2005年 サザエさん日記


本命竜馬が選んだ面白かった場面を書いてみました。

2005年

12月25日
『歳末福引サスペンス』
カツオ、交番に落し物のフライパンを届ける。お巡りさん「ここに掛けておけば、わかるだろう」と、交番の入り口に掛けるのだが、カツオ「拾った時は、福引券だったんです」と、オープニング。それにしても、道端にフライパンを落とす人がいると素直に信じるお巡りさんって、これででいいのか。イクラが福引で赤い玉を出す。ティシュがもらえるのだが、イクラは赤い玉をもらってくる。ノリスケ、イクラの福引の赤い玉を食べようとする。飴玉と思った様だ。食いしん坊万歳。ところで、磯野家は3回福引して、3回ともティシュ。特等は温泉旅行、5等はフライパンらしい。フライパンがくたびれているから、サザエ、5等のフライパンを当てたいと期待する。買えばいいいのに。カツオ、磯野家で福引の話しになると、なぜか、勉強の振りして、自分の部屋に逃げ込む。怪しむサザエだけど。裏のおばあちゃんからタラが福引きの補助券をもらってくる。サザエ、カツオにタラを福引きのところに連れててと頼む。本音は行きたくないカツオ。タラはサザエが欲しがっていたフライパンを欲しがる。カツオとタラが福引きの所に行くと、花沢さんがきて「私の分まで引いて」と。花沢さんの母親が、カツオがフライパンを当てるのを見ていたらしい。カツオ、花沢さんに秘密にして欲しいというと、花沢さん、「幸せ、磯野君と二人だけの秘密が持てるなんて」と。タラが福引きすると黄色で、温泉セットで入浴剤。波平、その入浴剤でタラと一緒にお風呂に入って温泉気分に。マスオ、交番でフライパンを掛けてあったのを発見し、話題に出す。福引きの話しになるとニケでしまうカツオ、完全に怪しんだサザエはカツオに口を割らせる。モト論、波平に報告し波平はカツオに説教。「魔が差した」というカツオに、波平は「お前は魔にさされぱなしだろうが」と。交番に謝りに行かせる波平。サザエと一緒に交番に行くカツオ「同じものではないけど」と言いつつ福引券をお巡りさんに渡すと、「落ちていたのは福引券ですから」とフライパンが渡される。さっそく、野菜炒めらしい料理をそのフライパンで。

『ぼくの指定席』
波平のお客さんが「我々中小企業は厳しい情勢でして」と嘆く場にタラが。波平、タラをフネの所に行かせる。が、フネのお客さんも「つくづく主人には愛想がつきました」と。フネは波平の所に行かせるのだが、居場所が無くなり、廊下にタラがいると言うのがオープニング。タラが居場所が無いので、家出する。タラ、「饂飩や」という店の表から、手打ちうどんの実演を見ていた。一時間以上も見ていた。マスオ、子供の頃、たこ焼き屋の名人芸を暗くなるまで見ていて、叱られた事があるようだ。サザエ・タイコが目を離したすきに、タラ・イクラはまた手打ちうどんの実演を見に行く。タラとイクラが、「饂飩や」の店主、実演を見やすいように踏み台を置いてくれる。イクラ、調子に乗って店の中まで入り、椅子に座って箸を持って「はーい、はーい」とオネダリ。タチの悪い計画的犯行だな。イクラ、ノリスケを、うどんと思って、背中を踏み出す。朝になっても背中が痛むノリスケ。タラが食べたので、カツオ達も食べたいとフネと一緒に「饂飩や」。ところが「都合により当分休業します」と張り紙がシャッターに貼ってあった。花沢さんが、その店の事を知っていた。借り手を捜しているらしい。味は悪くないけど、場所が悪いのでお客さんが入らないらしい。タラ・イクラが、シャッターが下りているのに、お店の指定席の踏み台に立っていると、「饂飩や」の店主が帰ってくる。国に帰っていたけど、タラ・イクラが真剣に見ていたのがチラついて、もう一度、頑張ってみる気になったようだ。磯野家、ノリスケが食べに来て、花沢さんはクチコミで宣伝までするそうだ。イクラ・タラは指定席で味の見張りをして、これは儲かりそう。

『スキーに行きたい』
サザエ、マスオに「スキーに連れてって」とオネダリ。マスオ「ダメダメ、運動神経が鈍いから」というマスオ、サザエに膝枕をしようとしたら、寸前でかわされる。「運動神経がいいでしょう」とオープニング。物置から、スキー道具を調べると、スキー板のエッヂがさび付いて、使えたものではないとサザエに。新しく買うとなると…、諦めるサザエ。店でスキー用品を見るマスオに、カツオ「こっちにもスキー用品あるよ」と見せたのは、骨折した時に使うギブス。笑えた。マスオ、カツオにスキーは滑れると言うのだが、カツオはあまり信じない。マスオ、格好良くすべる姿を見せてやりたいけど、最近滑っていないので、練習をしていると、それをタラに見つかる。何かの踊っているような感じ。会社の同僚がスキーに行き、目の周りを残して日焼けして帰ってくる。スキーに行くのを薦める2人の同僚に、アナゴは「(俺達がやるのは)スキーじゃくて、ウィスキーだよな」と。アナゴまで、マスオは滑れないと思っている。マスオ、アナゴにスキーが滑れる所の証拠写真を撮ってきてみせてやると、息巻いて家に帰るマスオに、会社のモリタ君が右足を骨折して全治三週間の怪我の知らせが。マスオ、慌てて家を飛び出し病院に。心配して、病院に行ったかと思ったら、スキー板を借りに行ったようだ。「やっぱり、スキーに連れてってくれるのを考えていたのね。嬉しー」とマスオに抱きつくサザエ。それをカツオ達に見つかる。「もう、骨折したときの練習」と言われる始末。サザエ、タラに滑れないと思われているのに憤慨し、スキー板をはめたら、足がねじれてどうにもならない事に。フネ、カツオ達は大騒ぎになる。波平、サザエにスキーは事前にマスオに教わってんから行った方が良いと言われる。ウキエさんも友達とスキーに行くので、初心者なのでご一緒したいと言う。「怪我が心配」というウキエに、マスオは「ボクがついてますから」と。ところが、そのマスオ、椅子に乗って壁に掛けていたスキー板を取ろうしたら、椅子が滑って骨折。結局、行けなくなったというオチ。


12月18日
『おいしい年賀状』
祝サザエさん生誕60周年アニメSPIIということで、サザエさん4本立て。オープニングで、サザエ・フネ・子供達で焼き芋を食べたら、カツオの焼き芋はサザエの年賀葉書に使ったイモ判だった。カツオ激怒がオープニング。カツオ、今年は手作りの年賀葉書を作る話し。手作りハガキ入門を読んで作るんだけど、牛乳パックから作る本格的なモノ。そのせいで、磯野家の朝食には、ご飯に牛乳と言う妙な取り合わせ。牛乳の苦手な波平にとって、朝晩、牛乳はツライと苦情始末。それで、マスオは、カツオに協力という名目で紙パックの清酒を買って一杯。それにしても、清酒パック2パックも買っていたけど、あれ全部、波平と飲むつもりか。しかも、毎晩。飲み過ぎではないか。カツオ、切手もお手製。カツオ郵便という切手を作り、正月に届けるらしい。タラのタラ郵便まで切手を作ってしまう。カツオ、カオリちゃん、早川さん花沢さん、おとうさん、マスオ、ノリスケの六枚作るらしい。波平・マスオ・ノリスケは、お年玉をくれるかららしいけど。手作りの葉書があまりそうなので、ワカメに2枚あげる。担任の先生に堀川君に書くらしい。折り紙の紙を使って色つきの年賀葉書を作ろうとしたら、カオリちゃんから電話があり、来年は年賀状のやり取りは無しにして、初詣に行く事に。不要になった葉書はマスオの手に。サザエ、東西銀行に行くのだけど、強盗にあう。それでサザエの紙袋を盗まれてしまう。札束と思ったらしい。磯野家には無縁の札束だけどね。札束ではなくて、年賀状だった。切手の貼っていない年賀状、強盗は受付けは今日までという事で、お人よしにもその強盗、郵便局で切手を買って出すというのがオチ。

『美しさの心得』
屋台の焼き芋屋から「凄い美人でスタイル抜群だ」と言われて、サザエはいい気分に。買うかと思ったら、太ると困るからと、焼き芋を買わない。どうも、買いづらいらしい。サザエ、スカートのファスナーが締まらないのをカツオに見られる。カツオ「綺麗な姉さんは誇りだ」と言われて、ダイエットを決意するのだけど。波平、ダイエットの事を「減量」と言うのが笑えた。サザエ、普段でも綺麗な格好をする。カツオ、ダイエットするサザエのオヤツのケーキを取ったり、タイコさんに焼き芋を買わせて、サザエの分まで取ったりと、何かサザエはカツオに利用されている。波平・マスオから「三食食べて適度な運動すれば」というアドバイスから、サザエの反撃。窓ガラスを割ったカツオを追いかけるのが、運動というのがオチ。

『さよなら秘密基地』
ノリスケがマスオを誘って、馴染みの店に行く。ノリスケ店に入るなり「うな重の上」を頼むと、ウナギのような顔をした店主から「安い月給は少ない上、ボーナスはろくに出ないのに無駄遣いするんじゃねえぞ」と、海苔茶漬けを出される、ノリスケが。「馴染みすぎるのも困ったものだ」と愚痴るオープニング。タラ・イクラ、磯野家に秘密基地を作る。納戸に懐中電灯で遊んでいるんだけど、何をしてんだが。波平の昔の秘密基地は神社の裏で、ノリスケは木の上だったようだ。波平、駅でバッタリと伊佐坂先生に会う。軽く一杯と誘われる波平、高級料亭にと思いきゃ、波平、懐具合に心配するのが笑えた。伊佐坂先生の馴染みのおでん屋につれていかれる。伊佐坂先生の秘密基地は駅の向こう側のおでん屋。ここなら、編集者に見つからないので、安心するようだ。通勤途中に波平、マスオに伊佐坂先生の秘密基地の話していると、突然、ノリスケが現れて教えて欲しいと。口を割らない波平に、ノリスケは伊佐坂先生に直接聞くのだけど、毎日毎日しつこく聞くものだから、伊佐坂先生に教えてしまう。波平・マスオがそのおでん屋に行くと、中には、伊佐坂先生とノリスケ。せっかく、波平、カツオに口止め料まで払った小遣いが無駄に。ノリスケ、高級料理店だと思ってお昼を抜いていたようで、おでんを大量に食べる。ノリスケが「ここをぼくの秘密基地にします」と言う図々しく。ところが、おでん屋の親父、国に帰って、店を出そうとするので、閉店に。マスオに「秘密基地と言うのは、いつかはサヨナラする運命なんだよな〜」というのが、切ない。ヘロヘロになって帰る波平、路上でへたりこむ波平を介抱するマスオだけど、路上でマスオは波平の帽子を取って、何をするかと思ったら、電信柱に帽子を掛けながら「ダメですよ父さん、家に帰ったら、帽子をかけなければ」と。二人とも家に帰ったつもり。唖然とする伊佐坂先生というのがオチ。

『雪降る夜のクリスマス』
「30万円のクリスマスケーキが売っていたぞ」と言う波平。フネが新聞を広げると、阿呆がおでケーキを見ている波平の姿がオープニング。 カツオの大きな靴下を用意するというのは定番。物置から、ツリーを出すけど、飾り付けの鈴とサンタクロースはネズミにかじられていた。タマは何をしているんだ。デパートで飾りつけを買って、ツリーの飾りつけをするけど、フネ、何か足りないのに気づく。実は、ツリーのテッペンの星が無い。パーティーにノリスケ達を呼んでいたけど、イクラが突然、星を取ってと言い出す。ノリスケ、ケーキ屋から貰ってくるんだけど、イクラは磯野家のツリーに星が無いと知っていたのか。


12月11日
『姉さん、当たるも八卦』
サザエのお茶に茶柱が立つ。「何か良い事が」と期待するサザエ。サザエがタマゴをフライパンに割ると、黄身が二つ。鼻歌を歌って喜ぶサザエに、カツオが「めでたさも中くらいなりサラリーマン」とオープニング。カツオがいる事がラッキーと思うサザエ、カツオを留守番をさせて、買い物に。八百屋で、サイフを落としたと思ったら、カツオがサザエを追いかけてサイフを届ける。サイフを忘れたようだ。落としたと思ったら、忘れていたというのも、まだついていると思うサザエ、かなり楽天的。サザエ、大特売のタマゴ、最後の一パックのタマゴを買えて、しかも八百屋では特売日。かなり買い物をして、両手に一杯の荷物。帰ろうとすると、サブちゃんに会う。サブちゃん磯野家まで荷物を運んでくれると言う。身軽になったサザエ、手ぶらで帰らず、別の買い物に。歳末セールで半額で服を買うサザエ。500円の服で喜ぶ。タラが転んで足を怪我して帰ってくる。サザエが絆創膏を貼って手当てをする。ワカメがみゆきちゃんと喧嘩して帰ってくる。ワカメに言わせれば、みゆきちゃんはわからず屋らしい。カツオ、部屋でバットを振って、窓ガラスを割る。いつもなら割らないのに。本当、皆、良い事はサザエが持っていってしまうような。カツオは玄関前で立たされる。カツオ・マスオが一緒に帰ってくる。どちらかを待たずに、夕飯の支度が出来ると、フネ・サザエは喜ぶ。実はマージャンに誘われていたマスオ、サザエの顔が浮かんで断ったらしい。ここでもサザエの茶柱効果。カツオ、波平に大説教。カツオ、サザエに宝くじを買ったらと薦めるのだが、波平「宝くじで当ててやろうとするとツキは逃げてゆく」と。そんな波平も宝くじを買っていた。カツオ、トランプのババヌキで負けてしまう。サザエがトランプ占いをすると、何と「恋愛する」と出た。マスオ「けしからんじゃないか、ボクというものがありながら」と怒るが、サザエは「未亡人になると出ているのよ」と。ヤケになったマスオ、マージャンで、珍しく粘ったり、日本酒をガンガン飲んで、「どうせボクは早死にするんだ」と酔っ払う。「残りの人生好きなように過ごすぞ」と、玄関で倒れながら叫ぶ。サザエ、「当たるも八卦当たらぬも八卦」慰めて、終る。

『わが家の用心棒』
ビール一杯のつもりが、マスオつい遅くなってしまう。帰り道、前にはサザエがいた。マスオ「今日は出かける」と言っていたのを思いだす。ここで、マスオがサザエに声を掛けると、サザエが驚いて逃げ出すという展開が読めるのだが。実際、マスオがおびえながら帰るサザエに後ろから肩を叩きながら、「やあ」と言うと、サザエは「ギャー」と飛んで逃げ出してしまう。サザエは交番に「後ろから棍棒で叩かれたんです。大きくてヒゲもじゃで、まるでゴリラみたいな男」と、オープニング。マスオ「ボクだ」なんて言えなくなってしまう。朝、サザエは「夕べは眠れなかった」と皆に報告するのだが、マスオが動揺して眠れなかった。サザエはぐっすり寝ていた。サザエ、強くなって柔道を習おうと決意する。「我が家の安全は私が守る」と大張り切りなサザエ。反対できないマスオに、アナゴから「マズイことになる」と忠告。経理のスナダ課長の所に泥棒が入ったのだが、見事に倒して、後ろから縄で縛って捕まえてしまった。新聞記者に警視総監賞モノと言われるのだが、主人が帰ってきたと思って、間違えたようだ。アナゴ、妻が強くなると、男の権威が落ちてしまう事を心配する。マスオは「うちに限って、そんな事にはならない」という流れから、景気づけに一杯誘うアナゴ。二日連続の飲みに行くマスオ。怒っているだろうな〜と夜中に帰ってくるマスオ、家に入る前に「ペコペコしていたら、男がすたる」と威勢良く玄関を開けると、待っていたのは柔道着を着たサザエ。マスオ、素直に謝る。実は、サザエし柔道着姿を見て欲しかったようだ。それにしても、不思議と似合っている。全然、違和感が無い。完全に鬼嫁候補。柔道教室の先生から筋が良いと褒められたようだ。サザエ、朝から柔道の練習。カツオ、三日坊主に終ると思っているのだが、一週間も続く。これ以上強くなると困るマスオ、カツオが辞めさせるように作戦を考えると思ったら、マスオに「家庭の医学」を渡す。「読んでいた方がいいよ」と、サザエに投げられてケガをするかもしれないからと。昔の知り合いと会うことになって波平・フネが出かける。そこに押し売りがくる。ワカメが出て、困っているのを見て、マスオが威勢良く出て行ったのだが「うちには鬼のような女房がいて、子供が五人」と泣き落とし。すっかり、同情するマスオが、ゴムひもを買おうとすると、ここでサザエが出て行く。何と、柔道着を着たまんまで。押し売りは飛んで逃げていってしまう。マスオ、最後の手段だと、オープニングの犯人は自分だと白状して、そんなに強くならなくても良いと言うのだが、サザエは柔道は良い気分転換になると辞める気はない。サザエ、3時30分、道場に行こうとする。ワカメ「何か、逞しくなったみたい」と言われ良い気分になるのだが、マスオ「少し太ったんじゃないかな」と言われて、サザエはガックリ。サザエは根がおしとやかだからと言って、今日で道場を辞めてしまう。カツオ「これ以上、太るのが嫌だった」とスバリ。スバリ言えるのは、今日、カツオはサザエをつけていたようだ。サザエ、道場が終ると、隣りの喫茶店で行き、ケーキを三つ食べてしまう。サザエ、道場に通っていたのは、柔道ではなく、ケーキ目的だった。柔道を辞めたサザエ、柔道着は、丈を直してマスオに譲る事に。最後に、柔道着姿のマスオが出てくるが、サザエに背中を叩かれて「いたたたたっ」と、どうも弱弱しそう。

『母さん若返りの術』
フネ、懐かしの歌声をテレビで見ながら「昔は美人だったのに」と。フネ、箱の入ったせんべいのフタ(金属)で自分の顔を見つめているのをタラに見つかってしまう。タラ、サザエがおばあちゃんになるのは、似合わないからと泣きながら嫌がる。カツオ、百歳なってもカツオを追いかけると言う。フネが老けるのはカツオが心配をかけるからだ(カツオのせいで、フネの白髪が増えた)と思い込む。タラ、フネに白髪が増えないように、カツオを朝起こしたり、「学校で良い子にしているんですよ」と言ったりする。タラ、カツオの靴を隠してサッカーに行くのを阻止。「遊ぶのは宿題が終ってからです」と。中島にも、宿題をするように言うタラ。おじいちゃんの白髪が増えると言うタラだが、中島のおじいちゃんはすでに白髪。その事をタラに言うと、笑ったのだが「飼っている文鳥が白髪になる」と言い出す。かなり、笑った。テレビを見て風呂に入らないカツオ、タラは「おばあちゃんに心配をかけたらダメです」と、テレビを消してしまう。カツオ、このままでは、ボクが白髪になってしまうよと、サザエ・マスオにタラを何とかして欲しいと文句を言う。漫画を読んでゲラゲラ笑っている所に、お使いを頼むフネ。すぐに漫画の上に教科書らしき本を置いて隠して「勉強しているんだよ」と言って、断るのだけど… 何と、机の下にタラが隠れていた。机の下から出てくるんだけど、物凄く驚いた。フネん心配させないように、タラがカツオのストーカー状態。フネ・タラが公園に行くと、砂場で遊んでいるイクラと一緒にいるのは、ノリスケの母親。長旅で疲れているのに、磯野家に挨拶に行こうとする元気さ。ノリスケの母親「ノリスケのような息子を持つと歳を取る暇が無い」と言うのをタラが聞いてしまう。タラ、カツオに、心配かけていいよと言うのだけど、何か、間違っていないか。サザエが見立ててくれた、新しいワンピースを恥ずかしながらフネが着る。帰宅する波平をそのワンピースで迎えるのだけど、全然、気がつかない。鍋をかき回しながら「お前のお父さんって人は、そういう人なんです」とカリカリとサザエに愚痴る。タラがそれを聞いて「おばあちゃんに心配かけたらダメですよ」と波平に一喝。


12月4日
『姉さんは編み物名人』
サザエ、公園で手袋を編んでいると、次から次に手の部分を教えて欲しいと主婦達が。サザエがタラを砂場で遊ばしている間に、主婦達に丁寧に教える。結果、七本の指の手袋を編んでしまうサザエというのが、オープニング。それにしても、早業のサザエの編み技。波平、子供の頃、おばあさんに教わって編んだことがあったな〜といいつつ、サザエの編み掛けの糸で少し編んだから、それをカツオのイタズラだと思って(目がバラバラだったから)、サザエはカツオの頭をペシャリ。それを見ていた波平、カツオの頭をなでなでする。サザエ、編み掛けの青のセーターをカツオの背中に当てたから、自分のだと思い込むカツオ。サザエ、自分のセーターを編んでくれていると思って、買い物や皿を拭いたりしているが、実はサザエが編んでいたセーターは、実は、他の子供のセーター。すっかり、ガックリする。タラのセーターを編んでいると思ったら、実は伊佐坂先生のモノ。オカルさんに頼まれたようだ。伊佐坂先生、セーターを着て歩くのだが、波平が伊佐坂先生の後姿を見て「どこかで(見た様な)」と思うほど、違和感。いつも和服だったから。なかなか、似合っている。伊佐坂先生も気に入っている。サザエ、カツオ・ワカメの枕元にプレゼント。中身はセーター。カツオのは魚のカツオのプリントされた青のセーター、ワカメは赤色のワカメのセーター。タラ、タラのセーターというが、カツオのとはどう違うのか。同じ魚のような… 波平が会社から帰ると、マスオはマスの絵入りのセーターでお出迎え。波平のもセーターを編んでくれたのだが、波平、披露するのが、恥ずかしいのか、浴衣の下にセーターを。恥ずかしそうに、浴衣を脱いで披露する。フネは船の絵入りのセーター。サザエは、豪華版、色つきのサザエのセーター。

『忘年会シーズン到来』
マスオ・波平の忘年会シーズンが始まる。波平、忘年会の日時がわからないと宣言。突然、入るときがあると言うのだが。マスオ、サザエから9時には切り上げて欲しいと言われる。何と、マスオの鞄に目覚まし時計を入れて、時間を知らせるという大技が飛び出した。忘年会時の磯野家の家庭は、お粗末な食事。海山商事の忘年会、「酔った酔った」と言いながら服を脱ぎ、課長の裸踊りが始まる。「すっちゃらか、ちゃんちゃん」と両手にお盆を持って大事な部分を隠しながら素っ裸で踊りだす。課長の奥さんは凄く厳しい人らしく服は丁寧にたたんである。9時なると、目覚まし時計がマスオの鞄から鳴り出す。サザエは、駅までマスオを迎えに行くのだけど、11時になってもマスオは帰らない。ベンチには、酔っ払ったおじさんが不自然に寝ていると思ったら…。そして、波平が改札口から出てくる。サザエと波平、話していると、「いいぞ課長」と言うマスオの声。ベンチで寝ていたのは、マスオだった。余興の変装のままベンチで寝ていたようだ。鼻ヒゲにデカイ鼻、メガネをかけたハゲ頭、絶対にマスオには見えない。帰宅時間を目覚ましで知らされたので「それーっ」とばかり飲んで、酔っ払ったようだ。翌朝、アナゴ君からマスオは感謝される。夕べ、奥さんは午前様と思って機嫌が悪かったところに、夕べ、マスオが早く切り上げて早く帰ったから、驚いたと同時に喜んだらしい。これで、アナゴの奥さんのマスオ評価が上がったようだ。そして、今日は、仲間内の忘年会。磯野家はすき焼き。波平達がいないお粗末になるとブーイングが出たからと言って、すき焼きに。マスオ達の仲間内の忘年会。課長も出席して今日も裸踊り。飲み会の席に、オナゴ君に奥さんから電話が入る。マスオがちょうど電話に出て、受話口をふさいでアナゴに知らせる。アナゴ「ボクはいないよ」と言うので、マスオ「とっくに出ました事にするかーっ」と言うのだが、マスオがふさいでいたのは、聞く方だった。慌てて、アナゴは電話に出るのだが、ただではすまないようだ。奥さんがホウキを持っている鬼の姿。店の外では、打ち身、切り傷、ミミズ腫れに効く薬売りがいたのも、おかしい。マスオ、アナゴの家まで送る。アナゴ「ボクは酔っ払っているから」と急に失神してマスオにもたれかかり、マスオはアナゴを担いで家に入る。マスオ、遅れて家に帰る。磯野家の前で、歳末警戒中のお巡りさんに会うマスオ。職務質問される。それをサザエが見ており「宴会場を出たのは9時ですね」から、サザエの追求が始まる。マスオ翌日の夕方、そのお巡りさんに会う。早い帰宅のマスオに「わかります」と言うのだが、そのお巡りさん、サザエの事を鬼嫁だと誤解しているような… そのお巡りさん、酔っ払った波平に会う。居酒屋の前のタヌキの置物と「お国はどちらですか」と語りかける波平、なぜか、不気味すぎる。

『父さんが泣いた日』
カツオ重要な話しがあると言って波平に。サザエがお嫁に行く時に泣かなかったと聞くのだが、波平は泣かなかったと言う。カツオ、波平が泣いているという証拠を見つけたら、波平に小遣いをいくらだけも出すと約束させる。そのかわりに、見つけられなかったら、毎朝、学校に行く前に1時間、勉強をする事に。カツオ、サザエに聞くと「泣いた、泣いた、ハンカチがビショビショになるくらい」と言うのだが、それはサザエの話しだったようだ。マスオは、すっかり舞い上がって、波平の顔を見る余裕が無かった。カメラマン役をしていたノリスケの所に行く。写真は皆に渡して、あまり良い写真は残っていなかった。マスオから泣くとしたら花束贈呈の時というのを聞いていたので、花束贈呈の写真を見ると… 波平は笑ってフネとマスオからの花束を受け取っていた。ノリスケがネガをチェックすると、ハンカチで涙を拭いているような写真が見つかる。カツオが現像して見ると、写真には波平がメガネを取ってハンカチで涙を拭いている。これを波平に見せると、それは感激屋の海平おじさんだった。写真には毛が二本ある。(でも、ビデオで確認したけど、最初の時は毛が一本だったけど。どこで写真は… もしかしたら、毛を書いてしまったのか)。カツオ、朝勉をする事に。花沢さんのお父さん、テレビの前で泣きっぱなしようだ。ドラマを見ながらでも、野球を見ながらでも、天気予報を見ながらでも泣くらしい。天気予報は、大好きな天気予報師の女の子が引退するからと泣いたようだ。カツオが朝勉していると、フネが波平が泣いた時の事を話してくれた。カツオが生まれた時、男の子が欲しかったので、嬉しくて嬉しくて嬉し泣きしたようだ。波平の目の涙がキラキラ光ったようだ。その時の写真もあり、メガネを取り大泣きしている波平の写真かと思いきゃ、海平おじさんだったオチ。


11月27日
『ぼくはボタン師』
マスオのコートの取れかかっていたボタンをカツオがつけた。家庭科の先生も筋がいい絶賛して「カツオの付け方だと10年間はとれない」と言われたそうだ。今回の話しは、カツオがボタン師として生きてゆこうとする話し。中島の家に寄りシャツを持って帰る。ボタン付けを頼まれたようだ。カツオの将来の野望は、ボタン付けのプロになる。まずは、電車の定期を買って、電車に乗り、ボタンがとれそうになっているサラリーマンを見つけて、次から次にボタンをつけてゆく。カツオ、帽子にもボタンをつけている。それが、カツオのボタン師の格好のようだ。話題を呼んで一人で仕事をこなせなくなったら、中島と西原を雇って会社組織とする。かくして、カツオボタン産業は急成長。社長のカツオは豪邸を建てる。豪邸の名はボタン御殿。そして、庭の花は牡丹。波平、あまりにも馬鹿馬鹿過ぎて笑う気にもならないと。そんなカツオ、コートのボタンを落とした若い女性と会う。とれていないボタンを見て、どこかで見たようなボタンだと気づく。サザエのコートのボタン(そっくりだったので)を拝借して、その女性のボタンを付けてあげる。サザエがコートのボタンが無いと騒いでいる中、カツオは手芸工芸に行き、ボタンを探すのだが、売っていない。珍しいボタンのようだ。そして、そのカツオがボタンを付けてあげた女性が、伊佐坂先生の所の編集者だった。感激して電話してきたようだ。少年が無くしたボタンを「あっ」という間に探して付けてくれたそうだと。伊佐坂先生、波平と碁をしている時の話題に出したのだが、その少年の特徴からカツオだと分かる。波平「こんな事をしてボタン師として恥ずかしくないのか」と説教。そして、ボタン師は禁止となってしまう。編集者が無くしたボタンは、ハチが小屋に隠していたようだ。

『父さん、愛のムチ』
波平、カツオが口笛を吹いていると思って、カツオの名を呼んで叱ろうとしたら、実は友達の橋本君が吹いていた。で、波平は「いいから続けたまえ」と言って、橋本を怒らない。ワカメもタラとマモル君と遊んでいる時に、マモルが波平の背中に乗っかると、それをワカメだと思って、叱るのだが、乗っかったのがマモルだと知った波平「マモル君か」と言ってオデコをなでる。どうして、よその子なら叱らなくて、自分の子なら叱るのかと、カツオ・ワカメは落ち込んでしまう。純粋な心が傷つけられたと。もしかしたら、波平は私達の事を嫌いになったのではと。サザエ、そんなワカメ達の「お父さん(波平)に傷つけられた」と言った言葉を虐待されたと勘違いする一幕もあり笑えた。波平が散歩していると、ガードレールで遊んでいる子供がいた。波平、すぐに子供を抱えて、お尻ペンペンする。波平、自分の子供だと思って、つい、やった事なのだが、子供な泣き出してしまう。波平が帰ってくると、サザエが「どうして、子供を叩いて泣かせたの」と。波平、ガードレールの子だと思って「ただ、叩くつもりは無かったのだが、つい、うちの子供のつもりで」と言ってしまう。それを、カツオ・ワカメは「やっぱり」「うちの子じゃ無いって言っているんだわ」と勘違いしてしまう。波平、カツオ・ワカメのご機嫌を取ろうとして、二人にマンガを買うのだが、タラ「ボクも欲しいです」と。カツオ達、波平がカツオならダメで、橋本からいいという理由を教えて欲しいと聞く。考えてみれば、説明しづらい問題である。波平は波平で、そんな事もわからないのかと、説明しない。そんな時に、ガードレールで遊んでいた子供のお父さんが子供と一緒に磯野家に。「孫が無きながら帰ってきたので事情を聞くと、ガードレールで遊んでいたら知らないおじさんに叱られたと。よくぞ、叱ってくれました。自分の子のように叱ってくれなかったら、懲りずにまた遊んだでしょう。貴方の様なお父さんを持つ子供は幸せでしょうな」とお父さん。それをカツオ達が聞いて、誤解は解けたんだけど… それにしても、どうして、波平の家を探したのだろうか… 仲直りしたカツオ・ワカメ・波平。波平「今度の日曜日三人でどっか出かけるか」と言うのだが、タラはタラで「おじいちゃん(波平)、ボクの絵本買ってくれるって言ったです」と。そして、「どうして、始めに買ってくれなかったんですか」と言われて、波平困るというのがオチ。

『ワカメ冬じたく』
サザエが次から次に出す服に「こんな服、嫌だ」「それも嫌」と下着姿で、ダダをこねるワカメ。フネが他所行きの服を出してくれた。それでクラスで写真を撮ったんだけど、写真にはなぜか、顔しか映っていないオープニング。サザエとワカメ、ミツコちゃんの晴れ着を見に行く。が、お母さんとお婆ちゃんに晴れ着を着せられたミツコ、ソファーに座ると「帯が崩れちゃう」と言われ、「着物が汚れちゃうわよ」と言われて、ミツコはサザエ達が来る前に他の服に着替えてしまう。ガックリするミツコのお母さんとお婆ちゃん。ワカメ、晴れ着を着たいと言う。フネに晴れ着を着せてもらう。遊びに行くワカメに「外に出て汚しちゃったら困るわよ」とサザエに言われ、フネからは「シワにならないように気をつけるのよ」と言われ、タマと遊ぼうとすると「着物にタマの足跡がついたらどうするのよ」とサザエに。フネのエプロンつけてケーキを食べるワカメ。自由に動けないというので、ワカメ、着物を脱いでしまう。いつものパンツ丸出しスタイル。公園でかくれんぼすると、ワカメ、水溜りに落ちてしまい、パンツまでビッショリ。家に帰って着替えるけど…


11月20日
『カツオ出世払い』
カツオ、月刊少年マンガをサザエに買いにいかせて、お金は紙に500円と書いて小切手(500円)で。しかも「現金にするのは出世払いでね」というカツオ。それを波平に言うと、波平がサザエに現金を渡して、この小切手は来年のお年玉から差し引くと言う。出世払いから、お年玉が無くなるというので、カツオ、ビックリ。何と、カツオ、サザエだけに小切手渡したのではなく、無くした消しゴムを探してくれたワカメに千円の小切手を渡していた。回収するカツオだが、それをサザエに奪われ、ワカメは波平に持ってゆく。ワカメ、昔は兄思いじゃなかったのか… タラにも一万円の小切手を渡していた。タラは、お菓子をもらったリカちゃんに渡したと言う。タラ、一万円の価値がまだ分かっていないのか。すぐに回収に行くのだが、リカちゃん熱を出して寝込んでいる。リカちゃんのママがスカートの中から取り出してくれたのだが、洗濯していたのでボロボロになっていた。安心したカツオ。その話しを花沢さんに話すカツオ。花沢さん「磯野君は簡単に社長になれるわよ。私と結婚すれば花沢不動産の社長になれる」と。花沢さん、逃げてゆくカツオに照れて入鹿と勘違いして、ハートマークが一杯になる。タラに書いた小切手、リカちゃんのママが余計なお節介で、サザエに持ってきてくれた。粉々になったのは別の紙だったようだ。カツオは一万円と書いたつもりが、十万円になっている。もし、これを波平に見せたら、お年玉どころか… サザエ、タラに小切手を切った理由を聞こうとするが、理由は言えない。実は、タマの爪にイタズラでサザエのマニキュアをつけようとしたら、そのマニキュアの入った瓶をこぼしてしまったのだ。しかも、それを誤魔化そうと、その瓶の中に絵の具を入れたという。カツオ、風呂場でマスオに聞き出されてしまう。そのマニキュアは外国製で高いようだ。マスオは、同じものを買ってすりかえてくれるという優しさ。化粧品売り場でソワソワしながらマスオは買うのだけど、それをオカルさんに見られてしまう。オカルさん経由で、フネに知られてしまうマスオ(オカルさん。「おフネちゃんの耳に入れておいた方がいいと思って」とフネに教えるんだけど、オカルさん、マスオの浮気を疑っているのか)。サザエ、リカちゃんのママと買い物で会い、お喋りなリカちゃんから、カツオが絵の具の瓶をこぼしたという現場をタラが見た事を知る。絵の具はチューブたから、何の瓶だという事になって… 波平に説教されるカツオ。サザエも「高い、高いと言うけど、イクラするんだ」と波平に言われて、逃げてしまう。面白いのは、ここから。波平「だいたい出世払いと言っているが、努力もしないで出世するわけがなかろう」と言うのに大して、カツオは「努力をしても出世できない人もいるでしょう」と波平に。波平、それに対して立ち上がり「だからといって、楽をして良い目にあおうと」と熱弁を奮うが、立ち上がったた拍子に、服から宝くじが… おそらく年末ジャンボだと思うが、結構な量…

『名画家マスオ』
マスオ、ヒゲのおじさんの家に。美大の息子の絵を見て「とてもいい絵ですね」と言うが、逆さまに見ていたマスオというのが、オープニング。カツオ、風景画の宿題を出された。波平に手伝ってもらおうとしたが、サザエに描いた地図、交番の絵を見て、諦める。中々の腕前というマスオにも、カツオは腕を信じられず、諦めて、自分で描く事に。マスオ、カツオに腕前を見せてあげたいと思い、スケッチブックを探すが、絵の具と一緒に、ワカメにあげたようだ。旦那の物でも、何でもあげてしまうサザエ… 道具を文房具屋に買いに行くマスオ。公園で絵を描いている少年がいると思って話しかけるとカツオだった。マスオ、サザエの絵を描こうとするが、似ているような似ていないような… 菊の絵を描いたカツオ、中々、上手く描けているような。タラが、マスオの描いたサザエを茶の間に持ち出してくる。マスオの机の引き出しに隠してあったのに。サザエ、マスオが描いた絵は「私じゃない」と全否定。「誰なの」という事になり、サザエは怒ってしまう。マスオ、それで自信を無くす。サザエ、カツオを使って聞き出そうとするが、絵に自信を無くしたマスオは「内緒」と。サザエ、台所でタワシでフライパンをこすりながら顔が怖い… サザエの機嫌がなおるまで、散歩に出かけるマスオ。そこに泥棒が。唐草模様の大風呂敷一杯に荷物を持ち出す泥棒と玄関でぶつかってマスオと泥棒が転んでしまう。泥棒と見詰め合うマスオは「泥棒」と叫ぶ。交番で、マスオは似顔絵を描くが、うまく描けない。「眉が太くて目がギョロリ」とマスオは言う。交番で絵が趣味の若い人が似顔絵を描くと、そっくり。タラ、伊佐坂先生に、マスオが描いた絵を見せる。それをサザエが見ていた。「モデルはサザエさんですね。絵はそんなにうまくないですが、モデルに対する愛情が伝わってきますよ」と。サザエ、すっかり、ご機嫌に。食事中に、お巡りさんがやってきた。泥棒が捕まったようだ。絵より正確な観察力があったからと言われるけど… 皆から、拍手される。マスオ、またまた絵を描く。皿の上に乗ったリンゴ、バナナ、ナスビを描いたのに、ワカメはナスビを「カバじゃないの」と。

