2019年 サザエさん日記


本命竜馬が選んだ面白かった場面を書いてみました。

2019年

12月29日
『父さんは説教中』
波平は木村という知り合いに「遊んでばかりの中学1年生の息子を説教してほしい」と頼まれる。結局、断り切れず、次の日曜日にその息子が磯野家に来ることになる。その日、カツオはワクワクして木村の息子を待つ。自分がカミナリを落とされるのは嫌なのだが、人のカミナリを見るのは楽しいのだ。ところが秀才顔で礼儀正しい。2時間毎日勉強しているのに、4時間勉強しろと父親に言われているようだ。新聞も本もよく読んでいる、木村武彦君。カツオを甘やかしく過ぎていると波平。木村さんに意見を聞いてみようとする。カツオ、勉強をしだす。実は木村武彦、オオタに波平の家に行く説教の身代わりを立てたようだ。本当の木村武彦はカツオ以上の劣等生らしい。波平のバカモーンが二人に飛んだ。波平、花沢さんのお父さん、木村さんと三人で寿司屋で飲む。木村さんがカツオと会いたいと言うので、花沢さんがカツオを呼んでいた。カツオ、お金持ちの木村さんがご馳走するというのに、遠慮して、かんぴょう巻き、カッパ巻きぐらいしか注文しない。武彦はまっさきにトロを注文するのに。それで、カツオはトロを注文した。、

『勝手口からこんにちは』
カツオが風船を大きく膨らませたので、サザエたちは割れないかと耳をふさぐ。そのとき、サブロウが御用聞きで勝手口にやって来たが、聞こえないので誰も応対しない。心配になったサブロウは、裏の老夫婦の家に相談に行く。浦のおばあちゃんが磯野家へ様子を見に行くと、そのタイミングで風船が割れ、サザエたちの悲鳴が上がり、おばあちゃんはびっくりする。おばあちゃん、勝手口でお茶を飲みながら話をして帰る。勝手口の戸が開けずらい。波平にはフネから何度か頼んでいたみたいだったけど、返事だけ。それで、波平に実体験してもらうおうと、カツオ達、玄関を立ち入り禁止にした。波平は帰ってきて・・・ サザエが帰ってきて、戸を思い切り開けようとすると、ちょうど波平が直した後だったので、勢いよく開いてしまう。

『小さなたたみ屋さん』
裏の老夫婦の家で、畳の修繕作業がある。それを眺めていたタラオは、畳屋さんの仕事に興味を持つ。家に戻ったタラは畳屋さんのマネをずっとしていて、ウチにも畳屋さんは来ないのかと聞く。しかし、今年はサザエが予約をし忘れていて、すでに畳屋さんは予約がいっぱいで来られないと言われ、タラはガッカリする。サザエ・マスオ、 畳屋さんをおだてても予約は無理だった。そんな時、ノリスケの家で畳の修理していた。タラとサザエが畳を見に行くと、その畳屋さんに会えた。タラがあんまり畳をみつめるもんだから、畳屋さん、畳の座布団を付くってあげた。その後も、タラは畳の座布団を背負って見に行っていたら、予約のキャンセルが出て、畳屋さんの畳の修理に。今年中に新しい畳に


12月22日
『ふたりだけの宿題』
しっかり者の早川さんは、最近なにやらボーっと考え事をしている。カツオに悩みを打ち明けようと決めた早川さんは、突然カツオに「ねぇ 磯野くん。放課後うちに来て」とこっそり耳打ち。放課後、カツオは坊主頭にくしを通すなど気合い十分で早川さんの家に向かう。  早川家に到着すると、早川さんは「ママはお友達のおうちで女子会なの」と2人きりであることを強調。重い口を開くと、実は父親の転勤で3学期からフランスへ転校するかもしれないこと、そして「転校する前にチャレンジしたいことがあるの」とやり残したことがあると訴える。それは、“一度は廊下に立たされてみたい”という、なんとも突飛な願い。得意分野ではあるものの、斜め上のお願いに「弱ったなぁ」と戸惑い気味のカツオ。そんなカツオに対し、早川さんは「お願〜い!ねっ 磯野くんなら経験が豊富でしょ?」とグイグイ攻め立てるのだった。  後日、カツオは担任の先生のもとへ。事情を聞いた先生が渋ると、カツオはキリッとした顔で「先生! 僕を男にしてください」と懇願。“二人で立つ”ことを条件になんとか協力を得るも、いざ立たされることが決まると「何だかドキドキしちゃうわ」と不安がる早川さん。それに対し、カツオは「大丈夫。ベテランの僕がついてるからね」と頼もしい言葉をかける。しかし、その後早川さんの転校話がとん挫。フランス行きは当分延期になり、自ずとカツオとの計画も延期されることに。  そんな折、カツオがいつも通り宿題を忘れて一人で廊下に立っていると、そこに早川さんが登場。「フフッ」と無垢に笑いながらカツオに紙切れを渡すと、そこには「帰りに寄って」と自宅へ招待するメッセージが! お詫びの気持ちだろうか、「おいしいクッキーを焼いて待ってるわ」という嬉しいお誘いに、カツオは「ンーフフッ!」と頬を赤らめて舞い上がるのだった。

『非凡なるマスオ』
去年入社してすぐ辞めてしまった若手社員が、便利グッズをヒットさせ、経済誌に載るような若手社長になったと、マスオは穴子から聞かされる。感銘を受けたマスオは、自分も便利グッズを発明しようとするが、なかなかアイデアが出ない。しかし、まだ本気を出していないだけだと、自分を鼓舞する。

『布団が恋しい』
朝が寒くなり、サザエは布団からなかなか出られない。フネに催促されてやっと起きると、今度は子供たちを起こそうとするが、やはりカツオやワカメも布団から出たがらない。やっと2人を起こし終え、フネにそのことを報告すると「私の苦労がわかった?」と言われてしまう。


12月15日
『カツオ18Kの人』
カツオは道で腕時計を拾い、交番に届ける。「18K」とあったので「18歳の頭文字がケイの人」と伝えるが、それは「18金」のことだと警官に笑われる。数日後、カツオが学校に行っている間に、圭という若い女性が磯野家を訪れる。圭は腕時計の持ち主で、美容師見習いなので、お礼にカツオの髪をカットすると言う。ところが、中島がその女性にライオンみたいな髪型だと言う。それで、タラちゃんの髪を切ることに。タラ、フネ、ワカメも切ってもらった。後日、手紙が届いて、カツオか大きくなったときに、髪の毛を切らせて貰うカードが送られてきた。18K。

『冷静なワカメ』
磯野家の近所で火事があり、サザエとカツオは野次馬根性で火事現場を見ようと、家を飛び出す。しかしワカメは、フネが外出中のため留守番がいないといけないと思い、家に残る。その火事現場には散歩中だった波平やマスオも来ており、みんなで家に戻ると、外出から戻ったフネに「ワカメのほうが冷静ですよ」と、たしなめられる。

『いざ、忘年会』
マスオは、忘年会でどんな余興を披露しようかと悩んでいた。同僚の穴子さんから「そんな気合入れなくてもいいだろう」と宥められるも、生真面目なマスオは「せっかくなら盛り上がる方がいいじゃないか」と返答。どうやら「サラリーマンにとって忘年会とは仕事のうち」との考えで、しっかり取り組んでウケを狙っているようだ。  その後、手品の指南本を読んだり、ワカメからあやとりを教えてもらったりするなど次々に挑戦するもあえなく挫折。そんなとき、偶然ノリスケとばったり出会う。マスオの悩みを聞いたノリスケは、得意げな表情を浮かべ「忘年会の余興でウケるにはコツがあるんですよ」と言い放つ。  藁にも縋る思いのマスオがノリスケの話に食いつくと、ノリスケは「取っておきのやつを教えましょうか?」と意地悪くもったいぶる。マスオが「頼むよ」と再度教えを請うと、ノリスケは偉そうに腕をくみながら「遅れて行くんですよ」と一言。「ええ!?」と呆気にとられるマスオをよそに、ノリスケは「そうすれば、みんな大抵酔っ払っているから大したことなくてもウケるんですよ」とニコニコしながら“斜め上”のアドバイスをする。ノリスケの“金言”に妙に納得したマスオは後日、試しに友人たちとの飲み会で早速遅刻してみることに。  当日、あえて残業をし、意気揚々と居酒屋に向かったマスオ。しかし、到着したときにはなんと“後の祭り”状態。結果としてノリスケのアドバイスは役に立たず、作戦は空振りに終わってしまったのだった。マスオは忘年会が始まるギリギリまで余興探しに奮闘したが結局見つからず諦めることに。しかし、終わってしまえば「何もやらなくても、みんなでわいわい楽しかった」と満足そうに語るのだった。


12月8日
『ノリスケ障子教室』
ノリスケが磯野家に下宿していた時、波平はノリスケに障子貼りをさせた。波野家では代々、障子貼りは男の仕事だからだ。小学校の頃からノリスケはやっていた。しかしノリスケの仕事は雑で、結局フネが貼り直すハメになった。ところがノリスケは「あれはわざとやった」とカツオにだけ打ち明ける。「本来の実力を発揮すれば皆に頼られ、(注文が殺到して)大変な事になると思ったから」と言う。ノリスケは、「はなまつり」書いた作家・勅使河原茜の家の障子張りを毎年やっているがやったらしい。早川さんも「はなまつり」を読んでいた。カツオ、中島、ノリスケに教えて貰う。カツオ、早川さんの家の障子張りをやろうとしたら、手順が分からなくなった。慌てて、ノリスケに電話小とすると、その間に、中島が早川さんの障子張りをする。後で、カツオも手伝った。恥をかかずにすんだ。

『タラちゃんの地図』
クリーニング屋さんが、いつもより遅れて磯野家にやって来る。まだ新人の青年で、道が不慣れで迷ったと言う。青年が次の配達先の早川家に行く道を尋ねると、タラが「ボクが教えるです」と連れて行く。タラは途中、とっておきの抜け道を教えたりしながら早川家に到着。青年に感謝され嬉しくなり、もっと道案内をしたいと言い出す。

『姉さん自分磨き』
サザエは気分転換におしゃれをして商店街へ出かけることに。ピンク色のトレンチコートに、頭からブルーのスカーフを被り、白のハイヒールを履いたエレガントな雰囲気だが、その別人っぷりはいつもの魚屋さんも全く気が付かないほど。偶然通りかかった美容室で、新製品のキャンペーンを試してみないかと声をかけられたサザエ。すっかりメイクアップしてもらい帰宅すると、その磨き上げられた姿にカツオとワカメは「お姉ちゃん奇麗!」と大興奮し、マスオも目を丸くして「あれ? 一段とすてきに見えるんだけど」と絶賛。有頂天になったサザエは、自分磨きをさらに加速させていく。休日、サザエは“自分に似合うもの探し”をするためデパートへおでかけ。帰宅すると、なんとオレンジみのある茶髪に、ツンツンと尖がった奇抜なベリーショートヘアーに大変身している。サザエ曰く、デパートでこの“ヘアピース”を試着し、店員たちからベタ褒めされたことに気を良くして購入してしまったそう。ご機嫌なサザエに反して、マスオたちからは「似合わない!」と猛反対されてしまうのだった。 するとそこに、ブルブルと身体を震わせた波平が帰宅。どうやら、着ぶくれを嫌がって薄着ででかけたところ、予想以上の寒さだったらしく「外見より中身の方が肝心だってことを思い知らされたよ…」と後悔している。そんな波平の何気ない言葉に、ハッとしたサザエ。「私も外見より内面を磨いておかないと」と、翌日にはすっかりいつものスタイルに戻したのだった。


12月1日
『土下座でごめんなさい』
酔っ払って深夜の帰宅になってしまった波平は、玄関でフネに土下座で謝る。そこをちょうどトイレで起きてきたタラに目撃される。タラはフネが波平をいじめていると思い込み、波平に「今度いじめられたら、ぼくが味方するです」と言う。サザエが違うと言い聞かせても信じず、タラはフネをすっかり避けるようになる。カツオ、タラに夢を見ていたと説明する。それで、仲直りする。タラ、トイレの夢を見たら、おねしょするのに、この前はしなかったので、カツオがウソをついたと。そんな時に、カオリちゃん、早川さんから電話が入る。それで、カツオがおねしょしたという噂が流れてしまう。

『ドロボーに注意』
近所で窃盗事件が相次いでいる物騒な年の瀬。磯野家でも、いつも開けっ放しにしている勝手口に「かぎをかけています」とフェイクの張り紙をしたり、家族が玄関を出入りする際の“合言葉”を作ったりと防犯対策に勤しんでいた。  そんな折、寝静まった深夜になにやら台所からの物音で目を覚ましたサザエ。すぐさまマスオを叩き起こし、様子を見に行ってもらうが人影はない。マスオは念のため、窓からコショウを大量に振りまき「人がいればくしゃみをするはずだよ」と新手の確認方法を試したとニッコリしているが、実はこのとき磯野家に忍び込もうとしていた泥棒は、マスオの“コショウ作戦”によって退散していたのだった。  しかしその数分後、諦めの悪い泥棒は再び磯野家へ。鍵を開けっぱなしにしていたカツオとワカメの部屋からするりと侵入。2人は、波平とフネに助けを求めてやって来るも、あえなく4人とも人質となってしまう。そこにサザエとマスオも眠い目をこすりながら登場。すでに泥棒に縄で縛りあげられている波平とフネの姿に目をまんまるにして驚くも、すぐさま泥棒によって拘束されてしまう。  そして泥棒は、磯野家の面々の前で、金品の物色を開始。しかし、目ぼしいものが全く見当たらず、「ろくなもなぁねえや」とポツリ。泥棒のボヤキを聞いた波平は、なぜか突然生き生きとした表情になって「目利きでおられる!」と大興奮。縄を解いてもらうと、押入れの奥から室町時代のご飯茶碗なる骨董品を引っ張り出してきて、泥棒に鑑定を依頼! なんとも呑気な波平に、泥棒も呆れかえって磯野家をあとにするのだった。次の家に入ったら、主人と間違えた奥さんが、泥棒を縄で縛って撃退がオチ。

『磯野タマです』
カツオとタマは花沢親子から、商店街で行われるペットコンテストへの参加を頼まれる。「タマは芸もできないし」とカツオは気乗りしないが、「ペットと飼い主の仲の良さを競うだけ」と花子らに押し切られて出場することに。優勝すると商店街の買い物券が貰えるとカツオが聞いてくると、サザエは「応援するわ」と俄然張り切る。コンテスト。カツオがタマを紹介するが、タマは逃げてしまう。説明中に、タマが戻ってきて、タマは雌猫のところに行ってしまう。優勝を逃す。


11月24日
『花のお江戸のサザエ太夫一座』
放送50周年を記念した5つのスペシャルストーリー。ある日、サザエは伊佐坂先生から江戸時代の絵草子と拍子木を借りてくる。そこには、江戸時代に活躍した「安楽座」という名の芝居小屋で興行する一座の話が描かれていた。と、ここで、拍子木を手にしたカツオがリズムよく打ち鳴らすと、画面には豪華な花魁姿で舞台に立つ“サザエ太夫”が映し出される。  サザエ太夫は、弟・“カツオ丸”や父・“波平之介”ら家族とともに一座を営んでいるが、セリフ覚えが悪いカツオ丸のせいで舞台降板の危機に晒されていた。そこで、芝居の筋書きを担当する伊佐坂先生は、カツオ丸の代役として身分不明のスーパースター・月之丞(つきのじょう)を紹介。  あくる日、月之丞が舞台に立つと、その整った顔立ちと確かな演技力で、瞬く間に大人気に。その頃、立場をなくしたカツオ丸が、花沢さんに似た団子屋の娘・お花坊に「この際、男らしく役者の道をすっぱり諦めたら?」などとアドバイスを受けていると、物陰から堀川くんに似た町の変わり者・堀吉が登場。  お花坊が持っている団子を羨ましそうに見る堀吉に、お花坊が「お団子、食べる?」と団子を差し出すと、堀吉は「いらん」と言ってそそくさとどこかへ去ってしまう。意外な反応に驚くカツオ丸だが、お花坊から「あの子、盗んだもの以外は食べないのよ」と説明されると、「食べたそうにしてたのに」「変なやつだなぁ〜」と驚きを通り越して呆れてしまうのだった。  そんなとき、カツオ丸が窃盗犯の濡れ衣を着させられる緊急事態が発生。強制的に牢屋に入れられてしまったカツオ丸だが、そこで堀吉とまさかの再会! 捕まった理由を聞くと、堀吉はなぜか嬉々とした表情を浮かべ、「牢屋に入れば3食ご飯が食べられます!」「やっと幸せが掴めます!」と、3食食べたいがために“わざと”捕まったのだと大はしゃぎで告白するのだった。  身分不明のスーパースター・月之丞の正体は、カツオの同級生の香織ちゃんに似た名主・西浦藩の香織姫。最後は引退興行として舞台に立ち、惜しまれつつも屋敷に帰っていくという幕切れであった。

『時計よ、止まれ』
壊れた時計を直しに、時計店へ行くサザエとタラ。目にルーペを嵌めて修理する時計屋さんに興味津々のタラ。家に戻ってからも時計店に行きたがり、家中壊れた時計を探すが、見つからない。すると波平が古い懐中時計をタラに見せ、ねじを巻いても動かないと言う。「こわれてるで〜す!」とタラは喜び、早速サザエと共に時計屋に行く。懐中時計を直して貰った。時計屋からルーペをもらう。波平・マスオがそのルーペに熱中して、フネに怒られる。時計屋の臼野さんと、居酒屋で会う。時計屋はその臼野さんで終わるようだ。三姉妹の娘さんもやらないようで。サブローさんの時計も直して貰ってもらった。大感激で写真を送ったようだ。その件で親子と話し合ったら、娘さん、お父さんの時計屋が大好きだと分かる。

『サザエおばあちゃん』
サザエは買い物に行ったスーパーで「サザエおばあちゃん」と声をかけられ、思わず「アタシのどこがおばあちゃんなんです!」と食ってかかる。しかし声をかけた主婦は「あの方に……」と、やって来た老婆・伊藤さんを指す。老婆の名前もなんと「サザエ」だと言う。一方、波平は釣り場で出会った男性が同じ町に住んでいると知り、意気投合する。二人の女性がサザエさんを探している。まず伊藤サザエとマスオが対面。その波平は、釣りで会った人は主人らしい。7人家族だった。

『回る回るよ』
「清水の舞台から飛び降りるつもりで」と、老舗ホテルのレストランに食事へ行く磯野家の面々。到着し、その眺望に感動するカツオやサザエたち。なんとここは1時間に1周回転するレストランなのだ。15階まで階段で登るカツオ。中学で砲丸投げしている男子と一緒に階段で登る。波平・フネも新婚時代に来ていた。また行くことになるとは… 商店街で奥さんと会って、家族で招待される。50周年と言うことでご招待していた。波平・フネの写真も残っていた。

『カツオ、夢のメジャーリーグ』
カツオは憧れの選手を見る為に「メジャーリーグを生で観戦したい」と波平に訴えるが相手にされない。隣町のラーメン屋に大谷翔平選手のサインがある。その時テレビ番組で突然サザエの名前が呼ばれる。「家族で行くロサンゼルス旅行に当選!」と発表され驚く一家。サザエは余ったハガキで応募していたのを思い出す。「これでメジャーリーグが見られる!」とカツオは大喜びする。ノリスケがチケットを取ってきてくれた。ロサンゼルスにいるマスオの 先輩・矢野さんが通訳を引き受けてくれる。旅行の様子をカメラに撮影しないといけないようだ。矢野さんには娘さんがいる。犬はタロウ。娘さんのサクラちゃんも大谷選手のファン。しかもキャッチボールが上手い。部屋にも大谷選手のものばっかり。サクラちやんは、4番でピッチャー。二刀流。カツオも二刀流と言ったらサクラちゃんと喧嘩する。サザエ、観光中、ロスでゴリラのモノマネをする。サクラちゃん、少年野球の試合。カツオもメンバーが熱を出して、代役。カツオのところにもボールが飛んできて、うまくキャッチ。最終回、カツオ、バントで出塁して、サクラちゃんが守備の頭を越えて、カツオがホームベースにスチール。セーフ。サクラちゃん、カツオ抱きついてきた。カツオ、赤くなる。そして、明日はいよいよ、大谷選手に会える。エンジェルススタジアムに。大谷選手は、バッタバッタと三振を取り、打てばホームラン。カツオ、そのホームランボールをキャッチする。試合が終わり。タロウがいなくなる。探していると、大谷選手がタロウをあやしてくれていた。サインボールをもらい、大谷選手に「メジャーリーガーになります」と二人とも宣言。磯野家、日本に帰ってくると、マスオが撮ったカメラの撮影が放送される。全国放送で、サザエのゴリラのモノマネが放送されたのがオチ。

