2006年 サザエさん日記


本命竜馬が選んだ面白かった場面を書いてみました。

2006年

12月31日
『来年の運勢』
まさか、大晦日にサザエさんがあるとは…旅行先で見れないのでビデオで録画した。易者が「来年の運勢を見ていらっしゃい」と言うと、通りかがったマスオが逆に易者の手相を見る。マスオ「一番下の娘さん結婚しましたね」と。易者「今年の秋…」マスオ「お孫さんが三人」易者「実に良く当たる」と、見事的中。易者「来年の運勢を占ってください」とマスオに頼むが、実はマスオ、隣りの易者の女性に聞いたというオープニング。易者で占ったら、サザエもマスオも来年、すごく良いらしい。タラ「ボクは…」とサザエに聞くが、「パパもママもいいから、タラちゃんもいいわよ」と適当な事を子供に言う。カツオ「凄く良いとは、どういいの」とマトモな質問。サザエ、こっそり手相を確認している。波平はサザエと違い「運命は自分で切り開くものと思っている」とカツオに言うが、波平、来年の運命診断を買ってきている。波平「運気は大いに良いか…」とサザエと変わりない。カツオ、波平の運命診断の本を読むと「恋愛は大いに良し」と、かおりちゃんとの結婚を夢見るが、波平「当たるも八卦、あたらぬも八卦」と言っていたのを思い出し、カツオ、花沢さんが強引に恋愛をしようとしている姿を思い出す。カツオ、ワカメに「来年は良い年になるよ。サザエ達よりも良い年になる」と言うと、ワカメ踊りだして喜ぶ。サザエ「お金を出して占ってもらったのよ。もっと具体的に聞かなきゃ」と考え込む。そんなサザエに、ワカメは「お姉ちゃん達より良い年になるんだって」と。カツオ、波平に運命診断を見ながら「お父さん達からお年玉を沢山もらえると書いてあるよ」と言うが、サザエが本を取り上げると、そんな事は書いていない。波平「図々しい奴だ」と。カツオ、来年は飛躍の年らしい。波平「飛躍するには努力が大事だ」とカツを入れる。易者がお客さんを占ったら「水難の相がある」と言う。その易者、サザエも勝手に見たら「あんたも水難の相がある」。そして、道行くおばあちゃんも「あんたもじゃ」と。すると、雨が降り出すというオチ。易者、机を抱えて避難する。「BAR渚」で、ママに「ちょっとした災難に遭うから気をつけた方がいいわ」と言われるマスオ。ノリスケの場合は「あなたは、災難を避けるのが上手ね」と。マスオ、サザエにBAR渚に飲みに言ったのがばれて災難。ノリスケは、タイコさんにバレテ、タイコさんが怒っているのに、ノリスケはイクラと遊んで全く聞く耳を持っていない。カツオ運命診断をイクラを見ると「生命線が長いから長生きするよ」と言うけど、まだ子供だからというだけじゃ…

『大晦日お騒がせ全集(前編)』
サザエ・フネ・ワカメ・タラが買い物から帰ってくると、玄関が少し開いている。フネ「カツオだよ」と。ところが、中に入ると、家の中に足跡が沢山。タラ「誰か土足のまま上がったです」と。タンスは荒らされている。空き巣が入ったようだ。警察に電話しないと、サザエ「母さん、110番って、何番だったけ」と大ボケ。パトカーが来て大騒ぎ。カツオは子供部屋で実は寝ていた。実は、その足跡はカツオが皆をびっくりさせようとしてつけたようだ。波平に「バカモノ」と大カミナリ。カツオ、中島の家に行くとき、忘れ物に気づき、家に戻ると、誰もいないはずなのに、鍵が掛かっていない。カツオ、無用心だと思い、空き巣が入ったようにシュミレーションをしたというカツオ。波平、イタズラにも度を越していると波平「バツとして、明日の大晦日は一日中部屋で謹慎していなさい」と。カツオ、大晦日はワクワクしていたのに。大晦日はマスオもワクワクするらしい。お風呂に入り、新しい下着をつけて、お袋のオセチをつなみ、テレビを見ながら除夜の鐘を待つ。子供がいつまでも、起きていいのは一年で大晦日だけ。マスオ、夜までには許してくれると言うが…大晦日当日。カツオ「スズメは自由でいいな」と窓の外を見ながら言うが、そんなカツオに写経をさせる。「エンピツで一文字一文字、心を込めて移すように」と。中島の電話も、とりついでくれない波平。中島がこっそりと子供部屋の窓から差し入れを持ってくる。サザエ、窓が開いているのを不審に思うが、カツオは何とか誤魔化す。差し入れは、肉まん、缶コーヒー、マンガ、ラジオまで。そして、紙飛行機。紙飛行機には「れんらくしたいことがあったら このヒコーキに書いて飛ばすように。ぼくが来たときには合図に口笛を吹くからね」と、至れり尽くせり。出前に7つソバを頼んだのに、6つしか来ていない。出前の人に文句を言うサザエだが、ソバを運ぶときに「みんな、引越しソバが来たわよ」と大声で。サザエの方が間違えたような感じ。一つ足りないのに、カツオの分は無いと思ったが、カツオにもソバがある。カツオ「(サザエは)オセチをツマミ食いして、お腹一杯じゃないの」と。ジンロクさん、口笛吹きながらハチの散歩させている。それを中島だと思って、紙飛行機を飛ばすカツオ。ジンロクさんがその紙飛行機に気づいた時に、タラも三輪車でその場にいた。ジンロクさん、タラに紙飛行機を渡す。ハチがほえた時に、あの口笛は中島ではないのではと気づき、焦るカツオ。それで、続く。サンペンス的に楽しみなってきた。

『大晦日お騒がせ全集(後編)』
カツオ、こっそり外に行こうとすると、波平が見張っていた。カツオ「トイレに行く」と言うが、波平「ちゃんと許可を取ってから行きなさい」と。カツオがトイレに向かう途中、タラが庭で紙飛行を飛ばしていた。中島が来て、口笛を吹いていると、それにサザエが気づく。カツオが紙飛行機を飛ばそうとすると、それにもサザエが気づく。マスオが物置からハシゴを取り出そうとしている。タラが紙飛行機を屋根に飛ばしたようだ。カツオ、焦る。マスオ、中に文字が書いてあるのに気づく。波平、日の出の掛け軸まで掛けて、床の間に飾り餅を飾り、正月の準備がすんだとご満悦。ワカメから波平に「お兄ちゃんを許して欲しいの。充分、反省しているから」と。謹慎が解けたカツオは大喜び。ところが、マスオがその紙飛行機をサザエに見つかり、紙飛行機で中島と連絡を取ろうとしていた事が、ばれてしまう。紙飛行機には「哀れな磯野カツオの為に、差し入れやカンパをしてくれるように皆に連絡して欲しい」と。中島の差し入れまで、気づかれて、波平「けしからん」と。カツオ、また謹慎になってしまう。しばらくたち、マスオが子供部屋に様子を見に行くと、窓が開いている。子供部屋の窓から脱走してしまうカツオ。何と、花沢さんと中島、署名を集めたカツオを救う会のノートを持ってくる。裏のおじいちゃん、伊佐坂先生まで署名している。花沢さんのお父さんは張り切って実印の署名。花沢さん「磯野君はそれだけ皆に愛されているんです」と必死の訴え。カツオ、大晦日の音を聞きたくなかったから押入れで寝ていた。カツオ「窓を開けていないよ」と言うと、皆で確認しに行くと、庭から空き巣が逃げようとしていた。マスオはバット、波平はゴルフクラブを持って追いかけてゆく。パトカーがまたして磯野家に。カツオ「パトカーが二日続けてくる家なんてめったにない」とタイコに。タイコさん、カツオが喋ったのに、またサザエの長い電話に付き合わないといけない。カツオの為に、二度も風呂に入る波平。除夜の鐘を風呂の中で聞くカツオ・波平。今年はサザエが一人で「皆さん、今年もサザエさんを応援していただきありがとうございした。来年もよろしくお願いいたします。それでは良いお年をお迎えください」と最後の挨拶。


12月24日
『わが家も大そうじ』
磯野家の大掃除。ワカメはタラの面倒を見る役。タラは煤籠り。要は、邪魔にならない所にいなさいという事。タラとワカメ、ジグゾーパズルをして遊んでいる。タラ、中々の腕前。カツオが大掃除を逃げようとすると、サザエに見つかり、手伝わされる。波平、子供部屋の本棚の裏から算数13点を見つけ。カツオを叱る為に大掃除が中断していると、フネから「はかどらないから説教は後にしてくれませんか」と注意される。マスオの裏金が見つかり、サザエに没収される。額の裏にヘソクリを隠していたので裏金。マサザエが障子をパンチで破っているのを見て、カツオ・マスオも真似するのだが、張り替えた障子まで破ってしまう。やり直しになってしまう。浜野さん(浜野真砂さん)の家を探している人が、外に立たされているワカメ・タラに話しかける。サザエに聞くと「前の通りを三つ目の筋を左に曲がって五軒目」と教えるが、マスオは障子の張り替えは嫌だったのか、その人の道案内を買って出る。マスオ、サザエだと思って、後ろから目を塞いで「誰ーだ」と言うが、その人は、サザエではなくて、フネ。フネはサザエのお古を着て、掃除をしていた。カツオがご先祖様の大福を食べて、ご先祖様、ご立腹。畳を敷きなおしていると、どうしても、隙間が出来てしまう。波平・マスオ・サザエ・フネが困っていると、タラが畳を「あっちでーす」「こっちでーす」と指示を出すと、すっきり収まってしまう。ジクゾーパズルで鍛えているだけはある。タラ、インクの染みで、畳を場所を覚えていたんだけど、しの染みをつけたのは、カツオ。波平から「バカモーン」と飛ぶ。オチは波平「今年の物は持ち越したらダメだ」と言いながら、ビールを注ぎ始める波平・マスオ。ただ、飲みたいだけ…カツオのテストの説教は、おわづけでは無かったのか…

『師走のバスガイド』
サザエ・ワカメが歩いている。ワカメ、道端に落ちているリボンを胸につける。でも、それはバスツアーの目印のリボンだった。バスガイドに返そうとするのだが、そのバスガイドはサザエの同級生。そのツアーは、日帰りで魚市場に行く買い物ツアー。スラーッとしてカッコいいバスガイドに、ワカメはすっかり、バスガイドになりたがる。しかも、ワカメの友達にみゆきちゃんまで。ワカメ、イクラ・タラ・カツオを相手に、バスガイドごっこ。すっかり、その気になるワカメ。その買い物ツアーに空きが出て、ワカメ、波平、マスオが行く事になる。ところが、張り切り過ぎたワカメ、帰りは波平におんぶされて帰ってくるオチ。

『サンタのいる町』
郵便をタイコさんに運んできた郵便屋さん、イクラの絵本「サンタのおくりもの」に出てくるサンタクロースにそっくり。プレゼントが貰えるかと大騒ぎ。そんな中、タラは、サンタクーロスに手紙を出した。「サンタクロース様御中」(様御中は笑えた)と書いているけど、切手も貼っていないので、戻ってきた。その手紙を郵便屋さんが見て、心が癒されるようだ。手紙には「ことしのプレゼントは やさしい おねえさんをおねがいします」と書いていた。タラは、お姉さんが欲しい。ワカメでは子供だからダメと。タラは隣りのウキエさんみたいなお姉さんが欲しいようだ。落ちていたタラの靴下をキャンディーを靴下の中に入れて、返したから、ウキエさんがお気に入り。タラ、ウキエさんは「優しい匂いがする」と。カツオ、ウキエさんの匂いをかごうとするけど、何か変態ぽい。カツオ、風邪気味で鼻が詰まっているとウソをつくが、ウキエさんカツオの風邪を心配して、しょうが湯を持ってきてくれる。サンタクーロスの郵便屋さん、定年前に郷里戻りたいと、転勤になる。それなので、イクラ、タラにプレゼントを持ってゆく。プレゼントは竹とんぼだった。


12月17日
『マスオ朝のアイドル』
マスオ、運動不足解消の為に朝からジョギング。公園で、ラジオが鳴らなくなり、困ってる裏のおじいちゃんや老人達。マスオがそのラジオを見てみると、電池切れ。老人「若い人は違いますね」と言うが、マスオが若い人? 老人からすると若いけど… マスオ、早起き体操クラブの会長に任命される。サザエ「寝起きの悪い人を起こすのも大変なのよ」と言うけど、サザエ、マスオの奥さんだろう。町内会の掲示板に、早起き体操クラブの会員募集のポスターまで勝手に張り出される。似顔絵まで。裏のおじいちゃん「絵心のある人が描いてくれましてね」と言うが、サザエ「うちの主人は人の飢えに立つ人間ではない」と断言。しかし、裏のおじいちゃん「マスオさんみたいな若い人なら、間違いなく会員は増えます」と。翌朝、布団の中で寝ていたいマスオ「今日はパスするよ。風邪で寝込んでいる事にしておいて」と言うが、玄関には、おばあちゃん達三人が迎えにきている。しかも派手なジャージ姿。波平「迎えに来られたんで、休むわけにはいかんな」と笑っている。マスオ、おばあちゃん達に薦められるまま、お弁当を食べる。公園にシートを敷いてピックニック気分か。マスオが会長になったおかげで、女性の会員が増えたと、裏のおじいちゃん、大喜び。「明日はもっと会員が増える」と聞いて、マスオは「明日は会社の早朝会議で…」と言ったら、おばちゃん「明日は、会長さんに合わせて、始まりを早めましょうか…」と。30分、早まると聞いて、サザエは不満。おばちゃん、マスオのお昼のお弁当まで作ってくれる始末。ご飯に桜でんぶで作ったハート型の模様、唐揚げ、ウィンナー、玉子焼き等。アナゴさん、サザエが作ったと思ってしまう。マスオ、10時過ぎまで残業。サザエ、心配になり、裏のおじいちゃんに言って休ませて欲しいと頼もうかと言うけど。マスオは頑張ってみると。翌朝、お迎えがあると思ったら、お迎えが無い。会長をクビになったのではと、心配でサザエ・カツオが公園に様子を見に行くと、体操はあったようだけど…裏のおばあちゃん、マスオが帰りが遅かったようなので、皆にお誘いしないようにしたようだった。笑ったのは、副会長候補に、ノリスケ。昨日のマスオのように、お弁当やご飯を食べている。さすが、ノリスケ。

『どこかで見た人』
波平・フネがデパートで。フネが一人で着物を見ていると、知らないお客さんが反物を見せて「37〜8歳の人にどうですか」と、フネにアドバイスを求めてきた。それが縁で、二人で話しているのを見た波平、フネの知っている人だと勘違いして、お客さんと別れてから、波平「歳を取ると忘れっぽくて困る。今のは誰だったかな」と言うのがオープニング。集金人が来たけど、ヒゲを生やしているので、サザエ・フネはいつもの集金人ではないと怪しむ。お金を貰うために、その集金人、ビゲを剃って、いつもの集金人だと証明する事になる。たった三千円の集金の為に、ヒゲを剃ることになろうとは…カツオ・ワカメが学校帰りに、おばちゃんから「カツオちゃんよね。ワカメちゃんも大きくなったわね」と言われたけど、誰だかわからない。駅から出る波平・マスオ、波平に挨拶する青年、「またお店の方に来てください」と言われるが、波平は誰だがわからない。波平・マスオ、どこかで会った事があるようなと言うけど…マスオ、刺身を食べながら思いだす。駅前の寿司屋の青年だったようだ。カツオも、学校帰りに会ったおばさんを思いだす。幼稚園の時の先生だった。カツオ、第11会修了生だったようだ。波平が外に出ると、入り口で、おじいちゃんと会う。なぜか、意気投合し、家に呼んでお茶を出すが、波平は実は誰だか思いだせない。おじいちゃんも、波平の事を知っているようだけど…やっと、思いだす。おじいちゃんも実は波平の事を思いだせなかったようだ。駅前の屋台でよく一緒になるおじいちゃんだったようだ。

『わが家の猛犬』
押し込み強盗に入ろうとする強盗。磯野家の前で、強盗に入った時の事を想像して、結局、捕まると思い、そのまま交番に自首しに行くマヌケな強盗がオープニング。お巡りさんもビックリである。翌朝、伊佐坂先生の家みたいに犬を飼えないので、飼っている振りをする為に、花沢さん協力で犬小屋をゲットするカツオ。犬小屋を玄関前に置いておけば、泥棒避けになると安直な発想。カツオ、玄関先に「猛犬注意」の張り紙を書いたが、「猛」を手偏で書いてしまい、波平に怒られてしまう。犬小屋だけでビビル、サブちゃん。裏のおばあちゃんから犬小屋を見て、犬が苦手なので回覧板をポストに入れましたと電話かけてしまう。泥棒避けどころが、凄い影響のある犬小屋。磯野家の犬小屋に犬がいないのを知った誰かが、子犬と牛乳を置いてゆく。犬は花沢不動産の家の前に「かわいい子犬を差し上げます」と看板を掲げるが…犬を置いていたおばさんが磯野家では迷惑していると思って引き取りにきた。皆優しそうな人達なので磯野家なら飼ってくれそうだったと思ったらしいが…


12月10日
『マスオのひとり言』
マスオとタラが公園に電車ごっこしながら向かう。そして、向こうから絵に描いたような美人(派手な服を着たゴージャスな女性)が「かわいい坊や、お利口さんのところがパパそっくり」と。簡単な遊び場(砂場に大きなお城。しかも、頑丈)を作ってやると、サザエがランチを作ってきてくれる。そんな感じで過ごすつもりが、マスオはサザエに布団をはがされて起こされる。遅い朝食なので、一人で食べる。カツオは叩き起こされて庭掃除。食べ終わったら、タラと公園に行こうとしたら、波平がタラを連れて公園に行っていた。マスオ、汚れた皿を洗っていると、ワカメから「何か悪い事をしたの」と、サザエにバツでやらされていると思われる。フネからも、そう思われている。午後、マスオ一人で留守番。リーゼントのジンちゃんが「お遊びお遊び」とパチンコを回す仕草をして、マスオの前を通り過ぎる。独身者を羨ましがるマスオ。やっと、サザエ達が帰ってくると、屋根の掃除をやらされるマスオ。それでも、徐々に人が増えて、賑やかになると「やっぱり、うちはこうでなくちゃね」と浮かれるマスオがオチ。

『ワカメお目が高い』
ワカメ、張り切って波平のネクタイを選ぶ。選んだネクタイは、イルカのネクタイ。どう見ても派手。酔っ払った波平でも無理。波平、会社に付けていくか、見張っているので、仕方なく、締めていく。マスオ、フネから別のネクタイを預かって、外で他のネクタイに締めなおす。今度は「あのネクタイをマスオ兄さんに貸してあげて」とワカメ。翌日、マスオはイルカのネクタイをしていくが、外に出て、別のネクタイに取り替える。その取り替える前に、ワカメの友達の堀川君に見つかってしまう。堀川君、ワカメのネクタイのセンスをベタ褒め。「ボクも大人になったら、ワカメちゃんに選んでもらたい」とプロポーズまがいの衝撃告白(?)。それを皆に言うと、カツオ「(堀川君は)センスがないんだよ」と。そこでタラのボケ一言「おばあちゃんに借りたらいいです」と、センスと扇子の勘違い。マスオ、ネクタイはせずに帰ってくる。ワカメに「ノリスケがどうしても欲しいって聞かなくて」と、ノリスケに渡したと。ところが、イクラが公園でネクタイを頭に巻いている姿をワカメに見られる。ワカメの鋭い眼差し。恐い〜っ。フネが、波平・マスオには派手すぎたネクタイだったとワカメに言う。傷つくワカメだったが、堀川君が映画マガジンを持ってくる。そこには、人気の映画スターがあのネクタイをしている姿が映っていた。

『主婦たちの忘年会』
フネ、サザエ、オカル、女同士の忘年会があっていいんじゃないかと忘年会をする事に。サザエが幹事。サザエ、浮かれて洗濯物を干しながらサザエさんを歌うサザエ。カツオ、子供の忘年会がしたいという提案から、ノリスケがイクラを連れて磯野家にやってきても、酒抜きの忘年会に。女達の忘年会は、料理を出されても「これ子供達の好物なの」「主人に食べさせてあげたいわ」と家に持って帰る為に包みにしてしまう。結局、食べるものが無くなり、早々とお開きになる。結局、家族同士の忘年会に。ノリスケ、酒が出てくると「待っていました」と大声で。笑ってしまった。


12月3日
『師走のかくれんぼ』
タラ達が公園でかくれんぼ。タラが鬼で探していると、時代劇に出てきそうな感じの怪しい人が隠れていた。何とその人は「江戸時代から隠れていたけど、誰も見つけてくれなくて。隠れているうちに大人になった」とタラをからかう。磯野家で話していると、カツオが「それはタイムスリップしてきたんじゃないの」と言うと、タラは「スリッパは履いていなかっです」と。タラは、かくれんはぼを放棄して帰ってきたようで、リカちゃんとタケオが抗議に家までやってきた。その怪しい人は、チンドン屋だったようだ。しかも、時代劇のエキストラまでやっている。団欒で、チンドン屋の話しになった時、海平おじさんはチンドン屋が好きで、子供の頃、皆でゾロゾロついていったけど、海平は知らない街まてついてゆき、帰って来れずに泣き出したようだ。親切なチンドン屋だったようで、家まで送ってくれた。カツオ、そこで鋭い分析。海平おじさんが子供の頃に失敗した話しをした時、大抵は、波平本人の話しが多いと。確かに、そのようだ。

『やきいも白書』
サツマイモを買って中島の庭の焚き火で、焼き芋を焼いて、焼き芋屋から買ったとウソをつくカツオ。自分で焼けば仕入れの倍は儲かると…皿を並べて、律儀に待っているサザエ・フネと子供達。なぜか笑える。ところが、その焼き芋は生焼け。サザエは焼き芋屋に文句をいう言う。石焼き芋屋は、弟子が焼いて売ったのではと言うが…お詫びの印に石焼き芋を数個もらうサザエ。中島に教えてもらった花沢さん、かおりちゃん達が遊びに来るからと焼き芋を届けてお願いする。喜んで、中島の家で焼き芋を焼くが…アルミホイルの減りが早かったり、ワカメ・タラと中島の家に一緒に遊びに行くのをカツオが断ったので、サザエが怪しいとにらみ、中島の言えに行ってみると…サザエ、犯行現場おさえたり…波平のバカモーン。カツオ「(袋まで作って)本格的にやろうと…」と言うと、波平「お前は本格的にやるのは、勉強だ」と怒鳴られる。焼き芋屋の弟子は、女にモテたくし焼き芋屋の弟子に志願したようで、クビになり、自分で焼き芋を売る事にしたようで。ところが、その弟子は、車(派手な車で、ハートマークが沢山描かれたワゴン)の中で週刊誌を読んでいたら、焼き芋が黒焦げになってしまう。売り物にならないからと、「焦げているよ」と教えてくれたカツオに焼き芋をあげる事に。結局、弟子は、都心のビル街で売る事にした。でも、けっこう人気のようだ…

『夢は大きく』
ノリスケ、一代で大きな会社を作りったという社長を取材した。カツオに「カツオ君だって頑張れば、その社長のように出世できる」とノセる。ところが、カツオは才能ないよと元気が無い。ノリスケの夢は編集長ではなく、社長になる事。食べるだけ食べて、大きな事を言って帰ってゆくノリスケ。かなり大物になりそう。マスオの夢は「今の会社の社長になる事」とカツオが予想すると、マスオ「それくらいの大きな夢を持たないとね」と。ええっ、それが大きな夢か…サザエの夢は社長婦人になる事。波平とフネの夢は「子供達を立派に成人させる事。特にカツオ、ろくに勉強せんのにどこまで出世するか、将来楽しみじゃ」と、遠まわしに勉強しろと。


11月26日
『カツオ正直大賞』
肉屋にカツオが買い物に行く。ところが、多くお釣りを貰って、カツオは返しに行くが、他の買い物客から「割り込んじゃダメよ」と言われてしまうオープニング。それで、また並びなおしたら、肉屋のおじさんから正直大賞と言われ、ウィンナーを貰い、他のお客さんからもてを叩かれるカツオ。ところが、そのウインナーをカツオはサザエに「半額」だと言って、臨時収入250円を貰う。カツオ、それを赤い郵便ポストの貯金箱に貯金してしまう。ところが、そのウインナーは賞味期限切れ(さすが、フネ。それに気がつくとは…)。サザエが買い物に行ったついでに交換してもらおうと言い出すと、カツオ、慌てて、カツオが交換しに行く事になる。それにしても、学校にウィンナーを持って行くとは…カツオ、学校に行く時に、花沢さんと会う。何と、肉屋のおじさんは、賞味期限切れのウィンナーを渡した事に気づき、謝りに(花沢さんから教えてもらった)家に行くそうだ。さすがに、カツオは、頭を悩ます。そして、ついに、肉やのおじさんが家に行き、サザエに全てばれてしまう。カツオ、タイコさんの家に避難。イクラとお馬さんごっこ。尻を布団叩きで叩かれるカツオ。商店街で話題になっているようだ。波平が帰ってきても、カツオは家に戻らない。波平が慌てないのも、波平・ノリスケで避難協定を結んでいるようだ。要するに、カツオが逃げ込んだ時の対策。その対策とは、波平が「カツオを叱るのはホトホト疲れた」と言っていたとカツオに教える事。見捨てられたと思わせ、さらにノリスケは「いざとなったら波野カツオにすればいい」と言い出す・カツオ、しょんぼり帰る。波平が、全然怒っておらず、すぐに寝たというので、カツオ、見捨てられたかと思い、波平の様子を見に行く。波平の部屋の前で、カツオ、フロ上がりのマスオに「本当に怒っていなかった。でも、盆栽の事を知ったら怒っちゃうんだろな〜 盆栽の五葉松の枝を折っちゃったんだ」と言うと、狸寝入りしていた波平、ビックリして飛び起きる。カツオ、それを見ていて「ワシを試したのか」と波平のバカモノが飛ぶ。

『タラちゃん、物売りの声』
タラが竿竹の物売りの真似をしていると思って、フネが「一本、頂きましょう」と言うと、本当の竿竹屋が一本持ってきて「どこへ置きましょう」というのが、オープニング。タラ、竹竿屋に物売りの声を褒められたから、将来、竹竿屋になると、その気になる。タラ、門の前で叫んで、一本、買わされた物干し竿を売ろうとする。カツオ、タイコさんに電話して、物干し竿を欲しいと知って、タラに竿竹の物売りの声を出させておいて、物を売らせてしまう。タイコさんの家に物干し竿を持っていく行く途中、タラが物売りの声を出すと、タイコさんの持っていく竿を欲しがっているおばさんがいた。しかも、カツオは花沢さんにも頼んでいた。マンションに当たると、欲しいという家が三軒もあったようだ。これで、五軒。ちょうど、本物の竿竹屋が通り、一件落着。竿竹屋のおじさん「ますます売れた」とタラを褒めたので、タラは完全に調子に乗る。イクラに竿竹の物売りの声を教える始末。ササエもタラの頃に金魚売りの物売りの真似をしていたようだ。カツオも「サンマが安いよ、買った買った」と魚屋の真似をしてフネは恥ずかしい思いをさせたようだ。波平はカツオぐらいの時まで、ラーメンの屋台のチャルメラの笛を真似たようだ。波平が笛を持ち出して吹くと、伊佐坂先生とオカルさんが家を飛び出してしまう。夜に、近所迷惑な話しだ。オチは、タラは今度は焼き芋屋の物売りの声をすると、サザエはオープニングの二の舞にならないように、「二本、いただこうかしら」と小さな声で言うと、タラは焼き芋屋も玄関に連れてきており、二本買う事に

『ミセス穴子さん』
アナゴさん、マスオ達とマージャンしており、遅くなる家に電話すると、アナゴさんの奥さんは第六感で、お通夜ではなくマージャンだと分かってしまう。しかも、アナゴさん第七感で、奥さんにばれてしまった感じるオープニング。アナゴさんの奥さんの第六感を教えてもらおうと、サザエは弟子入りを志願する。アナゴさんの家に遊びに行く事になるサザエ。ところが、アナゴさん、先週の日曜日にマスオの家に遊びに行ったことになっているので、それは困ると、マスオに拒否。あの日は競馬場に行っていたようだ。絶大な信用しているマスオをダシに使っていたようだ。アナゴさん、家内は実家に帰ってしばらく留守だという事にしてもらう。サザエ、明日、アナゴさんの家に行くので、美容院に。アナゴさんの奥さんからサザエに電話があり、先週の日曜日の事がサザエにバレてしまう。サザエはマスオに「明日は面白い話しが聴けそうで楽しみだわ」と。困っているカツオ、マスオの為に、サザエの靴を全部隠すカツオ。サンダルでタイコの家に靴を借りようと家を出たら、フネが追いかけて、アナゴさんが急病で、寝込んでしまい、サザエの訪問も中止に。アナゴさんの奥さん「今度は、ワタシがフグタさんの家に行くから」と。アナゴさん「おいおい…」。ワカメ、カツオに「どうして、奥様同士が会うの男の人は困るの」と。ワカメは「隠し事をする人と結婚しないもん」。タクシーでアナゴさんの奥さんがやってくる。アナゴさんの奥さん、先週の日曜日にサザエさんの家に伺ったと言って競馬しに行っていたことがばれて、罰としてバックを買ってもらったようだ。アナゴさんの奥さん、フグタさんをダシにした時は、まず怪しいと睨むようだ。アナゴさんはその事は知らない。そして、知らん振りして、アナゴさんの奥さんが赤い手帳をチラつかると、大抵のモノを買ってくれるようだ。その手帳は、主人の行動を書いてあるようにみせて、実は、奥さんのスケジュール帳らしい。さらに、アナゴさんの奥さん、主人には内緒で、エアロビクス、エステサロン、ネイルサロンに通っているようだ。アナゴさんが知ったら、衝撃的な事実、心臓が止まってしまうぞ。


11月19日
『顔に出るマスオ』
顔にすぐ出てしまうマスオ。マスオ、ノリスケに今日は財布の中身が少ない言われ、顔に出ていると気にする。サザエに頼んで財布にお金を入れてもらうと、翌日、ノリスケはマスオに「懐が暖かいでしょう」と。実は、給料日前だから、サラリーマンはお金がないと予測して、マスオに行って、翌日は、おそらくサザエに頼んでお金を入れてもらうだろうと、マスオの行動を予測して言っただけだったようだ。アナゴさんからも「マスオさんは顔に出る」と言われ、明日、会社で取引会社の人と交渉があるので心配するマスオ。でも、顔に出たおかげで、交渉が成立に。喜んで口笛吹いて家に帰ってくるマスオ。口笛吹いていたので、交渉がうまくいったとサザエにばれて、マスオ、顔にも態度にも出てしまうというオチ。

『母さんは勉強中』
フネが突然、英会話を勉強したいと。フネに英会話の番組を見せようとするのだが、フネは居眠りしてしまうオープニング。番組を見れなかったフネ、オカルさんも電話で見れなかったらしい。オカルさん「今度はジンロクに録画してもらうわ」と言っているが、ジンロクに教えてもらおうという発想はないようだ。やっぱり、万年浪人生では無理か。

『すごいキノコがやってきた』
オープニングは近所の人から大きな松茸を貰い、サザエが薄くスライスしていたら、マスオが鼻息で飛ばしてしまうというもの。マスオの鼻息は凄い。波平が海外旅行帰りの部長に貰ったトリュフを持って帰る。外国の松茸だと磯野家は期待する。週末に食べようと、台所の棚にしまっておく。磯野家7人で食べようとするのだが、サザエが本屋に行き、本格フランス料理の本を読んでいたのをノリスケに見られる。何かあると思ったノリスケ、マスオにお昼を奢るという代償からカマを掛けられ、ばれてしまう。カツオ、トリュフを中島に自慢して見せていたら、何とそのトリュフを置き忘れてしまう。花沢さんが磯野家に届けに行き、週末に、ノリスケ・タイコ・イクラ・花沢さんの四人と磯野家7人が食べる事に。笑える事に、ご先祖様にお供えして合掌。これから、料理しよう(スライスしてオムレツにしょう)とする時に、何と、タマがトリュフをくわえて、屋根の上に。屋根の上のガールフレンドに自慢するタマ。こういう高価な食べ物には縁が無いサザエさん…


11月12日
『銭湯のぬくもり』
散歩していた波平、松竹湯から若い夫婦が出てくるのを見て、昔、波平も風呂から早く出て、フネを待っていた時の事を思いだす。サザエが生まれて、夫婦で行く事が無くなった、波平、懐かしくなって(家の風呂もあるのに)、一人で、銭湯に行く。フネとは行かないのか、薄情な波平。そんな波平、銭湯で10円足りないのにノコノコ中に入ったり、籠の中に、他のお客さんのゲタ箱の鍵が入っているのに、自分の着物を入れる波平、何かおかしいぞ。桶が反響する音、富士山の絵を見ながら、広々としたお風呂に入って、ゆっくりする波平。家では、急かされて、マスオ・カツオ・タラの三人が一緒に入らされているというのに…波平が一人のおじいちゃんの背中を流したのが、波紋が広がり、お客さん同士が背中を流し合う異様な感じに。数日後、また、一人で波平が銭湯に行く。実は、波平は石鹸を家に忘れたのに、身体を洗う時に、自分の前に置いてある石鹸を自分の物だと勘違いして、それを取ろうとした若い男を睨みつけてしまう。「油断も隙もならん」とプンプン怒るのだが、後で気づいて、「ええっ」と驚く波平。