『母さん、年の功』
フネ「傘を持っていた方が良いよ」というのに、波平は「いらん、いらん」と断り、波平と一緒にカツオも傘を持っていかない。その後、雨が降る。サザエはフネの言う事を聞いて、雨に困らずにすんだ。それにしても、クシャミで噂しているのがわかるマスオ・波平。波平などはフネではなく、サザエだという事まで分かってしまう。傘を持っていかないカツオの為に、学校まで、傘を持ってゆくフネ。カツオ・フネの後ろから、「雨、雨、降れ、降れ、母さんが…」と、花沢さん達が歌いながら歩く光景は、何か、不気味。フネと歩いていると突然、カツオに端に寄りなさいと言うフネ、その言葉を聞かなかったカツオは思いっきり車の泥っぱねを頭から浴びてしまう。予想外の展開は、サザエが亀の甲より歳の功を説明する。いつから、波平ばりの博学なったんだ。同じように、波平をむかえに行くフネ。この二人の学習能力を高める為とはいえ、苦労するよ。オチは、「高級なブランディーが隠してあるよ」と言って、波平を物置に閉じ込めてしまうカツオ。カツオ「こういう事なら簡単に誘拐されてしまう」と。波平カンカンになるが、フネに「もっと冷静にならなければ。こんな所に高級なブランディーが隠してあるわけないんじゃないですか」と言うフネ。波平、フネの手の上の乗せられた波平に、カツオ「母さん(フネ)が大きく見えるというのがオチ。


11月13日
『うどんとスパゲティー』
サザエ・ワカメ・タラが歩いていると(ダイコンが買い物籠から見えるので買い物帰りらしい)、花沢さんが「助けて下さい」と。花沢不動産に外国人が来ているので言葉が分からず困っているようだ。花沢さんのお父さん「アイアム ジャパニーズオンリー」と喋って困っている。イタリアの人らしい。それなのに、サザエは「語学は度胸よ」と、イタリア人の話しを聞く。イタリア人「畳、ふすま、障子、ちゃぶ台」という単語から、サザエは、畳やふすまあって、障子やちゃぶ台あるような和風の部屋を探していると推測する。その推測が大きな事件を起こす。なぜか、花沢さん、ピッタリの物件があると言って、カツオの家を紹介する。磯野家の家族会議、皆が賛成する中、波平が断固大反対。「どんなにいい人でも言葉の通じない人間と同じ屋根の家で暮らすのはゴメンだ」と。サザエからマスオの意見を聞こうとすると、波平から睨まれているマスオ「ボクは昼間は会社だからお母さん(フネ)はどう思われます」と、巧妙に責任逃れ。サザエは波平に「一度会ってみたら」と言うのだが、波平「会っても無駄だ」と部屋を出て行ってしまう。そのイタリア人、カルロスと言う人、明日、部屋を見に来るそうだ。翌日、カルロスさんが来た。何と、引越しの車までやってきている。カルロス、磯野家に上がりこんで、ちゃぶ台を見て「ちゃぶ台」と、ちゃぶ台を持ち上げて大喜び。カルロスは、サザエに「これどうぞ」と渡す封筒。封筒の中身は一万円札が一杯。カルロス「畳、障子、ふすま、ちゃぶ台」と言って、引越しの人がフスマを外して持ち運ぼうとする。サザエは止めようとするが、カルロスはちゃぶ台を持ち上げて、ダンスを踊り、磯野家を出て、ちゃぶ台にキッスまでしている浮れぶり。そこに、タイコさんがやってくる。タイコさんがイタリア語でカルロスの話しをして、誤解を解いてくれた。カルロスは下宿人になりたいのではなく、畳やフスマが欲しかったようだ。タイコさん、学生時代にイタリア語をかじった事があるようだ。ワカメもかじりたいと言って、タイコさんの家に行くのだが、カツオは「ワカメは、イタリア語をかじるといってケーキをかじりにいったんじゃないか」と。案の定、ワカメは、ピザをかじってる。少し笑えた。タイコさん、イタリア人のペンフレンドがいたので、それでイタリア語がうまくなったようだ。語学が上手になるには、外国人の友達を作る事だと言われたワカメは、さっそく、カルロスの息子と仲良くなる事に。カルロスの息子がカルロスと磯野家に遊びに来た。ワカメは息子のピエトロ君とママゴトをするのだが、カルロスとは相性が悪いようだ。ピエトロ君、サッカーが上手い。ママゴトよりサッカーの方がいいのかも。カルロス、スパゲッティーよりうどんが大好物。そんなカルロス、波平と碁をするのだが、中々の腕前。それでもかじっただけなようだ。中々の秀作だった。

『若い若いお年寄り』
リカちゃんとタラが公園で遊んでいると、ベンチにお年寄りが。リカちゃんとタラ、あのお年寄りは、おじいちゃんか、おばあちゃんかと予想する。タラは「絶対におばあちゃんです」と言い張る。その声が、届いたのか、ベンチの年寄りは「さあ、どっちかな」と。おばあちゃんだった。でも、何か、失礼な感じ。おばあちゃん、「当たったという事は、おばあちゃんがいるんだね」と、タラの家に遊びに行きたいと言う。素直に承知するタラ。勝手に、そんな約束をさせられたフネ・サザエは慌てる。カツオが「お父さん(波平)と茶飲み友達になりたかったんじゃないの」と言うので、波平、マスオに今度の日曜日、ゴルフの練習に行こうとミエミエで誘う。日曜日に、磯野家に訪れたのは、和服の綺麗な人。女優だったようだ。今度、おじいちゃんとおばあちゃんの役をやる事になって、今、勉強中らしい。タラがおばあちゃんと間違えたぐらいだから、メイキャップは大成功。次は、どうしたら本物のお年寄りに近づけるか、勉強させてもらおうとしたようだ。が、フネでは若すぎる。で、裏のおじいちゃん、おばあさんを紹介する。カツオ・ワカメが公園に行くと、ベンチに白いヒゲのおじいちゃんがいた。女優が変装していると思って、磯野家に連れて行き、カツオは、ヒゲを引っ張ったりする。公園には、白いヒゲおじいちゃんを探すオバサン。そこにフネが通りかかる。補聴器を忘れて、出掛けて心配するオバサン、フネに話しかけて、フネも一緒に探す事に。磯野家では、やっと、女優じゃないと気づく。耳が聞こえないので大きな声でサザエが「どちらさまですか」と言うと、おじいちゃん、饅頭を取って「これ、大好物です」と。ズッコケル、サザエとカツオ達。サザエ達、交番に連れて行こうとすると、フネとバッタリ。おじいちゃとオバサンが会って一件落着と思いきゃ… 白ヒゲのおじいちゃん、昨日、亡くなった奥さんとそっくりな人を見たと公園に行きたいと言う。サザエ、カツオは、おじいちゃんが見たという亡くなった奥さんとそっくりな人は、ふん装した女優さんかもと言うが、もし、女優さんがふん装して来なかったら、ガックリするかもと言うが、波平は「かえって、その方が喜ぶかもしれんぞ」と。波平の歳の功で、当たる。おじいちゃん、ふんそうしていない女優さんを見て、喜ぶ。おじいちゃん「似ている。若い頃のばあさんの生き写しじゃ」と。オチは、サザエから波平に、忘れていった眼鏡を届けに行くついでに長寿の秘訣を教えてもらえばと。白ヒゲおじいちゃんに教えてもらうのだが、最初は、白ヒゲおじいちゃんが乾布まさつしながら「規則正しく」、おじいちゃんの食事をするのを波平メモりながら「粗食する事」と教えてもらうのだが、白ヒゲおじいちゃんが布団に入りながら「睡眠を取る事」と言うのに、波平は「客の前で寝るなんで」と心の中で。そこで、おじいちゃん「決して、怒らぬ事」というのがオチ。

『カツオ教育論』
オープニングはカツオがお父さんになり、波平・フネが子供に。カツオ「勉強やお使いはいいから」と、波平・フネにお小遣いを渡す。でも、波平、子供なんだけど、メガネを掛けてヒゲ面、しかも頭の毛が1本。フネはワカメスタイルで、パンツ丸出し。カツオはイガグリ頭。カツオ「ボクならそういう(こづかいをすぐに渡すような)親になる」というのだが。波平も、カツオの頃は同じような事を考えた事があるという。しかし、社会に出て、親に厳しくされた事が役に立ち、それを感謝していると言う波平。カツオの本音はローラースケートをねだりたいのだが。伊佐坂先生に「厳しくない家庭に育って偉くなった人を知っていますか」と聞く。ところが、伊佐坂先生「そういう家庭に育った人はロクな人間にならない。この私が良い見本だよ」と言われる。伊佐坂先生の両親は甘かったようだ。勉強しろと一度も言われた事が無いと言う。それで、小説家になりたいと思うカツオ。ところが、波平、伊佐坂先生は、本の虫と言われるほど本を読んだと言う。そこで、カツオは、図書館で本を借りてくる。が、カツオ、家なき子の本を読んで泣いてしまう。カツオの家に先生から電話がある。休み時間を校庭に出ないで本を読んでいると、心配しているようだ。カツオ、家なき子に影響される。マルコやレミにより、どれだけ幸せだろうと考えて、積極的にお使いをするように。口うるさい姉がいようと、お喋りな妹がいようと、ボクには暖かい家庭があると言うカツオ。「ママ」とすぐにサザエを頼るタラに、カツオは「甘えていてはダメだよ」と。食事がちょっと遅れたぐらいで騒ぐタマにまで「エサをもらえない野良猫と比べたら、どれだけ幸せか」と説教しだすカツオ。すっかり、名作に影響されている。ついに、靴が履けるだけ幸せと思わなければと、ローラースケートを諦めるカツオ。カツオ、お次の本は、伊佐坂先生から借りた「トムソーヤの冒険」これに影響されて、お使いのネギとキャベツのお釣りで、屋根を買うカツオ。木の上に小屋を作る魂胆。波平も子供の頃、木の上にムシロで作り、マスオもダンボールで作った事があるようだ。


11月6日
『タラちゃん子供の鑑』
タラ、裏のおじいちゃんの家の前をホウキではいて、おじいちゃんから、袋入りのお菓子とチョコレートをもらう。しかも、色々な所を掃除しているらしい。それで、サザエ「他所の家をお掃除に行ってはいけません」と禁止令。そんな反抗期タラ、公園を掃除する。そこに、ヒゲの男がタラを「子供の鑑」と言って褒める。ヒゲの男、ご褒美だと言ってお金を渡そうとすると、タラはお母さんに怒られるからと断る。それで、ヒゲの男は、子供がしっかりしているのは親の躾が良いからと、勝手に解釈して、サザエに会いに磯野家に。ヒゲの男は、わかば子育て塾の主宰・山室竹馬(住所:東京都荒川区南千…)。山室さん、サザエを子育て塾で講演して欲しいとお願いする。サザエは断ったけど、フネ・マスオも反対される。カツオ、井戸端会議なら出来るんだけど…と。山室さん、強引な人で、今度会ったら、断れないと、サザエはタイコさんの家に避難。その山室さん、磯野家にくるが、フネはサザエ、タラとデパート行ったと言うと、山室さん、講演用の服を買いに行ったと勘違い。しかも、サザエの似顔絵入りのポスターの下書きを持ってきていた。本格的に話しは進んでいる。恐れをなした、波平・マスオは、断りに、子育て塾にわざわざ荒川区まで行く。山室さんは、諦めたのだが、今度は、人生経験豊富な波平を講師にとお願いする。孫のタラちゃんの事を話してくれればありがたいと言うのだが、波平はあがり症。おでん屋で反省する波平・マスオ、磯野家の皆には内緒にする事にする。数日後、山室さんが波平の会社に訪ねてくる。山室さんの子育て塾、開校日になっても生徒が集まらないので、講演は中止になったようだ。波平、ホッとする。出来上がった、波平の似顔入りのポスターは会社に置いておいたのだが、オカジマさんがわざわざ磯野家に持ってくる。丸まったポスターを、波平は会社の書類だと言うけど、タラ・カツオが書類を望遠鏡みたいに覗いて遊ぶ。そして、最後に、タラが「おじいちゃんが見えまーす。この中(ポスター)にも、おじいちゃんが見えまーす」と。波平「ばれた」がオチ。

『ド忘れ注意報』
朝、磯野家にゴルフクラブを持ったおじさんが尋ねてくる。波平と約束したらしい。ワカメが波平を起こしに行くと、今度は釣りの約束をしていた人も来る。そして、碁の約束をしていた人がやってくるんだけど、その人、碁盤ごと持ってきているんだけど… サザエから「物忘れがヒドイ上に安請け合いするから」と言われるのがオープニング。波平、通勤途中、定期入れを忘れているのに気づく。切符を買おうとするけど、どこまで買えばいいのか、すぐに分からない。しかも、定期入れはスボンのポケットに入れていたとは。オープニングといい、定期券といい、ド忘れとは程遠いゾ。ボケが始まったのでは。それでも、カツオ「お父さんはちょっと物忘れしただけじゃないか」とフォローする。サザエも風呂の水を出しぱなしにするし、魚を焦がしたり、フネも炊飯器のスイッチを入れるのを忘れたりと。カツオ、波平が「こづかいが足りなかったら都合してくる」と言った思わせて、お金を貰おうとする。波平「いつ言った」と言ったら、カツオ「一昨日」と答える。波平、その日は残業だったと、ウソを見抜くのだが、実は一昨日は残業ではなく、飲んで遅くなった日だった。イクラ、タラの家まで、道順を覚えている。イクラの年代は、ドンドン新しい事を覚えてゆく。フネ、カツオのテストが返される日を覚えていた。カツオ、算数30点だった。波平の説教「お前は記憶力というよりも、身を入れて勉強しているかが問題だ」と。波平、物忘れがヒドイと言われて、そのままにしていないと。日記をつける事にしたと言う。思い立ったが吉日、明日、日記帳を買ってこようと言う波平に、三日坊主の日記帳が押入れの箱から沢山出てくる。波平、日記をつけようとするが、今日一日のことが思いだせずに筆が進まない。会社で、波平はオカジマさんと物忘れの事で話す。ついウッカリが多くなっり、それで不安になったオカジマさん、歳を重ねれば誰にでもよくある事だと、開き直ったら、ホッとしたという。でも、二人とも、会社の打ち合わせを、ついウッカリ忘れるとは… 波平、物忘れの事を気にしないようにした。夜、洗面所の水道からチョボチョボと水が出ているのを、波平が気づき、カツオに「(水道の栓は)きちんと締める」と注意する。翌朝も、波平は水がもれている洗面所の水道を見て、カツオに注意をするが、ワカメに言わせれば、蛇口が壊れていると、昨日から言っていたらしい。オチは、磯野家全員でお出かけ。そこに泥棒が入ろうとするが、サザエが忘れ物、波平はカメラ、フネは戸締りをしたかどうかと、次々に舞い戻ってくる人々に、泥棒も「もう、やめた」と。それにしても、この三人、皆、鍵を持って鍵を差し込もうとするスタイルで走って玄関に戻ってきたのは、笑った。

『とんだ鍋奉行』
カツオ、花沢さんからすき焼きを誘われる。が、あの花沢さんは、何か乗り気ではない。花沢さんのお父さんご機嫌で「最上級の肉をたっぷり用意して待っているから」と言う。カツオ、不審ながらも、花沢さんの家に。花沢さんのお父さん、かなりの鍋奉行。カツオに動けなくなるほど食べてもらうと、お父さん。何と、テーブルには炭火。「炭にこそものの上手になれ」とギャグまで飛ばす。人数も3人。すき焼きは3人ぐらいで食べるのが最適らしい。カツオがタマゴをかき混ぜていると、お父さん「納豆ならそのかき回し方で良いんだが、すき焼きは箸でタマゴのキミを切るようにやらないと」と。そして、肉を鍋から取る時は、まず大きく深呼吸をして、肉を見つめて、サッと取る。カツオがサッと取ったかに見えたが、お父さん「ちょっとタイミングが早かったかな」と。「ネギ、シラタキ、肉のローテーションで食べるのが最高のすき焼きの食するヒケツなんだ」「シラタキは12本見当がいい」とか、お父さん食べずに食べさせてばっかり。筋金入りの鍋奉行。これだから、花沢さんのお母さんがいる時はすき焼きはやらせてもらえないのだと言う。で、今度は磯野家で鍋する事に。「来週あたりでは」と花沢さんのお父さん。波平・マスオは、残業続きでと逃げようとする。カツオも懲りたのか、ノリスケの家でお茶漬けでもいいと言う。花沢さんのお父さん、波平は本物の味が分かる人だとかなり期待の入れよう。最上級の肉が今夜手に入るからと、今夜、すき焼きをやると言う。波平・マスオ達、ノリスケを誘って「すき焼きに対抗して焼肉」。国産牛を使っている安くて旨い焼肉屋(ノリスケが紹介)。ところが、ノリスケも鍋奉行。マスオが肉を焼こうとすると、網が温まってから言って、(肉は)色が変わるかとかわらないぐらいが食べごろですと。ノリスケ「今だ」と、肉を取って、マスオに「あーん」と。イクラと間違えたようだ。帰り道、波平は「散々仕切っておりって、勘定だけは、わしに押し付けおった」と。波平達がいえに帰ると、磯野家では、笑い声。花沢さんのお父さん、急な仕事が入って、こられなかったらしい。「鍋奉行抜きで、最高の肉を堪能した」とサザエのニコニコ顔。「本人はよかれと思っても、他人には迷惑な事がある」と言って、ご意見箱を波平がつける事を提案。「お父さんの事でも、何でも遠慮なく書いて入れて欲しい」と言うが、一週間後、そのご意見箱はクズ入れになっていたのがオチ。


10月30日
『ハイキング日和』
家族でハイキングの話し。カツオ、ハイキングから帰った時に疲れたバタンキューと寝込めるように枕を並べて、電話の傍にそば屋のお品書きを用意しておく。用意周到。電車に乗る時に、波平が切符を「大人四枚、子供四枚」買う。タラの分は小さいから必要ないのに買ってしまう。サザエが払い戻しをしようとすると、タラは頑固に切符を離さない。駅員が乗車券の確認にきても、タラの分は必要ないのに駅員に見せない。その代わりなの、駅員から竹細工で作ったセミをもらう。セミは本物そっくり。紅葉する山で、カツオがセミの物真似して遊んでいると、男と女二人のグループがいて、その男の方がセミを取ろうとするぐらい本物そっくり。カツオがお昼を食べようとするサザエ達の所に戻ると、タラがいない事に気づく。マスオ達とかでタラを探すと、タラはヤギを連れて戻ってきた。知らない子と、セミとヤギを交換したらしい。波平、ヤギを連れて東京には戻れなくて、困るんだけど。峠の茶店で電話を借りる。誰か一人、携帯を持っていれば、すぐに掛けられたのに。パトカーで引き取りにきてくれるようだ。波平、茶店でおでんを食べながら待つ。パトカーがやってきて、中から、お巡りさんと子供が出てくる。お巡りさんの子供・コウイチ君がタラのセミとヤギを交換したようだ。ヤギは迷いヤギで、コウイチ君が世話しているようだ。タラ、ヤギを返して、セミまでもコウイチ君にあげて、カツオ達子供同士がセミの合唱して一件落着。家に帰るのだが、予定の半分も歩かなかったので、そんなに疲れずに、カツオが用意した枕も必要なし。しかも、駐在さんから新鮮な野菜を一杯貰っていたので、そば屋のお品書きの用意は必要なし。駐在さんから電話が掛かり、ヤギの飼い主が見つかったようだ。全て、一件落着。そして、オチは、切符。東京から山里行きのキップを持ってタラ寝ているのがオチ。

『目利きの波平』
7万円の江戸時代の茶碗を、骨董品を見に来た女性が「江戸時代は物価が安く手間賃も今とは比べ物にならない程安いのに、今の物より高いってバカにしているわ」と。店主「ああいうお客が増えて商売しにくくなりました」とボヤクのを波平が聞いているのがオープニング。からくた市で、備前焼の長方形の皿を買ってくる波平。「色といい形といい、実に素晴らしい」と波平はご機嫌だが、カツオはステーキを乗せるとたまらないと言い、サザエは焼き魚派、フネは照り焼き派、マスオ・タラは刺身派、そんな家族に、波平は「皆、食い物の話しばっかりしおって。わしはこの皿の素晴らしさを話しているんだぞ」とご立腹。波平「見ておれ、いずれ何万の価値が出てくる」と、部屋を出て行った。波平が囲碁をしていると、カツオがエンピツを持ってきて「友達は、めったに手に入らない珍しいエンピツだと言うけど、見てもらいませんか」と、波平を試す。波平「その通りだろう、大切にしなさい」と。カツオ、普通のエンピツを波平に見せていたので、波平の目利きは怪しいと見抜かれる。ノリスケが居候していた時のご飯茶碗が出てくる。マスオ「居候の身で三杯目は出しづらいからね」と大きなご飯茶碗見ながら言う。この茶碗だと二杯でも四杯分はある。波平がその茶碗を見て「唐津焼だな。気にもとめていなかったが、これはたいした茶碗だ」と。これはご飯茶碗ではなく、茶の湯の茶碗だと、波平は気づく。本当だろうか。カツオの電話で、ノリスケは急いで磯野家に。この茶碗、ノリスケの母が「お前は大食いだから、これで二杯でとめなければいかんよ」と渡されたようだ。ノリスケ「ボクには宝の持ち腐れです」と、波平にその茶碗をあげる事に。波平、その茶碗で、サザエがお茶を立ててもらって飲む。ノリスケが母に電話して、確認したら「近所の安売りの時に買った」ようだ… やはり、波平の目利きは… そして、決定的な事がその夜にやってくる。寝静まった波平・フネの寝室に、泥棒がやってきた。床の間の壷などを見て「くろな物がねえや」と言う泥棒に、室町時代の骨董茶碗を見せるが… 波平、目利きのなさに自信を無くす。骨董茶碗。瀬戸物市のチラシを見つけたカツオ、散歩に出た波平に教えに行く。が、波平「泥棒も見向きもせんものを集めても仕方が無い」と。裏のおじいちゃんに会う。瀬戸物市で湯のみを買ったようだ。有田焼きの湯のみ。最初の一杯目を飲ませてもらって、少しは機嫌がよくなる。裏のおじいちゃんの庭に、つくばいを見付ける。この鉢はありきたりの物とは違うと言う波平。裏のおじいちゃん、幼友達に石屋がいて、特別に作ってくれたようだ。隣りには、雨だれ落ちの石も置かれていた。300年以上も続いた民家の軒下にあったものをもらったようだ。波平「雨垂れ石を穿つ」と言って、カツオに雨で穴が開いた石を見させる。小さな力でも、根気強く続ければ成功するという例えでも使われると博学ぶりを見せる波平。裏のおじいちゃんに、もう一つ雨垂れ石があったので、もらって、すっかりショックは無くなった様だ。

『男でいちばん強い人』
ノリスケとタラが腕相撲。タラが勝つ。ノリスケ、すぐに負けないのが、子供を喜ばせるコツらしい。タラ、カツオにも勝ってしまい、すっかり自信をつける。ところが、ワカメが「わざと負けたのよ」と言う。カツオ、せっかく、タラが喜んでいるのにと怒り「男のロマンがわかっていない」とワカメに。タラ「ズルする人は嫌いです」よとご立腹。波平と腕相撲するが、波平、雰囲気を読んで、勝つ。それで、タラ、機嫌は直る。サザエ、タイコさんの家に遊び行く。イクラと腕相撲するが、イクラ掟破りの両手を使ってサザエに勝ってしまう。イクラ、タラとも腕相撲をするが、イクラの両手を使う攻撃に負けてしまう。オチは、磯野家でビールを飲むマスオ・ノリスケ、ビールを飲み尽してしまい、台所の地下収納庫にビールを取りに行く。そこに帰ってくるサザエ、焦るマスオ・ノリスケ、サザエを前にして2人は腕相撲するフリをして誤魔化す


10月23日
『タラちゃんの小窓』
今日は「サザエさん生誕60周年結婚秘話など大公開 一時間スペシャル」。波平が新聞を読もうとすると、新聞に穴が開いている。誰が、記事を切り抜いたようだ。カツオが朝刊を切り抜いてスクラップにした犯人だとわかる。カツオ、宿題でこの一週間で一番興味を持った記事を切り抜いて提出しなくてはいけない。それで、切り抜いた中から慎重に審査して選ぶようだ。で、波平はカツオにこれからは読み終わったかと確認を取ってから、切り抜きなさいと言う。タラがお窓を開けてくださいとサザエに。カツオの真似してスクラップをしようとしたのではない。タラ、政治欄とテレビ欄を切り抜けと言うのだが、実は、サザエとフネが一緒に新聞を読んでいると、タラに顔が見えないので、顔が見えるように窓を開けて欲しいと言ったのだ。ちなみに、サザエはテレビ欄として、フネは政治欄をみていた事になるが。フネが政治に興味があるとは…。タラは、フネに甘えてしまう。カツオが新聞を見ようとしたら、身の上相談が載っている欄が切り抜かれていた。口ウルサイ姉に悩む弟の相談が載っているかとサザエを疑う。怪しいと思ったカツオは、花沢さんにその日の新聞を見せてもらう。何と、ガンコな父親に悩む高校生の相談が載っていた。卒業したら家出したいと書いてある。花沢さん、カツオが家出したら引き取ってあげると言うのだが。答えには、今時、江戸時代からタイムスリップしたような父親がいるとは信じられないと。それで、波平が切り抜いたわけかと納得するカツオ。フネもそれを読んでいたようだけど、フネはあの身の上相談よりはガンコで、わからずやではないとフォローする。実は、マスオが切り抜くようにアドバイスして波平が切り抜いたわけだけど、実は身の上相談の記事ではなく、その裏に載っていた「酒とタバコの害」を切り抜いていた。酒やタバコの量を減らされるとと思い、サザエやフネに読まれたくなかったからだけど。記事には、タバコは一本でも少なく、お酒は一日一本まで、またお酒は週一回の休肝日を設けるようにと書かれていた。それほど、波平・マスオにとっては深刻な問題。さらに、カツオの宿題を手伝ってやると言って、カツオを部屋から出させて、波平が宿題を。何かおかしいと感じたサザエがカツオの部屋を調べると、押入れに、タバコとお酒が出てきた。マスオのアイデァで非常用にタバコのカートンとウィスキーを確保して隠していた。それにしても、子供部屋に隠すとは。サザエ・フネが正座する波平・マスオに叱っていると、タラがその話しを聞いていて、近くを通ったカツオに教えている。それに気づいたサザエ、これでは父親の権威がなくなると思い、反対にサザエが怒られている事にする。オチはマスオが食事中に新聞を読んでいると思い、注意すると、実はタラ。マンガを読んでいたようだ。でも、マンガならタラでも読めるのか。

『マスオ秋を探す』
マスオの会社の渡辺君が懸賞で大賞をとった。ザ・小説にコンクール大賞受賞という事でインタビュー記事が載っていた。会社を辞めてからコツコツと書いていたようだ。それで、マスオも小説家になろうと、原稿用紙に向う。小説のテーマを考えるマスオ。テーマは秋。何か安易過ぎないか。マスオ、作家になるという話しを磯野家でしていると、タラはサッカーになると勘違いする。ワカメ、タラに作家は伊佐坂先生みたいな人の事だと教えると、タラはパパはずっと家にいると大喜び。マスオ、小説を書き始めるが、うまく書けない。マスオの後ろは、作家のように丸めた原稿用紙が作家の散乱。でも、今はパソコンで原稿を書く人が多いんだけどね。そして、マスオ、机の上で寝てしまう。朝になってフネに起こされるけど、なぜか、徹夜したとマスオ言っているんだけど。小説の題材の秋を探しに散歩に行くけど、日曜日にノリスケに追いかけられる伊佐坂先生を見て… 結局、サザエに「作家でもサラリーマンでもマスオさんはマスオさん」と言われて、マスオの作家になるという夢は、飽きっぽいとカツオが言ったように諦める。タラにイチョウの葉をもらったマスオ。そんなタラに「作家にならなくてもタラちゃんとは、ずっと一緒だよ」と。数日後、マスオ、人生とは何ぞやと縁側で座禅して考えるが、サザエの一言に考えを惑わされて「ボクは凡人だ」と自覚するのがオチ。

『ワカメ乙女の入り口』
ワカメが子供の頃に、サザエと毛利さんの家(月見ケ丘のバス停留所の傍)に訪問する。毛利さんから「食べ物は何がお好き」と質問されると、ワカメは「ハンバガーのこげた所と、パンの耳、それからお茶に梅干入れて飲むの」と答えてしまい、サザエ赤面。サザエを怒らしてしまう。で、今度は成長したワカメだから心配ないと、リベンジ(?)で電車に乗ってサザエとワカメと毛利さんの家に行く。が、立派な挨拶をするワカメをよそに、サザエは… サザエ、電車の網棚にピンクの風呂敷を置いていたけど、同じピンクの風呂敷があり、それを取り間違えていた。「つまらないモノですが」と風呂敷を開けると、何と出てきたのは、自動車と航空機のオモチャの箱。しかも、サザエはトイレに行こうとして、右と左を間違えて、ドアを開けると、そこは物置き。ガチャガチャと物音を立てて、物置きからツボや扇風機、ソファー、電気が飛び出てしまう。今度はワカメがサザエに怒り、口を聞かない。ワカメ、マスオの事を「そそっかしいお嫁さんをもらってかわいそう」とまで言う。マスオ・タラがフォローをしようとするけど、洗濯が上手としか言えない。ワカメ「洗濯機がやってくれるんじゃないの」と。そんな時に、授業参観。波平・フネは結婚式で行けないので、サザエが出てあげると言うのだが、ワカメは「お姉さんはいい」と拒否される。ワカメ、タイコさんに授業参観に行ってくれと頼む。ノリスケに子供の頃のワカメのアルバムを見せられる。サザエが髪の毛の薄い赤ちゃんを抱いているけど、その赤ちゃんがワカメ。サザエ、お母さんみたいに優しそうな顔をしてワカメを抱いている。ワカメが生まれた時に一番喜んだのはサザエだと、ノリスケから教えられる。歩けるようになると、どこへでも連れていったようだ。それで、ワカメを連れて毛利さんの家に連れていったようだ。サザエにワカメが謝るんだけど、風呂場で湯船につかりながら、サザエの背中にゴメンと書くワカメ。それをカツオが風呂場の外から聞いているんだけど、何か覗こうとしているようにも思えるのだが。オチは、それがばれて、大人になったワカメとサザエがカツオ「大人になっても全然進歩がないんだから」と早口で… ワカメ、サザエ二世になる予感…

『結婚秘話』
サザエとマスオのお見合いの秘話の話し。ここでタラが出てきたら、話しがややっこしくなるので、タラの出番はない。波平が縁側でゴルフクラブを磨いていると、フネがお見合い写真を持ってくる。勿論、マスオ。母親のフネが話すべきだ、会社の同僚の方の話しだから波平だと、誰がサザエにお見合い写真を見せるか、もめる。結局、波平が話しをしようとする。サザエを呼んだつもりがカツオが来て「お前じゃない、引っ込んでなさい」と波平。波平がお見合い写真を見せると、サザエは「いやだわ、こんなおじさん」と。写真を見ると、マスオの写真に鼻ヒゲと口ヒゲをつけたし、頭までイタズラ描きされている。波平に怒られて泣き出すカツオの隣りの部屋で、編み物をするサザエにフネが明日、デパートのレストランお見合いをすると話す。そして、お見合い。○の中に△が入ったマークのデパート。絵画展と全国物産展の幕がデパートに掛けられている。おじさんが、フグ田さん磯野さんを紹介。マスオがサザエを見て目をハート形にして一目惚れする中、サザエは「決めかねるわー私」と一言。波平・マスオはビックリ。サザエは店の前に並べている見本の料理を見ながら「釜飯もいいけど、ハンバーグもおいしそう」と。波平は慌てて、サザエをとめる。レストランの中は、お昼時で大混雑している。これでは、全員一緒のテーブルというわけにはいかない。とりあえず、空いた席につく事になる。波平が間に一人おいてマスオが座るテーブルの横にサザエが座る。サザエが座るテーブルに、偶然にもリカ子ちゃんがいた。オムレツを食べているリカ子、サザエに気づき「どうしたの、おめかしして」と言われ、お見合いしているとサザエは答える。リカ子ちゃん、サザエの為に、席が空いたと見るや、バックを投げて席を取ろうとすると、メガネを掛けたおばちゃんに当ててしまう。そのおばちゃんから「無礼な。映画館じゃないのよ」と言われる。しかも、おじさんが席を立ったと見るや、椅子を取ろうとして、リカ子ちゃんは、なぜか椅子を引いてしまい、おじさんをお茶ごと転ばしてしまう。サザエと同席していたうな重を黙々食べていた中年のおじさんがそんなリカ子ちゃんを見て、ゴタゴタしているのを仕切ってくれる。「皆さん、こちら、お見合いだそうです。席をかわってあげようじゃありませんか」と。一斉に、テーブルをゆずってくれるお客さん。沢山のお客さんが見つめる中で、お見合いが始まる事になってしまったサザエとマスオ、サザエ「あーあ、決まりが悪い、早い所、決めちゃいまーす」と手をあげるサザエに、マスオも手をあげて「ボクもでーす」と。それで皆から拍手される中、お見合いは成功。サザエ「タラちゃんが生まれてからも、まだ新婚気分で幸せです」と。