『磯野家の人々』
20年後の磯野家の人々は…カツオ(濱田岳 31歳)は野球選手、漫画家など、夢見ては挫折するのを繰り返し、今は商店街の洋食店でシェフをしているが、経営がうまくいかず幾度目かの挫折の危機に直面している。ワカメ(松岡茉優 29歳)はアパレル関係のデザイナーをやっているが、なかなか自分のデザインが採用されず悩んでいる。タラオ(成田凌 23歳)は就職活動中だが、やりたいことが見つからず面接で玉砕の日々を送っている。また、波平(伊武雅刀 74歳)は定年退職を迎えて時間的余裕ができ、カツオたちへの将来を今まで以上に案ずる一方、距離感の取り方がわからず歯がゆい思いを抱えている。そんな夫・波平と磯野家の人々の姿をあたたかな愛情で見守るフネ(市毛良枝 70代)。マスオ(西島秀俊 48歳)は出世したものの、中間管理職として板挟みの会社員生活を過ごしている。もやもやとした曇り空模様の磯野家に明るい太陽のような笑顔を取り戻そうとサザエ(天海祐希 44歳)は奮起する。盆踊り大会に家族みんなで集合!と呼びかけるが、天気予報によると急に発生した嵐が近づいてきており…。サザエは磯野家に明るい太陽を照らすことができるだろうかー。


11月17日
『浮江さんのお弁当』
サザエが朝、お洒落な弁当箱に、色とりどりのきれいなおかずを詰めている。「誰のお弁当?」とカツオが聞くと、隣の浮江のだと言う。伊佐坂夫妻が旅行で留守の間に、浮江の弁当作りを三日間引き受けたという。カツオは「今夜からわが家の食生活が改善される」と大喜び。浮江たちが、夕飯もわが家で食べるに違いないと期待する。かなり、サザエのお弁当は好評。ところが、ウキエさんは夜は来ない。フネのお弁当も好評だった。サザエは昔、せっかく作ってくれたのに、お礼を言っていない。

『ノーと言えないマスオ』
ある日の終業間際、マスオが家族との外食を楽しみにしながら帰る準備をしていると、突然上司から急ぎの書類づくりをお願いされてしまい、止む無く外食は断念することに。帰宅後、「タラちゃんも楽しみにしてたのよ」とマスオを責めるサザエに、すかさず波平が「サラリーマンの宿命だな」とフォロー。しかし、当のマスオは「僕はどうして『ノー』と言えないんだろう…」と悩みこんでしまう。そんなマスオを心配したカツオは、「マスオ兄さんは、頼りがいの顔をしているから」と残業を頼まれたこと自体を褒めるも、カツオの言葉は届かずマスオは鏡台の前に座り、「僕は頼れる顔というより、ノーと言えない顔をしているんだろうな」と落ち込んでしまうのだった。その夜、外食に行き損ねたマスオのために、サザエは腕によりを振るって豪華な夕飯を用意。恐縮してお礼を言うマスオをよそに、波平は満面の笑みで「マスオくんのおかげで豪華な夕飯になった うんうん、いやぁ〜うまい!」と大喜び。ちょっとした皮肉にも取れるこの発言には、マスオも眉を下げ無言で笑顔を浮かべるのみ…。後日、例の書類のお礼にと、マスオは上司お手製お菓子をごちそうになることに。上司は「見た目は悪いが、味は悪くない」と自信をのぞかせているが、一口食べた瞬間「(見た目通りの味だ)」と“激マズ”を確信。しかし、感想を求められると「はい! おいしいです!」と必死にお菓子をかきこむのだった。この災難を受けても尚、マスオは家族に「なかなか個性的だったよ」「あんなに部長の喜ぶ顔を見たら、僕も嬉しくなったよ」と相手を悪く言おうとしない“聖人”っぷりを発揮。そんなマスオを、家族は「ノーと言えないマスオさんが好き」と口々に称える。そして最後は、会社社長による“お手製カレー”を社員全員で食べることに。上司が「社長のお手製だから、お代わりするように!」とお代わりまで強制し、どこまでも“トホホ…”なマスオなのであった。

『気になる中身』
サザエは貰ったばかりの缶入りクッキーを、おやつに出そうとふたを開ける。が、すでにクッキーは減っている。サザエは子供部屋が怪しいと調べるが、出てこない。カツオは「中島の家で宿題をやってくる」と言ってバッグを抱えて飛び出す。不審に感じたサザエは呼び止めバッグを調べると、ビニール袋に入ったクッキーが現れる。


11月10日
『母さん夢のベレー』
ある日、デパートで“ド派手”なピンク色のベレー帽を自分用に購入した波平。早速家族に自慢するが、フネは「まあ お父さん! ワカメには大きすぎますよ」「こんな派手な色、まさかサザエのじゃないでしょうし…」と、誰かのために買ってきたものだと勘違いする。「照れてないではっきり言えばいいのに」と事情を察したカツオは、「ワカメでも姉さんでもない 残る女性は…」と、フネのための帽子だろうと“見当はずれ”の推理をする。フネは突然のプレゼントに「私はいいですよ」と遠慮しつつも、顔を赤らめて大喜び。一方、波平は本当のことを言うに言いだせず、「うむ… まっ そういうことだ」と眉を下げて肯定するのだった。 しかし日を追うごとに、なぜ波平は突然ベレー帽を買ってきてくれたのか、という疑問が膨らんでいくフネ。後日、友人・お軽に「私の昔の夢、誰にも話していないわよね?」と確認すると、なんとお軽は、夫で波平と囲碁仲間の伊佐坂先生に話してしまったっという。フネは、自分が抱いていた夢を波平に知られたと思い、「あぁ… 恥ずかしい…」と気恥ずかしくなるのだった。 夕飯時、フネは「私たちの女学生の憧れだったんですから」と、絵島歌子という女性漫画家の存在を明かす。「聞いたことがあるような…」とピンときてない波平に、絵島歌子は“少女漫画の女神”でベレー帽がトレードマークだったことを説明。若かしりフネは、そんな絵島歌子に憧れて弟子入りを志願しようとしたものの、「世の中には、私より絵が上手な人がたくさんいる」と漫画家への道を断念した過去を告白するのだった。 そこでワカメは、フネに絵をリクエスト。「もう何十年も描いてないからね」と戸惑うフネだったが、ワカメにだけこっそり描いて見せる。描きあがった絵は、バラの花が二輪挿されている花瓶とその前に置かれたリンゴをデッサンしたもの。漫画的ではないものの、フネの確かな画力にワカメは「上手! お母さんの若いときに会えたみたい」と大絶賛し、フネも「誰にも見せないでね。恥ずかしいから」と照れ笑いするのだった。オチは、波平がデパートでベレー帽を購入している様子を目撃していたノリスケが裏事情を暴露。大慌てで波平はノリスケをつまみ出すのだった。

『めいわくな一生懸命』
裏庭で、たるに白菜を漬けていたサザエは、重石を乗せるのを、ちょうどやって来た検針員に手伝ってもらう。しかし検針ボックスがたるの真下にあったため、今度は検針員にたるを移動してもらうことになる。サザエはおわびに白菜漬けをあげるが、検針員はまだこれから仕事があるので困ってしまい、裏のおばあさんの家に白菜漬けを渡す。

『マスオ、災難の日々』
取引先との打ち合わせを2時間も遅く勘違いしていたマスオは、慌てて会社を出ようとして、机の角にぶつけてしまう。しかも財布を忘れて、お昼を食べ損ねた。夜、家でその話をしたマスオは「最近ついていないことが多い」と落ち込む。サザエは「気のせいよ」と言うが、翌朝、ゴルフの予定があるマスオは「何も起きなきゃいいけど」と気になってしまう。と、翌朝、雨だった。気分転換に、マスオとサザエ、出かける。でも、災難は続く。迷い犬の飼い主を探す羽目に。お礼に肉をもらった。肉屋の娘だったようだ。


11月3日
『穴子さんは5時から男』
<にほんのスポーツは強いっ!>というテーマで、2020年に開催される東京オリンピックを控え、スポーツを多角的にとらえていくという内容でお送りする『FNS27時間テレビ』。3日(日)放送の当番組内では、今年、放送を開始して50周年というメモリアルな年を迎えている『サザエさん』をお届けする。昨年に引き続き、番組キャプテンの村上信五がゲスト声優をつとめ、今回は、オリンピックを目指すマラソンランナー<村上君>という本人役で登場することが決まった。
穴子、マスオを待たせて、銭湯で風呂に入ってからスナック。翌日、マスオも真似する。専務も銭湯に。専務は銭湯ファン。穴子に、背中を洗わせる。専務、五十肩らしい。穴子、マスオ、昼休みに銭湯に。そして、スナックに。専務もその銭湯を興味を持ち、マスオと穴子と行く。せっかく、銭湯を変えたのに。

『勘のよい姉弟』
波平とカツオ、公園に。サザエ、買い物帰りに公園に寄るが、カツオは逃げる。姉弟と勘が良い。

『迷子のマラソンランナー』
『関ジャニ∞』村上信五が演じるマラソンランナー・村上くんは、サザエたちの住むあさひが丘で行われるマラソン大会に出場すべく、コースの下見をしている。ところが、村上くんは極度の方向音痴で同じところを右往左往。不審がるサザエだったが、村上くんから事情を聞き親しくなるのだった。 オリンピックを目指して毎日練習を積み重ねている一方で、「大会でも(道に)迷って失格になったことがある」と過去のイタイ失敗談を明かした村上くん。そこで、カツオがあさひが丘のマラソンコースの案内をしてあげることに。翌朝、2人は実際に走りながらコースを確認。村上くんが「確認だけやからもっとゆっくりでええんやで」と意外にペースの早いカツオを気遣うと、「まだまだ余裕だよ フフフ」と笑いながらさらにペースアップ。そんなカツオに村上くんは「へぇ やるやないか!」と感心する場面も。 そして迎えたマラソン大会当日。村上くんの結果は、惜しくも5位。敗因は、あれだけコースを下見したにも関わらず、当日も“方向音痴の才”をいかんなく発揮し迷子になってしまったから。 そんな村上くんだが、彼曰く唯一“迷わない”コースがあるというので、サザエと波平らは村上くんとともにランニングすることに。どんどん街中を走っていき、辿りついたのは、2020年「東京オリンピック」でマラソンの発着点が予定されていた「新国立競技場」! 競技場を間近で見たサザエたちは「わぁ〜 大きい!」「想像してた以上に立派ねぇ」と感動を口にし、村上くんも「僕もいつかこういうところでゴールテープを切ってみたいなぁ」と夢を語る。そして、磯野家の「頑張れ!」のかけ声とともに画面には新国立競技場にて笑顔でゴールテープを切る村上くんの姿が描かれ幕切れとなった。ちなもに、カツオは16位だった。


10月27日
『イクラの長靴』
新しい青の長靴を買ってもらったイクラは、磯野家に見せに来る。タラちゃんとワカメに見せ終えたイクラは、門の前に立ち、カツオが学校から帰って来るのを待つ。そしてカツオにも見せ終えると、今度はカツオの友達たちにも見せたがる。カツオは困惑しながらも、早川や花子など、友達の家にイクラを連れて行く。長靴を卒業したら、今度はセーターを見せたがる事に。

『正義の姉さん』
近所の奥さんから、旦那との夫婦げんかの話を聞いたサザエは「旦那が悪い!」と憤慨する。家に帰ったサザエは、まだ夫婦げんかの話に腹を立てており「マスオさんがあのご主人のようだったら許さない!」と、帰宅したマスオを思わずにらんでしまう。理由のわからないマスオは「サザエを怒らせてしまったのか…?」と、気にし始める

『母さんの趣味』
いつも家族のために、家事に奔走するフネを心配する磯野家の面々。「暇だと落ち着かないんですよ」と苦笑いするフネだったが、ここは家族協力して家事をこなし、フネに趣味探しを専念してもらうことに。  フネがまず興味を持ったのは“茶道”。茶道の道具が押し入れにあったことを思い出し、早速引っ張り出そうとしたのだが、途中で押し入れの汚れが気になりそのまま掃除を始めてしまう…。次にフネは「何かためになることなら続くかも」と、テレビ番組で“英会話”の勉強をし始める。しかし、ちゃぶ台に突っ伏して爆睡! テレビ画面には「My name is Ken」の文字が悲しく映っている…。  次なる趣味探しは、マスオが提案した“美術鑑賞”。休日に2人で美術館に訪れたものの、フネはドレスを着た女の子の絵画を見て「ワカメにもこんな服が合うかもしれないね」と家族を思い浮かべたり、牛の絵画を見て「あっ 牛乳きらしてたから買って帰らないと」と家事を思い出してしまうなど、終始家のことが頭から離れない様子。  そんなフネを見かねて、今度は波平が“骨董品鑑賞”に誘う。「骨董も奥が深くていいもんだぞ」「(骨董品店に)通い続けることによって、審美眼が養われていくんだよ」と饒舌な波平は、「どれがいい物かわかるか?」とフネのセンスを試すことに。赤い模様が入った派手な壺を選んだフネに対し、「こういう簡素なものほど高価なんだ」としたり顔で茶色の地味な壺を選ぶ波平。しかし店主によると、波平の選んだ壺は「大量生産の模造品」で、フネが選んだ壺がこの店で一番高価なものとのこと。赤っ恥をかいてしまった波平が居心地の悪さからプイッと顔を背け、フネは思わず「お父さんと同じ趣味だと大変だわ」と心の中で苦笑いするのだった。  そんなこんなで趣味探しが難航するなか、フネは「もう十分楽しみました」と突然趣味探しを引退宣言。そこでカツオが「趣味を探すことを趣味にすればいいんじゃない?」とウィットに富んだ提案をすると、家族一同大賛成。フネも「それなら色々挑戦してみようかな」とノリノリで続行を決意するのだった。


10月20日
『ハヤカワさんの子牛』
サザエが家で手作りアイスクリームを作り、みんなで食べる。カツオが学校でその話をすると、花子とカオリも早川さんの家で手作りアイスを食べたという。そのアイスは牧場の搾りたてのミルクを使ったので、とてもおいしかったらしい。早川さんは車で1時間位のところある牧場に行ったらしく、カツオはその牧場に興味を持つ。穴子も行ったようだ。その牧場に花沢さん行くらしい。花沢さんのお父さんが近くまで、車で送るらしい。早川さんは、行かないらしい。オスなのでどこかに貰われていくのが辛いらしい。ミルクを出さないからと。早川さん、その牛に、姫子と名付けたらしい。カツオ、花沢さんと牧場に行ったときに、姫子は元気だと行っていた。早川さんのお父さんと牧場に行くよう。カツオも。本当のことを言い出せなかったカツオ。早川さん、前行った牧場ではなく、姫子が貰われた牧場に行った。早川さんのお父さん、登場したのはわずかな時間だったが、顔は似てないかもしれないけど、優しそうなオーラがあった。早川さんのお父さんは2016年頃から2回ほど登場したことがある。そのときに早川さんのお父さんの声優を務めていたのは、今年から新たにマスオさん役となった声優・田中秀幸(68)。そのため今回放送された回では、早川さんのお父さんをアニメや吹き替えなどで幅広く活躍する声優・坂巻学が演じていました。

『マスオは本の虫』
磯野家きっての読書家であるマスオは、秋が深まるこの季節片時も本を手放さない。その“虫っぷり”は、散歩している際も“歩きスマホ”ならぬ“歩き読書”をし、会社のお昼休憩中も、自宅で家族みなが寝静まったあとも読み進めるなど、なかなかのもの。やっとのことで長編小説を読み終えたマスオが「次はなにを読もうかな」と早くも次に読む本を考えていると、そこにサイレンを鳴らして走るパトカーが通りかかった。これを見てピンときたマスオは、「そうだ! 次は推理小説にしよう!」と決め、早速本屋さんで購入。店を出た瞬間からお得意の“歩き読書”で帰路につく。そのまま自宅に着いたのだが、家には入らず玄関前で立ち止まり、アゴに手をあて「ん? 待てよ…ひょっとして犯人は…」などとブツブツ一人言を言いながらあれこれと推理が止まらない。するとそこに波平が帰宅。玄関前でモゾモゾしているマスオさんを“怪しい男”と勘違いし、慌てて勝手口から入り、フネとサザエに「すぐ警察に通報しなさい」と指示をする。警察が来るまでの間、サザエは“怪しい男”を探るべく玄関に近づいてみると、突然“怪しい男”ことマスオさんが「分かったー!」と大声で叫ぶのだった。のちに事情を聞くと、どうやらマスオは推理小説の犯人が分かった嬉しさで雄たけびをあげてしまったようで、サザエから「本の虫はいいけど、時と場所を考えて読んでよね」とピシャリと叱られるのであった。

『ねずみとお姫様』
ワカメのクラスが学芸会で劇をやる。ワカメはねずみの役で「そうだそうだ」というセリフしかないが、とても張り切っている。学校帰り、ワカメはみゆきちゃんが元気がないことに気づく。みゆきちゃんは劇でお姫様役をやるのだが、ちゃんと出来るか不安なのだという。ワカメは「一緒に練習しよう」とみゆきちゃんに提案する。 練習したおかげで、みゆきちゃん、うまくなる。学芸会前に、みゆきちゃん、緊張で声が出なくなったが、カツオが笑わせてくれて、声が出るようになった。


10月13日
『大人になりたくない』
ある日、授業で“将来の夢”について作文を書いたワカメ。同級生で隣の席に座る堀川くんが書いた作文には2文字で「パス」とだけ記されており、先生がその理由を尋ねると「大人になりたくないんです」と気まずそうに話す。堀川くんは「大人になると電車賃もバス代も倍になるし、遊園地も高くなる」と言い、“大人料金”になることで、田舎に住んでいる祖母に会いに行けなくなることを危惧していたのだった。カツオも同意見で、5年生のままでいたい。中島、おじいちゃんが買い間違えて、大人のキップで電車に乗った話しをしたら、女の子にチャホヤされる。カツオも実は、その前に、大人のキップで電車に乗っていたようだ。試合に遅れそうになった野球の試合を見に行ったときだ。波平が買い間違えたけど、カツオには気にするからと言わなかったようだ。早川さんのお母さん、中学生になったときに初めて大人のキップを買ったときに、2枚買って、1枚は日記帳にはさんで、今も取っているそうだ。その翌日、突如堀川くんが磯野家を訪ねてくるなり「喜んでください!」「僕、大人になることに決めました!」とカツオに意気揚々と呼びかける。「またくだらない理由じゃないのか?」といぶかし気なカツオに、堀川くんは「真面目です。大人になればおじいちゃんになれるからです」と突飛な発言を繰り出す。カツオが目を見開き「おじいちゃんになりたいわけ!?」と驚くと、堀川くんは興奮気味に「おじいちゃんになるとシルバーパスがもらえるからです」と、東京都内の満70歳以上のお年寄りが持てる電車・バスのフリーパスの話を持ち出す。これには、サザエも「やっぱり交通費が理由みたいね」と苦笑いしてしまうのだった。

『愛しのやきいも』
夜、1人で繕い物をしていたサザエは「いしや〜きいも〜」の声を聞き、いそいそと買いに出ようとする。しかしタラが「眠れないです」と部屋から出て来たので、サザエはタラを寝かしつけるため寝室に向かう。翌日、サザエは昨夜食べそこなった焼き芋を買おうとするが、なぜか今日に限って焼き芋屋さんが見つからない。サザエ、焼き芋が食べたいからと、電球と間違える。焼き芋屋が二、三日来ないからと、文句を言うサザエ。風邪で寝込んでいたようだ。

『秋ふかし、隣は何を…?』
子ども部屋で、カツオが珍しく勉強をしている。フネは「いいことをしてるんだから騒がないでおこう」と言うが、サザエは気になる。商店街で花子に会ったサザエは、カツオが勉強しているのは、新しいサッカーボールを買ってもらうためだと聞かされる。波平やフネに好印象を与えて、おねだりするつもりなのだ。花沢さん、お父さんにコートをねだるが、お父さん、将を射んと欲すればまず馬を射よと。コートを買いたかったら、まず母ちゃんから交渉しよと。