『突然のお客さま』
飲んだマスオ、家にお客さん(アナゴさんとかも一緒)を数人連れて帰る。ところが、玄関に入るマスオに、睨みをきかしたサザエだが、その人はマスオに似た人だった。それにしても、よく似ていた。髪の毛が若々しいだけで、あとはそっくりそのまま。そんなオープニングが今回の話しではなく、そのお客さん達に出した、サザエのコンビーフを使ったツマミのおかげで、マスオの株か上がったのだ。そのコンビーフ、カツオが持っていたので、問題になる。そのコンビーフ、実は、マスオ・ノリスケがデパートに行った時に、コンビーフの試食販売をしていたのだが、その販売員が美人だったので、調子に乗ってマスオ・ノリスケの二つ買ってしまったのだ。マスオが一つ持って帰り、台所の缶詰に紛れ込ませようとした時に、カツオに見つかって、カツオが預かったのだ。オチはフネと波平がもめている。「明日と言っていましたよ」「いや、今日だ、絶対今日と言った」と。お客さん6人をブスッと待たせているのだが、慌てて料理などの支度するサザエ・フネなど。台所では、何かが倒れる物凄い音…波平の株がかなり急降下…待たせている人達は、かなり会社では上の人みたいだけど…

『もういちど七五三』
評判がよく、ワカメの七五三の着物の写真をショーウィンドに飾らせて欲しいとお願いにしにくる。その写真を見て、沢山のお客さんが去年、きたらしい。二年連続と言うの快挙に、波平も満更ではない。ワカメが着た七五三の時の着物は、サザエのお下がりらしい。2丁目のみさきさんからサザエに電話がある。みさきさんの娘のさおりちゃん(普段は男っぽい格好のようだ)がワカメの写真を見て、洋服から着物に替えたいとので、ワカメの着物を貸してくれと。さおりちゃんがワカメに「ワカメおねえさん」と言われ、ワカメのほっぺが赤くなる


11月5日
『やっぱり姉弟』
波平が屋根の修理していたら、落ちそうになる。屋根の縁につかまり、もう少しで落ちそう。カツオ・サザエに助けを求めるが、二人とも、カメラを持ってくる。二人とも、相手がハシゴを持ってくると思ったようだけど…そして、ついに、波平が落ちてしまう。プンプンと怒り、頭の包帯が痛々しいオープニング。ワカメが言うには、お姉さん(サザエ)とお兄ちゃん(カツオ)は似ているらしい。二人とも駆けっこが速いし(カツオを追いかけるサザエ)、野次馬でも家を飛び出してゆく。譲らないところも似ている。サザエがサイフを忘れるウッカリは、カツオの宿題を忘れるのと似ていると言うけど…ワカメがサザエの部屋で寝てしまい(タラを寝かせる途中で)、誰か一人は子供部屋で寝ないと寝られない。マスオが子供部屋で寝ると、ツカツオが寝相が悪いので寝られないというので、サザエがカツオと一緒に子供部屋で寝る事に。カツオと二人だけで寝るのは久し振り。ワカメが赤ちゃんだった頃に寝ていたけど、二人で寝ていたので、似ちゃったのかも…オチはカツオがサザエの寝相の悪さで起こされるが、結局カツオも寝相が悪く、仲良く寝相悪いまま寝ているというというオチ。

『ヒゲは男のロマン』
オープニングは、凄いおじいちゃんが登場。白いヒゲがヘソあたりまであるおじいちゃん、ネクタイが気に入らないから、折角、外出したのに、家に戻り、ネクタイを取り替えるおじいちゃん。おじいちゃん、ダンディーで凄いお洒落好き、「ヒゲは男のロマンだ」と言い張っているのだが、でも、ネクタイはヒゲで隠れて見えないんだけど…波平のヒゲは見た目、鼻ヒゲだと思うけど…波平、余計なヒゲを剃って、毎日揃えているようだ。マスオはヒゲは無い見たいけど、毎日剃っているから無いように見える。カツオ、ヒゲ剃り跡のローションをつけたが、それが、波平の養毛剤だった。マスオから、ローションと間違えて育毛剤を口につけたら、不精ヒゲが生えてきたとおどされ、カツオ、慌てて顔を洗いに行く。

『母さんの名前』
サザエ・タラが公園を歩いていると「えりちゃん」と呼ぶ赤い服を着た女の子がいた。おばあちゃんを名前で呼んでいたというオープニング。驚いたのが、タラはフネの名前を知らなかった。それよりも、もっと驚いたのは、波平がフネの名前をうっかり忘れていた。とっさに呼ぼうとした時に、出てこなかったというが…


10月29日
『サザエはミス日本』
先週は日本シリーズ(日本ハム・中日)のため、サザエさんの放送は無かった。先週は日曜日らしくない日曜日を過ごす事になる。オープニングでサザエが着物を着ていると、カツオが「結婚していなければミス日本だ」と言うが、実は、お世辞ではなくカツオは年中ミスばっかりしているから「ミス日本」とおちょくったただけ。それが… フネが歩いていると近所のおばちゃんが「お宅のサザエさん、ミス日本だったんですて」と言われる。しかも二人からも。フネ、恥ずかしくてうつむいて家に帰る。ワカメも公園で、サザエがミス日本だと言われ、年齢まで聞かれたりして、困って逃げてしまう。近所でサザエが「ミス日本」だと噂になってしまっている。出所は、カツオだと思ったけど、どうやら違うらしい。三河屋のサブちゃんに調査を頼む。カツオも独自の調査で、郵便ポストのある家のおばあちゃんが出所だとわかるのだが、そのおばあちゃん、温泉に行き留守。マスオは別に誰からも聞かれなかったけど、波平は魚屋のオヤジから尋ねられたら「子供までいるのにミス日本に応募した」事になっていた。波平「噂を立てられるのは、たるんどるからだ」と波平の論理。マスオにとってはサザエはミセス日本、「ボクにはいい出来た奥さんだし、タラちゃんにはいい母親だし」とベタ褒め。カツオ、別ルートで調べると、やっぱり、あの郵便ポストのあるおばあちゃんに行き着く。三河屋のサブちゃんもそのようだ。サザエが直接、聞きに行くと、サザエが撒いた種らしい。オープニングのカツオの事を、おばあちゃんに話したら、「サザエがミス日本」と言うのだけが広がったらしい。サザエが波平に説教されている中、「こっちも一緒にお願いします」とカツオをつれていくフネ。

『読書のススメ』
置物の手入れをするハタキを買ったな見た波平、そのまま本屋に入ると、店員さんに間違えられる波平がオープニング。波平、タラには「カエルのおなか」、ワカメには「花の少女」、カツオには「青春物語」を買ってくる。カツオ「こんな小説、読んでみたかったんだ」と柄にも無い事を言うが、それも親孝行だと。カツオ、マンガを読んでいる。サザエがお使いを頼むと、カツオ「お父さんから買ってもらった本を読むんだよ」と断る。親馬鹿というか、波平が代わりにお使いに。夕方にはワカメはその本を読み終わり、タラはサザエに5回も読んでもらったようだ。カツオは、宿題があるのを思い出し、ほんの少しと誤魔化す。カツオ、波平に感想を言う事になり、カツオ、困ってしまう。マスオもカツオぐらいの歳に読んだらしい。カツオ、あてにしたマスオ「本は人生を豊にするものだよ」と言われてしまう。ノリスケをあてにするカツオ、会社に行くのを待ち伏せするが「2〜3ページ読んだら思い出すかも」というノリスケだったが、急な出張で来週まで戻ってこない。こうなったら、学校でこの本を読んだ人を探そうとするが、なぜか、早川さん・かおりちゃん等から、読書の秋に本を読んでいるカツオを見直されて、皆に読み終わったら感想を言う事になってしまう。ミイラ取りがミイラになったようだ。カツオ、どうしても読まなければならなくなる。仕方なく、部屋で篭ってしまうのだが、それを心配する波平、サザエ、二人が見に行くと、カツオが涙を流して本を読んでいる。カツオ「お父さん、ありがとう。買ってもらった本、感動したよ。体中に力が溢れてきたよ」と。もっと本を読みたくなったカツオに、波平は「好きなだけ読みなさい。本代は出してあげるから」と。カツオ、青春物語で生まれ変わったとクラスの人に言う。早速、本を買ってきて、波平、本代を請求するが、買ってきた本は、「アララマン」というマンガ全集というオチ。やっぱり…

『ワカメ秋の晴れ舞台』
ワカメ、学芸会の役がコウモリというので落ち込む。ところが、台本を読むと、コウモリは魔法が解けるとお姫様になるというのを知り、ワカメは有頂天。カツオの読み通り、ウキエさんは昔やった事があるという通り、お姫様の衣装を持っていた。それをワカメが着たりして、すっかりお姫様気分。ところが、お姫様は姫様の役は他の子がやる大道具係りの堀川君に聞くカツオ。一家の主人、波平がワカメに衝撃の真実を言う事に。でも、結局はフネから告げられる。ワカメ、大泣き。落ち込むワカメ。ついに、先生に劇に出たくないと言い出す。先生から家に電話ある。コウモリ役は、セリフも一杯あり、動きも複雑なので、一番難しい役だったので、先生はワカメを推薦したらしい。それで、少しは気を良くして、先生に謝りに行くワカメ。工作室に行くと、堀川君が大道具の準備をしていた。堀川君「ボクが出なくても、ボクが作ったモノが出るから」という言葉に、励まされて、ワカメもやる気になる。発表会の日、波平が「これは力作」と唸るほどの舞台の大道具。ワカメもコウモリ役で出て行くところで終る。


10月15日
『理想のマスオさん』
買い物の帰りに、マスオに三段重ねの箱を持たせるサザエ。窓全開の家、旦那の肩を叩く奥さんを見て「よその夫婦を見ろよ」とマスオの不満。ところが、その奥さん「こんな風に叩くのよ」と見本を見せていただけ。それで、マスオは持たされたまま帰宅するオープニング。かおりちゃん、早川さん、花沢さんで「将来どんな人のお嫁さんになりたいか」と話したら、マスオさんに決定。かおりちゃんは「優しさを絵に描いた人」と上々の評判。早川さん「眼鏡を外したら、もっと素敵だと思うわ。(眼鏡を外すと)目がパッチリしていて、どことなく気品がある」と。サザエでさえ、あまり眼鏡を外したマスオを見た事が無いようだ。待ち構えていた子供たち、マスオが会社から帰ってくるなり眼鏡を外させるのだが、マスオが眼鏡を外すと、何だが眠そうな顔に見える。タマにさえ「眼鏡の方が似合う」と、うなづいている。波平が眼鏡を取ると、これも眼鏡の方が様になっている。フネ「眼鏡の方が見慣れている」と。マスオ、試しにコンタクトにしようとするけど、サザエ「そんな余裕はありません」と一発却下。かおりちゃん、早川さんで、カツオの留守の時、家に遊びに来る。マスオしかいないので、マスオがロイヤルティーを入れる。ますます評判の上がるマスオ。早川さんの得意料理、レタス入りのチャーハンを作る。カツオは本屋に行っていたけど、そこで花沢さんとバッタリ。花沢不動産でカツ丼をご馳走になる。レディー扱いするマスオに、早川さんはベタ褒め。

『酒と波平』
血圧が高くて、酒を控えている人の話しを聞いた波平「左の足が重い」と波平も酒を控える事に。実は波平の下駄の歯に石が詰まっていただけだったというオープニング(カツオ、フネだけが知っているその事実)。マスオまで酒を控える。マスオ、つらい立場のようである。どうも物足りない波平、サザエがお茶を入れようとすると、「ちょっとぐらいお酒でもいいじゃないですか」と気を利かしてくれと不機嫌になる。その点、マスオだけに(サザエに)ビールを持っていかせるフネ。体調が悪いと思い込んでいる波平、すぐに寝てしまう。本当は何もする事が無いから寝たんだと思うが。波平、朝早く起きて、体操して、出勤前の散歩に出かける。波平、左足が軽くなったと喜ぶ。ただ単に石が取れただけなのに。「今夜、帰りが遅くなる」と、ワカメに電話で伝言する波平。フネに代わろうとすると、断ってしまう波平。カツオ「両方の下駄に石をはさんでみたら面白いだろうな〜」と。「足が重くて立てん、今度こそ、酒を絶つぞ」と言う波平を想像するカツオ。おでん屋で飲みながら同僚に「一日休めば、かなりリフレッシュ出来る」と、かなり上機嫌。おでん屋の暖簾ごと帰宅する波平、かなり笑ってしまう。数日後も遅い波平。酔っ払って、電車を家だと思って、電車のドアが開くと「ただいま戻りました」と波平、しかも座席に正座して頭を下げて「遅くなって申し訳ございません」と土下座までしてしまう。乗客も心配になって、家まで連れて帰る。さらに、波平は、フネをお巡りさんだと思って「磯野波平、会社員、住所と電話番号はアレ?」と。いつ帰ったか、全く覚えていない波平に、フネは「無茶な飲み方はやめて下さい」と大声で。頭に響くと、波平が耳を押さえる。カツオが靴に石を仕掛けようとするけど、サザエが「反省してるみたいだから」と辞めさせる。でも、好きなお酒は辞められない波平。その日も屋台で飲んで帰るが、今日は少しだけ。マスオと飲もうとして早く帰るけど、マスオはマージャン。一人で飲みだした波平だが、コップと茶碗を箸で叩き出し(乗客が階段を駆け下りる音)、ビールの栓を開け(電車のドアが閉まる音)、ザルに入れた海苔せんべい、柿の種などを揺らして(乗客がドアから出る音)、デーブルごと「ガタンゴトン、ガタンゴトン」とユサユサと揺らして(完全に電車の中)、完全に壊れた波平…

『タラちゃん茶道入門』
裏のおじいちゃん・おばあちゃんがお茶をたてているをタラは見て、自分もやってみる事に。おじいちゃんが「けっこうなお手前で」と真似して「コケコッコーです」というのがオープニング。立派な茶碗を貰ってくるタラ。波平が「何だ、その茶碗わ」と驚くほどの大きさのタラの茶碗。波平のより大きい。タラ、紅茶よりお茶の方が好きになったようで、磯野家が紅茶なら、裏のおじいちゃんの家に行き、お茶をご馳走になる。サザエ、ちょっと手が滑り、タラの茶碗を割ってしまう。これは重大事件。北朝鮮が核実験した事より大問題かも。タラに知れたら、第三次世界大戦に…とか。タラ、寝る前にお茶を飲むというので、何とか誤魔化したけど。タラが寝てから対策会議。マスオ、接着剤で付けてみたけど、割れたのはバレバレ。ここで、カツオ、波平の植木鉢を割った事が発覚。タラが起きるかもしれないのに大声を上げる波平。結局、サザエは朝早く、裏のおばあちゃんの家に行き、事情を話す。おばあちゃんが似たお茶碗を探してくれた。ところが、違う茶碗だと気づくタラ。サザエは正直にタラに話し、茶碗を持ってくる。ところが、割れていない。タラはお茶を飲んで「パパとママの味がする」と言う。ママが割ってパパが直したから、らしいけど、粋な事を言うタラ。イクラもお茶に凝っているらしい。ただし、公園の水のみ場の水らしいけど。


10月8日
『カツオ濡れ衣同盟』
ワカメ・タラがツマミ食いしたのに、カツオがサザエに疑われてゴツンと頭を殴られる。ワカメ・タラは「わーっ」と声をあげて逃げたのに、しかもカツオの持っていた折り畳みの傘を伊達巻と間違えるとは… お詫びの印とばかり、カツオの布団の上げ下ろしを三日間するはめになるサザエ。カツオ「濡れ衣を着せられて、夜中に何度も枕を濡らした事か」と言うと、タラは「枕におねしょしたですか」と。中島、兄貴に暴力振るわれたと落ち込んでいる。兄貴の電気カソミリを使ったと。カツオ、中島がヒゲもはえていないのに、電気カミソリを使うわけが無いと、世の中の不正を正す為に濡れ衣同盟を作る事に(大袈裟な)。カツオ、中島の兄貴に濡れ衣を晴らそうと直接会いに行く。ところが、中島がウソをついていた。実は、兄貴は暴力を振るったわけでもない。中島、サボテンのトゲを全部、ヒゲソリで剃り落としていた。おじいちゃんが知ったらただ事ではないと、兄貴は「かばったつもり」と言うけど、どうかばったつもりなんだろうか… 今度は花沢さんが濡れ衣… 父ちゃんが、花沢さんがコピー機を壊したという。カツオを証人として連れて来る。なんで、カツオが証人? しかし、もうすでに、疑いが晴れていた。母ちゃんが変なボタンを押していたと言う。今度は、花沢さんのお父さんに疑惑。昨日、組合の会合で遅くなったのに、母ちゃんが信じてくれない。カツオ、逃げ出してしまう。カツオ、濡れ衣同盟は解散してしまう。家族の団欒。タラは裏のおばあちゃんの聞きかじりで「てんとう様がみていたますよ」と。ワカメ「天道虫の事」と言うが、お天道様の事。

『サザエ俳句の秋』
サザエ、タイコさんに俳句の会に誘われる。「(サザエは)芸術の秋と言うより、食欲の秋」というカツオ。波平、サザエに手本を見せようと、俳句を作ろうとすると、コオロギが部屋に入ってきた。波平は、それを俳句にしようとすると、突然、サザエの悲鳴。サザエ、自分の部屋に入ったコオロギに驚いていた。波平「風情もあったものではない」と。俳句が出来そうも無いサザエ。タイコさん、波平に俳句の基礎を教えてもらおう。一緒に波平の話しを聞いているサザエ、居眠りしてしまい聞いていない。栗ご飯を食べながら俳句が出来ないのを悩むサザエに「あんまり考えすぎないように」「気負わないで気楽に作ったら」と波平・マスオのアドバイスで、サザエは感じた事を俳句にする。「おいしいな 母さん特製 栗ご飯」と、ササザエらしい俳句が出来上がる。俳句の会でもサザエは「柿食えば 次はブドウが 食べたいな」と。タイコさんは「庭無くも やつでともみじ 我向こう」と。サザエのように何を言っているのやらと思ったけど… サザエとタイコさんが帰る時、マンションからノリスケとイクラがタイコさんを見て、二人で手を振っているその手をヤツデとカエデみたいだという意味。

『タラちゃん名指揮者』
雨の日に、リカちゃんの風呂場で(何人かで)オーケスラボックスをしていたタラ、ついに指揮者に、はまる話し。タラ、学校から帰ったワカメに、玄関で箸で指揮の真似をするが、「私、知らないわよ」と。箸の片方を知っているかとたずねたに見えたようだ。カツオもつかまり、タラの指揮者姿を見せる。カツオは、トンボを捕まえているかのように目を回させようとしているように見えたようだ。ワカメが後ろから援護するけど、バレーボールをしているとカツオは答える。全然、援護になっていない。しまいには、ワカメが援護しているとばれてしまう。サザエ「分からないと敷居が高くて上がれないわよ」と、援護。それで指揮者と分かる。タラ、菜箸を指揮棒にして練習する。波平が帰ってくると、タラが飛び出し玄関口で…。波平、鞄を持たされるまま、タラの指揮を見付ける。カツオ「よく考えれは思い当たるよ」というヒントから、波平は「(酔っ払ってスチャラカチャンチャンと茶碗を叩いている)ワシの真似か」と。カツオ「お父さんの運命もこれまでだ。ジャジャジャジャーン」で、やっとタラが指揮者の真似をしているとわかる。さて、マスオは… タラの指揮者を「眠く、眠くなーれ」と催眠術だと思ってしまう。サザエ「♪眠れー眠れー母の胸に」と歌い、やっとわかる。フネからもらった新しい菜箸を指揮棒にして、さらに指揮者熱は過熱する。タラの指揮でタマが踊っている。凄い。さらに、タラはスズメが電線にとまっているのを楽譜がわりにして、夕焼けの中、指揮をしている。天才だな〜


10月1日
『カツオ夢の転校生』
カツオ、関西に転校して、自己紹介すると「かわいいやんか」「サインしてやん」と女の子にモテモテになるという夢を見る。カツオ、それが正夢になると思い、波平に関西方面に転勤の話しがないかと聞くが、勿論無い。フネ「マスオさんの方が転勤の可能性がある」と言うけど、マスオも転勤話しはない。そんな時、花沢不動産から両親と可愛い女の子が出てくるのを見る。お父さんが転勤で神戸から引越ししてくるそうだ。女の子も五年生。これは、正夢になるに違いないと、カツオは勝手に思うけど。花沢不動産が紹介したマンションに決まる。マンションの七階。女の子の名前は、七条レイナ。カツオがマンションを見上げていると、女の子が出てきた。カツオ「花沢不動産の関係者」だと自己紹介する。女の子、掃除道具を売っている所が知りたいと言ってカツオに買うのを手伝ってもらう。カツオ達がスーパーにいる所を、タイコさんに見つかるのだけど、カツオと女の子、まるで新婚夫婦みたいな雰囲気で、いい感じ。しかも、カツオ、窓拭きまで手伝ってしまう。カツオのその行為に対して、なぜか、あまり良い印象を抱いていない。結局、女の子は、転校してこない。お父さんだけが単身赴任するようだ。小学校を卒業してから越してくるようだ。カツオの夢は夢で終ってしまった。

『タラちゃんの三輪車』
タラの三輪車のタイヤが穴にはまって、片方の車輪が外れてしまう。愛車が壊れてタラは大泣き。それで、マスオが三輪車を直そうとするけど(マスオ、中学生の頃、壊れた自転車を自分で直した事があるので)、さらにもう片方の車輪まで外れて、バラバラに壊してしまう。タラ、大泣きして、リカちゃんの家にも行かない引きこもりになってしまう。マスオ、自転車を買おうと自転車屋に行くが、ある事がひらめく。自転車屋のおじさんに直し方を教えてもらい、リベンジ。三輪車を直して、油までさして、ピカピカになる三輪車。タラは大喜び。オチは、マスオが玄関に絵を飾ろうと、トンカチで釘を打とうしたら、指を打ちつけ、しかも、転げ落ちて頭まで怪我をする。親指と頭の包帯が痛々しい(つま先も怪我していた)。

『柿の実の熟れる頃』
カツオ、柿の取れそうな町内の柿の木リストを作っている。いかにもカツオらしい。こういう用意周到な所が、勉学に出てくれば、波平のカミナリも落ちなくてすみそうだけど。道端に落ちている柿を拾うマスオ、運悪くその柿の木の持ち主と鉢合わせ。「拾っただけです」と苦しい言い訳しながら慌てて逃げ出だす。マスオを追いかけてきた持ち主のじいさんは、それが渋柿だと伝えたかっただけ。その渋柿をあげるほうもあげるほうだけど、もらうマスオも何を考えているのやら。ここで、ワカメが「あそこの家の柿は渋いのよ」と忠告する。何と、食べないと渋柿だとわからないワカメ、柿泥棒をしていた事が発覚する。意外に腹黒い。


9月24日
『ワカメはパトロール隊長』
「サザエさんも秋祭り!!こち亀は30周年大活躍ワンピースも豪華2本立てスペシャル」という事で、今日のサザエさんは4本立て。信号待ちしている車の中から白線を飛び出して停まるオートバイ、小学生がビックリする。それを叱るおじさんがいた。信号が赤になって、犬から引っ張られて横断歩道を渡る子供、車がビックリして急ブレーキ。おじさん「何をしていんだ」と、怒る。そのおじさん、実は交差点前で営業している靴磨き屋さん。しかも、靴を磨いてもらっているのは波平。自分で靴を磨けばいいのに… おじさん、靴磨きをそっちのけで、交差点ばかり気になり、仕事がはかどらないというオープニング。学級で、ワカメは安全パトロールの体長になる。皆が交通ルールを守っているか、調べるらしい。その成果を授業で発表する。さっそく、通学路の交差点にパトロールに行くと、おばさんが自転車道路を走らないので、ワカメは堂々と注意。ワカメ、笛をピッピッピーと吹きながら、信号機が変わろうとするのに、無理に渡ろうとする女子高生にも注意。しかも友達の女の子はメガホンで「無理に渡らないで下さい」と呼びかけている。信号が青になって、渡ろうとするメガネの子供にも、右左右と見てから渡るように注意。メガホンの女の子は魚をくわえたドラ猫までも、捕まえて「右を見て左を見て、そして、もう一度右を見て」と注意。猫に分かるんだろうか。注意していた。さて、そのメガネの子は、それ以来、ワカメを恐がるようになる。ワカメ、それには少しショック。波平、そんなワカメに、靴磨きのおじさんのいる交差点(丸々建設前の)に行き、おじさんの行動を見せる。またまた、自分の靴磨きをそっちのけで(お客さんは待っているのに)、子供を横断歩道を渡らせたり、おばあちゃんを背負って横断させたり… ワカメ、注意ばかりがパトロールではないと気づく。友達にも、パトロールの見本を見せようと、交差点に行くが、おじさんはいない。近くに易者がいたので、聞いてみると、おじさん(名前を、あいなめさんと言う)は体調が悪いらしい。おじさん、寝込んでいても、交差点の事が気になるのか、体温計をくわえながら、交差点を見に来る凄まじさは面白い。ワカメ達、横断する人の手助けをしていた。メガネの子まで手助けしだす。靴磨きのおじさん、それを見て安心して、家で養生。数日後の交通安全の発表は、班での発表ではなく、クラス全体の発表になり、ワカメは「交通ルールは、いつも自分達がちゃんと気をつけていればいいんだと分かりました」と結論づけた。

『姉さんは悩む人』
サザエが公園のベンチで落ち込んでいた。花沢さん、それを見て、カツオに教える。カツオ「あんな姉さん見るのは初めだ」とオープニング。実は、サザエ、ブランコに乗っていたら、サンダルが飛んで無くしてしまったのだ。それで、考える振りして、誰か助けてくれる人を待っていたようだ。これで一件落着したら、もう1話が終ってしまう。サザエ、この歳になって悩みが無いのを悩みだす。深読みするノリスケ。マスオ、やましい事があった。それは、一度も食べた事が無い牛丼を食べたいという会社の女の子を連れてってあげたようだ。それを後で、サザエが知って悩んでいたとノリスケは予測する。サザエに直接聞くと、マスオ苦し紛れに「サザエはフランス料理が似合う」と言ったものだから、マスオはサザエにフランス料理をご馳走する事になる。サザエ「人生ってはかないものね」と呟き、林芙美子の放浪記を「花の命は短くて苦しき事のみ多かりき」と読んでいると、カツオが天ぷら蕎麦が来た事を知らせる。サザエは悩みなんか吹っ飛び、天ぷら蕎麦を食べ始めるというオチ。やはり、サザエには悩みは無縁かも。

『お父さんの愛情』
波平、フネに「本当にすまなかった」と土下座。フネ「今でも、私を愛しているんですか」と聞くと、波平「勿論、愛してる」と。機嫌が良くりつつあるフネに、波平はフネの肩をもみながら「機嫌を直してくれる」と言うと、フネは照れながら「ええっ」と。ところが、波平、その言葉を聞くとすぐに、テレビを付けて、野球中継を見始める。せっかく、機嫌がよくなったフネはまた機嫌が悪くなるオープニング。それにしても、喧嘩の原因は、何だったんだ。「シワが取れて、見違える程の色白のお肌になります」とフネが使おうとしてクリームに、波平は「バカバカしい、気休めにすぎん」と。それに対して、フネは「」その増毛剤はどうなんですか」とズバリ。また、怒らしてしまう。波平の会社帰りに、フネを見付ける。おどかして、機嫌を取ろうとすると、違うおばさんをおどかしてしまう。しかも、近くに警察官がいたから、大変。波平、フネは別々に帰る。家の中でも、喧嘩中。波平、いつもならフネに頼むのに、カツオに頼んだりする。食事中、カツオが「お父さんとお母さん、喧嘩しているね」と言うと、波平「馬鹿な事を言うものではない」と言うが、動揺したのか、マスオの味噌汁を飲んでしまう。マスオと飲みたい波平だけど、マスオ、中立でいたいからと、狸寝入りまでしてしまう。カツオ・ワカメも早寝。波平も早寝してしまう。翌日、皆、家を出て、波平・フネを二人きりに。波平「誰もおらん。子供なんて育てるもんじゃないな」と、少子化問題に爆弾発言。波平、ついでにフネにお茶を出す。そろそろ、仲直りをしたいようだ。フネがクシを当てるのを見ながら波平「お前がシワだらけになるとは思わなかったよ」と。フネ「私もお父さんがそんなに禿げるとは思わなかった」と。波平「まあ、似合いの夫婦という事なのかな」と言って、いつの間にかに、仲直り。

『町内のファッションリーダー』
サザエが今風の茶色のカツラをつけたが、子供たちは全然「似合わない」と、評判が悪い。本当に、別人みたい。町内に見せに行くと「いつもの髪形が一番良いと思う」「個性があって素敵」「独特のファションセンスがある」と。やはり、サザエさんは、サザエさんの髪形が一番良いかも。


9月17日
『となりのハチ公』
サザエが忠犬ハチ公の前で、銅像を見せながらタラに説明する。するとタラは「ハチもハチも大きくなったら銅像になるデスか」と聞くと「ならないわよ、有名な犬じゃないから」とサザエ。タラ「ボクが有名にして(あさひが丘の駅前に)立派な銅像を建てるです」と言うのがオープニング。タラ、渋谷のハチ公みたいに、タラは伊佐坂先生のハチを連れてマスオを迎えに行く。勿論、影からカツオが見張っている。カツオ、バイト料を請求する。タラ、マスオが終ると、今度は波平を迎えに行こうとするが、何とかマスオがウキエにお願いして、さりげなく断った。翌朝、(サザエも帰りの為、一緒に)波平を駅に送るタラ、完全に、ハチの銅像を建てようと執念深い。カツオに「すぐ諦めたらダメだ。お前の悪い癖だ」と波平が怒鳴っているを、タラはいつのまにかに教育され、諦めない人間になったようだ。少し困る波平がおかしい。そういえば、朝はバスで通勤する波平なのに、タラのために電車で通勤なのか。波平が終ったタラ、今度は、ノリスケを駅まで送りに行こうとするが、偶然、ノリスケが駅に来て、サザエはホッとする。ハチの犬の予防注射。家族の皆が連れて行くと、嫌がるので、サザエ達(この場合、完全にタラに頼んでいるような…)にお願いする。タラを信用しているハチ、自分から予防注射の会場に入っていたようだ。タラ、マスオを駅まで迎えに行こうとする。カツオ、タラの見張り役に500円貰って付いてゆく。サザエ、ハチの様子がおかしいのに気づく。注射が終った帰りにハチはご機嫌ナナメだったよう。ハチ、散歩に連れて行くつもりで注射されたから、タラに騙されたと思って、ハチは怒って小屋から出てこない。タラ、タンスの下で落ち込む。マスオが会社帰りに駅から出てくる。マスオ、今日はハチがいないと思っていると、ノリスケが。同じ電車だったようだ。ノリスケ「タラちゃんが来るまで一杯どうですか」と、絶妙な誘い文句。タラ、ショックですぐ寝てしまう。次の日、タラは大きな犬に追いかけられる。タラが電信柱によじ登ると、大きな犬はタラのスボンを噛んで引きづり落とし、ペロペロと顔をなめだす。恐がるタラに、ちょうど浪人生のジンロクがハチを散歩させていた。ハチ、タラを助けるために大きなに飛びかかり、大きな犬を退治する。これで、ハチとタラは仲直りしたようだ。「ハチは銅像になるより、皆に好かれるのが嬉しいんだよ」とフネ。オチは、ジンロクがハチを散歩させようとすると、ウキエが「今日ぐらい、私が行くわ」と。ウキエが散歩させると、ハチはいつものコースに行くのだけど、それが、ゲームセンターに入ろうとして、出ようとしない。さては、ジンロク、ゲーセンに行くためにハチを散歩させていたのか。これでは、いつまで経っても浪人生…

『わが家のやじ馬』
サザエが結婚式の帰りに、走っているカツオと目撃。「ケーキがあるわよ」と言うが、カツオは走り去る。家に帰るとフネから「(カツオが急いでいたのは)映画のロケをやっているのよ」と。サザエ、着物姿のまま映画のロケに走っていくのが、オープニング。2時間もなるのに、戻ってこないカツオ・サザエ。マスオが家に戻ると、マスオまで映画のロケ地、神社まで行く。ところが、そこには波平までいる。カツオ・サザエは、最前列で見学。しかも、カツオはサイン色紙まで持っている。波平も野次馬していたのに、カツオ・サザエを説教する。「夕方の忙しい時間にケシカラン」と。3時間も見物していたようだ。カツオ、波平の為に、三枝三枝子の色紙を貰うために粘っていたと主張する。波平、三枝三枝子の大ファンだったようだ。サイン色紙を見ながらニンマリする波平。次の日も、近くで三枝三枝子がきて、ロケするらしい。波平、本当は見に行きたいから、タラを散歩に付き合わせようとする。裏のおじいちゃん、スーツを着て(別人みたい)、かなりオシャレして散歩。裏のおばあちゃん、映画のロケ地に行こうとするおじいちゃんに「恋人に会いに行くんですよ」とからかって、波平に教える。波平・タラ、裏のおじいちゃんと一緒にロケ地に。カツオは後ろからついて行く。さざなみ幼稚園がロケ地のようだ。ところが、スタッフばかりで野次馬はいない。裏のおじいちゃん、積極的にスタッフに聞くと、撮影は午後に延期になったようだ。その時間を利用として、裏のおじいちゃん、散発しに行く。波平・タラはノリスケの家に時間潰し。波平が奢るというので、テンプラ蕎麦を出前する事に。匂いをかぎつけて、カツオも登場。お昼の支度をしているサザエ、ロケが午後に延期になったというので、ノリスケに電話をすると、ノリスケは大演技。急いで家に帰り着いたみたいに、息を切らせて電話に出る振りをする。ところが雨が降り出して、ロケは中止になる感じ。波平達は諦めて、ビールを飲み始める。カツオ・タラはプリン。実は、雨でもロケはやっており、裏のおじいちゃんは「さすが三枝三枝子(さえぐさねえこ)」と大感激。フネ・ワカメ・マスオも見物していた。マスオ、波平達がいないのを心配する。波平・カツオ・タラが家に帰ってきて、ロケが中止じゃないと知る。慌てて、幼稚園に向かおうとすると、玄関先で、フネ達がロケを見終わって帰ってくる。雨のーシンだったからちょうど良かったようだ。波平はタラと残念会。波平、タラに三枝三枝子のプロマイドを見せる。秘蔵にしているのか。オチは、タラは野次馬になりたいというので、馬になってタラを背負って「ヒヒヒーン」と啼く波平。