『磯野家の素顔』
平成元年3月5日1000回突破記念スペシャルで放送されたのをまた放送。磯野家7人の自己紹介。まずはフグ田サザエから。磯野波平・フグ田フネから長女として生まれるとサザエが言いながら、磯野家の家計図が画面に。サザエ、歳がわかるからと言って、ウン年前と誤魔化すのだけど、カツオが「ウン年前っていつなの」と。空き地で野球をしているサザエの歳を知りたいと思ったおばちゃん、ワカメに歳の数だけキャンディーをくれると持ちかける。ワカメはサザエは28歳と言うが、そこにカツオが通りかかり、若作りなんですけど30超えているですと。サザエ、正直に24歳と言う。サザエは明るく朗らかで、竹を割ったような性格。サザエの趣味はテニス、エアロビクス、推理小説を読んだり、お花… 特に、最近はしないけど、ゴリラの物真似。そして、ピーナッツを投げて口で食べる技が得意。そして、何と言っても、カツオを追いかけるのも得意。カツオを追いかけていると、マスオが出てくる。マスオの紹介。なぜか汗をかきながら自己紹介、緊張しているのか。28歳、優秀な成績で早稲田大学を卒業。海山商事に入社。営業課に勤務。同期のアナゴと仲がよく、マージャンに誘われたり、飲みに誘われると困る時もある。会社の帰りにはノリスケとも飲む。あまり飲むのが多いと、サザエが箒を持って鬼のように待っている。趣味は、たまのゴルフに絵を描いたり、知る人ぞ知るバイヨリン。腕前は、ジャイアンの歌声並み。タマにまで逃げられる。良き夫であり、良き父でもある。ラブラブなサザエとマスオに、突然、下から波平が現れて「聞いている方が汗が出てくる」と。今度は磯野波平の紹介。54歳。趣味は釣りにゴルフ、俳句に碁。碁は伊佐坂先生と勝ったり負けたり。暇があれば盆栽いじり、骨董にも興味があり、多趣味。独身時代に自炊の経験がある料理も得意。家庭では口ウルサイが物分りが良い。カツオに言わせれば、怒るとコワイと。ただ、酒に関してはフネ曰く「ホドホドにして欲しい」と。酔って、電車に乗り、座席に正座して頭を下げる波平、しかも寝てしまう。しかも「危ないんで、お連れしました」と見知らぬ人から家まで送られる始末。フネ・サザエ・カツオの前で、波平、警察署にいると思い、「いそのなみへい、会社員であります」と正座しながら酔って自己紹介。風向きが悪くなったようなのでと、福岡にいる海平兄さんの紹介をする波平。とにかく、海平と波平はそっくり。フネすらわからない時もある。ただ、違うのは、毛の数。海平は二本だけど、波平は一本。波平はこの一本の髪の毛を大事にしている。縁側で寝ていると、タラが波平の髪の毛が無くなっているのに気づく。波平、それに目を覚まして、慌てて、洗面所に行き「ない」と。手鏡で調べると、汗で頭に張り付いているだけだった。ホッとして、また汗が… 運動会の時に、進行役を困らせるぐらい、玉運びが下手。スプーンに乗せてはボールを落とし、乗せては落としでゴールはいつの日やらと、進行役は困っていた。波平がデパートの女性店員を見ていたら、それにフネが気づく。波平は「カツオの嫁には、ああいうタイプがいい」と言うけど、フネは信じない。それで大喧嘩に。そして、フネの自己紹介。歳は50ウン歳。波平とはお見合い結婚。庭園が綺麗な和室でお見合い、二人向かい合わせに座るけど、フネは畳を指でひっかいて緊張している。波平はうつむいて紅くなっていた。一男二女に恵まれ、孫まで恵まれた。趣味はないが、家族皆が健康であれば、これ以上嬉しい事はないと思っている。苦労性のフネ。たまの休みに歌舞伎を見に行けば、皆のお土産を買ってくる。息抜きは、静岡の女学校時代のオカルさんとお喋り。波平「母さんほど出来た女性はいないと思っておる」と言っておいて「たまに失敗もあるが」と。その失敗とは、波平の背広から女性の写真が出できて、フネ「信じてきたのに」と嘆いて「お暇を頂きます」と出て行こうとする。しかし、その写真とは、波平の女装写真。社員旅行の余興で女性になったものだった。そして、カツオの紹介が始まろうとしたらコマーシャル。
『磯野家の素顔』
カツオ、スーツ姿で登場。毎日かもめ第三小学校5年3組に元気に通学するカツオ。人気者で先生の信頼も厚くと言うが、算数のテストは20点。一番の親友は中島。女の子で仲がいいのはクラスのアイドル・カオリちゃん。将来、結婚してもいいな〜と思っている。そこで黙っていないのは、花沢さん。「うちの父ちゃん、気に入っているのよね。うちの婿にどうかって」と、カツオを逃がさないように引っ張っている。カツオ、花沢さんは苦手なタイプですと言うが。もう一人、隠れた本命は、伊佐坂先生の娘さんのウキエさん。ちょっと年上だけど、愛があればと言っている。スポーツは何でもやっており、特に野球が得意。ホームランで窓ガラスを何枚割ったか分からない。修学旅行の時に、調理場で手伝ったら、見込まれて、温泉饅頭持参で磯野家に「ゆくゆくはうちの養子に」と。そして、ワカメの番。かもめ第三小学校3年、好きな科目は国語に社会に、というか結構何でも好き。体育は得意ではない。仲の良い友達はスズ子とみゆきちゃん。スズ子ちゃんの家にお泊りに行った時に、ホームシックになって、スズ子ちゃんのお母さんに連れられて、夜中に家に戻ってきた事も。家にいる時は童話を作ったり歌を作ったりする。童話は「桜の花びらが散りました。そこに蟹さんがやってきて、桜の花びらを見つけて喜びました。蟹さんがやってきたのは、クモのようさい店です。花びらを縫い合わせて、春の手袋を作ってくださいな」といったもの。歌は「♪カタツムリの…さん、屋台を引いて、どこに行くの」。波平、ワカメの歌を聴いて、ワカメを担いで波平の書斎に。原稿を前に、ワカメにまた歌わせようとするが、ワカメは忘れたと。ワカメ、家の手伝いをやってくれるので助かるとサザエは言う。今度はタラの番。名前はフグ田タラオ、3歳と言えるので、サザエは迷子になっても安心と言ったら、迷子になるのはママですと。花見の時にサザエは迷子なって放送で詰め所に呼び出される。タラは行動力がある。いつだったか、リックにお菓子一杯詰め込んで、三輪車で世界一周をしようとする。が、真っ直ぐに進んでいたら、行き止まりになり、行けなくなった。サザエに抱きかかえられて、泣き出す始末。5歳の女の子・リカちゃんはガールフレンド。ママゴトでは、タラがパパの役。他によく遊ぶのはイクラ。イクラが「ジャンケンポン」と喋った。そして、最後はタマの紹介。サザエが代わって紹介する。歳はとくわからない。ガールフレンドがいるけど、タマは意外に浮気性か。伊佐坂先生の飼い犬・ハチと仲良し。芸は何も出来ない。なぜか、ネズミは苦手。そんな自分に自信を無くして家出をする事も何回かある。その時の荷物を入れるのは、泥棒が持つような風呂敷。背に背負って出ていく。でも、やっぱり、家が恋しくて戻ってくる。そして、最後は記念写真で終る。


10月16日
『名犬イクラちゃん』
マスオ、サザエに小さなハンコを貸してくれと言うが、サザエは引き出しやタンスのハンドバックを何個か探すが、ハンコがない。実は、マスオ、カツオとダイヤモンドゲームしており、そのコマにしょうとしていたオープニング。イクラがノリスケとやってくる。イクラ、オモチャの犬を持ってくる。ノリスケが買ってあげたかと思ったら、ノリスケがパチンコで勝ったようだ。その犬は本物のように鳴く。イクラという名前。名前を呼ぶと鳴いて寄ってくる。呼び捨てではダメのようだ。その名犬イクラは、偶然かもしれないが、電話台の下のハンコを探し出す。これは、カツオが面白がってやった事だが、カツオの消しゴムも机の下から探す出す。そして、サザエのヘソクリを探そうとすると、何と見つかる。本の間から。マスオが慌ている。5000円。マスオのヘソクリだったようだ。元気が無くなったと思ったら、電池がなくなったようだ。ノリスケが新しい電池を入れて復活。イクラ、タマにも電池を入れる所があるかと、タマの身体を隅々まで触りだす。カツオ、イクラに「サザエおばちゃんにも電池が入っているよかもよ」と言うと、イクラはサザエのスカートをめくろうとする。カツオ、波平に何か探して欲しい物は無いと聞くのだが、勿論「髪の毛以外で」と付け足して、フネに怒られる。波平、一つ無くなった将棋の駒を捜して欲しいと言うのだが。すぐに、将棋の駒は見つかる。タラのオモチャ箱のダンプカーの荷台に乗っていた。これはカツオのしわざ。カツオ、タラとダンプカーのオモチャで遊んでいて、ダンプカーの砂利替わりに将棋の駒を使って、しまい忘れたようだ。それを名犬イクラが探して、しまい忘れたのを帳消しにしようと思ったようだけど…オチは名犬イクラが自分のえさ・電池を見つけるというもの。中々、考えている。

『磯野家を見学する 』
サザエ・マスオがお見合いの付き添いをした徳永正彦・ひとみさん、お見合いが成功したようだ。ただ、問題は男性がマスオのように、女性の家族と同居するらしい。それで、二人で磯野家の生活を参考に見学しにきたいと。ひとみさんはけっこう綺麗な人らしいので、カツオ・波平・マスオはウキウキ。ところが、磯野家に来たのは、正彦だけ。しかも、大きな荷物を持ってきていた。ニ、三日、居候させて欲しいと。ひとみさんは、仕事の関係でこれないようだ。正彦、ヒマワリのエプロン持参、手縫いの雑巾まで持ってきている。美人に目が無いカツオ、中島を家に誘うが、男・正彦しかいないので、カツオとケンカしてしまう。波平・マスオは、ケーキ専門店で大きなケーキを一つづつ買って帰ってくるけど…。マイ包丁で豪華な料理を作って、磯野家の皆は料理の美味しさに大絶賛。朝食は、鯵の干物に納豆、旅館の朝食みたい。ごはんは産地から取り寄せた米で作ったようだ。サザエ・フネは失業状態に。完全な主夫をこなす正彦。ひとみさん、タイコさんの家にいるサザエに、探してまで電話して、正彦の主夫ぶりを聞き込む。ひとみさん、OXラジオ放送で仕事をしていた。ひとみさん、自分は働いて、旦那さんは主夫をして欲しいような。正彦に家事をやってもらいたい考えのようだ。夜はソバ会席。ソバも自前のソバ打ちの道具で正彦が打ったようだ。正彦、波平の席に座りたいと申し出る。波平、素直に譲るのだけど。正彦「ひとみさんとの縁組無かった事にしてくれませんか」「彼女がボクに望んでいるのは、ボクが主夫として優秀だからです」「ボクは家庭を持つたら大黒柱になりたい」と。すると、ひとみさんが今度は磯野家にやってくる。フネに会いにきたと。大黒柱を操縦しているフネを見学しに。大きなスーツケースを持って。そのスーツケースには何が入っているのやら。

『男の見栄 』
「土曜日は店員慰労のためお休み致します」と張り紙を書く食堂のオヤジ。だが、その食堂には店員はいないんだけど。おかみさん、笑い飛ばすのがオープニング。波平、毎朝、ホームで見かけるサラリーマンと電車の中で話す。その人からマスオの話しになり、波平、マスオについて自慢する。その人、娘がおり、おたくの婿のような人と結婚してくれればと波平に言いながら話していると、その娘が「パパ」と呼ぶ。品の良さそうなお嬢さん。そこに、サザエが向いの通りから大声で波平に「とーさん、とーさん」と。波平、知らぬ振りして、その人に「私はこれで」と逃げ出す。家に帰ってきてサザエに「選挙演説じゃあるまいし、街中で大声を出すんじゃない」と言うんだけど。波平、いつも電車の中で会う人の前で、マスオに今日一杯どうだと誘う。その人から「実の息子のように仲がいいですね」と言われる。フネ・サザエは飲みに行くというので、給料日前なのにと少し不満みたい。そんなカツオ達、駅の構内放送で波平を呼び出す。その人の前で呼び出されたので呼び出されたので「バカモノ、何事かとヒックリするではないか」と第一喝。カツオが「ボク達にお土産などいかがかと」と言うと、波平は「そんな事で、恥をかかすのではない」と。波平、マスオに支えられて、ヘロヘロに酔っ払っている。実にマスオ君はいい男だなと褒める波平。波平「サザエには勿体無い」という波平に、マスオは「サザエはおおいに自慢できます」「サザエはお父さんの娘でありますが、ボクの妻でもあります」と男の中の男という名セリフ。「サザエは何で大声なんだ」と不満な波平に、フネは「サザエばかりではないですよ」と。波平のバカモーンは隣近所がビックリするぐらい大声。波平が電車で会う人、散歩中に会う。そこに、波平が見せたくないサザエが。その人は知り合いらしい。その人の為に、席をゆずってあげたのがサザエだったようだ。「親切で気立てがいいお嬢さんですね」と言われる波平、嬉しそう。マスオ、寝転びながら同窓会のハガキを見ている。杉田君は医者で、アライ君は弁護士、ナンバ君はヨーロッパに行っているようだ。


10月9日
『人見知りのイクラ』
人見知りあるイクラだが、一度打ち解けるとタイコさんの押さえが利かなくなるくらい暴れるイクラ、タイコさんのお客さんのチョビヒゲのおじさんに、タイコが電話中に、イタズラ。おじさんに乗っかって、おじさんのネクタイを引っ張りメガネまで取って「はいはい」と大はしゃぎ。タイコさんとイクラがまた磯野家に暇つぶしに。タイコ、磯野家にフネの古い友達が来ていると知り、嫌な予感。家には上がらないようにしようとしたのだが、イクラは勝手に上がり込む。しかもお客さんのいる客間に。子供好きのお客さんのおばさんに懐いているのだが、タイコとフネがいない間に、イクラはおばさんを馬にして、馬乗り状態。おばさん、今にも息が切れて死にそう。イクラは人見知りをせず、相手が気を許すとつい調子に乗る。イクラ、伊佐坂先生の所に行き、飴玉をくれた編集者の男と懐いてしまう。イクラ、編集者のベルトを取って外に逃げてしまう。スボンが落ちないようにして、追いかける編集者。オカルさんはしっこい編集者だったたので、イクラにかえって感謝する。カツオ、そんなイクラを家庭訪問の時に来てもらおうかなとフネにビックリ発言。イクラは恐い人はいないとかカツオ・ワカメと話していると、サザエとタイコの買い物中、イクラはカツオの先生に会う。すると、イクラはカツオの先生を見て逃げ出したらしい。先生が苦手らしい。カツオが先生の写真を見せると、恐がってしまう。カツオの恐いのは、波平だと言うと、波平、まんざら嬉しそう。タラは、オバケが嫌いらしい。先生やカツオ達が路上を走っていると、公園にはイクラとタラが。カツオ、イクラが恐がると思って、そばにいたタイコさんにイクラを隠すように言うのだけど、間に合わない。が、イクラ、先生を恐がらずに、先生のホイッスルを吹いて邪魔している。全然、恐がっていない。マスオ達と推理していると、どうもイクラはパズルのようなネクタイ(市松模様)を恐がっていると結論に達する。隣りのお兄ちゃんに貰った絵本、イクラは恐がっているのだが、その絵本の悪魔よりも床の模様が恐いと感じるようだ。

『清く正しい井戸端会議 』
波平、会社から家に電話する。タラしかいない。タラ、波平にフネとサザエはドタバタ会議ですと言うのだが、井戸端会議と間違えて覚えている。カツオ、井戸のある家を探すために花沢さんを使って、井戸のある家を探す。すぐに見つかる。あさひが丘造園。ところが、カツオの見たい手でこぐポンプの井戸ではなかった。そこにあるのは、蛇口を捻るとモーターが回って水を汲み上げるようなモノ。波平「どうしてくだらん事に夢中になるのだ」と呆れるが、カツオは井戸を探しに夢中に。サザエ、モリさんに電話しようとすると、一人暮らしのお年寄りに電話が通じて、間違い電話に長電話してしまう。ところが、無駄な長電話だと思っていたら、そこのおじいちゃんの家に井戸があるらしい。何十年も使っていないので、カツオがポンプをこいでも水が出ない。おじいちゃん、呼び水をすると、水が出る。カツオ、カメラまで撮ってしまう。カツオ、花沢さん・早川さん・カオリちゃんまで井戸に連れてくる。何か、井戸端会議で、一人さびしいおじいちゃんを救ったという話しか…

『タラちゃん係です』
タラとサザエがお出かけ。タラが「もう歩けないです」と言って、しゃが込むのだけど、サザエが「あそこのお店でケーキを食べさせるから」と言うと、タラが走り出す。その店に着くと「本日休業」。残念、タラ。しまいにはタラ「おんぶーぅ」と甘えてしまうオープニング。サザエが出かけようとすると、タラがついてこようとする。サザエ「ついてきてもいいけど、今日は何にも買わないわよ」と言うのだが、タラは「いいですよ」とついてくる。が、サザエが帰ってきて、フネに「今日は(タラは)何にもねだらなかったののよ」と感心しながら買い物袋を調べると、チョコボールのお菓子が入っていた。タラが、レジの時、サザエがリカちゃんのお母さんと挨拶している時に、こっそり入れたらしい。カツオの入れ知恵かと思ったら違う。「ボクが(チョコ2、3粒欲しさにそんな事をする)そんなにスケールの小さい人間だと思う」とカツオは言って、スケールの大きな事、缶ごとおせんべいを食べる快挙を暴露する。しかも、波平・マスオが碁をしている時、二人が勝負に夢中になっている時に、生返事する二人に許可を取っていた、カツオのちゃっかり者。タラも一緒にせんべいを食べたというので、タラに罰。サザエの買い物に連れて行かない禁止令。フネにも連れて行かないようにと言うと言っていたら、何と、タラは裏のおばあちゃんと一緒に買い物に行っていた(おばあちゃんの買い物袋にはネギが入っていた)。しかも、キャラメルまで貰っていた。サザエ、顔から火が出るほど恥ずかしいと言うのだが、カツオがタラをかばう。「タラちゃんのささやかな楽しみを怒るのはかわいそうだよ。ボクやワカメは友達と遊ぶ楽しみはあるけど、タラには何にもないじゃないか」と。タラって、本当に楽しみはないのか。タラにも友達はいるけど、イクラはお兄ちゃんなんだからとイクラの面倒をみないといけない、タケオ君はタラを子分扱い、リカちゃんは「ああしろ、こうしろ」ばっかりで、タラは何時もしいたがれている。そこでタラはカツオ達に手に入れたオヤツを配って優越感に浸りたかったとカツオは分析。サザエはタラにオヤツを配るオヤツ係をやってもらう事に。翌日、オヤツを配るのだけど、ワカメとカツオにはブトウ一粒づつ。「後は(一房あるんだけど)行儀の良い子に配るです」と。ワカメ「辞めてほしい」と訴え、タラはすんなり辞めるのだが、タラは今度はビールを配る係りに。「ビールは人の一本づつです」と言うタラに困ったのはマスオと波平。夜中に冷蔵庫を覗く波平、そこにマスオがやってきて、喉が渇いたとビールを一本づつ飲みだす。ところが、サザエに言わせると、タラはビールの本数を数えていた。マスオ「三河屋さんに頼んでくれないか」と慌てる。結局、タラにばれないように、二人で水道水をビール瓶に入れて冷蔵庫にしまい本数を帳尻合わせて誤魔化す。タラがビールを持ってくると、フタをサザエが開け(簡単に開けられたので不審がるサザエ)、タラがコップに注ぐとビールの泡立ちがない。マスオは「ハズレみたい」と誤魔化すんだけど…


10月2日
『柿とるべからず』
先週はベルリンマラソンでサザエさんは放送は無かったので、何か久し振りのサザエさんという感じ。毎週、サザエさんがないとさびしい。カツオを追いかけてゆくサザエ。洗濯したシーツをボールで汚してしまったようだ。手には洗濯物を干す棒(全体の形がY字型で、三つのマタがあるのでサンマタと言うらしい)を持って追いかけるサザエ。それで、カツオを叩こうと思っているのか。虐待? カツオに逃げられたサザエ、棒を持ったまま、ちょうど、「甘い柿とるべからず」で立ち止まると、そこにガンコオヤジがいた。サザエ、柿泥棒と疑われてしまう。カツオ「姉さんは柿を盗りそうな顔をしている」とからかう。そこで、波平「李下に冠を正さず」と、中国の格言を言って、人に疑われような事は慎みなさいとサザエに注意しようとしたら、タラ「リカちゃんがどうかしたですか」と言ったので、思わず爆笑。ワカメも人の名前と思ったようだ。カツオ、「甘い柿とるべからず」の張り紙に何かあると考える。「甘い柿」と書いたら、わざわざ盗ってくれと言っているようなものだと。鋭いカツオ。カツオ、調査する。人影はないと思って、カツオが柿をバットで盗ろうとすると、オヤジは部屋からマジックミラーの反射でそれを見ていた。「コラーッ」と怒られて、柿は取れない。オヤジ「ワシから柿を盗ろうとするのは十年早いわ」と。カツオ、釣竿を持って釣りに行こうとする通行人を見て、波平の釣竿で盗ろうとする。釣竿なら遠くから盗れるとにらむカツオ。が、波平がちょうど張り紙の前で「これが例の柿木か、なかなか立派なものじゃないか」と感心していると、カツオが釣竿で柿を盗ろうと… 波平が「何をやっとる」と言うと、カツオはビックリしてずっこけてしまう。それでオヤジにばれてしまい。波平・カツオは逃げてしまう。波平「わしまで、柿泥棒と間違われた」と怒り、「おまけにわしの釣竿まで持ち出しおって」と。説教の仕方が違うのでは。この際、柿泥棒をしようとしたのは怒らずに、波平も柿泥棒と間違われ、釣竿まで持ち出したというので、カツオを怒る。カツオ、サザエに「柿泥棒は、食べるまで味がわからないからいいんだ。それを頑張って手に入れるのが楽しみなんだ」と。サザエ、その事を波平に言おうとすると、カツオは止めて、柿泥棒はしないと宣言。が、カツオの国語の答案用紙20点が、秋風に飛ばされて柿の木に。カツオ、答案用紙を取ろうとするのだが、そこに、「出先から戻る時くらい早く帰るかー」と帰宅途中の波平が通りがかる。町内の皆に点数を知られたらマズイと思った波平、オヤジの家に。波平、オヤジが留守を良い事にカツオにサンマタを持ってこさせる。波平がカツオを担いで、サンマタで答案用紙を取ろうとするが、通行人が柿泥棒していると思って、ドンドン集まってくる。カツオ「ボク達は柿を盗っているわけではないよね」と言うが、人は集まり凄い人だかりに。ちょうど、答案用紙にサンマタが引っかかった時に「コラーッ」とオヤジが戻ってきた。カツオ、柿を持って帰る。「今年は沢山とれたから御裾分けだ」と。「甘い柿とるべからず」の謎が解けた。今年は柿が多くて、盗って欲しいから「とるべからず」と張り紙をしたらしい。張り紙をしておけば、誰かが柿を盗ってくれそうだと。それにしても、このおすそ分けの柿、伊佐坂先生や裏のおじいちゃんの家までまわりそう。オヤジと波平、酒を飲みながら語る。最近では、柿を盗ろうとすること子供も少なくなったが、カツオの柿泥棒は見所があると、オヤジは波平譲り(波平も子供の頃、柿泥棒をして叱られたようだ)のカツオを褒めるのだが、波平は複雑な気分。カツオ、波平のオチは、「テストで百点とるべからずと」カツオの机の前に張り紙をする波平。

『カツオ知ったかぶり』
カツオ、ものしり百科を読んで、サザエにアドバイス。タマネギをきざむ時に涙が出て困る時に、タマネギを一切れ鼻に差し込むと、涙は出ないと言うが、それはカツオの読み間違い。鼻ではなく、口に咥えるだった。気がついてカツオがサザエに所に行くと、サザエはタマネギを鼻に入れて、涙が大量に出ている… カツオ、またまたサザエに追いかけられる。今度はサンマタを持っていないけど。カツオ、中島の家(中島は留守で、戻ってくる間にカツオはおじいちゃんの庭掃除の手伝いをするが、親戚の家に中島は行って当分、戻ってこないと知り手伝いを放棄して逃亡)や西原の家(歯ブラシで洗面所を磨くが、その歯ブラシは西原の母のものだった。慌てて逃亡)、花沢さんの家(カツオ、お茶を片付けたり、花沢さんのお父さんの机を拭いたり、電話の対応をする)に避難。少しは悪いと思っているようだ。カツオ、サザエのほとぼりが冷めるのを待つのだが… 大感謝祭で沢山の人がデパートにいるのを見たカツオ、チラシを持って帰る。スーパーのチラシ「一日限りの特別セール、3時より全品半額」。チラシでサザエの許しをもらう。サザエ、慌てて、家を飛び出すのだが、その情報は、明日の事だった。サザエ、カンカン。ところが、フネのお客さんがきており、カツオはお茶を出しているので、サザエは怒れない。カツオ、そのお客さんの前で「外ですか、内ですか」と。茶道の裏・表を聞きたかったようだ。フネから後で「知ったかぶりをするから恥をかくのです」と注意されるカツオ。オチは、カツオが一切の記憶が無くなるといったもの。バットもグローブもわからなくなってしまう。実は、家の窓ガラスを割ってしまったからだけど…

『姉さんは休暇中』
サザエ、映画を見に行く。サザエ、隣りのおばさんのプログラムを横から見るが「プログラムはロビーで売ってます」と言われてしまう。サザエ、売店でプログラムが千円だと聞いて、プログラムは買わずに、お菓子を買って、隣りのおじさんのプログラムを見るんだけど、勿論、さっきまで隣りだったおばさんはビックリするオープニング。サザエ、カツオの提案で、サザエは休暇をもらったようだ。さすがに、本日2回もサザエに追いかけられて、小うるさいサザエに懲りたようだ。タイコさんはカツオのアイデァと見抜く。サザエ、友達のカズエと会う予定が、友達の坊やが熱を出して、ドタキャンされる。せっかくの休暇なのに。家に帰ればカツオに「行くところが無かったんでしょう」とからかわれるのがオチだし。マスオに電話するが「出先から帰宅する予定になっています」と会社には不在。こういう時は、携帯があると便利だけど、勿論、二人とも持っていない。デパートの屋上でベンチに座って時間を潰していると、何と、サザエにナンパ。気障な男がサザエに声を掛けようとする。これから不倫の話しになるのかと思ったら、実は、サザエは男の帽子の上に座っていた。サザエが歩いていると、ノリスケがオープンカフェの椅子に座っているのを見つける。ノリスケ「出た」と驚く。何か、やましい事を考えていたのか。ノリスケは「新人作家との打ち合わせで待っている」と言う。サザエはその作家を見ると言うので、ノリスケ「その作家は時間にルーズ」だと言う。そこに、マスオが… ノリスケが言う作家とは、マスオだった。どうやら、飲みに行く約束をマスオ達はしていたようだ。「出先から直接帰る」と会社の人にうまい事を言っていたので、何か、キャバクラのような気がするけど… タラはノリスケの家でイクラと食事。カツオ・ワカメにはもったいぶって黙っていたけど、カツオ・ワカメは波平・フネとついでにタイコさん達も外食。磯野家ではサザエはフルコースをしていると思われているが、実はラーメン屋。口に合わないラーメンで半分以上残したらしい。駅から出るサザエ、そこに、マスオが駅の屋台から出てくる。「駅の近くの屋台で飲んでいたら、きっとキミが現れると思ってね」とマスオ。空腹のサザエを寿司屋に連れてゆく。オチは、先日のお詫びに、カズエが高そうなレストランにサザエを連れてゆく。横文字のメニューに焦るサザエをよそに、堂々とカズエは注文する。シェフたちが、見るからに高級そうな肉を目の前で調理し始めてビビってしまうサザエ・カズエ。このカズエさんって、何者? 何も知らずらに注文したのか。


9月18日
『タラちゃんまん丸お月さま』
オープニングは、タラを昼寝させながらサザエがおとぎ話しも時代と共に変わってもいいわよねと考える。月から地球を見ながら人間がモチをついている姿をウサギの親子が見ているというSF的発想。波平・マスオが縁側でビールを飲みながら月を見る。ふと「今日は何日だったかな」と波平がマスオに。中秋の名月だと気づく。フネは気づいていた。「天然のライトがあるから」と、子供達をつれて丘の上の公園に行く。満月が綺麗に見える。何と、ウサギがいた。タラは月から落ちてきたと思っている。そのウサギが池に落ちてしまう。マスオが助けるのだが、そのウサギは、近くの幼稚園から逃げたようだ。張り紙がしてあったようだ。家にウサギを連れて帰る。波平、来年は皆で月を見に行こうと言うが。満月幼稚園の人がウサギを引取りに来て、ウサギは一件落着。タラ、月の夢を見て、ウサギからのプレゼントの玉手箱を開けると、白いヒゲが生えている。ビックリして目が覚める。それにしても、ワカメ、気が早すぎる。堀川君が新婚旅行はハワイがいいと言っているのを、夢がないと言っている。ワカメは、新婚旅行は宇宙旅行にしたいらしいけど… 笑ったのは、カツオがおもちゃのロケットで「月面着陸ー」と言って、波平の頭にロケットを着陸させる。俳句を考えている波平、「黙ってろ。いい句が浮かばん」と怒る。「名月や…」から俳句が浮かばない波平、宇宙人までバカにされてしまう。

『波平夢のライダー』
波平が、会社の若林君からもらったヘメルットを持って帰る。原付免許を取ろうとする波平だが、皆から反対される。波平、年寄り扱いされるのが嫌らしい。サザエ達、三河屋のサブちゃんに説得して諦めさせようとするのだが、波平、サブちゃんがスーツ姿なので、嫁さんが決まったと勘違いする一幕もあり笑えた。波平、サブちゃんを免許を取りの師匠にしてしまう。3年修行するよりも3年かけて師匠を探せと言う諺らしきものをサブちゃんに言って、言葉巧みにビールを注ぎながらの説得に、サブちゃんを師匠に。サブちゃんの教えかたが悪いのか、波平、頑固だからか、うまくいかない。波平、サブちゃんの質問に間違えると「誰がまぎわらしい事を決めたのだ」「もっとわかりやすい絵に変えるべきだ」と怒る始末。警笛を鳴らせという標識をカミナリ注意と覚えているぐらいだから、サブちゃんは、間違いなく試験に落ちると確信。サザエ達、免許取るのを賛成するかわりに、試験は一回だけだと言って、波平をうまく免許を取らせないようにする。試験当日、波平、試験会場に向う途中、工事の人の弁当箱からメザシが落ちて、それが波平の頭に直撃。波平、気を失って救急車に運ばれる。勿論、試験は受けられず。髪の毛がもう少し沢山あったら、気を失う事はなかったのに… 波平、落ち込んで帰ってくる。波平、布団の中で、本当の事は言えないと悔しそう。ヘルメットはと言うと、タラがかぶって、三輪車を運転するのがオチ。

『敬老の一日』
サザエ、近所のおばあちゃんに「ちょっとバイコロジーに行ってきます」と言うけど、何の事やら…。バイコロジーとは、実は自転車の事。若いもんには負けんとばかりにおばあちゃん、自転車をこぐというオープニング。本編は、磯野家が裏のおじいちゃん、おばあちゃんに敬老の日でお手伝いをする話し。敬老の日だからと言って、お手伝いをすると気を使うからと、偶然を装うのだが… 裏のおばあちゃんが買い物に出かけるのをサザエが偶然を装い、ついてゆく。沢山のモノを買わせて、これも偶然、散歩の帰りのマスオが家まで持ってて帰る。さて、裏のおじいちゃんは、ボールを取らせてくださいとカツオ達が庭に入って行くのだが、なぜかホウキを持っている。ついでたからと、庭掃除するカツオ・ワカメ・タラ。わざとらしい。波平「あまりに、偶然過ぎじゃないか」と言うが、波平は何にもしていない。やっと、今日が敬老の日だと裏のおじいちゃん達が気づき、うどんを作る。皆に作ってて振舞う。サザエにスジコさんから電話がある。高校の時の同級だったようだ。主人が転勤で、最近、隣りの駅に引越ししてきた。それで、タラを連れて会いに行く。駅で、駅員がサザエの荷物を持とうとすると、サザエは「あちらのおじいさんを労わって下さい」と言うが、その人、老人ではなく31歳の若白毛のある人だった。サザエ、バスに乗るのだが、その時に、おじいちゃんとおばあちゃんに席を譲り、しかも、公園前で降りた時に、おじいちゃんの手を引いて案内するのだけど… 老人達、何と、お見合い中だったようで… やっと、スジコさんの家につくと、何とそこには、31歳の若白毛の人が… ご主人だったようで、サザエ、タラを置いて帰ってくる。よっぽど、ショックだったらしく、フネから「モノじゃないんだから」と言われるが、タラを完全に放棄して布団の中で落ち込む。「波平夢のライダー」では波平が帰るなりバタンキュー、ここではサザエがバタンキュー、どうなっているんだ磯野家は…


9月11日
『ぼくは電話帳』
フネのお客さんの為にカツオがウナ丼を出前を取る。一つでは配達してくれないというので、カツオの分まで二つ注文。それを聞いたサザエ、確認の為にと言いながら一つ注文して、サザエ「一つでも配達してくれたわよ」と、サザエがうな丼を食べるといったオープニング。翌日、カツオ、ウナ重の上を4つ注文。カツオ、裏のおじいちゃんの家の電話帳の早見表を無くしたそうで、代りに電話してあげたのだが。裏のおばあちゃんに報告しに行くと、カツオの分まで注文してくれていたようで、おばあちゃん、「最初で最後のお礼」という事でカツオは食べる事に。カツオ、裏のおじいちゃんの家の電話番号の早見表を作る。磯野家の電話帳から共通の番号があるというので、「うなぎ屋、おそば屋、ピザ屋、お寿司屋、ラーメン屋… 八百屋さん、肉屋さん、パン屋さん、おかし屋、魚屋…」と書いてゆく。ところが、裏のおじいちゃんがよく行く歯医者さんは磯野家の歯医者さんとは違うらしい。カツオ、診察券に電話番号を書いてあると教えてあげる。それにしても、どこにいったのか裏の早見表は… 裏のおばあちゃん、家中を探したけど、なかったようだ。サザエが厚かましく、探偵気取りで、カツオを秘書にして探しに行く。意外な所にあると言って、ゲタバコや傘立て、縁の下まで探させる。あやうく天井裏まで上らせられそうに。ネズミが引いていったかもとサザエは言うと、タラは「ネズミさんが電話を掛けるんですか」と。吹き出してしまった。波平が帰ってくる。ノリスケと一緒だったようだ。ノリスケ、ヘソクリ3万円を週刊誌に隠していたようで、それをタイコさんが廃品回収に出してしまったようだ。それにしても、ノリスケがヘソクリ3万円していたとは、驚きであるが。カツオ、古い週刊誌から、もしやと思い、裏のおばあちゃんにたずねる。やはり、電話帳が無くなる前の日に、古新聞を廃品回収に出したようだ。それで、カツオは裏のおばあちゃんが出したという、中年のおばさんの廃品回収屋を探す。都合よく、廃品回収のおばさんを見つける。テープは男の声だけど、主人のピンチヒッターで、おばさんが回っているらしい。が、今頃は、問屋から製紙工場に行っていると言われる。諦めて帰ってくると、何と問屋さんから電話があったようだ。裏のおじいちゃんの家の電話帳がみつかったようだ。緊急連絡先を磯野家にしていたようだ。すぐに送ってくれると言うが、かなり親切な問屋さんである。一件落着。ノリスケのヘソクリ出てきたようだけど、ノリスケの勘違いだったようだ。しかも、サバを読んでたらしくヘソクリは3千円だったようだ。やっぱり、3万円は多すぎる。

『ワカメ未来のモデル』
ワカメ、庭に苗木を植えて、苗木が大きくなったらそれをブランコを作って遊ぼうと思っていたらしく、カツオに「苗木が大きくなった頃には、ワカメは大人になっている」とバカにするのがオープニング。ワカメ、大人になったらと未来を想像して絵を描いている。キャリアウーマンになっていると夢を膨らませるのだが、カツオはあのサザエの妹だから未来の姿は決まっていると断言する。ワカメ、ウキエさんに素敵な女性になるコツを教えてもらおうと家に行く。ウキエの友達の海老原ミエコさんがいる。まさにキャリアウーマン。テニスクラブで一緒なようだ。ちょうど二人は外出しようとしていて、ワカメも一緒に外出する事に。カツオ、ミエコさん達に偶然会う。綺麗な人なので、カツオ、ドギマギして自己紹介する。一緒に行きたかったとため息するカツオ。ミエコさん、高校生と小学生の妹がいる。ワカメ、妹に似ているらしい。ワカメはスタイリストのミエコさんを未来のモデルにしようとする。笑ったのは、時々、博学ぶりを披露する波平がスタイリストを知らなかった事。ワカメがミエコさんを未来のモデルにするならと、カツオもジンロクさんを未来のモデルにしようとするのだが、肝心のジンロクさんは、かなりはしょげている。模擬試験の結果が悪いし、バイトの面接も連絡が来ない。しかも、ウキエさんともケンカ中。ウキエのケーキを食べたかららしいけど… カツオ、ジンロクさんをモデルにするのは辞める。ワカメも東京で一人暮らししているエミコさんの家に行く。お洒落な高層マンションに住んでいる。ミエコさんのスタイリストの仕事の大変さを知り、ワカメ自信喪失。「私になれるかな〜」と。ウキエから「無理になろうとしなくていいんじゃないか」とアドバイスされる。ミエコさんをモデルにするのを諦めるワカメ。結局、本妻が飛んできたというドラマをワカメと一緒見ているサザエが、ワカメのモデルじゃないかとカツオが思うのがオチ。

『カツオ逃亡中』
カツオ、凄いイタズラをする。台所の床下に隠れて、サザエがきたら、床下から出てきてサザエに水鉄砲を飛ばす。サザエがビックリして洗物を落としてしまう。カツオを公園まで追いかけて、公園で「無駄な抵抗は辞めて、武器を捨てて出て来い」と大声で。刑事モノの見すぎ。カンカンなサザエ、カツオを捕まえようとウキエさんの家や、裏のおじいちゃんの家まで包囲網を張っている。裏のおじいちゃんは外に出て、見張っているくらい。もうすぐ、敬老の日だというのに、そんな事を頼んでいいのかサザエ。中島の家まで包囲網を張ってあったので、カツオは公園に戻ると何と中島がブランコに乗っていた。おじいちゃんの文長を逃がしたらしい。カツオ、中島と入れ違えしようと言い出す。中島、磯野家に行き「貸した本を返して」と言って、カツオの家に避難する。カツオが戻ってくるまで、ワカメの宿題を見たりする。カツオは花沢さんの家に行くが、花沢さんの家は定休日で家にいない。カツオ、サザエの予想通りにマスオを迎えに駅に行く。が、マスオと入れ違えで会えない。駅で傘を持っていないおばあちゃんが荷物を持って困っていたので、カツオは「荷物をお持ちしましょうか」と。おばあちゃんの家まで荷物を運ぶ。そのおばあちゃん、ピザを注文して食べたかったと、カツオに頼む。カツオ、頼んであげて、一緒に食べる。しかも、お風呂まで一緒に行く。口笛を吹けるおばあちゃんなので、出る時は口笛が合図で出ようと風呂屋の入り口で打ち合わせる。カツオ、男湯に入ると中には花沢さんのお父さんがいた。花沢さんも女湯にいる。お父さんが花沢さんにカツオがいると教えてあげると「キャ〜」と、赤い糸で結ばれているのねと勘違い。花沢さん達、定休日にはいつも銭湯に行っているらしい。磯野家はさすがに心配になったらしく、カツオを探そうとしているとカツオが悠然と帰ってくる。文鳥は戻ってきて中島のおじいちゃんも怒っていないようだ。カツオ、知らないおばあちゃんの家を隠れ家にしようと思って、名前も電話番号も知らない、帰り道も暗くて分からないとサザエ達にウソをつく。ところが、おばあちゃんの家に傘を置き忘れていたので、おばあちゃんが花沢さんツテで持ってきたらしい。そのウソがばれて、サザエに追いかけられるカツオ… 今度はどこに逃げるのか…