10月6日
『ぼくは正直者』
この日の放送は、1969年10月5日のアニメ放送開始から50周年を記念したスペシャルバージョンで、冒頭から初代アニメ『サザエさん』のオープニングが流れたのち、現代版のサザエさんがお祝いの言葉を述べていくという演出となった。また背景には、レトロなテレビの画面に初代サザエさんのアニメ映像が。さらにオープニング終盤には、サザエさんから「11月24日にはサザエさんスペシャルをお送りします! 他にも面白い企画をご用意しておりますので、どうぞお楽しみに!」と告知がされた。客の高見夫人の斬新なヘアスタイルの感想を尋ねられたカツオは、自分の膝を見せ「ここツネってるから大丈夫」と、笑いをかみ殺しながら答える。サザエに後でこっぴどく叱られるが、高見夫人からは「あなたのような正直者は大好き」と気に入られ「正直のお礼に今度の日曜日、わが家にご招待させて」と言われる。高見夫人の家に花沢さんとカツオ、訪問する。築50年、建坪500平米と花沢さん。囚人の趣味の鉄道の模型まで、カツオ達に見せる。大事にしてくれる人に譲りたいと。デレビ局が取材にきたこともあるような鉄道模型、置いていた部屋で、料理教室を奥さんが開きたいので、鉄道模型が邪魔だったようだ。ところが、主人は鉄道模型と別れたくなかったようで。料理教室の部屋は、花沢さん不動産で探すことになった。

『渋い顔、甘い柿』
近所の柿の木の枝が折られ、カツオたちが家の主人に疑われる。カツオはその家にボールを入れてしまい取りに行ったが、柿は取ってないと家族に訴える。が「ボールを入れて迷惑をかけたから」と波平達にとがめられ、謝罪に行く。しかし折ったのは猫の仕業と分かり、逆に主人にわびられ、カツオはその家の柿の実をたくさん持たされる。

『姉さんの運動会』
カツオたちの通う小学校で開催される運動会に、PTAとして参加することになったサザエ。「全種目参加する!」と意気込むサザエは、「出るからにはあまりぶざまな格好は見せられない」と、波平の釣り竿にあんぱんを付けて“パン食い競争”の練習をしたり、カツオとかけっこ勝負で外を走ったり地道に特訓を積んでいく。 そして運動会当日。特訓の成果もあってか、カツオは徒競走で見事1位、サザエもパン食い競争で見事1位を獲得。そんななか、次にサザエは“二人三脚”に出場。スタートからぶっちぎり1位で走り、このまま独走かと思われた次の瞬間、応援席から赤ちゃんの泣き声が!  大泣きする赤ちゃんを見て、「あんなに泣いてどうしたのかしらね…」と走りながら心配するサザエ。すると、二人三脚を組んでいた相手の若い女性から「うちの子です」と打ち明けられ、ビックリ仰天。すぐさまキリッと表情を硬くし、「奥さま、やむを得ません」とレースを放棄して赤ちゃんのもとへ。会場中の視線を集めるなか、女性が赤ちゃんを泣き止ませると、みな一安心。フネも「いい判断ですね」と称賛し、波平も感心するのだった。そしてサザエたちは、赤ちゃんを抱いたまま歩いてゴール。サザエの咄嗟で賢明な判断に、会場中が沸き立ち、笑顔で大きな拍手に包まれるのだった。


9月29日
『すき焼きはノリスケ流』
ノリスケから「すき焼きを持っていく」と電話が来て、磯野家の面々はコンロを用意して楽しみに待つ。しかし持ってきたのはすき焼きの鍋だけで、がっかりする。ノリスケは得意気に「この鍋は名人手づくりの、予約しても三年待ちの人気の品で、特別のコネで手に入れた」と自慢する。そして、すき焼きの材料はちゃっかり波平に頼む。 早川さんの家でも、鍋が届く。その鍋で、磯野家で鍋パテーィーすることになった。早川さんの家でも鍋パーティー、カツオは磯野家を選ぶ。鍋は大勢の方が良いと。

『雨の日の遊び』
雨のため、外で遊べないカツオたちは、家の中で「お菓子探しゲーム」を始めたり、廊下で三輪車を使ってレースを始めるが、サザエにきつく叱られて中止する。次に、三人はかくれんぼを始め、タラはフネの羽織の下に隠れる。このため、フネの背中が丸まり年寄りに見え、探しに来たワカメは「お母さんが老婆になった」とショックを受ける。

『酒断つふたり』
ある日酔っ払いながら夜道を歩いていた波平とマスオは、屋外で羽目を外しているところを警察官に見つかってしまう。さらに翌朝、家族たちにも小言を言われたことで、フネから「しばらくはお酒は控えていただきます」と“禁酒”を言い渡されてしまった。それぞれ言いつけを守って禁酒生活を送る2人。しばらくたってお酒が解禁されたが、頑固な波平は「禁酒を続ける」と断言。しかしその夜、夢に見るほどお酒を飲みたかった波平はフラフラと台所へ向かい、同じくお酒を飲もうとしていたマスオとばったり遭遇。2人はビールとつまみを冷蔵庫から見つけると、深夜にもかかわらず酒盛りを始めるのだった。あっさり禁酒を止めた2人は、別の日にも仕事帰りに飲みにいくことに。そこでマスオは店員に水を頼むもスルーされ、波平は「自分で飲んでくる」と言って席を立ってしまう。中々戻ってこない波平を心配してマスオが探しにいったところ、そこには蛇口のついた酒樽のとなりで大の字になって寝ている波平の姿が。呆れた店員が「水道と間違われたんですなあ……」とがオチ


9月22日
『姉さんとぼく』
学校から“家族”というテーマで作文の宿題を出されたカツオ。「わが家で姉さん以上の面白い材料はない」と、いつもそそっかしいサザエの失敗談を書こうとするが、当のサザエは断固拒否。マスオからサザエ以外について書くことを提案されるも、カツオは「お母さんは地味すぎる」とし、猫のタマに至っては「僕は夏目漱石じゃないよ」と一蹴する。後日、カツオは提出日2日前に早々に作文を提出。花沢さんが驚いて理由を聞くと、「モデルがいいせいかすらすら書けちゃってね」と出来に自信満々の様子を見せた。作文の優秀者は、クラスの代表として学校の文集に選出されるのだが、カツオのクラスでは見事カツオの作文が選出。これにはカツオも、「まぐれだよ まぐれ」と謙遜しつつ顔をほころばせるのだった。数日後、磯野家ではカツオの書いた作文の発表会が行われようとしている。軽く咳払いをし、「では お粗末の一席」と前置きしたカツオは、「姉さんとぼく」というタイトルを読み上げる。そして、「僕が生まれたとき中学生だった姉は、生徒手帳の間に僕の写真を挟んでみんなに見せびらかしていたらしい」とサザエの旧友から聞いたエピソードを話し始める。ところが最近、その写真をフネから見せてもらうとビックリ仰天。カツオ曰く、「猿みたいでお世辞にも可愛いとは言えない」容姿だったのだ。「姉はなんでこんな写真を可愛いと言ったのだろう」と素朴な疑問をフネにぶつけると、「それは弟だからですよ」と教えられ、「姉はなんでこんな写真を大事にしてくれたのかと思うと、僕は当分弟でいてやろうと決めた」とカツオらしい“皮肉たっぷり”な言い方で締めた。これに対しサザエは、「私も当分、姉でいてやるわ」と“皮肉返し”をし、磯野家は温かい笑いに包まれるのであった。ちなみに、ワカメのクラス代表は堀川君が選出されている。田舎のおばあちゃんのことを書いたそうだ

『タイミングが合わない日』
波平は客を見送るため駅に到着すると、すでに電車が来ている。急げば乗れると階段を駆け上り、なんとか電車に客を乗せる。2人が息も絶え絶えあいさつを済ませた時「この電車は5分停車いたします」とホームの駅員に告げられて、気まずい雰囲気になる。その帰宅時、波平はバス停に向かうと、目の前にいたバスに発車されてしまう。カツオ、新しいサッカーボールを波平に買って貰おうとする。カツオ、交渉ごとは段取りとタイミングが大事だと。枝豆に冷奴にビール、波平のために準備していたのに、マスオに食べられる。しかもお風呂を沸かしたら、マスオに。タイミングを合わせたいカツオが波平でなくマスオに。残念がるカツオ。結局、片付け忘れたサッカーボールを波平に咎められて、買って貰うのは、当分、諦めた。

『うれしいたのしいお彼岸』
お彼岸の日が近くなり、波平は「墓参りに行こう」と提案する。タラは「ご先祖さまと一緒におはぎを食べる」と墓参りを楽しみにして、リカとタケオにも話す。リカは「お墓にはクモがいるから」と怖がり、タケオは「墓参りはつまんないから行かない」と言う。さらにタケオに「ご先祖さまなんていない」と言われ、タラはしょげてしまう。 本当は、タケオは幽霊が出るから行きたくないようだ。


9月15日
『花沢さんの乳母車』
波平は公園で、籐(トウ)で出来た乳母車を見かけたと家族に話す。ピンとこないカツオらにフネは「花沢さんが赤ちゃんの時、籐製の乳母車に乗っていたらしい」と言う。翌日学校でカツオが花沢さんに尋ねると籐細工の名人が作ったらしいものらしい。「写真がある」と言う。その話を聞いた早川とかおりが写真を見たがると、花沢さんは即OKするが、カツオには「男の子はダメ!」と拒絶する。どうしても見たかったら、スカート履いてきてとまで言われる。かおりちゃん、花沢さん、はなという赤ちゃんの籐の乳母車を見かける。それが、籐の乳母車にゴミ箱だと勘違いして、ゴミを捨てた紳士がいると噂になっていた。そんな花沢さん、カツオに花沢さんの籐の乳母車を見せてくれる。金庫からアルバムを持って来る。花沢さんの部屋にて。昔の花沢さんも元気そうだ。花沢さん、なぜ、写真を見せたかというと、お婿さんになるひとには見せても良いと思ってと。カツオ逃げ出す。

『どちらに相談?』
秋の連休直前、西原は「親には休み中の旅行をねだるより、毎月の小遣いの値上げを交渉する方がいい」とカツオたちに提案する。カツオもそれはいい考えだとは思うが、旅行の希望も捨てがたく、ワカメやマスオに相談するが決められない。結局花沢さんに「小遣い値上げよ!」とスッパリ言われて、そちらを波平たちに交渉しようと決断する。プレゼントして、交渉すると交渉が上手くいく。が、プレゼント作戦は、よくないと言われ、断念。財務省の波平に交渉。西原、どこか出かけた方が得だと計算して考えくつ。見たり聞いたりして、財産に残るようだ。おこづかいは断念して、旅行の交渉しようとすると、サザエ、家計簿に頭を悩ましていた。

『姉さんは名監督』
ある日、磯野家に花沢さん、早川さん、かおりちゃんの3人が訪問し、サザエは町内の子どもバレーボール大会の監督に就任することとなった。 その話を聞いた波平とマスオは、晩酌の席で「監督」について大盛り上がり。波平は「監督と言えばわしも子供の頃、好きな野球選手を集めた夢のチーム作って遊んだものだ」と言い、マスオも「僕もよくやってました。今監督をするならどんな選手を集めましょうか?」と話に乗る。すると酒に酔った波平は「そうだなー、一番は足が速い刺身だろ?」と切り出し、「二番はいぶし銀の冷ややっこ!」と野球選手ではなく酒のつまみで打線を組みだす。マスオもそれに乗り、「そうすると、三番は唐揚げでどうですかね〜?」と返すと波平もテンションを上げ、「唐揚げのパンチ力なら四番も任せられるぞ!」とノリノリで回答。そこへ偶然やってきたフネが、「とんだ“迷”監督だね!」とあきれかえるのだった。サザエに監督に就任したのは、みずたまりを飛び越えるのを見た女子達、ジャンプ力が凄かったようだ。引き受けたサザエは「しっかりやらないと」と即、バレーの監督の勉強を開始する。洗濯を干す時にも物干し竿をネットに見立て、ブロックの練習をし始める。カツオが、水を持ってきて、マネージャーになる。カツオ、お使いを頼まれたり、花沢不動産の玄関の掃除を頼まれたりする。サザエが遅くまで考えた作戦、メモに書いてきたけど、それを買い物のとメモと間違える。結局、試合は負けたけど、楽しく試合は出来たようだ。


9月8日
『ヘルメットの天使』
クラが最近仲良くなったという“電気工事の女性”が物語の中心に。その女性は相当な美人らしく、ノリスケはイクラを口実にして彼女と会おうとしていたという。サザエが彼女の噂を伝えたところ、カツオを始めとした磯野家の男性陣も興味津々に。そして後日、ふとしたきっかけからその女性と会う機会に恵まれるカツオ。美人を前に緊張しながら「はじめまして」とあいさつするカツオに対して、女性は「はじめましてじゃないかもよ」といたずらな笑みを浮かべる。実は学校の近くで工事をしていたときに、廊下で立たされているカツオを見かけたことがあったらしい。女性との出会いを経て、その名前が“アカリさん”だったことも判明。父親が「電気の工事をしているから」という名前の由来も明かされたのだが、独特なネーミングセンスに対してカツオは「ちょっと安易じゃない?」と苦笑した。

『持ちつ持たれつ』
出勤時、フネが傘を持って行くように言うが、波平は会社に置いてあるからいらないと言う。夕方雨が降ると、フネは波平を迎えに行こうとする。波平の朝の様子が変だったので、会社に傘があるのは、うそだと思ったのだ。案の定、波平は駅前で困っていて、フネが現れるとバツの悪い顔をする。波平は以前、電車に傘を置き忘れてしまったのだ。今度から素直に傘を持っていくとした波平。

『通勤電車の達人』
毎日ラッシュアワーに通勤している波平とマスオは、「くたびれるが文句を言っても始まらんからな」などと満員電車の大変さを吐露している。これを聞いて「サラリーマンって大変だな。今から気が重くなってきたよ」とうんざりした表情を浮かべるカツオに対し、マスオは「満員電車もそう悪いことばかりでもないんだよ」と以前あった“ラッキーエピソード”を話しはじめる。それはある日の通勤途中、マスオが混雑でぎゅうぎゅうに押し込まれたところ、偶然中学時代の同級生とばったり再会。卒業してから12年ぶりの再会とのことで「顔を近づけていなかったら分からなかったよ」と満員電車に恩恵を感じ、それ以来マスオは“通勤地獄”に対して、「いいことがあるかもしれないぞって思った方が、満員電車も少しは楽しくなるからね」とポジティブに捉えるようになったというのだった。そんな“通勤電車の達人”のマスオは翌日、今日もラッシュアワーに通勤。すると、隣には大きな買い物袋を抱えた女性が。その買い物袋からはフランスパンが飛び出しており、電車の揺れで何度もマスオの顔にくっつきそうに…。ここで電車内から駅へとシーンが切り替わる。駅では一人の女性リポーターが立っており、偶然通りかかったマスオに「通勤地獄について一言」とマイクを向ける。それに対し満面の笑みで「ごくたま〜にゃ いいこともあるよ」と意味深な回答をし、口元にパンくずを付けて「フフフ」と嬉しそうにモグモグ…。そう、なんとマスオは他人のパンを“盗み食い”したのだ。そんなことは全く知らない女性は“短くなったパン”を抱え、インタビューに答えるマスオの横を颯爽と通り過ぎていくのだった…。マスオ、帰りの電車で寝過ごして、気がついたら、終点。それが最終電車で、タクシーで帰ってきた。マスエ、満員電車よりも最終電車が一番大変って・・・


9月1日
『いその家、新学期』
新学期を迎えたカツオは、ランドセルが行方不明になり、リュックサックで登校する羽目になる。しかも宿題の昆虫採集の箱を忘れ、慌てて家に帰るが、その箱が行方不明でサザエとフネとで探し回る……という変な夢を見て目が覚める。実は今日は夏休み最終日で、新学期の夢より、夏休み真っ盛りの夢が見たかったとカツオは落胆する。ワカメ、明日から新学期でウキウキしている。カオリちゃんに会うと、新学期が嬉しくなるカツオ。

『カツオの天気予報』
理科の授業で天気図の勉強をしたカツオは、家でも天気図を描いている。それはわが家の天気図で、東海地方がフネ、関東地方がサザエ…など、それぞれの地域を家族に当てはめ、その日の機嫌を晴れや雨と書き込んでいた。それを知った波平とマスオは、フネやサザエの機嫌を知るために、カツオに天気を確認するのだった。タラがバラしてしまう。波平からカミナリを期待するサザエだが、波平も使っていたので、怒れない。カツオ、飽きが来て天気図はやめてしまう。

『わが家の手紙騒動』
ある日、サザエはマスオに手紙を投函しておいてほしいと託したものの、切手を貼り忘れたかもしれないとヒヤヒヤしていた。気になって仕方がないサザエは、タラちゃんやワカメなどに聞きまわるも情報は得られず、挙句カツオから「おっちょこちょいだよ」と責められてしまう。これに対しサザエは、普段ならば言い返すところを、余程反省しているのか顔を赤らめうつむき、「その通りです。ああ…」と意気消沈。意外にもしおらしい反応を見たカツオは、少し言い過ぎたかもと心配するのだった。そこでカツオは、サザエを安心させるため、切手が貼ってあったか自ら確かめることに。早速マスオに直接確認するものの、マスオも「貼ってあったんじゃないの?」「受け取ってポケットに入れてそのまま出しちゃったから…」と、わからないようだ。そこでカツオはサザエに“切手は貼ってあったみたい”とウソの報告をする。だが、もし貼ってなかった場合、家に手紙が戻ってくることでサザエにバレてしまうと不安になったカツオは、波平に相談することに。訴えを聞いた波平は「お前たち優しいんだな」と感心し、「(手紙が)戻って来たときはわしがなんとかしてやろう」と、一肌脱ぐことにするのだった。後日、波平は郵便ポストから“例の手紙”が返送されているのを発見。すぐさま切手を貼りつけると、それをマスオが投函した。磯野家男性陣の“ナイスプレー”で、サザエを傷つけることなく無事に一件落着… かと思いきや、また別の問題が発生してしまう。郵便ポストにはカツオ宛てに手紙がきており、なんと差出人は“落語家”の先生。その内容は“弟子入りを拒否”するもので、あわや小学生のカツオが人知れず落語家になろうとしていたことが発覚し、波平からカミナリを落とされてしまうのであった。


8月25日
『悩ましき日記』
カツオは夏休みの日記を溜めていて、これまでの出来事や天気について、サザエに聞く。しかし協力してしまうと、宿題を溜めこむ悪い癖が直らないので、波平から「カツオのためにならないから協力するな」と、サザエは言われていた。このためサザエが「教えない」と言うと、カツオは負けじとワカメやサブローに聞き始める。そして内容も創作しまくり何とか日記を完成。しかし、サザエにバレて、日記の書き直しを命じられる。声優の田中秀幸が務める3代目“マスオさん”の声がお披露目。この日、1本目の「悩ましき日記」(作品No.7975)に登場。波平から「21日は何をしていたかな?」と聞かれ、「えーと、あ、うなぎを食べませんでした?」と答えたのが、田中秀幸が演じたマスオさんの第一声だった。

『注意する人される人』
サザエが結婚式シーズンに備えて、着物一式を揃えていると、カツオはこれから出かけるのかと聞く。どこにも行かないと言っても、カツオが「だまされないよ」と信じないので、2人は口げんかになる。フネが2人を引き離すため、波平が呼んでいるとカツオにうそをつく。波平のところに行ったカツオは「話って何?」と聞くが、波平は首をひねる。波平は覚えがないので忘れたと言う。そしてふすまを開けてくれと言う波平に応じたサザエ、足袋を直してる途中で足でふすまを開けていると勘違いされ怒鳴られてしまう。勘違いを反省した波平は勉強をするようカツオに言ってくれとフネに頼まれるが、カツオの人生だ好きにしろと言い放ちます。空地で遊ぶカツオに怒鳴るサザエですが偶然居合わせた波平はカツオが遊ぶのを許可しました。周囲にカツオの友人たちがいた為にカツオにも立場があるだろうと空気を読んだ模様。オチは自己流の美容体操をして腰を痛めたサザエが煽るような格好で波平に説教されるというもの。

