安心…と思いきや、その場から離れたすきに落ちてしまわないか不安に駆られ、カレンダーの前から動けないワカメ。学校でもついぼんやりとしてしまい、友人も「大丈夫? もしかして私のこと気にして…」と心配そうにしている。ワカメはついに耐え切れなくなり、フネに話そうとするが、そこで友人が母親を連れて磯野家を訪ねてきた。ワカメと友人は、「ワカメちゃん、ごめんね」「テストを預かると言ったのは私なんです。私のほうこそ、隠しごとをさせちゃってごめんね」「ワカメちゃんは悪くないよ。私を助けてくれようとしたんだもん」とお互いのことをかばい合う。事情を把握した親たちも子どもたちの気持ちを理解したようで、一件落着となった。その後2人は、「今日はパーッといこう!」と缶ジュースで乾杯。友人は「ワカメちゃんが困ったときは、私が助けるからね」と言い、笑い合うのだった。

『街も華やぐ成人式』
買い物帰りのサザエが空地を通ると、カツオたちが隅にいて、青年たちがサッカーをしていた。場所を占領されたと思ったサザエは、青年たちに抗議しようとするが、カツオに止められる。実は青年たちは元サッカー部員で、成人式のため久しぶりに集まったらサッカーをしたくなったらしく、カツオたちが場所を譲ったのだ。それで、次の日、成人した人が、カツオたちに肉まんを持ってきてくれた。







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