9月4日
『ワカメ同姓同名』
ワカメの友達のミユキちゃん持ってきた少女雑誌にイソノワカメという名前が。「懸賞発表 一等当選者 東京都 イソノワカメ 賞品は9月中にお送りします」と書かれていた。ワカメの同姓同名らしい。カツオ、花沢さんにそれを話す。電話帳を探すと、磯野という名前は沢山ある。「磯野隆、磯野一郎、磯野はるみ、磯野正二、磯野昭太、磯野哲郎、磯野幸男、磯野信二、磯野次男、磯野ゆきえ、磯野三郎、磯野幸太、磯野さち、磯野ゆみ、磯野ともみ、磯野節夫、磯野貞ニ、磯野ゆみ、磯野二郎、磯野隆一、磯野治、磯野美子…」と、なぜか順不同の電話帳。サザエもニ、三件電話してみたけど、わからなかったようだ。タラ、ワカメのニセモノに会いたいと言ったのには、笑った。花沢さん、高級住宅に狙いをつけてついにワカメの住所がわかる。花沢さん、父親のお使いで、その家の近くにお使いに行く。それで、カツオとと花沢さんで探しに行くのだが…。家は綺麗な家。イソノワカメとカタカナが書かれていたけど、表札には五十野ワカメと書かれていた。父親は満、母親は久美子。その隣りにワカメと書かれている。母親は、庭に置かれたビーチパラソルの下で本を読んでいた。テーブルにはジュースが置かれている。いかにもセブレで、しかも綺麗なお母さん。花沢さん、カツオがワカメに会いたいと言うと、すんなり家にあげてくれる。子供とはいえ、すんなり家にあげるとは物騒ではと思ったが。ついに、ワカメとご対面となるが、ワカメは恥ずかしがり屋で中々、出てこない。やっと、出てきたと思ったら、何と、小さな猿だった。五十野久美子さん、少女マンガのファンで、懸賞は、恥ずかしくて、ワカメの名前を使ったようだ。花沢さんのお母さんがワカメにカツオ達が会いに行ったと言ったようで、ワカメも会いたいと言い出す。そんなワカメにワカメは猿だったとは言えない。波平「けしからん。人の娘の名前を猿につけおって」と怒るのには、笑った。日曜日、五十野久美子さんがワカメを連れてやってくる。しかも高級車で。久美子さん、思いだす。何年か前に主人と動物園に行った時に、キリンを見ていたワカメに声を掛けたらしい。あまりにも可愛くて、名前を聞いたようで。久美子さん、赤ちゃんが出来たら「ワカメ」と付けようとしたけど、まだ授かっていないようで、それでペットの猿にワカメとつけたよう。そして、その五十野久美子さんに赤ちゃんが授かる。まだ、男か女だが、わからないというのに、ワカメ、フネに子供の頃の服を出してというのがオチ。

『波平流しつけ』
カツオ、手を洗いながら足でタオルを取ろうとしてフネに怒られる。フネ・サザエが波平にカツオを怒って欲しいと要望する。が、波平、父親として細かい事にイチイチ叱りたくないというが。波平の夢で、カツオが何かのお釣りをお駄賃として使ったのに、悪いとは思わずに、波平の躾が悪いからという。波平、夢にしても態度が悪過ぎると怒り出す。一応、この場合、カツオは悪くないんだけどね。波平、朝から説教をするのもなんだから、会社から帰ってからと先送りに。カツオ、学校に行くのに挨拶も無しに家を出て、学校から帰ったら「行ってまいります」と言い、ご飯を食べる時も「ただいま」、寝る時は「いただきます」と、挨拶が目茶目茶。波平、早く帰ってくる予定が、波平の帰宅中、会社の人に子供の躾の相談を受けて、焼き鳥屋で。会社の人の子供、口も聞いてくれないと言う。波平「親が子供の顔色を伺うようではいけませんぞ。毅然とした態度を取らないと」とビールを飲みながらアドバイス。が、サザエ・フネに「他人事じゃないでしょう」「紺屋の白袴じゃありませんか」と言われてしまう。波平、カツオを叱ろうとするけど、カツオは狸寝入り。波平「どうも、タイミングがずれると叱るにも… (サザエ・フネの)話しを聞いただけで叱るのも好かんのじゃ。わしの目の前で悪い事をやるとか、動かぬ証拠がない」と。それで、サザエは盗撮する。カツオが学校から帰った時の靴の脱ぎ散らかし様、冷蔵庫からジュースを黙って飲む場面、宿題もせずに口と鼻の間にエンピツを乗せて椅子に反り返って寝ている場面を写真にとって、波平に見せる。やっと、カツオを叱ろうとする波平だが、カツオはBARのマッチを波平に見せられて… 「ボクが見つけたからいいけど、家庭争議が免れない」と波平を脅す。全然、叱った様子が無い波平に、サザエ・フネは「叱らなかったんですか」と聞くが、「カミナリも落とすタイミングを間違うと効き目が無いからな」と波平。波平、カツオを叱ろうとするが、カツオは先に土下座して謝る。その勢いに負けて、波平はカツオに証拠写真を渡してしまう。カツオ「この頃の親は操縦しやすいや」と。波平にお風呂に誘うカツオ。喜ぶ波平。カツオと波平、風呂に浸かりながら、カツオは波平に「おじいちゃんのカミナリはお父さんと比べてどうだったの」と聞くと、波平「海平兄さんと二人分だったから、怒るのも二人分だった」と答える。それから、カツオと波平のバカモーンの言い方合戦。フネ・サザエが台所にいると、風呂場でバカモーンとカミナリが落ちたと思ったら、カツオのバカモーンも聞こえてくる。フネから「ご近所迷惑ですよ」と、怒られる。親子で意気投合したカツオ、波平と寝たいと言い出す。が、寝相の悪いカツオに波平のスネを蹴られるのがオチ。

『ノリスケ関白志願』
マスオ、ノリスケと飲んで遅くなって帰ってくる。サザエのご機嫌を取ろうと、サザエの作ったアスパラを褒めるが、アスパラは缶詰。茶碗蒸しを褒めるが、冷凍食品。ついには「炊飯器の調子も良いらしいじゃない」と言うマスオ。ノリスケの方は、あんなに遅くても、風呂まで沸かして待っていたらしい。ご飯も一緒に食べたようだ。ノリスケ「妻を逆さに言ったらマツ、マツのがツマだ」と関白宣言。。夕方、海山商事にノリスケからの電話。ノリスケに誘われる。二連チャン。焼き鳥屋で待っていると言う。マスオ、焼き鳥屋から帰ろうとすると、ノリスケは夕べのスナックに行くと言う。実はノリスケ、今朝、起きたら、タイコもイクラもいなかったらしい。カツオは実家に帰ったんじゃないのかなと言うが、磯野家は誰も信じない。ノリスケ、カツオ達が偵察に来ると思って、洗濯物を干してカモフラージュするという手の入れよう。絶対にばれたくないようだ。ノリスケの母親から電話がある。「タイコさんと代わっておくれ」と言われるが、イクラと買い物に行っているとウソをつく。実は、ノリスケの母親の隣りにタイコさんとイクラはいるんだけど。カツオとタラが一緒にノリスケの家に。ノリスケは、イクラは昼寝して、タイコさんもイクラを寝かしているうちに一緒に寝たとウソをつく。タイコさんがサザエに電話する。サザエ「今、イクラとお昼寝してたんですって」と言われてビックリするが、ノリスケの話しに合わせる。凄い優しいタイコさん。羨ましい限り。サザエ、ノリスケ家に電話する。「今夜、ジンギスカンパーティーをやろうと思っているの」と誘ってきた。何と、ジンギスカンパーティーとは、凄い企画。ノリスケ、三人で伺いますと言うのだけど。ノリスケの家に電話すると、ノリスケは「イクラが中々起きない」とウソ。ノリスケ、さすがに困り果てて「こうなったら、全てを告白するか」と覚悟を決めた途端、タイコがやっと帰ってくる。ノリスケ、すぐさま土下座して謝る。タイコ、最近のノリスケさんは態度が横柄で困っていると愚痴ったら、お母さん「イクラちゃんとこっちにいらっしゃい。ノリスケを一人にすればタイコさんのありがたみがわかるだろう」と。ジンギスカンパーティーに行くノリスケ夫妻。が、イクラが土下座して頭を下げるのを、波平・フネは「これはご丁寧な挨拶だな」「お行儀の良い事」と勘違いするのがオチ。


8月28日
『かわいい雨やどり』
タラとイクラが公園で砂遊びをしていると雨が。豪邸で雨宿りをしていると住人の宮野夫人が出てくる(イクラが雨をシャワーがわりにしているをタラが突っ込むのが笑えた)。二人を雨宿りさせる。カツオ・サザエがタラ・イクラを探す。公園の近くの宮野さん宅に二人がいるとタイコさんが報告にしに行く。カツオが迎えに行こうとすると、しばらく居て欲しいらしい。宮野さんば美人だけど、カミナリが嫌いらしい。タラの手をずっと握っていたらしい。タラ・イクラがメロンを食べたと知って、カツオもメロンを食べたくなる。磯野家は静岡のおじさんが沢山送ってくれたので、毎日スイカのようだ。三河屋のサブちゃん、美人の宮野さんの家に御用聞きに行く時は、よそゆきのヘルメットで行くらしい。サザエにそこを突っ込まれると、注文を聞かずに逃げ出す。雨宿りに宮野さんの家に行って以来、イクラは安いメロンは食べなくなったようだ。磯野家でも、マスオの給料が上がったらと言うけど、いつになるのやら。宮野さんの家で雨宿りしたいカツオ、雨が降っていたので、家を出ようとすると、サザエに見つかり、波平・マスオの為に、駅まで傘を持ってゆかされる。が、カツオが駅に向ってゆくと、何とマスオが美人の宮野さんと相合傘。マスオに気を使うカツオだけど、この事はサザエにも言っていたよう。宮野さん、来年、孫が生まれるようだ。宮野さん、まだ30代だけど、早く結婚してお嬢さんも18で結婚したようだ。カツオ、宮野さん狙いではなく、メロン狙い。中島の家で遊んでいると、また雨。カツオ、チャンス到来と傘も持たずに、宮野さんの家に。が、何と、サザエがいた。お礼にきていたらしいけど、カツオ、メロンを食べられず、磯野家のスイカを宮野さん宅で食べる事に。

『ウチの番犬』
サザエとタラが公園で遊んでいると、可愛い犬がヨチヨチ歩いている。サザエ、タラを初めて公園に連れてきて、タラがヨチヨチ歩くのを思いだす。タラは、ボクは犬じゃないと怒るのだが。タマが犬を欲しがる。それが、伝染して、カツオ・ワカメまで犬を欲しがるのだが、磯野家はタマがいる。タラ、タマを番犬にしようとするのだが、言う事をきいてくれない。が、カツオがタマの首輪のヒモを引っ張ると喜んでついてくる。カツオ、煮干しで言う事をきかせたようだ。そんなある日、四五日預かってくれと、カワグチさんが磯野家に犬を連れてくる。それにしても笑ったのは、カワグチさんのご主人。ペットを一緒に連れて行こうと、モンキッキに金魚鉢、サボテン、インコを手に持っている。これらのペットは、どこかに預けたんだろうか。犬の名前はペス。このペスは、気が強い。大きな犬でも吠えるほど。タラがヒモを持って散歩させられない。気の強いペスだが、動物病院の先生には弱い。数日後、カワグチさんがペスを引き取りにやってくる。お土産とタラにお土産を渡そうとすると、タラは泣き出す。ワカメ・カツオでさえもお土産に泣き出す。ペスと別れるのがつらいというのがオチ。

『恐怖の八月三十一日』
このタイトルは… やはりカツオの夏休みの宿題。が… 31日にカツオは余裕があり、中島・早川さん・かおりちゃんらがカツオを頼りにやってくる。こんな事があっていいのか。これではカツオではないような…「毎日少しづつやっていれば」と、アリとキリギリスの話しを皆の前でしようとする。明日は張り切って学校に…と、思いきや、実はこれは夢。まだ、宿題は半分も終っていない。波平・マスオ、31日に有給を取る。カツオの為にと思ったら、そうではないらしい。本当にそうなから、何か嫌味ぽい。カツオに気を使い、ワカメはスズコちゃんの家に行き、タラはイクラの家に。波平は絶対に宿題は手伝わないと言うが。日記の天気を気にする波平。カツオの後ろでしっかり監督する波平。ウナギを食べた日を間違えただけで、怒られるカツオ。波平は1月4日までしか日記を三日坊主なのに。カツオ、気晴らしをしたいのか、お使いを手伝おうとするのだが、フネは宿題が優先だと言って手伝わせない。波平、アイスを買わせて、早く家に帰らせる。夕方、やっと、宿題が終る。が、作文を忘れる。すぐに作文を書き終わったのだが、今度はカツオ、宿題が終ったのは夢じゃないかと心配するのがオチ。


8月21日
『タラちゃんお届けもの』
サザエが鼻歌を歌いながら物置を片付けていると、裏のおばあちゃんがタラのブリーフのパンツを届けにきた。風で洗濯物が飛んだらしいけど、なぜ、タラのパンツだけ。疑問だけど。リカちゃんが母親と一緒に、タラの絵本を届けにきた。リカちゃんの家に忘れたらしいけど。今日はタラの届け物ばっかりとサザエが愚痴っていると、ウキエさんとジンロクさんが公園で三輪車に乗っているタラを届けにきてくれた。タラ、家の布団の中で目覚めると、ビックリ。カツオは、そのタラに三輪車に羽が生えて運んできてくれたとウソをつく。タラはそれを信じて、また運んできてくれないかと公園まで三輪車を持って行く。フネから、サザエに「お昼寝させてから遊びに行けないと」と注意される。タラ「三輪車さん、飛んでください」と三輪車に言う。本当に信じているようだ。タラが三輪車で空を飛んでいる夢を見てしまうのだけど、本当は三輪車の上で居眠り。熱中症になっていないか… サザエが寝ているタラをダッコして帰るのだけど、タラ、三輪車が連れて帰ったと言う。カツオのウソが、それでサザエにばれてしまう。タマ、木の上で寝ていて、三河屋のサブちゃんのヘルメットに落ちた。猫が頭上から落ちる体験はそうそうないぞ。三輪車は公園に置きっぱなしだったけど、それをサブローさんが家の前に持っ置いてくれる。タラ、また三輪車が空を飛んできたと信てしまう。夜、アナゴさんがヘベケレのマスオを届けに。酔っ払ってメガネが垂れ下がっている。サザエに「タラちゃんの三輪車を貸してもらうね」と言われて、マスオが羽の生えた三輪車に乗って夜空を飛ぶオチ… かなり、怪しい…

『波平看板ものがたり』
花沢不動産にきたお客さんに、花沢さんがオレンジジュースを出すんだけど、そのお客さんに「看板娘」と言われる。なぜか、そのお客さんが帰る時に花沢さん、あかんべぇをしてしまう。お客を引きつけるような可愛い娘の「看板娘」を「カバ娘」と花沢さんは聞こえたようだ。花沢さん「看板娘」が気に入り店の前で浴衣姿になり、営業をしている。何か、キャバクラと勘違いしていないか。マスオの学生時代は看板娘が沢山いたらしい。一番人気があったのしは食堂のミヨちゃん。ある日、マスオが一人で食堂に行くと、ご飯を大盛にしてくれて、ウィンクしてくれたらしい。マスオに気があったのかと思い気や、他の人も一人の時は大盛だったようだ。波平に看板娘の話しを振るのだけど、波平は「看板先生」の話しをする。映画館の看板を専門に書く名人で、波平はそれほど上手いとは思わなかったようで、ところが、映画館の看板に掛けられると素晴らしく見えたようだ。その看板を見ていると、映画が見たくなるような看板だったようだ。最初は、看板先生の絵をのぞいているだけだったが、段々、親しくなったよう。先生の所に通うようになった。そこで、波平は弟子入りを志願したのだけど、先生から「あと三年たって、まだ弟子になる気持ちがあったらきなさい」と言われた。が、先生は体調を崩して古里に帰っていった。ある日、波平が仕事場に行くと、仕事場はからっぽだったようだ。しかし、映画館で先生が最後書いた看板を見て、ビックリ。「怪獣映画 プラテドン」の看板に、怪獣に追いかけられている人々に混じって、波平の学生服姿で逃げている姿が描かれている。翌日、カツオ、ノリスケにその看板先生をかざして欲しいとお願いする。その話しが伊佐坂先生の耳に入り、エッセイに書かせて欲しいと。伊佐坂先生、何でもネタにするな… 波平が偶然の出会いをする。伊佐坂先生と一緒にいると、イラストレーターが道端で会う。そのイラストレーターが、看板先生の息子だった。今度、伊佐坂先生の連載小説のイラストを書くようだ。父親と顔がそっくりだったから、波平は気づいたようだけど、あまりにも出来すぎた話し。看板先生、古里の空気が良かったのか、すぐに体調も良くなり息子と元気に暮らしているようだ。数日後、ノリスケが当時の映画の看板の写真を持ってくる。看板先生が書いた中で、残っているのは最後の作品のその一枚だけなようだ。看板先生、波平に会いたがっているようだけど、足が弱っているようだ。波平、訪ねに行く。田舎なので、波平は迷ってしまい、通りすがりの人に道を聞く。すると「それでしたらタバコ屋の看板を曲がって」と言うが、看板はない。「ああ、あそこにいる女の人がタバコ屋の看板娘なんですよ」と言うが、苦しい看板。看板先生の家に着くが、やっと先生の名前がわかる。かみおさんという表札が出ている所にきた所で終る。どういう風に再会したかは、わからない。

『ワカメのいない日』
冷や麦の赤いのをカツオが取った言うのでワカメと喧嘩。カツオが朝目覚めると、ワカメがいない。カツオは謝ろうとしたのに、ワカメがいない。ワカメは、スズコちゃんのおばあちゃんの家に遊びに行った。ワカメがいないのを気にしないフリしているカツオ。ワカメがカツオに電話を掛けても意地を張って電話に出ないカツオ。夜、寂しくなったのか、波平と一緒に寝る。波平、大声で出してビックリするんだけど。翌朝、ワカメに起こされるカツオ。スズコちゃんのおばあちゃんの家は、隣り町なので、朝早く帰ったらしい。ワカメもカツオのように寂しかったようだ。


8月14日
『わが家の理髪師』
サザエが帰ってくる。子供達、三人が玄関口で待っている。勿論、お土産目当て。サザエが持っていたお土産は、桐の箱に入っていた理髪用品。クリコさんから貰ってきたらしい。息子さん達の髪を刈っていたようだ。サザエは散髪代を節約できるからと、カツオの頭を刈ろうとする。マスオ、運の良い事に、散髪して会社から帰ってくる。カツオは簡単そうな波平の頭を刈ってもらおうとするが、波平の頭はプロでも難しい手こずる頭らしい。カツオ、前に頭を刈ったらサッカーの試合で負けたので、髪は切りたくないと言う(花沢さんのアイデァ)。サッカーに勝ちたいからとジンクスをサザエに主張する。裏のおじいちゃんがサザエに頭を刈って欲しいと言いに来る。タラが喋ったようだ。いくら床屋が休みでも、このおじいちゃん、カツオが言うように正気か… カツオ、散髪代が浮くから、お小遣いあげるというサザエの言葉に心が動くが、やはり恐いかも。カツオとワカメがいない間に、タラの頭を刈る。失敗したら、カツオに何を言われるかと言っているが、これって… こんな母親でいいのか、サザエ。ところが、案の定、失敗して、(床屋は休みなので)美容院で手直ししてもらう。カツオ、タラ、サザエの様子がおかしいので、不審に思う。カツオ、美容院にサザエ達が来ていないかと確認に行くと、やはり来ていた。カツオ、花沢さんに相談しに行く。思ったより仲が良いぞ。花沢さんから、カツオの頭は素人でも難しくないようで、サザエに頭を刈ってもらってお小遣いをもらった方がいいよとアドバイス。一応、散髪代まで貸してあげるという花沢さん、至れり尽くせりである。理髪店の前で、悩むカツオ、中に人が待っていたら、サザエに刈ってもらおうとするが、中にはマンガを読んでいる人がいた。ようやく、決心したカツオ、サザエに頭を刈ってもらうが、カツオの頭は真ん中だけ刈ってもらっている。勿論、床屋に泣きながら駆け込む。気になるのは、タラはどんな頭で、美容院に手直ししてもらったかである。

『夏の身だしなみ』
サザエが出掛けようとするとカツオが服装チェック。サザエ、ホットパンツに肩出しの白いシャツ。カツオに「露出し過ぎじゃない」と言われる。あらためて、着替え直し、ピッチリした膝までの白い短パンに上は派手な赤と黄色の肩出しのシャツを着るサザエ。今度はフネに「まだまだ刺激的だよ」と。今度は水色のワンピースを着て外出するのだが… 風でスカートが頭までめくれ上がり、自転車に乗った男にパンツを見られる。画面から、どんなパンツだったか見えなかったけど、唖然とする自転車男からすると… 原稿待ちの時には磯野家で時間潰しをするノリスケだが、今日は暑いので伊佐坂先生の家で涼む。ノリスケがクーラーの効く部屋に入ると、カツオが漫画を読んでいた(ハチの散歩をさせて、オカルさんから涼んで行きなさいと言われたようだ)。伊佐坂先生の家の方が夏は快適のようだ。ワカメ、家に居るつもりでソファーの上でイビキをかいて寝ていないかと心配する。サザエがスリップ姿で昼寝していると、窓から電柱の工事をしている男に気づく。慌てて、窓を閉めて、また寝るのだが、反対側の窓はフネが掃除して、窓を外していた。下半身まで電柱の男に見られてしまう。ナツコちゃんが着たというので、玄関に向うサザエ。子供なので、スリップ姿でも大丈夫だと思ったが、何と、お父さんまで一緒だった。玄関まで出てから、ビックリして「ギャーッ」と叫んで引っ込む。玄関に行く前に一応、確認しろよと言いたいが。それにしても、親子で何の用だったのか。フネに「いくら暑くても身だしなみはきちゃんとしなさい」と注意される。タラ、ワカメ、カツオ、家の中でも水着姿。フネは暑くても着物姿、「暑い、暑いといえば涼しくなるものではない」と言うが。カツオ達、本当に庭で水遊び。ビニールプールを出して遊ぶんだけど、なんで、ビーチパラソルがあるんだろうか。サザエも水着に着替えて(水玉のビキニ)風呂掃除。そこに宅急便がやってきて、ワンピースで前を隠して玄関口に出るが、ハンコと言われて、思い切り後ろを向いてしまい水着姿がばれてしまう。フネから波平に「暑いからって皆、だらしなくなった」と波平に注意してもらおうとするのだが。その波平、風呂上りに、バスタオルを腰に巻いただけの姿で台所の冷蔵庫のビールチェック(冷やしてあるかどうかなのか、ビールがあるかなのか。ビールは5本も冷やしてあった)。フネにそんな場面を見られて波平、ビックリ。フネが皆に「身だしなみをしっかりして欲しい」と注意して、波平も「母さんの言う通りだぞ」と説教するが、波平、まだバスタオル姿。全然、父親の威厳がない。暑い日はビールが一番と、波平の一杯目の呑みぷりが良い。カツオ「大人はいいよな」と言うが、波平は「これは(ビール)は大人のアイスキャンディーと一緒だ」と主張。波平「暑い時は楽しく過ごせる方法を考えよう」と言い出し、フネは「外で食事しましょう」と。縁側にちゃぶ台を置き、夕飯。波平・マスオはビーチパラソルを庭に置いて自家製ビアガーデンで呑んでいる。マスオ「うちのビアガーデンのビール、一味違いませんか」とヨイショを忘れない。暑い昼間、訪問客。「お父さんか、お母さんはいませんか」と言うが、カツオ達は下着姿。カツオはスイカ、ワカメはかき氷、タラはジュースを持って玄関口に。「いたら、こんな格好でいませんよ」と言うカツオに、訪問客は納得するのがオチ。今回はお色気場面満載だったけど、少しも興奮しない所が不思議である。

『幻のカブオ』
カツオが神社の木にいたのを捕まえたカブトムシ。サザエはどこかの家のカブトムシが逃げてきたと思って、探し回るオープニング。カツオ、そのカブトムシに名前をつける。カツオの弟分だからカブオと名づけた。ところが、ワカメが張り紙にカブト虫のオスが逃げたという書いてあったと言う。名前は甲吉。波平「最近は、昆虫もペット並みの扱いだな」と感心する。サザエに言われて、一応、確認しに行く。「甲吉じゃありません。甲吉はこんな風に貧弱じゃありません」と。甲吉は、高級デパートで買ったらしい。カツオ、そこまで言われても、甲吉じゃなかったのにホッとする。カツオ、カブオと遊ぶ。タラがカブオを貸してと言われても、カツオは珍しく「後でね」と拒否する。カツオが風呂に入っている間に、こっそりとタラはカブオと遊ぶ。ところが、タラと遊んでいる時に、飛んで逃げてしまう。カツオ、泣き叫ぶ。波平「わしはむしろ、逃がしてやって良かったと思うぞ。都会で生まれたカブトムシは広々とした林や澄み切った青空を知らずに夏を終る。せめて好きな所にいかせてやりたいと思わんか」と。タラがいない。カツブトムシを探しに行ったようだ。そこに、裏のおじいちゃん、カブトムシが家に飛び込んできたようだ。ちゃんと、虫籠に入れてある。用意がいいな〜と思っていると、昨日、飛び込んできたようだ。ワカメは甲吉じゃないと思って、せっかく、カツオはそうと知っていても、タラの為に「探してもらって、どうもありがとう」と。タラ思い。しかも、そのカブトムシを「カブオをお家に帰してあげたい」と逃がすのだけど、ワカメ、まだカツオの気持ちを察知しない。かなり鈍いぞ。木にとまっていたカブオが、カツオか逃がした甲吉は一緒に飛んで行く所で終わった。


8月7日
『磯野家に集合』
西原はハワイに3度目、橋本は北海道に、この夏行ってきた。そういう話しを聞くと色あせてしまう、カツオと中島。そんな時に、花沢さんから、かおりちゃんと早川さんさんが家に泊まりに来て楽しかったと聞いて、カツオ達もお泊り会をやる事に。波平も子供の頃は友達が来るとワクワクしていた。ワカメまでよそ行きの服を着たり、タラまで絵本を読んでもらおうと楽しみに。中島と橋本、西原とやってくる。カツオ、喜んでお使いまで行くのだが、それが命取り。疲れて自分の部屋の机の上で居眠りしてしまう。カツオが起きたのは、友達三人がご飯を食べている時。中島とワカメはトランプをしていたようで、西原はマスオと将棋してマスオは負けたようだ。カツオ、もっと遊ぼうとするのだけど、友達三人は早目に寝てしまうのがオチ。

『花火はつらいよ』
タラばサザエに花火をねだっていると、赤い縁のメガネをかけたおばちゃまが話しかけてきた。マンションを貸してくれるそうだ。そこで花火大会を見たらどうかと持ちかける。おばちゃまの名前は大宮さん。1丁目の新しいマンションの最上階に住んでおり、花火大会の当日からイタリアに海外旅行に行くらしい。ところが、猫の世話があるから、困っていたらしい。そこで、サザエたちに、バルコニーで花火を見ながら猫のクリスチーヌの世話をして欲しいと言うのだが。クリスチーヌは、繊細な猫で、他所に持って行くと、ひきつけを起こすようだ。それに毎日体重を測り、グラフまで記入しないといけない。二日増えていた食事制限、それでも減らないようだと、フランスの水を適温で飲ますといった管理が難しそう。それに、クリスチーヌ、高級なソファにもぐって出てこない。サザエやワカメが呼びかけても出てこない。カツオがクリスチーヌちゃんと呼びかけると出てきた。見ず知らずの人に呼び捨てされると気を悪くしたらしい。大宮さん、イタリアから国際電話。バスの中でうたた寝してしまい、その時に不吉な夢を見たようだ。留守中の家に空き巣が入ったらしい。盗まれたのはクリスチーヌ。それで、マスオはバット、波平はゴルフクラブを持ってそのマンションまで行くと、部屋の中に誰がいるような物音。かなり散らかっている。が、中にいたのは人間ではなく、タマだった。タマとクリスチーヌが運動会をやっていたようだ。花火大会、波平とマスオはビールをバルコニーで飲んでいる。冷蔵庫の中に用意されたものをサザエ達が料理を出すと波平は「これは豪華だな」と大喜び。メロンまである。花火が打ち上げられる。「たま〜や〜」と叫ぶのを聞いたクリスチーヌがタマに「あなたって有名な猫だったのね」と言われるのがオチ。

『タラちゃん大海原』
タケオ君の家に遊びに行って帰ってきたタラ、急に「海を買ってくれ」とサザエに。気が狂ったかタラ。タラは蚊帳の亊を言っていた。蚊帳の上で泳いだようだ。それで、タラは蚊帳を欲しがるが、海平のおじさんの家にも、静岡のおじさんの家には無い。裏のおじいちゃんの家にも無い。裏のおじいちゃんも泳いだらしい(波平も子供の頃、蚊帳の上で泳いだらしい)。イクラちゃんのおばあちゃんの家にあっので、送ってもらう。波平「宿題の海に溺れんようにな」とカツオにチクリと言うのがウマイ。八畳用の大きな蚊帳。イクラと一緒に泳ぐタラ、楽しそう。ところが、イクラが蚊帳を気に入り、手放してくれない。イクラ、海パンで泳ぎ本格的。ノリスケまでも海パンで泳がされる始末。ノリスケ、イクラ、タイコ、三人で蚊帳の下で寝るのだが、タイコさん、なぜかワンピースで寝ているような気がする。タラ、イクラが蚊帳を手放さないから、マスオに本物の海に連れてってもらえばとカツオに言われるが、タラは泳げないから本物は嫌いらしい。タケオのお母さんが蚊帳を貸してくれた。が、タラは一人で泳いでも面白くない。タラが可哀相になったカツオは、一緒に泳いであげる。カツオ「バタフライ」と言って泳いだら、これには笑ったが、タラは「ボク、エビフライ」と言って泳ぎだす。オチは、ワカメがパンツ丸出しで一緒に泳ぎ、タマまでも一緒に泳ぐ。


7月31日
『タラちゃん雲にのる』
タラ、雲を見ながら雲がソフトクリームやケーキやオムレツになる想像をしている。サザエは芸術家になるかもしないと期待するが、ただ単に腹が減っているか、食いしん坊だからかも。裏のおじいちゃんが押入れから出てきたと言って、タラに「孫悟空」の本を渡す。サザエは「きっと息子さんが小さい頃に読んだのかも」と言うが、絵本はなぜか綺麗。カツオの手を借りてタラは孫悟空のコスプレ。サザエの刺繍に使う枠を頭の輪っかにして、如意棒をラップの芯を2つをつないで作る。ラップ2箱分はというと、スリコギにラップを巻いたようだ。フネ「今晩はトロロなのだよ」と怒る。隣りでスリコギを借りてきたトロロをすろうする。波平がタラの孫悟空を見て、玄関口で会社の鞄を持ったまま昔話しをする。波平、小学校の頃、学芸会で孫悟空の役をやったそうだ。波平・悟空が金斗雲に乗る場面では、満場割れんばかりの拍手だったと自慢する。ところが、これは海平おじさんを使ったトリック。カツオが見破った。スポッライトが雲に移った一瞬、波平が岩の後ろに隠れて、雲に最初から海平おじさんが乗っており、それが飛び移ったように見えるという仕掛け。ところで、不思議な事に、夕食にトロロはなかっけど、となりならスリコギを借りて、トロロはどうしたんだろう。まさか、料理に失敗したのでは。カツオとタラは波平よりも凄い孫悟空を演じるため、中島に舞台の演出を頼む事に。中島が雲の作り方(出来方と言った方が良いのか)知っていて、カツオは知らない。すっかり、タラの中では中島の株が上がる。オチは波平から叱られそうになったので、逃げようとカツオが雲に乗って…

『早起きは三文の徳』
中島、橋本、西原、花沢さん、カオリちゃん、早川さんとで朝、公園の掃除をする事に。ところが、カツオは寝坊して遅刻。終った頃に公園に。皆が掃除しているのを、裏のおじいちゃんが見ていた。朝早く目が覚めるのでジョギングをする事にしたらしいけど、カツオの姿を見ていないとサザエに言ってしまう。サザエ、不審がる。波平も親が手本を見せなければ叱るに叱れんと、早起きする事になるが。カツオ、皆に口裏合わせるように頼むのだが、かおりちゃんから「明日は絶対に時間通りに来てよね」と言われる。花沢さんからこっぴどく叱られる。夏休み中のグループ活動ということで、カツオから公園の清掃を言い出したらしい。しまいには、花沢さんがサザエに見える幻覚までカツオ見てしまう。そして、皆に口裏を合わせてもらえるのだが。翌日、早寝したのにカツオは波平よりも遅い。波平、カツオを起こさないで、子供部屋の前の廊下を雑巾掛け。朝からバタバタうるさい。それだったら、起こしてあげたほうが。やっと、起きたカツオ。慌てて、ホウキを持って公園に。念願の一番乗り。ところが、ベンチの横に手帳を見つけて、あさひが丘派出所に届ける。それで、カツオは遅れてしまう。皆から責められてしまう。家から帰ると、磯野家勢揃いでお出迎え。手帳の持ち主がお礼にみえたようなのだ。そんなカツオにサザエは「公園の掃除で慣れているでしょう」と、家の前の掃かせる。それを通りがかりの人が見ており「感心、感心」と。「親御さんの教育が行き届いているんでしょう」と言われる。それを聞いた波平、カツオにプレゼント。目覚まし時計なんだけど。カツオと波平は翌日からは三日坊主。波平の親の示しとやらは、どうなったんだろうか。カツオもカツオ、目覚まし時計があっても無駄という事か。

『カツオの代理』
カツオの勉強しているからと野球を断るサザエ。そんな中、中島の「(一人だけ人数が足りないのでカツオを貸してください)お願いします」で、サザエが何を勘違いしたのかカツオの代理で野球をする事に。しかも、ワンピース姿なんだけど。「ちょっとだけよ」とサザエが打ったボールはホームラン。ボールは、うるさい人がいる家に飛び込んでいった。サザエがボールを取りに行く。怒られるかと思ったら、留守だったようで、助かったようだ。しかし、その家の前を通りがかるカツオに、そのうるさいおじさんが呼び止める。「ワシの留守中に入り込んだな」と。その家にはクツ跡が残されていた。カツオの足ではそのクツ跡は大きすぎたので、カツオの疑いは晴れたが。「絶対に犯人(犯人になっているよ)を見つけてやる」と、いきがるおじいちゃん。その話しをカツオ聞いたサザエ、独りで謝ってゆく。庭掃除で勘弁してもらうサザエ。それをワカメに見られて、カツオは「強制労働させられているんだ」と、サザエを助けに行く。サザエとおじいちゃん、何か意気投合して、おじいちゃんはサザエの似顔絵を描く。趣味で、ボールを打ち込んできた子供の人相書きをしているようだ。似顔絵のノートを見るとカツオが描かれていた。カツオは常習犯らしい。今度ボールを入れたら罰として草むしりをさせる約束までしているようだ。カツオ、「転ばぬ先の杖」と草むしりをする。その行為から、おじいちゃん「君には姉さんがいるだろう」とサザエとの関係を勘ぐる。カツオは「いません」と言うが。おじいちゃん「やる事が似ている」と、やはり不審がる。ワカメとその友達がボール(ビーチボールかな)を落としてしまう。サザエがボールを取ろうと、おじいちゃんの家に駆け込み、棒を取ってきて、ボールを取ってあげる。ところが、その棒が川に突き刺さり、サザエが棒にしがみついたまま、川に取り残される。「世話の焼ける人だ」と、おじいちゃんとカツオがかけつける。波平にその夜「兄弟揃って恥をかかせる事をするでない」と怒られる。オチは、マスオが、サッカーボールを蹴りあけた拍子にゲタをおじいちゃんの家に入れてしまい、サザエが代理で取りに行くというもの。


