悪  行  心  理


 悪い事をする奴は心理的に三通りに分類される。
 第一は『こんな事をやっても誰も気づかない。正直者は馬鹿をみろ』心理。
 エリート官僚にありがちな心理だ。
 高度な公務員試験を突破し、ノホホーンとして庶民から何だかんだと理由をつけて難しい経済用語・政治用語を並べて、庶民の頭を混乱しとけば、税金もいつかは懐に入ってゆくのだ。
 また、馬鹿な庶民が金を持っていても、猫に小判、宝の持ち腐れ、ワシが有効的に使ってやろうと、宴会チャラチャラ心理。
 馬鹿は騙されている事すら、気づかない。
 第二は『もう駄目だ。問題解決には、これしかない。死にもの狂い』心理。
 借金地獄で銀行強盗する心理だ。
 警察に捕まるのがわかっているのに、無計画ゆえに、すぐご用。
 それなら最初から銀行を襲う前に、警察に行けばいのに。
 あと、性的我慢できない症候群もこれに入る。
 学校の先生、獲物はすぐ目の前にいるのに、聖職というオリから出られずに、我慢できずに職権乱用。
 女子高校生が格好の当て馬状態。
 第三に『俺は馬鹿だもーん』心理。
 本当の馬鹿は、自分の事を馬鹿とは思っていないので始末におえない。
 馬鹿は馬鹿らしく静かに棺桶の中に入っていればいのに。
 でしゃばれば人の迷惑をかける。
 また、酔っ払いの不言実行ほど怖いものはないが、これについては、余り述べられない。
 類は友を呼ぶと言うが、刑務所に悪い事をする人ばかり集めたら、折角、善人になろうとする人も、悪い奴らの考えに凝り塊り、刑務所から出てきても前科を重ねる。
 また最近の低俗番組のニュース報道、PTAも文句の出ない程の、悪行報道には少年・少女も真似する陳列悪行サンプル。
 低俗性が出るほど、ニュースもおもろしろくなるという。



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