『波平、柔の道』
ある日、波平はテレビに影響されて“柔道”を習おうと決心する。家族から「無理しないほうが…」「運動音痴なんだからやめたほうがいいんじゃない?」という制止を振り切り、「わしは行くと言ったら行く!」と頑なな態度。 後日、近所の道場に行き稽古を開始する。まずは受け身から習う波平だったが、腰を強く打ち付けてしまい、そのまま泣く泣く帰宅。翌日、痛む腰を支えながら会社へ出勤しようと、駅のホームに向かって階段を上っている途中に、乗る予定の電車が到着。乗り遅れまいと慌てて階段をかけあがるが、最後の一段で大きくつまずいてしまい、そのままなんと勢いで宙返り。ここで咄嗟に“受け身”を繰り出し、「昨日の稽古が役に立ったぞ!」と確かな手ごたえを感じるのだった。 そんな折、カツオは波平が柔道を習っているところを友人たちに目撃され、過剰に褒められてしまう。「ホントは受け身の稽古ばかりしているなんてカッコ悪い」と悩むカツオに、フネは「ホントにカッコ悪いかどうか今度確かめてきたらどうだい」と助言する。早速、波平が稽古をしている柔道場に向かうと、そこには何度も何度も“受け身”を練習する波平の姿が。最初、カツオは“波平のカッコ悪さ”に顔をしかめていたが、波平が何度も失敗したのちようやく見事な“受け身“をとると、思わず「ナイス受け身!」と一声。帰り道、カツオは「あんなに厳しい稽古、僕だったら1日で逃げ出しているよ」「さっきのお父さんの受け身、カッコ良かったなぁ」と波平に尊敬する気持ちを伝えると、波平は「よし! じゃあ帰ったら父さんが教えてやろう」と顔をほころばせるのであった。


8月18日
『浮かれるひとたち』
サザエがスーパーで買い物をしていると、引っ越してきたばかりの主婦が、売り場がわからなくて困っている。サザエがいろいろと案内してあげると、「主婦の達人」と、とても感謝され、調子に乗ったサザエは商店街中を案内し始める。このため家に帰るのが遅くなり、夕飯の支度も遅れ「浮かれないように気を付けなさい」と波平に注意される。サザエに窓ふきを手伝いを頼まれたカツオ、「見本を見せて」と。サザエ、おだてに乗せられて、全部の窓を拭いてしまう。

『あこがれの別荘』
マスオの先輩が別荘に出かけたので、サザエ・マスオ・タラで、その先輩の家の留守番をして、広いリビングでくつろぎ、大型テレビを堪能する。別荘にも行きたくなったサザエは「別荘の留守番役を頼んでくる人はいないの?」とマスオに聞くが、そんな都合のいい人はいないと言われる。そうなると、サザエはますます別荘に憧れてしまう。悪夢を見たサザエに自宅を別荘に見立てて夢見るのはどうかとカツオが提案すると、寝付けなかったのでぐっすり眠ってしまう。そして花沢さんに貰った別荘写真のコピーから皆で夢広がり、夢想してみてはと。ログハウスを建てた夢を見た波平、物置の日曜大工に精を出す。

『叱られたいワカメ』
ある日、ワカメは友人から “叱られるのは愛情の裏返し”と聞き、「私もお兄ちゃんにみたいに叱られたい」と “叱られのプロ”カツオから叱られる方法を教えてもらうことに。さっそく、ワカメはカツオに言われた通り、サザエの前で夕飯のおかずをつまみ食い。しかしサザエは驚きつつも、笑顔で「フフッ おなかが空いたのね。こっちも食べる?」と他のおかずも差し出してくるだけ。ワカメはその後、部屋を散らかし放題にしたり、漫画が面白くてお風呂に入らないと言いだしたりと次第に行動をエスカレートさせた。 そんな折、サザエが子供たちのおやつにスイカを用意したが、ワカメが姿を見せない。ここでカツオが「ワカメは夜遊びして帰ってくるよ」と衝撃の一言を放った。 しかし、すぐに「実はね…」と切り出し、ワカメはノリスケの家で時間をつぶして帰ってくると暴露。サザエとフネは「そこまでしなくてのいいのに」と呆れてしまうのだった。その夜、“夜遊び”をして帰宅したワカメに、フネは「後でお父さんにきっちり叱ってもらいますからね」と告げる。するとワカメは、謝りつつも嬉しそうに笑みをこぼす。その後、泥酔状態で帰宅した波平は、冷蔵庫に入ったワカメ用のスイカを「酔ったときはスイカに限る」とパクリ。その光景をみたワカメは、「もういい。お父さんは私のことなんかどうでもいいのよ」と号泣してしまうのだった。 後日、カツオから事情を聞いた花沢さんは、ワカメに向かって「私もね、父ちゃんに叱られた記憶がないのよ」と同調しながらも、「ほら私って父ちゃんよりしっかりしてるから 叱られるより叱るほうなのよ」と自らの親子関係を説明。「親子っていろんな形があっていいんじゃない?」と諭した。 ワカメが家に帰ると、波平が昨夜のお詫びにとスイカを1玉買ってきていた。また、マスオさんも「僕もワカメちゃんにと思って」とスイカを購入しており、計2玉のスイカが並ぶ。カツオが「これがお父さんとマスオ兄さんの愛情だね」と言うと、ワカメは「心配かけてごめんなさい」と謝罪。最後はみんなでワイワイとスイカを食べる和やかな幕引きとなった。今回の放送をもって、40年以上もの間マスオさん役を務めた声優・増岡弘が卒業した。最後の“増岡版マスオさん”のセリフは、家族団らん中の「あはは」という笑い声であった。


8月11日
『逃げるトウフ屋さん』
自転車に乗りラッパを吹いている豆腐屋さんを、サザエが見かける。その話を波平とマスオにすると、2人がその豆腐屋さんの豆腐を食べたがるので、カツオは自分が探してみると言う。翌日、学校でその話をすると、花子もラッパを吹く豆腐屋さんを見たが、豆腐を買おうと追いかけたら、スピードを出して逃げてしまったという。中島のおじいちゃんも逃げられたようだ。ラッパも下手。カツオが学校にいるとき、豆腐のラッパが聞こえて、カツオはトイレに行くと言って抜け出し、追いかける、豆腐屋のおじさんに追いつくも、売り切れだと。ラッパは、つい癖でと言っていた。早川さんが土手で絵を描いていると、豆腐屋が通りかがる。早川さん、追いかけて、カツオの家の住所を言って、家まで来てもらうことになった。ところが、来たのは、若者の豆腐屋。しかも車で、ラッパは吹かない。波平、冷や奴に感激。しかし、この豆腐は遠くから届けてくれたようだ。その自転車の豆腐屋は偽物で、俳優らしい。役作りで豆腐屋の修行をしていたようだ。脇役で50年らしい。

『あさひが丘のかいだん噺』
カツオは人が宇宙に行くこの時代に、お化けなんか恐くないと言う。「昔は物を大切にしないと付喪神というお化けが出ると言われていた」と波平が話し、サザエが「カツオなら隠してあるテストの答案のお化けが出るかも」とからかうが、カツオは気にしない。しかしその夜、カツオは答案用紙のお化けに追いかけられる夢を見てしまう。サザエ、ノリスケが下宿して頃に、のっぺらぼうの話しをしたらしい。その話しをカツオ、早川さん、中島、花沢さん達にしてあげると、子供達がみんな集まる。サザエの怪談話しをクライマックスで、のっぺらぼうの面で驚かす。ちょうどその時、サブローさんがビールを持ってくると、その面をつけたまま、サブローさんの前に現れると、サブローびっくり。

『母さんの鏡台』
磯野家には、鏡がたくさんあるものの、全身がそっくり映る鏡はフネの鏡台しかない。ある日、カツオが鏡台を使おうとフネの部屋へ行くと、丁度フネが「自分を見ているんですよ」と鏡台を使用している真っ最中。フネは、1日のなかで頻繁に鏡台の前に座るのだが、その理由を「顔色が悪かったり、暗い顔をしていたらみんなに心配かけるだろ?」と説明。それを聞いたカツオは「鏡じゃないと自分の顔見られないもんね」と妙に納得するのだった。 そんなある日、フネはサザエから「たまには母さんもお洋服でお洒落してみたら?」と“マダム向け”ファッション誌を手渡される。そこには“60代の装い”という特集が組まれ、モデルが膝上ノースリーブワンピースを着こなし、爽やかな表情を浮かべている。「まぁ 私より10歳も年上!」とモデルの若々しさに衝撃を受け、触発されたフネは、自らも“若々しい”ファッションに挑戦することに。黄色のノースリーブ“ミニ”丈ワンピースに、赤のベルト、水色ストライプのスカーフに、ピンク色のつば広の帽子… そして極めつけに“青い網タイツ”をはき、鏡台の前でキメポーズを連発。よほど楽しかったのだろう、鼻歌を歌いながら時折「ん〜!」と満足気な様子だ。 するとそこに、散歩から帰宅した波平が登場。フネの衝撃的な姿を見るや否や「ひ〜!」と驚き、失神。サザエからファッションの参考になったか尋ねられたフネは、「参考になりすぎました」と顔を赤らめ、反省するのだった。母さんの鏡台、最初に映したのは、波平、フネ。次ぎに赤ん坊のサザエ、次ぎに、カツオ、ワカメ、マスオ、タラと映していた。歴史を感じる。今日の放送、40年以上もの間マスオさん役を務めた声優・増岡弘が卒業する。最後の“増岡版マスオさん”に注目だった。


8月4日
『グーチョキの人』
ある日、波平は、磯野家から日々の感謝として晩酌のお酌をしてもらったり、手作りの金メダルを首にかけてもらったりと、“逆”家族サービスを受け大喜び。マスオから「僕なんかお父さんの半分も勤めていませんからね」と勤続年数を褒められると、波平は「なあに。愚直にやってきただけだよ」と謙遜する。“愚直”という言葉を初めて耳にしたカツオとワカメが「じゃんけんのとき、グーかチョキしか出さない人のことじゃないの?」とふざけると、フネから愚直とは正直で、融通の利かない人のことを指すと教えてもらう。するとカツオは、以前波平と飲食店に行った際、店側のミスでご飯を“大盛り”にされてしまったハプニングを思いだす。間違えられた波平は訂正をしつつも完食し、さらには「わしは大盛りを残さず食べたんだからな」と、店側が遠慮するにも関わらずきっちり大盛り分の代金を支払ったという。このエピソードを受けて、フネは波平との新婚旅行でも同じようなことがあったことを思い出す。新婚旅行の際、波平が飲んだお酒一本の代金が、旅館側のミスで領収書に記載されていなかった。旅館に確認したところ、「こちらのミスですから結構です」とお詫びされたものの、波平は「一生に一度の旅行だからきちんと払わんとな」と正義感にかられたようで、その後わざわざ現金書留で代金を送付したというのだ。すると翌年のお正月、旅館からお礼にとお祝い用の大きな“角だる”が届き、波平の“愚直さ”が功を奏したのだった。  カツオから「まさかそのお金も払ったんじゃないの?」とツッコまれると、「わしはそこまで野暮じゃない!」と反論し、カツオも「えらい! お父さんは“グーチョキ”の人だよ」と称賛したのだった。ちなみに、この話を聞いたノリスケは「ハハハ! 愚直なんて言うとカッコイイけど、つまり“バカ正直”のことですからね」と一蹴。ムッとする波平だったが、後日ノリスケからお詫びとして“角だる”が贈られると、コロッと機嫌を直してしまうのだった。

『姉さん手のひら返し!』
カツオや中島らは、キャッチボール中に近所の窓ガラスを割ってしまい、その家の主人に怒鳴られる。ちょうど通りかかったサザエは、主人のあまりの剣幕にあきれ、毅然(きぜん)と「私が弁償いたします」と立ち向かう。「救いの神だ…」とカツオたちは喜ぶが、ガラス代が思いのほか高額だったため、逆上したサザエに先程以上に叱られてしまう。カツオ達、申し訳ないので、玄関の掃除をする。サザエ、子供達にジュースをご馳走。サザエは、買い物に行こうとしていたのに、ガラス代が高く、家に帰る。

『夏の夜の奇跡』
ある日、タラちゃんは友だちのタケオからセミの抜け殻を自慢される。しかしタラちゃんはセミの抜け殻が何か知らないため、タケオへ「抜け殻ってなんですか?」と質問。タケオも抜け殻が何かを説明できなかったため、タラちゃんは自宅に帰ってカツオとサザエにセミの抜け殻について聞いて回った。カツオとサザエは、図鑑を使ってこれを説明。サザエが「(抜け殻は)これはセミさんの脱いだお洋服なのよ」と教えてあげると、タラちゃんは「セミさんがお洋服を脱ぐところを見たいです!」と興味深々。翌朝、マスオとカツオとともに木の周辺を散策してみるが、残念ながらセミが羽化する瞬間は見ることができなかった。一方その頃、サザエは酒屋のサブちゃんへ“タラちゃんたちがセミの羽化を見に行ってる”ことを話す。するとサブちゃんから、「セミの羽化が始まるのは、朝じゃなくて夜なんです。始まるのは夜の7時か8時頃でしたね」と羽化に関する衝撃の情報が。その日の夜、サザエがベランダに羽化中のセミを発見。すぐさま家族全員を呼び出し、一家総出で羽化を鑑賞。その姿をじっくり観察したタラちゃんは、「頑張るです!」と羽化するセミを応援していた。


7月28日
『バイトの王様カツオ』
裏の老夫婦の1週間の北海道旅行中、カツオは留守宅を預かるバイトを頼まれる。張り切って早起きし、新聞や牛乳を回収する。その牛乳を1人で飲み、ワカメ達からひんしゅくを買うが「これがバイト代」と平然と言う。が、老人宅で雨戸を開けていると、花子から「バイト代牛乳だけじゃないでしょ」と問い詰められ、しぶしぶ千円貰った事を白状する。花沢さんに、草取りをさせられる。花沢さんは、拭き掃除。知らないおじいちゃんがやってきて、いつもインコを預かった。波平の真似をするということは、よく預けられるようだ。磯野家で預かるが、子供部屋に置くと、インコがカツオ~とか叫んで、大迷惑。インコはハナコと名付けているようだ。おじいちゃんからは500円もらった。

『磯野家、夏休み届』
ワカメは、1日中家事にいそしむフネとサザエを見て「夏休みもなくて大変」と感じる。その晩、マスオが会社に「休暇届」を出せば休めると話しているのを聞き、良いアイデアを思いつく。ワカメはフネとサザエに「これを使って」と『磯野家 夏休み届』と書いてある紙を差し出し「これを出せば好きな時にお休みがもらえるの」と説明する。カツオも「宿題代わりにやります届』を作り、マスオを騙そうとするとするが、サザエに見破れる。便乗して、マスオも波平も、欲しいものを買わせようとするが却下。サザエ、フネを一緒に休みを取るが、結局、皆の買い物を買ってくる。

『海は広いな楽しいな』
磯野家全員で海水浴場に出かける。早速海辺に着くなりカツオとワカメは泳ぎの競争、タラオはマスオと砂遊びを始める。波平・フネ・サザエは日傘の下、洋服で眺めていたが、楽しそうな子供達を見てサザエは「私も泳ぐ」と突如服を脱ぎだす。驚く波平・フネを尻目に、「家から着てきたのよ」と服の下に着ていた水着姿になる。 フネに水着を貸すが、派手すぎる。恥ずかしいので、砂で隠して貰うが、波平も。波平は種飛ばしが上手かったようで、やろうとしたら、腰を悪くする。泳ぐのに飽きたカツオとワカメは、砂浜で寝そべっている波平を見つけると、その体に砂をかけていく。さらにワカメが波平の頭に女性モノの帽子をかぶせ、顔は花柄のスカーフでおおい隠すと、カツオは波平の胸の部分を砂で盛り上げ、豊満なバストを形成していった。すると、その砂に埋もれた波平のところにマスオが登場。すぐそばに腰を下ろすと波平の姿を見て、美女と勘違い。「むふー」と興奮しながら、ハートマークつきの色目を送った。そのマスオの反応に波平は困惑。また、水着を持っていなくて海に入れないと残念がるフネに、カツオが「せっかく海に来たんだから一緒に泳ごうよ」と誘う。サザエからの勧めもあり、サザエの予備の水着を借りることに。しかし、その水着とは赤地に白い花柄という“若々しい”デザインで、肩紐のないセクシーなデザインのもの。この”イケイケ”のビキニを着て登場したフネに、周囲の観光客は驚きの目を一斉に向けるのだった。カツオ、まだゆっくり遊びたいからと、海の中で波平のパンツを騙して奪うという。砂浜で鍵を落としたサザエ 灯台の光で探すオチ。


7月21日
『ぼくはタラオです』


カツオは「僕にだって他人に触れて欲しくない事はあるよ」と言い、家族に「そうは見えない」と笑われる。カツオは「タラちゃんとタマじゃないんだから、傷つく事はある」と怒ると、逆にタラに「ぼくだってあるです!」ととがめられる。タラは皆にタラちゃん、と呼ばれ傷ついており、ちゃんと本名の「タラオ」で呼んで欲しいと言う。タラオと呼ばないと大人一人1回100円、子供は1回10円。タラオと呼ばれたいタラちゃんだったけど、最後はワカメが前払いしてでも磯野家ではタラちゃんと呼びたいと直談判した。タラが赤ちゃんの時に、ワカメがタラちゃん事でタラちゃんと呼びかけたら、泣き止んだそうだ。それで、タラオはタラオ呼びを即時撤回。 『夏休みが始まるよ!』
波平は「子供らが夏休みだと朝がのんびりするな」と目を覚ます。しかしフネは慌てて外出して行く。小学校で保護者の講習会があるらしい。カツオは波平に茶を入れた後「世話掛けないようにしてね」と遊びに行く。他の家族も出掛けており、1人残された波平は「夏休みに入ったからと言って、みんな出ていく事はなかろう」と呟く。カツオ、夏休みの宿題を一日でやろうとして、目が回り、お医者さんを呼ぶのがオチ。

『笑顔のワンピース』
サザエが幼い頃に着ていた“ひまわり柄のワンピース”をワカメにプレゼントするというもの。ワカメは大喜びで友だちに自慢しようと公園へ出かけたが、友だちはデパートで買った新品のワンピースを着ていたため、自分のワンピースが姉のお下がりだとは告げられなかった。そしてワカメは家に帰ってから、サザエに「このワンピース少しきつくて……」と嘘をついてしまうのだった。サザエはワンピースのサイズを直そうとしたが、「いいわよ! もう着ないから。私には似合わないし」とワカメは突っ返してしまった。その後、フネとワカメがアルバムの写真を整理していると、偶然写真の中にそのワンピースを着たサザエの姿があった。フネいわく、小さい頃のサザエはそのワンピースをとても大事に着ていたが、ワカメが生まれたときに「プレゼントしたい」と話していたとか。その話を聞いてワカメがサザエのもとへ駆けつけたが、ちょうどサザエがワンピースを切断していたところだった。自分が「もう着ない」と言ったから、サザエがワンピースを切っていたと思い込むワカメ。しかしサザエはワカメのために、ワンピースをセットアップにリメイクしていたのだ。ワカメはこのセットアップに大喜び。さっそく袖を通し、家族全員にお披露目すると、波平が「そのひまわりの柄懐かしいな! 母さんも昔着とったろ?」と昔を懐かしんだ。実はこのワンピースは、もともとはフネが着ていたものをサザエ用にリメイクしたもの。家族3人でお下がりの洋服を着られることに、ワカメは「大切に着るからね!」と喜びの声を上げていた。


7月14日
『磯野不公平さま』
波平は、バリバリと音を立てて煎餅を食べているのがカツオだと思って「うるさい!」と大声で怒る。が、音の主がマスオだと知ると「カツオだと思って、つい…」と謝る。それを見たカツオは憤慨し「磯野不公平さま」と波平宛に書置きを残して、家出をする。リュックを背負い中島の家へ向かうが、途中で同じリュック姿の中島に出会う。中島も兄貴と喧嘩して家出したようだ。ちょうど花沢さんと会って、家を紹介してもらう。だが、電気も通らない家。中島は、兄貴だけ大事にされて、中島は大事にされていない。たが、中島、帰りたくなった。カツオの書き置きは、紙飛行になっていた。みんなに知られていない。カツオ、中島を連れて、磯野家に。中島のおじいさんが迎えにきた。磯野家のみんなに知られていたのだ。紙飛行機にしたのは波平のアイディア。

『油断も隙もありゃしない』
マスオは深夜に帰宅し、サザエの話も聞かずに寝てしまう。翌朝目覚まし時計がけたたましく鳴り、無理矢理起こされるマスオは「休日なのに…」と不満げ。サザエは「タラがリカと朝8時に公園で待ち合わせて遊ぶ為、家族皆が協力して早起きしている」と言う。リカちゃん、幼稚園と同じ時間にしたいらしい。さらに「マスオがタラを連れて行く事になっている」と言い出す。リカちゃん、マスオが遊んでくれるというので、お母さん達が、子供つれてくる。オチは、波平のシェービングクリームをマスオさんが勝手に使うオチ。