7月24日
『ウシにウナギ』
トリビアのふり付きでお送りする「FNSの日」スペシャル版というので、トリビアを期待する。トリビアは「サザエさんの脚本を三谷幸喜が書いた事がある」だった。まずは三谷幸喜が出てきて、今度の新作映画「THE 有頂天ホテル」の撮影の話し… 宣伝ではないかと思っていると、三谷幸喜は仕切りなおし。そして、少し、「波平釣り指南」が出る。波平が草むらから出てくると、侍が酒を横に釣りをしていた。実は撮影中だったというオチ。初めてストーリー性のある作品がサザエさんだったようだ。そして、印象深い作品は「妹思い兄思い」という作品。O・ヘンリーの短編を思わせる珠玉の「サザエさん」って感じらしい。その作品を後で、見れるというので期待する。まずは、「ウシとウナギ」というノリスケの話しから。12時、ノリスケは、最初に男に出会ったら盛りソバ、女に出会ったらカレー、ウシに出会ったらウナ重と決めて、会社を出る。出会ったのは、車。マスオ、そんな話しを聞いて「車だから、車海老、天丼にしたんだろう」と予想するが、ノリスケにそんなお金はなく、かきあげ丼にしていた。マスオとノリスケが歩いていると、ウナギ屋の店長が二人にウナギの匂いをウチワで誘う。マスオ、煙と匂いをかけば、美味しい店がわかると言って入ったのは、焼き鳥屋。伊佐坂先生の家に原稿を取りに行こうとすると、磯野家の前にウナギ屋の車。ノリスケ、磯野家のウナギの狙っていると、実は、ウナギ屋、お品書きを置いただけだった。オカルさんがノリスケに「しばらくお待ちいただくので、お昼にでも」と誘うけど、ノリスケ断って、隣りの磯野家に。磯野家のソーメンをノリスケが食べていると、カツオが戻ってきて、伊佐坂先生の家はウナギだとノリスケに。ノリスケ、咳き込み泣く程ガックリ。ノリスケ「夏は冷やしソーメンに限りますね」と言っていたではないか。伊佐坂先生の原稿を持って会社に戻ろうと駅に行くと、波平とマスオに会う。ウナギで一杯やろうと言うが、ノリスケは会社に戻らないと… またまた、ウナギを逃す。ウナギだけあって、ノラリクラリと逃げる。翌日、ノリスケ、磯野家にウナギの車が止まっているのに気づく。急いで家に入るけど、ウナギ屋が器を下げにきていた。もう、食べ終わっていた。しかも、イクラ、タイコも食べた後。ノリスケ、天然物のウナギに、店長は「どれでも好きなのを裂いてやる」と言われて、ノリスケは手づかみでウナギをつかむと、意気が良いのか、ウナギはノリスケの手から逃げようとする。ノリスケ、逃げないようにと手で押さえようと、勢いで店の外まで出てしまう。ウナギはノリスケの手から離れて、ついに川に逃げてしまうのだが、執念深いノリスケは、川に飛び込み… 実はそれはノリスケの夢。そこまで食べたいのか、ノリスケ。波平に「ウシの日にウナギを食べると丈夫になる」と、波平を誘うが、ノリスケ断られる。原稿が上がったノリスケ、伊佐坂先生の家に行くと、オカルさんがウナギを出前してくれると言う。喜ぶノリスケだが、会社の上司がノリスケに電話する。「何、ウナギを待ってている。こっちは原稿を待っているんだ。大至急戻って来い」と。やはり「ウシに出会わない限りウナギは食えないんだ」と、会社に駆け込む。会社で、牛山君に会う。これがウシ。上司が「あいつも頑張っているから取ってやったんだ」とノリスケの机の上にはウナ重。中々、良い上司ではないか…

『いたずら繁盛記』
カツオ、サザエの名前で初夢プロダクションに応募していた。タレント研修生だけど、それが、お笑いタレント。カツオがサザエの写真を送ったらしいけど。カツオ、ノリスケにも同じく送っていて、ノリスケとサザエのコンビで漫才をやらせようとしていた。大トロ(サザエ)・中トロ(ノリスケ)という芸名までつけていた。そして、マスオをマネージャーで、波平が社長。カツオが漫才の台本を書くつもりらしい。が、ノリスケが不合格でその話しは、ダメ。ノリスケ、初夢プロダクションの社長を知っており、ビックリして電話掛けてきたらしい。それで不合格になったようだ。ノリスケ「このお礼はきっちりさせてもらわないと」と言っていると、カツオに寄席の人から電話。カツオの寄席の台本を読んだらしい。お父さんを徹底的にからかったモノらしい。漫才コンビに見せて、オッケイなら上演してもらうらしい。が、カツオはそんな台本は見覚えない。マスオはノリスケに聞くが、ノリスケ、最近は忙しくて、そんな暇がないようだ。ノリスケは、昔、よく寄席に通っていた波平ではないかと予想するが、実は、この台本は…。寄席の支配人がカツオに会いに来るのだが、ワープロで書かれた台本を見ると「親父と息子」というタイトルで、小説家と息子のコント。ここで、台本の犯人はジンロクさんだとわかる。ジンロクさん、カツオの名前を使ったのは、浪人中の身で、漫才の台本を書いたと伊佐坂先生に知られては怒られると思ったようだ。今回は見送られたけど、支配人から次回作、期待しますと言われて、ジンロク「大学に合格したら」と言うが、いつ合格出来るのやら。オチは、カツオが空き瓶に水を入れて、サザエとわざと、ぶつかり、空き瓶を割り、ジュースをせしめる。それを波平が見ており、バカモーンと怒るかと思えば、ニヤニヤとビール瓶に水を入れているシーン。

『妹思い兄思い』
三谷幸喜が脚本。昭和60年8月11日の作品。カツオと中島が橋本にプールに行こうと誘うが、妹の夏休みの宿題を見るからと断る。そこに、かおりちゃん、早川さん、花沢さんが三人もやってきて、明日、皆でハイキングに行くことになる。ところが、家では、フネが風邪、サザエまでも風邪になる。カツオの翌日のお弁当は、ワカメが作る。朝早く起きて、ワカメがお握りを作る。それにしても、中島とかおりちゃんが一緒にボートに乗り、カツオと花沢さんが一緒のボート。この組み合わせでいいのか、カツオ。おそらく、花沢さんが無理やり仕組んだのか。かおりちゃん達が皆のお弁当を作ってくれたので、カツオ達、自分の弁当を出しそびれてしまう。腹一杯、食べる三人。結局、ワカメが作ったお弁当は、夜に公園のブランコに乗って食べるカツオ。


7月17日
『タラちゃんの苦手』
タラ、珈琲屋の前で出会った寿司屋の店長をお医者さんだと思って恐がるオープニング。波平と同じくタラも医者嫌い。医者が心配するぐらい波平の身体が悪いのか。フネは、会社で受けているから必要ないという波平に検診に行って下さいとお願いするのだが。波平、夏は毎年、診てもらっているようだ。それにしても、波平、昼間からビールを飲んでいる。カツオ、波平を医者に連れてゆき、タラをお医者さん好きにさせる芸当を見せるという。波平(検診)とタラ(見学)を連れて病院に行かせる。成島内科医院に行く。波平が呼ばれるのだが「はいっ」と緊張気味。タラとカツオ、波平を待っている間にクーラーの効いた待ち合い室で本を読む。「血圧も正常で、異常なし」と言われる波平。波平の身体を異常に心配していたのか、カツオは先生に「本当の事を言って下さい」と確認するのだが。翌日、タラを連れてカツオは医者周りさせる。中島お薦めの、ひるさわ小児科に。カツオとタラ、本を読んで呼ばれる前に、病院を出る。絵本を読み終わっていないタラには「明日のお楽しみ」と言っていたので、明日も来るのか。次は、かおりちゃんお薦めの、根岸眼科。根岸眼科には、カツオは「明日行こう」と言うのだが、翌日、カツオとタラが本を読んでいると、看護婦がカツオ達に声を掛ける。「母を待っているんです」というカツオの前に、何とサザエがやってきた。それで、波平の説教。タラ、成島内科医院の主になり、サザエが「帰ってらっしゃい」と言っても、タラは「まだいるです」と。タラ、三輪車で成島内科医院に本を読みにきているようだ。

『カツオ手に職』
植木屋が、10時には(羊羹とお茶の)オヤツ、昼はてんや物、3時には(コーヒーとケーキの)オヤツ、日当2万円と聞いて、カツオ、弟子にして下さいと頼み込む。植木屋のトラックで家まで行く始末。植木屋になるには植木に惚れる事だと、心得を教えてもらっていると、カツオは赤い外車を発見。美容師の息子の車だそうだ。それで、すぐにカツオは美容師になりたいと言い出す。磯野家は皆、カツオの事を馬鹿にするのだが、花沢さんは、店を美容院に改造しても良いと言い出す。花沢さん、夫婦でやるつもりで、美容学校も一緒に通うつもりらしい。カツオ、花沢さんの妄想から逃げ出してしまう。最近、髪を洗うのを嫌がっているイクラを、カツオがシャンプーの練習台に。カツオ、イクラを遊ばせながら髪を洗ってあげる。意外にウマイ。花沢さん、将来設計をしていた。お父さんに設計図を描かせたのだが、一階は花沢不動産、二階はビューティー花野の美容院。不動産はやめられないので、二階を改築してしまうようだ。名前は「花沢」の「花」と「磯野」の「野」を取ったようだ。「磯花」だったら、磯料理の店になってしまうからと。カツオ、やっぱり、植木屋になると言うと、花沢さん「父ちゃんに設計図を書き直してもらう」と。息子の美容師は、店長とケンカしてやめてしまい、今は植木屋の手伝いをしている。植木屋の職人と似て、気が短いようだ。

『父さん若いわよ』
カツオの友達のお父さんが、息子とサッカーをやっていた。波平と同じ歳と言うが、どうみても、波平より若く見える。波平、カツオやワカメにとって父親は若く見えた方が嬉しいのではと思い、カツオ達に確認する。カツオ達は今までのままで良いと言うが「駅の階段を上がったぐらいで息切れするのは心配だ」「もっと体力をつけないと」「老化は足からくる」と言いたい放題。波平、体力作りをするつもりで、朝早く起きようとするのだが、フネに起こされても、波平はその事を忘れている。カツオ、頭の老化をどうするかだと心配する。伊佐坂先生、散歩するハチにあっちこっち行かされて、帰ってくる頃には、フラフラで、やっと家に帰ってきたようだ。波平、体操して、ジョギングに出た。マスオ・タラが、だがし店で、波平がジョギングをしているのを見て、刺激され、二人で走って帰るのだが、マスオ、フラフラで帰ってくる。マスオも体力づくりから始めないと。スイカを食べている場合ではない。ジョギングから帰ってきた並み兵、カツオとキャッチボールをやる。しかも、マスオも。そこに中島がきた。お父さんとお兄さんとキャッボールをやれて羨ましがる中島だが、中島のお父さん「疲れるから」とやらないようだ。今回、中島のお父さんの足だけ登場。翌朝、波平は右肩が上がらないほどの筋肉痛。子供達に体力がないと言われたのが、ショックでついムキになったようだ。岡島さんの奥さん、旦那さんにいつも「あんたは1%の若さと99%の若作りだ」と言っているそうだ。岡島さんに、たまには着るものや帽子を変えてみてはどうですかと、薦められる。気分が若返るかもしれないよと。波平、紫のベレー帽を買ってくると、フネは「ワカメには大き過ぎますよ」と言われる。サザエのでもなければ…と、フネとサザエは波平を不審がるのがオチ。


7月10日
『磯野家立たされ当番』
立たされるのはカツオだと予想。おはり、カツオが門の前に立たされる。カツオが庭でサッカーボールで遊んでいると、ボールが部屋の中に。ティーカップを割る。二つあったけど、誰と誰が飲んでいたのか。サザエに立たされるのだけど、そのサザエもティーカップを片付ける時に割ってしまう。二人で門の前に立つのだけど、何か異様。近所の人も不審がる。カツオは立たされ慣れているけど、サザエは慣れない。サブロウがバイクが通りかがる。サザエは「お客さんを見送っているマスオを待っている」と言うが。そのマスオ、本当にお客さん、後輩を見送り。サブロウがマスオを見かけて、サザエが「家の前で待っている」と言うと、マスオ「ちょっとしか離れていないのに、待ちわびているのか」と勘違い。マスオ、サザエが待っているのを見て、マスオは新婚時代を思い出す。以前は、こうやって待ちわびていたらしい。マスオも子供の頃、立たされて、女の子が通り過ぎたら、口笛吹いて誤魔化したらしい。そんなマスオが皿を割る。マスオ、お茶を次いでいると、なぜか皿が出てきて割ってしまう。マスオもサザエ・カツオの真ん中に立たされる。タラ・ワカメ・フネがやってくる。カツオ「誰が長く立っているか競争している」と誤魔化して、何とフネまで含めて、合計6人が家の前で立っている。そこにジンロクが帰ってきて、伊佐坂先生と囲碁をしていた波平に、皆が家の前に並んで立っているを知らせる。そこに、サイレンが鳴る。実はウキエさんの小型テレビからの音。波平、伊佐坂先生、ジンロクと皆を見て驚く。それで、立たされの刑は禁止になったけど、波平が壷を割ってしまう。つい、手が滑ってしまったと言うけど。波平、廊下で割れた壷を持って立たされる。「ここなら、誰にも誤解はされんじゃろう」と。やはり、立たされるのは廊下に限る。

『いつでもユーモアを』
マスオが新聞を読みながらバス停留場で待っていると、ノリスケが向かいの道で通りがかり「資金繰りに困っているので、一千万ばかり、何とかしてくれませんか」と言われて、マスオは「ニ、三日中に何とかする」と言う。マスオ、バス停で待っている他の人にジロジロ見られてしまい、マスオ「これぐらいのユーモアがあってもいいじゃないか」というオープニング。海山商事にマスオを訪ねにわざわざやってくるノリスケ。オープニングの話しは一千万以外は本気だったようだ。小遣いがピンチのようで、マスオに三千円借りにくる。おかげでマスオもピンチに。隣りで助けてあげたいがというアナゴもサイフがヒラヒラ・ピンチ。マスオ、わざとサイフを落としてサイフが軽いと気づかせようとするが、全然、わかってくれない。給料日まであと一週間、風呂場でサザエに言うのを決心するが、風呂上りに、マスオにかこつけて波平はまた飲みだす。フネ・サザエから「間違いなく、今月の家計はピンチ」だと言われて、マスオ、言い出せない。波平、マスオの会社の近くで打ち合わせがあるから、昼ごはんをご馳走するから一緒に食べようと。波平とマスオ、美味しいと評判のある店に行く。予約済み。海山商事の会社の前のレストラン。会社の近くで、美味しいと評判のある店なのに、まだマスオは行った事がないようだ。二人が、席に座っていると、波平に電話がある。午後の打ち合わせが早まり、すぐに波平はマスオに「ここを頼む」と言ってお金を払わずに店を出て行く。ハンバーグステーキが二人分出てくる。マスオ、大ピンチ。マスオ、二人分食べるのだけど、何とは支払いは出来たようで、全財産は300円。マスオ、いっそうの事、全財産を使おうと自販機でタバコを買おうとするが、自販機は故障で、タバコは出てこないわ、お金は戻ってこないわで、ツイていないマスオ。そんなマスオに、朝ごはん時に、波平が、昨日の昼めし代と言って五千円、渡そうとする。マスオ、恐縮して本当は受け取りたいのに受け取るの拒否する。サザエも、「家族なんだから気にしないで」と余計な事を、カツオは「その分をボクにちょうだいよ」と言う始末。サザエ、やっと、マスオのサイフの中にお金を入れてくれるのだが、会社でアナゴの前で、サイフの中を確認すると、何と偽札。サザエの顔入りの一万円。裏に「ちょっとかついたのよ。本物はカバンの中」と、本当に一万円入っていた。

『サイレンとカミナリ』
タラ、出かけるサザエについて行きたいが為に、花瓶の水をこぼして、大泣きをしている技を使うオープニング。タラの泣き声はサイレンだというカツオ。サザエは、カツオには厳しいのにタラには甘過ぎるとカマンベールを食べながら言うカツオ。カマンベール並みに甘いというのか。カツオのサイレンも凄かったらしい。オモチャ屋の前で、バタバタと泣き叫ぶけど、波平の「いい加減にせんか」カミナリで泣き止んだようだ。カツオ、心を鬼にしてタラのカミナリになろうとする。カミナリの息子だからと言うが、そこにサザエが帰ってくる。タラの手にはケーキ。ケーキ屋の前でタラ「ケーキ買って下さい」とリズミカルに言うけど、サザエは買わないと言い張る。そこにタイコ・イクラコンビに会うサザエ。イクラ・タラのサイレンでついに買わされるサザエ。カツオ、タラにカミナリを落とそうとするけど、タラに「ケーキいらないですか」と言われると… 最近、わがままが過ぎるタラに、マスオにカミナリになってというサザエ。そこに、(帰りが遅くなる)波平とお風呂に入ると言い出したら絶対にきかないタラ、マスオでは頼りないし… 波平に叱ってもらおうとするが、肝心の波平、タラが待っていたのかと知ると、叱るどころか、急に喜び、ご機嫌。タラのわがままの原因は波平だと結論づけるサザエ。カツオ「波平の孫に生まれたかったよ」と。波平、タラちゃんぐらいの時は、親にだいぶ駄々をこねたけど、おじいちゃんたちにとっては良い孫だったらしい。波平は、タラは母親のサザエに甘えているだよと結論つげる。タラ、波平のお気に入りの花瓶を割ってしまう。花瓶の水を取り替えようとしたら、落としたらしい。昨日、タラは涙で使ったのを白状する。それまで、サザエが気づかないというのもおかしい。床が水浸しになるほど、泣いていたと信じていたのか。カツオが花瓶を修復させようとするが、ジグゾーパズルより難しいと。カツオ、別に謝る事があるので、ついでにタラの罪をかぶる。波平に怒られるカツオ。波平の帽子で珍しい蝶を捕まえようとしたら、水溜りに帽子を落としたらしい。そして、花瓶の事を波平に言おうとしたら、タラが飛び出てきて「ボクがやったです」と。タラ、ウソは嫌だったようだ。タラが正直に言ったので、波平は褒めようとするのだが、タラは叱ってくれと。二人揃って「けしからん」と叱られる。


7月3日
『父さん変身の術』
波平、蝶ネクタイして帰ってくる。カツオ「何かマジシャンが漫才師みたいだな」と。マスオ「お似合い」と言う。専務から「社内でキミ以上に蝶ネクタイが似合うヤツはいない」と言われてもらったようだ。翌日、その専務から、還暦のお祝いにもらった赤いハンチング帽子を貰う。専務は派手すぎてかぶれないというが、波平にも派手すぎる。頭痛の種になったようだ。カツオ、サザエにかぶらせる。「モデルみたいだ」とカツオに言われて鏡でウットリする。すっかり気に入って、赤いハンチング帽子はサザエのモノ。せっかく貰ったのに、娘に気に入られてと専務に言ったら、代わりの蝶ネクタイとステッキをあげる。ところが、そのステッキは手品用。専務、先生をつけて手品の練習をしており、余興で使うのを間違えて波平に渡したようだ。しかも、ハトを貰ってくれと言うのだが、タマがいるのでと言って逃れる。今度の日曜日に専務の家に呼ばれる。風呂敷一杯に何か持たされて帰ってくる。中身は野菜。トマト、キュウリ等。家の近くに畑を借りて作っているようだ。今までは庭で作っていたけど、人目が気になるようだ。サザエ、来週、専務の家の隣りのマンションに行く。専務、庭に出る時でも、浴衣に着替えて奥さんは着物に化粧までして出て行く。マンションが建つまでは、専務はパンツとシャツで出ていたのに。

『タラちゃん切手の味 』
カツオ、タラの舌で手紙に切手を貼る(誰に出すのだろうか)。カツオ、切手にシロップを塗っていて、味がある。今回はイチゴ味。他にも、マヨネーズ味、梅干味があると教える。タラ、切手をなめて貼るのにはまる。伊佐坂先生の所まで行き、切手を貼りたいと言い出す。ところが、水につけて貼っているのを見て、タラはなめて貼ろうとするが、伊佐坂先生の切手は(勿論、シロップは塗っていないので)マズイと。純真なタラを騙したと言って、サザエはカツオに復讐。切手と手紙をカツオに渡して、貼って出してきて欲しいと言うのだが、カツオがウワテ。ノリがつかないと言って、サザエになめさせるのだが、それには、タバスコが塗ってあり、サザエなめたら、叫びだすほどの辛さ。タラ、伊佐坂先生の切手貼り、褒められる。一つも曲がっておらずに切手を貼って「ジンロクよりも仕事が丁寧だ」と。ご褒美に何か買ってあげようとするのだが、タラは謙虚に断る。伊佐坂先生、それでも、ご褒美をあけようとして、タラは大きな切手を欲しがる。郵便局で切手シートをもらう。それで、皆に手紙を書かせようとするのだが、急に手紙を書けと言われても誰にも書けない。タラ、カツオに花沢さんに書いて欲しいと言い出す(ワカメには堀川君)。しかも、タラは花沢さんに「もうすぐ届くから楽しみに」とまで言っている。花沢さん、ラブレターと思っている。花沢さんに手紙が届く。チューリップの切手を貼っている。花沢さん、チューリップの花言葉「愛の告白」にときめく。手紙の中身は、タラが書いたと思われるクヂャグチャな線。花沢さん、カツオの家まで行き、手紙の内容を聞こうとする。タラが書いたのでタラが読むのだが「カツオにいちゃんは花沢さんが大好きだ」と読み上げる。カツオ、ショック。切手シートが全部、花沢さんに見えるほど、錯乱して終わり。

『うちの音楽家 』
うちの音楽家のタイトルから、マスオのバイオリンが出てくるかと期待する。マスオが最初に登場したので、やっぱり… オープニングは、マスオ、会社であと一人足りないと言われたのでマージャンの誘いだと思っていると、四重奏の誘いだった。マスオ、バイオリンを探すのだが、タンスの上にサザエがしまっていた。マスオ、玄関でバイオリンを弾くが、お巡りさんが夜の巡回で、それを聞いて、磯野家に。不審な物音と勘違い。カツオ・ワカメまで夜起こすほどのヒドイ音色。翌朝、クリーニング屋の御用聞きの男がやってくる。頼んでいたシーツやシャツを持ってこずに、注文取りにくる。それもそのはず、クリーニング屋の男は、三味線コンクールで優勝したので、皆に三味線を聞かせていだ。シーツを持ってこないで、三味線は持参している。三味線を弾くとウマイ。寝ていた波平がテレビの音と思ったぐらい。そこで、マスオが負けじとバイオリンを弾くのだが、波平はカツオがクギでガラスを引っかいた音と勘違いする。それをマスオに聞いて、マスオ「音楽の才能がないのかな」と落ち込む。磯野家、マスオを励まそうと、マスオにリサイタルさせる。皆、聴いてくれて大好評。が、マスオのバイオリンが隣りの伊佐坂先生の家まで聞こえてきて、オカルさんはマスオが大工仕事をしている思い、伊佐坂先生はノコギリの音だと勘違い。マスオ、あまりにも好評なので、毎週リサイタルしたと言うが、実は皆、耳栓していたのだ。何だか、ドラえもんのジャイアン級のリサイタル。マスオ、このまま練習をすればオーケストラの一員になるかもと期待は膨らむが、伊佐坂先生から「マスオさんが大工仕事していたので、犬小屋の修理を思い出した」と感謝されて、マスオのバイオリンの音色がノコギリの音と気づく。しかも、誰が落としたのか、耳栓まで発見して… マスオ、バイオリン教室に通いだすのだが、子供と一緒になって練習。果たして、ウマクなるのだろうか。


6月26日
『波平おだてまくり教育』
カツオ「500円くれたら、さっきおばさんが言っていた事を話していいよ」の提案に、サザエはまんまと乗ってしまう。カツオ「おたくのお姉さんとても綺麗」とだけ言っておいて、カツオは千円せしめるが、その後に「ずきでいらっしゃるわね」と。まんまとカツオの詐欺にあうオープニング。それが、サザエがカツオを投げ飛ばし、ふすまを破ってしまう。波平のバカモーンと怒鳴られるかとおもいきゃ、波平は「喧嘩するという事はそれだけ仲が良い事だ。どうせ貼り返るのだから、もっと派手にやっても良かったんじゃないか」と。全然、怒らない。それもそのはず「おだてまくり教育論」を波平が愛読していたから。サザエ・ワカメは「身体の調子が悪くて、怒鳴る元気がないのでは」と心配するのだが。それで、カツオ、テストで28点をとって堂々とサザエ・フネに見せる。「父さんの為に(悪い点数を)とったんだよ」と言う始末。本当は、わざとではないけど。この答案を見て、波平が怒鳴らなかったら病院に連れて行った方が良いと提案。で、波平は答案用紙をジーッと見て、「中々、うまくなったな」と。「磯野」の「磯」のバランスが良いと言って、しまいには、今日は答案を逆さまに見て82点。タラも心配なのか、障子をわざと破ってしまう。それでも、「元気がある」と言って怒らない。オカルさん、波平が怒鳴らないので出張かと思ったようだ。カツオ、本屋で寄り道、帰りが遅くなる。「おだてまくり教育論」に気づいたようだ。かなりのベストセラーになっているよう。カツオが遅く帰ってきて、怒らないと思ったら「バカモノー」と。本には「ただし、おだてるだけが全てではない。たまには思い切り怒鳴って厳しい面を見せる必要がある」と書いてあったので、それを実行したまで。そんな波平にフネは「こんな本は波平には必要ない。(波平は)適当に恐くて、適当に優しいから」と、もっともな事を言う。オチはカツオが勉強しているかと思ったら、カツオは名前を褒められたから、名前を書く練習していた。それで、バカモーン。

『もてる男マスオ』
ワカメの友達のミハルちゃんに、マスオが「ボクのお嫁さんになるかい」と言うものだから、ミハルちゃん「絶対に帰らない」と。マスオ、モテモテ話し。近所のお婆ちゃんの買い物袋を持って家まで届けると、それで好印象をもったお婆ちゃん「私が50年若かったら」と、マスオモテモテ。それにしても、そのおばあちゃん、ネギばっかり買っていたようだけど。カオリちゃん・花沢さんも、マスオさんみたいなお兄さんが欲しいと言われていると。そんなマスオ、お年寄りや子供に人気があってもな…と。マスオ、本屋で「女性にもてるコツ」買う。10円のお釣りをレジに忘れたから、店内放送で流されてしまったけど。その本には「その1、ユーモアのある人。その2、こまかい所に気がつく人。その3、相手の気持ちがわかる人」と。アナゴにその本を見られて、アナゴが会社の女の子にお手本をしめす。女の子のヘアースタイルを褒めて、別の女の子には痩せた事を言ったら「アナゴさん、よく細かい所に気がつくのね」とモテモテ。マスオ、アナゴに良い所をみせようと、雑誌の付録についていたゲームに誘うんだけど、それが、「年齢を当てるゲーム」。まったく、女心がわかっていない。しかも、帰り道にハンカチを落とした女性にハンカチを拾ってあげたのは良いが、スナップが一つ開いている事を指摘したり、ストッキングが伝線している事まで… マスオ、モテない事にショックを隠せない。が、家に帰ってきたら、サザエが優しい。「フグタマスオは元気でござる」と歌舞伎役者になってしまう。サザエはマスオの為に浴衣を縫っていた。サザエに申し訳なく思ってしまうマスオ。それで、愛妻家になったマスオ、会社の女の子に急にモテる。「結婚するなら、優しくて、家族思いの人がいい」と、女の子達の評判は上場。近所のお婆ちゃんがマスオに巾着袋を作ってもってくる。家族全員分。会社の女の子にワカメの好きなアニメ映画「魔法っ子 チャメリーノ」の券をもらう。マスオはワカメの友達と行ってきたらと言うのだが、ワカメはマスオと行きたいと。それにしても、チャメリーノとは、変な名前。ワカメと映画を見に行っていると、マスオの幼馴染みのユキエさん(着物姿)に会う。マスオ好みの美人。喫茶店で話すのだけど、ワカメの事を「(マスオ兄さんの)妹の子供」という事になっている。さては、不倫に発展しそうな予感が…

『カツオにお中元』
鼻が高いおばさんがメロンを届ける。食べ頃は5日後だと書かれていたので、カツオは今日に書き換える。それを、子供ぽい字で書いてあるのにサザエは気づき、波平にカツオを怒ってもらうのだが。カツオ、自分宛てにお中元が来ないかなと考える。そうすれば、どうしようと勝手なのにと。花沢さんの家に行くと、沢山のお中元が届いていた。その一つのクッキーのお中元を花沢さんか、カツオに渡そうとする。が、カツオは、受け取らない。花沢さんのお父さんが花沢不動産を継がせようとしているのではと勘ぐる。受け取らないで帰ったカツオ。数日後、カツオにお中元が届くのだが、これが、受け取らなかった花沢さんのお中元。カツオ、貸しを作りたくないからと、花沢不動産の窓拭きをするのだが、その行為に花沢さんのお父さんが気に入り「跡取りにしたら最高だ」と言われるのだが…


6月19日
『お父さんにプレゼント』
ワカメ、父の日のプレゼントにビアを買いに八百清に行く。2個だけ欲しいと顔を赤らめて言うワカメに、旦那は「ワカメちゃんも予算があるからね」と言う。恥ずかしいのは、パンツ丸出しで、買い物に行くのが恥ずかしいだろうと、突っ込みを 入れたくなる。家に戻ったワカメ、ビアをラップに包む。それをタラに見つかって、マスオに父の日のプレゼントをしたらと提案する。すると、いきなり冷蔵庫に。ひっかきまわし、取り出したのは何とリンゴ。サザエに見つかるタラ。サザエはリンゴの皮をむいて、食べやすいように切ってくれる。どうしてもプレゼントしたいタラは、皿に入ったリンゴを化粧台の前の椅子の中に入れてしまう。カツオ、野球帰りのカツオ、かおりちゃんに会う。手にしたプレゼントに自分にもらえるかと思ってドキドキするカツオ。父の日のプレ ゼントだと知って、カツオ、父の日の事を思い出す。「家では誰も気づいていないよね」と家に帰るカツオの前で、ストレッチしているサザエとマスオ。何で、昼間からストレッチ? もしかしたら… 波平、グースカ昼寝しているのをカツオは見て「母の日は盛り上がるのに、父の日は盛り上がらない。父親って哀れだな」と。そんなカツオ、ワカメと協同出資で父の日のプレゼントを買おうと、一応、ワカメのこづかいがあるかどうか、引き出しを開ける。兄弟でもそうな事をしても良いのか。ビアを発見。そのビアを食べてしまう。きれいにラッピングしてあったから、誰かにもらったかと勘違いしていたらしい。それにしても、黙って食べるとは… 八百清に行き、ワカメに弁償のビアを買いに行く。「バラ科で楽器と同じ名前のもの」とクイズ形式で買うカツオ、旦那も心得ていて、ビアを2個差し出す。「兄弟で父の日のプレゼント、感心だね」と言われるが、事実を知らないから。で、マスオと波平が飲んでいる時に、プレゼントを渡す、ワカメとカツオ。フネとサザエ「うっかりしてたね」と、忘れていた。フネが忘れるとは、波平の愛、危うし。カツオは、痒い所に手が届くという孫の手。マスオに渡そうと思っていたリンゴ、すっかり色が変わって、ガックリするタラ。それでも、食べるマスオ。しかも、波平までビアと交換して色の変わったリンゴを食べる。カツオとワカメ、ジンロクから「もっとも尊敬する人は」と聞かれて、二人は「お父さん」と答える。波平、それをこっそり聞いて、赤くなりながらフネの縁側の掃除を手伝おうとするのがオチ。

『カツオの推理力』
折れたマッチ、お土産のケーキの箱から捜索して「クラブ ゴンドラ」を探し出したマスオの同僚の奥さん。同僚はマスオに馴染みのホステスを割り出されそうだと嘆く。カツオ、サザエが急いで買い物から帰る姿を見て、アイスクリームを買ったと推理する。朝「謝恩セール 全品半額」のチラシをサザエが見ていたので、わかりやすい。その帰りに道端で知り合いの人と会って、長話しをして、アイスクリームを持っているのに気づいて、慌てて帰ってくると推理。タラが濡れて帰ってくるを見て、カツオが推理。公園の水道で濡れたのを見事に当てる。カツオの推理力もまんざらでもない。おそらく次は…と思っていると、次の場面は、ノリスケが伊佐坂先生を訪ねていくと、伊佐坂先生は散歩。手を加えて欲しい原稿があるそうだ。案の定、磯野家に。いつもの昼寝は無し。伊佐坂先生を探しにハチを利用するカツオ。あさひが丘精肉屋に寄るハチ。伊佐坂先生、ハチにソーセージを買ってやっているらしい。何か、贅沢。ハチのついでに、カツオまで、ソーセージをもらう。しかも、ジュースまて自販機で買う。勿論、ソーセージもジュースもノリスケのお金。ノリスケ「とんだ散財だよ」と言うが、あの火の車の話しを思い出してしまう。ノリスケ、もう伊佐坂先生は帰っているじゃないかと言うが、カツオは帰っていないと言う。伊佐坂先生、良いアイデァが浮かばないから、考える為に散歩に出た。ハチを連れて散歩に行かなかったのは、一人になりたかったとカツオは推理する。ハチ、喫茶店にいる伊早坂先生を発見する。ノリスケが伊佐坂先生に原稿を見せているすきに、カツオはもうチョコパフェらしきものを食べていた。ちゃっかり者のカツオ。先生に推理力を発揮するカツオ。長々と授業して黒板を消す先生に「今朝は納豆を食べてきたでしょう」と。不思議がる先生に、カツオは「粘りのある授業だったから」と。これは一本取られた。中島が味付け海苔を食べているのを当てるカツオだが、中島、毎朝味付け海苔を毎朝食べているのを知っているから当てたらしい。かおりちゃんはパンとイジゴジャムと言うが、シャケの切り身とごはんだったようだ。花沢さんは、パン。店が忙しいからと言い当ててしまう。でも、本当はご飯だったらしいけど、花沢さん、ウソをついたらしい。中々、花沢さん、中島の前でカツオが恥をかかないようにと気遣う。男心をつかむのがウマイ。学校帰りに金ぴかの時計を拾うカツオ、それに18Kと書かれていたのでKという頭文字に18歳の人が落としたと推理して交番に届けるが。サザエが本を見ながら料理を作っているので、カツオはマスオに今夜は期待できそうだよと言うが、「歪んだ花」という推理小説を読んでいた。読み始めたら、止まらなくなったらしい。何か、タイトルが怪しい。そんなサザエ、カツオの花の図鑑にクッキーの箱、グローブにバナナを隠しているのをすくに当ててしまう。鋭い。隠すほうも隠す方だが、それを探し出すとは。数日後、カツオが波平にバカモーンと怒られる。算数のテストがカツオの推理した通りの点数だったかららしいけど、意外に凄い推理力かも。

『母さんは女学生』
フネの同窓会の話し。夕方から大雨というのを新聞の天気予報を見て、フネに雨装備をさせるのだが、その新聞し一昨日の新聞というのがオープニング。カツオが追いかけるが、タッチの差で間に合わない。偶然、花沢さんと会い、花沢さんと二人で会場まで行く。ところが、ジンロクさんがオカルさんとフネとを車で送る途中でラジオの天気予報を聞いて、サザエが間違いを教えた事に気づいたらしい。駅で先生に会う二人。学校でオフネとオカルを知らない者はモグリだという。そんな先生、今泉先生という名前らしい。フネが言うには遅刻の名人。同窓会にも遅刻している。日本庭園を散歩するカツオと花沢さん。調子に乗って花沢さん「私たちもここにしない」と、十年後の同窓会を提案する。賑やかな同窓会。デジカメで今泉先生に花輪を掛けるフネとのツーショット写真を撮る。何と、フネの舌を出してのピースサインが、女学生に戻ったかのよう。フネ、昔は活発でクラスの人気者だったようだ。全然、そうは見えなかったが。いつも、自転車を飛ばして学校にきていたらしい。


6月12日
『イクラ夏の陣』
タイコ、クリーング屋にノリスケのスーツを出すと、イクラがパパの洋服を持ってゆくと思って、クリーニング屋を怒る。とんだクリーニング屋のおじさんの災難。タイコさんの家には、イクラがお昼寝の時間に来るらしい。イクラが磯野家に遊びに来ていると、あのクリーニング屋のおじさんがやってきて、仕上がったスーツを渡す。それをイクラは同じ色のスーツだったから、パパのスーツと勘違い。マスオのスーツを渡さないイクラ。それを解決したのは、カツオ。タラの小さな服をイクラの服がきたと言って、スーツから手を放したすきに、スーツを取り返す。食事中にカツオが箸を振り回して波平にそういう話しをすると「話しを大袈裟にするにもホドがある」と言われるが、マスオだけ感謝する。それにしても、カツオの算数の宿題を手伝ってくれるのは、波平・マスオだけじゃなく、カツオは物凄い助っ人を探したものだ。タイコさん、意外にも頭が良さそう。