『波平、微妙なとしごろ』
仕事帰りの波平が電車の中で疲れたと思っていると、若い女性が席を譲ろうとする。波平、内心怒りながら「次で降りますから」と断る。次の駅で降りてホッとする波平がオープニング。磯野家の家族会議、もうすぐ敬老の日なので、裏のおじいちゃんを迎えてお祝いをしようとするけど、お寿司と焼き魚、どっちにするか波平に聞いている。カツオ、裏のおじいちゃんの為にデパートにプレゼントを買いに行こうとする。おじいちゃんに歳が近いから(歳が近い分、何が欲しいか分かるかと思って)波平を指名してきたカツオ、波平「人を年寄り扱いするんじゃない」と怒鳴る。地味な服が多い波平、ゴルフの景品で貰った赤のポロシャツを思い切って着ようとするけど、まだ躊躇。その時、タラに赤い服を着せようとするサザエがタラを追いかけてくる。波平「(タラをダシにして)おじいちゃんと一緒に着るというのはどうかね」と。波平達は、デパートに行く。伊佐坂先生から「とても、赤が似合っていますよ」と言われて、波平はご機嫌に。タラにオモチャを買わされ、おだてるカツオにはプラモデル。ワカメは「お兄ちゃんばっかりズルト」と、洋服を買ってもらう。しかも、パーラーで何か食べる。カツオ、かなりの計画犯。さんざん連れまわした挙句、裏のおじいちゃんには、敬老の日セール。カツオ、ローラースケートが欲しがるけど、もう一押しすれば、買ってもらえると期待する。カツオ、波平を還暦コーナーに連れてゆき「今着ている服とお揃いだよ」と、チャンチャンコを薦める。波平、子供達を家に帰し、伊佐坂先生と飲みに行く。波平、機嫌が悪くなったようだ。カツオ、還暦というのは、60歳だと初めて知ってビックリ。居酒屋大漁で、伊佐坂先生と飲む波平。「微妙な年頃だ」と言いながら飲んでいると、裏のおじいちゃんが二人のおじいちゃん(48歳と45歳。60越えたら、歳は引き算する方針があるみたい)を連れて店に入ってきた。カラオケの帰りらしい。時々、歌を歌ったり身体を動かすようにしているようだ。磯野家で裏のおじいちゃん、おばちゃんを迎えてお祝い。料理はお寿司になったようだ。プレゼントは夫婦茶碗。「いつまでも元気で長生きして下さい」と。カツオ・ワカメ・タラがおじいちゃんと遊ぶ。「たまには童心に返るのもいい」と喜んで遊ぶけど、三人が木におじいちゃんをよじ登らせて降りれなくなってしまう。慌てて、サザエ・波平・フルがハジゴを持ってくるのがオチ。


9月10日
『ワカメは名通訳』
みゆきちゃんが英会話の塾に通いだし、ワカメと英語で電話で「イェス マイネーズイズワカメ」とお喋り。塾では日本語を使ってはいけないようだ。ワカメも面白そうなので英会話の塾に通いたくなる。波平に相談すると「英語の勉強するよりは、日本語をきちんとマスターしないとな」とカツオの想像通りの言葉が出てくる。カツオ、波平の息子を十年以上やっているからねと言うが…。ワカメが習いたいと言うと、タラも習いたいと言い出す。ところが、みゆきちゃん、年下の子から「ワンスモア」と馬鹿にされて、英会話を辞めたいと言い出す。年下の子は発音が上手のようだ。ワカメもタラがペラペラと話し出したら、馬鹿にされると思い不安になり、英会話のやる気をなくす。オチは、ワカメとみゆきちゃんの前で、おばあちゃんが赤ちゃん抱っこしていると、奥さんが「抱き癖がつくから、よしてください」と怒ると、ワカメとみゆきちゃんが公園に行くと、ベンチで、男の人が女の子 を抱いているのを見て、ワカメ「ああなるのね」と。

『ノリスケ京だより』
磯野家にノリスケ宛の手紙が届く。ピンクの手紙に香水までついている。京都からの手紙で、差出人は、黛さくらさん。その手紙をカツオが見付けて、浮気相手の手紙だと勘違いする。ノリスケに、コッソリ渡そうとするカツオだが、ノリスケは何と、京都に出張中。京都で仕事らしいけど、何の仕事だろうか? カツオ、マスオに相談すると「その手紙、カツオ君に預かってくれないか」と。それで、ランドセルに入れて、学校に持っていくけど、ランドセルを前に背負って、かなり怪しく登校。花沢さんまで怪しまれる。タイコ・イクラが磯野家に夕飯を食べにやってくる。手紙の事があるので、ドギマギするカツオ。三日も留守にしておいて一度も電話が無いノリスケに、カツオ、かなり怪しむ。タイコさん、ノリスケの事を子供みたいと言う(波平「あれほど成長しない人間も珍しい」と)。それというもの、ノリスケ、近所の夫婦の喧嘩の仲裁をしようと間に入っていった。奥さんはフライパンを持って、旦那さんは何も持っていないので、旦那さんに小さな棒を持たせて、再戦させようとしたら、夫婦から家を追い出されてしまったようだ。夫婦喧嘩の原因は旦那さんに届いた女の人からの手紙らしい。それで「女性からの手紙」で、カツオ・マスオはかなり動揺。ノリスケ、取材が予定より早く終ったので、新幹線で早目に帰る事に。カツオ、ノリスケが戻るまで起きていると言い出すと、磯野家皆がカツオを怪しむ。ワカメの「怪しーっ」という言い方、どうも女子高生みたいな感じ。カツオがマスオに手紙を渡すところを、ワカメに見られてしまったり、教科書が香水くさくなっていたので、サザエにもバレテ、完全に白状したようだ。ノリスケ、タクシーでご帰宅。図々しくも、タイコさんにお金を払わせる。タイコさんに手紙を突きつけられて、尋問開始。それにしても、ノリスケ、宛名を「磯野波平様方 ナミノノリスケ」と書いてあるけど、何で名前だけ、カタカナなんだろうか… 差出人は京都のお香屋の女主人。ノリスケ「前におじさん(波平)が薫香に興味があるような話しをしていたんで」とカタログを送ってもらったようだ。ノリスケ、宛名を「磯野波平様方」と書いてしまい、消すのも面倒だったので、ノリスケ宛にしたようだと言い訳。その言い訳を、マスオは見抜いて、朝、ノリスケに真実を聞くと、お香屋の女主人、大変な美人らしく、ちょっと意気投合したので、カタログ以外に、手紙が入っているのを期待したようだ。

『カツオが変わった』
フネ・カツオの前で、「テレビもマンガも大嫌い、まだ親に口答えした事がなく、一番好きなのは勉強」と子供の自慢をする恩さんに、カツオは「それはお医者さんに見せられた方がいいんじゃないですか」と。それを聞いた皆がビックリするというオープニング。カツオ、親を喜ばせようと、勉強をやりだす。カツオが勉強すると、ワカメ「お兄ちゃんじゃないみたい」とビックリする。何で、カツオが勉強をやりだしたのかと、花沢さんに聞くサザエ。花沢さん「中島君を締め上げて聞いてきます」と。おーっ、恐い。中島の白状により、サザエ・フネの耳に「(カツオが勉強すると)自慢したくなる程、嬉しいのか」見たいからだそうだ。カツオが勉強し出すと、釣り合いが取れなくなるからと、花沢さんまで勉強すると言い出す。これは、凄いカツオスートカーだな。波平、カツオが勉強をやり出したのを「勉強は親を喜ばせる為にするもんじゃないぞ、自分の為にするもんだ」とカリカリ。なぜか、真面目な意見に笑ってしまった。ずっと、勉強して、カツオ頭と目の奥が痛くなり、倒れてしまう。風邪のようだけど、オープニングでカツオが言ったように、カツオが勉強をやりだすと、カツオの方が本当、お医者さんに見てもらった方が良かったのか…


9月3日
『イクラ美人調べ』
イクラとタイコさんがスーパーに行くと、イクラは美人が打っているレジに誘導する。タイコさん「先が思いやられる」と。カツオ、イクラにクラス写真を見せて「この中で誰が、かわいいと思う」と言うと、イクラは、かおりちゃんを選ぶ。タラは「ボクは花沢さんです」と。洗剤が切れそうなので、わざわざ、マスオが買いに行く。実は、美人のレジ目当て。カツオは察して、スーパーに行くと、マスオと一緒に波平までいた。そして、ノリスケまでもが… 三人とも、美人レジ目当て。しかし、会えなかった。それでも、カツオ、フルーツパーラーでチョコレートパフェを口止め料に。タイコさん、その店員の名前までチェックしていた。宮崎さんという名前を名札で確認していた。タイコさん・サザエがスーパーまで偵察に行くが、スーパーを辞めたようだ。その宮崎さんと、タイコさん・イクラが公園で偶然会う。タイコさんは気が付かなかったけど、イクラ(かわいい坊やだったから)の事を宮崎さんが覚えていたのだ。宮崎さんは家の都合でスーパーを辞めたようだ。ワカメがイクラに、クラス写真を見せて「この中で誰が、かわいいと思う」と言うと、何と、堀川君を指差す。カツオの時はかおりちゃん、ワカメの時は堀川君、もしかしたら、二人の好きな子を選んだのではと、タイコさんは言う。サザエとマスオが歩いていると、塀の向こうから水が飛んできて、マスオの頭に掛かってしまう。マスオ「ケシカラン、プン、プン」と怒鳴り込んでいく。ところが、ホースで水を撒いていたのは和服の美人。マスオ「バス停に行く道は…」と、ニコニコ顔。おいおい、さっきの勢いはどうした? サザエ、その家の表札に「宮崎」というのを見て「正体を教えるのをよそう」というがオチ。

『うちの外交官』
カツオ、工事現場のおじさんと、マンションでは青年と、誰とでも喋ってしまう。サザエ、カツオの事を「うちの外交官」と茶化す。カツオが、あさひが丘マンションを出た時に、花沢さんのお父さんがお客さんを案内しょうとしていたらしく、バッタリ会う。カツオ、そのお客さんに「全室南向きで、幼稚園や小学校も近いし…」と案内までしてしまう。花沢さんのお父さん、そんなカツオに顔が広さ、誰とでも話すのに驚き「あの外交は素晴らしい、うちの仕事にピッタリだ。ぜひ養子にしたい〜 花沢不動産を大きくしてくれるだろうし、私の跡継ぎに申し分ないんだが」と。カツオ、ガックリして、家に戻ってくる。カツオ、外交官を目指すしかなくなる。カツオ、内向的な人間になるんだと宣言。カツオ、内向的な中島を家に泊めて、相談に乗ってもらおうとする。中島「花沢さんのお父さん、本気で言ったんじゃないかな〜」と言われて、カツオ、今まで通りのカツオでいる事にする。花沢さんのお父さん「残念」とあるのがオチ。花沢さんのお父さん、本気だったのか…

『サザエのお行儀見習い』
波平、家の柱に線が引いてあるのを、カツオの背丈だと思っていたら、何とサザエがエアロビックスで足を上げた高さだったというので、サザエを説教。それが発覚したのは、回覧版を持っていたオカルさんからの情報だったのも、怒る理由だったかも。オカルさん、昔は柔らかかったけど、昔の半分も足が上がらないそうだ。サザエに行儀を一から躾ないといけないなと、波平はカツオ・ワカメまでも目を光らせる。カツオの玄関の靴の脱ぎ方、子供部屋の整理整頓の事までコマゴマ注意される。波平・フネがゆっくりお茶を飲んでいると、サザエの部屋で、ドスンという大きな物音がする。波平達が慌てて、見に行くと、サザエが部屋でエアロビしていて、足を上げすぎて、ひっくり返ったようだ。波平「何度言ったらわかるんだ」と、またサザエ説教される。圧巻だったのは、ワカメが宿題の花瓶の花を描こうと画用紙を跨いだのを、サザエに見つかり、サザエは寝そべっている波平を跨いでしまう。波平「親を跨ぐのはもっと悪い」「だいたいお前は親を何だと思っているんだ」とまたまた説教。波平の言い分→きちんとした生活をしていれば、おのずと行儀も身についてくるはず→頼る気持ちがあるから、一人で起きられない→明日から一人で起きるようにとなり、それが、波平自身にまでもフネに起こしてもらわずに一人で起きる事になる。ところが目覚ましをセットして寝たのだが、鳴った時に寝ぼけて止めてしまい、朝寝坊する波平。もう無理に生活を変えなくても良い、行儀を良くする方法は普段から各自が気をつける事になる。サザエ、ワカチさんの家に行く事になる。サザエ、着物を着るのに一苦労。やっと着たら、サザエ、着物姿でアグラをかいて、ウチワで仰いで一休み。サザエ、礼儀のウルサイ、カワチさんの家に行けば、ハムスターに驚いて、ギャーツと叫びながら、靴箱に乗っかるながら「ご無沙汰しております」と挨拶をするという失態をさらしてしまうのがオチ。


8月27日
『カツオ宝の山』
オカルさんが、ウキエとジンロクの教科書を処分しょうとしていると、タラがその教科書をもらってきた。カツオ、タラがもらってきたジンロクさんの日記と自由研究のノート(雲の研究)を、タラに新しいノートを渡して取り替える。カツオ、部屋に立ち入り禁止と張り紙を書いて、部屋の中で、ジンロクさんの日記をうつす。波平「カツオもついにやる気になったか」と喜ぶ。波平、部屋に入る。カツオ、慌てて、ジンロクさんの日記を隠す。波平、カツオの日記に「紺碧の空が眩しかった」と書いてあるのを見て、「紺碧」という漢字を知っているのかと不思議がる。裏のおじいちゃんの年寄り仲間で、脳を活性化させようと、問題集をやるのが流行っているらしい。小学生3年生では簡単だと、ワカメに問題集をあげる。それを聞いたカツオは、宿題を裏のおじいちゃんにやってもらおうと、宿題を持ってゆく。カツオ、宿題のメド(この調子だと新学期の三日前には終る)がついたと、波平にお疲れ会として、遊園地に連れてってもらおうとする。波平、毎年の宿題地獄に比べたら、お安い御用だと、喜んでいる。ところが、伊佐坂先生から、ジンロクが夏休みの宿題の日記を三日分しか書いていなくて、書かされた事を聞く。しかも、小学生になったつもりで書いたけど、「紺碧」という漢字を使ったから、先生に見破られてしまったようだ。波平、もしやと思って、カツオに「紺碧」という漢字を書かせるが、書けない。なぜか「完壁」と書いてしまう。しかも「壁」の字が間違っている(下は「玉」ではなく「土」を書いてしまう)。そして、裏のおじいちゃんに宿題を下請けされた事もバレてしまう。裏のおじいちゃん、おばあちゃんとも一緒にやったらしく、おじいちゃんは黒のボールペン、おばあちゃんは赤で、書いてしまう。カツオ、宿題をやって、波平がウチワを仰ぎながらカツオを見張っている。中島が野球の誘いを波平が断ると、それを見ていたタラ、波平を釣りに誘いにおじさんを断ってしまう。波平、慌てて、釣りの道具を持って、そのおじさんを追いかけるのがオチ

『憧れの長い髪』
ワカメ、友達の影響で長い髪にしたいと言い出す。タラにマンガの表紙の長い髪の少女を見せて、タラにワカメの長い髪を賛成させようとする。ところが、カツオ、カツオが中島の髪形になったら、おかしいだろうと言う理屈でタラ・ワカメに言い聞かす。ワカメはそれでも、長い髪にしたい。ワカメ、長い髪にしたいと言うより、教育上、パンツを見せたくないから、長いスカートにしたいと言うべきなんだろうけど、全く、そういう兆候は無い。笑ったのは、サザエが髪を洗っている姿を、オバケ髪と言った事。ついに、カツオ、ワカメの縄跳びしている写真をマジックでラクガキして、長い髪を付け足す。その写真、ワカメのお気に入りだった為、これが大問題に。この写真、マスオが撮ったけど、焼き直しする為にネガを探すがネガがない。サザエがノリスケに貸した事を思い出す。イクラの写真を撮ろうとするノリスケに貸したようだ。写真部に引き伸ばししてもらうつもりでいた。写真部の人が、イクラの写真の引き伸ばしと一緒に、髪の短い女の子が写っているワカメの写真も一緒に引き伸ばし、ポスターにしてくれた。自然の姿が写っているというので、写真部の人も気に入っていたようだ。結局、ワカメ、髪を伸ばすのをやめてしまう。

『こちら磯野旅館』
磯野家に電話が掛かる。カツオが出ると「富山のホウジョウだけど、明日、一泊で頼むよ。素泊まりでいいから」と一方的に切ってしまう。どうやら、旅館と間違えたようだ。花沢さんの所に聞きに行くと、あさひが丘駅に近いところに、昔、小さな旅館、あさひが丘旅館があったようだ。何年か前に廃業したようだ。電話番号は磯野家の番号と1桁違うだけで似ていたようだ。ホウジョウさん、予約が取れたつもりになっているので、ワカメ「うちが旅館になっちゃえば」と言い出す。翌日、実際に旅館があった場所に花沢さんとカツオが行ってみると、駐車場になっていた。花沢さん、シートを敷いて、スナック菓子と水を持ってきていた。花沢さん、新婚ごっこ気分。その頃、ホウジョウさん、伊佐坂先生の家にいた。昔を懐かしんでいた。ホウジョウさん、文学青年で富山から毎月のように上京して伊佐坂先生に原稿の見せにきたようだ。今は会社の経営者のようだ。ホウジョウさん、伊佐坂先生と一緒に、磯野旅館に行く。フネ「これも何かの縁ですから」と、泊めてしまう。磯野旅館、昔のあさひが丘旅館と似ているようだ。家族でやっていて、笑いが絶えない旅館だったようだ。伊佐坂先生に原稿をけなされて落ち込んでも、旅館に帰ると、旅館の人の笑顔で何度も元気になったようだ。


8月20日
『イクラの地球儀』
イクラ、あさひが丘町内会のフリーマーケットで、地球儀が気に入り「おもちゃじゃないのよ」とタイコさんに言われながらも、買ってもらう。しがみついて、絶対に離そうとしなかったようだ。イクラ、風呂場にも地球儀を持ってゆく。ノリスケと一時間近くも風呂場で地球儀の勉強。その甲斐もあってか、イクラ、タラの住んでいる家(日本)を指差せる。しかも、おばあちゃんの家の九州も指せるし、コアラのいる所(オーストラリア)、象やライオンがいる所(アフリカ大陸)も指差せた。逆に、タラはアフリカ大陸が動物園ですかという始末。しかも、タラは、タラの家が住んでいる国を南極を指差す始末。どっちが、年上なんだろうか。魚徳のアジは太平洋で採れたものらしい。八百屋のとうもろこしは北海道産というのが、イクラの地球儀で発覚。ノリスケ、イクラの地球儀にかこつけて、フランスを教えようと、ワインを買ってくる。ずるがしこい知能犯だ。イクラ、海辺の保養所にまで地球儀を持ってゆく。あれほど地球儀を気に入ったイクラ、本物の海を見て、地球儀を投げ出してしまう。一週間、軽井沢に行っていた伊佐坂先生、四角柱の箱のお土産をもらう。サザエ、それを羊羹と思って、子供達のオヤツにしようと「羊羹頂いたからお茶にしましょう」と隣りにも聞こえるぐらい大声で呼びかけるが、実は中身はコケシというのが、オチ。

『カツオ人権問題』
波平、波平のパイプをオモチャにしたカツオを猫のように背中から片手で持ち上げて家まで連れて帰る途中で、同じようにどこかのおじさんが猫の首を捕まえたまま通り過ぎる。カツオ「ひどいよ。ボクは猫じゃない」と主張。その猫が磯野家に。カツオ「人権を損害された者同士仲良くしよう」と。カツオ、人権運動家になる。カツオ、その猫にジンと名付ける。人権の「ジン」らしい。ところが、タマはジンに追い出されて、タマの晩御飯を食べている。ジンは、波平を気に入り、波平の布団に寝込み、朝も波平のヒザの上。タマは小さくなっている。サブちゃんから、その猫は二丁目の高島さんの猫だと分かる。カツオが届けに行く。その猫はノラと言って、イプセンが書いた「人形の家」のノラで、有名な芝居の主人公から付けたようだ。そのノラが田舎から遊びに来た孫の顔を引っかいたらしく、昨日、キツク叱ったようだ。が、話しを聞いてみると、先に乱暴したのは孫だったようだ。それで「(ノラは)人間も叱って欲しいと思って波平に懐いた」とサザエ説。カツオ、夏休み中の動物達の人権を守ろうと、論文を書き出す。波平「そんなくだらない事をやるんだったら、夏休みの宿題をやらんか」と言うけど、カツオ、ノーベル平和賞の候補になるかもと言うのに、波平が「とても付き合いきれんわ」と呆れるというのがオチ。

『ツルの一声』
空き地で、カツオ達と一緒にサッカーをしている子供達に「ごはんだよ」とおばさんが呼びかけると、それに反応した子供達は急いで家に帰る。ツルの一声。しかも「はぁーい」と情けない声で慌てて帰る中年オヤジ、奥さんだったようだ。サザエの声では朝、起きないのに、波平が起こすと、すぐに起き出すカツオ。空き地でケンちゃんという子供が大人より高い塀を歩いている。それを両親がやめさせようとするが辞めてくれない。お父さん「また、医療費も上がるんだぞ。その医者に通うガソリン代だって、どんどん高くなっているだ」と言うとやめて、塀から降りてくる。カツオ「さすが父親、説得力がある」と。カツオ、勉強もしないでサッカーに行く。サザエ達、波平に「ちょっと言ってください」と頼む。カツオが帰ってくると、案の定、波平に呼び出される。が、カツオ、波平の所に行く前に避雷針をと、部屋からバーいやしマッチ箱を持ってゆく。波平のカミナリが落ちる前に、バーニー風の女の子がピースしているマッチ箱を「お父さんの背広の下に落ちていました」と渡す。かなりの避雷針になったようだ。


8月13日
『カツオ大百科事典』
「どなたか、夏休みの宿題手伝ってくれませんか」とカツオが読者の広場宛に手紙を書いていると、サザエが盗み見る。サザエ、勿論、取り上げてしまうオープニング。カツオ、読者の広場で、百科事典を差し上げますというのを読み、直接電話する。取に来てくれれば、差し上げるというので、乳母車を押して、取に行く。その姿をワカメ・タラに見つかる。空っぽの乳母車を押すカツオの姿を、ワカメ「暑さで頭がおかしくなったんじゃないの」と、サザエに報告。カツオ、宮原さんの家に行き、百科事典23巻全巻を只で受け取る。亡くなった主人の百科事典らしい。23巻の百科事典を乳母車で重々しく押していると、花沢さん「本の子守りをしているの」と、トボケた事を言う。花沢さん「あんな本、一生掛かっても読めないんじゃない」と言うが、カツオ「百科事典を持っているだけで心が豊かになる」と花沢さん言う。笑ったのは、タラがマスオに「カツオお兄ちゃんが、百科自転車を貰ってきたです」と。マスオ「自転車を部屋にしまっているのか」と驚く。タラの言い間違いなんだけどね。マスオ、学生時代に、百科事典が欲しくてせっせとアルバイトしたけど、買えなかったようだ。マスオが百科事典を見ていると、中から、百円札が出てきた。しかも、別の百科事典から、しんこ宛の手紙まで出てくる。百円札は返すとして、手紙の方は、やましいそうなので、返さない方がいいのではと… 何と、サザエは手紙を黙って読んでしまう。熱烈なラブレターだった。カツオには、手紙はダイレクトメールと嘘をついて、サザエが返しに行く。サザエ、百円札を返そうとすると、それはカツオに差し上げてくださいと。サザエ、奥様の名前を聞き出すと「信子」だった。でも、主人は「しんこ」と言っているのが分かると、手紙を返す事に。勿論、勝手に読んだ事を謝ったけど。主人、亭主関白でいつも怒鳴っている人だったらしく、信子さん、手紙を読みながら、涙を流す。百科事典は信子さんに返す事にした。

『夜道にご用心』
波平、帰りの電車で新聞を読みながら「近頃は物騒な事件が多いな〜」と。山田さんの家の前で、「山田さーん、電報ですよ、電報」と、大きな声を張り上げている男が。口ひげが、いかにも泥棒ぽい。娘が門を開けると、その男が娘の胸ぐらを掴み「何度言ったらわかるんだ。あれほど、父ちゃんがすぐに開けるなと言っただろう」というのがオープニング。夕方、夜道が物騒だと心配で、伊佐坂先生、オカルさんがウキエを迎えにバス停に行く。ハチを用心のために連れて行くが、大きな犬におびえるハチ。あまり番犬にはならないな〜 バス停で、波平とマスオと会い、四人で、ウキエさんを待つ。しかも、三人の女性が「途中まで、ご一緒して下さい」と、七人でゾロゾロと歩く夜道。何という集団になったんだろうか。サザエ、二人の主婦と立ち話し。水色のシャツを着た新婚の奥さんの家に、誰か入っていくのを見たサザエが、その奥さんに「人相の悪い男が入っていきました」と教える。が、その人相の悪い男は、新婚の旦那さんだった。サザエ、その奥さんに「何も取られませんでした」と心配すると、その奥さんは「フン」と無視。サザエ、何を怒っているのか分からない。カツオが、サザエに「ピストルを持った男が玄関に」と言うと、サザエが物置からスコップを持って、玄関に行くと、何とお巡りさんがいた。サザエ、スコップを振り上げていたんだけど。ピストルとスコップでは、撃たれてしまうと思うけど。サザエ、ミヤコさんから電話が掛かり、会う事に。マスオ、遅くなるなら駅まで迎えに行くと言う。サザエ、電話をするのを忘れてしまう。何と、「お会いできて良かったわ」「ちょうど出かけてたもんでね」と、一人二役で帰ってくる。何か、頭がおかしそうで、そっちの方が不気味かも。波平から、バカモーンと。サザエの長電話、ちょうど隣りの家が強盗に入ったという話題を聞きながら、タマとじゃれている。そのタマがサザエの太ももに爪を立てたものだから、サザエ「ギャーッ」と叫んでしまう。磯野家には、パトカーと救急車、野次馬まてが集まり大騒ぎなのが、オチ。

『うちの子が一番』
マスオが泣いているタラをかついで、一丁目交番に。マスオ「猛獣にやられました」「そこを歩いているとライオンの子がいきなり」「ニャーゴ」と。お巡りさん、すぐに猫だと気づくのがオープニング。会社の応接室で加藤さんと交渉が終わり、加藤さんが立ち上がった拍子に、お子さんの最新の写真が落ちる。いどんどんかわいくなので、一日一枚毎日撮っているようだ。マスオ、タラの写真を見せると約束する。タラの写真を撮ろうとするけど、残業で撮れない。サザエが撮る事に。タラによそ行きの服を着せて写真を撮ろうとするけど、恥ずかしいですと帽子で顔を隠してしまう。カツオが撮るけど、タラの写真ではなくて、サザエがバナナを食べようとしている写真、フネが鏡を見ている写真、ワカメがアクビをしている写真等だった。加藤さん「あゆみ」というアルバムを見せる中、マスオは写真を忘れましたと謝る。いつもの通りのタラの写真を撮ろうとするけど、やっぱり、タラは嫌がる。皆で写真を撮る事になるけど、オチはその写真にタマが写っておらず、タマがプンプン怒るのがオチ。


8月6日
『カツオとラジオ体操』
カツオのラジオ体操のカードに付けられた○の印を、カツオは「上手いからだよ」とサザエに誤魔化すが、波平は「カツオはワシに似たんだな」と。しかし、フネは、海平より波平は運動神経が鈍いと突っ込む。カツオ、ラジオ体操に起きられない。家中の目覚ましを総動員させようとするカツオ。サザエに阻止させる。カツオ、早起きしたのはいいが、あまりにも早く起き過ぎて、ケーキを2つも食べてまた寝てしまう。また、ラジオ体操に行けなかった。波平から、カツオを起こす事はないと言っていたけど、カツオ、花沢さんに頼んだらしい。モーニングコールで、朝ぱらから電話が鳴る。花沢さん、早起きが得意らしい。ラジオ体操のお兄さんが早起きしてきたカツオをラジオ体操の出席のスタンプ押しの係りに任命される。ワカメ・タラを使って、印鑑で練習するカツオ。カツオ、皆の分を押したけど、自分の押し忘れたのがオチ。

『タマはオアシス』
カツオの研究によると、タマは、涼しい場所を探すのがウマイらしい。ジュースを飲み過ぎで、夜中にトイレに行くと、タマが玄関に寝ていた。涼しい所に寝ていると思って、それからタマを観察をしていると、いつも涼しい所にいるらしい。しかも、冬は一番暖かい所(コタツ)、夏は一番涼しい所(縁側)にいるのがタマの生態らしい。フネ「タマの観察をしているんだったら、夏休みの宿題をやったら」と大激怒するのには、笑った。

『夏休み自由研究』
カツオ、トマトを3つ買ってくるが、どうやら高く買わされたらしい。サザエ「商業道徳に反するわよ」と。実はカツオが自分で作ったトマトだったというオープニング。自由研究で、友達から青い実がついている苗を貰ったらしい。ワカメも赤いトマトを観察していたらしい。波平「種を蒔いて芽が出る所から観察しないと自由研究にならない」と。それで、自由研究のやりなおし。カツオ、昆虫採集をしようとするが、友達がデパートで買ったのを自由研究にしていたので、昆虫採集はやる気をなくす。サザエから「他の子がやらないものを自由研究したら」とアドバイス。カツオとワカメで、サザエの自由研究する。カツオ、サザエがなぜ買い物に時間がかかるのか、調査する。サザエをストーカーのように尾行する。サザエ、20分(波平の腕時計で計測)の立ち話ししていた。カツオ、首の後ろが日焼してしまった。ワカメは、サザエの料理研究。タラ、マスオの人間研究にも嫌がられ、しかも、タマまで嫌がられ、結局、人間研究はやめてしまう。波平、釣りで魚は釣れずに、ハゼとヤドカリを採ってくる。カツオはハゼ、ワカメはヤドカリを自由研究にして観察をするが、入れ物に、洗面器を使っている為、波平が風呂に入ったときに、洗面器が無いので大声で叫ぶが、カツオ達は洗面器を手放せない。波平、仕方なく、カナダライで身体にお湯をかけるのがオチ。


7月30日
『海はせまいぞ』
磯野家が一列(タラ、ワカメ、カツオ、サザエ、波平)になって海水浴に行く。満員の電車に強引に乗り込もうとする磯野家の面々。海に着いても、遅かったのでパラソルが完全に開かない程、混雑している。タラは「海はどこにあるですか」と言う始末。マスオの会社は、半日出勤だったので、遅れて電車に乗る。そこに、小説家の先生に資料を届けに行く、ノリスケが乗っていた。マスオ・ノリスケが海に着くと、ビーチパラソルだらけで、サザエ達がどこにいるのか、わからない。パラソルの上に赤いハンカチをつけておく目印をしてえくと言っていたけど、これではわからない。しかも、磯野家のパラソルは完全に開いていないので、わからない。ノリスケは見捨てて、小説家の家に。そこで、カツオが機転をきかして、マスオが海に来る頃合に、迷子になった振りして、保護者を呼び出す。マスオが迷子の放送を聞いて、救護所に行くと、カツオと合流する事が出来た。サザエ・タラでも、カツオが迷子になったと思って救護所に。皆と合流したマスオ。カツオ「お父さんはああいう知恵は浮かばないよ」と言うと、波平は両手を握り締めて「バカモーン」と。マスオ、タラの浮き輪を息で膨らませようと、必死。ワカメの浮き輪を息で膨らませようとする波平に、カツオは「お父さんにはムリだよ」と。波平「ワシだってこれくらいの体力はあるぞ」と怒鳴ってしまう。カツオ、ビーチシートを空気入れで膨らませているお兄さんを手伝って、その空気入れを借りる。カツオ「浮きは、空気じゃなくて頭で膨らまさないとね」と。留守番のフネは、オカルさんとテレビを見ていた。そのテレビは、カツオ達が遊んでる混雑している海の風景を映していた。しかも、ワイシャツ姿のノリスケが監視人を押しのけて、ハシゴの上から望遠鏡を覗き込んでいた。ノリスケ、磯野家を探していた。サザエは黄色のビキニの水着、カツオは青の海パン、タラは緑の海パン、ワカメは赤のスクール水着で遊んでいる。ノリスケがやってきて「荷物をまとめてください」と。ノリスケ、穴場に連れて行くと。伊佐坂先生の隣人の人だからと、皆を小説家の先生が穴場に連れて行ってあげると。その先生、歴史小説の売れっ子で、名前をサイジョウ先生と言う。皆を小型プレジャーボートに乗せて、船でしか来れない穴場に連れて行く。散々、遊んで、バーベキューまで御馳走になる。サイジョウ先生の知り合いが救護所でアルバイトをしており、今日、最年長の迷子が出たと、カツオの事を言っていたようだ。カツオ、顔まで赤くなる。タラ「お日様も真っ赤になっているです」と言うのがオチ。