『迷惑な胃ぶくろ』
連日の暑さにも負けないサザエの旺盛な食欲を、マスオと波平はうらやましがる。夕飯もたいして進まず、ビールだけ飲んでいる2人を見かねたサザエは、おにぎりを作る。梅干、生姜、大葉を混ぜたおにぎりはさっぱりと食べられて、食欲のなかった2人にも大好評。夕飯をしっかり3杯もご飯を食べたサザエまで、釣られておにぎりに手を伸ばす。


7月7日
『23人のやさしい子』
カツオは家の冷凍庫から氷を出し、暑い中、道路工事をしている人たちのヤカンに入れてあげる。数日後、岩手県の大岩みのりという女の子から手紙が来る。みのりの父は東京で道路工事の仕事をしていて、カツオから氷を貰ったことに感動し、みのりに電話で話したらしい。手紙には「カツオお兄さまへ」と書かれていて、一同は驚く。手紙には、東京には23区あるそうだがそのすべてにカツオみたいな人がいたらいいという内容を見てカツオは一人23役をやる事にします。 学校でその件を話すと早川さんも一緒に同行する事に。次の工事現場を聞きだし(大岩みのりは大変な恥ずかしがり屋で、初対面になると真っ赤になり喋れなくなる)、そこに早川さんと行くと既に工事の人たちは近所のおばさんに飲み物を貰ってました。その大岩みのり、父親の所に行く前にカツオに会いたいと、磯野家に。タレントの間宮健に似ていると。生憎、カツオは父親の工事現場に行っていた。東京には親切な人がちゃんといると分かってカツオたちはほっこりしました。

『姉さん急ぎの用』
スーパーで顔見知りの主婦に会ったサザエは、一緒に帰る約束をする。出口で主婦と待ち合わせるが、サザエは買った冷凍食品にドライアイスを入れ忘れたことに気づく。冷凍食品が溶けては大変と、サザエは「急ぎの用がありました!」と言って、主婦を置いて走り出す。裏のおばあちゃんも走るサザエを目撃し、家で何かあったのでは…と心配する。サザエは方々に誤解を解いて回る羽目になる。

『七夕の願いを探して』
もうすぐ七夕。磯野家のみんなで短冊に願い事を書いていると、フネは「家族みんなが笑顔でいられますように」と書く。去年も同じことを書いていたので、ワカメは「自分のことをお願いしたら?」と言うが、フネはこれでいいと言う。フネが遠慮していると思ったワカメは、何とかしてフネに自分自身の願い事を書いてもらおうとする。フネは何を書けばいいのか分からず悩みます。オカルさん、昔は「美人になりますように」と書いたらしい。今、書くとしたら「ジンロクの大学祈願」。そしてワカメはミユキちゃんやスズコのおかあさんも似たようなものだと知り、フネに強引に願い事を書かせるのは止めた。


6月30日
『プレゼントの育て方』
ある日の晩、磯野家では庭の植木について話題になり、マスオから「ホームセンターで堀川くんを見た」という目撃情報が入る。マスオによると、堀川くんは店にある植木をじっと見ていたようで、彼の真意が気になったカツオは、次の日に直接何をしていたのか聞きに行くことに。堀川の家を訪ねると、カツオは秘密を守ることを条件に家の裏庭へと案内される。そこにはなんと小さなモミの木が置いてあった。堀川いわく、モミの木はワカメへクリスマスにプレゼントする予定だそうで、今から育てて、木が立派に成長したらプレゼントするそう。カツオは堀川の話を聞いて、「スゴい計画だな……」とポカーンとしていた。ワカメは庭に苗木を植え、その木が育ったら、枝にひもをつるしてブランコを作ろうと考える。しかし木が育ったころ、ワカメも育ってブランコが似合わない大人になると、カツオは指摘する。堀川のモミの木は、ところが、あまり育っていない。モミの木を早川さんの庭に預ける。実は、モミの木は本物ではないようだ。。堀川君のおばあちゃんからわき水が送られてきた。偽物にも水をあげる。

『偶然の出会いにご用心』
マスオとタラが公園から出ると、偶然買い物帰りのサザエと出会い、マスオはサザエの荷物を持って一緒に帰る。「僕たちが出て来るのを待ってたのかい?」と聞くと、サザエは偶然だと言う。家でその話をすると、カツオはそれは意図的だと言う。カツオも空き地で遊んで帰ろうとすると、サザエと出会い、荷物を持たされたらしい。マスオと波平、会社帰りに偶然出会う。ビアガーデンに行く。タクシーで帰ってくる。マスオ・波平、偶然と一点張り。そのビアガーデンの帰りに、伊佐坂先生と偶然会い、飲みに行って遅くなった。

『気配り屋カツオ』
お客さんにお茶を出そうとしたカツオだが、客の男が鼻をほじっていたので、部屋に入るのを止める。今度は夫人が化粧を直していて、また遠慮する。その話を夕飯時にすると、マスオから「気配りができる人は出世しやすいんだよ」と、他人への気配り力を褒められたカツオ。サザエが美容室に行ってきたことを知ったカツオは、マスオが帰宅した際にすかさず耳打ちする。マスオが「あっ、サザエ。美容室に行ってきたんだね。いやあ素敵だよ〜」と白々しく演技をすると、サザエは「気づいてくれたの? 嬉しいわ」と頬を染めご満悦。カツオの働きに、マスオは500円の謝礼金を支払った。カツオは、この経験で「気配りがお金になるなんて!」と味をしめる。お小遣い稼ぎのために、“気配り屋”を本格的にスタートさせる決心をするのだった。そんなある日、サザエが買い物にでかけようとした際、カツオは「姉さん、傘を持っていったら」と、これから雨が降り出す予定だと注意を促す。サザエは「すぐ帰ってくるから」と忠告をスルーしたのだが、出かけ先で雨に降られてしまった。そこで店の軒先で雨宿りをしていると、カバンの中からなんと折り畳み傘を発見。実は、サザエのカバンに傘を忍ばせておいたのも“気配り屋”の仕業だったのだ。“気配り屋”の本領を発揮し、心の中で嬉々として謝礼金を待つカツオ。しかし、サザエは「これからもよろしくね」となんとカツオのおでこにキス! お礼のキスをされたカツオは冷や汗をかきながら、「姉さんは僕に対する気配りが足りない…」とタジタジになってしまうのであった。その後“気配り屋”は、イクラちゃんの子守り業務を請け負うことに。しかし、奇想天外なイクラちゃんに振り回され、疲弊しきったカツオは「これじゃ採算がとれないよ…」と廃業を決意するのだった。


6月23日
『この傘だれの傘』
雨が降ってきたので、サザエは傘を持って、マスオを駅まで迎えに行く。すると駅から傘を持ったマスオが出て来る。今朝は傘を持って行かなかったとサザエが言うと、マスオは会社にあった傘を間違えて持ってきたことに気づく。慌てて公衆電話で会社に電話するが誰も出ず、マスオは傘がなくて困っている人がいるのでは…と心配する。波平、びしょ濡れで帰ってくる。本屋で傘を間違えていた人がいたようだ。マスオ、気になって、眠れず。その傘、朝早く、持って行くが、誰も傘の持ち主が分からない。波平の傘も、交番に聞くが分からない。実は専務の傘だったようだ。専務は置き忘れたようだ。波平の傘を、間違えて持って帰った人が届けに来たようだ。電車で2時間もかかるところに住んでいるようだ。

『マスオの休日』
ある休日の朝、マスオはスヤスヤ眠っていたにも関わらず、カツオやワカメに無理矢理起こされてしまう。どうやらマスオは一度目を覚ましたときに、“マスオが当番だった庭の掃除を代わりにやる”という条件で2人と遊ぶ約束をしてしまったようで、カツオとワカメから「遊んでくれる約束だから!」「今朝約束したじゃない!」と叩き起こされてしまうのだった。結局カツオの提案で、草野球へ参加することになったマスオ。しかし災難なことにファールで飛んだボールで、近所の家の扉を壊してしまい、日曜大工をする羽目に。さらにマスオは扉の修理だけではなく、たびたびこの家にボールが入ることへの謝罪として“庭の掃除”まで引き受けることに。せっかくの休日なのにあまりゆっくりできないマスオ。さらに近所の家のその主人に果実酒を飲まされて、酔っ払い、午後はワカメと遊ぶ予定がダメになった。翌週の休日も、サザエの買い物につきあうためにデパートへと向かう。すると帽子のコーナーで、「お客様のお呼び出しを申し上げます」というアナウンスが。さらに「地下食品売り場で試食品のコロッケ、6つ召しあがったお客様。傘をお忘れです!」と事細かに呼び出され、マスオは慌てて傘を取りに行くのだった。

『カツオ、スクープを追う』
近所の飼い猫の休憩場所や、サブローさんが休んでいる公園の場所などをよく知っている、情報通なカツオ。マスオから「カツオくんはなかなか情報通だね。ジャーナリストの素質があるかもしれないよ」と褒められたカツオ。調子にのり、身の回りで起きた事件をまとめた『カツオ新聞』を創刊した。記念すべき第1号のトップニュースは、「磯野家の前で事件発生」。「通行人がずぶねれになる事件が発生した。原因は水まきをしていたそそっかしい主婦Sさんの度重なる不注意である」と、サザエの失態を報じている。サザエが「何がジャーナリストよ!」と憤怒する一方で、波平は「カツオにしては文章がしっかりしとるな」「絵もよく描けている」と新聞の出来を褒める。この誉め言葉に調子に乗ったカツオは、新聞の発行を続けることに。次の新聞のネタは、磯野家が暮らす「あさひが丘」のグルメ特集。しかし資金がなく悩んでいるカツオに、ノリスケは「経費がないときは、頭と脚を使うんだ」とアドバイス。カツオは、家族や学校の友達、地域の人に「あさひが丘の残したい味について」アンケートを取り、それをランキング形式で集計していく。結果、第1位に輝いたのは老舗和菓子店“旭堂の豆大福”。聞くところによると、旭堂は近々店を閉める予定だったが、カツオ新聞の結果を受けて閉店を考え直すことにしたそうだ。これからも美味しい豆大福を食べられことがわかり、みんなはカツオ新聞に感謝するのであった。しかし数日後、カツオは突然新聞の休刊を発表。休刊の理由は、「新聞を作っていたら、貴重な時間がつぶれちゃうからね」と、中島くんたちと遊ぶことを優先したいからだという。


6月16日
『見せたくない本』
アナゴが会社で洋書を真剣に読んでいる。それを見て驚いたマスオだが、実は洋書のカバーをしているだけで、中身は『女房操縦法』だった。マスオも『バーでもてる方法』という本を買ったので、アナゴからその洋書のカバーを借り、さっそく電車で読んでみる。すると偶然電車に居合わせたノリスケに見つかってしまう。アナゴ、朝、慌てる。その本が奥さんにバレて、マスオに借りたという。それで、サザエに電話する。横文字のカバーの中身に注意と。案の定、マスオ、バーでモテる方法をサザエに見つかってしまう。その本を買ったときに、お釣りをもらい忘れたマスオ、店員さんに大声で呼ばれ、マスオは逃げていった曰く付きの本だった。アナゴ、部長に呼ばれて、英訳を頼まれる。洋書をスラスラと読めると勘違いしている。マスオに付き添って貰っていたので、正直に白状。そしたら、部長に女房操縦法の本を貸すことに。

『店屋物に限る!』
カツオとワカメが学校から帰ると、勝手口方向から中華そば屋の出前が出て来る。「うちで出前を取ったのかも!」とカツオとワカメは喜んで家に駆け込むが「器を取りに来ただけ」とサザエは言う。しかしよく聞くと、お客さんが来たので出前を取り、その時、サザエたちも一緒に食べたらしい。カツオとワカメは悔しがる。波平の友達の近藤さんがくるというので、店屋物を期待するカツオ。女の人のお客さん、フネの友達が来るが、店屋物を頼もうとすると、そのお客さんは帰ってしまう。カツオ、食べ損ねてしまう。近藤さんがやってくるが、波平が留守。戻ってこないので、カツオは探すが、波平は散髪に行っていた。波平、お客さんの店屋物だけを注文。波平の分は、マスオが食べた。その後、磯野家は一家で出かける事になり、疲れて店屋物を頼み、店屋物最高と。

『ワカメと父の日』
ワカメは、父の日のプレゼントで波平に何を贈ろうか悩んでいる。父の日前夜、未だプレゼントを決められないワカメに、サザエが「そんなに考え込まなくても、ワカメのプレゼントならなんでも喜んでくれるわよ」とフォローをすると、ワカメは「お父さんが本当に喜んでくれる物じゃなくちゃ嫌なの!」と訴えた。フネから「そんなに迷うなんてなにか理由でもあるのかい?」と尋ねられると、ワカメは先日起きた出来事を明かす。それは、傘を持っていないワカメが家に帰ろうと雨の中走っていたときのこと。仕事終わりの波平が息を切らしながら追いかけてきて、ワカメを傘の中に入れてくれたというのだ。ワカメは「とっても嬉しかったの。お父さん、仕事で疲れているのに、あんなに一生懸命追いかけてきてくれるんだもん」と嬉しそうに振り返った。このエピソードを聞いたフネが「だったらワカメのその気持ちをプレゼントしたらどうなんだい?」と提案すると、ワカメは波平に感謝の手紙を贈ることに。早速、手紙を書き始めたが、「書きたいことが多すぎて、うまく書けない」と、夜遅くまで何度も何度も書き直していく…。いよいよ父の日当日。波平は、サザエとカツオからはネクタイ、マスオからはお酒を貰い大喜び。そして、ワカメが自信なさそうに手紙を渡し、波平が開くと『お父さん ありがとう ワカメ』と、感謝の気持ちがシンプルに書かれているだけだった。ワカメが「本当はお手紙を書くつもりだったけど、うまく書けなくて…」と伝えると、波平は満面の笑みで「ありがとうワカメ。とっても嬉しいよ」とお礼し、ワカメも一安心したのだった。そして後日、サザエが子供部屋の片付けをしようとゴミ箱を見たところ、そこにはワカメが書き損じた大量の手紙が捨ててあった。サザエが波平にこれを渡すと、そこには「父の日おめでとう やさしいお父さんが大好きです」「お父さんはかっこよくてやさしくて」とあり、ワカメの裏での頑張りに、波平は感極まって涙をこぼすのだった。


6月9日
『窓からの訪問者』
ノリスケとイクラは道で「植木のとこ屋さん」とカニのイラストが描かれた軽トラックに気付く。トラックから出てきた男はノリスケを見るなり「ナミノさんお疲れ様です」と挨拶し、イクラを見て「大きくなったなあ」と感激。ノリスケは面食らうが、男に「以前窓からお邪魔しました」と言われ、数年前に窓から入ってきた泥棒を思い出す。その泥棒に、ノリスケのお母さんが、長々と説教した。そして、お母さん、小遣いまで渡したという。植木屋、たいした腕らしい。植木屋さんから、算数を教えてもらっていた。うえきの床屋さんの名前は、武藤正義。 番組内容2

『ゴロ寝だいすき』
サザエはフネに「タラちゃんをお昼寝させたら買い物に行くわ」と言う。が、ゴロ寝してタラを寝かしつけているうちに、自分がぐっすり寝てしまう。タラも起きたのに、まだ気持ちよく寝ているサザエに呆れるフネ。サザエがハッと目覚めたときには、フネは「鍵をかけて行きます」とメモを残し、タラを連れて買い物に行っていた。サザエ、ごろ寝用の枕を作った。それを自分用には使わずに、裏のおじいちゃんに渡す。裏のおじいちゃん、ごろ寝の時は、座布団を二つに折って使うようだ。

『理想のアナタ』
ある日、磯野家ではサザエとマスオがお見合いしたときの思い出話に花を咲かせていた。お見合い当日、両家がお見合いの場であるレストランに着くも、座れないほど混雑している。近くにいた男性に事情を明かし席を譲ってもらおうとすると、その男性は「みなさん、こちらはお見合いだそうです。席を代わってあげようじゃありませんか」と周囲に大声で説明。席を譲ってもらえたものの、そこにいる全員からの注目を集め、恥ずかしくなったサザエは「はぁ… 決まりが悪い…。早いとこ決めちゃいまーす!」と挙手、するとすかさずマスオも「僕もでーす!」と挙手し、軽い感じでお見合いが成立したという。この衝撃的な馴れ初めを振り返り、マスオは「忘れられない1日だったなぁ」と懐かしむのだった。そんな折、波平は会社の専務から「知り合いの娘の結婚相手を探してほしい」と頼まれてしまう。しかもその女性は、条件に「高身長」「スポーツマン」「性格が明るい」「料理上手」というかなり理想の高い条件を挙げ、これまでになんと31回ものお見合いを失敗に終わらせている“曲者”。だが、ノリスケが「知り合いにぴったりの男がいますよ」と男性を紹介してくれることになった。そして、お見合い当日。ノリスケの紹介で磯野家に現れた男性は、“ずんぐりむっくり”体型で見るからにスポーツなどやっていなさそう…。ノリスケに問いただすも、「そんな条件でしたっけ? まぁいいやつなんでよろしくお願いしますよ」と呑気に返答されてしまう。バタバタのなかお見合いが始まると、男性は「スポーツはもっぱら見る専門でして」「料理は作ったことがなくて…」と、ことごとく女性の理想の“条件外”であると明かしていく。しかし険悪な雰囲気になったそのとき、突然タマが部屋に乱入! タマを追いかけてきたタラちゃんが勢い余って転ぶと、男性はすかさず手を貸し、タラちゃんとタマを抱っこしてあやしはじめた。そんな男性の優しい一面を見た女性は一変。2人のお見合いは無事にうまくいったのだった。事の顛末を聞いたワカメは「理想のタイプじゃなくても相手の良さがわかればうまくいくのね」と小学3年生とは思えない大人びた発言をし、波平も「左様。理想だけが全てじゃない」とワカメの発言に頷くのだった。


6月2日
『中島くんの鉛筆削り』
カツオは花子から電気スタンドをもらう。管理しているアパートの東大生が引っ越す時に置いて行ったのだ。一方、中島は、ボロボロの鉛筆削りをもらう。翌日、その鉛筆削りで削った鉛筆が、独特の味がある削り方だとクラスの女子の間で評判になる。中島は「私の鉛筆も削って」とカオリちゃんたち女子に囲まれ、カツオはふてくされる。カツオ、電気スタンドを使って勉強をしたら高得点。ところが、東大生が、電気スタンドを返して欲しいと。しかも、中島の鉛筆削りも壊れてしまう。

『ひっかかりやすいヒト』
カツオは「姉さんて、ひっかかりやすい人だよな」と言って、少し遠くのスーパーの、1週間前のチラシを今日の新聞に挟み込む。チラシを目にしたサザエは「安い!」と言って、早速スーパーに出掛けてしまう。こんなに簡単にひっかかるとは予想していなかったカツオとワカメは、慌ててサザエを追いかける。ところが、サザエは、カツオ達が色々とねだるつもりだと思って、サザエは逃げる。結局、サザエは気づいて、カツオ達は少し遠くのスーパーで待ちぼうけ。

『タラちゃん、虫歯予防デー』
ある日、サザエはタラちゃんを歯科検診に連れて行ったが、タラちゃんは怖いとぐずってしまい、検診は断念された。後日、サザエは「好きなモノなんでも買ってあげるわ」とおもちゃで釣り、タラちゃんを連れ出すことに成功。歯医者へ向かう道中、偶然タラちゃんの同級生で、今しがた歯科検診を終えたばかりだというリカちゃんに遭遇。まだ検診に行ってないことを告白するタラちゃんに、リカちゃんは「フフフ、タラちゃんたら怖いんでしょ? 赤ちゃんね」とドヤ顔で笑い飛ばす。この“赤ちゃん扱い”で火が付いたタラちゃんは、すぐさま検診に行き、無事に虫歯なしの結果を受けたのだった。そんな折、波平は夕飯の最中、奥歯に「ズキン」とした痛みを感じる。夕食を中断し、フネから心配の声をかけられたが、「いや〜… ああ、ごちそうさま」とごまかして部屋の外へ。洗面台で鏡とにらめっこしながら、口を開けて様々な角度から奥歯の様子を見ようとする。そんな波平の姿を偶然目の当たりにしたカツオが、「父さん、なにしてるの」と声をかけると、波平は驚いた様子で「い〜… い… いや。別に」と慌てふためき、咄嗟に“ない”髪を整えはじめ、頭頂部に生えた1本の毛を“シュッ シュッ シュッ”と指で引っ張った。そして、「別に、なにかしてたわけではないぞ。おやすみ!」と言い残し、足早にその場を立ち去ってしまった。そんな波平の様子に、カツオは思わず「(髪を)鏡で見ても意味ないのに…」とポツリとつぶやくのだった。波平が奥歯を痛がっていることに気が付いたタラちゃんが、「おじいちゃん 歯医者さんに行ったらいいもの買ってあげるです」とサザエを真似て歯医者へ連れていくことに。道中、タラちゃんは波平の手を引き、「おじいちゃん 歯医者さんは怖くないですよ」「僕がいるから大丈夫です」と波平を激励。そんな2人の様子を見た街中の人は、微笑ましい眼差しを向けていたが、波平は顔を赤くし「タラちゃん…」と“羞恥心”に耐えるのだった。


