爆死


バラバラになっていた

半分焼け焦げた肉片が飛び散り

口と鼻の一部が瓦礫に残り

顔から剥がれ出た眼球が転がり

原型をとどめていない顔部が

逆さまになって、ひしゃげている

大きな衝撃に肉体自体が驚いたように

手足がバラバラにのたうち回る

皮膚から血肉が流れ出し

魂も衝撃の音の余韻に導かれるように

肉体から飛び出していった









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