『カツオアルバイト情報』
カツオ、磯野家では、夏休みで身体がなまらないようにとジョギングしている事になっているが、実はアルバイト。イヌカイさんの飼い犬の大型犬・キクマルの散歩の手伝い。かなり大きいので散歩も大変。そのイヌカイさんのクチコミで、もう一件、アルバイトが増えた。田代さんの変わった犬で、手が空いたときに15分ぐらいで良いそうだ。その犬は、リリちゃんと言って、子犬だけど、散歩が大嫌い。庭で遊ばして欲しいと言うけど… カツオが投げたボールを歩いて取りに行く。仕舞いには、子犬はボールを手で転がせて、カツオが取りに行かされることに。しかも「もっと早く走れ」とあおったりする。かなり、頭の良い犬である。カツオ、ヘトヘト。飼い主・田代さんからお礼の印に、図書カードを貰う。今は図書券ではないのた。カツオ、図書カードだと本しか買えないので、これをお金に換える方法を見付ける。カツオ、立ち読みする本屋行くと行って、立ち読みだけだと、居辛いので、何か買う本はないかと、フネ・サザエに尋ねる。フネが月刊婦人を頼み、サザエはタラが読む絵本を頼む。カツオと一緒に行くタラ、タラは「トラちゃんこんにちわ」という絵本を選ぶ。タラが図書券を使う所を見られないようにと、タラに「今、ワカメが通ったような」と言ってタラを本屋から外に出す。タラがいない間に図書カードを使う。カツオ・タラ・ワカメ・サザエがデパートに行くと、キクマルが外の電信柱につながれていた。カツオを見て、ほえている。デパートの食品売り場で、田代さんがイヌカイに話しかけるのを、運悪くサザエに聞かれてしまう。それが原因で、カツオのアルバイトがばれてしまう。波平、部屋に響く程の今日二回目の「バカモノ」。タラ、カツオの部屋からマウンテンバイクのカタログを持ってくる。波平「今後一切のアルバイト禁止する」と宣言。カツオ、アルバイトをしないからと、波平におねだり。「友達の誕生パーティーのプレゼント」「夏休みの参考書」と千円札を受け取るカツオ、調子に乗って「街の美化運動に心ばかりの寄付を」と言うと、波平から追い出されるのがオチ。

『タラちゃん暑中お見舞い』
暑中見舞いを書く波平。タラが、暑中見舞いが欲しいと言うので、タラにも暑中見舞いを出す波平。翌日、波平の暑中見舞いと一緒にリカちゃんのも届く。リカちゃんにお礼に家に行くと、返事をちょうだいと言われる。マスオ、タラの為にアサガオを買ってくる(サザエの分まで買ってくる)。アサガオを見て、返事を書いて出す。その返事は、「タタタタタタ」と書いてある。タラちゃんの「タ」の字。それと、星型が書いてあるけど、アサガオが描けなかったようだ。サザエの知恵で、星型の周りを○で囲む。アサガオが咲いたように見える。タラちゃん、波平にも、暑中お見舞いをくれていた。そして、そのハガキにも○を描いて、アサガオが咲いたように見えて、波平は二度ビックリ。さらに、伊佐坂先生、裏のおじいちゃんにも暑中お見舞いを送ると言うタラ。しかも、アサガオが伸びて届くようにと、庭からアサガオを置いて翌日両家に見えるようにとしておいた。伊佐坂先生、裏のおじいちゃん、感激。


7月23日
『いよいよ夏休み』
オープニングは、夏休み前日に、先生から夏休みの目標を聞かれるカツオ、ついつい「母の言いつけをよく守り、甥の面倒をよく見て、予習をして、早寝早起きを心がけるつもりです」と言ってしまう。そこに、サザエが「ウフフフ…」と不気味な笑いと共に体操着を届けにやってくる。カツオの目標をサザエと一緒についてきたタラにも聞かれたのだ。すっかり、遊んでもらえると、その気になるタラ。夏休みの計画をカレンダーにつけるタラ、カレンダーには、花のシール(ワカメ)、動物のシール(カツオ)が貼られているが、遊んでもらう人のシールを貼っているようだ。動物のシールが圧倒的に多い。夏休みの大半をタラの遊び(面倒)に費やされると、カツオはウンザリ。タラ、学校の日でも、カツオと遊ぶ気だ。毎日のように3歳の相手をさせられるカツオに救いの手が。花沢さん、カオリちゃんが、代わりにタラの世話をしてあげると言い出す。花沢さんのシールは不動産だから家のシール。タラは花沢さん・カオリちゃん・早川さんと動物園へ連れてってもらう。花沢さん「3人の中で誰の弟になりたい?」と質問する。ぶっとんだ質問に、タラは困るけど、かおりちゃんが「かわいそうよ、そういう質問」と、なぜか止めてしまう。本当は聞きたかったけど、雰囲気が気マズクなるから話しをそらしたのでは。最後は、ビニールプールで遊ぶカツオ達、それを見ていたサザエが「よし、私も水着になって」とプールに入る気満々。フネが「サザエ」と止めるけど、もし、止めなかったら、入っていたんだろうな〜

『ワカメはお年頃』
ワカメが羽飾りの付いた帽子にロングスカート、手袋した手には赤いバックまで持っている。そのワカメが上品に椅子に腰掛けて雑誌を読んでいる。パンツが見えないワカメ、ワカメじゃないたい。雑誌は「結婚特集・失敗しない三か条」。ワカメが…という感じ。パンツ一枚で、着替えているワカメ、カツオ・タラが部屋に入ろうとすると「入ってきたらダメ」と言うけど、いつもパンツ丸出しではないか。サザエとフネさんが生け花展に出かけて磯野家には女衆はワカメしかいない。そこで、ワカメは「お母さん達が安心してウチを空けられないじゃない」と、急にワカメが口うるさくなる。まさにお母さん代わり。ワカメの指示で、カツオは廊下の雑巾がけ、波平は掃除機かけ、マスオは洗濯をする羽目に。掃除が終わったカツオが野球をしに外に出ようとすると、ワカメがタラを監視人にして、カツオに縄をしめてタラに見張らせる。兄ちゃんイビリ…。店屋物を注文しようとする波平をとめて、ワカメ、昼食にカレーを作るけど、何と肉を使うのを忘れて肉が入っていない。カツオ「おっちょこちょいのところも、姉さん(サザエ)そっくりだ」には笑った。あと、サザエがワカメの土産に黄色のワンピーツを買ってくるけど、ワカメ「笑っても縮まないんだって」と。「洗っても縮まない」だろう。笑っても縮まないって、どういうワンピースなんだ。

『タラちゃん丑の日』
タラが書いた「丑」の漢字が、伊佐坂先生には好評。「これだけ味のある字は大人には中々、書けない」と大絶賛。都合よく伊佐坂先生は、知り合いのうなぎ屋に丑の日のビラを頼まれていた。うなぎ屋の主人にタラの字を見せると、気に入り、うなぎ屋の店の表に張り出す事に。ところが、タラの字を見たいと、タイコ、イクラ、堀川君が行くが、店にはビラが張っていない事に気づく。どうやら、無くなったよう。そこで、もう一度、タラに書いてもらおうとするが、タラ、うなぎの気持ちになれないと、書けない。そこで、カツオ、重箱の気持ちになれと言う。「丑」の字は、重箱のように箱が二つだからという、いい加減な。しかし、タラは、もう一度書き上げる。再び、うなぎの店に張り出される。マスオ、会社帰りに、波平にカメラを持たして、その字と一緒の写真撮影をさせる。オチは、洗い物をしているサザエに、表から「うなぎ屋です」と言う声。すると、サザエは睨みつけながら勝手口の扉を開けるが、鬼のようなサザエの形相に怯える出前のうなぎ屋。「あらごめんなさいね。だって5回も騙されたのよ」と謝るサザエだが、舌を出しながら物陰で見ているカツオ、騙す方も騙す方だが、5回も騙されるとは。


7月16日
『ママが実家へ帰ります』
タラとリカちゃんがママゴト。突然、リカちゃんが怒り出し「実家に帰らせていただきます。赤ちゃん(人形)は、パパ(タラ)が見てください」と、どこかに言ってしまう。取り残され、人形を抱いたまま唖然とするタラ。リカちゃんの我儘ぶりが目立つオープニング。リカちゃんの「実家に帰らせていただきます」に、サザエは一度言ってみたくなる話し。実家が住んでいる家だから、言えない。タイコさんに相談すると、タイコさんが悪知恵を授ける。最近毎晩帰りが遅いマスオに不満なサザエがついに「実家に帰らせていただきます」と言う。グリム童話を読みながら、酔っ払って帰ってきたマスオに、作り話しをする。「ハンスはパンと斧を持って森に出かけました。ハンスは仕事にかこつけてBAR(より道)を飲み歩いたり、パチンコ・マージャンに行っていました」と。そして、サザエはマスオに「実家に帰らせていただきます」と言うのだが、マスオはここが実家じゃないかと「いつでもお帰りください」と楽観視。ところが、翌日、本当に、サザエはタラを連れて実家に帰ってしまう。マスオは、タイコさんの家に行くが、ノリスケしかない。タイコさんも実家にイクラを連れて帰ったようだ。こっちは、喧嘩しているわけではんない。ここには、サザエはいない。慌てるマスオは、家に帰っても、ご飯がノドを通らない。マスオは、駅まで迎えに行く。タラが寝てしまったら重いからと、そんな事まで心配するマスオ。改札口から出てくる会社帰りの波平と会うマスオ。屋台の焼き鳥屋で飲む波平、マスオにビールを進めるが、飲まないマスオ。そこに、ノリスケがやってくる。こういう美味しい話しにはめざとい。車があったら東京中を捜し回っているというマスオ、酔っ払い潰れている波平を連れて帰る。サザエは家に帰っていた。実は、タイコさんの実家に行っていたらしい。波井、酔っ払いながら「バカモン、他人の実家に帰る奴がいるか」と怒るが、全然迫力が無い。それよりも驚いたのは、マスオのお怒り。本当は一泊させてもらうつもりだったけど、タラがどうしても帰りたいと言ったので帰ってきたという。サザエが実家に帰りますと言った本当の理由(「一度言ってみたかった」とエヘヘと舌を出して笑う)を知ったマスオ、ムカーッと怒り、迫力満点。会社にプリプリして行くマスオ。怒りも沈んだのか、アナゴさんの奥さんから電話に「もう怒っちゃいないよ。だって、愛してるから」と言うが、これがサザエではなくて、アラカワ商事の尾久さんからの電話。かなり、笑わせてもらった。

『マスオうっかり注意報』
出産のお祝いに行くマスオだが、三つ子の赤ちゃんをみて、マスオは「こんなに…」と驚いてしまう。それで、そこの奥さんを怒らせてしまうオープニング。早々と退散するマスオだが、マスオ、うっかり口を滑らす場面が多いらしい。会社の屋上で体操するマスオに、女性がスカートをヒラヒラさせてくるりと一回転して「染めちゃったの」と。マスオ、スカートを手に「染め直したとは見えない」と言うが、女性はスカートの事ではなく、髪を染めたと言いたかったようだ。「話しにならないわ」と怒ってしまう。部長から急に取引会社の社長と会うようにと頼まれてしまう。うっかり口を滑らすマスオとしては荷が重い。庭にボールが飛び込んで花壇の花を潰したカツオ、お得意の褒め言葉「オバサンみたいな綺麗な人に出会えてラッキー、これもボールが飛び込んだおかげ」と言って、ボールとスナック菓子までゲットしまうカツオの才能に、マスオはさらに落ち込む。少し、練習をするマスオ。タマに「今日の毛並み最高だね」というマスオに、ワカメはさすがに不気味さを感じたのでは… サザエには「台所に立つ女神」というが、褒め言葉が大袈裟すぎるマスオ。フネから自然体でいる事が大事だと言われる。会社に行くマスオに、タラはマスオの似顔絵を渡す。だが、とても、人の顔には見えないんだけど、マスオは大事そうに財布の中にしまう。取引会社に行く途中、手土産を持っていこうとお土産屋に立ち寄るマスオ。財布からタラから貰った似顔絵が落ちてしまう。それを、どこかのオバサンが拾う。オバサンも息子が小さい頃作った星型のニコニコキーホルダーをみせてもらって盛り上がる。マスオが取引会社の会社に行くと、何と、あのオバサンが社長だと知る。「さきほどの優しいお父さん」とマスオの事を好印象、「よろしくお願いします」と言われて、中々、うまくいったようだ。数日後、マスオの机の前を急いで通り過ぎる女性が何かを落とす。マスオには、それが下着に見えたようだ。知らせていいものかと迷うマスオ。アナゴさんは、堂々と、女性を呼び止めて、白い布製の落し物を拾う。それは、椅子の背もたれのカバーだったようだ。マスオ、汗をハンカチで拭くのがオチ。

『5年3組なぞなぞ王決定戦』
中島が女の子の前でなぞなぞ「カンズメが10個送られてきました。中身はなんでしょう」と出して注目をあびる。花沢さん「おまんじゅう」と答えるが、ハズレ。それにしても「だって好きなんだもん」と、答えを饅頭にしてしまう強引さ。答えは「カンテン」。カツオ「そんなのは子供だまし」と気にくわないようだ。それで、中島となぞなぞ対決をする事になる。サザエが「クビはクビでも口から出るクビはな〜んだ」となぞなぞを出すが、カツオは「アクビ」と答えてしまう。カツオ、本屋に行くと、中島が使っていたと思われるなぞなぞの本「なぞなぞ これだけ知っていれば人気者になれる」を発見する。そこの本屋、奥さんは赤ん坊をおんぶして、旦那さんは人がいい本屋さんらしい。カツオ、その本を全部覚えてきたようだ。翌朝、なぞなぞ対決する中島とカツオ。中島「傘を差しながら食べる甘い物ってな〜んだ」カツオ「飴」中島「顔の中で飼っている犬って何」カツオ「ミケン」。中島「とっても大きくて本屋さんで並べられない本って何だ」カツオ「日本」とカツオ全問正解。それで、花沢さんの提案で、自分の班の学期末のお楽しみ会の出し物はなぞなぞをやる事に。その時に中島・カツオのなぞなぞ対決もする事に。カツオ、中島の挑戦状に「望むところだ」と言うが、花沢さんの「さすが将来の旦那様」に冷や汗。カツオ、なぞなぞの大勉強。茶の間の団欒でも、カツオはなぞなぞのネタ探し。サザエ「晴れたら着て、雨だと裸になるもの」のなぞなぞを出すが、カツオは難なく「物干しさお」と答える。波平もよく兄さんとなぞなぞ遊びをしたらしい。波平のは「いつも凄い勢いで相手を叩くが、おいしい食べ物を一緒に作る二人組みは」のなぞなぞにカツオは苦戦。答えは「キネとウス」。答えを聞いてもピンと来ないのでネタにならないとカツオ。花沢さん、対決で負けたほうに墨でラクガキすると言い出す。なぞなぞ問題ノートになぞなぞを書くカツオ。そして、なぞなぞ対決。両者、向かい合って椅子に座り、なぞなぞを出し合う。中島「乗ると怪我をするかもしれないソリってな〜に」カツオ「ヒゲソリ。あるお医者さんは小学校二年生しか診察しない。なぜでしょう」「小児(小2年)科医」。二人の目から火花が散る熱戦。問題を出すたびに凄い光線を出す二人。そして、最終問題。カツオは、サザエの物干しさおの問題ではなくて、波平のキネとウスの問題を出すが、中島は答えてしまう。カツオは負けてしまう。中島、おじいちゃんに教えてもらったなぞなぞらしい。墨で顔にラクガキされているカツオがなぞなぞが懲りてしまうのがオチ。


7月9日
『カツオ中くらい世代』
カツオとサザエが出かけていると、カツオが駅前のフルーツパーラーで休憩しょうと言い出す。勿論、フルーツパフェ目的。が、サザエは「小さい子じゃないんだから、我慢しなさい」と。カツオ「小さくなくても食べさせてくれないのに」と言うのがオープニング。さゆりさんがサザエ・フネに子供の事で相談している。引っ込み思案で、外に遊びに行かないらしい。それをカツオ・タラが応接間の外から聞いていると、サザエは「カツオ・タラちゃん、子供は向こうに行っていて」と。カツオ、子ども扱いされるのに不満。カツオ「ボクが子供なら、タラちゃんは赤ちゃんだ」と言い出す。カツオ、さゆりさんに「お子さんの事でお悩みだったら、ボクでよかったらいつでも相談に乗りますので」と、宣戦布告。フネ「子供の出る幕じゃありませんよ」と。サザエ、カツオにお使いを頼もうとすると、タラがしゃしゃり出て来て、サザエはタラに「まだ、小さいから」と、断わってしまう。カツオ「大人の都合で、子供の扱いを変えるのはどうかと思うな」と。カツオがサザエに「大人でも子供でもない、中くらい世代」宣言。中島、おじいちゃんに子ども扱いするから、中島「子供じゃない」と言ったら、おじいちゃんに怒鳴られたらしい。中島にも「中くらい世代じゃないか」と言って、慰める。そこに突風が吹いて、女性のスカートが舞い上がる。それにしても、随分と長い突風である。そこに看板が出ていて「18歳未満観覧ご遠慮ください」と。映画館の看板だった。さゆりさんから電話があり、相談に乗って欲しいと。駅前ののフルーツパーラーで待ち合わせ。カツオはオレンジジュースを飲みながら相談に乗ってあげる。中島を店の外に待たせて、見物させるとは。サザエも様子を見に行ていた。さゆりさん、うちの子供に遊びを教えて欲しいとお願いしたようだ。引っ込み思案で、家でゲームばかりしているようだ。子供の事は子供が一番知っているから、カツオに相談したらしい。さゆりさんの子供の引っ込み思案が治ったら、カツオへの子供扱いをなくしてあげても良いわよと、サザエ。さゆりさんから電話があり、子供は外で遊び始めたらしい。サザエ、ワカメ・タラ・カツオがフルーツパーラーで、パフェ食べて帰る事になる。サザエ「でも、カツオは自分の分は自分で払うのよ。大人なんだから」と。ここで、大人扱いはキツイ。カツオ「やっぱりボク、子供でいいや」とオチ。

『波平レディファースト』
花沢さんのお父さんとお母さん、初めてのデートの時、バス停で待ち合わせしたらしい。その時に、お父さん()は、茶色の車で来て、お母さん(着物姿)のために助手席のドアを開けてくれたようだ。そんな事をされたことが無いから、お母さん、すっかり感激したようだ。車はポンコツだったけど、高級車に乗っている気分だったようだ。早川さんのお父さんは絶対そんな事はしないタイプのようだ。花沢さん、一番、そんな事はしないタイプはカツオのお父さんと断言。女性陣から「磯野君もそうなるんじゃない」「男の子って、お父さんに似るから」と言われるので、カツオは皆に「お父さんはあれでけっこうレディファーストなんだよ。イギリスに留学した経験があるみたい」とウソをつく。波平、フネの為にドアを開けたことが無い。波平「車も免許も持った事はない」と。タクシーに乗っても、お金を払うから、先に乗るようだ。ハイキングに行っても、波平が先に行き、熊が出てきても、フネを守ろうとするようだけど、フネは「熊が出るような所には行きませんよ」と。フネ、波平が一度だけ、レディファーストをした事があると言い出す。それは、結婚前だったけどお化け屋敷に行った時。波平が怖いものだから、フネを先に行かせたらしい。花沢さんには、カツオ(花沢さん、カツオの事を伴侶と言うけど、中々、古風な言い方)のウソは分かったようだ。実は、お母さんを迎えにいった車はポンコツ過ぎて、ドアの調子が悪く、お母さんの力ではドアが開かなかったから、お父さんが開けたらしい。

『夏の風物詩』
夏の風物詩勢揃い。サザエ・タラはショーウインドに飾られている浴衣を見て、カツオ・ワカメは金魚売りの姿を見て、マスオはアマチュア水着写真コンテストのモデルをニヤニヤ見ながら、フネはオカルさんから枝豆のおすそ分けを貰いながら、波平はビアガーデンで同僚と乾杯しながら、夏を感じるオープニング。波平が寝そべっていると、庭でセミを見つけて、カツオ・ワカメが網で取ろうとしたら兄弟喧嘩になる。網の木の部分にはまだ咲いていないアサガオの枝が巻いてあり、二人とも網を取れないところで、セミは逃げていった。サザエは水中花を買ってくる。フネは横山さんから頂いたくちなしの花を持ってくる。波平・マスオにはくちなしの花を生けて、タラには水中花を生けてやるサザエ。波平、庭のアサガオの枝を他の木に巻きつけてあげて、タラに網をあげる。網を持って、どこかに行こうとするタラ、電柱に乗ろうとしている工事の人に「ボクが先にみつけたです」と。電柱の上にセミが鳴いている。波平がタラを大きな声で呼びかけたから、セミは逃げてしまう。工事の人は、公園に行けばいくらでもいると教えてあげる。タラと波平は公園に行く。池に蓮の花が咲いている。タラ「綺麗でちゅ」と。夕立がくる。サザエが急いで洗濯物を片付けようとすると、昼寝しているマスオの上に洗濯物を。マスオ「助けてくれー」と。凄い土砂降り、波平・タラも池の側の休憩所に避難。雨がやんだら、アジサイの葉からカタツムリが出てきて、蟻も行列を作り、虹まで出てくる。波平、タラにセミの抜け殻を見せてあげて、セミは長い事、土の中にいて、地上に出たら一週間しか生きられないと教えてあげる。波平は「それに儚い命か、無常を感じる」と。タラ、セミ採りをやめてしまい、家に帰る。波平、風鈴を買ってくる。波平「目と耳と両方で涼しさを感じる事が出来る」と言うと、サザエは「舌でも感じて欲しいわ」と、スイカを持ってくる。サザエ「目と耳と舌で感じる夕涼み」と俳句を作る。サザエ「父さん位の出来だと思っている」と言うのに、波平は不満のようだ。縁台将棋こそ夕涼みの最たるものと言いつつ、波平・マスオは外で将棋。冷えたビールをサザエが持ってくると、枝豆、冷奴と将棋から、宴会に。子供達は花火に熱中。そして翌朝、サザエが「いいかげんに起きなさい」とカツオ・ワカメを起こすのだが、庭にはアサガオが咲いていた。


7月2日
『若さ自慢』
72歳のおばあちゃんを73歳だと思って、サザエは噂話しをしていたら、おばあちゃん「どなたとどなたに言いまして」とメモ帳を取り出してサザエに聞き出して、修正し行くおばあちゃんのオープニング。フネがガラス戸に写った姿を見て、一瞬、自分の母親だと思ったと不安になる。サザエ、フネにサザエの服を着させる。地味なピンク色の服に、短いズボン。フネの服を見て、カツオが逃げ出す。カツオ、ビックリしたようだ。カツオ「若く見えて、凄く似合っている」と、お世辞なのか、どうか。マスオ、ワカメ、タラにカツオがフネの服を教える。ワカメ「似合う」、タラ「ママみたい」、マスオになると「洋服だけでなく、サザエと見間違える」とまで言う。肝心なのは波平だと、心配するサザエ・カツオ。波平「暑い」と言いながら、カツオの話しを聞かないうちに、フネに。フネは服を着替えていた。波平、脱ぎ散らかしたサザエの服を勘違いして、サザエを呼び出して注意する。カツオが「それはお母さん(フネ)が…」と言うのを、波平は「母さんが着る訳無いだろう」と。サザエ「母さんを老けさせているのは父さんだわ」。波平が風呂場から出て、服を着ると、何とマスオの服。ノースリーブのシャツに短パン。マスオ達から「カッコいい」と言われ上機嫌な波平「涼しいのが取り柄かな」と。そんな波平のところに、フネがサザエの服を着てくる。「母さんもか」と。縁側で波平・フネが寛いでいると、オカルさんが「てっきり、サザエさんとマスオさんかと思っちゃいましたよ」ブと。さらに上機嫌。サザエが「父さんたちに負けないように元気にしないと」とマスオを連れて出かける。マスオ、なぜかリックを背負っている。よるが丘のスーパーで半額セールをやっているかららしい。バス代をケチって、歩いて行く。オチは、サザエ達が半額に釣られて大量に買った買い物袋でヘトヘトになって帰ってきて、カツオ「若さ自慢はコリゴリ」と。

『おお!お中元』
マスオにお中元。ところが、お酒ではなく調味料の詰め合わせだと知ってガックリ。そこを、宅配便の人が、受け取った受け取らないで問題にならないように、受け取った時の写真を撮って、送り主に届けるサービスをしているらしく、マスオのガックリ写真を撮られてしまう。マスオ、それではマズイと、もう一度、取り直しさせるが、マスオ「わーっ」と足を上げてオーバーに喜んでいる写真を撮るけど、何かミエミエ。マスオ、デパートにお中元を買いに行く。ところが、決められないマスオ。ノリスケとお中元売り場で会う。マスオ、エスカレートのところにいる美人の店員と顔見知りになる。マスオ、7回もエスカレーターを上がったりしたようで。結局、ノリスケと飲んで帰って、遅くなってしまう。マスオ、部長にビールをお中元に持っていこうとすると、何と、玄関でアナゴさんに会う。アナゴさんもビールがお中元。かち合ってしまう。ジャンケンをして負けてしまったマスオが後から行く。アナゴさん、ビールを渡すと、部長は「上がってくれたまえ」と言うが、アナゴさん「ボクはこれで失礼します」と、帰宅。マスオが次に行くと、部長は「一杯やってくれと」と誘い、マスオ「負けてよかったかも」と。さて、波平達のお中元売り場では… 夫婦で「磯野さんの家は、はぶこうや」「あそこは、たいした物をもらわないし」と、磯野家のお中元の相談をしていると、後ろから、波平・フネが声を掛けると、異常にビックリする夫婦達… かなり笑えた。マスオ、ご機嫌で帰ってくね。持っていったビールを全部飲んでらしい。

『笹の葉さらさら』
七夕の笹が磯野家の玄関に。タラ「生えてきた」と。タラがタネを蒔いたと言い出す。何と、竹の子のカンヅメから笹が出たと思ったようだ。磯野家の皆に笹を誰が持ってきたと聞いたけど、誰も知らない。落し物扱いになる。犯人はノリスケ。夕べ、ノリスケは画家から貰ってきたけど、笹があまりにも大きくて電車にもタクシーにも乗れなかったようで、二駅も歩いたようだ。遅かったので、声も掛けずに帰ったようだ。磯野家に笹はご献上。カツオ、七夕の願いに波平・マスオ用に「禁酒禁煙」と勝手に書いてしまう。サザエには「暴力反対」。カツオ本人の願いに「成積向上」と書くが、「積」の漢字が違っていた。


6月25日
『タラちゃん開けてびっくり』
カツオ、教科書を忘れた。ランドセルの中を全部出してみると、何とペロペロキャンディーが入っていた。先生に、ペロペロキャンディを持って立たされてしまう。案の定、それをワカメに見つかってしまう。犯人はタラ。でも、カツオにも原因があるようだ。学校にはオヤツがないと知ったタラに、カツオは「(お腹が空くので)オヤツがあればどんなにいいか」と言ったから。タラは、ワカメのランドセルに入れたけど、ワカメは先生に見つかる前に気づいたらしい。そして、タラは波平の通勤鞄ににも入れたけど、大事になる前に波平は気づいた。しかも、そのペロペロキャンディーを電車で泣いている赤ちゃんに渡して、泣きやます。マスオの鞄には、入れなかった様だ。マスオの会社は、皆でお金を出し合って、オヤツを買うみたい。サザエがタラに「他の人の鞄やランドセルに何か入れたらいけませんよ」と注意しているのをマスオが聞いて、「ボクは入れて欲しいな〜」と。サザエに「特に薄っぺらな財布に。入っているだけで心が豊かになる」と。勿論、却下。ところが、お昼に会社を出るマスオに、ノリスケが待ち伏せ。何とお昼を奢ってくれと、わざわざ来るか。マスオ、財布を見せて、お金がない事をアピールしようとしたら、何と札が沢山は言っていた。マスオ、サザエが入れてくれたんだと思って、ノリスケにウナギをご馳走。ところが、勘定しようとしたら、マスオの財布の中には、子供のお札・百万円札が沢山入っている事に気づく。二人のお金をかき集めて何とか足りたようだけど。

『相合傘ものがたり』
波平・フネが朝から喧嘩。波平「あの事をまだ怒っているのか」と。波平「雲行きがおかしい。一雨降りそうだ」と靴を履きながら言うと、カツオがそれを聞いて傘を持っていく。晴れているのに。ところが、さっきまで晴れていたのに、突然の雨。それで、カツオは花沢さんと嫌々、相合傘して帰る事になる。しかも、カツオと花沢さんが相合傘しているのを、写真撮影までされてしまう。カツオ、一世一代の大失策。カツオ「あんな写真が出回ったら一生結婚出来ない」とまで言う。ところが、フネは「女の子は大事な写真を皆に見せびらかしたりしないもんだよ」と。フネ、相合傘の思い出があるようだ。フネがカツオぐらいの時(男の子と女の子が相合傘で帰ったら大騒ぎになっていた時代)、急に雨が降った時、フネは傘を差して帰っていると(この時から用意は良い)、目の前を同級生のシゲル君が雨に濡れて歩いていた。フネは傘に入れてあげたかったけど、冷やかされるのが恥ずかしかったようだ。ところが、次の日に学校に行くと、風邪を引いて熱を出して休んでいた。フネは、あの時に勇気を出していればと後悔した。大人になってクラス会で会った時に、その時の事を言ったら、シゲル君は「あの時に声を掛けられても、絶対に傘に入らなかった」と。女の子の傘に入ったら、笑い者になると思ったようだ。フネと波平の喧嘩は、波平が女物の傘を持って帰ったのが原因だった。会社の飲み会で間違えて持って帰ってしまったようだけど、会社の女の子に聞いても知らないようだった。マスオ「会社に傘を持っていて様子をみたらどうです」と言うけど、波平、女物の傘を返しに会社に持っていくのが恥ずかしいようだ。マスオに傘のカバーを付けてもらって、駅まで、傘を持っていってもらう。波平、傘立てに傘を入れる。すると「エミちゃんの傘、見つかったよ」と電話する若い男がいた。どうやら、奥さんのブランド物の傘をさして出勤していたらしい。波平、何の抵抗も無く女物の傘を持ち歩くのにビックリ。その若い男の奥さん、その若い男のワイシャツを着たりしているらしいけど… 花沢さんと一緒撮った写真、肝心の花沢さんの顔が傘の影に隠れて暗くて良く撮れていなかった様だ。花沢さん、相合傘のチャンスを狙って折りたたみの傘をランドセルに入れる事に。また、チャンスが会ったら大変だと、カツオはそれならば、傘を持って登校する事になるんだけど、カツオも折りたたみの傘をランドセルに入れておけばいいのに。黄色い傘が好きなのか。

『姉さん、きりきり舞い』
サザエ、アイスを手土産に訪問したけど、訪問先(北川さん宅)が留守。慌てて、両隣りに行き先を聞いたりするけど、分からない。バタバタとサザエはオープニングからパニクル。サザエ、逃げ回るタラに服を着せたり、帽子をかぶらせたりと走り回る。タラとデパートに行き、かわいい麦藁帽子をタラにかぶせようとすると、タラは嫌がり、サザエは走り回る。ワカメに可愛い麦藁帽子を買ってくるけど小さい。サザエ「子供の成長って早いわね」と言うけど、ワカメは、何年も小学校3年生。取替えに行ってくるサザエ。駅でキップを買って改札口を通ろうとすると、慌てて階段を登るサラリーマン。電車が来たと思って、サザエも息を切らせて階段を登るけど、そのサラリーマン「彼女がプロポーズを受けてくれた」と喜んでいただけだった。無駄に階段を急いで上がったサザエ。サザエ、家に帰り、波平・マスオが食事してくるからと言っていたのを良い事に、ありあわせの物で夕飯にしようとしていると、波平から電話。「仕事が早く終ったらこれから帰る」と。サザエ、忙しくなる。カツオに買い物を頼もうとするけど、カツオは押入れに隠れていない。サザエ、買い物に行く。あさひが丘精肉店は肉の特売で大混雑、刺身を買おうと魚徳に行くけど、もう店じまいでシャッターを閉めたところ。八百屋は本日休業。で、結局スーパーで買い物をする。サザエ・フネが料理していると、豆腐屋の笛が聞こえてきた。サザエが、波平の好きな冷奴を買いに家を飛び出すが、笑える事に、三輪車に乗った子供の笛だった。まだ、料理中なのに、波平が帰ってきた。カツオ・タラに頼んで、風呂場で時間を潰させる。かなり、のぼせたような。やっと、落ち着いたサザエに、さらなるきりきり舞いが。マスオが、ご飯を食べずに帰ってきた。仕事が早く終り、サザエの手料理の方がおいしいと言うけど… マスオが食べていると、波平が飲み直すかとやってきて、サザエにツマミを作らせる。サザエ「二人とも予定通りにしてくれないと困っちゃうわ」と作り始める。さすがに、バテたサザエ。


6月18日
『ミセスあさひが丘』
花沢さんがカツオに、花沢さんのお父さんがサザエを商店街でミセスあさひが丘に推薦したいと言い出す。すっかり、その気になるサザエ。カツオが心配する水着の審査はないようだけど。審査はエプロン姿。なぜか、フネ、波平までも賛成。ところが、花沢さんのお父さんが推薦したのは、サザエではなくて、フネだった。花沢さん、お父さんが「磯野さんの奥さん」と言ったので、それで早とちりしたようだ。サザエ、デパートにエプロンを買いに行くほど、張り切りぶり。でも、結局、決まらずに、自分で作ることにして、大量の生地を買って、マスオを荷物運びに。花沢さんのお父さん、あらためて、フネに手土産付きで、ミセスあさひが丘の推薦のお願いに行くが、フネは「昔の人間なので、そんな表舞台は…」と断わる。サザエ、八百屋さんから、ミセスあさひが丘に推薦される。ところが、タイコさんも、魚屋さん、肉屋さん、八百屋さんまでも推薦される。超人気のタイコさん。サザエ、タイコさんが八百屋さんに推薦されたと知って、ミセスあさひが丘を辞退する。タイコさん、イクラのミセスママで充分と、出る気はないようだ。結局、ミセスあさひが丘コンテストは中止になった。推薦しょうとした奥さん方が、商店街を敬遠したからだそうだ。サザエを除いて、皆、奥ゆかしい人が多いという事で。サザエ、舞妓さんの新聞記事を読んで「いいわね。いっぺんお座敷に出てみたい」と言うのを、カツオは「蝶の舞いを見るような」と褒めるが、実はサザエの聞き違え。「蝶の舞い」ではなくて、「蝶の前」。勿論、サザエはカツオを外まで追いかけるのがオチ。