5月26日
『うちの見返り美人』
着物で外出したサザエは堀川君に遭遇。堀川君、サザエが自分の持ってる見返り美人の切手に似てると。サザエはご機嫌に。堀川君、親戚の人に貰ったという切手を持ってこようとするが、見つからず、磯野家は残念がる。囲碁をしに伊佐坂先生宅に行った波平が頼んで浮世絵の画集を持ってきてもらう。あんまり似てないと思うカツオたち。イクラさんに見せると早川さんに似てるというリアクションを。見返り美人の切手が一万以上で買い取られると知ったカツオは堀川君に探すよう指示する。堀川君、見つける。カツオ宛に手紙を出してその切手を使ったので一万円の価値はなくなった。それにしても、ワカメは、5000円札の樋口一葉に似ていると堀川君、どうなんだろう。

『男の休日』
波平がゴルフ、他の家族がデパートに行く事になり、留守番をする事になったマスオ。ダラダラ過ごそうとしますがノリスケが襲来。ノリスケも留守番になったんで昼飯をハイエナしにきたよう。「男同士、独身時代のように気ままに過ごそうよ」というマスオの一言で、部屋を汚しながらのんびり過ごすことに。昼食の時間になり、マスオが「そろそろお昼だし出前でも取ろうか」と提案するが、ノリスケは「いえ、それよりも今日は男の休日にふさわしい料理を作りますよ」とノリスケ特製の焼きそばを作ると意気込む。しかし、お金を持っていないため、マスオから財布を借りてスーパーへと買い出しに向かった。そして、帰ってきたノリスケは「おまたせしました」とカップ麺を取り出す。「特製焼きそばじゃなかったのかい?」と驚くマスオに、「昼飯の予算を節約してこちらに回したんです」とワインとチーズを買ってきたことを明かし、「予算内にもちょうど収まったんですよ」「たまにはパーッといきましょう!」とマスオの財布のお金を全部使ったことを笑顔で告白した。 その後、帰宅した波平がゴルフコンペのブービー賞としてウイスキーを貰ってくると、すっかり酒で出来上がったノリスケは「ちょうど他の酒が欲しかったんですよ。叔父さんがゴルフが下手でよかった!」と波平をイジるのだった。タマも高級キャットフードを振る舞われ、男の宴が行われ他の家族が帰って来た時には飲み過ぎていた

『先読みの達人』
フネは喉の調子を気にする波平に、さりげなくしょうが湯を出す。さらに出かけるワカメに、アイロンをかけたハンカチをそっと差し出す。サザエはフネのよく気の回る様子に感嘆する。フネの先読み能力を見て真似をしようとするサザエ。しかしいまいち空振りでマスオに気を使わせる始末。マスオ曰く、サザエは褒められて伸びるタイプらしい。失敗を続けたサザエは先読みを諦め自然体で生きる事を決意した。


5月19日
『ノリスケの小遣い帳』
いつも金銭的に余裕のないノリスケ。持っているお金を全部使ってしまう。見かねたワカメはかわいらしい「小遣い帳」をプレゼントする。「これを付ければ無駄遣いはしないわ」と言われ、ノリスケは渋々小遣い帳を付け始める。後日、ノリスケの小遣い帳を見たマスオは、収入の欄に「妻より小遣い10万」と記入されているのを見て驚愕する。マスオより多い。ノリスケ、小遣い帳を失くしてしまう。ノリスケ、ワカメにケーキを買ってゆくが、小遣い帳はワカメに届いていた。親切な人が送ってくれた。ノリスケが失くしてしまった時を考えて、小遣い帳にワカメの住所を書いていた。ちなみに、10万円と書いたのは、見栄を張ったようだ。マスオに奢ったのは2000円ではなく、3回に分けるようだ。

『ぼくのせいで…?』
マスオは、サザエの提案を受けて川原にタラと遊びに行く。が、タラは三輪車で行くと譲らない。サザエは、タラが疲れたときの為にとワカメの縄跳びを渡し「縄で三輪車を引けばよい」とアドバイスする。納得し受け取るマスオ。ワカメは帰宅後、縄跳びをマスオが持ち出したと聞き「マスオお義兄さんたら勝手に!」と怒り出す。マスオ、三輪車を持って、おんぶして帰ることに。偶然会った、野球に行くカツオに三輪車を託す。ところが、カツオ、三輪車を忘れていく。マスオとカツオ、慌てて空き地に行くが、三輪車はない。結局、サブローさんが持って帰ってきた。

『わが家のニューモード』
お洒落にこだわるサザエは、帽子も手作りする。カツオに不評だが、タイコには褒められる。なぜかイクラがその帽子を気に入り、つかんで離さない。カツオは「きっと帽子だと思ってないんだよ」と冷ややか。マスオは慮りながら、サザエのセンスを絶賛する。喜んだサザエは徹夜して、マスオとタラオにお揃いのシャツとズボンを作る。別人のようだけど、派手。かおりちゃん、早川さんに、マスオとタラ褒められる。それで、カツオも欲しくなる。伊佐坂先生、10代の若者の小説を書こうと、若者の気持ちになろうと、ジンロクの服を借りて散歩。ラッパーだよ。それで、波平も真似をする。そで、磯野家は、ファッションショー。波平、昭和の大スターの格好。しかも、波平、気に入っていた。


5月12日
『ぼくたち鉄ちゃん仲間』
カツオとワカメは親の知人のお使いのため、路面電車に乗る。運転士はチャーミングな女性で、カツオは思わず車両の先頭を陣取り、うっとりと見つめる。運転士の名札には「島崎彩子」と書いてある。翌日学校で話題にすると、彩子は中島の知り合いだと分かる。花子たち女性陣は「みんなで彩子さんの電車に乗りに行こう!」と盛り上がる。おじいちゃんが電話して乗る時間を教えてもらった。それは、対向車から乗っている電車だった。カツオ、運転テクニックを見るつもりだった。カツオ、島崎彩子に会わせたくなかったようだ。昔、子供の頃、島崎彩子におんぶしてもらった時、中島はおねしょしてしまったことを言われたくなかったようだ。

『ほっと一息』
家事を終え、お茶を飲んで一息ついているサザエとフネ。サザエが「ほっとするわ〜」と言うと、タラはお茶に興味を示す。早速いれてもらい「ほっとするです」とご満悦のタラ。これをきっかけにお茶に夢中になる。カツオを叱っている最中の波平や、慌ただしく朝の仕度をしているマスオに「ほっとするです」といれたてのお茶を勧める。茶摘み体験をマスオ、会社の人に勧められて、磯野家で行くことになる。

『母の日の贈りもの』
母の日に向けて、フネに何をプレゼントするか迷うカツオ。しかし、お金がないことから、フネの家事を手伝って感謝の気持ちを貯める「お手伝い貯金」をすることに。そこから毎日フネの家事を手伝い、ときにはサザエにいいように使われながらも感謝の気持ちを贈っていく。すると、フネは「母の日だからってわざわざ贈り物を考えてくれなくてもいいんだよ」とカツオに話す。サザエとワカメが「でもせっかくの母の日だもの」「年に一度のことよ」と言うが、フネは「母さんにとっては毎日が母の日なんだから。あなたたちが生まれた日から毎日が母の日なんだよ」「みんなが元気でいてくれたら、それが一番うれしいよ」と笑みを浮かべる。そんなフネを見て「やっぱり花を贈りたい」と思ったカツオは、友人らとお金を出し合ってカーネーションの花束を購入。母親にプレゼントしたあとすぐ返却してもらい、次の友人の母親にプレゼントする「花束シェア」で感謝の気持ちを伝えるのだった。マスオの母親は、明るいピンク色の着物に、髪を頭の上でお団子にしてまとめており、マスオと同じ小さくて丸い眼鏡をかけている。マスオが「なにか欲しい物があったら…」と尋ねると、マスオの母親はマスオの質問をスルーし「そやそや。お友達から海苔をぎょうさんもろたんやけど、欲しいか?」と“コテコテ”の関西弁で応答。「いや… そうじゃなくてね」と困り顔のマスオだが、母親はそんなマスオをよそに「あと京野菜ももろたから送るで!」「タラちゃんやカツオちゃん、ワカメちゃんには…」とマスオに返答させる隙も与えないほど矢継ぎ早に話すのだった。


5月5日
『真夜中のお客さま』
深夜、酔った波平が見知らぬ客を連れて帰る。翌朝、波平と客は自己紹介を始める…お互いなぜ一緒に飲んだのか記憶にないのだった。客が置いていった名刺を見ると『大仏則子』とあり、磯野家では誰もその漢字が読めない。カツオが学校で聞いてみると、早川が「おさらぎただし」と教えてくれる。彼は絵本作家で早川さんはファンなのだった。また大仏氏が来たら教えてという早川さん。大仏は、大変な引っ越し間魔で、名刺には住所を書いてないので、早川さんの役に立ちうはない。絵本は「カカシのたび」。大仏は、5〜6年に一冊しか書かないようだ。そんな時、菓子折りを持って大仏が磯野家を襲撃。カツオと早川さんは急ぎ磯野家に向かいますが大仏は既に去っていた。駅に先回りしようとするカツオですが早川さんは体力が尽きたので花沢不動産で休ませる事に。そこに新しい借家を探してる大仏と遭遇。サインを貰ってご満悦。

『お手伝いしまス』
サザエが買い物に出かけると、ちょうど、裏のおじいさんが家から出て来る。聞けば、おばあさんが足を痛めたため、代わりに買い物に行くらしい。サザエは自分が代わりに行くから、おじいさんはおばあさんのそばにいてくださいと言う。2家族分の買い物を済ませたサザエは、おばあさんのために薬局で湿布を買うことにする。サザエ、買い物をしたり料理を作ったりします。更に甚六の洗車を手伝おうとしてびしょ濡れにしたり。罪滅ぼしに車にワックスがけをし、ついでに裏のおばあさんを甚六に病院に連れて行ってもらった。

『迷子の鯉のぼり』
子どもの日、ノリスケが磯野家を訪れ「イクラのために清水の舞台から飛び降りましたよ」と鯉のぼりを購入したことを自慢していると、タイコから電話が。なんと紐がほどけてしまったのか、小さい鯉のぼりがどこかに飛んで行ってしまったという。ノリスケによると、なくなった鯉のぼりはイクラちゃんがサインを入れたお気に入りのものらしく、イクラちゃんはショックで大泣き。そこで、ノリスケとともにカツオたちが鯉のぼりを捜索するも、一向に見つからない。するとカツオがなにか閃いたようで、「よし、僕に良い考えがあるよ」と、花沢さんや中島くんを含む同級生6人を集め、“少年探偵団”を結成した。 カツオが事情を説明すると、早川さんが手際よく新聞を広げ「今日の午前中、あさひが丘は南風だから… 飛んでったのはこっち側よ!」と地図の南側を指さす。カツオたちは「探す範囲が半分で済むね」「さすが早川さん」と称賛。サザエが「せっかくのお休みなのに悪いわねえ」と“少年探偵団”に差し入れを持ってくると、花沢さんは「こどもの日なのに泣いている子がいるなんて聞いたら放っておけないですから」と、小学5年生とは思えない思慮深い受け答えをしたのだった。外に出て “少年探偵団”が聞き込みを進めると、公園で小さい男の子たちが喧嘩しているのを発見。すぐさま花沢さんが仲裁に入り、早川さんが子どもの目線に合わせるようにしゃがんで男の子たちの話を聞いたところ、「“歩く鯉のぼり”を見た」という子と、それを疑っている子との喧嘩だとわかった。その“歩く鯉のぼり”の目撃現場である空き地に向かうと、見事に鯉のぼりを発見! イクラちゃんのサインが入っているのも確認し、みんなで大喜びした。そんな中、鯉のぼりがモゾモゾと動き始め、中から「ニャ〜ン」と磯野家の猫・タマが登場。“歩く鯉のぼり”の正体は、鯉のぼりに入ったタマだったようだ。こうして子供の活躍で鯉のぼりを見つけノリスケの家でパーティをした。


4月28日
『イクラ天才の卵』
マスオと囲碁をしているノリスケ。マスオが優勢でギブアップしそうになった時、イクラがやって来て、ノリスケの碁石を適当に盤面に置く。その手で形勢が逆転し、なんとノリスケはマスオに勝ってしまう。「イクラは天才の卵だ」と、ノリスケは大喜びして、本格的にイクラに囲碁を習わせようと考え始める。 早速、囲碁セットを買ってくるノリスケ。イクラは喜んで碁石を並べる遊びを始める。サブちゃん、回覧板を持ってきた人など、誰にでも囲碁に付き合わせてタイコを困らせるイクラ。カツオはイクラに碁石で好きな人の名前を作らせ、イクラは「ママ」と並べる。そしてその形を崩さないように囲碁で遊ぶのを止めました。ノリスケはイクラは囲碁よりママが好きかと納得しました。

『あたしの宝物』
布団を干すため、サザエが子供部屋の押し入れの布団を出すと、奥から大きな枕が出てくる。それを見たワカメは「あたしの宝物!」と喜ぶ。その枕はワカメが幼稚園の頃、赤ちゃんに見立てて、おんぶしたり抱っこしたりしたのだ。本当はその枕はマスオのものだった。ワカメは昔を思い出し、枕をおんぶして赤ちゃんのようにかわいがり始める。イクラさんが襲来。ワカメの枕を泣くほど欲しがったので、ワカメは貸ことに。そしてイクラと幼少の頃の自分を重ね合わせ、枕を譲渡する事にしました。

『静かなるゴールデンウイーク』
連休が近づき、友達たちはそれぞれの予定を話すが、カツオだけは何もない。波平が出かけるのを面倒くさがっているのだ。すると、かおりが自分も同じだと言う。父親が忙しくて、どこかへ連れて行ってと言えないらしい。かおりと2人きりで連休が過ごせると喜んだカツオは、家に帰ると「連休はどこにも行かなくていいよ!」と宣言する。お言葉に甘え波平とマスオはのんびり過ごし始めました。しかしカツオが目論んだカオリとのデートは、カオリがカオリ父のサプライズ旅行の為におしゃかに。友人がみんないなくなったのでカツオは仕方なく壁相手にキャッチボールをします。そこに通りがかった波平はカツオとキャッチボールをしました。そして休みの時しかできない事をやろうと庭でバーベキューを開始し家族に大好評。後日のんびり過ごした波平とマスオですが子供らはどこかへ出かけたいだろうと思い動物園に連れて行き疲れてゴールデンウィークを実感した。


4月21日
『タマの好きな人』
1人で留守番をしている波平は、夕方の7時まで寝て、夕飯のおかずにイワシの缶詰を食べ、タマにはネコ缶をあげる。帰宅した磯野家の面々にその話をすると「味を占めたタマがまとわりついて催促するよ」と言われる。どうやら以前、マスオが同じ目に遭ったらしい。実際にマスオはタマに刺身をやって、風呂まで付いてこられたらしい。ところが、波平の思惑とは反対に、タマは波平にねだってこない。タマが目を付けたのは試供品の缶詰を家に届けに来たサブちゃんでした。サブちゃんを徹底的に追い回し、缶詰をゲットするタマ。もはや執念。困ったサブちゃんは、花沢さんに缶詰を届けに来てもらうように図ります。するとタマは標的を花沢さんに変更し、花沢宅に襲撃。タマが花沢宅に襲撃してきたことにより、結果的に喧嘩していた花沢夫婦の関係は良くなった。喜んだ花沢さんのお父さん、高級な肉をタマにご馳走する。お肉をごちそうしてもらったタマは魚より肉を好むようになりました。数日後、肉か魚かどっちが好きとタマに問いかけるタラ。するとタマはタラと家族が好きだと表現した。

『今日は強気で』
雨が降りそうなので、傘を持って行くようにフネは言うが、出勤する波平は「いらん」と家を出る。通学する子供たちには「傘を持ってらっしゃい」と強く言えるフネを見て「父さんも子供扱いしなきゃダメよ」とサザエは言う。夕方に雨が降り出し「お父さんは雨宿りを言い訳に飲みに行くのでは…」と、フネとサザエは話す。その日は昼から雨が降っており、フネの忠告を聞いて傘を持って行ったカツオ、ワカメ、マスオは雨に襲われずに済みます。傘を持っていなかった波平は居酒屋に飲みに行くことで雨宿りをしようとしますが、フネがバス停まで迎えに行くことになったため、その計画は失敗。傘を持っていなかかったことで、フネの手を煩わせてしまった波平は申し訳ない気持ちでいっぱいになる。後日、波平はフネにいたずらを仕掛けようとたくらみますが、間違って知らないおばさんを驚かしてしまい、疑惑をかけられてしまうのオチ

『カツオ、シェフへの道』
家庭科の授業でサラダの味付けが美味しいと褒められるカツオ。それをきっかけに、カツオは積極的にクッキングに取り組むことに。クラスメイト達とピクニックに行く約束をするカツオ。カツオはおかずを担当し、美味しいおかずを作ろうと意気込む。見栄を張って、全然知らないような料理をチョイスするところがカツオらしい。カツオは将来シェフを考え始めているようで、フネに料理を教えてくれと頼む。。翌日からサザエたちの料理の手伝いをするカツオ。しかし、あまり上手にできずに自信を無くしてしまいます。始めたばかりは上手にできないのが当たり前ですから。仕事というものは経験を重ねることでコツやノウハウを身に付けて上達すると考えています。料理が上達せずに自信を失っているカツオのもとに中島君がやってきます。料理に対して真摯に取り組んでいるカツオに、「気楽にやれ」という中島君。彼のこの言葉がきっかけで、カツオは自信を取り戻しました。スランプに落ち込んでいるときのこういう言葉は本当にありがたいです。ピクニックのために張り切って弁当作りに勤しむカツオですが、ピクニック当日はあいにくの雨。このままピクニックは中止になるかと思われましたが、カツオの発想で室内でピクニックをすることになります。自分たちで作ったお弁当を楽しく食べる一同。カツオが作ったおかずもみんなから好評でした。こうしてカツオたちは楽しくお弁当を食べていました。ピクニックは外でするものという固定観念に捉われずに、臨機応変に対応したカツオの柔軟さは見習いたいものです。数日後、カツオは腹が減っていなくては飯がうまくならないと理由を付けて、野球に出ていたのでした。


4月14日
『思い出の潮干狩り』
波平とカツオは電車とバスを乗り継ぎ、昔、潮干狩りをしたことのある夢堀海岸に行くが、そこは埋立地になっていた。たった3年で開発。隣駅に潮干狩りスポットがあるので、そこに移動すればいいのだが、サザエたちは後からここに到着する予定なのだ。わざわざバスでここまで来ると大変なことになるので、カツオは足止めさせようと、慌てて駅まで戻る。一方サザエ達らは電車の中で「食堂の敏江」に遭遇、夢堀海岸がなくなった事を知る。3年前に入った食堂のおばちゃんに覚えられてるとか磯野家、よっぽど印象が強い。サザエたちは先に花浦海岸に行く事にし、波平たちには敏江に伝言してもらう事に。そして波平とカツオは敏江に車で花浦海岸に行く。更に敏江に穴場を教えられアサリを乱獲する磯野家。潮干狩りを満喫した磯野家は帰りに敏江の食堂に行き飾ってあった夢堀海岸の写真の前で記念撮影をした。