『交換しようよ』
波平がバラの花を伊佐坂先生と裏のおじいちゃんに渡すと、ソラマメ(伊佐坂先生)と芍薬(裏のおじいちゃん)にお返しがくる。カツオ、ワカメのノートと普通のエンピツと交換するのだが、そのノート、新品だと思ったら1ページ破れていた。後で、ワカメが気づきプンプン怒る。フネが着物をバザーに出すというが、びっくりしたのは部屋いっぱいの着物、呉服屋並みだ。タイコさんに帯止めを渡すと、お礼にビールのお返し(ビールケースではなく、ダンボールで配達されるんだけど)がやってきて、ソラマメをツマミにビールを飲む波平・マスオ。兄貴から車のエンピツもらった中島、カツオのエンピツと交換しようとする。中島と普通のエンピツと交換する。そして、ついでにカツオはかおりちゃんともエンピツ交換する。使いかけのピンクのエンピツをゲットしたカツオ、家に帰っても机に向ってご機嫌。勉強をしないで「かおり かおり」とエンピツで書く始末。花沢さんのエンピツはタダであげるのに拒否するカツオ。成績が下がりそうだとさ。果たしてかおりちやんエンピツの効果は…勉強が出来るような気がすると言っていたが。算数のテスト、カツオ、「久し振りだね」とフネが言うほど高得点。ところが、かおりちゃんのエンピツ、急に長くなったと不審がるカツオ。実は、中島、かおりちゃんと同じエンピツを買ってきて、テスト前にこっそりとカツオのエンピツと交換したらしい。替え玉ではなく、替えエンピツ事件。そして、中島の算数のテストも70点、カツオがかおりちゃんのエンピツを使って勉強して自信満々だったから、中島もかおりちゃんのエンピツであやかりたかったようだ。「努力が必要であって、道具とは関係がない」と波平はカツオに説教するのだが、カツオの言うように、波平は釣れないのは竿のせいに、マスオのゴルフのスコアーが出ないのは良いクラブではないからと道具のせいにする2人にはあまり説得力ない。

『タラちゃん昆虫記』
タラ、アリの観察をする話し。タラがアリをついてゆくと、サザエがケーキをツマミ食いをしているのを目撃。カツオだったら大騒ぎだろうけど。タラ、アリをビンに入れて観察する。イクラがやってきて、アリを欲しがるイクラ。いざ、探すと、磯野家には、アリがいない。伊佐坂先生の庭にもいない。カツオ、タラ・イクラの2人がかりで相撲を取るが、タラ・イクラを押し出しで買ってしまう。ところが、タラ・イクラにワカメを加えて相撲を取ると、ワカメ軍団の勝ち。何となく、ワカメ一人でも強いような気がしないでもないが。花沢さん級? 夜中に、ビンのフタが取れてタラのアリが逃げてしまう。慌てて、朝、カツオを起こしてマスオは公園にアリ探し。夜中にイクラの為にアリ探していたノリスケも朝、公園でアリを探していた。無事、アリが見つかって、タラ・イクラが起きる前に持って帰れたのだが。タラ、アリが昨日のアリとは違うのに気づく。大きいようだ。サザエ達、アリが大人になったと言うのだが。そのアリに、逃げた小さなアリが救出に(?)。タラ・イクラ、アリをビンから逃がしてアリ騒動に一件落着。


6月5日
『ただいま反省中』
カツオ、イタズラして、波平に怒られて押入れに入れられる。ところが、押入れから出られないようにと波平がしんばり棒をしていたのだが、反対側は簡単に開くのでカツオはそこから出てしまう。中島とサツカーをしようと会うカツオ。空き地で遊ぼうとすると、そこはマンション建築予定地になっている。中島が「空き地がどんどんなくなっている。残しておいていいのにな」と言うのを、花沢さんが走ってやってきて「営業妨害しないでよ」と。しかも、その中島にマンションが出来たら花沢不動産で販売するから、中島のお父さんに話してもらって、最新の設備を整えたお薦めの物件を買わせようとさせる。カツオ「なんで、ボクには薦めないの」と言うのにも、花沢さん「うちの父ちゃんに頼んで庭つきの素敵な一戸建てを建ててもらう」と。すでに、花沢さんの中では、カツオとの将来があるみたい。カツオは中島と逃げてしまうのだが、花沢さんはカツオが恥ずかしいと思っていると思われる。波平、不覚にもしんばり棒の反対側から出たのに気づき、余計、怒る。波平、タラにアジサイの上にいるカタツムリを見せる。タラが触ると、ビックリして、殻の中に入り込むカタツムリに、タラは「カツオ兄ちゃんとそっくりです」と。波平に怒られて、正座してシャツを頭まで上げているカツオを思い浮かべるタラ。ワカメに探してきてくれと頼む波平。ワカメ、女の勘なのか、捜す前に、中島の家に電話を掛ける。カツオ、帰れば波平のカミナリが落ちるのを心配する。本当にカミナリ親父を思い浮かべるカツオ。伊佐坂先生、ハチがイタズラ(せっかく作った花壇をほじくりまわしてメチャクチャにしたようだ)して、伊佐坂先生に怒られようとする。すぐに、ハチの小屋に頭から逃げ込む。いつも、怒られそうになると、こうなるらしい。カツオ「逃げ込める部屋があっていいな〜」と羨ましがる。そこで、伊佐坂先生、波平を碁に誘い出し、その間に、カツオは家に戻る。再び、押入れに反省。ところが、オヤツも食べないで、反省しているかと思えば、実は居眠りしていた。それを波平に見られて、今度は物置きに入れられる。その物置きは、抜け穴があり、カツオは抜け出す。ワカメの「勉強が足りないわね、お父さん」と言うのがオチ。

『ノリスケ火の車』
波平、マスオと帰り途中、電車で会う。ふと、外を見ると、ノリスケは自転車を一生懸命漕いで、走っている。一つ前の駅、よるが駅で待ち伏せる波平・マスオ。実は定期代を使い込んでしまい、自転車通勤をしているようだ。波平「呆れた奴だ」と。タイコには、定期を落とした事にして、こづかいをもらっているようだ。想像以上に、自転車通勤は疲れるようだ。タバコも、ノリスケは禁煙という事にしておいて、同僚などが「これ一本吸ってから(禁煙)にしろ」とか、勧められるタバコを寄せ集めて、吸っているようだ。しかも、高級なタバコの箱に色々な銘柄のタバコを入れている。波平、ノリスケに「定期代の足しにしろ」と一万円を渡そうとするが、ノリスケは「千円にしてください」と。ノリスケ、定期を買う自信がないと。勿論、飲み代は、波平モチだろうけど。情報屋カツオ、もうすでにノリスケが定期を無くした事を知っている。買ったばっかりだと言う。何と、三ヶ月定期を無くしたと知って、波平・マスオはビックリ。てっきり、俺も一ヶ月の定期だと思っていた。カツオ、花沢さんから、ノリスケが自転車に乗っていた事を知り、ノリスケと自転車というミスマッチな取り合わせから、怪しいとにらみ、マスオに聞く。マスオ、正直に話すが、カツオ、男性陣だからと、聞いていない事にする。カツオ、ノリスケの為に、ノリスケのお昼の弁当用に家のご飯を持ち出す。会社の人に、見事なお握りを見つかり、会社の人に「奥さんに逃げられたな。ご飯、奢るよ」と言ったのが運のツキ、ノリスケは、ちゃっかり「明日、お願いするよ」と。ノリスケには、この手の冗談は通じない。カツオ、ノリスケのお礼の電話をサザエに聞かれて、バレてしまう。が、タイコは、気がついていたようだ。それを気がつかないフリしたのは、実は、タイコの指輪を買う為だったようだったから。波平、飲み屋のツケが貯まったからだと思っていたようだが。カツオ、出来すぎた話しだと怪しむ。さすが、カツオ。マスオがノリスケに真相を聞く。ノリスケ、宝くじで100万円当たり、大きくなってタイコの指輪を買ったのは良かったけど、当選番号が一週違いだったのだ。その事もノリスケがタイコに話して、タイコから「節約してね」と言われる。オチはノリスケがデパートの食堂で食べようとすると、ステーキがくる。実は店員が間違えたので、すぐに持ち去る。ノリスケはザルソバを注文していたので「殺生な事をしやがる」というのがオチ。

『波平、手配中』
波平、散歩中にあさひが丘図書館に立ち寄り、釣り入門を読む。カツオ、昼寝中に、波平が出かけたのに不服。マスオは休日出勤で帰りは夕方になるようだ。波平を探しに行くカツオ。ハチの散歩中の伊佐坂先生に会うが、居所はつかめない。その頃、波平は図書館で居眠り、イビキまでかいて、周りから失笑を。中年の親父達が沢山座って本を読んでいる人達を見て、居場所が無いお父さん達と言っていたのに。カツオ、波平が碁石を並べている途中で出かけたようだ。カツオ、書き置きをして出て行ったと磯野家を振り回そうとする。散歩をよそおって、出て行ったと。時間が経つのに、電話も無い波平を心配するサザエ。波平、釣りの本に夢中。ノリスケの家にも行っていない。マスオの会社に電話するカツオだが、会社の人は誰も出ない。大捜索の始まる。カツオは碁会場を探しに、ワカメは近所を探す。カツオ、伊佐坂先生に会い、一緒に碁会場の囲碁サロンに。そこに、裏のおじいちゃんがいた。裏のおじいちゃんも探す事に。しかも、裏のおじいちゃん、山の遭難じゃあるまいし「磯野さーん」と呼びかけながら探す。伊佐坂先生、カツオまでも、呼びかけながら… ワカメ・タラまで呼びかけながら。ワカメ・タラ、土管の中まで探す。波平はそこにいるとでも思ったか。ネコや犬と間違えているのか。波平が図書館から出てくると、マスオとバッタリ。入れ違いに、カツオ、もしかしたら図書館にいるのではないかと探すが、もう出た後なので、いない。波平、ワカメ・タラが探す児童公園にもいない。伊佐坂先生達が諦めて、家に戻ろうとすると、そこに波平・マスオ。カツオ、泣きながら波平に抱きつく。何で、探していたかと言うと、実は宿題が終らないからだと。波平、バカモンと。波平「そんな暇があったら、宿題をやらんか」と。


5月29日
『歯を大切に』
サザエがヨウカンを切って、カツオ・ワカメが待ち構えていると、波平は歯を磨いたから食べないと言ったので、ヨウカンは延期に。その癖、マスオが風呂上りのビールを勧めると、喜んでビールを飲んでしまう。教育上完全に悪いな… そんな波平、会社帰りに駅から出ると、歯が痛み出す。マスオと偶然会い、波平はアルコール消毒と、一緒に酒を飲みに行く。しかも、電話で歯が痛いと言ってしまいそうになり、サザエに「歯を磨きなさい」と誤魔化す。8:15、波平、ご機嫌で帰ってくる。歯の痛みが麻痺されたようだ。翌朝、波平の好きな田舎たくあんが出される。歯の痛みがなくなった波平は、誤魔化しながら、たくあんの噛む音を茶の間に響かせる。波平、昔から苦手。近所の歯科医院に行こうとすると、大の大人が泣いて歯科医院を出てくる。波平、逃げてしまう。その夜は、トンカツ。フネに気の利いたものを出してくれと文句を言うが… その夜、歯が全部抜けている夢を見て、寝言でばれてしまう。フネ・サザエから歯医者に行くのを強制される。波平、その歯科医院に行くと、本日休診。外に出たついでと言って、散髪屋に。散髪屋で、ついつい歯を開けてしまう始末。サザエから「頭より歯の方が大切じゃないの」と言われる。仕方なく、別の歯医者に行く。院長先生が休みの歯科医院、乱暴に治療すると思ったら、外で工事をしていた。波平、ケロッとして帰ってくる。オカルさんから、フネに、波平を伊佐坂先生を行きたがらない歯医者に行くようにと勧めて欲しいと言われる。波平「技術も器械も進歩して、そう痛みを感じない」と進め、しかも、裏のおいじいちゃんにまで歯医者の説得。「行くまでの勇気です。行ったらなんて事ない。うつらうつらするうちに終ってしまう」と。そんな、笑いながら話す波平の口の中では、虫歯の菌が目覚めて、歯に矢を突き刺そうとするのがオチ。その後、マック、トイレの消臭剤のCMの後に、モンダミンのCMがあったのには、なぜか笑った。

『うちのじゃじゃ馬』
波平、サザエの事ほじゃじゃ馬と電話で言ってしまう。それにしても、誰に電話していたんだろう。それをタラが聞いて、じゃじゃ馬に興味を持つ。意外に世間知らずのワカメ、図鑑で調べてしまう。しかも、シマウマと間違いではとタラに教えてしまう。カツオ、サザエだとあっさりとタラに言うのだが、証拠にサザエはニンジンが好きで、小さい頃はシッポも生えていた。まだ、物置にあるかもしれないよというカツオの言葉を信じて、タラは物置きでシッポを探す。サザエにばれて、カツオを追いかけるのだが、そういう行動が、じゃじゃ馬だと言われて、フネからおしとやかになりなさいと言われる。サザエ、極端に、着物を着て、マスオ・ノリスケにビックリさせる。割烹着まで着ると、タマにまで恐がられる。裏のおばあちゃん、オカルさんに、サザエの声が聞こえないと病気になったのでは思われてしまう。それで、元に戻る。

『タラちゃん天気予報』
タラ、お天気お姉さんが嫌いになる。雨が降ると言ったのに、降らないので、ウソツキだと。本音は新しい長靴を履きたいだけなのに。メガネの天気予報のおじさんの方が当たると、カツオが言うと、タラはそのメガネのおじさんの予報を信じる。水曜日は雨だと言うのだが。カツオ・タラの話しを聞きながら、予報のもとは気象庁なんだけどねと、マスオは冷静。天気予報の予報は晴れに変わったけど、水曜日は雨に。長靴を履いてイクラの家に。イクラがタラの長靴を気に入る。イクラ、新しい長靴ではなく、大きな長靴、魚屋の魚辰さんの長靴を気に入り、魚辰さんから長靴を貰う。長靴で張り合う、タラとイクラ。タラ、自慢しに来るので晴れを待ち望む。ところが、一週間晴れとメガネのおじさんは予報に言うのだが、あいにく、雨に。イクラがやってくると、大きな長靴は歩けないので、タラのお古の長靴をもらいくるタイコさん。これで一件落着。


5月22日
『父さん禁酒中』
波平記憶無くす程飲んで、靴のまま家に上がったり(フネ談)、サンバを踊ったり(ワカメ談)して、最後には、カツオから足りなかったタクシー代500円を借りたらしい。ところが、カツオの方はウソでフネから借りた。波平、カツオを怒ると思いきや、禁酒宣言。あやうく、マスオまで禁酒する雰囲気。波平にビールをお酌されて、恐縮しながら飲むマスオも何か大変そう。波平、カツオの授業参観に行くと言い出し、急にカツオの勉強を毎日1時間見ると言って、算数の問題集まで買ってくる。笑ったのは、ノリスケ。波平の禁酒を知って、大きな段ボールを持ってきて、高いお酒を引き取りに来たと図々しく。サザエも呆れて、おすそ分けの野菜とイクラの忘れ物を段ボール箱に入れて、帰すのだが。波平・マスオが禁酒すると、売り上げが減る三河屋が困ると言い出すカツオ。確かに、そうだけど… 早く帰ってくる波平、古いアルバムの整理をしようとして、部屋を散らかす波平。その片付けをするフネ、禁酒もいいけど、かえってフネが大変。波平が勉強を見たお陰なのか、カツオの算数のテスト、73点。波平が調子に乗って、「ワシが早く帰ってきて教えた甲斐があった。これから本腰を入れようと」と言い出しかねないと心配するカツオ。波平には黙っていようとするが、波平、駅で担任の先生に会って喜んで帰ってくる。禁酒はどこえやら、波平・マスオは祝杯をあげる。何とノリスケまで電話で呼び出す。カツオが原因で禁酒して、カツオが原因で禁酒をやめる話しだった。

『私がひきうけます』
湯水さんの家のお手伝いさんが旅行で休暇を取る。それで、サザエがお手伝いさんに行くのだが。折角の、マスオが代休が取れたのに、サザエは湯水さんの家に。マスオは、タラと遊べればいいのか。サザエ、ナマズ顔の旦那さんと碁の勝負して、サザエが勝ち、サザエはノンビリして、旦那さんが掃除をさせる。これが、お手伝いさんのやる事か。マスオ、滑り台で滑ってスボンを破ってしまう。湯水さんのおじいちゃんと公園で会い、タラとマスオ、湯水さんの家に。勿論、マスオは破れたスボンのお尻を押さえたまま湯水さん宅に。お昼を一緒に取る事になる。久し振りに洋食を食べたいという旦那さん。奥さんから料理の本に書いてある料理を作らされるのだが、サザエにとっては初めて見る料理。聞いた事も無い調味料を使うらしい。サザエ、鍋を焦がして、急遽、フネを呼び出す。フネとオムライスを作る。奥さんから「失敗してくれて良かった」と言われる始末。サザエ、翌日もお手伝いに行くのだが、掃除をしていると、ピアノが目に入り、ピアノをひく。曲は「ふるさと」。急にホームシックになり、家に帰ってしまうのがオチ。

『おみやげ裏話』
波平、酔って帰ってくると、玄関にはフネが。カツオ、言い訳に寿司を買って帰ってくると思って、寝ないで待っていたのに。その後、マスオが帰ってきて、手にはお寿司。「さすがマスオ兄さんだね」と言うカツオだが、波平は返す言葉がない。波平、日帰り名古屋出張。カツオ、ういろう、きしめん、味噌カツと期待する。ところが、買ってきたのは、金のシャチホコのキーホルダー。名産品だと思っていたのに、カツオはショック。「これがお土産。信じられないよ。ボクはういろうか、味噌カツが食べたかったよ」と言うカツオ。波平にしてみれば、時間の無い中で、駅のキヨスクで皆とお揃いが良かろうと買ってきたのに。カツオ、波平にヒドイ事を言ったと思い、波平に素直に謝る。波平は波平で「早く帰ってくる」と言っていたのに、飲んで遅くなったので、お寿司を買って帰る。いい親子関係。サザエのお土産に女性誌を買ってくる波平。不思議に思っていると、波平、サザエが居眠りしている隙に、女性誌を読みながら、髪の毛にブラシを… 「ぬけ毛をふせぐ方法」が書かれていたから買ってきたというオチ。そこにオチは行ったか…


5月15日
『イクラはお兄ちゃん』
イクラが転んで泣いているのを、タラが助けに行こうとすると、そのタラが転んで泣いてしまう。ミイラ取りがミイラに。タラを慰めるイクラ、急にお兄ちゃんになったかのような振る舞い。イクラのお兄ちゃんごっこが始まる。イクラがタラの泣き真似をしたり、イクラが電話を掛けて、泣いているかどうか心配したり… すっかり、タラのお兄ちゃん気分のイクラ。それで、サザエの「カツオのお兄ちゃんになれば」の一言で、タラ、カツオのお兄ちゃんになる。フネの小言よりも効き目あり。カツオが遊びたいのに、宿題をやらせたり、野球の誘いにきた中島まで追い帰してしまう。結局、イクラがおねしょする(たまにらしい)のだけど、今回はお兄ちゃんなので、恥ずかしかったようで、それがタラにバレテ、イクラはお兄ちゃんごっこは辞めてしまった。

『悲しき習性』
オープニングは、マスオが浴衣姿で駅の階段を駆け足で上がり、電車に乗り込む。何か物凄く現実身がないぞ。マスオ、日曜日なのに、平日と思って遅刻すると思って電車に乗ったらしい。本当は花の種を買いに家を出たらしいけど、かなりボケているぞ(それをマスオはサラーリマンの悲しい習性とか言っているけど)。それにしても、定期券はどうしたんだろうか。マスオ・アナゴの腹時計が鳴ると一緒に「そろそろ昼だな」「そろそろ昼だな」と合唱。かなり正確な二人の腹時計。マスオ・アナゴ、無意識に並んだ店がかなり行列が出来ていたので、レストランらしき所で昼食をする。そこに、部長みたいな人が食べ終わって、皿を片付けようとする。アナゴ「いつも家でやらされているようだな」と。アナゴが言うと、何か哀れ。サザエが大声で「カツオ」と呼ぶ。カツオ「ボクじゃないからね」と不満。サザエが怒っているかと思ったようだ。本当、怒っているか、呼んでいるのか、わからない… カツオがお使いに行く途中、花沢さんを見つける。花沢さんに見つからないように、路地に隠れてやり過ごそうとするが、花沢さんに気づかれてしまう。花沢さん「何で、ワタシの事を避けたの」と。カツオ「花沢さんといるとあがってしまう」と言うが… カツオ、花沢さん・サザエに威圧感を感じているようだ。でも、サザエはともかく、花沢さんは何となく… いや、推測だけでモノを言うのは辞めておこう。波平、カツオの学校の担任の先生を見ると、頭が上がらなく、頭をペコペコ下げてしまう。カツオの成績のせいのようだ。マスオ、家に帰るのが遅くなると、サザエがホウキを持って待っていると思ってしまう。でも、今日は、正真正銘の残業。飲んで遅くなって帰ってきたら、マスオは、翌朝、庭掃除と床拭きをするようだ。遅くなって帰ってきた償いのつもりらしい。波平、髪を切るのは髪が伸びてからではなく、日にちで決めているようだ(前回行った日から換算する様だ)。それにしても、波平は髪を切る必要があるのか。ノリスケが新しく出来た床屋を紹介する(必ずノリスケは床屋の帰りに磯野家に何となく寄るらしい)。商店街のパチンコ屋の隣りに出来た「BARBERはる」という床屋で、店員が全員若くて美人揃いらしい。波平はいつもの床屋に行くというので、マスオはそこに行くのだが、何と、そこには、波平がいた。美人に弱い波平・マスオ。サザエが二人が床屋から出る所を目撃されてバレてしまう。波平、フネから「いい歳をして恥ずかしいと思わないんですか」と説教される。波平・マスオ、美人と聞くとジッとしていられない。オチは、美人に弱いマスオが電車に乗っていると、隣りの車両に赤いスカートを着た女性がいる。足が綺麗なので、顔も美人ではないかとマスオは想像したとみえる。荷物が一杯なのに、わざわざ荷物を持って、隣りの車両に座りなおすと、その赤いスカートを着たのは、おばあちゃんだったオチ。何か、わからないでもないけど、笑えた。

『タマとツーカー』
カツオ、宿題の習字を書いたのだが、自分の不注意で墨をこぼしてしまい、やっと納得して書き上げた「進歩」という字の上に墨をこぼしてしまう。カツオ、仕方なく、それを学校に持って行き、タマのせいにして先生に見せる。先生「このシンニョウはよく書けている」と褒められる。カツオ、償いの為に、タマに牛乳をあげたり、タマがかまぼこをツマミ食いしたのをカツオが罪をかぶってしまう。タマ、タラの朝ごはんのウィンナーをツマミ食いしたり、磯野家には買っていなかったビーフジャーキーを玄関で食べていたり、行儀が急に悪くなった。原因を知ろうと、カツオ、ハムを一切れでおびき出そうとするけど、タマはハムの袋ごと持っていってしまう。結局、どうもハチがらみだったようだ。ハチの大好物ビーフジャーキをもらったので、タマは、ハムをハチに持ってゆく。義理堅い。波平に言わせれば、ビーフジャーキーはアメリカのスルメだらしい。


5月8日
『カツオ純情詩集』
カツオが詩人になりたいというので、サザエ・フネ・ワカメが大笑いしていると、波平まで、大笑い。カツオ「諸なる古城のほとり  雲白く遊子悲しむ」と言う詩を知っていた。が、「遊子(ユウシ)」を、名前と思って「遊子(ユウコ)」と詠むカツオに、波平はチェックを入れる。波平「諸なる古城のほとり  雲白く遊子悲しむ 緑なすはこべは萌えず」と、スラスラ言うあたりは流石。カツオ、マスオに借りた、藤村詩集を読んだ影響らしい。文学の香りがプンプンすると言う。が、カツオ、島村藤村を「島村」と「藤村」の二人のコンビで詩を書いていると思っていたのには、笑った。しかも、原稿料をどうやって分けるのか疑問に持ち心配するあたりはカツオも凄い。波平、その話しを伊佐坂先生に言うと、小学生が藤村の詩に興味を持っているとは感心だと言って、原稿用紙を貰う。カツオ、早速、詩を書こうとするのだが… 題名は「初変」で、ペンネームは「磯野白木」。マスオは、「初恋」「磯野啄木」(石川啄木)と書き間違えたのに、すぐに気づく。カツオ、詩を書くのに頭を悩ます。花沢さんは演歌向きだし、カオリちゃんをモデルにすると早川さんが気分を害するかも…と。カツオ、初恋の経験が無いので、初恋の話しをマスオ、波平、フネに聞き出そうとするけど、話したがらない。初恋のベテラン(?)のノリスケに相談すると、ノリスケがアミタイツ姿の美人のコンサートに連れて行く。カツオ、ウットリ一目惚れ。楽屋に行くと、その美人歌手は、ラーメンを食べている。カツオ、幻滅して、原稿用紙はタラの落書き帳になった。

『姉さんは熱い人』
ワカメが風邪で病院に行き、ワカメが口を開くとサザエまで開いて、ワカメがカッケの検査をしてもらうと、サザエまで足を動かしてしまうオープニング。その病院、堀川君も行った事があるようで、ノドを見てもらったら、虫歯があると言われたらしい。波平、食後に新聞を読もうとする。ところが、新聞の真ん中が破られている。「野菜の値上がり 家計を直撃」という記事を読んで熱くなって、破いてしまったらしい。そんな熱いサザエ、テレビを見ながら、熱くなり、独りで騒いでしまう。タラがさざなみ幼稚園に行くようになったら、運動会で大変だろうなとカツオは想像する。ジャージ姿でメガホンを持って、後ろから追い抜く人がいたらその人に「コラ、後ろから追い抜くなんて卑怯よ」と叫んでしまうと。実際、カツオ・ワカメの運動会の時は、スカート姿で足を広げて応援団旗を振って応援していたようで、タラが悩むのも分かる。幼稚園に行きたくないとまで言っている。でも、原因はサザエではないらしい。波平らしい。リカちゃんのお父さん、トランペットやドラムを持ち込んで応援したようで、恥ずかしかったようだ。波平、相撲を見ながら熱くなるので… マスオ、昼休み和太鼓のサークルに参加して、叩かせてもらったらしいけど。

『感謝をこめて』
カツオ、母の日にフネにプレゼントを考える。カーネーションを買おうとするのだけど、花沢さんからタダでカーネーションを貰える。流石、不動産屋の娘、外国に出張した人から豪邸の屋敷の管理を任されており、その花壇のカーネーションの花を摘んでも良いと言われたらしい。ただ、カツオ・中島は草むしりという大役を花沢さんは命じるのだけど… カーネーションを束で沢山、家に持ち帰ったカツオ、サザエに協力を得る。波平がフネを散歩に連れ出す間に、家の中をカーネーションだらけにする計画。紙コップの鉢にカーネーションを入れて、家中にカネーショーンを飾る。フネが帰ってくると感激する。マスオが作った「祝 母の日」という垂れ幕に、サザエが注文したケーキに、フネは嬉しそう。オチは、カツオがフネをおんぶするのだが、耐え切れずに、フネは物干し竿に捕まり「助けてー」と…


5月1日
『孫の名はイクラ』
イクラのおばあちゃん、新幹線の中で、イクラの夢を見る。何と、イクラのおばあちゃんの事を「バァ〜バァ」と呼んでくれた。イクラに会いにノリスケのマンションに行くのだが、イクラに歓迎されると思ったら、嫌われてしまう。それで、イクラのおばあちゃん、公園で一人ションボリとブランコに乗ってしまう。サザエをそれを見つけて、磯野家に連れてゆく。一人にしたら、今にも自殺しそうだったからか? カツオ、イクラが懐かないのは、帯止めのダルマを恐がっているからと。ワカメ、そういえばと、裏のおじいちゃんのタンスに置かれた大きなダルマをイクラが恐がっていたと思いだす。イクラのおばあちゃん、ダルマの帯止めを外して、イクラに会うと、イクラは懐いてくれた。カツオの事を子供の神様だと賞賛する。イクラが生まれてまもない頃、やっとイクラが寝かせて、そーっと、おばあちゃんとタイコ、ノリスケが別の部屋に戻ると、何とそこに泥棒もいた。おばあちゃん「ドロボーっ」と大声で叫んでしまった事があったようだ。おばあちゃんの草履がない。イクラが隠したようだけど、おばあちゃん、すぐに草履の隠し場所を当てる。風呂釜の中に隠していた。ノリスケも同じような事をしたようだ。大好きなお客さんを帰したくない時は、風呂釜に草履を入れていたようだ。水も入っていたけど、もし、草履を隠す時にイクラが落っこちていたら、と思うと恐いぞ。おばあちゃんと、イクラが美容院に行く。イクラが何か言っている。おばあちゃん、イクラの言葉がわかるようだ。「もう少しウェーブをつけた方がいいのね」と言っているようだけど、本当にそう言っていたのか… 勿論、美容院の女の子はビックリしていたけど。

『姉さんは買い物上手』
本日価格改定した肉屋、値上げの分は愛嬌で補うんだと、店主は言うが、逆にお客さんから「色男」と言われ、追い討ちをかけてサザエも「皆言っているわよ」と。それで「おまけだ、おまけだ、今日は大サービスだよ」と店主。後ろの方で、頭から湯気を出して怒っている奥さん、それがオープニング。魚屋の前で、二人の主婦とお喋りをしている。カツオは、世間話しをしていると思ったら、実は4時のタイムサービスまでの時間潰しをしていたのだ。おかげで、良い刺身を買ってこれた。サザエ、赤ペンを買ってきていた。何に使うのかと思えば… 波平・マスオも刺身をツマミに酒も進み、お銚子三本空けてしまう。波平が「もう一本」と、空のお銚子をサザエに渡すと、お盆には赤ペンが乗っている。家計簿用に買ったらしい。タラにチラシを集めさせて、サザエはお買い物のチェック。野菜はどこでも似たり寄ったりの価格なので、いつもの八百屋さんで買う事にする。しかも、すぐに買い物に行かず、頃合を見計らって行くという。時間があるから、公園でゆっくりしようとしていると、ある主婦から駅前のスーパーで醤油が100円だと聞く。サザエ、俊足で駅前のスーパーに。お一人様一本限りなので、タラを一人分として2本も買う。それにしても、醤油2本あっても、どうかと思うけど。買い置きするぐらい、家計に余裕があるとは思えないが。八百屋に行き、野菜を買うのだが、八百屋の店主から大サービスしてもらう。サザエ、自分の買い物籠に、ビニール袋2つ。店主が言うには、宣伝費だというが。案の定、サザエはペラペラと宣伝。8人の人に喋ったのか、主婦が小走りで八百屋に向う。サザエ、公園のベンチでカツオを待ち伏せ。カツオに荷物を持たせる。サザエ「か弱い女性には野菜は重たいのよ」と言うが、これは虐待ではないのか。サザエ、帰ってきたばっかりなのに、魚屋に向う。今日のタイムサービスは値引きOKらしい。1切れ90円のシャケを、「3切れ250円でどうですか」と店主が言うのに、サザエは、5切れ450円にしてもらうのだが、これでは値引きしてもらってないぞ。得したとサザエは言うけど、得してないぞ。しかも、ワカメ「お姉ちゃん凄い」と言い張る。サザエ、ワカメは算数が不得意じゃないか… フネから「いつもの買い物の範囲で、出来る範囲でやりくりしなさい」と。

『ぼくたち鯉のぼり』
イクラとタラ、コイのぼりになりたいと。イクラのおばあちゃんから、イクラの為に、イクラのコイのぼりを宅急便で磯野家に送ってくる。ノリスケのマンションでは小さいから、磯野家で一緒にあげてくれという。しかし、そのコイのぼりは、かなり大きい。カツオのコイのぼりよりも大きいので、カツオが送られてきた大きい方で、小さいのをイクラのにする事にする。しかし、大きい方は新品なのですぐにわかると心配するが。タラにもその事は内緒にしていたけど、タラは気づく。カツオは「空気を食べ過ぎた」と誤魔化すのだが… タラ、ベテランをベランダと言い間違えるくらいだから、こういうのは、チョロク騙せるのかも。


4月24日
『家庭訪問SOS』
カツオの家庭訪問は、水曜日の最後。最後だと波平が帰ってきているので(残業とかないのか)、カミナリが落ちるのも必至。カツオ、水曜日はワカメの家庭訪問と重なるので、金曜日の一番目に変えてくれと先生に頼む。ところが、金曜日は波平が休暇を取っている。カツオ、誰が家庭訪問を考えたんだと嘆くのだが、それにしても、波平、そんなに休みを取っていいのかな? 波平、「世間の父親は教育に無関心すぎる」とフネの前で怒り、波平は前の日には散髪に行こうとするほど、気合を入れる。でも、髪の毛は… カツオ、避雷針がわりにノリスケを用意し、先生にどんな話しをするのか聞き出す。先生は、入り口に黒板消しを仕掛けて先生の頭に落としたので、カツオを職員室に呼び、逆に先生が仕掛けた黒板消しがカツオの頭に直撃したという話題を出そうとする。カツオは勿論、拒否するのだが。カツオの先生から波平に電話がある。何と、波平が休むのなら、家庭訪問の順番を一番最後にして欲しいとの電話だった。カツオ、危うし。カツオ、魔の金曜日。肝心の避雷針代わりにするノリスケもこれなくなり、ますますカツオはピンチ。先生がやってきて、先生と笑いながら話していた。先生が帰り、カツオが波平の前に座らされる。いきなり「カツオー」と怒鳴る波平。先生にいわせれば、「カツオは怒鳴られたがっているので、一度怒鳴ってあげなさい」と。そして、フネ・サザエもやってきて「もう少し勉強をしなさい」「そうすれば、成績も上がる」と言われる。カツオ、非常用に、リックにパンなどの食料と水筒を準備していたようだけど、必要なかったようだ。

『連休のすごし方』
カツオ、サザエに「連休にどこかに連れてって」と言うが、サザエは「相談してみないとね」と言って… マスオでもなければ、波平でもない、相談相手は、サイフ… しかも小銭入れというのがサザエらしい。家計に相談だったというオープニング。オカルさん達は、家族で温泉に。早めに出発して早めに帰ってくるようだ。ハチも一緒で、黄色い軽の車、ジンロクさんが運転して、出発した。マスオ、連休初日から部長に誘われてゴルフ。連休初日は、家で寝る事に。マスオ、部長のゴルフボールを捜しながら、サザエが家で寝ているのを羨ましがる。本当に昼寝しているのは、波平・カツオ・ワカメ。しかも布団を敷いて川の字で寝ていて、波平は帽子とメガネを枕元に置いて、カツオは学生帽子を、ワカメは黄色い帽子を置いて寝ている。そこに家族で訪問客が来た。波平とカツオ・ワカメ、よそ行きの服を着て寝ており、今からどこかに出かけると見せかけて、その家族連れの訪問客を追い返してしまう。隣の部屋では、何とタラ・フネ・サザエが川の字で寝ていた。裏のおじいちゃん、磯野さんの家が静かだと騒ぎ出す。裏のおじいちゃん、留守の家を守らなければと、杖を振って「ええい」と大声を出す。サザエがびっくりして飛び起きる。人騒がせな、裏のおじいちゃん。部長の奥さん、部長が帰ってきても家を開けてくれない。部長が「チヨコ」と奥さんの名前を呼ぶが、全然、開けるような感じではない。実は、奥さん、実家に帰っていた。隣りの家で物音がするとフネに起こされる波平。泥棒かと思って、波平は靴べらを、マスオはゴルフクラブを持って伊佐坂先生の家に乗り込む。威勢良く踏み込んだのは良いが、何と伊佐坂先生の家族が、旅行から帰ってきていた。翌日、磯野家の旅行。カツオとタラはでんぐり返しする程の喜びよう。電車に乗って出かけるのだが、連休初日をはずしたせいで、電車も空いている。ビックリしたのは、裏のおじいさん達がご飯を食べる時に、タマを呼ぶ。伊佐坂先生の旅行の時はハチを連れていっのに、磯野家はタマを連れて行かない。忘れたのだろうか…