『サイクリング三輪車』
磯野家の家の前を自転車で旅行しているが通る。それをタラが見ていて「ボクも行きたい」と、三輪車で。タラ、その許可をサザエに聞こうとするが、カツオは何とかマスオに許可を取らせようとする。サザエが外出しているから、探されると面倒だから。何とか、マスオに許可を取ったけど、タラは「ママじゃなくて良いですか」と不安そう。タラ、マスオでは権限がないと思っている。何とも、父親としてかわいそう。タラ、サイクリングに行く。カツオも一緒に行くけど、ワカメのオヤツまで三人分持って行ってしまう。それを知ったワカメは、タラ達を探し出そうとする執念深さ。花沢さんの家でシュースを飲んで、いつもカツオ達がサッカーをしている広場でお菓子を食べようとすると、ワカメがカツオ達を発見。ちゃんとミニシートまで用意して、水まで持ってきていた。探し出す。家に帰って、サザエ・フネ達を三輪車で迎えに行くが、サザエ達と会ったら、疲れて寝てしまい、お荷物になってしまう。オチは、サイクリングで大阪のおばあちゃんの家まで行こうとするタラに、サザエが困り果てるというもの。

『思い出の赤ちゃん時代』
赤ん坊のタラに水あめを食べさせようと、フネが「あーん」と言ったら、サザエが「あーん」としてしまうオープニング。あの頃のタラは可愛かったようだ。ちょっと外に出ると、たいてい三人の人に声を掛けられたようだ。波平もタラを連れて町内中を歩いていたようだ。なぜか夕方になると泣いていた赤ん坊の頃のワカメ。カツオは、良く食べて、良く寝て、本当に手のかからない赤ちゃんだったようだ。ワカメ、アルバムを見ていると、波平と一緒の写真が無い。その頃は、波平は仕事が忙しくて、朝は子供達が寝ている時に出かけて、二人とも寝ている時に帰ってきていた。波平、忙しい時期があったんだ。カツオは一度寝ると絶対に起きなかった。ワカメはよく夜泣きしていた。夜泣きすると、波平が外に連れ出していた。道路工事している人(田舎から出てきていた。その人も、八ヶ月の赤ちゃんがいた)にも、ワカメを見せて抱かせてあげていた。波平、ワカメの夜泣きを楽しみにしていた。そして、道路工事の人も楽しみにしていたようだ。工事が終った時、国には帰れず、大阪に仕事に行く事になった工事現場の人は私服で磯野家に挨拶にきた。ワカメを抱いたら、ワカメは泣いてしまう。フネ「きっと、あなたが遠くに行ってしまうのがわかるんですよ」とフォロー。


6月11日
『恐怖のペアルック』
花沢さんが、デパートで買い物でカツオの服を買ってくる。腹の部分にヒマワリの絵がプリントされている、おそろいの服。花沢さん、カツオに明日学校に着てきてと頼む。カツオ、食欲ないほどのショック。翌日は、花沢さん、なぜか着てこない。とっておきの日、集合写真の撮影の時に着てくるというけど。カツオが落ち込んでいると、サザエが生地で集合写真の為にシャツを作るという。それを口実に、花沢さんに諦めてもらおうと。カツオ、サザエに「一生、姉さんに足を向けて寝ない」と宣言。ところが、花沢さん、サザエの所に行き、カツオと同じ生地でシャツを作ってもらおうとする。ところが、生地が足りない。花沢さん、同じ生地を探そうとする執念深さ。その生地は去年だから、勿論、どこの店を探してもない。花沢さん、サザエから貰ったはぎれで、ハンカチを母親から作ってもらった。カツオ、サザエのシャツは間に合わなかった事にしてくれと頼むけど、サザエ・タラに文句を言われて、仕方なしに、着る事に。集合写真当日、花沢さん、ハンカチは母親から「磯野君が恥ずかしがるからやめなさい」と写真に残さない事に。カツオ、喜んだのだが、花沢さん、舌を出しながら、こっそりとハンカチを膝の上に。カツオ、知らねが仏。

『いつもと違う日』
波平・マスオが飲んで帰りが遅くなる。ところが、何でそういう勘違いしたのか分からないが、波平はマスオが、マスオは波平が家に電話したと思って、家には電話せずに遅くなる。ところが、サザエ・フネは全然怒らない。波平・マスオは、そんな様子に不気味さを感じたのが、ご飯茶碗を洗って後片付け。しかも、波平は翌日の朝食まで作ったり、マスオは庭を掃除したり… いつもと違う。波平・マスオは、サザエ・フネを散歩に行かせる。そんな時に、パーティー行くので帯を結んでくれというおばさんがやってきて、波平・マスオが悪戦苦闘。ワカメがフネを呼んできてくれて、帯は結べたけど。結局、マスオ達がサザエ達に「夕べはすみませんでした。連絡しないで」と謝って、一件落着。

『ホーホーホタル来い』
ホタルが波平の部屋に。それをカツオが波平を仲間だと思ったんじゃないかと言い出す。また、ワカメが小さかった時に、ワカメ・タラがホタルを見たことが無かったというので、マスオは紙を切って、波平のお尻に紙の羽を付けて、波平の頭を電球を当ててピカピカ照らして「こっちがお尻なんだ」と。よくぞ、マスオ、波平に。子供達が大爆笑すると波平、プンプン怒る。


6月4日
『ワカメ雨の詩集』
ワカメ、窓から庭を見ながら「カタツムリのおでん屋さん。屋台を引いてどこにいくの」と言うと、それを聞いていた波平が親バカぶり発揮。伊佐坂先生も「素晴らしい発想ですな」と絶賛。フネゆずりの才能と言う伊佐坂先生。波平、フネが女学校時代に文学少女だったのを知らなかっようだけど。カツオ、オカルさんからフネの女学校時代のペンネームを聞きだす。カツオのがフネのペンネームを「紫毛布」「樋口おはよう」と予想したのは笑った。フネのペンネームは花園すみれ。カツオ、ワカメに花園すみれというペンネームを薦める。休日に、ワカメ窓を見ながら雨垂れの詩を考える。雨垂れの音から、「アン ドゥ トロワ」と拍子をつけるのだが、一人だけ揃わない。きれいな女性がワカメの拍子に合わせてダンスを踊るが、一人だけテブの女性がズッコケル。タラ「かわいそうです、雨垂れさん」と感想。数日後、雨が降り、タラとワカメが雨垂れを見る。ちゃんと揃って雨垂れが落ちてゆく。マスオが雨どいを修理したからなんだけど。ワカメがノートに詩を書いたのを伊佐坂先生に見せる。そこで、ワカメ・波平はフネのペーンネームだと知る。ノート開くとどんどんワカメは詩が思いつく。「青いアジサイはお兄ちゃん、お父さんに叱られて青くなっているお兄ちゃん。ピンクのアジサイはお父さんとマスオお兄さん、お酒を飲んでいるお父さんとマスオお兄さん。白いアジサイはお姉さん、綺麗になろうと顔にパックのお姉さん」と。

『カツオの花嫁』
波平にカツオがデパートのスニーカー売り場で「買って、買って、買ってーよ」と言うのを、波平はなだめる。波平「お前のすぐ飛びつく癖を直してあげたいんだ」。カツオが大人になった時のお見合いの席で「貰って、貰って、貰って」と言い出すんじゃないかと不安がっている。カツオが、すぐに飛びついて結婚したらロクな事にならないわとサザエの意見。波平とフネ、波平が「母さん(フネ)がわしを選んだんだ」とカツオに言うけど、フネは「そうでしたかね」と。どうやら、波平の方が積極的だったよう。中島は、磯野の花嫁は花沢さんと言うが、カツオは「勝手に決めているだけだ」と。カツオが「絶対に違う」と言うのを、花沢さんがそこだけ聞いてしまい、何の話しかと聞いてくる。勿論、二人とも話せない。休み時間に花壇のところでカツオ・中島が話していると、花沢さんがキョロキョロとカツオを捜している。カツオ達は勿論、隠れるのだけど。花沢さん、執念深い。カツオ、中島に「憧れている人がいる」と告白。ウキエさんではない。ウキエさんより年上のようだ。先生のようだ。担任の先生が出張で、代わりにその先生が算数のテストを配る。カツオ、40点の答案用紙をもらう時に、先生の指に婚約指輪がはめているのに気づく。カツオ、波平の前で、大泣き。波平、テストで悪い成績だったから泣いていると思っているが、実は違う。カツオ、花沢さんに、あの先生が結婚しないと言い合っていたと誤魔化す。カツオ、かおりちゃんと結婚すると、早川さん・花沢さん、ウキエさんまでもが悲しむと思っている。それで、独身主義者になろうとするが、大きなウエディングケーキを結婚しょうと心変わりするオチ。

『となりの児雷也』
大きなガマガエルが庭にいて、サザエはビックリ。それは、毎年、裏のおじいちゃんの庭にくるガマガエル、おじいちゃんがつけた名前は児雷也。今年は家を間違えたようだ。児雷也は賑やか好きで、おじいちゃんがお笑い番組を見ていると、そーっと庭から見ているようだ。磯野家で大笑いしていると、児雷也が家の前にいた。やっぱり賑やか好きのようだ。カツオ、サザエにカエルに慣れさせようと、風呂桶にオモチャのカエルを入れておく。サザエが大声でビックリ。波平の説教「カツオもカツオもだが、作り物のカエルで家が揺れる程の声をだすサザエもサザエだ」と。


5月28日
『家庭訪問がやってきます』
カツオ、学校の作文で「うちの姉さんのゴリラの物真似は日本一です」と発表してしまい、先生は「会うのが楽しみだな」と。うかつにも、家庭訪問前に、カツオの暴露作文。これは暴挙作文だな。先生が作文の話しを絶対にすると思い、カツオ悩みながら帰宅。そんな中、3時からのタイムサービスのチラシを受け取る。サザエを家庭訪問時にスーパーに行かせようとする計画を立てる。波平、休暇を取ってまで、カツオの家庭訪問に出ようとする。波平、そんなに簡単に休暇を取れるのか。家庭訪問当日、カツオ、サザエにタマゴ100円本日限りというチラシを見せるが、サザエは古いチラシと見破る。中島の家庭訪問が終り、次はカツオの番。出かけていないはずの中島のおじいちゃんと玄関先でバッタリ会って、話しこんだのか遅れてしまう。せっかく、中島が終わったらカツオに電話したのに無駄になってしまう。しかも昨日、三河屋のサブローさんに3時45分に家に注文を取りに来てと頼んだのに、先生が来ないうちに、きっかりとサブローさんが来て、それも無駄に。ついに、何の策のないまま、先生がやってくる。何か、サスペンスだな。先生とフネ・サザエが笑っているのを聞いたカツオは、先生が喋ったと判断して、先生が帰ったら、押し入りに引きこもるカツオ。カツオ、ついに作文を見せるが、先生は喋っていなかった。サザエ「これはプライバシーの侵害よ」と怒るが、カツオは「文中に出でくる地名・人物は架空のものであります」と最後に書いてあると言うが。サザエは「あとから書いたんじゃないの」と。先生は「元気でクラスの人気者だ」と褒めていたようだ。オチは、バッタリ道端で会うサザエとカツオ。カツオ逃げて、サザエが追いかける。サザエに捕まるカツオだが、逃げる理由がない。カツオ「習慣になったんだね」というのが、オチ。

『ママをさがして』
タラがかくれんぼで数を数えている間に、フネの手引きでサザエが外出。タラがサザエを捜す話し。カツオ、タラがサザエとお出掛けしたいというのを無理やり、イクラの家に遊びに連れてゆく。ところが、留守。イクラを捜しに公園に行く。どこにもいない。イクラ捜しから、サザエ捜しになってしまうタラ。スーパーを捜し回るタラ。家に帰って、サザエがいないと知ったタラは、カツオから今度はワカメにバトンタッチされて、ワカメと一緒に捜し回る。内緒で出掛けたから、タラはしっこくサザエを捜し回る。サザエは、いけばな展会場にいる。タラにカツオは「ママは歩いていけるような所ではない」と言ったから、タラは三輪車で出かける。やっと、カツオ・ワカメがタラを見つけるが、そこにはタマも一緒。どうやら、タマもタラを捜して見つけたようだけど、信じられるか。やっと、サザエが帰ってくる。タラ「寂しくなかった」と言うが、タラはサザエのヒザの上に乗っているというのがオチ。

『波平もったいない論』
波平「我が家は無駄が多いのでは」と言い張り、短いエンピツを捨てたのは誰だと犯人捜しして、しかも、カツオの捨てたノートを見つけて「まだまだ書ける」と注意をする。ところが、カツオ、波平が髪の毛一本の為にドライヤーを使うのは無駄だと言い張るオープニング。「あれこそ無駄だ」とカツオが言うのを、サザエが口をふさぐのがおかしい。波平、皆に「世界中で通じる日本語を知っているか」と質問する。波平それは「勿体無い」という言葉らしい。英語には「勿体無い」という単語はないようだ。「勿体無い」という言葉を生んだ国民が無駄ばかりしていると嘆く。そこで、波平「我が家では率先して勿体無いを実践しよう」と提案する。「勿体無い」を心に刻み、直ちに実行する。フネとサザエには家計を見直しさせようとするが、節約に励んでいるとサザエ。サザエ・フネ、夜まで家計の見直しをした結果、勿体ないのは、波平・マスオのお酒代だと。カツオ、マスオ達のお酒を高級車のガソリンに例えるけど。カツオ、歩いていける距離のタイコさんと一時間以上も喋る「サザエの長電話が勿体無い」と。マンガを読んでいるカツオ、サザエのタイコさん宛ての手紙を届ける事に。飛脚代わりのカツオ。ところが、タイコさんは留守。座り込んで待っていると、タイコさんは沢山の買い物をして帰ってくる。ノリスケが大事なお客さんを連れて帰ってくるそうだ。カツオがイクラの面倒を見る。その大事なお客さんとは、お酒の量を減らされた波平・マスオとは… よく考えたものだ。タイコさんの家でスキヤキとビールをご馳走になって、家に帰るマスオと波平。トンカツを目の前にして「夕飯が無駄になったじゃない」とフネ・サザエに説教される波平・マスオ。マスオ、手帳をノリスケの家に忘れて、ノリスケからの電話を盗み聞きしたサザエにばれてしまう。フネ・サザエに説教される波平・マスオだが、そこにタラが「仲良くしないと勿体無いです」と登場。波平「世の中で一番勿体無いのは争い事かもしれないな」と。


5月21日
『タマのいない日』
花沢さんのお父さんがヒヤヒヤ電話。何か、倉持さんからの電話で子猫を押し付けられそうになったので、お父さんは花沢さんが猫を拾ってきたので無理に飼ってしまったとウソをつく。猫の名前は「ゴンベイ」。名無しのゴンベイから取ったわけだけど、かなり安易。猫は磯野家から調達。勿論、手土産つき。タマを花沢さんが拾ってきた野良猫という事で、倉持さんを騙すらしい。倉持さんと言うのは、花沢不動産の店を出す時に大変お世話になった人らしい。その人を騙すとは、ある意味、花沢さんのお父さんは薄情者か。タマを貸す事になる。タマがいないと寂しがるタラとワカメ。倉持さんにタマを見せる花沢さんのお父さん。それを見ていたタラは「タマはゴンベイじゃないです」と。倉持さん、タマを家で飼っているクレオパトラの婿にしたいと言い出す。それを聞いていたタラはついに「うちのタマです」と飼い主だと名乗り出る。倉持さん、磯野家にクレオパトラを連れてくる。ところが、洋服を着たクレオパトラにビックリして逃げ出してしまう。タマはキャットフードやネコマンマが好物だと、倉持さんが聞くと「何と貧しい食生活だ」と。「あまりにも環境が違う」と、倉持さんはクレオパトラを連れて帰ってしまう。オチはすき焼きでご飯を皆食べてしまう。それで、タマのご飯がないというので、オカルさんにご飯を貰いにサザエが行くというオチ

『波平、力の見せどころ』
波平、タラの牛の浮き袋(?)を膨らませるのに、酸欠になりぶっ倒れるオープニング。タラがタンスの上に紙飛行機を乗せてしまう。それをカツオが定規を使って落としたら、定規をタンスの後ろに落としてしまう。フネ・サザエがタンスを動かそうとするが動かない。ちょうど、波平が会社から帰ってくる。「ただいま」と声を掛けるが、誰も応対しない。大声で「ただいま」と張り上げながら家の中に入る波平がなぜかおかしい。波平が動かすとタンスが動き、定規もカツオの手元に。子供達が「やっぱり、お父さんね」と感心するも、波平は腕の筋を痛めてしまう。フネには見つかって動揺する。タンスを元に戻す時に、完全に筋を傷める。新聞を掴んだだけでも痛い。カツオ、サザエよりもマスオは力がないと思っている。タラの手前、波平はマスオは力があると言うけど。それで、マスオと波平で腕相撲をしてくれと、カツオは言うが、波平は腕を傷めている。しかも、カツオ達には内緒にしている。オカルさん右手に大きなビニール袋(瓶が入っていた)、左手にはハンドバックに三箱の箱を抱えてのご帰宅中。そこにマスオが通りがかり「お持ちしましょう」と。家まで持って帰る。オカルさん、主人はペンしか持ったことがないと悪口を言って、その点、マスオは力持ちだとヨイショ。マスオ、重い物を持ったせいで、力が入らない。玄関も開けられない。お互いに力が入らない。両手で盃を持つマスオと、左手で盃を持つ波平、お互いに右手をかばって、まともに勝負する気だと誤解する。カツオ、腕相撲をせかせるが、波平・マスオは飲んでばっかり。お銚子を3本も空けている。フネ「緊張ほぐす以上に飲んでいるんじゃないですか」と。波平・マスオ、完全に酔っ払ってしまう。勝負にならないとカツオ達は諦めて、引き分けとなる。

『ワカメは雨女』
ワカメ、遠足を楽しみにしていたけど午後から大雨で、遠足は中止だと連絡網で回ってくる。ワカメ、ヒザから落ちてガックリ。カツオによれば、ワカメは雨女らしい。そういえば、早川さんも雨女だと昔、言っていたけど。ワカメ、学校で堀川君に「雨女」だと言われて落ち込んで帰ってくる。フネは「ワカメのせいで雨になったわけじゃないでしょう」と言うが、ワカメは「私、班長だから」と、これもわけが分からない。サザエは晴れ女らしい。一度も遠足が中止になったことがないようだ。波平が週間予報を見ていると、また木曜日は雨。ワカメが風呂から上がってくると、波平はワカメに晴れだとウソを言う。イクラ、ワカメの遠足のお弁当が気に入り、三食、弁当箱にご飯を入れないと食べなくなった。ご苦労なタイコさんである。タラ・イクラがお昼にいないと思ったら、工事現場のおじさんとお弁当を一緒に食べている。イクラのウサギのウィンナーにビックリする工事現場のおじさん。おじさん感激して「うちの母ちゃんに見せてあげんとな。お前もこういうの作ったらどうだと」。ワカメ、電話で天気予報を聞いたら「明日、雨」らしい。すっかり、落ち込むワカメ。そこに堀川君が電話。実は、堀川君は雨男らしい。皆に言われる前に、ワカメちゃんのせいにしてしまい、謝りの電話らしい。カツオ、サッカボールを頭にして大きなテルテル坊主を作って、電話中のワカメを励ます。その甲斐もあり、翌日は晴れ。


5月14日
『小さなおかあさん』
ワカメが縁側を雑巾がけしているフネに、植木鉢のアジサイの花に乗っているカタツムリを見せる。それをフネはヒジをついてじっくりと見入るのだけど。磯野家の主婦を一人で背負っている感じのあるフネ、縁側で疲れなのか、寝てしまうオープニング。子供一同で考えた母の日のプレゼントは「お母さんにはお母さんをプレゼント」と、ワカメがお母さんになって、フネの代わりをする事に。ワカメが割烹着姿で現れる。サザエがフネの古い割烹着を作り直した。母の日は明日なのに、予行練習らしいけど。タラには「外から帰ったら手を洗いなさい」と注意し、波平・マスオがビールを飲んでいると「お酒はホドホドにして下さいね。片付きませんから」と口ウルサイ。波平・マスオが母の日の明日、釣りに行くと知ったワカメ、「信じられない、母の日に二人揃って出かけるなんて」と言い、波平に「お父さん、お母さんを愛していないの」とまで言うワカメ。カツオが「お祝いの鯛を釣りに行くんだよ」とフォローして、何とか言いつくろった。何か、後で小遣いの請求をしそうな感じだけど。でも、感嘆には鯛は釣れないけど。カツオ「海の側には魚を売っている所はないの」と、まさに買って来い指令。全然、波平達の釣りの腕を信じていない。朝からワカメ・カツオは、波平・マスオのお昼のお握り作り。いつも、釣りに出かけるときはフネはそうしていたかららしいけど。フネが物置の整理していると、ワカメが「働かなくていいのよ」と、お風呂に入れる。今日、一番、笑ったのは、カツオが「ちょうどいい湯加減で」と言ったら、タラが「いい加減です」と。漫才師コンビか、カツオ・タラは。フネとサザエ、午前中からお風呂。そういえば、フネの入浴シーンって、何か珍しい。波平達の釣りは、全然、釣れない。お昼のお握りを食べようとすると、人様には見せられない海苔だらけのお握り。マスオが食べたお握りはウメボシアメの入った物。カツオのしわざだと波平推理。マスオ、鯛は釣れずに、魚屋にも売っていないので、ノリスケに電話して鯛を買っておいてくれと頼む。それにしても、ノリスケ、鯛を買うお金を持っているのかな? ノリスケ「用意して駅前の焼き鳥屋で待っている」と言うけど、何か飲みたいだけのような気もする。マスオ達が安心して焼き鳥屋に行くと、案の定、ノリスケ、予算的に鯛は無理だったようで、タイヤキで誤魔化そうとする。さすがに、それでは、家には帰れない波平達、すぐにマスオは駅前の魚屋に行くけど、鯛はさっきで売り切れ。魚屋で手に入りそうな所を聞いて、波平達は家に帰る。マスオ、皿に入った刺身になった鯛を持って「ワカメちゃんがさばけないと思って、お魚屋さんにさばいてもらった」とマスオは誤魔化す。チラシ寿司はカツオとワカメが作って、磯野家の夕飯は豪勢。ところが、タラ「このお皿、見たことがあります」と、鯛の刺身の皿にイチャモン。サザエが思い出す。お客さんが来たときにお寿司屋さんでお刺身の盛り合わせを注文した時と一緒の皿。マスオ「今日は全然、釣れなくて」と白状する。ワカメ「釣っている時、ずっとお母さんの事を考えていたから許してあげる」と。ワカメ、座ったまま寝てしまう。最後は、波平・フネの布団まで敷いてくれた。フネ「旅館にきたようですね」と。波平の枕元にワカメの手紙。フネと間違えたのかと思ったら、波平宛。「父さん 母さんと結婚してくれてありがとう。父さんと母さんの子ワカメより」と書いてあった。

『マスオ、男のやせ我慢』
電車の中で、マスオとアナゴが「一人ではだめだな」と二人して席をゆずろうとする。太った女性は「まっ、失礼ね」とお怒りのオープニング。マスオがベルトを締めようとしている、締まらない。マスオ、最近、飲み会が続いたからな〜と、腹をなでながら気にする。そんな時に、アナゴさん、健康診断があるから健康に気をつけて禁酒宣言。「悪い誘惑はしないでくれ」とマスオに言うけど、いつもアナゴさんが誘っているような。マスオも摂生して禁酒しようと考える。サザエ、近所の奥さんに「太った」と言われて、甘いものは控えようと宣言する。マスオ「サザエが好きなお菓子を我慢しているのに、ボクだけお酒を飲むのは出来ないよ」と、サザエに。サザエ、感激してフネのいる所で、ラブラブ。マスオ、禁酒宣言。波平がケーキを買って帰ってくると、サザエ、お菓子を控えるという舌の根が乾かないうちに、ペロリ。サザエ、カツオの言った通り「宣言するのが趣味」だった。マスオ、せっかくサザエにかこつけて、禁酒していた立場がない。波平がお酒を薦めるのも、やはり、ベルトが締まらないのを気にして、断わるマスオ。マスオ、波平には禁酒している理由を言おうとしたら、ノリスケがやってきて「久し振りに一杯」と誘う。マスオ、理由を言い出せないままに、ノリスケの誘いも断わる。サザエ、マスオが飲まないのは身体の具合が悪いからではと不安がる。しかも、カツオがマスオと風呂に入った時に、マスオは腹に手を当ててため息をついていたと報告。マスオ、アナゴさんからお酒を誘われる。「飲むより飲まないストレスの方が身体に悪いって気がついた」と。マスオ、飲まずに帰る。マスオ、スポーツクラブのチラシを街角で貰って、すぐに入会する。「完全に運動不足だ」と、ビルから出てきたところに、波平・ノリスケに見つかる。磯野家でマスオの病気について波平に相談すると、波平「そういえば、さっき、内科クリニックの病院から出てきた」と思い出す。サザエ、失神。本当はその上の3階のスポーツクラブに行っていたのに。確かめようと、サザエはマスオにコップを持たせて、ビールを注ごうとすると、マスオはかたくなに断わる。大人達は皆で心配する。ノリスケが奢ると言って、海山商事に電話する。ところが、マスオは「明日の健康診断が気になっている」と、ソバ屋に行こうとする。ノリスケ、慌てて、サザエに電話。ノリスケが何もないのに「奢る」と言わないから、おかしいと思ったんだけど、やはり、サザエに頼まれていた。マスオ、スポーツクラブに行こうとすると、そのビルで待ち伏せしていたサザエが泣きながら抱きついてくる。禁酒していた理由が、それでバレてしまう。サザエ「こっちは痩せる思いだったんだら」とさりげなく言うけど、痩せた方がいいのでは。マスオがベルトがきつくなったと言うと、サザエは、マスオが締めようとしていた茶色のベルトは、サザエが傷んでいたから切ってつめておいたようだ。カツオ「まさに事件の陰に姉さん(サザエ)あり」と。それで、マスオ、ビールを飲むけど、健康診断はどうなったのか…

『タマはなんでも知っている』
タラが昼寝しているとタマがジーッとタラを見ている。タラに向ってタマが急に「お昼寝しているなんて赤ちゃんみたい」と喋りだす。じつは、カツオのイタズラだけど。タラは「タマが喋ったです」とサザエの所に行くが。サザエはタラは夢を見ていたと信じてくれない。カツオが冷蔵庫のケーキを食べようとすると、タマに見られてしまう。カツオ「喋っては駄目だよ」とケーキを持ち出す。それにしても、不気味なのはタラ。タマと対面で「喋ってください」と強制する。完全に逝かれているぞ。ところが、タマの小さな声を聞いているような。それをワカメが盗み聞き。カツオがケーキを食べたとタマが言っていると。カツオのケーキ盗み食い事件(お客様用のケーキを食べた)と発覚。サザエ、食べた分を買ってこいと言うけど、ケーキを一つ買うのは恥ずかしい。フレッシュケーキ屋で、ケーキ一つだけ買う勇気がでないでいると、運の良い事に、花沢さんもケーキを買いにくる。カツオ、花沢さんのケーキと一緒に買って、一件落着。花沢さんにタマは「どれぐらい可愛いか」と聞こうとしたら、タマは逃げ出してしまう。カツオ「やっぱり通じているんだ」と言って、花沢さんに怒られてしまう。タマがタラに人間の言葉を喋ると事実は、皆の秘密暴露で証明される。まずは、波平。マタマの言葉を聞いたタラが「ゴルフの…」と言うと、カツオは「ゴルフバックだね」と言って、玄関に置いてあるゴルフバックを捜索。すると、バックのポケットから、フネの写真が出てきた。波平、赤くなりながら「友達が奥さんの写真をバックに入れてホールインワンをやった」と白状する。次はサザエの秘密聞き出そうと、皆でタマに聞こうとすると、カツオは先回りして、ヘソクリの隠し場所をサザエが変えようとしていた。化粧鏡の裏にテープで貼った封筒に入っているようだった。タマが喋るというは、実はカラクリがあって、タラは絵本の「ネコはなんでも知っている」に載っている(主人公のツトム君のネコは、お兄ちゃんが冷蔵庫のケーキを黙って食べたのも、おじいちゃんがゴルフバックにヘソクリを隠してあるのを知っている)のを覚えていて、同じ事をやっていたようだ。結局、カツオがタマの声をしていたとバレてしまう。


5月7日
『天下の美少女花沢さん』
花沢さん、美少女コンテストに応募するらしい。カツオ「美少女と聞いて」、椅子からズッコケ落ちる。花沢さん、生まれつきの美貌に、マスオの腕があれば良い線いくと思っている。ところが、マスオは消極的。「そういう大事な写真は写真館に撮ってもらえば」と言うが、花沢さん、七五三の時に、写真館で撮ったら、アンパンに白粉を塗った顔になったらしい。まさに、小梅太夫、♪チャンチャカチャンチャン、チャチャンチャチャンチャンと三味線の音で唄いそう。本日一番の面白シーン。波平も馬鹿笑い。内緒で応募する花沢さんに対して、花沢さんの家族に見つかったら、マスオにも責任があるからと断る。ところが、花沢さんのお父さんにバレて、反対するかと思ったら、思い切り大賛成。マスオとカツオが公園でキャッチボールをしていると、お父さんと一緒に花沢さんは着物姿で、磯野家に向う途中に会う。頭にリボンまでしている花沢さん。花沢さんのお父さん、昔、映画会社のニューフェイスに応募したらしい。芸名は「不動三矢(ふどうみつや)」、読み方を換えると「ふどうさんや」。まさにギャグ。これでは合格できない。花沢さんのお父さん、フィルムを36枚撮り5箱も買ったようで、かなり気合が入っている。しかも、鞄一杯の荷物は衣装。カツオに荷物運びをさせる。水着まで入っているようだ。恐ろしい。神社で着物姿を撮り、テニス姿に衣装替え。小道具にラケットまで用意していた。マスオ「その辺(神社)で」と撮ろうとすると、花沢さんはテニスコートに行かされる。公園では文学少女の写真、花沢さん清楚な格好で分厚い本をベンチで読む。全然、似合わない。そして、200枚近く撮って、最後の一枚は、カツオ・花沢さん・タラの三人で撮る。お昼抜きの写真撮影でカツオ達はヘトヘト。「頭がクラクラして花沢さんが美少女に見えてきたよ」とカツオ談。翌日、花沢さんが出来上がった写真を持ってくるが、最後に三人で撮った写真だけ。これが一番、撮れていた様だ。後は、緊張して堅くなっていたようだ。コンテストはもう少し修行してから応募する事に。花沢さんのお父さんは、実はコンテストの応募には反対だったようだ。正面から反対すると火に油をそそいでしまうと、花沢さんのお父さんの親父の真似して、大賛成の振りして、100枚の自分の顔を見たら熱が冷めると思ったようだ。作戦成功。

『ぼくたちマイカー族』
マスオ、電車が信号の故障でヘトヘトになって帰ってくる。息もできないほどの混雑ぶりだったようだ。それでなのか、タラはタクシーの運転手になって、マスオ・波平を会社まで送ると言い出す。波平、その頃は定年になっていると現実的な話しをするが、嘱託になっていると、マスオがフォローする。カツオ、車を買えば問題解決と言い出す。車の置き場所は、花沢不動産に頼むと、ちょうど良い物件があった。ジンロクさんセールスの人に「ぜひ」と言われて試乗している。車を買うらしい。ジンロクさん、車より勉強はどうなっているんだろうか。駐車場をもう決めてしまったカツオを波平は許さないかと思いきゃ、カツオ、釣り竿を買ったレシートで、まるめこむ。波平、伊佐坂先生に頼まれていて、新しい車を買ったら、古い車を貰って欲しいと。愛着がある車なので磯野家で乗って欲しいと。しかも、只という大盤振る舞いの伊佐坂先生。それを図々しく受け取ろうとする波平も波平だが。これで、決まりかと思ったら、運転するマスオが乗り気でない。伊佐坂先生の車は五人乗りだから、家族全員は乗れないからと。駐車場も、借りたいという人が見つかり、ジンロクさんも、いざとなるとふんぎりがつかないと車購入を諦める。オチはタラの電車ごっこ。キップをサザエに渡すけど、それはコンサートのチケットを半分に切ったもの。フネにも渡していたようで… 