『たまには二人で』
サザエとマスオはたまには2人でと散歩に出かけた。一方で、今度は波平が散歩にでかけようとしたところカツオに呼び止められる。カツオは、サザエたちも2人で出かけたのだから、波平もフネを誘って2人で出かけたらどうかと提案。すると波平は頬を赤く染め「わしと母さんでか?」と戸惑い、カツオが「照れることはないよ」とからかうと、「な…何を言っとる! 照れてなんかおらんぞ!」と猛反発した。結局、カツオの勧めるがままに散歩にでた波平とフネ。フネから「あまり気がすすまなかったんじゃないですか?」と聞かれると、波平はプイッとそっぽを向いて「あっ、いや… たまには2人で散歩するのも悪くない」と言い放つ。そんな散歩の途中、フネが立派なハナミズキの花が咲いている家の前で立ち止まると、話が長い家主に捕まってしまい、散歩はそのままやむなく中止になってしまうのだった。帰宅後、波平は意気揚々と「今度は別のコースに行くとしよう」と提案する。それを聞いたカツオとサザエに「また行くつもりなの?」「気に入ったんじゃないの? 母さんとの散歩」とからかわれると、茹でダコのように顔を真っ赤にして「いや…そ…それは…」「きょ… 今日は散歩になっとらんから」と言葉を濁す。カツオに顔が赤くなっていることを指摘されると、波平は困り顔で黙ってしまい、磯野家が笑いに包まれたのであった。しかし、ほっこりしたのも束の間。この次のエピソードで、波平はデパートの女性店員のことを下心有り気にジロジロ見ていたことをフネに問い詰められる。波平は汗をかきながら「カ… カツオの嫁にはああいうタイプがいいと思って…」と、苦しい言い訳。

『その場しのぎのマスオさん』
マスオは一緒に飲んでいたアナゴから「言い訳ぐらいできないとサラリーマンは務まらないぞ」と言われる。帰宅したマスオは家の前で「ビシッと言い訳するぞ!」と気合を入れるが、怖い顔のサザエに出迎えられ、すぐに平謝りする。マスオはとっさの言い訳が下手なことが気になり、ノリスケに相談するが、やはりうまくできない。ノリスケは神レベルの言い訳テクニックの持ち主で次々と危機を乗り越えている模様。真似をするマスオですが悉く失敗。そんなマスオに磯野家は正直者なだけと慰め、やっぱり正直が一番と言う事になった。


4月7日
『波平ダンス教室』
波平は突然、専務から「ダンス教室へ一緒に通わないか」と誘われる。波平、専務は盆踊りもタメらしい。1人で習うのが恥ずかしいらしい専務。渋々波平承諾し「家族にどう言えば」と浮かない顔で帰宅すると、駅前で待ち構えていたカツオから「花沢さんのお父さんを避けて」と言われる。花子の父は「波平をダンス教室に誘う」と張り切っているらしい。あまりの偶然に波平は驚く。これからの不動産屋はダンスを踊れないと。花沢さんのお父さんと専務は一緒に行く。フラワーダンス。綺麗な先生。子供はナミちゃん。花沢さんのお父さん、一人で習うらしい。ナミちゃん、けっこう厳しく教えるので、専務は辞めた。波平も、花沢さんのお父さんも辞めてしまった。波平、ダンスは似合わない。

『新人さんいらっしゃい!』
ある日、サザエはスーパーで新人店員の女性にスパイス売り場を尋ねる。新人さんは、慣れないながらも一生懸命に案内してくれたため、サザエは見るだけのつもりがつい購入してしまった。次に、パン屋へ行くと、またもや新人の店員が奮闘している。「新人さんには弱いわね。応援したくなっちゃう」と、大量にパンを購入し、まんざらでもなさそうなサザエなのであった。そんな折、カツオは道に迷ってしまったという男性に出くわす。事情を聞くと、その男性はノリスケが勤める出版社の新人で、これから小説家・伊佐坂先生のところに原稿の受け取りに向かうらしい。するとカツオは、お隣さんである伊佐坂家まで彼を案内。また、磯野家で原稿が出来上がるのを待たせてあげた。  しかし彼は、ワカメやタラちゃんと遊んでいるうちに、本来の目的である『原稿の受け取り』をすっかり忘れ、手ぶらで帰ってしまった。すぐに気が付いたサザエが大慌てで新人を追いかけて事なきを得たが、カツオは「頼りない新人だな。大丈夫なの?」と呆れる。一方でサザエは、「新人のうちは失敗することは多いわよ。でも、失敗を繰り返しながら大きく成長してゆくの」と励ましの言葉を投げかけた。それから数日後、三河屋のサブちゃんが新人とともに磯野家を訪ねてきた。フネもサザエも留守だったため、注文する品がわからず、「役に立てなくて悪いね」と謝るマスオ。するとサブちゃんは「いえいえ、仕事ですから」と答え、これを聞いた波平は「これだよこれ。『仕事ですから』この一言が大切なんだよ」と感心する。新人が「よく覚えておきます!」と元気よく答えると、最後にマスオが「新人さん!」、波平が「頑張れよ〜!」と呼びかけ、物語は幕を閉じた。

『ねむれないマスオ』
「春眠暁を覚えず」の磯野家の面々。しかしマスオだけは寝つきが悪いという。このところ仕事が忙し過ぎて、眠りが浅くなってしまうらしい。サザエはそんなマスオを助けようと「眠りに効く食材」を調べて、夕食に使う。豆腐スーテキ。子供達も休日、マスオの昼寝の妨げにならないようにと静かに遊ぶ。しかし、マスオは一向に寝付けない。公園のベンチで寝ようとしたら、凄いイビキをかいている人で寝れず。タラと子守していたら、タラと一緒に寝れた。


3月31日
『アポなしの達人』
連絡せずに突然来た客のせいで、イチゴ狩りに行けなくなる磯野家。サザエは「アポなしで来るなんて」と憤慨する。アポなしの意味を問うワカメに、カツオは「うちにもよく来るじゃないか」とノリスケを例に挙げる。すると、ちょうど「勝手にお邪魔しますよ〜」とノリスケが現れる。タイコさんが実家に帰っているので、夕飯を食べに来たのだ。サザエ、今夜はアポな定食=すきやきだと。ノリスケ、電話の鳴り方で、タイコだと分かってしまう。ノリスケ、タイコさんにいないと応えてくれとサザエに頼む。波平がちょうと帰ってきて、ノリスケの事が、電話口で聞こえて、タイコさんにバレてしまう。翌日は、ノリスケ、花沢さんのところに行っていた。何と、アポナシ定食のすき焼き。タイコさん、サザエの所に電話するが、勿論いない。サザエ、タイコさんの代わりにモノマネして、花沢さんのところに電話する。ノリスケ、酔っ払っており、気がつかない。お詫びに、春物のセーターを買うと約束させられる。しかも子供達をイチゴ狩りに連れてって行くことも。後日、ノリスケ、磯野家の子供達を連れて、イチゴ狩りに行くが、そこは予約制。ノリスケ、主にイチゴを赤い宝石と言って、見るだけという事で、イチゴを見ることが出来た。

『母さんの長話』
アナゴの奥さんは夫婦ゲンカの後、偶然フネに会い、話を聞いてもらったおかげで気分がスッキリする。妻の機嫌が直って大喜びのアナゴは、フネにお礼のケーキを贈る。波平は「母さんは聞き上手だからな」と感心する。が、ワカメは「お母さんは人の話を聞くばかりで、自分の話を聞いてもらえてるのかな」と心配しだす。フネは、お軽さんとは同級生で、何でも相談できる親友がだった。

『うっかりでガックリ』
波平は、自分のコートのポケットに飴の袋を見つけたので、同僚たちに振る舞う。が、このコートは実は部長のものであった。部長にわびると「ウッカリは私もよくある。お互い歳だな」と言われる。加齢が原因かとショックを受ける波平。カツオが朝寝ているので、日曜日だと思った波平は、フネに注意される。カツオは春休みだった。通勤電車の帰り道、最近の失敗をクヨクヨ考えている間に、うっかり乗り過ごしてしまう。さらに、空き地で遊んでいた子供達のサッカーボールを蹴ろうとしたら、コケてしまうし、サザエの10歳若返る体操の本の真似をすると、転んでしまう。やっと、カツオが波平の自分の歳の事を気にしていると気がつく。フネが昔話で、若いときに、隣の人に、フネの留守を頼むと、波平は隣の家と勘違いして、家を出ていってしまう。フネ、歳のせいじゃないと言うと、波平は元気になる。


3月24日
『アナゴさんのパス入れ』
サザエは、部屋に自分の写真が貼ってあるのに気付く。「マスオさんの仕業ね」と喜びマスオの小遣いを増やす。それを聞いたアナゴは「オレも似たようなことを考えていてね」とマスオにパスケースを見せる。そこにはアナゴ夫人の写真が入っていた。アナゴは「これを奥さんの目につくところに置き忘れるんだ」と言い出す。奥さん、喜んで、アナゴに、飲んで帰って良いと言う。バーコスモスで、アナゴは、女の子の写真にパスケースを入れ替えて、忘れる。女の子から感激されてしまう。マスオはサザエの写真は、カツオにゴルフを教えるときに、壁に傷つけたからだった。アナゴの奥さん、何かあると察知して、恐竜のトランプに入れ替えてしまう。専務さんにバレて、専務の子供の相手をさせられる。

『春の味覚を』
波平がカツオを引き連れメバル釣りに挑戦。見送るサザエに「今夜はメバルの煮つけにしてくれんか」「メバルは春告魚とも呼ばれていて今が旬なんだ」と豆知識まで披露し、意気揚々と出かけていった。 これに困ったのはサザエで、メバルが釣れても釣れなくても大丈夫なように献立を考えなければならない。「買うと嫌味になるし」と悩み始める。そんなサザエに“魚屋のおじさん”が「らっしゃい」と声をかけるが、彼女は「今日はいいわ」「父がメバルを釣るって張り切ってたの」と事情を説明。すると魚屋のおじさんは意外にも「じゃあ、おススメできねぇな」とすんなり引き下がったが、サザエが去った後に「母ちゃん、メバル磯野さんのぶんもとっといてくれよ!」と声をかけている。結果からいうと、波平とカツオはメバルを釣ることができなかった。そこで2人が向かったのは、先ほどサザエが訪れた魚屋。ここで波平が「ん? メバルは?」というと、魚屋のおじさんは「とっといてありますよ」と告げる。あまりの用意のよさに2人が驚くと、魚屋のおじさんは「いやいや、奥にあるってことですよ」とフォロー。まんまとメバルを売りつけることに成功した。

『カツオのサクラ狂想曲』
ある日、カツオが大きな桜の木が生えている近所の空き地を通りがかったときのこと。そこには、悲しそうに桜の木を眺めている美しい女性・桜子の姿があった。気になったカツオは、不動産屋である花沢さんの父から、その女性は以前そこに建っていた家の住人だったということ、今度新しく家が建つ際に桜の木が切られてしまうということを教えてもらう。どうにかして伐木を阻止したいカツオは家族に助けを求め、ついには波平に「お父さん、あの土地を買ってください」と懇願。そんなカツオの様子を見たサザエは、「あんな話を聞いたら何にもしないわけにはいかないもの」と意気揚々と、自ら地主とかけあってみようとする。しかし、波平に止められてしまう。サザエがその理由を尋ねると、波平は「忘れたのか? 新婚時代に借りていた家のことを…」と切り出し、驚きのエピソードを語り出した。新婚当時、借家に住んでいたサザエとマスオ。あるとき、マスオが棚を作る材料にしようと、木製の塀を勝手にのこぎりで切っていた。それを目撃した大家は当然激怒し、出て行ってくれと追い出そうとする。騒ぎを聞いた波平が、大家を訪ねてみると、そこには顔中たんこぶやキズだらけになっている大家の姿が。なんと、追い出されそうになって頭にきたサザエが、ボコボコにしてしまったのだ…。結果、波平はサザエたちの代わりに平謝りし、借家は解約。それからマスオとサザエは、磯野家にお世話になることになったのだ。借家の塀を勝手にDIYしたマスオと、大家を暴行したサザエ、凄い。ちなみに、空き地の桜の木はどうなったのか。磯野家と桜子とで楽しげなお花見の様子を見た地主が「こんなに楽しんでくれるならば…」と、伐木は取り止めたのであった。


3月17日
『花沢さんと交換日記』
カツオは高校生だと偽って、若い女性と文通をする。ところが、実際に会ってみると相手もサバを読んでいて、中年の女性だった。翌日カツオは花子から「私も磯野君と文通がしたい」と言われてしまう。切手代がもったいないと断ると、花子は「交換日記をしよう」と言い出す。カツオは「家族に相談しないと」と言って返事を保留する。 波平は国語の成績が上がると賛成。それで交換日記が始まる。マスオは中学校の時にやっていたらしい。花沢さんが書いて、カツオは苦労しながも書いたけど、靴箱の中に入れ間違えてしまう。帰りには花沢さんの靴箱に届いたけど、カツオ、読まれたかもしれないと、不安。早川さんが入れてくれたようだ。カツオ、小春日和の誤用をして書いたことを、読まれた早川さんに訂正する。いつも、カツオ、花沢さん、毎日話し合っているので、書くのに苦労しているようだ。結局、交換日記は、やめた。結局、花沢さんの両親が心が通うように、交換日記しているようだ。

『バス待ちの人々』
波平とマスオは、バス停の列で毎朝会う大学生くらいの若者が、ここ数日、姿を見せないのを心配する。若者は、必ず波平たちの後ろに並ぼうとするので、理由を聞いてみたいとも思っていた。大学生の彼が波平の後ろに良く立っていたのが気になった波平とマスオが実は波平に実父の背中を感じたようで、どうも両親を想って故郷へ帰ろうかと思ってたようで、ついに大学卒業後地元に帰って小学校の先生になるんだそうだ。一方サザエとフネは、先日バス停で出会ったまつ毛が極端に長い女性の事を思い出していた。サザエ、間違えてバスに乗ったおばあちゃんに駅に行くバス停を案内して、お礼にどら焼きをもらった。子供たちと五等分してた。

『ワカメのお年頃宣言』
ワカメはサザエと歩いていると、外出するウキエに遭遇。おしゃれして素敵なウキエにワカメは憧れる。サザエは「お年頃ね」とほめ、お年頃が「大人になりかけ」の意味と知ったワカメは、自分も「お年頃になりたい」と言い出す。アイロンがけを手伝ったり、マスオの大学ノートをもらって勉強をしたりと、大人びた行動を取ろうと努力する。 遊園地で子供料金なのに大人一枚と言ってみたり、メリーゴーランドに乗るのを我慢したり、マスタードを付けてみたり。ウキエを見て子供でも良いんだと思い直した。


3月10日
『知らないシアワセ』
生地の店で布(当店しか扱っていないという柄)を買ったサザエは、ワカメのワンピースを作ってあげる。それは春らしいワンピースで、ワカメはとても気に入り、さっそく着て外に出る。するとバッタリ会った堀川君が、ワカメのワンピースを見て、困惑する。ワカメが理由を聞くが、教えてもらえず、カツオにだけそっと耳打ちするので、ワカメは気になって仕方ない。ところがそれは、堀川君の部屋のカテーンと同じ柄。しかも、ワカメのワンピースも同じ。ワカメ、かなり気にする、タイコさんは全然気にしないけど、同じ柄。堀川君のお母さんは、カテーンをパリのマンションに住んでいる友達に渡したようだ。それが近所のメゾンドパリ。確かにパリだ。

『かわいい動物』
インコが「ヘイ」と呼ぶ。波平は、自分のことを呼ばれているようで、激怒していた。実は、カツオが教えていた。そのオウム、サザエはオウムに「サザエさんは可愛い」と教えようとしますが、それは店長が作ったダミーオウムだった。ある日、マスオと公園に来ていたタラちゃんは散歩する女性と犬を見て「かわいいです」と近づいていく。それを見て、マスオは「タラちゃんも女性の可愛さがわかるんだ」と頬を赤らめていた。だが、それはマスオの勘違いで、タラちゃんが「かわいい」と思ったのは犬だった。またある日、猫のタマは家の前で女子高生の手段に可愛がられたことに味をしめ、また可愛がってもらうべく、家の塀で待機していた。それをサザエと見たマスオは、タマに向かって「女子高生たちにモテて嬉しかったのかい?」と質問。タマは「ニャー」と答えただけだったが、マスオは「だろうね〜」とにっこりしていた。その後、サザエとの散歩中に公園で男性が女性に「かわいい犬ですね」と話しかけているところを目撃した際には「ほら見てろ。あれが(恋の)きっかけだよ」とワックワク。しかし、男性は本当に犬目当てだったため、サザエに「本当の犬好きよ?」と苦笑いされてしまう。

『秘密の卒業写真』
卒業シーズンとなり、磯野家でも卒業式の話題になる。マスオや子供たちが「サザエの卒業式の写真が見たい」と言い出したので、サザエはアルバムを見せる。するとその中に、写真が剥がされている箇所があった。サザエやフネは何の写真が剥がされたのか覚えていない。気になるカツオは、その写真がどこかにないかと、家中を探し始める。 実は波平が後ろを向いた時にフネが誤って写真を撮影したものだった、というのは表向きで実際は感涙して後ろを向いていた。


3月3日
『嘘つきのメロンパン』
詰め放題1000円のパンを買ってきたサザエ、帰るのに苦労していたら、ちょうど通りががった堀川君に手伝ってもう。磯野家でパンを食べるのに、堀川君も一緒に食べることに、堀川君、メロンパンは嘘つきだから嫌いだと。アンパンはあんこが入っているし、クリームパンはクリームが入っている。でもメロンパンはメロンが入っていないと。そんな堀川君、サザエもと。サザエが小さい頃(タラちゃんより小さい頃)の話しを波平が暴露。パン屋さんがメロンを入れ忘れているととサザエは言っていたと。堀川君、サザエと同じ仲間だと思い、すっかりサザエを気に入り。買い物にもついて行く。メロンパンの仲間だと、堀川君、思っている。マスオ、正直者のメロンパンを持って帰ってくる。会社の女の子から聞いたようだ。メロンの材料を使っているようだ。堀川君も家でゆっくり食べることに。感想は、よく分からない・・・ 本物のメロンを食べた事が無いそうだ。堀川君のお母さん、パン屋でメロンパンを大量買い。堀川君、嘘つきのメロンパンも好きになったようだ。

『陽気のせいヨ』
春の陽気になり、庭で機嫌よく洗濯物を干していたサザエは「あなたも出てきなさいよ」とマスオを誘う。その瞬間、物干し竿を落として洗濯物をダメにしてしまう。サザエが不機嫌になっていたので、触らぬ神に祟りなしと、マスオはこっそり家を出て、公園に行く。途中、ハチと散歩中の伊佐坂に会うと、伊佐坂先生も春の陽気で上機嫌だった。

『みんなのひな祭り』
ひな祭りが近づき、磯野家ではひな人形を飾り始める。ワカメは張り切って手伝うが、カツオは1人ですねている。女の子はひな祭りがあるが、男の子の端午の節句は子供の日でもあるので、男女が関係なく、男の子のほうが損だと言うのだ。カツオもひな祭りを楽しめばいいとサザエは言うが、カツオは気乗りしない。


2月24日
『ワカメとワビちゃん』
波平と一緒に、波平の知人の松尾老人宅を訪れたワカメは、四角い風呂敷包みを貰って帰る。なんとその中には利休茶碗が入っていた。「こんな高級なものを頂戴するなんて」とフネは戸惑うが、波平の話によると、ワカメと松尾は話が弾んで、松尾は上機嫌でプレゼントしたらしい。ワカメはその利休茶碗をとても気に入り、大切にする。ワビちゃんと名前までつけた。裏のおじいちゃんに、見てもらった。しかも、お茶を作ってもらった。ワカメが分かるようになるまで、裏のおじいちゃんに預かってもらった。

『うちの迷子』
ある日、知り合いの家に訪問することになった波平は、フネの忠告も聞かず、先方の住所も電話番号も控えずに外出し、案の定、道で迷ってしまった。相当迷った挙句、波平は自分の家に電話をするが、波平自身、自分がどこにいるかも分からず。電話口のサザエも波平がどこで迷っているか把握できず、波平は「分からんから電話しとるんじゃないか!」と逆ギレ。電話口の波平の怒号を聞いていたタラちゃんから「おじいちゃん迷子になったですか? 迷子になったら交番に行くですよ」と忠告されても「わしは迷子じゃないぞ!」と声を荒らげてしまうのだった。その後、運良く交番にたどりついた波平だったが、最寄り駅まで戻るための道を警官に聞いたにもかかわらず、何度も同じ交番に戻ってしまう。結果、家に何度も電話をかけ、タラちゃん、ワカメ、カツオ、マスオ、三河屋のサブちゃんまで巻き込む騒動に。結局、心配をした先方が波平を迎えにきてくれたことで事なきを得たが、磯野家の面々には「無事“保護”された」とあきれられてしまった。その日の道の帰りで酒に酔いすぎた波平は、乗った電車を自分の家だと勘違い。靴を脱いで座席に正座して、「ただいま〜、ついスミダさん家で飲んでな」と乗り合わせた乗客に上機嫌。そのまま警察に“保護”され家まで届けてもらってもまだ酔いは覚めておらず、今度は居間を取調室と勘違いして、フネとサザエに向かって「あい! すみません……!」「磯野波平54歳」「妻と2人の子ども、嫁いだ娘の家族が3人、合計7人家族であります……」と自供を始めるのだった。