『ママのブランコ』
タラちゃん達子供がブランコを待っているのに、カップルは「私たち幸せ」「ボクだって」と言いながらブンコに揺れている怪しいオープニング。頑固タラ、サザエにブランコのおねだり。断られて、怒ってしまう。タラはサザエが自家用のブランコを持っていたと言い出す。アルバムで調べてみると、本当にあった。サザエがブンコに乗っている。しかも、落ちると危ないからと波平がサザエを帯で縛ったようだ。サザエのブランコは波平が家具屋の前を通りがかったら半額セールをやっていたので、波平が衝動買いしたようだ。サザエは、幼稚園に行く前の友達は公園で知り合ったようだ。よく遊びに来ていたかわいい女の子・マリちゃんは、ブランコで知り合って、すっかり仲良くなった。それにしても、子供の頃のサザエの髪型は、今と全然変わらないのも異様。びっくりしたのは、若い頃のフネもフネらしくない。マリちゃんがどこかに行くというので夜中にサザエが泣くのだが、フネと一緒に寝ていた男は波平だと思うけど、全然、波平ぽくない。最初は別の男だと思ってしまった。サザエ、マリちゃんが自家用ブランコが好きだったので、マリちゅんにあげてしまった。マリちゃん、長崎に引越し、そして北海道の旭川に引越してゆく。お父さん、転勤続きで、ブランコも一緒に持っていったようだ。さびるとお父さんがペンキを塗ってくれて、大事にしてくれたて。乗らなくなって、ずっと大事にしてくれたようだ。今はマリちゃんとは何年前からか連絡がとれなくなったようだ。翌日マリちゃんから手紙が届く。マリちゃん、アメリカの人の結婚して、ロスに住んでいるようだ。写真も送ってきて、写真にはブランコが写っており、マリちゃんの娘もいた。


4月17日
『わが家の料理人』
サザエもとんでもない事を考える。その名もクッキング強盗。振るえ抱き合うサザエとマスオ、強盗が無理やり「野菜を出せ」と言うので、泥棒がニンジンを切り、サザエが口を塞がれながらも鰹節をけずる。強盗が「ダシを取れ」と命令を出して出来上がったのは、肉じゃが。無理やり料理を作らされて、強盗がふんぞり返っている前で試食するというオープニング。フネ・サザエが遅くなって帰ってくる。ところが、カツオが夕飯を作っている。何と、シチュー。マスオ・波平も絶賛の味。タラまで「ママより美味しい」と。隠し味があるというが、実は何も入れていない。褒められたカツオ、また作りたいと言うけど… サザエが出かけるので、フネにオカルさんとつもる話しをしていろと、フネをオカルさんの家に。そんなカツオにオカルさん「うちの男連中はお茶も入れてくれない」と不満タラタラ。フネ、深鍋がない事に気づく。実は、カツオ、そのシチューはカツオ一人で作ったのではない。花沢さんが作って、カツオは手伝ったようだ。カツオ、波平に釣りのクーラーを貸してくれと。料理の鮮度を保つためだと言うけど。花沢さんの家から、焦がした鍋をクーラーに入れて家まで運ぶカツオ。その鍋は、花沢さんが焦げ付きを取る為に庭に干したようだ。よく干して洗うと焦げ付きが取れるらしい。しかも、その鍋には、オデンを入れてある。花沢さんが作り、カツオは大根に隠し包丁を入れたらしい。何か、カツオには悪いが、新婚夫婦みたいな… 最初の動機は、カツオ、料理番組を見ていたら、カツオにも出来そうな気がして、作ってみるが、鍋を焦がしてしまう。そこに、なぜかタイミング良く花沢さんがやってきて、シチューを作ってくれたけど。何で、タイミングよく花沢さんが現れたのか、謎だけど。

『親切いろいろ』
波平、通勤でバスを待つが、なかなか来ないので、タクシーをつかまえる。無愛想な運転手。ところが、そのタクシーが急発進。見事に波平、ひっくり返ってしまう。ヘトヘトになってタクシーを降りた波平、小学生が倒れそうになるのを助けよう。しかし、そのお母さんから「知らない人には気をつけるのよ」と言われていたので、波平を睨みつける。本当なら、よその子供でも、礼儀知らずの子供を叱り飛ばすのだが、よっぽどタクシーが堪えたのか。電車に乗った波平、前に座っている人から「お持ちしましょう」と話しかける。波平、断るのだが、「せめてこれだけでも」と波平の新聞を取って、勝手に読んでしまう。波平が家に帰り着くと、玄関から、怪しい人が飛び出てきて、サザエが「待って」と。波平、泥棒と思って、刑事みたいに腕をつかんで捕まえる。でも、その人は泥棒ではなかった。落し物を届けたけど、お礼を受け取ってくれないからというけど。その人、親切がとんだ災難になったようだ。それで人に親切にするというのは、難しいと波平、ビールを飲みながら言う。マスオも電信柱に寝ている酔っ払いを家まで連れていこうとするけど、その家は違っていて、マスオと酔っ払い、玄関から投げ出されてしまう。強いおばちゃんパワー… すでに10回も間違われたらしいけど。マスオ、その酔っ払いを交番まで運んだらしい。波平「マスオ君も人がいいな」と言うと、サザエ「だから結婚したのよ」と。フネ、このオノロケに「ごちそうさまだね」と。フネが学生を家に連れ来る。カツオ、もしかしたら家庭教師ではないかと疑う。実は、学生さんの学生服のボタンが取れかかっていたので、ボタンをつけただけだったようだ。その学生、お茶までご馳走になり、喜んで帰っていった。親切はフネの方が上手のようだ。サザエ、おばあちゃんが雨宿りしていると、サザエが傘をさして一緒に歩いてあげる。ところが、傘の枝がおばあちゃんのスカートを上げて、何とパンチラ。通行人から「ああいうのが親切が仇になる」と言われる。本当は、おばあちゃんのパンチラ、パンチラというか、モロに見えているんだけど… サザエ、内野さんの奥さんが風邪で寝込んでいるので、一緒に買い物をして、荷物を一杯に持っていたのに、波平から「何もそんなに買い込まなくても」と言われる。おそらく、家計を心配したのでは。裏のおじいちゃん、公園で一人寂しく。おばあちゃんとちょっとした事でケンカしたらしい。おじいちゃんが言うには、しょっちゅうケンカしているらしいけど。波平、コデマリの花を見つける。このコデマリに思い出がある。子供の頃、波平が「明日、天気になれ」と言ってゲタを飛ばすと、木に引っかかってしまう。それを綺麗なお姉さんがホウキで取ってくれたんだけど、そのお姉さんが住んでいた庭には、コデマリの花がさいていたという話し。コデマリを見ると、そういう話しを思いだす。裏のおばあちゃん、コデマリの花を持って歩いている。コデマリの花が好きなおじいちゃんに渡すようだけど。それにしても、どういった内容でケンカしていたんだろうか…

『お弁当たらちゃん』
カツオ・ワカメが遠足に行くので、タラが遠足ごっこする話し。空のリックを背負ってタラが伊佐坂先生(運動不足だからとオカルさんが無理やりタラと散歩させる)と遠足をしていると、遠足中のリカちゃんと会う。リカちゃんに「お菓子や弁当を持っていくのが遠足だ」と言われて、タラはお菓子を欲しがる。タラ、タマをリックに入れて筋トレ。意外にも、タマ、リックの中が心地よさそう。波平・マスオ、遠足の話しで盛り上がって晩酌。ついには、弁当を作ってくれと。サザエ、乾物屋に夜中に駆け込む。乾物屋の夫婦、布団に入って寝ているのに起こされる。かんぴょうごときに起こされるとは… 磯野家は皆、お昼はお弁当。カツオは中島と、なぜか花沢さんと一緒に高原らしきところでお弁当。花沢さん、カオリちゃん達とは食べないのだろうか? ワカメは動物園で友達3人とお弁当。波平は公園で一人で、マスオは会社の屋上のベンチで、サザエとタラは土手の芝生で、フネは家の縁側でお弁当を食べる。タマもフネの横にいたけど、さすがにお弁当ではなかったけど…


4月10日
『ピンチのカツオ』
波平に、こづかいの前借りをするカツオ。しかし、波平は「甘ったれるのもいい加減にしろ」と説教。波平、フネに財布を出して「今月は何かと物入りだっので足しておいてくれ」と言う。実は、最初からお金がなかったのでは。そんな姿をカツオに見つかるフネと波平。フネから「カツオはお菓子やジュースを買うけど、お父さんは仕事上の付き合いで必要なんですよ」と言いくめられる。それで、カツオは金策に走る。ワカメに借りようとするけど「言っておくけど、私貸すお金ないわよ」と大人ぽい声で言われると、何かOLが言っているようにも聞こえる。マスオに借りようとするけど、1000円しか持っていないような… フネの荷物を持って、お駄賃500円を貰おうとするカツオだが、「ご苦労さん」と言われるだけ。世の中、そんなに甘くない。サザエに珍しくプレゼントするカツオ。包装された包みの中身は使い古しのタオル。しかも、お仕立て券付き。それで、お返しを期待をするのだが、サザエもサ生のアジ三匹をプレゼント。しかもお料理券付き(アジのにぎり寿司 アジの煮付け アジのマリネの中から選べる)。何か、酒のツマミになりそうなモノばかり。そんなカツオに吉報。花沢さんから、赤ちゃんの子守りを頼まれる。花沢さん、近所のおばさんから頼まれたけど、花沢さん用事が出来て出かけなくなったようだ。花沢さんに、赤ちゃんの子守りと店番を頼まれてしまうカツオ。泣き出す赤ちゃん、ちょうど通りかかったサザエに、オムツを取り替えてもらうと、泣き止む。オムツをカツオが取り替えた事になってしまうカツオ。しかも、500円のお駄賃(本当は1000円花沢さんは貰ったらしく、半分づづに分けたらしい)を貰う。今度の日曜日、またまたカツオ、子守りをする事に。オモツ替え1等賞を見込まれたらしい。カツオ、それでオモツの替え方を練習しようとするが、サザエ「モデルがいない出来ない」と言われる。それを聞いていたタラ、自分を練習台にされると思って逃げる。タマを練習台にするけど、タマもご苦労な事だけどね。日曜日、子守りをするが、赤ちゃんが泣き出す。オムツは濡れていない。巨乳の奥さんだからと、鍋のフタをおっぱい代わりに赤ちゃんにふくませてしまうのがオチ。

『いつかと同じ日』
サザエが顔から水を掛けてしまった男がもう一度かけてくれと。競馬で大穴を当てたからだと言うけど、競馬好きって、こういうジンクスを大事にするんだよね。そして、カツオ、この前もそうだったから(水を掛けたスーツを弁償だと思って注文)とテンプラソバ4人前頼んでしまうのは、ちゃっかりしている。この前のように、ノリスケから電話が掛かり、自分の家のカギが行方不明で外出できないから子供達に…というのも一緒。カツオ、居留守を使う。この前、それでノリスケの所に行ったら、しつこいセールスマンが帰らないし、風呂の水を出しぱなしで出掛けて水浸しになるしと散々だったらしい。ノリスケの家に、パチンコで負けたマスオがやってくる。本当は、ノリスケ、カツオと寿司を食べる気だったらしいけど。マスオとビールと呑む。サザエが後で来るが、その頃には、酔っ払っている。ビール四本も飲んでいた。ワカメ、波平が事故に遭いそうになる事を思いだす。信号無視のバイクにひかれそうになるらしい。同じ時刻5時、駅で波平・フネを待つ。案の定、信号無視のバイクがやってきて… 命拾いした波平、夕飯の買い物をサザエしたのに、それを明日に回して、寿司を頼む。カツオ、マスオは二食連続寿司だと嫌味を言って、寿司を貰おうとするのだが、フネに「はしたないよ」と言われてしまう。花沢さんのお父さん、サザエにジンクスを期待して水を引っ掛けてくれと頼む。明日、大事な取引があるからというけど、そんなに花沢不動産、商売がうまくいっていないのか… 結局、水は掛けないけど、取引はうまくいったようだけど…

『パパと一緒』
マージャンをやっているアナゴとマスオ達。そこの家の赤ちゃん、いいパイがくると喜ぶらしい。覚えが早いというが、完全に親バカだな。マスオの帰りが遅く、タラと会えない。マスオ、タラの寝顔しか会えないとボヤキ。しかも、翌朝は早朝会議で早く家を出る。せっかく、アナゴさんに「今日は誘わないよ」と言われるが、何か波平に似た課長からマスオに残業を頼まれる。何か、気がきくというか、その残業をアナゴが代わってくれる。よくよく考えると、もしかしたら、アナゴさん、よっぽど家に帰りたくないのかも。マスオ、走って帰るが、タラは風呂にはカツオと入っているし、一緒には寝ないと言う。親離れかと思ったが、実は、リカちゃんの影響。リカちゃんからパパとママと一緒に寝るのは「赤ちゃんみたい」と言われたからなんだけど、肝心のリカちゃん、パパっ子らしく、いつも出張後は一緒に寝るらしい。オチはタラに子守唄を歌うマスオだが、「♪お手手つないで野原を行けば…」「♪ドングリコロコロドングリコ、お堀に…」「♪美味しい美味しい魚屋さん…」と歌うが、間違えるのでタラが寝られないと怒る。タラもとんでもない勘違いをするんだけどね。


4月3日
『イクラは一年生』
ワカメちゃん29年ぶり声変わりする(野村道子に代わり、オーディションで選ばれた津村まことが担当する)。第一声に期待してテレビを見る。オープニングはサザエが今度一年生になる子供の家に遊びに行き、子供が新しいランドセルを見せたら、その母親が青い着物に合わせる帯(花の絵)を見せるといったもの。かなり張り切っている。イクラ、ランドセルを背負って磯野家に。お隣りのお兄ちゃんのお古。ランドセルには「1ねん1くみ なみのいくら」と書かれており、中にはクマのヌイグルミ、赤い車等が入っていた。期待するワカメの第一声は「あっ、イクラちゃん」。ランドセルを背負うイクラを指差す場面。落ち着いた感じの透明感がある声。パンツ丸出しのワカメとは思えないような… フネ「まるでランドセルが歩いているみたい」というが、ランドセルはイクラの首から足までの大きさだから仕方が無い。イクラが小さ過ぎる。カツオの国語の教科書ない。新学期早々、フネに仕様が無いと言われる。実は、イクラがカツオの教科書を持ち出していた。タイコとイクラがその教科書を持って学校に。その頃、カツオは花沢さんの教科書を見さしてもらって勉強中。花沢さん、アイアイ教科書で喜ぶ。イクラ、カツオの教室に。授業まで受けてしまう。先生が「黒板に書かれている意味が分かる人」と言われ、皆が手を挙げると、イクラまで手を挙げて爆笑。黒板には「一世一代 一長一短」と書かれていた。イクラ、国語とカツオがチンプンカンプンな算数まで静かに授業を受けてしまう。カツオが算数をチンプンカンプンと言ってしまい、波平からマスオに「算数を見てやってくれ」と頼まれる。マスオ「はい、かしこまりました」と、何かマスオの上司みたい。イクラ、学校にはまる。イクラ朝からパジャマのままランドセルを背負って学校に行こうとする。それで、タイコはイクラを連れて図書館に行くが、小さい子がいないので途中から騒ぎ出してしまう。どうしても学校に行きたがるので、サザエが連れて行くのだが、学校の中に、イクラのかかりつけの先生がいて、恐がってしまう。ちょうど、身体検査で校医さんがいたのだ。それにしても、カツオの学校の校医さんが、イクラのかかりつけの先生とは。

『マスオ恐怖のシャッター』
マスオがカメラ雑誌のコンテストに入選したという話し。ササエは、公園でタラと一緒にブランコに乗っている写真だと思っているが、実は、サザエが大口あけてハンバーガーを一口で食べる写真が佳作に。題名は「食欲」。サザエが雑誌を見たらカンカンに怒ると思って、ノリスケにその雑誌社に写真の掲載の中止を頼む。勿論、ビールご馳走させられる。マスオが家に帰ると、子供達からクラッカーのシャワーに、何と鯛のご馳走まで。カツオ、家の前の通りは「芸術家通り」と名づけてしまう。隣りはベテランの小説家、自分の家は新鋭の写真家、そして裏には裏のおじいちゃん俳句だから。ノリスケから、マスオに写真掲載の中止がダメだっと告げられた時、磯野家では、その雑誌を見てもらう人が話し合われる。カツオはノートにリストアップまでしている。花沢さん、かおりちゃん、早川さん、中島、西原、先生まで。静岡の先生に、マスオの母親まで、送ったらと言われている。マスオ、ノリスケは波平に頼むのだが、玄関口で、躊躇するマスオに「先延ばしはいかん」と言うのだが、サザエが掲載されると思っている写真のネガをプリントした写真を見せられて、波平「タイミングが悪かったようだ」と、先延ばしにしてしまう。サザエ、鼻歌しながら本屋に行き、月刊写真館を見ると、大口食べているサザエの写真が。「ひど〜い」と落ち込むサザエ。ところが、伊佐坂先生「サザエさんが主人の為にあそこまでやるとは」に褒める。わざと、恥ずかしい演技をしたと思われてしまう。フネが言うには、あちこちからお褒めの電話があったそうだ。

『一番のおもてなし』
カツオ、タラと留守番。オヤツが食べたいからと、タラとお客さんごっこ。カツオがお客さんで、タラがおもてなしをするのだが、ジュースを出させて、饅頭まで出させてしまう。勿論、サザエから、タラを騙してと怒られてしまうけど。ワカメが波平のお客さんを連れてくる。タラがお菓子を運ぶ手伝いをする。おもてなしが気に入り、タラはお客さんの傍を離れない。カツオはお客さんが来ると、寿司が食べられて大喜び。お客さんが帰り、タラは疲れたのか「いらっしゃいませ」と寝言まで言う。こういう時のオチは泥棒かなと思っていると、案の定、タラが一人で留守番中に、泥棒が入る。ジュースまで出してしまうタラに、泥棒は「何て純粋な子供なんだろう」と、タラにお駄賃まであげて退散する。


3月27日
『おとなりの先生』
サザエ、二人組みの人(一人はのっぽのストライプのスーツ男、もう一人はカメラマンらしいデブ男)から伊佐坂先生の家を聞かれて案内する途中に、「駅前のスーパーでタイムサービス」があるとおばちゃんに話しかけられて、案内するのを忘れて、そちらの方に走って向う。その二人組み、伊佐坂先生の家に取材に行くので、果物屋に寄り、お土産を買う事に。店員に「安くて体裁の良い物」と注文。店員が選んだものでは納得がいかない、のっぽ男、困って、近くでフルーツ(バナナとパイナップル)を見ていたお客さんに声を掛けるのだが、何とそのお客はオカルさん。オカルさん「値段のわりには見栄えが良い」というフルーツ盛り合わせを選ぶ。やっと、のっぽ男は納得する。伊佐坂先生の家に行く途中、ハチと散歩中の息子・ジンロクさんにも家を聞くが、聞き方が「あまり売れていない作家なんですけど」と言ってしまう。ジンロク、少し笑って教えるのだが。何か、変な出版社の人達と思っていると、本当に変な二人組み。フネに、サザエが道を聞かれたのにほったらかしにした事がばれてしまう。「お隣りのお客さんなんだから、失礼のないようにしてくださいよ」と、サザエを叱るフネ。お隣りじゃないかったら、失礼をしても良いのか。伊佐坂先生と波平、碁をしていたのか、取材なので途中で帰された波平に、取材の二人組みとバッタリ玄関口で会う。波平、伊佐坂先生と間違われる。波平、先生と間違えられてご機嫌。鏡を見ながら「わしも作家に見えない事もないんだな」と。フネにその姿を見られて「最近、ヒゲが伸びた」と言い訳をするが、確かに鼻ヒゲの数が増えているような… その出版社はマンボウ出版。「読者の厚い要望に応えて、本日はご自宅の取材にきました。」と言うが「売れない作家」と言っていなかったか。オカルさん、ジンロクと出てきて、タジタジになる二人組み。しかも、取材は始まるが、最初の質問が「皆さんのニックネームは?」。伊佐坂先生、家内のオカルがカッパと呼ばれた事を言うが、本当は水泳が得意だったら、そう呼ばれていたのに、のっぽ男は似ているからと勘違いして、温厚な伊佐坂先生を頭から湯気を出させて怒らせてしまう。二人組みは逃げ出してしまう。カツオ、しょんぼり帰る二人組みを見掛けて、経験不足だと慰めて、波平を先生役にさせて、練習をさせる。カツオが先生のように採点までしてしまう。玄関から入った二人組み、タラを見て「かわいいでちゅね」と、さりげなく身内を褒めるのに、カツオの評価は上がる。波平の部屋に行くのに、二人組みは手と足を大きく振り、変な歩き方。「今度の新作につきまして」というマトモな質問をするのっぽ男。それに対して、波平は小説家らしく「今回の作品は自分の半生を振り返って書いたものでしてな、主人公に自分自身を投影させております」と。何とか、合格点をもらう。自分の主人公に。二人とも合格。リベンジでもう一度、伊佐坂先生の家に向った二人組み、玄関に出てきたウキエさんに「これはお嬢ちゃま、かわいいでちゅね」と。ウハエさん伊佐坂先生の後ろに隠れるというオチ。

『親の心、子の心』
波平とカツオの喧嘩の話し。新聞を読んでいた波平「近頃は惜しい人がよく亡くなるな」と感想をもらす。それを聞いていたカツオ「それなら、お父さんは大丈夫だね」と。それに腹を立てた波平、カツオの耳を引っ張りながら、子供部屋に連れてゆき、引き出しにあった星のメダルを返せと。「もう、お前なんかにはやらん」と大激怒。ブンブンとメダルを振り回して部屋を出て行く。カツオ「そういう大人気ない事をするから大成しないだと」と。波平、メダルをワカメを使って返させようとするが、カツオは受け取らない。マスオと碁を打とうとするが、マスオはカツオと五目並べ中。それで、波平はワカメとタラとママゴトをしてしまう。波平赤ちゃんがおかしい。「いただきまーちゅ」「はぁい」と、なかなかの演技派。新聞を読むタラの「ようかんかあったろ」と。フネとサザエの策略で、カツオと波平を一緒にお風呂に入れて仲直りさせる。これがお互いの背中流しで仲直り成功。メダルもちゃんと、カツオの引き出しにおさまる。しかも、カツオ、波平と一緒に寝てしまう。朝、波平は試験の夢、カツオ定年の夢を見る。定年の夢とは… しかし、仲直りはここまで。宿題を聞きに来たカツオに「愚かな子ほどかわいい」と言った波平の一言にカツオは怒ってしまう。またまた喧嘩。波平「親の心子しらずとよく言ったもんだ」、カツオは「子供の心を知らないんだから」と。

『父ちゃんは小説家』
多趣味の波平の話しかと思ったが、意表をついて花沢さんのお父さんの話し。何と、小説を書き上げた。タイトルは「五七五忍法帳」、ペンネームは花沢花之丞。松尾芭蕉の弟子の水芭蕉という忍者が大活躍する話しらしい。花沢さん、伊佐坂先生に見せる前に、カツオに専門家のノリスケに見て欲しいと頼む。お願いするのでイチゴまで用意周到。花沢さんのお父さん、若い頃は小説家志望だったらしい。ノリスケに一目、見て面白くないと判断。確かに「表紙に絵(忍者の絵)が書いてあるのは面白くないわけがない」。ノリスケ、ぜひ、人の良いマスオから返して欲しいと頼む。マスオにお酒をご馳走までして、近所付き合いは難しいらしい。波平が読むと… 「水芭蕉の隠れ家は南向きの六畳間で家賃は八百文と格安だった」 しかも、小説に間取りまで書いてある。フネの「流石、不動産屋さんでね」には笑った。伊佐坂先生「中々の出来」と言うが、伊佐坂先生が褒めたのは実は忍者の絵と間取り。間取りは不動産屋だから、残念。花沢さん、お祝いのパーティーまで開こうとする。伊佐坂先生、あの馬鹿馬鹿しい原稿を読んでパッとアイデァが浮かび、ノリスケ大助かり。ところが、肝心の花沢さんのお父さんは原稿を勝手に持ち出されて、読まれてしまっのにカンカン。「こんなみっともないのを人様にお見せして」と。ついに不動産屋まで本日休業に。カツオのアドバイスで、、花沢さんは、お父さんに「宿題の作文を書いてくれ」と頼む。磯野家の皆が読んでウケていたと聞いて、俄然、やる気に。タイトルが「春風が行くハイキング」。でも、結局は、不動産の話しになってしまうんだよね。


3月20日
『桜の季節』
ノリスケ、雑誌社の花見で、まだ冷え込むのに徹夜で場所取りを買って出た。独りで夜桜を楽しもうという魂胆。さすが波平は読んでいる。でも、波平の想像上ではノリスケは一升瓶とツマミ一袋で毛布にかぶって桜に乾杯している。子供達は花見に行きたいと言うのに、波平「毎年行かなくてもいいだろうが」と。磯野家では毎年花見をしているらしい。伊佐坂先生・オカルさんもノリスケの雑誌社に呼ばれている。カツオ、波平に「花見に連れてって」と言うけど、波平は頑として行きたがらない。カツオ、イライラしているのか障子をプスプスと指で突き刺して破く始末。波平に「コラッ」と叱られる。ワカメまでタラに花咲かじいさんを読んで聞かせて、とどめにフネはお茶と桜餅で暗黙の抗議。波平、やっと花見に行こうと提案。最初から行けばいいのに。フネとサザエ、お弁当を作り、カツオはお菓子を買ってくる。カツオ、波平にカメラにフィルムを入れた方がいいの、カメラの使い方を練習をしておいた方がいいのと、時々忘れるからと機嫌をそこなわせる事をしつこく言う。波平が行かないと言った恨みがあるんだろうな。ワカメはタラに迷子札の名札を作っていたら、カツオ、もう二枚作ってとワカメに。一つはカメラに、もう一つは波平に。波平は「バカにするな」と怒るが、案外… 花見は満開で沢山の人で賑わっていた。場所を決めないといけないのに、波平はカメラに夢中。波平、ついにはポケットに入れておいたカメラケース無くしてしまう。波平・フネ・ワカメ・タラがカメラケース探し。他の人達は場所を決める。波平、立派な桜に見とれて、その下に落ちていたカメラケースに気がつかない。場所決めのカツオ、花よりダンゴで、ダンゴを食べている。波平、若い男が桜の枝を折って持ち歩いているかと思って、波平「何て事をするんだ」と怒る。綿菓子だと気づき、平謝り。若い男、今まさに食べようとしている時に、急に怒られたら、ビックリするよ… フネから「メガネ買い替えないと」と言われる。ワカメとタラは場所確保しようとしているサザエ達と合流したけど、波平・フネは合流出来ない。波平達は、綿菓子事件を目撃されたノリスケ達の花見に合流していた。カツオ、案内所で呼び出そうとする。波平がノリスケにお酒を注がれようとしていると、放送が流れる。「磯野波平君とおフネちゃん、お友達が案内所でお待ちです」と。波平・フネは唖然。やっと、場所が決まる。カツオの帽子が無い事に気づく波平、「落ち着きが無い」と感想を漏らすのだが、カメラケースを無くしているのをすっかり忘れている。カメラケースは放送で案内所に届いてると知る。オチは、波平が縁側で春の俳句を作っていると、桜の花びらが。実はカツオが「花の命は短いんだ」と、花咲かじいさんみたいに、とっておいた花びらを上から落としていたのだ。

『まぼろしの豆腐屋さん』
豆腐屋が来ていたので、サザエ、豆腐を入れる器を持ってバイクを追いかける。サザエが「お豆腐さん、待って」と何度も呼びかけながら追いかけるが、追いつけない。ついに、へたれ込んでしまったのが、ちょうど豆腐屋。野タレ死にそうな感じで「お豆腐二丁」と。花沢さんの家でも、花沢さんのお母さんが、デカイ図体で家の前でバイクが通り過ぎるのを待ち伏せしていても、買えなかった。花沢さんのお母さん、幻のお豆腐屋さんと命名。カツオが幻の豆腐屋で買う事に挑戦。フネ「勉強も挑戦して欲しいよ」と、突っ込みは最高。カツオ、伊佐坂先生・裏のおじいちゃんの注文まで取って、合計お豆腐6丁、油揚げ9枚。カツオ、寝て待てばいいと言いつつ、玄関に「とうふやさーん」さんと書かれた旗で呼び止める策。中島の所までその作戦でいったのだが、別の豆腐屋(白い車)がきて、失敗。「また注文して下さい」とまで言われているサザエ。波平、カツオに「そういうのを猿知恵というんだ」と。カツオ「今度は命がけで」と言うのだが、波平「豆腐に命をかけんでよろしい」と。マスオ・ノリスケが飲み帰り、飲み過ぎたマスオが幻の豆腐屋を見かける。サザエから「酔っ払って幻覚を見たのでは」と言われ、フネに「(夜に)ラッパを鳴らしたら迷惑ですから」と取り合わない。マスオ、孤独の主張。マスオ、ラッパを吹く真似だけをして通り過ぎた幻の豆腐屋を実演してみるが、やっぱりサザエから「幻覚だったのよ」と。ある日、堀川君が、川の土手を行ったり来たりしている幻の豆腐屋を見かけ、ワカメがカツオ・中島・花沢さんに教える。協力して、幻の豆腐屋を挟み撃ち。慌てて逃げる豆腐屋に花沢さんの仁王立ちで、やっと、捕まえる。実は豆腐屋、豆腐は運ばずに水だけ。バイクの免許を取ったばっかりで練習していたようだ(昼間走ると本物と間違えられるから夜走ったようだ。水が入っているとバランスを取るのが難しいようだ)。ヘルメットを取ると茶髪。人騒がせな… サザエがオープニングで野タレ死にしそうにヘタレ込んだ豆腐屋に行くと、その幻の豆腐屋の若い男がいた。その豆腐屋の親戚で、今度手伝ってくれる事になったようだ。やっと、若い男はバイクの運転に自信を持てるようになり、豆腐を売りに磯野家に。マスオ「いつもの豆腐と一味違いますね」、波平「豆腐は冷奴に限る」と、幻の豆腐を褒めるが、ツマミ食いで舌を鍛えているカツオ、その二人を見ながら「もっと修行をしないとな」と。カツオに中島から電話が掛かり、「(中島の)おじいちゃんは凄い評判だけど、いつもの豆腐と変わらないと思ったけど」と言う中島に、カツオはグメル賞をやる。

『春のご先祖様』
彼岸の入りだというのに、大好物のボタ餅の御供えが無いのにイライラするご先祖様。刀二本を腰にさして、歩き回ってイライラするご先祖、お供えを忘れていたわけではないと知って大喜び。明日、ボタ餅を作るのでカツオがあずきのお使いに行くのだが、花沢さんに会う。花沢さん家はお母さんが忙しくて時間が無く手作りではないと知ったご先祖(ご先祖、歩き回っているよ)「昔はどこの家でも作ったものだ」と、ご先祖、手作りにこだわる。ご先祖、磯野家の伝統のボタ餅が好きなようだ。カツオ、花沢さんの家の話しをサザエ達に言うと、花沢さんの家に明日の(午前中に)ボタ餅を持っていきなさいと。子供達、明日はボタ餅作りの為に、早目に就寝しようとする(7:30なんだけど)。その子供達の前で、波平の「ボタ餅とおはぎは同じものだ」と、雑学披露。食べる時期で呼び方が違うらしい。あずきの粒をその時期に咲く花に見立てているらしい。春はボタンだからボタモチ、秋はハギだからおはぎと呼んだようだ。何か、勉強になるな… 波平の夢枕に現れる(時間は午前二時頃)ご先祖「明日は期待してるぞよ」と。波平、頭を深々と下げる。良く見ると、髪の毛一本までもおじぎをしていた。ご先祖、朝からサザエ達はボタ餅を作っているのを見て、ツマミ食いをしようとすると、カツオが緑のシャツを着ながら台所に飛び込んでくる。早速のツマミ食いしようとするカツオの手を、サザエがピシャリと打つ。ご先祖様まで「スマン」と。大量に作ったボタ餅、ご近所様におすそ分け。オカルさん「おたくのご先祖様も待っているでしょうけど、うちでもおフネちゃんのボタ餅毎年心待ちしているのよ」と、ちゃっかりヨイショで来年の予約までしている。カツオ、宮本武蔵の本を読んでチャンバラごっこ。ちゃんと二刀流。それを見ているご先祖「さすが、武士の子孫だ」と。が、「勝負、勝負」と言いながら、ボタ餅を盗み、串に刺さったボタ餅を頭のハチマキにさして逃げる。サザエに捕まるカツオに、ご先祖は「わしに似たのはボタ餅好きだけのようだな」と呆れる。裏のおじいちゃんの所にボタ餅をおすそ分けしてきたワカメ、草ダンゴをもらって帰ってくる。カツオ「ご先祖様が」と言って仏壇を皆が見ている隙に、カツオがツマミ食いをしようとすると、ご先祖様がカツオの手をピシャリ「わしをダシにしおって」と。カツオ、花沢さんの所にボタ餅を届けに行く途中、ノリスケと会う。ノリスケ、カツオが「ノリスケさんの所にも届けるって言っていたよ」と言っているのに、ノリスケ受け取りに走って磯野家に。御供物料を書いている波平の所にノリスケ、そのうちに墓参りに行くというノリスケに「ご先祖様をないがしろにして、何がボタ餅だ」とバカモン。そのうちから、明日墓参りに行く事になったノリスケ。「わが甥ながら困った奴だ」という波平、ご先祖様も「困った奴だ」の先祖代々の腕組み困った奴だ。花沢さんの所でもボタ餅を食べるカツオ、花沢さん「磯野家のこの味、私もよーく覚えておかないとね」と。「磯野君に作ってあげる事になるからよ」という花沢さん、カツオ、意味に気づき慌てて逃げる。ご先祖様、お墓に先回りして、子孫を待つ。他の墓は「先祖代々之墓」と書かれているのに、磯野家だけは「磯野家之墓」。ご先祖、花を供えて墓に向って手を合わせる中年の男に合わせて「あそこの子孫は感心だ」褒めていると、実は生きている間に自分の墓を作って、気分が出てしまったようだ。しまいには泣き出してしまう。やっと、皆が墓参りにくる。パンツ丸見えでワカメが草取り、カツオ・波平・マスオが墓を磨いていると、ご先祖様は「背中を流しているようだ」とご満悦。波平、水をご先祖の墓に掛けながら「おじいちゃんにもこうしてくれよ」とタラに言ったら、タラ、手を合わせてお参りする波平に水を掛けてしまう。波平、頭からビッショリ。髪の毛一本も倒れこんでいる。波平は、墓参りしてくれと言っただけなんだろうけどね。ご先祖大笑い。ご先祖様、ボタ餅を両手に持ちながら「秋の彼岸も待っているぞ」と。墓にはボタ餅を供えていた。それにしてもいつも思うのだが、ご先祖様のメガネ、あの当時でもあったのだろうか…


3月13日
『僕は三河屋さん』
タラちゃんがとんでもない遊びを… サブちやん相手に三河屋さんごっこ。三河屋のサブちゃんがお客さんで、タラが御用聞き。サブちゃん、仕事も出来ない… タラ、大きくなったら三河屋になりたいと。波平・マスオが(お酒を届けてもらって)喜ぶからだと言う。しかも、サザエも醤油やお味噌を届けてもらって喜ぶという。そんなタラ、伊佐坂先生(ビール1ダースといつものお味噌)と裏のおじいちゃん(お酢とお塩)の御用聞きまでしてしまう。タラ、それを黄色い手帳に書き込んでいるんだけど、字がクヂャグチャ。それでも、間違った注文じゃなかったら、もしかしたら才能あるかも。ノリスケの家にも御用聞きするタラ、ノリスケはふざけて「ビール2ダース、ワインとお酒を4本づつ」注文する。まさか本当とは信じていなかったノリスケ、本当に届けられてノリスケ、ビックリ。でも、何か迷惑だとは思っていないような… サザエ、タラの手帳を没収する。そして、サブちゃんからも「あまりタラちゃんに活躍されると、仕事がなくなる」と言って断られる。サブちゃんから、帽子を貰うけど「この帽子が合うようになったら三河屋になってもいい」と言われるが… そんなある日、ザブちゃん、田舎に帰る。サブちゃん、大きな荷物を抱えて、グッタリして駅の方に歩いていったそうだ。タラ、三河屋ごっこをしたからと落ち込むが… サブちゃんの代わりに、三河屋の主人が配達をするが、イチゴジャムを配達し忘れる。向いていないのでは… サブちゃん、田舎で同窓会があって、休みをもらったらしい。大きな荷物はお土産だったようだ。イチゴジャムを翌朝、夜行バスで帰ってきたサブちゃんが届けてくれる。オチが面白い。波平・マスオがイチゴジャムのフタを開けられないのを、タラが「どれっ」と開けようとする。