『いざ潮干狩り』
ワカメが寝込む。風邪を引いたようで、カツオが心配するのをお医者さんが感心するけど、実は明日は家族皆で潮干狩りだから、心配していたというオープニング。小ネタのオンパレード。皆で、大量のアサリを取ったらサザエ「スパゲッティーボンゴレ」ワカメ「アサリのおみそ汁」カツオ「お母さん(フネ)が作る佃煮」と言い合っていると、フネは「そういう話しはアサリを採ってからにして下さい」と。ごもっとも。マスオが土を掘っていると、大判が出てきた。ビックリするマスオに、声だけはアナゴさんに似ているマナズ顔の中年が振り向く。マスオ、大判と思っていたら、サンダルだったというオチ。サザエ、掘り返すマスオに「採れた?」と聞くと、背中を向けたまま網袋一杯入ったアサリを渡す。ところが、それは別人。青の半ズボン、白いTシャツに赤い横線が入っているという服が全く一緒。それにしても、その人、サザエの声で分からなかったのか。サザエは「すみません」と返しに行くオチ。タラとワカメ、カニを見つける。タラ「何でハサミがついているんですか」と言うと、ワカメは「洋服屋さんだからじゃない」と。ところが、しつこいタラの質問攻めに弱って、ワカメは逆ギレ。カニもどこかに行ってしまう。タラがアサリを見つけて場が和む。ところが、後ろ向きに移動する夫婦のお尻とお尻がぶつかり、旦那の方がタラ達の方に倒れてきた。アサリを落としたタラに、その夫婦は、アサリの一杯入った袋をそれぞれ渡す。サザエも袋一杯入ったアサリを持ってきたと思ったら、波平・マスオ・カツオの回収分だった。サザエはまだ一個も採っていない。フネの潮干狩りは一番効率的。潮干狩りの慣れている人を探して、そこで採れば、すぐに袋一杯に。無駄に動き回らない。波平は見知らぬ人と一緒になって、しゃがんで釣りの話しで話し込む過ぎて、一緒に腰を痛めるという情けないオチ。マスオは、初めて潮干狩りをする若い二人組みの女の子の為に、アサリを採ってあげる。それをサザエに見つかり、怒られるオチ。カツオも女の子に甘い。女の子と同時に土を掘り起したら、大きなアサリを発見。女の子に譲る。カツオ、別の所を掘ると、それよりも小さいアサリを発見。女の子「兄弟かしら」と言うのをカツオは「恋人同士かも」と顔を赤くしながら。カツオの頭はハートマーク。マスオ、アワビの殻を発見。マスオ、カツオに「磯のアワビの片思い」とウンチク。アサリと違って、アワビは貝殻は片方だけだから、一方的に恋焦がれる事を言う。ところが、カツオに大きなアサリを譲った女の子が友達に話しかけながら通りがかる。しかも女の子は「トモヒコ君にあげるの」と。カツオのハートマークが割れてしまう。カツオ「ボクはアワビだ」と。網袋が6袋ばかり。フネ、これだけあれば、ご近所に配れると大喜び。最後のオチは、サザエがサイフを失くして、灯台の明かりで、探すというオソマツぶり。


4月30日
『カツオ立たされ日和』
カツオ、磯野家の庭にチューリップの花壇を作ろうと、スコップで庭を掘る。ところが、気が変わり、サザエを落とす落とし穴に変更。サザエがまんまと引っかかり、叫びながら落っこちるオープニング。ノリスケとイクラが磯野家に遊びに来ると、カツオは玄関口で立たされている。ノリスケ、知っていながら「何しているんの」と聞いてくる。カツオ「雲が綺麗だから」と言い訳するが。イクラ、面白がって、カツオと一緒と一緒に立つ。カツオ、イクラが一緒に立つと目立つからと、タイコさんの所に避難。ところが、タイコさんはいない。運の良い事に、タイコさん、何か白い封筒を忘れて取りに戻ってくる。それにしても忘れ物をするとは、サザエ級の忘れぽさか。サザエのが移ったのか。カツオ、タイコさんの家に行く途中に、三河屋に寄って、ビールをケース注文。波平を酔っ払わせて、ほとぼりが冷める頃に帰ろうする魂胆だと、サザエは言う。「どこまで悪知恵が働く奴なんだ」と波平が少し怒っているが、マスオ「今日は空気が澄んでビール日和だ」と言いつつ、ノリスケ達とビールを飲み始める。カツオが作った、バータとジャムを塗ってハムとトマトをはさんだ特選サンドをイクラと食べる。カツオ、それに納豆をはさめば良かったかな〜と感想を言っていると、チャイムが鳴る。何と、タラがきた。イクラ大感激。タラ、リカちゃんの家に行くとウソをついて出てきたらしい。サザエ、リカちゃんの家に電話するが勿論、タラはいない。その頃、カツオ、タラに特選サンドを食べさせて、男は冒険しないと言いつつ牛乳とサイダーを割ったのを飲ます。マズイようだ。電話が鳴ると、勘の良いタラに判断をまかせると、タラは出た方が言いと言う。カツオは出ようとすると、電話は切れてしまう。実はタイコさんが掛けていたようだ。タイコさん、サザエに電話して、カツオがタイコさん家にいると発覚してしまう。しかも、タラまでいると読まれてしまう。カツオ、サザエが乗り込んでくると読むという心理戦。カツオがタラ・イクラを留守番させて一人逃げようとすると、サザエが乗り込んできた。早い。カツオ、なぜか、酔っ払っていない波平に「バカモノ」と怒鳴られるカツオ。いつものと違うのは、ワカメ「お兄ちゃんはノリスケおじさん達がビールを飲んでいる間に、子守りをしていた」とカツオをかばう。皆で、カツオをかばうので、波平は許す。イクラ、カツオの替わりに玄関口で立つ。タラも立ち、カツオも「小さい子を犠牲にするわけにはいかない」とカツオまで立つ。夕方、一番星が耀く。カツオ「今日は立たされ日和だ」と言ってオチる。

『ウサギが笑った』
カツオ、休みなのに、朝食のトースターを急いで食べる。ウサギの飼育当番の為らしい。タラとワカメが一緒に行くとのを、慌てて断わる。「子供が行くところじゃない」と。ワカメ「(学校は)子供が行くところじゃない」と突っ込みを入れるけど。カツオ、ワカメ達を断わった理由は、他の組の一組の浅沼さん、ウサギの怖い(皆、怒っているみたいだから)らしく、浅沼さんの代わりにウサギの飼育当番を引き受けたのだ。浅沼さん、動物を飼った事がないようだ。浅沼さんから、夕方の飼育も頼まれてしまう。お礼に、母親が焼いたクッキーを渡される。家に持ち帰ると、花沢さんからの電話で5年1組の人が飼育当番だとバレてしまう。かなり怪しむサザエ。花沢さんもカツオが何か怪しいと思ったらしく、調べたらしい。飼育当番は、大堀君というクラスのボスだったようだ。それをなぜか、勘違いして花沢さん、カツオが脅されて、飼育当番を代わったと思われる。カツオ「ウサギが怖いというから」と上手く誤魔化すけど、夕方は花沢さんも一緒について行き、ボディガードを引き受けると言うけど。カツオ、浅沼さんと鉢合わせさせるのは、かなりマズイ。前もって、浅沼さんの家に行く。偶然、買い物に行こうとしたらしく、玄関口が会う。買い物に行く途中の公園のベンチで、夕方の飼育を一時間早めてもらうのだけど、それをワカメに見られてしまう。朝よりは、ウサギに慣れる浅沼さん。ニンジンを食べさせると、パンダみたいなウサギが笑ったように感じられる。グズグズしていると花沢さんに見られると思っていると、浅沼さんと別れた途端、そこに現れたのは、何と、ワカメ。「見いちゃった、見いちゃった」と。ワカメも浅沼さんを知っているようだ。ワカメのクラスの浅沼君のお姉さんらしい。ワカメ、口止め料に、ニワトリの飼育を手伝ってと。そこに花沢さん、何と、バットを持って参上。これは手ごわいボディガード。カツオ「いじめられても、脅されてもいない」と言うと、花沢さん、帰ってしまう。翌朝、一人で飼育当番する浅沼さん。一安心なんだけど、カツオの本音は、もう少し一緒に飼育当番をしたかったようだ。ワカメのニワトリの飼育当番の手伝いをさせられるカツオ、ワカメに「最近、タマゴを生まないの」と言われて、カツオは「専門家に聞こう」と。ワカメ、子沢山の妊婦を指差して「あの人に聞こう」と走り出す。カツオ、必死に止めるのがオチ。それにしても、恐ろしいワカメ。

『連休バンザイ』
連休前に、カツオ達、波平達に連休中、どこか連れてってと交渉しようとする。波平「最近、腹だけは貫禄が出来た」とボヤく。同僚の岡島さん「連休が終れば引っ込みますよ。あちこち引っ張りまわされて、財布はからっぽ」と。マスオ、手帳を拾う。交番に届けるマスオ。手帳には、動物園、潮干狩り、映画と連休中の予定がぎっしり書かれていた。ちょうど落とし主が現れて、警察官とマスオが「ご苦労さん」と。マスオがバス停で待っていると、波平と会う。焼き鳥屋の屋台で、連休の過ごし方について打ち合わせ? フネ「家に帰ってから相談すればいいのにね」と、もっともな意見。波平達「今年の連休は長いからな〜」「こっちの身体を休める期間を入れてもらわない」と、子供達の期待を裏切る発言が、酔っ払って飛び出す。カツオ達、どこに連れてってくれるのか期待でワクワクしていのに。さて、行き先は言うと決まっていない。波平・マスオ「子供達の意見を聞いてみない」と言うけど、最初から飲む口実だったようだ。翌日の夜に家族で決めることに。ところが、波平は急に部長と一緒に取引先に同行する事に。マスオはマスオでマージャン。カツオ達、逃げ回っているとしか思えないと。翌朝、波平・マスオは休み。寝ている波平をタラを使って起こす。カツオ達もすぐ後に部屋に入ると、波平いきなりの反射テストを行なう。波平が言った言葉に、すぐに答えるテストだけど、波平「富士山」カツオ達「高い」波平「春」カツオ達「眠い」波平「連休」カツオ達「混雑」と聞いて、波平「だから家にいよう」と寝てしまう。タラ「ダメです」。波平「冗談冗談。ちゃんと話し合いをするから、もう少し寝かせてくれ」と寝てしまう。マスオはというと、カツオ達に「時刻表と旅行の本を取ってくれ」と言いながら、それを枕にして眠る始末。カツオ、波平はあまり連休に遊びに行くのはあまり気乗りがしないらしいと判断。ここでカツオ策を練る。カツオ「経済的にも体力的にも負担をかけたくない」と波平に言うと、波平「連休を過ごす為の体力と経済力はあるから心配するな」と逆ギレ。波平達、ジェットコースターに乗り、動物園に行ったり、イルカショーを見たりと、疲れて帰ってくる。これって、一日で遊んだのか。マスオのカメラも最後の一枚。連休の最後を飾るのを探していると、カツオの宿題を見る波平。マスオが「ちょっと笑って」と場の空気を読めないマスオ、カツオを振り向かせようとすると、カツオ「宿題」と怒ったところでオチ。


4月23日
『ホメられ派タタかれ派』
タラちゃんが波平の肩を叩くと、褒める波平。それが、カツオだと「もう少し心をこめてやれ」と。それでカツオ、強く叩くと波平に怒られる。カツオ、タラちゃんとは態度が違うと当然、不平を言うけど、人間には褒められて伸びるとタイプと叩かれて伸びるタイプがあるという。タラちゃんは褒められて伸びるタイプで、カツオは叩かれて伸びるタイプらしい。サザエもカツオは叩かれ派と思っているようだ。間違って褒めたら、調子に乗って何をするかわからないとまで言われてしまう。ワカメ、タラ、花沢さんまでカツオは叩かれ派だと言われてしまう。カツオ、花沢不動産から帰ってくると、タラちゃんが叩かれ派になりたいと言い出す。波平が怒鳴る「バカモノ」は「頑張れ」と、聞こえるらしい。タラ、波平に怒鳴られたいらしい。タラ、波平(マスオと囲碁中)に怒鳴ってくださいとお願いする。波平「バカモノ」と言うが、猫なで声でかなり気持ち悪い。一瞬、俺は鳥肌だ立ってしまった。カツオ「今のは、全然、心がこもっていない」と不満。波平「タラちゃんは何もしていないから」だと言うけど、タラちゃん、何と、波平の気に入っている掛け軸にシールを貼ってイタズラをしていた。波平、怒れない。ところが、サザエに怒られて、タラちゃんは泣きだしてしまう。タラ「おばあちゃんの子になる」と言うけど、フネは掛け軸のシールを取るのに必死。カツオが上手にはがしてしまう。フネ「カツオでも役に立つ事があるんだね」と、言われる。タラ、ワカメに「ボクをワカメお姉ちゃんの子供にしてください」と。何を考えているのやら。カツオ、掛け軸のシールを取ったので、波平に褒められる。カツオ「ボクも褒められ派の仲間入りだね」と言うけど、波平「それは時と場合によってだな」と。これが、オチにつながるとは… カツオ、庭でボール遊びをしていて、波平が手紙らしきものを書いているところで、ボールが飛び込んできて襖を破いてしまう。波平、ボールを取って怒ろうとするけど、ボールが転がって机の下に手を入れると、紛失した万年筆を発見。カツオが失くしたと思ってカツオの頭をゲンコツで殴った事があるのを思い出す。波平に怒られると思って、庭で頭を下げているカツオに、全然、怒らない波平。カツオ、本当に褒められ派になったのかなというのがオチ。最後に、波平、自分で自分をゲンコツして終る。

『淑女のたしなみ』
カツオの友達・平山から、自分の母親が忘れぽくて困ると相談される。しかし、カツオ、その母親の化粧鏡に置かれている沢山の化粧品を見て「これだけの化粧品の順番を覚えているなんて、忘れぽくない」と断言するオープニング。友達は淑女のたしなみだと言うけど、サザエの化粧品は少ない。サザエは淑女のたしなみがないと。サザエ、淑女に変身する話し。サザエの家に、マスオが大学の時の後輩を二人連れてくる。運良く、サザエは酒のツマミになりそうなのを買い込んでいた。マスオ、後輩を連れてくると、サザエは玄関で着物姿でお出迎え。後輩達、かなり緊張している。サザエ、言葉遣いまで品が良くなっているけど。波平まで、品がいい。後輩達が帰る時にマスオに「今度は外で羽目を外して飲みましょう」と言われてしまう。数日後、近所のおばさんが、お茶の先生がくるからとサザエをお茶に誘う。何と、その部屋には、マジックミラーがある。カツオの友達のお茶のお母さんがやってくる。何と、そのお母さん、手鏡で顔を化粧しながら、お尻で訪問のブザーを鳴らす。本当、人は見かけによらない。しかも、その平山のお母さん、ノリスケが飼い犬に襲われているのに、マニキュアが乾くまで待ってという。人の命より、自分の化粧。

『ぼくは独立する』
カツオ、人に届け物を届けるのに、フネから「教えたとおりにやるのよ」「車に気をつけなさい」と、口ウルサイ。しまいには、ワカメを使って「成績表の事を聞かれてもベラベラ喋るな」とバス停まで追いかけてフネの伝言を伝える。前にバスを待っていたメガネのおじさんにフフフフ…と笑われてしまうオープニング。カツオ、サザエ・フネはボクに干渉しすぎるんだよと、これでは将来、嫁の来てがないよ、ウルサイ姑と小姑がいるからと。サザエ、うるさく言うのは、カツオが頼りないからだと。それで、カツオ、独立心を持ってもらうことになる。カツオ、翌朝、8時30分に起きてしまい遅刻する。カツオ、独立した事の言い訳をかおりちゃん・早川さん・花沢さんに言うけど、あんな姑さんがいたら歓迎だと。カツオ、三人に責められている。カツオ、情けない事に、ワカメに5円で起こしてもらえるように頼むけど、ワカメには断わられる。ワカメ、ちょうどタマが部屋に入ってきたので、タマの前に5円を置いて「タマに起こしてもらえば」と。猫に小判、タマも5円を前に?マーク。


4月16日
『カツオ人生論』
カツオ、縁側で「流れる雲を見てふと、考えた。ボクは何者なんだろう」と独り言。ところが、サザエが「何者って、磯野カツオじゃないの」と言って茶化される。カツオ、この家にいては一人、人生について考えられないと言うと、カツオ、サザエには熱があるんじゃないのと言われ、タラには「体温計を持ってきます」と言われてしまう。カツオ、誰の顔も見たくないと言い、押入れから、カーペットほ取り出し、それを三つにして立てかけて、上にはフタをして引篭もる。会社帰りのマスオには、一人の部屋があっていいな〜と言われる。マスオ、もしや一人になりたいのか。カツオ、一人になって人生を考える。サザエ、波平にカツオ引篭もりの事を言うと「そうか、カツオも人生について考えるようになったか」と喜んでいる。波平、カツオに明日からワシの部屋を使いなさいと提案。波平、明日から、三日間、北海道に出張のようだ。フネはワカメと寝てもらう事に。カツオ、花沢さんに、一人になって人生について考えようと思うんだと言うと、花沢さん、カツオは一人で人生ゲームしようとしていると勘違い。カツオ「花沢さんもうちの姉さん(サザエ)と同じレベルだな」と言われると、逆に花沢さん、喜ぶ。カツオが家に帰ると、波平の部屋にカツオの物が置かれている。机の上には人生論の本も。本は、マスオが学生時代に読んでいたもののようだ。ところが、本は文字が二段に分かれて、ぎっしり埋まっている。マスオ、カツオ君なら読めると思ったらしいけど。中島君からの電話が掛かるが、サザエはカツオにはつながないで、一人になって自分を見つめなおしたいと、中島の誘いを勝手に断わってしまう。中島「自分を見つめなおすって、顔に何か出来たんですか」とマジボケ。笑ってしまった。カツオ、結局は寂しくなる。タマと一緒に寝ようとすると、タマから逃げられてしまう。マスオ、人生論の本にペラペラマンガを書いていたようだ。それも、相撲取りがドスコイとシコを踏む場面。あんまり退屈な本だったので、ペラペラマンガを書いたらしいけど。マスオも一人になった時に「何者なんだろう」と考えたらしい。マスオとカツオが話しているのをサザエが見て、人生論で盛り上がっている勘違い。フネが様子を見に行くと、カツオはメモを取りながら本に向っていた。本当はペラペラマンガ作成中。フネは波平に電話すると、波平「カツオも大人になったじゃないか」と親馬鹿ぶり。カツオもロボットのペラペラマンガ完成。波平が帰ってきて、ワカメとタラにはお菓子のお土産、カツオには絵葉書。今のカツオにピッタリの絵葉書だと言って渡したのは、、クラーク博士の絵葉書。カツオ「絵葉書は食べられないし」と言うと、波平、カツオの分もあると言って、後で渡す。やっと、カツオは部屋に戻る。もう考える事が無くなったからねと言うけど、本当は何を考えていたのか。

『タラちゃん買い物上手』
タラ、リカちゃんが一人でお買い物をしている様子を見て、自分も一人で買い物をしたくなる。しかも、一人で。リカちゃんは後ろからリカちゃんの母親が後をついてきてくれたけど、タラは本当に一人で買い物をしたい。サザエに一人で買い物をしたいと駄々を言う。仕方なく、薬局でタラちゃん用の歯ブラシを買ってもらうことにする。後ろからサザエがついてこようとすると、ついてこないで下さい拒否。それでも、サザエがついてこようとすると、三丁目公園でサザエをまいてしまうタラ。サザエ、先回りして、薬局に電話して、タラがやってきて、歯ブラシを買いに来ると店員に伝える。タラがやってくると、タラが何も言っていないのに、歯ブラシを買いに来たのねと言って、タラに怪しまれそうになる。店員はそれを誤魔化そうと、風船をオマケに渡すが、肝心の歯ブラシ持って帰らずに、家に帰ってしまう。タラもタラだけど、店員も店員。他のものを買いに行きたいと言い出すタラ。今度は肉屋でハンバーグ用のひき肉300g。メモにはサザエの顔つき。サザエ、タラの尾行にカツオ任命。勿論、お駄賃500円を催促するカツオ。サザエ、肉屋に電話してあったので、うまく買える。タラ、すぐには、家には持ち帰らず、リカちゃんの家に行き、リカちゃんに一人で買ったと、タラはお買い物上手と自慢する。リカちゃん「何よ、私だって負けないから」と。タラちゃん、大好物のコロッケをオマケに貰う。オチは激安バナナの叩き売り。タラ、バナナ70円の時に、すぐに買う。サザエ、もう少しすれば安くなったのにと言うけど、叩き売りは80円、90円とドンドン値が高くなってゆく。タラちゃんはサザエよりもお買い物上手だと証明された感じかな。

『春の散歩道』
波平が、家の前で道を聞かれるけど、大きな広告塔のネオン塔がなくなっていたり、角の自転車屋で聞いてくださいと言ったら、その自転車屋さんはリホーム中。波平、うっかり道を教えられんと、波平、慌てて、道を聞いたおじさんを追いかける忙しいオープニング。マスオ、小学校時代の友達が東京に来るので、観光バスで東京見物に行く事に。タラは、波平とまだタラが行ったところもない知らない道を行くと言うお散歩。マスオ、サザエから案内用に2万円お小遣いをもらう。サザエ、家の前で道を尋ねられる。沼田さんの家を探しているらしい。が、サザエは角を左に曲らないといけないのに、逆に教えてしまう。慌てて、追いかけてゆく。マスオ、観光バスのバスガイドがせっかくガイドしてくれるのに、一人で「皇居だよ」「丸ビルだよ」というので、バスガイドついにキレてしまい、マスオがガイド役に。バスガイドはマスオの席に座ってしまい職務拒否。マスオ、電話でサザエに「疲れてしまった」と。波平とタラの散歩は、ほのぼのムード。山吹という花を見ていると、そこの家の人が話しかけられる。山吹鉄砲を作ってもらう。タラ、チョウチョを追いかけたり、菜の花をもらったりと、楽しい一日だったようだ。


4月9日
『初恋橋わたろう』
カツオ、花沢さんの「美味しいお団子屋さんがあるから」に釣られて、女の子の雑誌に紹介された初恋橋を一緒に渡ってしまう。初恋橋を渡ったカップルは将来結ばれるらしい。それにしても、団子屋に釣られて、初恋橋を渡ってしまうとは、カツオ、不覚。カツオ、家でも、ふさぎこんでしまう。波平「そんな下らない事を考えるから、勉強せんか」と。カツオ、勉強どころか、学校にも行きたくないと。花沢さんが、今日中に、かおりちゃん達に電話しているだろうからと。ところが、学校に行ってみると、花沢さんが熱を出して休み。学校の先生がそう言うと、カツオ「あの花沢さんが熱」とビックリ。先生は「花沢だって人間だぞ」と。先生から、花沢さんにプリントを届けて欲しいと頼まれるカツオ。学校帰りに、花沢さんの家に寄ると、花沢さんは朝から布団をかぶったまま寝込んでいた。カツオが声をかけると、カツオと渡った橋は初恋橋ではなかったようだ。本当の初恋橋はもっと上流の橋で、カツオと渡った橋は失恋橋で、その橋を渡ったカップルは必ず別れるらしい。カツオ、ホッとするのだが、花沢さん「磯野君は、失恋橋の方が良かったの」と怒りそうになるけど、カツオ「そういうジンクスは信じない」「ボクは科学的な人間だから」と誤魔化す。サザエ、マスオと待ち合わせて食事に。その前に、サザエ、婚約時代を思い出して、初恋橋を腕を組んで渡ろうとする。サザエ達が初恋橋を渡ろうとしていると、橋の先の団子屋の前を通るのは着物を着た美人。サザエに頭を下げたようだけど、マスオはサザエの知り合いだと思って「どうも」と頭を下げる。サザエ「どなたなの?」と知らないらしい。それで、食事もしないで喧嘩して、帰ってくる。カツオ「あの橋は初恋橋でなくて、失恋橋だよ」と言うと、サザエ「別れるかもしれないわね」と。波平は「いい加減にせんか」と、怒ってしまう。実は、着物を着た美人は、歯医者さんの先生だったらしい。サザエ、マスオの会社に謝りの電話を掛けて、一件落着。マスオ、ここ半年ばかり歯医者にはお世話になっていないようだ。橋と言えば、裏のおじいちゃんとおばあちゃんの出会いも橋だった。今では照明も周りの様子も変わり、大きな橋になっているが、おばあちゃんが草履の緒が切れて、おじいちゃんが緒を直したのがロマンスのきっかけだった。それが、今では、若い女の子の車の故障を直す若者。それをおじいちゃんが見て「小道具も変わった」というのがオチ。

『カツオひとりで外食』
あさひが丘駅近くのラーメン屋にカツオと波平が行くと、花沢さんが一人でカウンターで食べている。「父ちゃんと母ちゃんが忙しいらしい」。花沢不動産も繁盛しているようだ。そこのラーメン屋は、ラーメンよりもタンメンが美味しいらしい。カツオ、一人で外食した事がないからと、完全に差をつけられたと落ち込む。しかも、中島も寿司政で一人でカウンターで寿司を食べていたのをマスオ達に聞いて、さらにカツオは落ち込む。マスオ、寿司屋の付け台の前に座ってお寿司を食べるのは恐いらしい。タラ「オバケが出ですか?」と聞くが、マスオ「お勘定が恐くて」と。何とも情けない。カツオ、郵便ポスト(420円)の貯金箱からお金を出して、寿司政に行く。カツオ、緊張しているのか、変な歩き方で寿司政に行こうとしていると、テニス帰りのウキエに会う。カツオ「お寿司屋さんで一番安いのは何ですか?」と聞く。ウキエさん「のり巻きとか、かっぱ巻きじゃない」と。カツオ、かっぱ巻きだけを注文しようとしているのか。カツオ、寿司政の店に入ろうとすると、主婦達が通りかかり、口笛を吹く真似をして躊躇する。カツオ、何とか店に入り、主人に「はじめまして」と挨拶する。寿司屋の主人は、カツオの事は知っているのに。カツオ、モジモジしていると、トイレだと思って、主人はトイレを貸すのだけど… 結局、カツオはトイレだけ借りて、帰る事に。カツオ、一人で寿司を食べるのは失敗。カツオ「ボクは中島以下の人間だってわかったよ」と落ち込む。それをマスオは「ボクだって初めて食堂に行ったのは高校生だよ」と慰める。マスオ「ボクがサザエと結婚して幸せだと思うのは、皆と一緒に食事が出来るから」「食事というのは、気の会う人と楽しく食べるのが一番だよ」と。中島のおじいちゃんと会社帰りの電車で会った波平、中島の重大な秘密を聞いたらしい。中島、寿司屋では一人ではなかったようだ。ちょうと、中島のおじいちゃんがトイレに行っている所をマスオ達が見たらしい。

『頼られるマスオ』
マスオと一緒に映画を観に行くと、映画の帰りにカツオとワカメが「のどが渇いた」と言うと、マスオは喫茶店に連れて行き、パフェを食べさせてくれるけど、波平は駅のホームの水を飲ませるという印象らしい。カツオ「大人の気持ちはわかるのに、子供の気持ちはわからないんだ」と、波平批判は酷。


4月2日
『春色ロマンの城下町(前編)』
「サザエさん生誕60年SP」という事でサザエさんは4本立て。カツオを追いかけるサザエ。家の外まで追いかけるとは、どんなイタズラをしたのだろうか。三河屋の前にトラックが停まっており、そのトラックの影からカツオの足らしきのがサザエに発見される。「今日と言う今日は勘弁しないから」というサザエ。カツオを後ろから捕獲と思ったら、別人。イガグリ頭なんだけど、全然違う顔。サザエ、その男の子に謝る。カツオ、トラックの荷台に隠れていた。カツオ、荷台からサザエが男の子に謝っているのを安心して聞いていると、トラックが動き出す。カツオ、ビックリ。トラックが止まったと思ったら、高速で降りられないカツオ。磯野家では、波平・マスオ達が心配する。カツオが乗っているトラックが、やっと止まる。トラックにはお父さんと、カツオの頭に似ている男の子・ヨシヒコが乗っていた。お父さんが荷台のシートを上げると、カツオが寝ていた。磯野家に電話が掛かる。カツオからなんだけど… カツオ、宮城県の登米にいると言う。波平、電話口で「バカモノ」と怒鳴るけど、電話には男の子のおじいちゃんが出ていた。カツオ、仙台味噌を卸しにきたトラックに乗っていたようだった。波平、カツオのいる登米の地名から、ある人を思いだす。波平、名刺を探し出すと、登米町歴史資料館館長の高橋洋を知っていた。去年、出張した時に新幹線で隣りに座っていた人で、風鈴をヘッドホンで聞いていた人だった。波平にも聞かせてくれたようだ。町で作っている風鈴の音だった。波平、心が癒される音だったようだ。「機会があったら訪ねてください」と言われたようだ。それで、明日、遊園地に行く予定が、マスオの運転でレンタカーで登米に行くことに決定。磯野家皆でいざ登米に。桜並木を通るけど、ワカメ「もう散っちゃったの」と言うが、まだ咲いていないんだけど… 偶然、橋を渡っている時に、網を投げている舟を発見するタラ、タラがその舟に乗っているカツオを発見。良く見ていたな… 止めた車からサザエ・波平、ワカメ、タラが飛び出てカツオのもとに。川か北上川で、カツオ、怒鳴る波平に「北上川の雄大な流れを眺めてごらんよ、怒る気がしなくなるでしょう」と、なだめる。おじいちゃんから、ウナギの店に案内しなさいと言われる。マスオ・サザエ・ワカメはウナギを食べようとするけど、波平・フネ・タラはどこかに出かけで、別の所で昼食を取る事に。カツオ、顔ぶれから、ウナギを取ろうか、それとも波平が行く所に行こうかと悩む。結局、波平を選ぶ。ワカメ、ウナギを食べながら「お兄ちゃんたち何を食べているのかしら」で、つづく。

『春色ロマンの城下町(後編)』
波平達は、おじいちゃんの昔の小学校にきていた。校舎は百年以上前に建てられたもの。カツオ、小学校の見学より、ご飯を心配するのだけど、ご飯は、何と給食。ここでは、昔懐かしい給食を食べさせてくれるらしい。牛乳に、コッペパン、みかん、揚げ物があった。ヨシヒコはウナギはあまり好きでないようだ。カツオ、ヨシヒコと喧嘩していると、校長先生に立たされるとおじいちゃんが忠告する。フネ、波平と並んで給食が食べられるとは、と感激していた。タラも一年生になったみたいと喜んでいる。「(ヨシヒコが給食だと教えてくれなかったので)とんだ災難だよ」というカツオに対し、ヨシヒコは「男らしくないぞ、ウナギぐらいの事でクジグジ言って」と喧嘩になり、男と男の勝負する事になる。ヨシヒコ「3時に校門で待っている」と、出ていった。波平達が城下町を歩く。サザエ達と待ち合わせて、風鈴の製造元に行く。カツオ、竹刀の音とヨシヒコの声が聞こえたので、見に行くと、おじいちゃんとヨシヒコが竹刀で剣道の練習をしていた。松笠風鈴では、波平達は風鈴の音を聞いていた。店の人からお茶でもと言われる。テツリンや、わらわら(土地の言葉で「早くしなさい」という意味で、大根おろし)を見せてもらう波平達。近所の子からヨシヒコは剣道と柔道の達人と聞いて、カツオ、ビックリする。カツオ、校門の前に行く。勝負は雑巾がけ。二人で勝負していると、校長先生に見つかってしまう。校長先生に、二人とも立たされている。波平達がカツオを探しに校舎に戻ると、観光客の笑い声がする。カツオ達が立たされているのを、観光客は「懐かしい」と笑っていた。サザエ達は恥ずかしがる。この校長先生が、高橋洋だとわかる。カツオとヨシヒコが仲直りする。夕方「東京の立たされ坊主」「元気でね、登米の立たされ坊主」と言い合って、別れる。

『がんばれ新1年生』
波平「学校でも会社でも一年生は慣れるまで大変だから、一年生が困っていたら助けてあげるんだぞ」とカツオやワカメに言う。カツオ、一年生の木下マサル君を家まで送る。一年生が慣れるまで上級生が一人一人につくようだ。このマサル君は、しっかりした子でちゃんと挨拶も出来る。でも、後ろから心配する母親もいるとけど… 朝、マサル君が磯野家に。が、カツオは寝ている。慌て服を着て玄関に行くカツオ。一緒に登校するカツオとマサル君。給食も上級生と一緒に食べるけど、中島の一年生は、食べ終わらないのに、外に遊びに行ったり、花沢さんの一年生も「ごちそうさま」と言ったまま片付けもせずに、逃げてしまう。マサル君はちゃんと食べて、後片付けもちゃんとする。マサル君、好き嫌いはないようだ。マサル君はよそ行きの顔をしているんじゃないかと、マサル君を家に呼ぶカツオ。クッキーを持ってくる。トランプを子供達でやる。サザエが夕刊を取りに行くと、外にマサル君の母親がいた。心配で見にきていたようだ。マサル君は大人びているようだけど、入学式の前は友達が出来るかどうか心配だったようだ。サザエ「一年生のお母さんも一年生なんだよね」と名言。マサル君「カツオにいちゃんと呼んでいいですか」とカツオに。カツオ「いつでも遊びにおいでよ」と言ったら、マサル君、日曜日まで遊びにくるように… 朝早く慌てて、パジャマから服に着替えるのがオチ。