『まねっこタラちゃん』
ワカメがおやつを食べていると、タラがそのしぐさや喋り方をまねする。ワカメが嫌がっても止めないので、ワカメは泣いてしまう。サザエがタラオに理由を聞くと「ママがまねしろって言ったです」と答える。以前公園で、礼儀正しい男の子に会ったサザエは「お兄さんお姉さんのことをよく見てまねましょうね」とタラに言ったのだ。タラちゃんのマネで、カツオやサザエさんの悪事がバレる。フネの真似をするが、忙しくて、タラは出来ない。


2月17日
『イクラと中島くん』
学校で花子・かおり・早川が「ノリスケさんと磯野君は一緒にいても疲れないタイプだけど、中島君は疲れそうなタイプね」と話す。中島は偶然、近くの席でその話を聞いてしまっていた。落ち込んだ中島がノリスケの家に相談に行くと「考えすぎだよ、カツオ君を見習って気楽に生きろ」とアドバイスされる。カツオは女の子と給食のことしか考えていないと。中島、イクラに嫌われている。フルーツパフェを食べたら、仲良しになった。中島の家で二人で遊ぶほどに仲良しになった。

『なりきり姉さん』
伊佐坂家が温泉旅行に行くらしい。サザエとフネは自分たちも行きたいと、マスオと波平にそれとなく言うが、2人は興味を示さない。しかしカツオの話によると、波平とマスオは温泉街の話で盛り上がっていたらしい。それならもうひと押しと、サザエは家で浴衣を着たり、仲居になりきったりして、温泉の素で2人が温泉に行きたくなるように仕向ける。結局、温泉に行くことになった。

『カツオの合格発表』
カツオが突然、進学塾に行きたいと言い出す。大学に入るために今から勉強しないと間に合わないからだそうだ。勉強嫌いのカツオが塾だなんて、家族は不思議に思うが、波平はカツオがやる気になったのならと、塾通いに賛成する。翌日、サザエが進学塾をのぞいてみると、美人の講師が教えていて、カツオの目的がこれだったのか。カツオ、その塾に行くために、勉強し始める。カツオ、合格したけど・・・その先生は上のクラスの先生らしい。結局、塾をあっさり辞めてしまう。


2月10日
『カツオのすすり泣き』
ノリスケに新人作家・東正人のサイン会のさくらになってくれと頼まれた磯野家。サイン会に行くと大盛況だったので参加せずに、すき焼きを食って帰宅する。しかしそれは別の作家のサイン会で、東正人のサインではなかった。全然客が現れず涙目になる東。しかしそこに早川さん親子。早川さんお母さんが東のファンで「嗚咽の森」という本を持ち込んで東は大歓喜に。何とか場が収まって一安心のノリスケですが磯野家に抗議に来る。実は磯野家が3時と13時を聞き間違えていたのだった。早川さんが来たというのを聞いて悔しがるカツオですが・・・ 学校で早川さんも嗚咽の夜を読んだという情報を入手したカツオ。早川さんから本を借りるが、漢字が読めない。サザエに内容を教えてもらおうする。しかし内容が難関な為サザエはダメ。マスオもダメ。フネは夢中になって読む。何年ぶりに本を読んでいた。カツオは、内容を聞かず感想は早くこの本の内容が分かるようになりたいとお茶を濁しました。

『ついてないワカメ』
友達が来たので食事の途中ですが席を外したワカメ。サザエは残してあるコロッケを食べるが、ワカメは好物だから残していた。その後も友達のスズコちゃんとみゆきちゃんと遊べなかったり、ついてなかったワカメ、街頭で大人と同じように美容室のティッシュを貰って歓喜。そして行列のできるうぐいす餅の整理券を貰う為に並ぶワカメ、カツオがサッカーで肘を怪我したと聞いて列を離れティッシュを渡し応急処置をする。しかしその為に整理券を貰い損ねる羽目に。花沢さんから件のうぐいす餅の話を聞いたカツオはワカメが落ち込んでいたわけを察し、先にカツオが行列に並んで、うぐいす餅の整理券をゲット。ワカメのつきのなさも解消された。

『磯野家、雪まつり』
雪が降り歓喜する磯野の子供達。さっそく庭で、雪の大きなケーキの作るが、雪を使い切ってしまいます。裏のおじいちゃんが雪かきをしているのを見た。カツオたちは裏のおじいちゃん宅の雪かきをし、その雪でタラの雪だるまを作ります。そして伊佐坂家(ハチやタマ)や近所の庭の雪かきをしまくった上で、雪だるまを作る。世田谷は雪だるまだらけになります。帰宅時の波平はカツオたちの所業を聞きご近所に感謝されてる事を知り誇らしげな気持ちになった。カツオが雪かきで得た雪で作る雪だるま、実は一つだけ傑作があってそれはサザエをモチーフにした泥棒除け鬼だるまだったというオチ


2月3日
『ぼくは冷血動物』
カツオは2日連続で、裏のおじいさんに夕食を招待される。1日目が寿司、2日目がうな重で「特上の品で、生まれて初めて食べたうまさ」と家族に吹聴するカツオ。突然ワカメが「1人で食べてる時、みんなに食べさせたいって思わなかったの!?」と詰め寄る。首を振るカツオにワカメは「お兄ちゃんは冷血動物なのよ!」と言い放つ。花沢さんは草団子を食べているとき、カツオのことを考えるらしい。早川さんは、出張中のお父さんはちゃんと食べているか心配らしい。

『選ばれし天ぷら』
思いつめた顔で門前を掃除するサザエ。帰宅したカツオが「なに考え込んでるの?」と尋ねると「今夜のおかず」と返答。ちょうどその時スクーターに乗った僧侶が通りかかり、サザエは「決めた!今夜は天ぷらよ」と叫ぶ。僧侶の衣から天ぷらのコロモを連想したらしい。「いい加減な選択だな…」とカツオは呆れる。芋のテンプラ、南瓜があるから外したら、裏のおばあちゃんからもらったらしい。マスオ、昼からテンプラ食べていた。サザエにマスオが電話したら、マスオさんの大好物が待っていま〜すと。帰ってくるしか選択肢が無い。

『波平、オニ引退』
今日は節分。子ども達に鬼役を頼まれる波平だが、気乗りがしない。昨年の節分で滑って転び、散々な目にあったのだ。波平は鬼役を逃れるために散歩に出かける。カツオ、早川さんのところに行き、鬼役を引き受ける。途中でノリスケの家に顔を出すと「いいところに来てくれました」と思いのほか歓待される。なんと豆まきの真っ最中で、波平はそこで鬼役をやる羽目になる。ノリスケから、鬼の面をもらってくる波平。カツオは花沢さんのところに、鬼役。強く当てられる。マスオが鬼役に。面が二つあるので、マスオと波平も鬼役をやることに、豆まきをやっていると、鬼が三人に。泥棒と言うことに気づき、警察にサザエは電話することに。泥棒はすぐに捕まる。


1月27日
『白菜のシロちゃん』
サザエは白菜漬けを作り始めるが、いつも使っているちょうどいい重さと大きさの漬物石が見当たらない。実は白菜漬けを初めて作る早川さんのために、カツオがこっそり運んでいたのだ。早川さんは失敗すると恥ずかしいので母親にも内緒なのだと言う。「うまく出来たら2人で白菜漬けパーティーをしましょ」と言われたカツオは、浮かれて帰宅する。サザエは漬け物石探している。サザエはカツオ持ち出したのが見つかる。フネは早川さんは、最初は失敗すると予感。カツオ試食すると味がないような・・・ サラダにして食べると、美味しい。フネから早川さん、美味しい漬け物を作るには、先輩に教えてもらうというコツを教えてもらう。

『タラちゃん、大人のセリフ』
花沢さんが風邪をひいて寝込んだと聞いたカツオ。「鬼のかく乱だ」と言い出し、フネにたしなめられる。「鬼のかく乱」という難しい言葉を耳にしたタラちゃんは、早速使いたくなり、サザエに向かって「オニです!」と言ってしまう。怒るサザエだが「花沢さんのことです」とタラちゃんから花子の風邪を知り、見舞いの甘酒を作り出す。カツオ、甘酒を花沢さんに持って行く。風邪の治った花沢さん、お礼に磯野家に。マスオ、タラちゃんが「鬼のかく乱」という言葉を知って驚く。

『嵐を呼ぶワンピース』
サザエがタンスの整理をしていると、婚約時代に着ていたワンピースが出てくる。「懐かしい!」と着てみるが、ファスナーが上がらない。すぐにダイエットを開始するサザエ。マスオはアナゴから「夫婦の仲は油断禁物」と言われ、サザエをデートに誘う。が、ワンピースを着られるようになってから出かけたいサザエは、断ってしまう。大学の同級生の女性に会うマスオ。来月、結婚するらしい。サザエに買った花束を渡してしまう。日曜日に、同級生とランチするというので、マスオは約束する。日曜日に、やっと、ワンピースが着れるようになったサザエね、デートに行こうとするが、マスオに断られる。しかも、女性と会っていたこともバレる。マスオ、花束を渡して、仲直りした。


1月20日
『ハヤカワさんの電話帳』
お使い先の大森さんから、ポチ袋を貰うカツオ。中身は千円と聞いていたのに、なんと五千円も入っている。そのまま貰ってよいのか悩んだカツオは、花子に電話で相談。「貰っちゃえば」と言われるが、たまたま花子の横にいたハヤカワは「迷うなら返した方がいい」と言う。その通り返したカツオに大森さんは「正直料も込みだ」と五千円全額渡す。カツオ、花沢さんの電話番号を覚えていたというので、感激。早川さんは、磯野家の電話番号をスラスラ覚えているようだ。何かあったときに、相談するためだと。早川さんは、中島の番号まで覚えている。10人の友達の電話番号を知っているらしい。数字を覚えるのは得意らしい。早川さんの相談は早川さんのお母さんがクロスワールトをやって、わからない問題があったからだそうだ。問題は、今一番男の子に人気があるマンガ家はだった。中島は言った漫画家マキタマキオは違っており、カツオはバロン田中と言ったら、それが正解だった。

『過保護はイヤよ』
サザエは駅で、老婦人が年配の息子の切符を子供料金で買ってしまうのを目撃。「いつまでも子供扱いなんて過保護ね」と苦笑するサザエ。が「母さんもそうかも」と思い出す。出掛けるときにフネに「訪問先でしびれても足を投げ出さない」「夕飯はお呼ばれしない」と口うるさく言われたのだ。サザエは「過保護はゴメンだわ」と思う。サザエ、マスオの着替えを手伝っているのも過保護じゃないかと。ある日、外出先から帰宅したサザエにタラちゃんが「ママ〜!」と駆け寄るが、その途中でタラちゃんは足を絡ませて転んでしまった。べそをかき出すタラちゃんだったが、「過保護はダメ」と決めたサザエは手を貸さず「一人で起きなさい」と厳しい顔を見せた。いつもと違う雰囲気のサザエに、様子を見ていたカツオとワカメは驚き、「冷たいな、起こしてあげればいいじゃないか」と手を貸そうとするが、サザエは「手を貸さないで」とピシャリ。サザエは「過保護な母親にならないようにって思ったからよ」と、手を貸さなかった理由を三人に説明した。それを聞いたカツオだったが、「過保護な親になったらタラちゃんのほうが迷惑」とする一方で、「姉さんならそれ以上に過保護になりそうだな〜」と失笑。具体的に大人になったタラちゃんがサザエに甘やかされている姿を想像した。カツオの想像でタラちゃんはお酒を飲める年齢になっており、白髪の混じったマスオとこたつに入り晩酌をしていた。スラリと背が伸び、トレードマークの刈り上げもなくスマートな印象だが、小鉢のツマミの横に置かれているのはビールでも熱燗でもなくコップに入った牛乳。そのため、少し老けたサザエに向かってタラちゃんは、「母さん、晩酌にミルクはやめてよ〜」と眉間にシワを寄せて注意するのだった。大人になって背こそ伸びたタラちゃんだったが、声はいつもの3歳児のタラちゃんと同じく貴家堂子さん(さすがたかこ・77)が担当。貴家さんは“大人”を意識して少し低い声を出していたが、赤ちゃん声なのは変わらず。見た目は大人でも声は赤ちゃん、という不気味さと、「晩酌にミルク」というワードが話題になり、ネットでは「おとなのタラちゃん、めちゃくちゃ気持ち悪いな!」「見た目と声の違和感がやばい」「とんだマザコン坊やじゃないか」「晩酌にミルクはやめてよって……牛乳吹いたわ!」と大ウケの反応が数多く上がった。今回のエピソードでは大人になったワカメも登場。髪型こそいつもと変わらない前下がりボブカットだったが、唇には紅をさしたOL姿。白パンを見せびらかすのは卒業したようで、ひざ丈のスカートをはいたスーツ姿で、仕事のできそうな雰囲気を醸していた。磯野家の孫のタラちゃん。いつまでたっても大人にはさせてもらえない宿命のようだ。

『今日は大寒』
大人たちが「大寒だから今日は冷える」と会話していると、ワカメが大寒の意味を尋ねる。「1年で1番寒いとされている日だ」と波平が説明すると「布団を被って生活したい」とカツオが嘆く。「これしきの寒さ大したことない」と波平が語るその時、フネが「見つかりましたよ」とラクダの股引を差し出す。波平はバツが悪くなる。 タラ、マスオに公園に連れてってと、マスオを連れ出す。波平、サザエが掃除をしたいからと、家を追い出される。伊佐坂先生のところに行くと留守。碁会所に行くと、エアコンが故障。喫茶店に行くと混んでいる。波平、カツオにサッカーに誘われ、泥だらけで帰ってくる。お風呂(温泉のもと入り)に入って、ごはんはおでん。食べた後に、冷たいアイスクリームを食べるカツオたち。


1月13日
『ぼくは磯野先生』
ゴルフの練習場に怒鳴り込んできたのは小林さんの奥さん。奥さんはゴルフしてる暇があったら息子の勉強でも見てよと。翌日、マスオは小林さんにゴルフセットを買ってくれと頼まれる。ゴルフセットは30万円ぐらいの高級品、そんな金はないとマスオが言うと、小林さんは買うふりだけ良いと提案。ほとぼりが冷めたら返してもらう算段なよう。事情を知らない小林さんの奥さんはさっそくゴルフセットを磯野家に持って行く。更に、カツオを息子の家庭教師にどうかと。カツオに家庭教師とか無理だと思う一同ですが、相手が小学一年な為渋々送り出す事に。小林さんの息子の君彦は小学一年でありながら、五年生の分数の割り算をやっており、カツオよりも勉強が進んでいた。実は家庭教師を頼んだのは君彦で、父親のゴルフセットが心配でカツオを呼んだそう。カツオは責任を持って、ゴルフバックを守ろうとするが、既にノリスケに持ち出されていた。大会準優勝になったと喜ぶノリスケですが、似たようなバックを間違って持ち帰ってしまう。名札も「KOBAYASI」と「HAYASI」。奥さんの怒りも収まり、ゴルフバックを取りに来ると言う小林に磯野家とノリスケは顔面蒼白。その時、小林家に宅配便でゴルフバックが届いた。どうやら間違えた林さんが名札に書いてあった住所に送ってくれたようだ。

『みんなで動物園』
磯野家で動物園に行く。チンパンジーの檻に中にいる飼育員をチンパンジーと勘違いする磯野家。清掃中なんですがと優しく突っ込まれる。 その後、ライオンの前でサザエとカツオが口論し、ライオンを怒らせたり。実はあくびだった。食べ物を欲しがるキリンに「餌をやらないで」という看板を守って食べ物をやらなかったり。猿山では磯野家の縮図のような風景が繰り広げられる。サザエとタラはペンギンの着ぐるみみたいな服を着てる子供に遭遇する。帰宅後、サザエは早速、真似しペンギン帽子をタラとイクラに作ります。すると世田谷ではペンギン帽子ブームが巻き起こった。

『忘却の男たち』
波平が帰るのを待ち伏せして、ノリスケがベストセラー作家を怒らせてしまったと報告。しかも酔ってて内容を覚えてない。しかし、作家も酔っててその時の事をお覚えていないので、助かる。アナゴさんもアナゴさんの奥さんに酔った勢いで喜ばせたらしいそうで、身に覚えがなく2万貰ったのを、マスオに報告して喜ぶ。あとでアナゴさんは、奥さんに高級バックを買うと約束していたようで、買わされるオチがあった。波平とマスオも酒を飲んで記憶がなくなる。波平はフネと、マスオはタラ。何の約束したけど、覚えていない。マスオはタラとの約束を散歩中に思いだし、波平はサザエのイタズラで約束をしていなかった。マスオは、タラにパフェを食べに行こうと言っていたようだ。マスオ、磯野家は甘味処で新年会をした。


1月6日
『磯野家の開運旅行〜秩父を行く〜』
祝!50周年イヤー突入 サザエさんお正月SP。60分番組正月旅行で秩父を訪れた磯野家は、秩父神社に初詣をする。カツオは今年の夏休みの宿題が半分になるようにとお願いした。子供たちが、水に漬けると文字が現れる珍しいおみくじをすると、ワカメとタラオは大吉だが、カツオだけ凶が出てしまいガッカリする。すると「凶なんてめったに出ないからかえってラッキーかもよ」と美人の巫女(みこ)さんに励まされ、カツオはコロッと元気になる。磯野家でわらじカツ丼を食べる。サザエ、お代わりまでする。ミナコというサザエの高校時代の友達から年賀状がきた。旅館の女将をしている。その長電話のお陰で、予約がキャンセルしたので、磯野家に回ってきた。女将さん、花沢さんに似ていた。吉井荘という旅館。五右衛門風呂に入るため、マキを割る。フネが上手い。カツオもお風呂に入りのぼせてしまう。アキさん、ハルさんは旅館の娘さん。巫女さんはアルバイトだそうだ。カツオ、その双子にのぼせてしまう。ツヨシ君、人見知りする。ツヨシ君、タラと仲良くなる。もちつき大会を旅館でする。カツオが手つきが上手い。何も予定のない磯野家。12月にある夜祭りに、今体験できるところがあるようで、アキさん、ハルさんが夜祭会館を案内する。アキさん、ハルさん、子供の頃に踊ったことがある。最後の夜、ハルさんが玩具を貸してくれた。カツオ、かくし芸大会を開いた。マスオ、落語をするが、オチがわからなくなった。波平は人の傘では大神楽。カツオは南京玉すだれ。サザエはゴリラの真似。ハルさん達は、舞い踊った。盛り上がった。

『お年玉はつらいよ』
ノリスケは、お年玉の夢は凄い。現実は、期待して良いと波平に。ところが、ノリスケ、磯野家に向かう途中に。知り合いに会う。去年、同窓会と二次会のお金を返してしまう。お金のなくなったノリスケ、ビンチ。困っていると伊佐坂先生に会い、アイデアをもらう。ノリスケ、お年玉にお餅を入れて、渡した。カツオ、ガックリ。しかも、手形を入れていた。ノリスケ、給料をもらってから、手形と本当のお年玉と交換だそうだ。

『みかん小ばなし』
スーパーのみかんを箱買いしたサザエ。自転車を借りて、家まで運ぶサザエ。危なっかしい。サザエを見かけたカツオは、押して行けば良いのにと。家までたどり着いたサザエは、自転車を返すついでに、みかんを少し持って行く。行く途中で、裏のおばあちゃんに会い、持って帰るのが大変だと諦めたというので、サザエはお返しのみかんを、裏のおばあさんに渡してしまう。伊佐坂先生のところまで、渡す。

『映画のオカズたち』
サザエ、映画を見に行って、ポップコーンをお土産に持って帰ってきた。中島、残った量が気になる。面白いと、映画に夢中であまり減らないとか。花沢さんは、カツオの説が正しいと。カツオ、面白ければ見ているけど、つまらなければ、寝ていると。虹の国のマリー、花沢さん、早川さん、かおりちゃんが見に行く。中島、カツオにポップコーンの話しは、お兄さんのウケ折りと白状する。カツオと中島、映画を見に行く。スポンサーに波平。波平、ポップコーンは全然減っていないが、寝ていた。中島、面白いのか、つまらないのか、わからなくなったと。
人気アニメ作品『サザエさん』(フジテレビ系)の恒例ネタといえば、予告編の後にあるじゃんけんであろう。この新年1発目のじゃんけんが25年連続で「チョキ」であると話題になっている。







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ージ