『カツオ未来の顔』
波平、電車の中でヒゲ面の男と会うのだが、それが50年振り再会で、名前がマーボー。波平の頭の中のイメージが面白い。その男のメガネを取り、口ヒゲと鼻ヒゲを取り、横の髪と額のシワを拭き取り、頭に筆で髪の毛を描き、白い帽子と黄色いパジャマのような服によだれ掛けを付けさせて、思い出すオープニング。マーボーも「ナミちゃん」とお互いビックリ。団欒で、ワカメはフネに似ると言われて満足していたけど、カツオは波平に似ると思い… やはり髪の毛が心配らしい。カツオ、夢を見る。何とその夢は、中島と美人になった花沢さんが結婚していて、カツオは、波平そっくりの頭… 悪夢… 花沢さんから、元気になるモノを見せてもらう。未来の花沢さんで、かなりの美人。銀行の人に、現在の写真を渡すとパソコンで加工してもらったようだ。カツオのもやってくれるというが… 花沢さんが勝手にカツオの未来の写真を作ってもらう。数日後、花沢さん、カツオに写真を見せたがらない。強引に見せてもらうと、カツオの未来の顔は、波平に似ていない。しかも、誰かに似ている… それは、中島の未来の姿だった。中島のおじいちゃんの顔にソックリ。銀行の人が間違えたらしい。貫禄がある… カツオは嫌がったが、花沢さん、作りなおしてもらう。カツオの未来の顔は、普通の美男。タラ曰く「テレビの人みたい」と。フネは、お父さんの若い頃にそっくりだと。中島おじいちゃんに、中島の未来の写真を見せると、よっぽど嬉しかったらしく、中島にF1のプラモデルをプレゼントして、ステーキもご馳走になったらしい。中島のおじいちゃん、中島を将来は社長になるかもしれないと、親バカというか、孫バカぶり。中島とカツオの未来の写真対決、カツオの判定では、中島の方が大物かもしれないな…と。

『卒業シーズン』
6年生を送る文を教室で発表するカツオ、カツオ移転通知をパクッて先生にバレて大恥なオープニング。今度、中学生になるにマキオ君、お祝いを貰うのを見たカツオ、ノートに卒業祝いをもらえそうなリスト書くのだが、それをサザエに見つかり、波平に「立派に卒業できるよう頭の中を磨がかんか」と説教される。佐藤君のお姉さん、美容院に行っただけで、カツオは誰だかわからなくなるくらい、変わってしまう。サザエは、それが卒業するって事と言うが… ウキエさん、サザエに卒業する先輩にキャンパス地のバックをプレゼントしたいら、作り方を教えてくれと。男性用と女性用。それを、マスオは、離れ離れになるから、ボーイフレンドにバックをプレゼントして、ペアの女性用のは自分で持っていると推測。それにショックだっのは、カツオ。中島までも、好きな人がいた事にショック。バックが出来上がるのだが、男性用のバックは、何とジンロクさんが持っている。まさか、卒業するのは浪人生のジンロクで、しかも好きな人と言うのはジンロク… まさか、ありえない…と、思っていると… 実は、女子テニス部の先輩にプレゼントするから、ついでにジンロクさんのを作ったようだ。その優しさにマスマス、カツオと中島、ウキエさんに憧れてしまう。


3月6日
『うちのご令嬢』
波平のお客さんの下条章一郎さんが磯野家に。サザエがお茶を出して聞き耳を立てていると、下条さんはサザエが聞き耳を立てていると気づいてしまう。戸にサザエのスカートが挟まっていたから。波平の赤面顔がオープニング。その下条さんから手紙が届く。磯野波平と横にご令嬢様と書かれた分厚い封筒(神奈川県から)。サザエ、お見合い写真ではと言うが… 中身は撫子女子大学の入学案内。下条さんの息子さんは、この大学に勤めているらしい。下条さん、受験の際は検討して下さいと手紙が。サザエ、高校生と見られたのか。カツオは曰く、やっている事は高校生並と言うけど… 波平は電話で確認を取ると、真ん中の娘さんにとの事。上の娘のサザエは結婚しており、下の娘のワカメは小学生。真ん中はカツオだけど、男。波平はさっぱりわからない。まさか、波平の隠し子と思ったら、下条さんと入れ違いで磯野家に回覧板を持ってきたウキエと勘違いしていたようだ。サザエ、セーラー服を引っ張り出し着てみる。太ったようだ。その時、留守中の伊佐坂先生の宅配便が届けてほしいと係員が持ってくる。サザエ、まさかセーラー服のまま出るわけにはいかず、手だけ出してハンコを押すんだけど。この宅配便の人、サブちゃんのお得意さん。時々、配達の途中でジュースやウーロン茶を買うらしい。サブちゃん、磯野家に恥ずかしがり屋の女子高生がお客さんで着ていると言いふらす。花沢さんの所まで、その情報がいってしまう。サザエは、ウキエさんと言うが、カツオは分かってしまう。カツオしかバレないと思ったら、何と、サザエがセーラー服を着ている所を、リカちゃんと一緒に庭から部屋の中を見ていたタラちゃんが波平の前で言ってしまう。波平「バカモノ。自分の歳を考えてみたらどうなんだ」と、説教。しかも、風呂掃除で転んで、まともに座れず、腰を曲げて頬杖しながら波平の説教を受けるサザエ。

『春の背中』
おばあさんが道路を横断するのに困っていると、マスオがそのおばあさんをおんぶしてあげる。すると、おばあさんは、スヤスヤと眠ってしまい… そんな話しをすると、フネ「そういえば最近は赤ちゃんをおんぶしたお母さんを見かけない」と。ダッコがベビーカーばっかりなので、赤ん坊はおんぶが一番と思っている波平「嘆かわしい事だ」と。マスオ、それに調子を合わせるように、おばあさんをおんぶしているとまだ温もりが残っていて気持ちが優しくなると言う。おんぶ推進会会長の意見か… ワカメは、サザエ・ワカメ・カツオ三人をおんぶしたからフネは優しいと。波平は磯野家は皆、おんぶで育ったと言うが、波平は色々と忙しく、あまりおんぶはしなかったようだ。カツオ、イクラもワカメの人形でおんぶをさせると、おとなしくなり、しかも優しくなってしまう。それは良い事だが、イクラは人形を離さない。ノリスケは、人形をおぶったままイクラをおんぶして帰る。近所の人から「あら、まあ」とビックリ…

『波平、釣り指南』
波平一人で釣りに行く。「明日の夜のおかずはまかせないさい」と波平は言うが。カツオ以外は期待して待っている。波平、結局、釣れず。波平、前の日に雨が降ったからと言い訳する。サザエ、万が一の為に魚を用意していたけど、それが波平に皮肉に見えて、怒らしてしまう。気を利かせるのも波平には難しい。カツオ、ピッタリの数釣ってきたんだと、バレバレ。波平、本当に釣った魚を食べさせようと、釣り上級編を読んだり、あさひが丘釣り具店で新しい釣竿を購入しようとするが(高いようだ)… 家に帰ってみるとカツオは国語のテストでやる気を出したいからと、筆箱を買ってと言い出す。波平、道具を新しくしたからってウマくなるとは限らないと言うが… 釣竿も同じではないか。波平、釣り入門初心者編を読み出して、カツオに基本の大切さを言い出す。カツオの国語のテスト、何と100点。まさかと思っていると、やはり夢。静かに待っていると寝てしまったようだ。実際は79点。それでもカツオは大喜び。波平、リベンジは…。中々、釣れなかったが、やっと引きがきて、デカイ魚を釣るところで終り。波平よりも大きな魚だったけど、あれだけの魚、かなりの腕力が必要だと思うけど…


2月27日
『カツオのルーツ』
波平、出先から早目にご帰宅。カツオ、サザエだと思って、玄関にサッカーボールを仕掛けていた。波平が玄関を開けるとサッカーボールが落ちて頭に当たる。「バカモノ」とオープニングから怒鳴る。波平「うちの家系にどうしてお前のような子供が生まれたのか」と。カツオ、それで悩む。「顔だって、他の兄弟と違って整い過ぎているし…」と。波平「鏡がゆがんでいるんじゃないか」。花沢さん、カツオにずっとそのままの髪型希望らしい。もし髪を伸ばせば他の女の子が騒ぎ出すかもしれないからと言うが… カツオ、もしかしたら他所からもらわれてきたんじゃないかと疑う。カツオ、自分の赤ん坊の頃のアルバムを探すが無い。サザエとワカメのはあるが、カツオのは3歳以降の頃しかない。ウキエさんにも聞くけど、まだその頃は、ノリスケとは結婚していなかった。写真も見た事が無いと言う。花沢さん、中々、赤ちゃんが生まれないので、男の子を養子に貰ったのではと推理する。花沢さんに「どんな事があってもわたしの愛は変わらないから」と言われ、カツオ、お茶を噴き出す。唇がおかしい。何としてもカツオは、カツオのルーツを探す事に。ノリスケから電話でカツオのオムツを替えたらしい。手足をバタつかせて元気な赤ん坊だったらしい。が、カツオはノリスケの芝居だと思って、電話を切ってしまう。ノリスケ、カツオはおとなしく写真を撮らせる赤ん坊ではなかったようだ。まさに、イクラのみたいに。マスオから、磯野家の家系にカツオみたいな人がいると言う。その人はノリスケ。ノリスケ、無愛想でサービスが悪いラーメン屋にイタズラしたらしい。お金を払わないで無銭飲食して逃げたと思ったら、ノリスケはお椀の下にお金を置いていったイタズラをした事があるようだ。アルバムは客間の戸棚にあった。しかも2冊。波平、男の子が生まれて嬉しくて、毎日のように写真を撮ったらしい。

『お父さんのそばがいい』
カツオ、波平の傍を離れない。サザエがお客さんの残ったケーキを後で食べようと戸棚に置いていたら、カツオが食べたので、カツオは波平の傍ならサザエに叱られないと思って、避難している。玄関前で待ち伏せして波平の帰りを待つカツオ。波平の着替えを手伝ったり、波平にベッタリ。フネが週刊誌を持ってくる。豪邸訪問という記事が載っており、大成功した湯水金進さんが写っている。それを読みながら、波平、あの時、株を売って駅前の家を買っていれば、今頃は億万長者だと。カツオ、波平の布団で寝たり、お茶を持っていったり、波平のトイレの前までついてくる… フネと波平が喧嘩しているとカツオは里に帰る荷物まで用意して、喧嘩どころではなく、お互い笑ってしまって一件落着になった。それにしても、何の夫婦喧嘩だっただろうか。早口で言葉が分からなかったが。

『たまには新婚気分』
サザエがウィンドウに飾られているドレスを見ていると、マスオと会う。サザエ「こんな所で会うなんて、新婚時代を思い出すわね」と腕を組もうとするが、マスオの会社の後輩がいたというオープニング。アナゴさんに「若い連中が言っていたが、今だに新婚気分なんだって」と冷やかされる。アナゴさんの方は、女房の方が強くなり過ぎて、新婚時代のわけにはいかないと。アナゴさんの奥さんは強いというのは、わかっているが、新婚時代はどうだったのだろうか… 新婚気分を味わうデートをしようとマスオがサザエを誘う。サザエ、当時着ていた服を着てゆきたいと探して決めるのに時間がかかり、マスオに待ち合わせからデートを始めようと。待ち合わせ場所は「思い出の公園で待っていて」というけど、マスオは思いだせない。やっと、噴水のある公園と気づいたけど、遅れて到着。サザエ、ずっと怒っていたようで、ベンチで待つサザエを絵描きが描いていたけど… レストランで食事をする。14915円の失費。ところが、マスオが昔買った服が着られるという事は、当時からプロポーションが変わっていないと褒めると、サザエのスカートのファスナーのボタンがはじけ飛んでしまう。それで、マスオ、服を買わされるはめに。アナゴさんの家と同じじゃないかと、マスオ… 途中、ノリスケ・イクラと会い、サザエ達はタラと一緒じゃないとつまらないとすぐに帰ってしまう。


2月20日
『母さん行き先板』
大久保さんの家の郵便物が磯野家に。波平が持っていくと、大久保さんが犬と一緒。その犬はオカさんの犬で迷い込んでいたようだ。波平、オカさんの犬を連れて、オカさんの家に行くとフネ・サザエ・タラがいた。呼び止められて話し込んでいたというけど…。「行き先も言わないで主婦が出かけると困る」と。カツオの悪知恵で、タラちゃんのお絵かき用のボードに行き先を書くようにすればと言うが、波平、スペースが空いていたというので、カツオ・ワカメ・タラまで書く事になる。タラちゃん、字が書けるのだろうか。行き先と帰宅時間まで書かされるようだ。サザエ、主婦はめまぐるしく動いているから、イチイチ書いている暇が無い不平不満。フネも不満だったみたい。それがこの行き先板が大事件になる。波平が何の用か、会社から電話する。よっぽど暇なんだろうか。ところが、誰もおらず、ちょうど帰ってきたカツオが電話に出る。行き先板には「実家 わからない」と書いてある。波平、会社で「実家に帰った」と叫ぶほど慌てる。皆、ビックリして手を止めるほど… 実はそれはワカメがフネに頼まれて書いたらしい。フネとサザエ、実君の家に行ったのを、「実家」と書いたようだ。事情がわかり、波平に電話するが、波平は早退していた。やはり暇… マスオと波平、ノリスケと飲みに行ったようだ。波平、途中でマスオに電話して事情がわかり、安心して飲みにいったようだ。会社を早退しているのに、飲みに行くとは… 今度から、サザエ・フネの代わりに、波平とマスオが書く事になるのだが、マスオ、帰宅時間を直帰(時間がわからないけど、家に帰るという事。また、毎日書き換える必要はない)と書いたのがオチ。

『窮鳥懐に入れば』
ニワトリが磯野家に迷い込む。フネの「トトトト」と言いエサをあげるのが、何か異様。すると、タマゴを産む。波平「義理堅い」と。食べようとしているのか。タマはそのニワトリが苦手のようだけど、クマの顔のような野良猫が来ると、その猫を追っ払ってしまう。波平のヒザの上に乗って懐いてしまい、飼い主がわかるまで飼う事に。波平、子供たちの前でウンチクを披露。「窮鳥懐に入れば猟師もこれを殺さず」と、困っている鳥がいれば、鳥を撃つ事が仕事の猟師も敢えてこれは殺さない。物事には慈悲を持ってしなさいと。波平・マスオでニワトリ小屋を日曜大工。笑えるけど、ずいぶん、オチを引っ張っていたような感もあったが、ニワトリ小屋(野良猫が入らないように入り口を小さくした)が完成したと思ったら、波平が中に入っていて、出られない。波平、子供の頃ニワトリを飼っていたようだけど、自分が中から出られないと、わかるだろう。タマが近くに寄ると波平「猫も入ってくる余地もないぞ」と言うけど、波平が出られる余地もない事に後で気づくんだよね。皆、カレーを食べようとすると、波平がいない事に気づく、気づくのが完全に遅い。波平「おーい、出られんのだ」と、何だが情けない。フネ、飼い主が見つかったらタマゴを返そうとするけど、冷蔵庫の中にタマゴをしまっている。カツオがお使いで、生みたてタマゴを買いに行った帰りに、ヒヨコが… カツオ、買ったタマゴを調べるけど、すぐに生まれるかな。最近、趣味で飼い始めたおじいちゃんのヒヨコだった。やっと、飼い主が見つかり、一件落着なんだけど、フネ、飼い主にタマゴを返すつもりらしいけど、そのタマゴ、冷蔵庫に入れていたんだよな… 絶対、飼い主は孵すつもりだと思うけど…

『お使いタラちゃん』
タラ、一人でお使い。タラ、風呂敷を持って歩いてゆくんだけど、サザエが後をついてゆこうとすると、睨む。物凄く恐いぞ、タラ。タラ、そのお使いの家のおばさんからお駄賃といいながら、風呂敷に洋ナシを入れてもらう。カツオ、こういう高級品はめったに食べられないと喜ぶ。それに味をしめて、タラはお使いにはまる。隣りの家のオカルさんに回覧板を持ってゆくのも、回覧板を風呂敷で包んで持ってゆく。そして、「座って待っているです」と言って、オカルさんからカステラを貰って帰ってくる。カツオの体操着を学校に届け、花沢さんとカオリちゃんから給食のバナナとプリンを貰う。タイコさんの家まで、長芋を取りに行くのだが、時間は夕刻。行きは偶然会った花沢さんが連れて、帰りは波平がタラを尾行してお使いが終わる。


2月13日
『つづきが知りたい』
タラがテレビを見ている。オオカミに追いかけられるウサギ。そこで「つづき」になったので、タラは、サザエにつづきと書いてあるのがズルイ、テレビ局に電話してつづきを聞けと。そういえば、サザエさんは「つづき」というのがないか… フネが言うには、サザエも同じような事があったらしい。カツオ、マンガ大王のつづきが読みたい。大空ひろしの連載で絶対に面白いらしい。が、おこづかいがないので買えない。サザエに興味を持たせて、買わせるのだが、せっかく作戦成功したと思ったら、大空ひろしの連載は先生が急病の為にお休み。タラのウサギの方は、あさひが丘書店で、カツオのマンガを買ったついでに、テレビ番組ガイドを立ち読み。つづきの内容はラビちゃんを熊のボブが助けてくれる。それにしても、カツオの情報網は凄い。サザエが本屋に行ったという目撃者を学校帰りそうそうつかんでいる。刑事並だな。タラにつづきの話しをて、リカちゃんと一緒にテレビを見ると、確かにウサギは熊のボブに助けられる。リカちゃんも続きが知りたいという。サザエ、困って明日まで考えておくとその場をしのぐ。明日がテレビ雑誌の発売日だからなんだけど。明日になり、フネからテレビ雑誌を買ってきてもらい読むが、載っていない。困ったサザエ、タイコさんから、原作の「森のラビちゃん」を読んだらと言うが、原作を本屋で買う。リカちゃん、いつのまにかに、つづきは知りたくないと。先を知ると、テレビを見たくなくなるからと。女心というものか。波平もマンガ大王を読んでいる。カツオ、先週号だと思っていると、波平、会社帰りに買っていたらしい。「最近のマンガはどのページを読んでも面白いな」と。オチは、保険屋がきた。フネが言うには、また来たらしい。波平とフネは、タラに「留守だ」と、言いなさいと。すると、タラ、保険屋からしっこくいわれて、どこにいるのと質問される。タラは、おじいちゃんは山にシバカリに、おばあちゃんは川に洗濯に…と。 波平とフネは真っ赤になって… 勿論、この話にはつづきはない。

『姉さんは力持ち』
サザエ、洗濯物を干そうとする。縁側から洗濯物を干した竿ごと表に持っていくが、そこにはワカメまでぶら下がっているオープニング。カツオ・ワカメ・タラ達で、マスオとサザエは、どっちが力持ちか?という話しで盛り上がっている。2(カツオ・ワカメ)対1(タラ)で、サザエということになった。花沢さんとカツオとでは、花沢さんに相撲では負けてしまうし、伊佐坂先生のところでも、力仕事は、オカルさんがやっている。ワカメの友達のところでも、車庫のシャッターを上げる時に最初は男の方で押し上げようとしたけど、ビクともしない。妻のミチコに助けを呼んで、やってもらったら、押し上げ過ぎて壊してしまった。シャッターがピョンと空まで上がっていったぞ。それで、マスオとサザエが腕相撲ガチンコ勝負する事になる。カツオ達、机に座布団を敷いて土俵まで作る。ところが、マスオ、昼休みに屋上のベンチで本を読んでいたら、女子社員のバレーボールが飛んできて、そのボールを返そうとしたら、手首を傷めたらしい。サザエ、日頃、家事をしながら重い物を持っているので、サザエ優勢とカツオは言う。さて、勝負は、簡単に負けるマスオ。サザエさえも「手加減したんじゃないの」と。名誉挽回と、サザエが雨戸が閉まらないというので、マスオが代わって、蹴ってしまうのだが、勢い過ぎて、雨戸の戸が全部壊れてしまう。また、日曜大工だな。朝、カツオがマーガリンのフタがあかないというで、波平にも(汗をかくのだが)マスオにもあけてもらうが開かない。ところが、サザエに開けてもらうと、「ヨイショっと」で簡単に開く。カツオ、握力も凄いと。(宿題をしないで野球をしにいく)カツオのバットを片手で掴んでいるから強いと。フネが表を掃除していると、タクシーで家の前を通り過ぎる。後姿の髪型がサザエなので間違えない。フネが不思議に思っていると、寝ているタラを持ってサザエが歩いてやってきた。家の前でメーターが上がったので、勿体無いと、少し乗っていたらしい。これでは、手首が治っても、マスオは負けてしまうかもと。

『夢のチョコレート』
中島とマスエ。黒板消しで。かおりちゃんの前で喧嘩をふっかけてくる。ガッカリした。と。マスオ、その日だけしは、、好きな女の子がちがカツオ、大喧嘩。黒板消しでお互いの顔中が真っ白。喧嘩の理由は何だったのだろうか。先生が「二人とも顔を洗ってきなさい」と。水道場でも喧嘩していたらしく、二人ともビッショリ。ところで、二人が水道の所に行く時に、先生の頭に黒板消しが当たり、先生の顔も真っ白になったのに、二人が教室に帰ってくると、先生の顔にはチョークの粉の後がない。どういう事なんだろうか。カツオ、かおりちゃんの前で、喧嘩をふっかけてきて、こういう大事な時期に喧嘩して、かおりちゃんからチョコレートをもらえなくなったらどうするんだと、夕飯を食べながら頭から湯気だして、怒っている。ワカメが手作りチョコを作っているので、かおりちゃんも作っていると思い、家まで行くと、かおりちゃんと花沢さん・早川さんが話していた。かおりちゃん、カツオの名前を少し失敗しちゃったと言っている。カツオ、自分のチョコレートを作っていると思って舞い上がる。世の中はピンク色でハートマークが踊っている。でも、名前を失敗したんだけどね。当日、マスオはコロンをつけて出社する。タラ、リカちゃんからチョコレートを貰う。バレンタインの事を、バレーと言い間違える。知らないでもらっているところが、かわいい。大きな木の木陰で、かおりちゃんからお声がかからないと考えているカツオ。かおりちゃんから声がかかる。学校が終わったら公園まで来て欲しいと。たばこ屋のおじさんに、どこかのじいさんがチョコレートを持ってきて、黙って渡して手を振って帰ってゆく。タバコ屋のおじさん「今まで、(その人)じいさんかと思っていた」と言うが、絶対に見た目、おじいさんなんだけど。公園に行くと、何と中島も。公園の入り口で、かおりちゃんから貰う場面を想像していたら、おでことゴッツンコする。公園には、かおりちゃん・花沢さん・早川さんがいた。三人からチョコレートの入った大きな箱を渡し、磯野君と中島君と一緒に食べて仲直りしなさいと。チョコレートは手作りでハーチ型。「中島君へ 磯野君へ」と書いてある。磯野の磯の字が少し変だったけど。結局、仲直りした。マスオ、同じ課の女性と掃除のおばさんからもらったそうだ。波平は、もらえなかったようだ。波平曰く「わしはそんな物には興味はない」「貰えなかったのではなく、貰わなかった」と言うが。でも、フネから貰うと、ニッコリしていたが。


2月6日
『カツオ豪華メニュー』
11時にタクシーで帰ってくる波平。カツオ、目覚ましで起きる。朝起きないのに、夜中に目覚ましで起きるのは、やはり夜食目当て、ご馳走目当て。が、せっかくの寿司を寝ぼけて味を覚えていない… 花沢さんのお父さんの友達が駅の向こうでウナギ屋をやっているけど、最近不景気らしい。それで、花沢さん、カツオに大事なお客さんが来た時に、注文してくれと頼んだんだけど、カツオは人助けだと言って今日取る事に。カツオが「父さんは義理と人情に弱いんだから」と言うと、タラは何を思ったか「義理とニンジン」と覚えてしまう。花沢さん、並みの値段で上にしてもらった。ところが、それが伊佐坂先生の所にウナギ七人前が行ってしまう。ジンロクが友達三人呼んでいたから、ジンロクとウキエ、伊佐坂先生、オカルさんの七人と、ジンロクはオカルさんが気を利かして頼んでくれたと思って勘違いしてしまう。危うし、今年も浪人生。それにしても、何の疑いも無く、友達と一緒にウナギを食べてしまうというジンロク、さて、支払いはどうしたんだろうか。それを知らないカツオ達、待てども待てども、出前は来ない。花沢さんの家に電話しても花沢さん達は留守。オカルさんが来て、伊佐坂先生の家に届いた事を知る。それで、今夜の晩ご飯の危機… ソバは終わっているし、寿司屋は定休日。結局、ピザを食べる事になるのだが。波平「わしはイタリヤ人じゃない」と、何とか日本人をアピールと箸でピザを食べる。翌日、花沢さんから聞くと「伊佐坂さんの隣りの磯野さん」を「磯野さんの隣りの伊佐坂さん」を聞き違えたそうだ。すると、伊佐坂先生より、磯野家の方が有名って事? やっと、日曜日のお昼に無料で食べられる磯野家。ウナギは、グルメの波平「中々の味だ」と褒める程の美味しさ、ごはんもふっくらしているらしい。波平「こういうものは、たまに食べるからおいしいんだ」と言うけど、確か、先週も食べていたような…。カツオ、北海道に出張中のノリスケから宅配便が届いた事を知り、夜中に大人達が食べるかと思って、夜中に起きようと目覚ましをセットする。ここでも、起きるのだが、届いたのはコンブだったというオチ。

『マスオの秘密』
タイトルの秘密とは不倫かと思ったけど… マスオ、ヘソクリ。本の間に隠していたけど、サザエが読もうとするので、マスオ「夜更かしは身体に毒だよ」と、サザエの読書タイムを中断させる。次の日、カツオが波平に説教。サザエが本の間に隠していた算数の答案用紙をみつけたようだ。35点。628×8063を390000と書いてあるのもある。マスオ、本の間ではマズイと思い、財布の中にしまおうとするが、フネは波平の財布の中の小銭をお札に換えているのを知り、財布の中もやめる。結局、鞄の中に。ところが、会社に行くと、アナゴさんから、近所の駐車場に引ったくりがあったので、鞄も危ないので、アナゴ「心配するぐらいなら、自分に都合してくれ」と。マスオ、大事に鞄を抱え込んで「ダメ、ダメ」と。マスオ、鞄を電車の中でも、大事そうに持っている。サザエ、昨日の本を読み終わったのを知り、その本に隠した。これは良いアイデァだと思ったのが、その本(推理小説)をタイコさんに貸したらしい。ノリスケに頼んで、ヘソクリを持ってこさせるが、おでん屋に…。しかも、サザエに取引会社の課長にばったり会って付き合う事になったとウソの電話した時に、ペットショップの猿にキスされるが、それをサザエはスナックの女からキスされたかと疑い、大変な事に。「真実を言っても信じてくれるのか」と。サザエの追求に負けて、本当の事を言う。マスオ、ヘソクリで皆にご馳走する事になるのがオチ。

『春を呼ぶ声』
波平、カメラを持って公園に。女性をどかしてまでして梅の写真を撮るのがオープニング。カツオ、神社でウグイス笛を買う。波平が梅を見ていると、カツオが笛を吹いて、波平を喜ばせる。カツオの笛、本物みたい。公園で吹くと、皆、信じてしまう。上を見ながらウグイスになった気分で吹くのがコツらしい。中島が吹くと、ふくろうの鳴き声になってしまう。


1月30日
『カツオお風呂番』
波平が会社から帰ってすぐに風呂に入ろうとすると、風呂に入れない。カツオが変な生き物・イグアナを風呂桶に入れているからだ。波平、そのイグアナを死んでいるかと思って、ブラシで突いてみると、イクアナは暴れだして、波平ビックリ。中島と映画を見ていたカツオが帰ってくると、波平は当然、文句を言う。そのイグアナ、玩具だったのだ。背中を押すと、動き出す玩具で、本物そっくり。罰として、一週間の風呂掃除。裏のおばあちゃんが腰を痛めたというので、裏のおじいちゃんの代わりに、カツオが風呂掃除。さら湯が年寄りは毒だと言いながら、カツオに一番風呂に入れるおじいちゃん。今までは誰が一番風呂に入っていたのだろうか。おばあちゃん? 疑問である。カツオ、すき焼きらしき鍋までご馳走になる。カツオがお風呂はいつでも入りにきますからと言うと、おばあちゃん「そうしてくれると助かる」と言うが、もしかすると、おじいちゃん、おばあちゃんを先に一番風呂に入れているのでは… 波平に一番風呂は年寄りには毒だと忠告すると、波平「わしはそんなに歳でない」とお怒り。カツオ、風呂掃除をしている時に、クレンザーを風呂桶に落とし、それをくすり湯と称して、なんとか誤魔化すが、今度は風景画を描いた絵の具を風呂桶に落とし、水虫に効くというが、これには波平は気づく。バカモノ、裏のおじいちゃんの家まで届く波平の怒鳴り声。昔は家族を怒鳴っていた裏のおじいちゃん、たまには怒鳴ってみたいと… おばあちゃん、それをサザエに言ったものだから、今度は悪いことをしたら、波平ではなく、おじいちゃんに叱ってもらう事にする。カツオ、叱られたくないものだから真面目にするのだが… 神経痛にきくと書かれた紙は、実は31点の答案用紙。みっともないから、おじいちゃんには、叱らせたくないと、風呂掃除延長一週間となってしまう。

『わが町の灯台』
波平、お年寄りの荷物を持ってあげたのは良いのだが、バス停まで走って、しかも、乗り遅れそうになっていたので、一緒に関係のないバスに乗ってしまう。慌ててバスを降りたので、どこだが分からなくなった。でも、落ち着いて、周りを見渡すと、お風呂屋・松乃湯のエントツがあり、帰る道が分かったらしい。タラが波平から貰った方位磁石を、カツオが利用して、「この方向が素敵なお店に案内してくれる」と言って、サザエにあんみつをおごられる。伊佐坂先生の講演会(1月30日 主催○×出版社)がある。この○×出版社がノリスケの会社らしい。会場は、新しく出来た区民ホール。わかりづらい場所にあるらしい。カツオに言わせれば、うちの大人は皆、方向音痴らしいと言うが。サザエ・マスオ・波平とで、区民ホールに行くが、交番のお巡りさんに道を聞いたにもかかわらず、また同じ道に来てしまう。町の灯台のお風呂屋のエントツを見つけて、そこからスタートさせるが、波平は足が棒になってしまうし、時間もなくなるし… バスで行くことになる。伊佐坂先生も道に迷って、ノリスケをソワソワさせる。帰りは、わが町の灯台のエントツを頼りに帰ってくる。

『わが家の福は内』
磯野家で一番、節分を楽しみにしているのは、波平。マスオ、張り切って、鬼の面を書くのだが、人の良さそうな鬼になってしまう。書き直すのだが、今度は迫力ある鬼。実はサザエが口を広げて恐い表情をしていたのをモデルに使ったのだが… イクラがノリスケが帰ってくるのが、待ちきれずに、もう豆まきして、タイコさんを困らせる。波平の会社の帰り道、どこかのおじいさんが倒れていた。おじさん「服はうちです。鬼(その人奥さん)も内です」と。マスオが鬼、磯野家でも波平がしきって、豆まきが始まる。イクラも昼間から散々やっていたので、豆まきがうまくなっている。定番だけど、鬼だと思って、鬼は外とまいていると、実は泥棒。サザエが慌てて、警察に電話するのがオチ。


1月23日
『タラちゃん通です』
いつもより美味しいそば屋で波平とタラが盛りそばを食べる。タラはそば湯をミルクコーヒーみたい言い、飲むと「美味しい」と言う。波平「そば湯の味が分かるタラちゃんは通だな」と。それで、タラは通に。タイコさんの家の出前までも盛りそばを食べて、そば湯を飲みたいという。出前にはついていないのに。タラ、そば湯が飲みたいから、盛りそばを頼んだらしい。サザエ、タラが使っていた汁にお湯を入れて「そば湯」ですと言って、タラに飲ませると、タラは「味も色も違う」と。波平とタラ、風呂に入り、波平はタラにウナギを食べに行こう言う。ウナギには、養殖と天然がある事を教わる。これが、まさかマスオの悲劇につながるとは… マスオとサザエ、タラでデパートの食堂でご飯を食べようとすると、タラはウナギを注文。マスオが「今度にして」というのに、強引にウナギ。しかも、大声で「これは養殖です」とまで言ってのけるとは… 波平、カツオ・ワカメと一緒にハンバーガーショップに行ったらしい。ところが、波平は、手は汚すし、こぼすし… 波平「子供は無理して通になる事は無い」と、タラの通をたしなめる。数日後、タラが玉露を飲んで眠れずに、サザエに15冊の絵本を読ませるのがオチ。

『こういう者です』
ワカメが子供の頃、徳大寺さんが家に訪れて、ワカメに「こういう者です」と名刺を差し出す。ワカメ、字が読めないから、徳大寺さんの事を「こういう者ですさん」と呼んでしまう。それ以来、徳大寺さんの事を家では、こういう者ささんという事になったらしい。カツオ、名刺を持ちたいと花沢さんに言っていたらしい。それで、花沢さん、カツオの名刺をプレゼントする。花沢さんの知り合いの印刷屋でサービスに作ってもらったらしい。花沢さんも一枚だけ作ったのだけど、これが磯野花子… だって、将来そういう事になるんじゃないかとだって。二人の秘密というが… カツオの名刺を落としてしまう。先生の所に、電話が掛かってくる。先生の言い訳に「迷子札のつもりで」と苦しい。ところで、花沢さんから花沢さんの名刺をカツオが受け取り、それを秘密の場所に隠す。タラ、ちゃっかり見つけるんだけど、カツオが言う秘密の場所とは、机の裏に名刺をテープで貼ってあるだけ…

『今夜はお鍋』
フネ、サザエが「ご馳走です」「すき焼きよ」と言うと、カツオ・マスオがベルトを取って「食べるぞ」というのがオープニング。波平、一緒に飲んだ人から、お店の味を真似して寄せ鍋を作り、親父の株が上がったと聞いて、波平、俄然とやる気に。若い頃は自炊して、料理には自信があると。波平、フネから割烹着を着せてもらい、作り始めるのだが、「生姜のしぼり汁」「塩」「こぼした、拭いて」「土鍋の用意」「野菜」「かあさん、コンブ」と何か指示しているような… しまいには「消毒薬、脱脂綿、包帯」と指を怪我してしまう。フネ「手間がかかるから辞めていただきたい」と。最後の味付けだけをやる。泥棒も仕事を辞めさせるような美味しかったようだ


1月16日
『出世の花道』
マスオと波平、飲みながら「わしらに社長をやらせたら」と大盛り上がり。フネ「もう一本持っていたら、もっと偉くなるわよ」と言って、サザエにお銚子を持って行かせると、波平「わしに総理大臣をやらせれば…」と、オープニングから可笑しかった。友達が塾や宿題で家に帰るのに、カツオはオヤツの時間だからと家に帰る。そんなカツオに波平は説教する。「せめて、親を越えるぐらいでないと」と波平は言うが、カツオは「簡単に越えられるよ」と。勿論、波平のバカモン。本気で怒り、立ち上がって殴り掛かっていく勢い。中島が言うように、宿題を気にしないのは、花沢さんとカツオぐらいだという。カツオはそんな言葉に不服みたいだが、本当そうかも。花沢さん、カツオに花沢不動産を継いで欲しい願う。カツオなら今の店を、大会社・花沢不動産のビルを建てられるような出世すると期待。オチは、工事現場の人が休憩中に、総理大臣の任期について語っていたのだが、一人が「誰がやっても、あんなもんじゃないか」というのを聞いて、カツオ、酒も飲まないのに、総理大臣になると宣言して、波平がカツオの熱をはかり、フネが病院の先生をつれてくるのがオチ。

『父さんは趣味の人』
波平、焼き鳥屋で隣り合わせた長老の夏野さんから趣味の弓道の道具を譲り受ける。が、波平は「結構な趣味だと褒めた」だけなのに、興味があると勘違いしたようだ。カツオ、その弓矢をサザエやフネに知られないように、物置に隠すのだが、なぜか、タラが見つける。あやうく、カツオはすぐに隠しなおすのだが… 夏野さん、波平に弓道をご教授したいというのを、波平は結婚式があるからと断る。波平の趣味、尺八、キヨモト、陶芸、果ては、バイクのカタログを集めたりして、あまり趣味が長続きしない。偶然焼き鳥屋で会う夏野さんに、波平が言ったとっさの嘘、フネが病気だと言ったら、漢方薬を持ってきたりする。その焼き鳥屋で、マスオが夏野さんに会うと、マスオには三味線、ノリスケには鉄道模型をやらないかと誘う。勧誘魔… 実は趣味が高じて、奥さんに逃げられたようだ。夏野さんの家には、剣道、柔道、鉄道模型、怪しいビン詰めされたモノ等の趣味のモノがいっぱい。それで、波平に、弓矢をあげたようだ。カツオには、竹刀をあげていたけど…

『子どもは風の子』
「子供は風の子」をタラは相変わらずの勘違いで「ボクはパパとママの子供だ」と。伊佐坂先生、寒がりにも程があり、ハチの散歩にマフラーに外套、マスクをして外に出てゆく… カツオ、波平が子供の頃は押しくらまんじゅうをして身体を暖めたというので、カツオは中島達と押しくらまんじゅうをやっている夢を見る。







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