『お花見最前線』
波平と一緒に帰る同僚、もうすぐ花見になると話す。恒例の部長の裸踊り、井上君のヤギブシ、酒乱の同僚は 「ハゲ頭のチンチクリン、引っ込め」と波平に言うのだろうと、ガックリして歩くのがオープニング。花見シーズン到来。磯野家でも花見に。「カツオは花よりだんごだろう」とフネに言われるカツオ。次の休みに皆で花見に行こうとするけど、ノリスケは別の花見、会社の同僚の花見でノリスケが幹事で不参加に。イクラ達は参加。マスオ、カメラをクビにぶらさげて用意万端。サザエは化粧、ワカメは服選び、フネはお弁当・お茶・お菓子とかの準備で遅くなっしまう。波平「女性の支度は時間が掛かっていかん」と不満。ノリスケ、場所取りの為に夕べから花見会場に。ノリスケ、寝袋の中で寝ていると、もう花見は始まっており、場所取りしているのに、寝相が悪く寝袋ののままゴロゴロ転がってしまい、シートが風で飛ばされ、場所取りの意味がなくなってしまう。ノリスケ、花見の場所を探す事に。もう会場では、ドンちゃん騒ぎで、場所がない。大花見ヶ丘公園に磯野家の皆がくるけど、場所が取れない。手分けして探す事に。カツオ・波平・マスオが場所があるけど、桜がないところに行くと、崖の上から寝袋が落ちてきた。ノリスケが落としてしまったのだけど… ノリスケの同僚も呆れて帰ってしまったようだ。ノリスケ、双眼鏡で見て「遠い桜も近くで見えます」とか言っている。ノリスケが双眼鏡を覗いていると、空き場所を発見。花見客が帰ったところかも。すぐにそこに向うと、シートが置いてある。波平達、ガックリしていると、ノリスケは「ボクのシートだ」と。波野ノリスケと名前が書いてあった。シートが風に飛ばされて、ちゃんと取っていたようだ。花見が始まり、波平、かなり緊張して花見をしていると思ったら、テレビの取材をされているようだった。帰りの電車、タラは笑いながら寝ている。オチは、マスオ。カツオが「写真、早く現像してよね」と言うけど、マスオ、場所探しに夢中で写真を撮るのを忘れたようだ。


3月26日
『カツオ財テク術』
波平、新聞で「世の中に金で変えない物ない」という記事を読み嘆く。するとカツオは、世の中でお金で買えないものは一杯ある。例えば「父さん」と白々しく言ったら、波平から千円こづかいをせしめるオープニング。タラをマスオが足と手で持ち上げて飛行機だと遊んでいる横で、カツオはサザエに波平に使った手口「姉さんだって。お金で買えない大事な存在だよ」と持ち上げる。サザエには通用しなかったけど、カツオ「姉さんがいたからこそ、マスオ兄さんと言う素晴らしい義理の兄が出来たんだから」と。マスオがそれに反応して、こっそりとカツオに300円を気持ちだと。マスオ、それにしても少ないじゃないのか。給料日前だからと言っても… カツオ、ワカメに「お金が欲しかったから、いつでも言って」と。お金を貸すようだ。兄弟だから利子も安くすると言っているけど… カツオ、お金を数えてニヤニヤしている。サザエ、千円、両替したいらしい。カツオが両替するけど、手数料として100円ごまかす。カツオ、ジンロクさんの車を洗う。こづかいをせしめようとする魂胆を見抜いたサザエは。ジンロクさんに「カツオには絶対にアルバイト料は払わないで」と。車内を掃除した時にシートの下に落ちていた小銭をジンロクさんからバイト料のかわりに貰う。タイコさんの家に何かバイトはないかと、カツオが行くが、すでにサザエの手が回っていた。カツオ、誰にも言わないでよとタイコさんに、お金を貯めている理由を話す。実は株で一儲けようと思っているらしい。ところが、絶対に誰にも言わないでねとカツオとの約束を破って、ノリスケに言ったらしい。ノリスケから波平の耳に、カツオが株をやろうとしていると伝わる。波平「小学生が株をやるなんで20年早い」と。確かに、そうだけど。カツオ、波平に呼び出される。すると、株は株でも株式の株ではなく、カツオがやろうとしている株とは、野菜のカブ。野菜のカブを買って、漬物を作る。かおりちゃん達が掃除の時間で「ぬかづけは好きだけど、自分では作りたくない」というような話しを聞いたらしく、それで将来、美味しいヌカヅケを作って大儲け出来ると考えたようだ。何でカブかと言うと、かおりちゃんはヌカヅケの中で一番好きなのはカブだったから。カツオ、会社名まで考えており、名前を株式会社株。カツオ、寝ないで考えたようだけど、皆、カツオの考えに呆れる。カツオ、フネからヌカヅケのやり方を教えてもらうけど、カツオ、漬けたくなる。結局、貯めたお金で、スニーカーを買う。大金を持っていると落ち着かなかったようだ。そのスニーカーを見たマスオ、急にハイキングに行こうと提案するけど、カツオは雨上がりの道でスニーカーを汚すのは嫌だからと、家で留守番。

『母さん相談室』
三丁目派出所のお巡りさんから「近頃は女性の犯罪も増えていますから気をつけてください」と言われるフネ。フネ、恐る恐る家路に急いでいると、女性の強盗。トンカチを持ってフネを。フネ「出たー」と、オバケが出たみたいに驚く。強盗は、フネのお金を強盗するかと思ったら、フネを公園のベンチに座らせて「おとなしく愚痴話しを聞くんじゃ」と。それにしても、トンカチで強盗とは何かお間抜け。女性の強盗はおばあちゃんで「せがれは嫁の言いなり放題。この間は孫までが。誰も私の話しを聞いてくれない」と身の上相談され、フネのヒザで大泣きされるオープニング。カツオ、波平にお小遣いの値上げを交渉するけど、即却下。カツオ、フネに「お父さんはどうしたら、お小遣いを値上げしてくれるかな」と相談すると、フネは「一生懸命に勉強して成績を上げる事。お手伝いを嫌がらずにやってくれる事。兄弟喧嘩しない事…」と。カツオ「現状維持でいいや」と諦める。セールスマンがやってきて、フネが対応すると、そのセールスマンの身の上相談に。あまりにも話が長いので、サザエは、セールスマンには鰹節をといで、フネにはえんどう豆を剥いてもらう。結局、そのセールスマン、何にも売らずに帰っていた。フネ、そのセールスマン、何を売ろうとしていたのかさえも分からない。フネの聞き上手で、親身になって相談に乗ってくれるから、相談しやすいのかも。フネ、英会話を習いたいと。身の上相談を受けた人が、英語を話すと知って興味を湧いたようだ。40年前に英文科を出たおばあちゃんが磯野家に。英語を教えてもらうかと思ったら、英語の先生の愚痴話しを聞く羽目に。フネは熱心にテーブルに身を乗り出して相談に乗っている。「嫁の実家で知恵をつけているのよ。(息子さんは)嫁の言いなり。嫁も私の歳になれば思い当たるのよ…」と。

『花壇にメダカを』
マスオ・波平が庭に花壇を作る。縁に使っていたビール瓶が四本足らないからと、ビールを飲みだすマスオ・波平。タラ、りかちゃんからメダカを貰う。タラは、庭に池を作っていると思ったようだ。メダカを返そうとするけど、リカちゃん達の家族は旅行に行ってしまう。メダカを飼うにしたって、タマがいるからダメ。タラ、タマがメダカを一匹食べてしまったと思って、タマを怒ってしまう。しかし、メダカは水草に隠れているだけだった。タラに叱られたタマは家出してしまう。結局、タイコさんの家にきていたので、翌日イクラがタラを連れてくる。イクラ、メダカを気に入り、タイコさんの家で飼う事に。ところが、旅行から帰ってきたリカちゃん「メダカを川に逃がしてあげて」と。旅先の小川でメダカを見て、うちのメダカよりも元気に泳いでいる姿を見たからだそうだ。タイコさん、大きな鉢に移し替えた時に、水道水を使ったようで、メダカは元気を無くしたようだ。イクラを説得して、メダカを川に逃がすことになる。オチは、磯野家の花壇に何を蒔こうかサザエが考えていると、タラはもう蒔いたようだ。カツオに言われて、柿の種。タラ「八年経つとわかる」とサザエに言うが、ツマミの柿の種なら、八年経ってもわからない…


3月19日
『待ってました大統領』
タラ、リカちゃんの家で、喧嘩。「大統領が家にくる」と言い張るタラに、リカちゃんは「ウソツキ」と。リカちゃんの母親が仲裁して、話しを聞くと、タラの勘違い。大統領ではなく、棟梁というオープニング。磯野家に、風呂場を直しに棟梁がやってくる。弟子を連れて。弟子の本名は金太郎で、ジミーと呼んでくれと言っているらしい。ジミーは、茶髪で、頭にサングラスをかけて、耳にはヘッドホンをつけ、いつも音楽を聴いている。それに、派手な服を着て、とても大工には見えない。ジミーは休憩中にサザエにエスプレッソを頼む。ここで、フネがエスプレッソを知らない。フネと庭で立ち話ししていたオカルから、インスタントのエスプレッソを貰う。棟梁は新しい弟子のジミーに対して、何事も大目にみているようだ。それを良い事に、棟梁が仕事をしているのに、まだエキソプレッソを飲んで休憩中。サザエ、怠け者のジミーに対して、どうも気に食わない。タラにもガンガンに鳴るヘッドホーンつけさせて、サザエ曰く「鼓膜が破れたらどうするの」と怒っていたしまう。昼ごはんは、大好物のハンバーガー。棟梁は「あいつ(ジミー)はでっかい口を開けて食べるパンが大好物」と。タラにも買ってあげていたようだが。タラ、ジミーの弟子になりたいと言うほど、ジニーを慕う。翌日なのか、ジミだけが磯野家に。棟梁はぎっくり腰をやってしまったようだ。ジミー「失敗したら棟梁にやり直してもらうスッ」と言って仕事を始める。ジミー、言葉の後ろに「…スッ」とつける。タラもジミーの真似して、ヘッドホンをつけて「ジーミにさんに借りたスッ」と。サザエがヘッドホンを聴いてみると、お馬の親子という童謡だった。タラの為に、入れてくれたようだ。ジミー、風呂場の窓枠を直し終わる。意外にも早く。サザエがエキスプレッソを入れるというが、もう一軒寄るからと断る。ジミー「風呂に入るときはヘルメットをかぶった方が良いかも」とサザエに。窓枠が落ちてくるかもと冗談を。波平とマスオ、ジミーが棟梁をおんぶして、あさひが丘整形外科に通院する所を見かける。しかも、棟梁は子供みたいにスヤスヤ眠っていた。マスオ、見かけよりも良い青年だと、高評価。タラとマスオが風呂に入っていると、窓枠が落ちたような音が。台所にいたサザエが慌てて、風呂場に駆けつけるが、実は、キャタツが倒れてバケツに当たった音だったようだ。タマがドラ猫に追いかけられて、ピンチ。数日後、サザエ・フネと棟梁が縁側でお茶を飲んでいると、角刈りの青年がやってくる。これが、ジミーさんだった。やる気が出たようだ。サザエ、タラに「待ってました大統領」と言われると、顔を赤らめる金次郎がオチ。

『演技派カツオ』
いきなりカツオが女装。サザエの服を借りて、カツラをつけていた。そこに、化粧品のセールスマンが磯野家に。そのセールスマン、カツオに口紅を塗ってあげる。最後まで、カツオが男だと気づかれなかったと、自分の演技力に自信を持つ。そこに、サザエが帰ってくる。サザエ、カツオが着ている自分(サザエ)の黄色いセーターやスカート見ても、カツオだと気づかない。カツオを、カツオの友達だと信じるサザエは、オレンジジュースとケーキを持ってゆく。サザエ、自分の部屋に戻ると、部屋が荒らされているのに気づき、やっと、カツオだと気づく。カツオ、スカートのまんま正座させられ、サザエに説教させられる。カツオ、変装と演技力がどれだけ通用するか試したかったと。カツオ、セールスマンがくれた化粧品のサンプルをサザエに渡したら、すっかり、サザエはご機嫌になる。カツオが一人でみかんを食べていると、タラとワカメは「ズルイ」とやってくる。カツオ、すっぱそうな顔をすると、タラ達「いらないです」と逃げていってしまう。カツオ「これぐらいの演技力がなければ、充分なビタミンCは取れません」と。カツオのすっぱい顔には笑ってしまった。風呂場でヒゲを剃る波平に、一緒に風呂に入っていたカツオが「ボクにも貸して」と。波平、カツオが「急に洒落っ毛が出てきた」と、不思議がる。フネにも、シャッにアイロンをかけてくれと。明日、かおりちゃんと掃除当番が一緒だから、格好良く決めようとする。カツオ、波平のヘアトニックを借りて、かおりちゃんから「いい匂い」と言われたいようだ。翌朝、カツオ、ヘアトニックをつけたのだが、実は育毛剤。波平「全く、けしからん」と朝から怒っている。「わしの育毛剤を使っていきよった」と言う波平に、フネ「育毛剤を使っていたんですか」と、そっちの方に、ビックリする。カツオ、友達に「この臭いは、隣りのおじさんが使っている毛生薬に似ている」と気づかれる。カツオ、急いで、頭を洗いに行く。カツオ、中島にバレていた。しかも、カツオショックな事に、花沢さんは、用事が出来たかおりちゃんと掃除当番を替わっていた。カツオ、放課後、腹痛を起こす仮病を使って、中島と交代してもらう。カツオ、演技力のおかげで中島に気づかれなかったと思う。カツオ、今日は外に出られないと思っていると、サザエにお使いに頼まれる。カツオがお腹が痛くてと断ると、サザエ、お医者さんに行かされそうになる。カツオが外に出ると、よりによって花沢さんに会う。カツオ、お医者さんに行くとウソを言うが、花沢さんに本当に医院に連れて行かされる。カツオ、母を待っているように待合室にいると、看護婦は「女性の患者さんはいないけど」と。外で待っていた花沢さんに「たいした事はなかったと、またまたウソ。翌朝、中島に「下手なお芝居しなくてすむな」と言われる。腹痛はウソだったと中島にバレていた。オチは、カツオ、サザエが子供部屋にやってきたので、カツオは座布団の下に何か隠す。フネから「隠した物を出しなさい」と言われ、波平からも「親に隠し事をするのが一番悪い」と、波平はむりやりカツオをどかせて、座布団の下から何やら紙らしい物を取り出す。それはテストだった。国語90点の答案用紙だった。めったに取らない点数だから派手に演出したようだ。

『ぼたもち大好き』
久し振りの磯野家のご先祖の磯野藻屑源素太皆の登場。お彼岸時期の放送になると必ず出てくる。カツオ、ボタ餅の好きなご先祖の事を恥ずかしいと思っているようだ。磯野藻屑源素太皆、昔、お殿様の前でボタ餅を38個も平らげた。カツオ、みんなの家にはどんなご先祖がいたか、かおりちゃんに聞いてみる。ヤリの名人がいたようだ。フネのボタ餅は磯野家の味。オカルさんやノリスケの家にもお裾分けするというフネに、カツオはカオリちゃん・花沢さんに、タラはリカちゃん、ワカメはスズコちゃん、サザエはご近所、波平までも岡島さんにあげたいと言い出す。フネが用意していた小豆では少ない。ワカメのお手玉を作ったときに残ったのを残していたようだ。そして、ボタ餅を作りだす。波平は、きなこを注文し、ご先祖様はフネにゴマを注文。フネ「ゴマを作っておいた方が良い様な気がする」と作り出す。カツオ、カオリちゃん・花沢さんにボタ餅をあげておいて、早川さんにはあげなかったら「磯野君ってそんな人だったのね」と怒られると思って、三人を磯野家で呼ぶ。皆でボタ餅を食べる。皆でボタ餅を食べ終わると、急に波平は「仏壇にボタ餅があがっとらんぞ」と。お供えしなくて食べていたようだ。ご先祖様「呆れた子孫だ。自分たちだけ食べおって」と。波平の夢枕に立つご先祖。ご先祖「お供え物がボタ餅だけとは寂しいな」と。波平「年々、物価の上昇が続きまして…」と言い訳する。ご先祖様「そういう事があろうかと、庭に金子を埋めておいたぞ」と。早速、波平は庭を掘り出そうとしているのがオチ。


3月12日
『カツオから一言』
カツオ「お父さん(波平)、やたらと、バカモンと怒鳴るのは辞めていただきたい。お母さん(フネ)、息子を信頼して欲しい。姉さん(サザエ)、母親として叱るのはボクじゃなくてタラちゃんだという事を自覚して。ワカメ、ボクより少しばかり成績が良いからって、偉そうにしない事。最後にマスオ兄さんへ、いつまでもお姉さんの尻に敷かれていないように」と、本当にこんな事を言えたら気分がいいだろうなと、ノートに書きながらニヤニヤしている。それをワカメに見られて、サザエに告げ口。サザエ、カツオが書いていた一言帳を見たがる。そのひと言帳を書こうとしたきっかけは、カツオとサザエが出かけた時に、太ったおばさんに会い、狭い路地を入って通ろうとすると、カツオは「無理じゃないんじゃないかな〜 大通りから回った方がぃいんじゃない」と余計な一言。おばさん、プンプン怒って無理やりカニ歩きして路地を通っていった。サザエ、カツオに「一言多いのよ」と。ところが、ある日、サザエがカツオの部屋を掃除しようとすると、机の上に一言帳が置かれたまんまに。サザエ、それを見てしまう。ところが「お父さんは父親の鏡だ」「お母さんは母親のお手本のような人だ。ボクも将来、お母さんのようなお嫁さんをもらいたい」「姉さんは若々しくて、とても一児の母親には見えない」歯の浮くような言葉ばかり。タラは、穢れを知らない天使のようだと書かれている。サザエ、ニセモノと見破るが、カツオ「一言帳はこれ一冊だよ」と。ワカメの一言は「ワカメはボクには出来すぎた妹だ。ワカメの兄である事を神に感謝したい」と。タマのまで「タマは磯野家の優しい人に飼われて世界一幸せな猫だ」と書いてある。ワカメ、カツオが寝る前に一言帳を書いて、ワカメの本棚にノートをしまったをこっそり見てしまう。それも、ワカメは寝た振りして、カツオの行動を観察してしまうとは… ワカメ、勿論、サザエに報告して、そのノートを盗み読みするが、そのノートは「お父さんは父親の鏡だ…」と書かれたノート。が、意外なところから、カツオの本音のノートが見つかる。リカちゃんの家に遊びに行くと、リカちゃん、背中に羽をつけていた。幼稚園で天使の役をやるようだ。「ボクも天使です」とタラに、リカちゃは「おかしいわ」と。タラ、カツオの書いたノートを見せようと、カツオの部屋からノートを持ち出して、リカちゃんの母親に見せる。確かに、タラちゃんは天使だと書いてあるのを確認してもらったけど、後ろのページには、カツオの本音の一言が書いてあった。ついに、リカちゃん母親がカツオの本音の一言を発見。それを、タラから持ち出した一言帳を取り戻しにサザエが行って、バレてしまう。カツオ、磯野家に帰れなくなり、ノリスケの家に一月ほどやっかいになろうとするが… サザエが、カツオのパジャマをカツオがイクラとお風呂に入っている時に届けにきてくれたと知り、家に戻る。カツオを待っていたのは、カツオへの一言帳。波平から「わしを怒鳴らせないようにする事」、フネから「これでも小言を、がまんしているんだよ」、サザエは「あとで、ゆっくり二人だけで語り合いましょう」と。カツオ、ビックリして終り。

『波平、太公望』
波平、明日、釣りに行く。何を言っても、波平は機嫌が良い。大漁に釣れると思い込む波平、クーラーボックスを小さい物から大きな物に変更するが、小さい方が大漁にみえそうだと。波平、明日の事で眠れない。カツオの「うまい人ほど眠れるんじゃないの」と。波平、釣りに行くが、その前にタバコ屋でタバコを買う。千円、タバコ屋のおじいちゃんに渡すと、おじいちゃん「釣りですね」と言うと、波平「そうです」と。「釣りですね」「そうです」と何度も何度も波平は答える。波平、あのおじいちゃん、随分、耳が遠くなったと言うが、おじいちゃんはお釣りの事を言っていたんだけど。磯野家では、店屋物のメニューを見て決めている。マスオやサザエ・フネまで、波平を信用していない。波平、居眠りしてしまい、引き潮になって、ボートは陸に乗り上げている。波平、クーラーボックスに刺身を入れて帰ってくる。買ったらしい。波平、手で30cmぐらいの大きさをしめしながら「魚を逃してしまった」と言うが、酔えば酔うほど、サザエの言うとおりに大きさが大きくなる。1mぐらいの大きさになってしまう。カツオ「さっきより、大きくなっているよ」と言われると、波平「この次行くまでには、育っているじゃないか」と。

『夢のおぼっちゃま生活』
カツオ、一日だけでも王子様になりたいと言ったら、サザエはカツオにオヤツをあげて、靴までそろえて出かける用意を。サザエ、カツオをまんまと、厚揚げを買いに行かせる。買い物帰りに、湯水さんに会う。カツオ、湯水さんの車に乗り、湯水さんの豪邸に。カツオの湯水さんに、自立の為に家族以外の人と生活してみたいと言って、湯水さんの家にやっかいになる事に。本音は、豪邸に住みたいだけだと思う。湯水さんも喜んでいる。部屋は、広い応接間。食事もテーブル一杯の豪華な料理。風呂も広いし、王子様生活を満喫するかと思ったら、大きなベットは落ち着かないし、マンガもない。朝食に納豆もない。湯水さん、納豆を知らないようだ。「珍しい食べ物なのかな」と言っているぐらいだから。湯水さん、カツオを養子に欲しいと波平に言いに来る。波平、承諾すると、カツオは波平に泣きつく。どうやら、湯水さん、わざと養子に来て欲しいと言ったようだ。カツオが帰りづらいと思ったからだそうだ。


3月5日
『ワカメはピアノ』
波平酔っ払って、タラにはパトカーのオモチャ、カツオにはプラモデル、ワカメにはピアノを買ってやると約束する。フネからきつく言われる。ワカメのピアノはオモチャのピアノと思っていないでしょうねと。波平、案の定、オモチャと思っていたようだ。小学生3年生がピアノと言ったら、本物と決まっているでしょうと。波平、ワカメが「3年生か」と意外そうに大声で驚く。自分の子供の歳ぐらい把握しときなさい。ワカメ、ピアノを買ってもらった夢を見ているのか、寝顔もニコニコ。朝、波平の靴を磨きながら「すぐじゃなくてもいいわよ。凄く高いものね」と。当然、ワカメはピアノを買ってもらおうとしている。そして、波平にピアノ教室に通わせてとお願いする。ワカメはピアノ教室の見学に行き、チラシをもらってくる。サザエ達、ピアノの置き場所がないとワカメを諦めさせるが。ワカメは客間に置けばいいじゃないと。カツオ「ピアノというのは、かなり大きな音がでるんだぞ」と言って、伊佐坂先生が我慢できるかな〜と。伊佐坂先生は小説が書けなくなるよと、カツオ。諦めないワカメ、伊佐坂先生の所に相談に行く。ウキエもピアノを欲しがっていた時期があったけど、伊佐坂先生の小説の邪魔になると思って諦めたらしい。そんな事もあり、伊佐坂先生、ワカメに「ウキエの分までひきなさい」と優しい。ここで発覚するのだが、どうも、伊佐坂先生、小説を書くのは夜型のようだ。ワカメ、裏のおじいちゃんのところまで承諾してもらったようだ。おばあちゃんは音楽が大好きだそうだ。伊佐坂先生、友人がピアノの引き取り手を探しているという話しを波平にする。お嬢さんが嫁いでいらなくなったようだ。みゆきちゃんとワカメが一緒に学校から帰っている時、みゆきちゃんの幼稚園の時に習っていたピアノの先生と会って、みゆきちゃん挨拶する。みゆきちゃん、ちっとも上手にならないし、先生も怖いので、ピアノをやめたようだ。先生の奥さんは優しい人らしいけど。ピアノを譲ってくれる伊佐坂先生の友人の所に案内されるワカメと波平。車で行くのだが、運転手には、ジンロク、助手席には伊佐坂先生。大きな屋敷。譲ってくれるというのは、グランドピアノ。波平「とても、我が家には入りません」と。伊佐坂先生、アップライト型のピアノと思っていたようだ。せめて、ワカメはひかせてもらうのだが、ドレミファソラシドとひいただけだった。とても、ピアノをひくというものではない。ワカメ、伊佐坂先生が普通のピアノを探してあげると言うのだが、それでもワカメは、あのピアノが良いと言い張る。ワカメ「お父さんが偉くなったら大きな家を建てられるでしょう。私、それまで待っているから」と。波平に変なプレッシャーを与えるのがオチ。

『カツオ社長の椅子』
花沢さんのお父さんから処分するという社長の椅子を貰う。子供部屋一杯を占領するぐらいの馬鹿でかい大きな椅子。座り心地はバツグンのようだ。カツオの椅子はワカメの方まではみ出している。今までのカツオの椅子はタラに譲ってしまう。タラ、けっこうカツオの椅子を気に入ってしまう。マスオ、カツオの大きな椅子を見て「凄いじゃないか。(マスオの会社の)うちの社長の椅子だってだってこんな立派なものではない」と。カツオに薦められてマスオが「こんな椅子には一生座れないかも」と座ろうとするが、サザエに「カツオを調子に乗せないで」と言われて、やめてしまう。マスオ、こんな性格では一生、社長には縁がなさそう。部屋を圧迫しそうな大きなカツオの椅子。自慢をしようと、かおりちゃんと早川さんを家に呼ぶ。ところが、大きな椅子は不評。「年寄り臭い」と言われてしまう。タラの椅子(昔のカツオの椅子)の方が若々しいと言われてしまう。カツオの大きな椅子は、お腹が出たおじさんが座る椅子だと早川さんに言われて、カツオ、ショック。波平、突然、カツオの椅子を作ってやると言い出す。カツオが学校に行くと、花沢さんが椅子を返してくれと言い出す。あの椅子は、花沢さんのお父さんが店を出す時に、札幌の先輩がプレゼントしてくれたそうで、今まで恥ずかしがって使わなかったが、今度、その先輩が遊びに来るようで、あの椅子がないとマズイらしい。すぐに花沢さんのお父さんは椅子を引き取りに着て、カツオは鏡台の椅子を使う事に。波平、カツオの為に日曜大工。なかなか、うまくいかない。ついに、タラ「この椅子はカツオ兄ちゃんに帰すです」と。その言葉に喜び、波平、今まで作っていた椅子を投げ出して「この次はタラちゃんの椅子を作ってやる」と言うが… オツは縁側の隅に置かれた作りかけの椅子を見たカツオ「もう少し粘りがあると、お父さんも出世したんだろうな〜」と。

『マスオ 長生きの秘訣』
マスオ、パチンコで勝ってチョコレート3枚。元を引いて200円買って大喜び。帰りのバスの中で鼻歌を歌う。波平「コーヒーにチョコレートは合うな」と。フネまで「また頼みますよ」と。アナゴさん、家族が喜んでもらって羨ましがる。アナゴの奥さんだったら、ありがたくなるどころか、嫌がって「今まで粘ってこれだけ、身体にも悪いんじゃないの」となるようだ。マスオ、生命線が長いようだ。アナゴさんを誘って飲みに行こうとするマスオだが、アナゴさん、今夜飲むと締め出されるようだ。磯野家では、マスオがたとえ締め出されたとしても、波平という頼りになる味方がいると考えるマスオ。駅でマスオと波平が会い、駅前で一杯飲む。それを偶然会った三河屋のサブちゃんに伝言する。サブちゃんも磯野家に醤油を持っていく用事があったようだけど。伝言が先なのか、醤油が先なのか… そこに、マスオのゴルフ道具を借りにきたノリスケ、カツオが「駅前で飲んでいるよ」と言うと、すぐにそこに向おうとするノリスケ。が、サザエに止められ、飲んでいる場所・酒処に電話を掛けさせられるノリスケ。マスオ達、焼き鳥を食べているようだ。サザエに帰って飲めと言われてしまう。しぶしぶ帰る、波平・マスオ。マスオ、作家の先生に誘われたノリスケにゴルフ道具を貸すのだけど、アサリの缶詰まで渡す。カミナリ避けらしい。カミナリが鳴ると、アサリを投げるのだが、ヘソと錯覚して、そこに落ちるようにというギャグ? 波平「カミナリは金属だから電気を通しやすいんじゃないか」と言うと、マスオは「容器をプラッチックに変えた方がいいですね」と。何か、苦しいギャグを引っ張りすぎるな〜 ノリスケと同様、ついてゆけない。


2月26日
『マスオ アリバイ工作』
マスオ、アナゴ達とのマージャン中。サザエに電話する。サザエに「土砂降りの雨が降っているから雨宿りしていく」と言い訳する。誤魔化すために急須のお茶を注いで、いかにも土砂降りという感じを出して電話。アリバイは成功に見えたが、そんなにうまくはいかない。まずは、波平。波平が会社から帰ってくるとサザエから都心は土砂降りの雨だってと言われるが、何かを感じ取り、電車の中だったから分からなかったと言う。カツオの急に雨だったのは、雨女の早川さんのせいだと言う。早川さん、都心に家族でコンサートに行ったようだ。会場はマスオの会社のそばらしい。マスオ、家に帰り、サザエにマージャンしていたと言うがアリバイ工作していたとは言わない。雨はすぐにやんだけど、アナゴがしつこいくてとアナゴのせいにするマスオ。マスオ、早川さんの事でバレるのを恐れて、カツオにクギをさそうとするが、カツオ、朝早く学校に行き、サッカーの朝練でクギをさせなかった。カツオ、早川さんに「やっぱり雨女だった」と言うが、早川さん「一滴も降らなかった」と。カツオ、マスオがアリバイ工作していたと察知して、マスオの会社に電話する… しかも、サッカーの試合の応援に来てくれと言うカツオ。ノリスケが珍しく風邪を引いてしまう。サザエ、夕べの雨に濡れたからと推測する。駅でノリスケに会うマスオ達。ノリスケ、タイコさんからサザエが土砂降りだったのを聞いて、話しを合わせたようだ。しかも、ノリスケは、隣りの駅にとびきり旨いトンカツ屋が出来たようですよと、奢らせようとする。波平「へぇへぇへぇ」と苦笑い。マスオ、口止め料に、カツオ、波平、ノリスケにトンカツを奢るはめに。マスオ「タラちゃんとサザエも連れて来てあげたかったな〜」と。ノリスケ、遠慮なくお銚子追加する。口止め料もバカにならないようだ。女性誌に早川さんが行った記事を見つけるフネ。「天候にも恵まれ、星空の下のコンサート、最高の盛り上がりをみせ…」と、バレてしまう。カツオ達が帰ってくると、カツオ、玄関前で、嫌な殺気を感じる。マスオ、せっかくの急須を使った土砂降りは、聞こえなかったようだ。マスオ・ノリスケ・カツオはササエに裁判並みに尋問され、波平はフネに。「私もサザエも麻雀くらいで怒りませんよ」とフネが波平にチクリ。結局、トンカツを磯野家全員で行く事になる。

『うわさの震源地』
サザエ、美容院で週刊美ジョンを読む。女優のハマノチドリが離婚と書いてあったようだ。サザエ、久し振りのパーマだったようだ。ハマノチドリの結婚特集が出て以来のパーマだと言うから… カツオが町内の掲示板前で聞いた(サザエも含む主婦たちの)噂をフネに話す。福田さんのご主人がおばさんと喧嘩して、追い出されたらしい。それが、なぜか、夕方にはマスオが追い出されたと噂になってしまう。福田さんとフグ田と間違えたようだ。サザエ、間違いを訂正しに噂を広める。福田さんの主人も帰ってきたようだ。サブちゃんも、噂の修正を流してもらう。出歩かないオカルさんにも噂の訂正が流れたようなので、これで一件落着したようだ。

『ひな祭りの贈り物』
ワカメ、フネから蛤のお吸い物を教えてもらう。サザエもワカメぐらいの時に教えてもらったようだ。磯野家のひな祭りパーティーは、ひな祭りのケーキが真ん中に、タイのお造り、蛤のお吸い物、(みゆきちゃんの家のパクリ)お雛様の形のひな寿司(作り方は五目寿司のオムスビニに薄焼き玉子の御着物を着せる)。ワカメ、フネとサザエに髪飾りを送る。


2月19日
『イクラは名ドクター 』
タイコさん、イクラを連れて、診療所に行く。イクラのお腹を診る為に「お腹に電話をかけるだけだからね」と声を掛ける医者。聴診器をイクラのお腹に当てるんだけど、イクラ、聴診器を気に入る。オモチャの聴診器を買ってもらうイクラ。タラのお腹を診て、サザエ、フネまでお腹を聴診器で診ようとするイクラ。二人とも逃げ出してしまう。結局、イクラのしつこさに負けて、二人ともお腹を見せたらしい。画面では出てこなかったから、放送禁止のお腹だったのでは… ワカメ、タラに「次の方どうぞ」と乗せられて、「やぁあ〜ね」と言いながらイクラにお腹を診られる。カツオの時は、頭に聴診器を当てる。ここでサザエ「イクラちゃんは名医ね。一発で頭に問題ありと見抜いたんだから」と。三河屋のサブちゃんがくると、早速、聴診器を当てるイクラ。ところが、グーッとお腹が鳴って、イクラをビックリさせる。お昼を食べられないほど、働かせされているようだ。タイコさんは、イクラを磯野家に置いて買い物して、家に帰ってしまう。イクラは、波平・マスオの帰りを待って診察するらしい。イクラの大好きなハンバーグが食卓に並べられても、イクラはご飯を食べない。自分の(イクラ)のお腹が鳴るのを聞きたいのだと言う。そこに、波平・マスオが一緒に帰ってくる。マスオ、このところ、調子が悪いらしい。金欠病らしい。サザエ「私、特効薬(一万円札)の持ち合わせはありませんから」と。波平を診察するイクラ。ところが、布団を出そうとする。何か、波平を病人扱いする。これは、もしかすると、もしかして… イクラ、タマを診察しようとする。嫌がっているけど… マスオが寝てしまったイクラを家まで運ぶ。ちゃっかりしているカツオは「面倒見たのはボクだからね」と、タイコさんに報告してとマスオにお願いするカツオ。翌日、波平は布団の中。寒気がすると布団から出ない。フネが波平の額に手を当てると、熱がある。診療所の先生に来てもらったら、軽い風邪だったようだ、それにしても、イクラは凄い。本当の名医なのでは…

