俺は、薄暗い闇の中を駆けていた。 もうすぐ、運命の人と会える。 俺は彼女の元へと向かっているのだ。 着実に彼女に近づいていると直感している。 もうすぐだ。 もうすぐ会える。 太陽の光りは闇に明かりを灯したようだ。 彼女の姿を照らしている。 美しい。 こんな美しい人をはじめて見た。 俺は彼女の名前を聞いてみた。「地球です」 そして、俺の名前を言う。「俺はハレー彗星だ」 その瞬間。俺達は結ばれた。 永遠に。 粉々になって。えすえふ少説に戻る