ラ ン ナ ー と ゴ ミ


ある人のプログを読んで気持ち悪くなっていた。
これを読んだのは、沖縄にいた頃…

別にそれを書いた人の事を悪く言うつもりはないが、それを読んで、自分が素直に思ったことを書こう思う。
それでは、その人のプログの全文を書いておこう。

『超暴言吐きまくり注意報 きょうバイト行く時、道に人がいっぱいいた 「あ、きょう那覇マラソンか」歩く人たちの背中のセ゛ッケンでわかった いつもより賑やかな道 いつもより汚い道 いつも歩く道は、ペットボトルや缶、紙コッフ゜でいっぱいだった ゴミを捨てた人は一目瞭然、那覇マラソンのランナー 別におまえらが勝手に走ろうが、勝手に飲み物買おうがうちがどーこー言う事じゃないよ だけどさ、自分が出したゴミも片付けきれん訳? そんなに幼稚な人が走るもんなの、那覇マラソンって 別にうち、『趣味は週末にあるボランティアです、人に優しくする事がすきで、人の為なら自分は死ねます』って言ってる訳じゃない そこまでやれと言ってる訳じゃない なんで自分のやった事に責任を取れんの?って話 地球はゴミ箱かばかちん そんな事思ってたら、前を歩くおばあちゃんが缶でつまづいた 急いで駆け寄って「大丈夫ですか?」って声かけた 「あはは‥もう歳だからね、足がもつれて大変だよ」 おばあちゃんは笑って言った でもそれ、おばあちゃんのせいじゃないよ そこに 缶を捨てた人のせいだよ 本当に死ねと思った 那覇マラソンなんてなくなっちまえと思った 人に嫌気がさした  そしたら自分も人ってことに嫌気がさした 苛々は募る一方 更にいちいち人に干渉してくるやつもいる おまえらに知った事じゃないだろ、話かけんな 是非とも死んでしまえ うちの脳内ではおまえら確実6回死んでるな 是非とも死んでしまえ そんな日は誰にも関わりたくないです 八つ当たりしてしまいそうで嫌です でも、そんな日は人の優しさが目に染みます 人の優しさに触れたくなります 八つ当たりしそうだけどね あぁ"ー矛盾ばっか!』

これを読んで、最初に思ったのは、この人は全く走っていない人だな〜と思った。

自分も、紙コップを路上に捨てている人間…
でも、紙コップを捨てても、ボランティアの人から拾ってもらえるという信頼感から道路に捨てていると思う。
人が拾ってくれるから、捨てているという変な主張だけど…

そりゃあ、ゴミ箱やビニール袋があれば、その中に捨てるけど、走りながら、水分補給して、ゴミ箱に捨てる一連の当たり前の行為が、かなり難しくい。
せめて、他のランナーに邪魔にならないようにと捨てている。
そのプログにあるように、空き缶はランナーは残念ながら捨ててはいない。
走りながら缶は飲み辛いし、もし、飲んでも他のランナーを気にして、捨てられないと思う。
本当のランナーなら、ということだけど。
ランナーとは、自分の事より、他人の事を考える人間だと思う。

世の中には、吸殻を平気で捨てている人間、空き缶を車から投げ捨てる人間が多い。
そういう人達の仕業を、ランナーのせいにするのも、何かおかしい。

走ってみれば、どれだけ苦しいか、わかるはず。

本当は自分のせいなのに、人のせいにする人達が多い。
このプログにしても、空き缶一つを拾おうとする精神さえあれば、おばぁちやんも転ばずにすんだかも。
自分では何もせずに、言葉だけで、何もかも偏見で人のせいにするというのも、何か、おかしくないか…

走りはじめてから感じていることだけど、色々な事に感謝している。
走っている道路、そよ風、前から来る人が横に避けてくれたり…
普段、何も感じないことでも、走りはじめて、初めてきづく…
自分が走れているのは、誰かの「おかげ」があるからなのだ。
チリ一つ落ちていない道路、どれだけ走り易いか…

感謝しながら走っていると書いたけど…

ボランティアへの感謝の気持ちを表すには、完走しかない。
でも、完走を意識するために、救急車のお世話になってしまうには、やぶへび…
とにかく、完走頑張って欲しい。

マラソンをやり始めて、大会に参加するように、色々な人に感謝したいような…
感謝…
感謝を形にするには、難しい。

自分にできる事は、仕事も頑張る事ではないか…
社会貢献という意味では、一番、貢献しやすい。

色々な人からの声援をもらって、ボランティアの人から助けてもらい、そういう人達に何とか、お返しするために、仕事を頑張る。

別にたいしたことをやっているわけでないが、ほんの少しの心がけ次第で、何かが変わりそうな気もする。



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