『カツオ、懺悔の時 』
カツオ、ご先祖様にお供えしていたお饅頭を食べてしまう。サザエ、お饅頭のかわりにクッキーをお供えする。サザエ、ご先祖様のかわりに、カツオを懲らしめることに。カツオ、口笛を吹いて帰ってくる。サザエ、カツオに、泥棒がお饅頭を盗ったとウソをつく。刑事たちがきて、指紋まで採っていったと。カツオ、泥棒のおかげで騒ぎが大きくなりそうだと心配する。カツオ、家にはいられないと悩みながら逃げてしまう。そんなカツオ、中島と遭遇。中島も悩んでいた。昨日、中島とカツオ、サッカーボールで遊んだけど、ぬかるみがあって泥だらけになったボールで壁に蹴っていたので、その壁が汚れてしまった。その家の壁の主(おじいさんで腕利きの刑事さんだったらしい)がどのサッカボールか調べて聞き込み調査して、犯人探しをしていると、中島は悩んでいた。そこに、頑固そうなおじいさんが通りかかり、カツオ達はとっさに隠れる。おじいさんの後をつけてゆくと、西原の家の前で何やらメモをしていた。西原をかぎつけたら、次はボクだと、中島は心配する。家でも怒られてしまうと。カツオ、自首しようとする。家に帰り、サッカーボールをワカメにとってきてもらう。おじいさんに正直に白状して謝り、償う。壁をブラシでゴシゴシと汚れをとる二人。カツオ、ご先祖様の饅頭も自首する事に。サザエに自首するんだけど、それが騙された事に気づく。カツオ、顔を真っ赤にして怒る。懺悔するどころか、復讐をしたくなったと。そこにオカルさんから頂き物の御裾分けの醤油を受け取るカツオ。そこで、カツオの復讐計画がひらめく。その醤油の瓶のラベルを「酒」に貼りかえる。サザエが見たら「酒」のラベルを取る。サザエはオカルにお礼を言いに行くのだけど、「お酒」と「醤油」を間違えて恥をかいた上に、「そそっかしいのだから」と、フネにまで怒られてしまう計画。ところが、酒のラベルを貼った時に、波平が帰ってきて、その瓶を見つかってしまう。波平、酒に飛びついてしまう。そこにサザエも帰ってくる。サザエ、裏のおばあちゃんから名産の地鶏を頂いたらしく、波平、地鶏と酒で大喜び。そこに、マスオが帰ってきて「ひとっ走り、ネギと豆腐を買ってきます」と。波平、張り切って台所に立ち… マスオが酒の袋を破って… 家にこだまするバカモーン… カツオ、波平に怒られる。

『うちの家庭教師』
サザエに家庭教師を頼みに来る三河屋のサブちゃん。サザエを「若奥様」と呼ぶあたり、ヨイショが古めかしい。お得意さんにサザエの話しをしたら、ぜひお願いしたいらしい。今年、小学生に入学する男の子らしい。早速、サザエはその男のいる家、屋根に風見鶏がある家に向う。門から入ると、いきなり、水鉄砲で攻撃する男の子。サザエが男の子を右手を捕まえて、宙吊りに。「大人が子供をイジメていいの」と言う男の子に、サザエは「これはイジメではなくてお仕置きと言うの」と。サザエ、とんだ災難。男の子の名は、マサト君。母親と話している間にも、サザエはリモコンのジープの車が足に当たり、痛い思いをする。イタズラ好きでは、小学校に行けるかどうか、母親は悩んでおり、それでサザエに家庭教師を頼んだようだ。サザエ、イタズラ子を鍛えるのは得意中の得意と言うが、母親の心配はその逆。マサト君は大変な内弁慶で、家から一歩でると別人のようになるらしい。サザエはマサト君を磯野家に連れてくる。サザエは帰りたがるマサトの首根っこを捕まえて強引に「君よりイタズラっ子を紹介してあげるわ」と。ホットケーキを出しても、マサト君は食べようとしない。タラが話しかけても、喋ろうとしないマサト君。マサト君、トイレに行くふりをして逃げ出す。家に帰ったわけでもない。母親は「きっとあそこだわ」と、車の中に隠れているマサト君を出させようとする。サザエは強引にドアを開けようとしているが鍵が締まっている。サザエには手には負えないとギブアップ。マサト君、磯野家に一人きて、盆栽を見ている波平に「五葉松」「栂」「杜松」と次々に盆栽の専門用語を言うマサト君。マサト君のおじいちゃんがきていたグリーンセンターに波平と行くマサト君。そして、その後はいつものようにとお団子屋に行き「おじいちゃんは一口食べで、あとはボクにくれた」と、マサト君はちゃっかり催促する。マサト君を家につれて帰り、磯野家に戻る波平。波平、マサト君に気に入られた感じなのだけど、マサト君はよっぽど亡くなったおじいちゃんが好きだったようだ。サザエは、波平の事をそのおじいちゃんだと思っているのねと感想言っただけなのに、波平「わしはそんな年じゃない」と怒鳴る波平。波平に盆栽用のハナミを持っていくマサト君。波平はハサミで盆栽を切るとマサト君「おじいちゃんの音だ」と。それですっかりとカツオ達と仲良くなる。トランプの神経衰弱で遊ぶのだけど、凄い記憶力を持っているようだ。


2月5日
『父さん忍法帳』
カツオとタラが忍者ごっこ。カツオ、タラに忍術で消えたと思わせておいて、透明人間になったと勘違いするタラは波平のお客さんのケーキを食べてしまうオープニング。物置の古い箱からカツオは波平が忍者ごっこしている写真と絵巻を見つける。写真には波平が絵巻を咥えて忍法を使っている。ところが、波平は、それは海平兄さんだと言い張る。波平は勉学に勤しんでいたというが… 波平、散歩に行くと行って公衆電話から海平に電話を掛けて、口裏合わせてと頼む。ところが、波平の同級生のキヌエさんから電話がある。その電話をカツオが取ってしまう。しかも、波平の子供の頃に忍者ごっこをやったのかと聞いてしまう。すると、キヌエさんは波平が、忍者メガネ丸と言う名で忍者ごっこしていたと言う。メガネ丸とは…。ある時、凄い術を見せてくれたそうだ。キヌエさんの前で消える隠遁の術。本当に消えてしまったようだ。カツオ、波井への消える術のトリックを知りたいと思ったのだが、波平は教えてくれない。カツオ、ノリスケにも聞くが教えてくれない。何か隠しているような… 「消える術を知っていても、現れる術を知らなかったんじゃないかな」と、意味深にノリスケは言う。大騒ぎになったようだ。波平、カツオに猿飛佐助の本を買って、消えた術の話しをする。実は、消えたのではない。友達のキヌエさんにカッコいい所をみせようと、忍術をした。波平が飛び上がった時に、突風が吹いて、しかもキヌエさんが目を隠している間に、波平はシリモチをついてしまい、運悪く後ろが斜面で後ろの大きな穴に転がり落ちてしまった。波平、気絶してしまう。キヌエさんは波平が本当に消えたと思って家に帰ってしまった。そして、暗くなっても帰ってこない波平を心配して、母親と海平と妹(初めて見た)が探しにきてくれて、波平を探し出した。カツオに「皆には内緒だぞ」と言うが、口止め料として猿飛佐助の本を買ってくれていたのか。オチは「その本を読んだら感想文を書いて持ってきなさい」と。

『フグ田家ショッピング事情』
マスオとタラが散歩に行くように出掛け、サザエはフネに頼まれ事をされたように出かけたかと思ったら、三人は伊佐坂先生のところで待ち合わせ。何と、カツオ・ワカメには隠れてデパートに。ワカメ、マスオとタラが公園にいないとカツオに。怪しむワカメ。サザエ、化粧品売り場でお試し化粧してもらう。図々しくネイルアートまでしょうとするチャッカリもののサザエ。マスオ、安いスーツの生地を見つけて、買おうとするが、サザエに、雨に濡れそうになって、喫茶店でビールを飲んでタクシーで帰ってくる事になると言われて… 余計にお金が掛かるから購入を断念させられるマスオ。情けないマスオ、コゲ取り洗剤の実演販売から抜け出せないでいた所に、サザエに声を掛けられて、脱出成功しホッとする。全く、気が弱い。カツオ・ワカメにサザエ達がデパートに行ったとバレた時、サザエ達はハンバーガーを屋上で食べていた。食堂が混んでいたらしい。サザエ、マスオにオネダリする。サザエ、マスオに承諾を得ると、喜んで、階段を駆け上り、両手を握って変なポーズ。マスオ、赤くなっている。サザエ、真珠のネックレスを見て「素敵…」と。マスオ、少しビビって「まさか買ってくれと言うんじゃないだろうな…」と言うと、サザエは「見ているだけ、もうちょっと」と。マスオ「女性はどうして、ああ関係のないものまで見るのだろうか」とボソッと愚痴る。その隣りには二人のおばあちゃん。おばあちゃん、ブライダルコーナーで若い人が着そうな赤やピンクのドレスを見ていたが恥ずかしそうに去ってゆく。サザエ、指輪が欲しいと。しかも安い。マスオ、店員に「これ貰おうか」と言うけど、店員は「百万円でございます」と。マスオとサザエ、ゼロを二つも見落としたらしい。二人とも「百万円」と合唱して驚く。店員「ゼロを二つ見落とすとは珍しい」と。

『タラちゃん春です』
タラの春とは、朝起きてすぐに布団から出たくなったら春らしい。三河屋のサブちゃん、お見合いに失敗したらしい。元気が無い。でも、タラはザブちゃんが元気がないのは春が来ないからだと思ってしまう。裏のおじいちゃんから「日当たりの悪い部屋だから、布団から出られないのかも」と言われて、タラは三河屋のサブちゃんの部屋を見に行く。確かに日当たりは悪そう。三河屋の旦那は「お嫁さんをもらえば、日当たりの良いアパートに移るだろう」と言うけど… 花沢不動産の窓に貼っている物件は皆、日当たりは良いらしい。タラの行動で、サブちゃんが結婚して新しいアパート住むという噂が飛ぶ。それで、サブちゃん、引きこもりになってしまうけど… ザブちゃん、やっと元気になる。少し良い事があったようだ。朝、屋根の雪を落としていると、横断歩道で滑って足をくじいた女性が。サブちゃん、その女性をおんぶしてあげたら、サブちゃん、背中がポカポカして、何か春をおんぶしているような気分になったようだ。


1月29日
『カツオ勉強貯金』
ヨシコちゃんは、4時からずっと勉強して9時にはきちんと寝るようだ。そんな話しをフネが聞いてきて、フネが教育ママに。カツオ達を4時から勉強させて、9時に寝かせようとする。すると、カツオは、家の時計の4時と9時を消してしまうオープニング。Mr.マリックか、カツオは? サザエ、カツオにソロバンで計算をさせる。「ご和算に願いましては14分なり、9分なり、21分なり、4分では」と計算させる。カツオは「この程度では安産で出来るよ」と言うが、解答の48分は、カツオがこの一週間で勉強した時間らしい。波平がサザエに調べさせたようだ。波平、会社帰りにカツオに担任に会った時に「五年生なら1日1時間は勉強しないと」と言いわれた。タラでさえ、絵本をもっと読んでいるようだ。カツオ、テストで情けない点しか取れないのは、家での勉強が足りないからだと気づく。カツオ、生まれ変わると宣言する。カツオ、勉強する。マスオ、受験勉強の時に作った玉子入りラーメンをカツオに差し入れする。マスオは大学受験の時は7〜8時間勉強したとカツオが聞いて「8時間勉強してこの程度か…」と。カツオ、基礎からやりなおそうと、ワカメの国語の教科書を勉強していた。基礎からやり直そうとするんだけど、忘れていた事も多かったと言うカツオ、相当学力がヤバい感じ。波平が勉強中のカツオのところにやってきて、ミソをぬってあるお握りを差し入れる。デコボコお握り。波平は追い込みのときは1日10時間勉強していたと聞いて、カツオは「10時間でこの程度」と。波平。三学期の成績が楽しみだと期待するが… 波平のところにカツオはサインを求める。ノートには「月曜日から日曜日まで1日4時間、計28時間勉強したことを証明する」と書いてある。波平・マスオのサインを貰う。このサインは? カツオ、学校から帰ってきたら、すぐにサッカー。サザエに「この三週間は思い切り遊ぶからね」と。勉強の貯金をしていようだ。波平は「せめて一日一時間」と言っていたので、四週間分まとめて勉強したと言う。それで、波平・マスオのサインをもらったようだ。カツオ、顔がドロだらけで帰って来る。やっぱり、ドロだらけのカツオの方が似合うかな。

『甥のノリスケ』
波平がノリスケを呼ぶ時に「おい、ノリスケ」と言うのは「甥 ノリスケ」と言っているというワカメの天然ボケのオープニング。ノリスケが原稿待ちで磯野家で昼寝。ノリスケが起きて、伊佐坂先生の所に行こうとすると、そこにタイコとイクラ。このところ、ノリスケの帰りが遅く、朝もイクラが起きる前に家を出るので、イクラと会っていなかった。イクラはノリスケがタラちゃんの家にいるので少しビックリしている。ノリスケ、毎晩、飲み歩いているようだ。今日は早く帰ると言い残して、ノリスケは磯野家を飛び出すが… ノリスケ、また飲み行く。波平がそんなノリスケを懲らしめようと、タイコさんとイクラを磯野家に呼ぶ。ノリスケが家に帰ると、タイコさんの置手紙。「おじさま(波平)の呼び出しを受けたので、いその家に行ってきます」と。何で「磯野家」と漢字で書いていないんだろうか? ノリスケ、安心して、ビールをグビグビと飲みだす。三本も飲んでいる。台所にはタイコさん、サザエ、フネ。そこに、タラが「オバケが出た」と言い出す。何を狂ったのかと思ったら、玄関にノリスケが隠れていた。「ボクにも朝飯食べさせてください」と。磯野家7人にノリスケ家3人の大勢の朝食。ノリスケが「大勢の食事は楽しいな〜」と言うと、波平は「三人の食事が二人だけだと、いかに寂しいかわかるだろう」とイヤミ。イクラを預かるから、ノリスケとタイコで出かけたらと持ちかけるマスオ。サザエも新婚気分を味わったらと。マスオがノリスケ達の新婚時代を回想するけど、タイコさん、クローゼットの中に隠れて、帰宅したノリスケを驚かせようとするんだけど… 何か、お間抜けなラブラブ… ノリスケ・タイコ、ベイブリッジが見えるレストランで食事する。おそらくお台場? ノリスケ達が磯野家にテクラを迎えに行くと、イクラは帰らないと言い出す。結局、ホームシックになって帰るんだけど…

『タラちゃん鬼はうち』
サザエさんの節分と言ったら、マスオが鬼。マスオと思って豆をまいていたら、実はマスオではなくて、泥棒だったというのは定番だけど。今回の話しは… オープニングでタラ達がかくれんぼしていたら、タラは物置に隠れた鬼を見つける。デブ鬼。楽しみにしていた豆まきを、かわいそうだからと、タラは豆まきをやりたくないと。波平・マスオが帰宅中、タラが見つけたデブ鬼に見てしまう。本物そっくりの鬼のようだ。この鬼に、タラは、豆をまかれてイジメられないのに、豆がまかれない裏のおじいちゃんの家を教える。裏のおじいちゃんの家は留守宅。ここで、鬼の正体がわかる。鬼は空き巣だった。ノッポの青鬼が登場。こっちのほうが主犯格。デブ鬼は、タラの顔がちらついて、裏のおじいちゃんの家に入りたくないと。そこに、カツオ・タラ達がやってくる。ノッポ鬼「商店街の人達に頼まれまして」と言い訳する。鬼たちを磯野家に呼んで、豆まきする。タラ「鬼はうち」と言っているのを、ワカメがとがめる。鬼たちに酒を振舞う磯野家。マスオ「貴方たちのおかげで鬼の役をやらずにすみました」と言っていたけど、本当は毎年やりたくなかったのか。タマに「ベロベロバー」をやるデブ鬼。ノッポ鬼に「赤ん坊じゃないんだぞ」といわれる始末。カツオ、友達の家にも行ってくれませんかと鬼たちに頼み、中島の家、かおりちゃん、早川さんの家まで行かせてしまう。空き巣家業はどうなってしまうか…


1月22日
『おてんば倶楽部へようこそ』
ワカメ、サザエの歳を上乗せして近所の人に言う。いくら歳の数だけキャンディーをもらえるからって、サザエを売らなくても… このオープニングのネタ、前にも観た事があるけどね。花沢さん・早川さん・かおりちゃん、カツオのサッカーの練習の応援を断って、磯野家に。サザエに用事があったようだ。花沢さん達、サザエの弟子入りして、おてんば倶楽部を発足する。サザエが会長。花沢さん達がゴム跳びをしていると、買い物帰りのサザエが華麗にスカートのまま軽々しく跳んだ事から、色々と遊びを教えて欲しいという事になったようだ。カツオもおてんば倶楽部に対抗して、ベーゴマ・メンコをやる、ヤンチャ倶楽部を発足する。中島を誘うが、中島はおじいちゃんの盆栽を割って、家を出られない。外出禁止とは? カツオ、波平・マスオを誘う。縁側でおてんば倶楽部がお手玉を作っている時に、庭では波平がメンコで得意気に張り切っている。サザエが二個のお手玉を投げて受け取ろうとするが、そんなにうまくない。上手かったのは、フネ。皆から尊敬される。お手玉の小豆は料理で足りなくなった時に使うとまで言う。フネ、お手玉で調子に乗り、メンコまでやるのだが、波平よりも上手い。本当のおてんばは、フネだったようだ。フネ「人間真っ先に悪くなるのは足なんですってよ」とサザエに言いながら、縄跳びで飛びまくるフネがオチ。何か、怖いフネ…

『町内マラソン大会』
町内会マラソンに参加する磯野家代表のマスオ、落伍してバスに乗って帰る夢を見てしまう。それでも、トレーニング無しで参加賞とするマスオ。アナゴから「落伍者になるより、あの世行きになるかもよ」とまで言われて練習を進めるのだけど。カツオとサザエ、会社帰りのマスオを駅まで迎えて、トレーニングウエアーに着替えさして、練習をさせる。サザエ達はバスで家に帰るんだけど。マスオ、家まで走って帰るけど、ワカメ・タラがゴールテープをして待っててくれる。マラソンの監督はサザエ、コーチ兼トレーナーがカツオ。裏のおじいちゃんもマラソンを申し込んだようだ。明朝から朝連を誘いに来た。この裏のおじいちゃん、凄い体力。老人の部に参加するけど、マスオと一緒に走っていて「ペースが遅いのでは」と言う始末。最後には、マスオはバテて、裏のおじいちゃんに抱えられての帰宅。凄いスタミナである。大会当日。マスオのゼッケンは7番。スタートするんだけど、何とサザエは自転車で応援。メガホンまでもって「フレーフレーマスオ」。マスオ、練習の成果なのか、いつのまにかにトップ独走。ところが、これが、道を間違えただけ。心臓破りの上り坂で自転車に乗っているサザエがダウン。グランドでは、皆が走り終わって、寛いでいる。そんな中、2人が帰ってくる。サザエを乗せたまま自転車を押すマスオ、自転車を押して先にゴールさせておいて、マスオが最後の走り。町内中から応援されるマスオ。ヘトヘトなんだけどタラを見たら元気になりゴール。

『人間は中身です』
アナゴとマスオが通りがかる女性に点数をつける中、波平もおばあちゃんを道案内する若者に点数をつけるオープニング。磯野家で「人間は顔より中身よ」という話題になる。カツオは「ヘソから人間の中身が見える」とタラに言って、サザエの服をめくりあげてお腹を見させようとさせる。勿論、サザエは怒り、カツオを追いかける。波平から止められるまでカツオを追いかける今日のサザエだったけど、よっぽど怒っていたのか。タラ、ワカメから「人間の中身と言うのは心。心が綺麗な人は目が綺麗」と言われ、タイコさんの目は赤くて綺麗ではないから…と思ってしまう。笑えたのは、タラが「カツオの目は綺麗です。でも心がイタズラです」と。


1月15日
『ママになったワカメ』
ママになったワカメ。タイトルだけを見ると、ワカメが妊娠したのかと思ってしまったが。オープニングはワカメが赤ちゃんの世話をする。やはり… でも、知らない奥様らしい人も登場しているけど… あとで赤ちゃんは遠藤さんところのクルミちゃんとわかるが。ミルクをスプーンで飲ませようとするが、クルミちゃん、クシャミをして、ワカメの赤いワンピース(勿論、パンツ丸見えだけど)を汚してしまう。ここで、ひるまないワカメは、クルミちゃんと同じピンクのハートマークが刺繍されたよだれかけをしてクルミちゃんの世話をする。遠藤さん、ワカメにクルミちゃんを子守りさせておいて、買い物。クルミちゃんの言葉がわかるから、すっかり、ワカメはママ気分。タラは、イクラの言葉はわかるけど、クルミちゃんの言葉は分からないのか。数時間子守りをしただけで、ワカメついに「私もあんなあかちゃんが欲しい」と言い出す。それにしても、遠藤さん、クルミちゃんがワカメに会いたがって泣いているので、ワカメに電話を掛ける。クルミちゃんの機嫌を取る為には何でもやりそう。甘くないか… カツオ、ワカメに商店街でもらった風車をあげる。雨の日、遠藤さんの家を通りがかると、乳母車が玄関に出しぱなし。雨で濡れている。ワカメ、乳母車を磯野家に持って帰る。遠藤さん、大事な赤ちゃんの乳母車をほったらかしで、外出するのも、どうかしているけど、ワカメも勝手に家に持ち帰るのも、何かおかしくないか。普通なら、雨に濡れないように、玄関のすみに乳母車を置いたりしないか。遠藤さん、どこに行ったのかしらないけど「クルミちゃんを半日ほど預かってくれませんか」と頼んできた。ワカメ、託児所の職員扱い。全く、勝手な遠藤さんだと思うけど。泣き出したクルミちゃん、今日はワカメがあやしても、泣きやまない。フネがあやすと泣きやんだけど、それですっかり、ワカメは自信を無くす。ワカメ、乳母車にカツオからもらった風車をつけていた。それをクルミちゃんが気に入り離さない。しかも、ワカメがダッコした時にセーターのボタンをちぎって持っていた。フネ「それだけ、(クルミちゃんは)ワカメのことが好きなんでしょう」と。すっかり、自信を取り戻したワカメ。ラストでワカメのセーターのボタンはクルミちゃんのペンダントとなっていた。

『大トラ、子トラ』
波平、酔っ払って、玄関で逆立ちしたようだ。フネが靴を脱がせるのにも大変だった。すっかり覚えていない波平に、カツオは調子に乗って、波平がカッパ踊りして、皿を割ったと言うけど、これはカツオのしわざ。明日は休みだから、家に帰ってマスオとじっかり飲みたいと波平は屋台のおでん屋を通り過ぎる。ところが、マスオは外で飲んで遅くなる。波平、お酒を1本にする。カツオ「昨日、大トラだったから今日は猫になっているんだよね」と、ウマイ事を言う。波平、布団の上で本を読みながら物足りなさを感じる。そんな時に、マスオがタクシーで帰ってくる。「へぇへぇへぇ〜」とヘロヘロになって帰ってくるマスオ。すっかりご機嫌マスオ。波平「酒にするかビールにするか」と迷って、ビールに決めて、お盆にコップを乗せてマスオの所に行こうとすると、マスオが台所に入ってきて「気を使っていただいて」と、コップを取り、マスオは水道の蛇口をひねって水を飲む。そして、波平にへたりこむ。ここで、波平、コップを落とさずにマスオを受け取るところが、なぜかおかしい。波平、今夜はおとなしく寝る事に。マスオ、今日はアナゴさんと一緒に部長の家にお呼ばれ。今日も遅くなり、波平は一人。カツオが縁側に散らかしてたまま、野球しに行こうとする。そこで波平「遊びに行くなら片付けなさい」と言うが、カツオ「夜になると言う事が違う」と。波平「いつ、わしの言う事が違った」と逆ギレ。波平が酔っ払って相手をしてもらおうとカツオを呼び止めると、カツオが「部屋の片付けがある」と逃げようとするけど、波平「そんなことはいいじゃないか、カツオく〜ん」と。酔うと気が大きくなる、反省せねばならないと、今夜はお酒は飲まない。一人で飲んでもつまらないからと。波平、サザエに「今夜の晩飯はわしが作ろう」と言い出す。料理の本を読みながら、波平「こう見えても若い頃はずっと自炊をしていんだ」と皆に。波平「サラダオイルに片栗粉、パン粉、ニンニク、とんがらしと、調味料は塩、コショウ、砂糖、お酒」。「お酒」という言葉に力が入ったと思ったら、一升瓶片手に波平飲みだし「♪月が出た出た〜月が出た〜」と唄いだす。タラが「トラさんでーす」でオチ。と、思ったら、波平、強引に「がうぉーっ」と、話しを続けさせる。マスオ、サザエから言われて、波平を誘う。「本当かね、マスオ君」と波平喜ぶ。都合なんていくらでもつけるという波平。カツオ「今夜はトラが二匹だね」と言うが、波平・マスオはビールを飲みながら、そう思われていると想像する。「酔いを醒ましてケロットして帰ってやりましょうよ」とマスオ。ところが、水を飲みに行った波平、中々、戻ってこない。水道と間違えて、樽ごと飲んでいるグースカと寝ている波平。波平に付き合わされるカツオ。カツオ、ジュース(フルーツ、ピーチ、オレンジ)を飲み過ぎで、パンパンに腹が膨れている。その隣りでは波平が大の字で寝ている。サザエ、カツオを見て「大トラになる素質充分あるわね」と。タラ「子供のトラですよ」というのがオチ。

『布団が恋しい』
カツオが中々、布団から出られない。サザエが起こそうとすると「セーターが見つかるまで起きない」と。波平「不精な奴だ。わしが起こしてやる」と。カツオの布団を引き剥がすと、カツオはセーターを着たまま寝ていたというオープニング。カツオのクラス、布団の中から中々出られなかったという話題になる。中島、かおりちゃん、早川さん、花沢さんが「布団から出られない」という中、カツオは「皆、だらしないな〜」と。先生から「パッと一人で起きられる人」と言われると、カツオだけ手を挙げる。信用しない中島「ワカメちゃんに聞けばすぐにわかるよ」と言うので、カツオはワカメに口止めする。サザエにも口止めしようとするが「明日の朝から実行すればいいじゃない。そうすればウソをついた事にならないんじゃない」と言われる。カツオ、早く寝る。タマを温まるまで湯たんぽ代りにして寝るカツオ。翌日も起きられない。サザエが起こそうとするけど、カツオは布団の中で着替えする。サザエが布団をはがすと、何とカツオはワカメのパジャマを着ている。凄い光景である。フカフカの布団でカツオ(「そんな事はしない」と言い張るので)が寝転んでいないかと様子を磯野家に見に行く、不審な中島。縁側に干していたカツオの布団に、ジョロの水をこぼしてしまったサザエ。何か、おねしょしたみたいに見える。その布団を中島に見られてしまう。カツオ「あれは絶対に違うからな」と言うカツオだけど、翌日、クラスでは、カツオがおねしょしたように取られてしまう。中島「ボクはちゃんと説明したけど、皆、信用しないんだ」と。一番信用していないのは中島じゃないか。カツオ、皆を連れてきて、サザエに真実を話させる。おねしょは無実が晴れたが、一人で布団から出るというのはウソがばれてしまう。カツオ、寒くてトイレに行くのにも布団のまま行く。それをサザエに見つかりとがめられるというのがオチ。


1月8日
『タラちゃん仲よし香水』
裏のおじいちゃん・おばあちゃんが口喧嘩。おじいちゃん「言い忘れたんだろう」おばあちゃん「物忘れがひどいから、すぐに人のせいにして」と。そこにタラちゃんが登場し、スプレータイプの香水をかける。シューシューと。その香水は「仲良し香水」というものらしい。何か意味の分からないオープニング。それにしても、なぜ、裏のおじいちゃん・おばあちゃんは喧嘩していたんだろう。喧嘩の原因は? タラはサザエの香水を持ち出していた。ウキエが急いで図書館に行く所を、昨日もハチの散歩をしたオカルさんが「ハチの散歩は」と問いかける。喧嘩が始まろうとするところに、タラが仲良し香水を振り掛ける。仲良しになるらしい。そこにサザエが出てきて、タラの仲良し香水を取り上げる。だいぶ使っていた。カツオの入れ知恵らしい。カツオはタラの質問に答えただけだと言うが。香水は何の為に使うかというタラの問いかけに、カツオは「香水の良い匂いをかぐと優しい気持ちになるから」と。おかげで、高い香水がだいぶ減って、サザエはへこむ。ただ、伊佐坂先生のところから香水をもらっていた。パリに行った友人から香水をもらったけど誰も使わないから、もらったらしい。マスオ「どうせフランス土産ならワインの方がいいんだろうけどね」と。波平、カツオをえらい剣幕で呼ぶ。万年筆を持ち出したのを怒っている。カツオ「書かなかったよ」と言うと、波平「何の為に使った」と当然の質問。カツオ「ちょうど、背中が痒かったから」と。今年一発目のバカモーン。そこにタラが仲良しをシューシューと。カツオ「気持ちが優しくなったでしょう」に、またまた、バカモーンと波平。タラ「おじいちゃんには効かないです」と。フネから「赤いシャツは色落ちするから別に洗うように」と言われていたのに、サザエが忘れて、フネから文句を言われる。そこにタラが、香水を持っている。あやうく、掛けられる事に。タラ、リカちゃんの所に行くと、リカちゃんがママに怒られて落ち込んでいる。そこで、タラが仲良し香水をママに振り掛ける。ところが、リカちゃんのママ「小さい子に謝らせようとしたのね」と逆効果。仲良し香水が故障したのかもというタラに、リカちゃんのママが吹き出してしまう。タラは「叩いたら直ったですよ」と。香水を振りかけても喧嘩はなくならないものだという大人の意見に、カツオ「仲良し香水はインチキかもしれないけど、もし本当にあったら日本中の子供達が欲しがるかも。大人は気づいていないかもしれないけど子供が一番嫌なのは両親が喧嘩する事なんだよ」と。カツオが痛いところをついてきて、波平から「後でわしの部屋にきなさい」というのを間逃れる。タマと他の犬が喧嘩。サザエ「動物には仲良し香水は効かない」と言われたので、タラは絵本をタラと犬と見せようとする。犬の上に猫が仲良く乗っている絵本。だが、喧嘩が止まらない。タラがそれにため息をつくのがオチ。

『一番の処方箋』
マスオが風邪を引いたと思って、波平「ウニを肴に熱燗でキューとやると」と準備をすると、実は風邪を引いたのはワカメだったというオープニング。ワカメが熱が下がったので学校に行きたいと言い出す。フネは「大事をとって今日は休みなさい」と。ワカメが寝ている間にスズ子ちゃんが約束していた「さすらいの少女」という漫画を持ってきていた。それにしても「さすらいの少女」という漫画、どういう内容だろうか。カツオがワカメが風邪を引いているのを心配して落ち込んで学校に行くのを、サブちゃんが見かける。それが、とんだ騒ぎに。サブちゃんの口からオカルさん、裏のおじいちゃんと話しが行って、皆お見舞いを持って来る。裏のおじいちゃんは庭に咲いていた花、オカルさんは頂き物のアイスクリーム、サブちゃんは三河屋の主人からフルーツ盛り合わせ。カツオ、磯野家では人騒がせした事になってしまう。ただ、心配していただけなのに。オチは、波平が風邪を引いて、寝ながら「さすらいの少女」を泣きながら読むのがオチ。哀しい話しなんだろうか。

『おじいさんの金時計』
波平の金の懐中時計が故障していたので修理に出す。金時計は波平のおじいちゃんにもらったようだ。波平が中学生の時に苦手の算数で百点を取った時にもらったようだ。必死に勉強したようだ。カツオもその時計を欲しがる。カツオ、来週算数の算数のテストで百点を取ったら懐中時計をもらえる事になった。磯野家全員(タマも)が承認した。カツオ必死で勉強する事になる。波平、カツオが百点取れるわけがないと。カツオ、暖房を入れると眠くなるからと、暖房を入れずに夜中も猛勉強。ジンロクさんの部屋も勉強していて電気が点いているので、勇気が出てくるというカツオだが、実際はジンロクさん机の上でイビキをかきながら寝ていた。必勝と描かれたハチマキが笑える。とりあえず、ジンロクさんは睡魔に勝たないと。今年も浪人生活を抜け出させそうにないな〜 波平、マスオから夜も勉強していたというのを聞いて、波平「そんな時間まで勉強していたら、学校で居眠りしているのがオチだ」と言うのだが、カツオ、授業では手を上げて先生に質問。びっくりした先生「勉強に関係ない質問は後にしなさい」と言われる。よっぽど、カツオの授業態度は日頃から悪いのだろう。花沢さんまで「どうしちゃったの」と。カツオ、家ではうるさくて気が散るから外で勉強すると言い出す。裏のおじいちゃんの家に行く。カツオ、オヤツを食べないで出かける。カツオ、裏のおばあちゃんから夜食(焼きお握り、みそ汁、沢庵)を出される。その夜食の焼きお握りは、息子が大好物で受験の時によく作ったらしい。でも、カツオ、ストーブの所で勉強しているけど、眠くならないのだろうか。いよいよ、算数のテストの朝。カツオ「賞品の変更をしてもいいよ」と言い出すカツオ、自信満々。波平「そんな事、気にせんでもいい」(今さら後には引けん)と。テストは、集中的に勉強したところが出題されて、全部書けたらしい。カツオ「先生が採点間違いをしなければ百点だね」と言い出す始末。さて、結果は? 先生「百点は(クラスで)一人しかいなかった」と。百点だけど、名前が書いていない。先生はカツオだと分かっていたけど。百点は名前がないので百点が0点になってしまう。波平はカツオに懐中時計を渡さなくて済んだ。






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